先生、二人きりになってしまいましたね

トリニティの権力者の会議ですのに皆さん『欠席』されてしまうとは困りましたね
事前に連絡があったミネ団長や病弱なセイアさんは仕方ないとしてもナギサさんまで『あんなこと』になってしまうとは……

会議もままならないのでまた後日改めて行いましょう。せっかくですので、二人でカラオケでも行きませんか？

セイアさんはある場所に『頭を突っ込んだ』せいで来れなくなったみたいですよ

「ネルが通れて私が通れないはずないだろう」と意気揚々と壁の穴に体を突っ込んで抜けなくなったそうです…

ネルさんに救出されたあと「どうやら胸がつかえてしまったようだ」と発言した直後『転倒』なさったようでたんこぶを二つ作ったそうです

引っかかったの尻尾だろこのフラットフォックス

セイアちゃん…どうして煽るの…
というかセイアちゃんもネルパイ並みでしょうが！

サクラコ様先生とノリノリでカラオケ歌いそう

ナギサさんは『喉が焼かれた』ので来れないそうです

庶民が飲むという炭酸飲料、妖怪MAXを一気飲みしてむせたあと、口直しにお茶を飲もうとして、誤って手に取ったのが唐辛子梅茶だったとか

声が出ないため、今日はお休みとのことです

ミカさんは奉仕作業中に『熊に襲われた』そうです

…ええと、先生が心配されることはありません。命別状はありません。今は檻に入れられていますが、後日山に返す方針のようです

ああ、ミカさんは無事ですよ。ちょっと深爪してしまったのでお休みだそうです

ミネ団長は…まあいいでしょう……

それよりも先生とのカラオケとは楽しみです！
二人で歌える曲などいかがでしょうか？

セイア様が『転倒』なされ、ナギサ様が『喉を焼かれ』、ミカ様が『熊に襲われた』……

全てはサクラコ様の御心のままに。トリニティの統一目前ですわね！

>>6

無事でよかったな熊さん

男女二人で入るとカラオケはこのような席を案内されるのですね……

先生、お隣に座ってもいいでしょうか？

このハート型のクッションなど可愛いですね

せんせ、わっぴ〜♡

……どうでしょうか、このようなこと私に似合うでしょうか？

これはどうしたものでしょうか？

飲み物を頼んだら大きいものが一つだけ来ましたね…

ストローが二つ付いているようですがもしかして二人で飲むためのものなのでしょうか？

先生がお嫌でしたら、変えてもらいましょうか？

……では二人で飲むことにしましょう！

ミネ団長の救護活動により電車がなくなってしまうとは…困りましたね。寮の門限に間に合わないみたいです

仕方ありません。マリーに連絡して今日は外泊することにしましょう

そんな…カラオケに付き合っていただいただけでなく夕飯までご一緒するのは罰が当たります

いえ、前から気になっていることは先生にお伝えしていますが…このようものを食べる機会はあまりありませんので

いいえ、先生のお誘いなら喜んで

大盛りのラーメンを食べるなんて初めてです！

シャーレの仮眠室が『停電』になってしまうとは…

なんとも『不運』が続きますね。後は寝るだけですので私は構いませんよ

電子ロックがかかったままになってしまったので先生も出られないんですか？

そんなことが！どうしましょうか…出る方法は？

いえ、先生が隣で寝ていても私は不安には思いませんがっ！！

あの、団長の救護で電車が無くなったって物理？

>>9

しかし　敵戦力を見誤るその感覚で野生で生きれるのだろうか？

先生、まるで世界で二人きりみたいですね
窓の外、遠くの方に明るい街並みが見えます
それは、星空のようにきらめいていて……とても素敵ですね

先生は寒くないでしょうか？
停電のせいで、暖房も使えなくなってしまいました
よろしければ、もう少しお近くに行ってもよろしいでしょうか？

うお、急に湿度が

窓ガラスが曇って部屋の中が見えなくなる演出が入りそう

二人ともブルーアーカイブ！するんだ！！

こうして先生の鼓動が聞こえるくらい近い距離にいるのは……なんというか、気恥ずかしいと、普段なら思うかもしれません。

けれど、この暗い部屋で高鳴る心臓の音は、先生のものしか聞こえませんよね

これで、先生を暖めることができるでしょうか

先生のお体は、男性らしくて少しごつごつしています

だからでしょうか、触れていると、私の体まで火照ってしまいますね

お互いの息遣いが聞こえる距離……先生の胸も、高鳴っているのでしょうか

私は……自分の鼓動の音しか、聞こえませんが……

二人きりの仮眠室。停電はまだ直らないようだ
どちらともなく二人はたどたどしく口づけを交わした。お互いの熱が暗い部屋の中で高まってしまったのだろう
暗闇の中で二人は手を伸ばし、お互いの体を確かめあった
触覚のみが頼りの二人はお互いの服を脱がせ合う

