【閲注TRPG】異界の笛×PC真人、陀艮、漏瑚　part2

【閲注TRPG】異界の笛×PC真人、陀艮、漏瑚

真人、陀艮、漏瑚をPCとして回すクトゥルフ神話TRPGスレです！
今回は継続探索者を使うので、通過シナリオである「狂気山脈〜邪神の