仮眠室の窓は二人の熱気で曇る
この部屋だけが、時間から切り離されたように感じられた

ナギサ編

先生、今日は二人きりのようですね

セイアさんやミカさんが欠席するのは仕方ないこととはいえ、ミネ団長が重大な救護があると言って席を外すなんて……

そしてサクラコさんは、紅茶を入れ替えられてしまい、唐辛子梅茶を飲んでしまいました

サクラコさんに危険な紅茶を飲ませた犯人については、いまだに分かっていません

ですが、コーヒーハウスと名乗る謎の集団の存在を耳にしました

この犯人はいずれ見つけ出すとしても、今回の会議でお出しするはずだった紅茶にも、すでに何かが紛れ込んでいたのです

先生もまた、狙われていると考えてよいでしょう

セーフハウスにご案内します。……どうぞ、こちらへ

こちらは、ボロアパートに偽装したセーフハウスです

見た目こそ少し古びていますが、内部は床暖房と空調を完備しています

Wi-Fiも、できるだけ高速なものを用意しました

今夜は先生にも、ここでお過ごしいただきます

……周囲の目を避けるために、「新婚夫婦が引っ越してきた」という設定で振る舞うのはどうでしょうか？

「あなた、ここが新しい家だそうですよ。前の家よりも少々手狭ですが……」

「二人きりになれましたね」

「お金がなくても、二人きりならなんとかなる。そう思いませんか？」

やめなよ、ナギちゃん！

一万歩譲って新築のボロアパートに隠れるのはいいとして、わざわざ先生と夫婦プレイする必要まではないでしょ！？

「お料理を作ってみました。……どうでしょうか？　あなたのお口に合いますか？」

「ご飯、味噌汁、焼き魚。それに小鉢です」

「これでも、花嫁修行はしっかりしているんです」

「よろしければ……夫婦らしいことを……」

あーん。先生、恥ずかしいので口を開けていただけると助かるのですが……

このようなことをするのが、夫婦だと聞いたことがありますので

「あなた……お風呂の湯加減はどうでしょうか？　せっかくですし……」

……なんですか？　急な連絡以外はしないように伝えたはずですが？

ミネ団長が複線ドリフトを決めたせいで電車が運休？

なんでそんなことに……！？　明日、対策しますから、今はやめておきましょう

「あなた……せっかくですし、お背中を流しましょうか？　いえ、これは夫婦なら当然のことですから……」

……セイアさん、用件はなんですか？　手短にお願いします

えっ、これからD.U.区で停電を起こす？　先生が巻き込まれるかもしれないから連絡しろと？

先生はこちらにいますので、問題はありません

「えっと……あなた、それで……」

……もう上がるから退いてほしい、ですか？

し、仕方ありませんね

先生、どうやらこの新築のボロアパートには、お布団が一つしかなかったようです

これは先生に使っていただいて、私はソファで休むことにしますね

……ですが、同衾したくないと言えば、嘘になるでしょう

せっかく「夫婦」という設定でこちらに泊まるのですから

せめて、もう少しだけ……

夫婦を演じてもらえないでしょうか？

「あなた……このアパートは、すきま風がひどいですね。もう少し近くに来ていただけませんか？」

「夫婦なのですから、これくらい当然でしょう。昼間は『お金がなくても大丈夫』と思っていましたが……夜になると、不安になるものです」

「本当に二人きりなのですね。この狭い部屋に、たった二人きり。使用人も、もういません」

「寂しい思いはさせないでください。私には、もうあなたしかいないのですから」

「あなた……愛しています」

攻めにかかったナギサ様はやっぱり強いな。
先生もたしなめたりしていないしGo！Go！

ミネ団長このルートでもなにしとんねん

新築ボロアパートとかいう金持ちの道楽……どっから広まったやら

「せっかくですので、実家からこっそりと持ってきたこのネグリジェに着替えさせてください。

きっと、もうこんな衣装を着る機会はないでしょうから」

「……どうでしょうか？　あなたと共に眠ることになれば、これを着ようと思っていました」

綺麗？ありがとうございます、先生。

えっと……そんなにマジマジと見られると、少し恥ずかしいのですが……

二人だけのセーフハウス。観客もいないまま、夫婦の演技を続けた
事件の解決など、他の人に任せておけばいい。本来、座ったまま報告を受ければいい立場なのだから
ボロアパートに偽装された最新鋭の設備のように、二人は夫婦という皮をかぶり続けた

セーフハウスから漏れる音はない
二人きりの世界は、誰からも知られることはなかった

ミカ編

先生、二人きりで会議なんて……何を話せばいいんだろうね

セイアちゃんはネルさんを連れてスパイごっこ、ミネ団長は医療品を売りさばく悪者の救護でいないし

ナギちゃんとサクラコは、唐辛子梅茶を飲んじゃって声が出ないんだって

……こんな会議室にいたって仕方ないよ。先生、一緒にトリニティを見て回ろう！

先生、聖堂が騒がしいみたいだね

えっ、コーヒーハウスのメンバーが捕まった？

へえ……高級紅茶を入れ替えて、唐辛子梅茶にした犯人なんだ

シスターフッドの長が、爪を剥ぐように指示を出しているみたいだね

本当なら何やってるの、歌住サクラコ……

ナギちゃんを苦しめた犯人なら、そんな目にあっても仕方ないと思う

――だけど、だけどだよ！

どう見てもサクラコちゃんは、止めようとしているんだよね！

しょうがないなぁ……

ハスミちゃんやイチカちゃんも困っているし、止めに入ろうかな

コーヒーハウスの人たちの話では、紅茶風呂に使うはずだった茶葉と高級茶葉を入れ替えただけらしいね

そういえば、セイアちゃんが「紅茶を納品する業者がどうたら」って言っていたような気がするな

……ということは、紅茶風呂用の業者が納品したのが唐辛子梅茶だったってことかな？

それを入れ替えたのがコーヒーハウスだとするなら、なぜナギちゃんとサクラコちゃんが喉を焼かれたのかも説明できるね

セイアちゃんが追っているなら、わざわざ調査することもないかな？

そういえば、今朝熊に遭遇しちゃったんだよね。森の方で何かあったのかもしれないね

……怪我？　いや、それぐらい私は平気だよ！

先生ったら心配性だなぁ……もう……

指を少し切っただけなんだから。ちゃんと手当てもしたんだよ

包帯……巻き直してくれるの？

じゃーん！ キャンピングミカだよ！

自分では結構似合ってると思うんだ。どう？ 厚着の女の子！

やっぱり森の方に行くには、これぐらいの装備が必要だよね

熊の心配はしなくていいよ、私が追い払えるから！

今朝だって銃があれば、木の枝で指を切ることも……

あっ、今のなし！ 聞かなかったことにしてね！

コワイヨー！クマガコワイヨー！

……先生、なんでそんなに苦笑いしてるの？

これでも乙女なんだよ！

それでね、森の方に入っていく怪しげな人を見たって話がいくつかあるんだ。

何をしているのか調べようと思うんだよね。

セイアちゃんやミネ団長ばっかり活躍してるし、私も負けていられないよね！

森の中にあったのは、スケバンみたいな無法者の隠れ家だったかぁ……

もぬけの殻っていうのが気になるね

ミレニアムの発明品らしきものがいくつか転がっているけれど、全部医療品関係のものだね

そういえば泥棒が入ったって聞いたような……

これ、この破かれた袋。残った粉末は無臭だけど無臭だけれど化学式はカプサイシン。トウガラシチンキってことだよね。結構な量があったんじゃないかな。どこに行ったんだろう？

熊が街の方に行ったのは……スケバンたちがわけもわからずこの袋を開けて、ばら撒いたからかなぁ？

一応、正実にも連絡しておくけれど、あんまり収穫はなかったね

こんなキャンプ場近くに隠れ家を作るなんて、堂々としすぎ！見つけてくださいって言ってるようなものじゃん！

帰ろうか。電車の時間もあるし、長居は必要ないよね

ミネ団長が銃撃戦を繰り広げて電車が爆発！？

何やってんの？ここらへん泊まるところないんだよ！！！

先生、キャンプ場が空いていたみたいだね

テントはセイアちゃんのだけれど、貸してもらえたんだ。ちょっとかさばるけれど、必要になるみたいなことを言ってたから、一応持ってきたんだ……

オフシーズンだとかで、人が全然いないみたいだね。焚き火の道具とか椅子は貸してもらえたけれど、食べるものは近くで買えたマシュマロとソーセージしかないし……

うーん……もうちょっとどうにかならなかったかな？準備してから来ればよかった

それにしても、綺麗な星空だね

こんなふうに、この星々を二人で共有できるなんて…ここに来てよかったって思えるかな？

二人きりで焚き火にあたりながら、星を眺める。状況だけなら、けっこういい感じだよね

実際には、この寒空の下で一晩明かさなきゃいけないけれど……先生と一緒でよかった

一人だったら、きっと凍えちゃってたかも

ねえ、映画だったらさ……こういうとき、お互いに暖め合うシーンがあるよね

あっ！ 今のなし！

森の方に調査に行ったから、汗臭いし……シャワーも浴びれてないから、体だってそんなに綺麗なわけじゃないんだよ！

香水の香りだって、もうしなくなっちゃったじゃん！

私は、二人きりで焚き火にあたっているだけで、十分幸せなんだから！

これ以上望んでも……いいのかな？

わーお☆

先生の同意が得られちゃったね

それならさ。もっともっと、幸せが得られることなんて……どうかな？

セイア編

先生、二人きりになってしまったね

今日は先生を交えての会議の予定だったのに、トリニティの首脳部は欠席が多いようだ
もう少し狭い部屋を会議室にすべきだっただろうか……

ナギサは妖怪MAXを飲んで体調を崩し、ミネ団長に救護されたらしい。検査の結果、カフェイン中毒が見つかったそうだ
ミカは熊相手に籠城戦をしているらしい。……いや、正確には「熊に追いかけられていたスケバンたち」に助けを求められたのだとか
ミネ団長とサクラコは、手錠で繋がれたまま鍵を探して校内を走り回っているそうだ

そんなわけで、会議室には私たちだけになってしまった
後日、改めて会議は行うこととしよう

せっかくの機会だ
先生、私たち二人で……ドライブにでも出かけようか

おや、雨が降ってくるとはね……

君と同じ風を感じたいと思っていたのに残念なことだ

予報にはなかったはずなのに――移ろいゆく天候には、やはり勝てないのかもしれない

ふふっ、仕方がない

予定を変更して事件の後始末を続けるとしよう

今回は先生の手を煩わせることなく、すべて終わらせることができたんだ

……まるで、幼子が戦利品を見せびらかすようなことを言ってしまったね

でも、君はきっと…私の言葉を拒まないのだろう？

コーヒーハウスは紅茶風呂の茶葉と飲用の茶葉を入れ替えた

D.U.の紅茶業者は自分たちの紅茶が風呂に使われていることに起こり、唐辛子エキスをバレないように混入させた

スケバン達はミレニアムに泥棒に入り、唐辛子エキスを含む医療品を盗み出した

これらの事実は全てモーニングティーの間に推理したことなんだ。私の勘も中々に優れているのかもしれないね

後は順に対処していくだけだった。なに、ティーパーティーホストならこれぐらい容易いものだよ

事件は事前に解決できたものと思っていたのだが、そううまくはいかなかったよ

ナギサは体調を崩してミネ団長に救護されたものの、疑心暗鬼に陥った彼女は団長に手錠の片方をかけてしまった

そこへお見舞いに訪れたサクラコが現れ、混乱の拍子にもう片方の手錠が彼女の手首に繋がってしまったらしい

一方その隠れ家では、スケバンたちが意味もなく袋を破ることをしなかった

結果として、袋に入っていたカプサイシン、熊除けの効果を持つ刺激物が撒かれず、熊が隠れ家を襲撃した

ミカはその騒動に巻き込まれてしまったんだ

最善の結果を目指したはずなのに、結局会議室にたどり着けたのは私一人だけだった

……先生を独占できたのは、ある意味最善の結果だったのかもしれないがね

>>61

なんと！私が事件を全部解決した！！今回に限り！！！

帰りは送っていこう

D.U.までなら車ですぐだ

停電で通行止めだそうだ…

誰がやったんだろうね……

泊まっていけと？

……ふふっ、君の誘いなら仕方ないね

いいだろう。君のおかげで万全なんだ。病弱というイメージは今夜なくなるだろうね

おはよう……

悪くない気分だね。見知らぬ部屋で目を覚ますのは……

君が自室の天井のシミを数えている内に終わるかと思ったのだが……

どうやらこの部屋の天井は驚くほど無垢なようだ

さて、昨晩私は連絡せずに外泊をしてしまった

通知がいくつも来ている……困ったものだね

いずれ説明を求められるだろうから、少しばかり「辻褄」を整えておくとしよう

君にも、少しだけ協力してもらえると助かる

なに、真相を知っているのは私たち二人きりなのだから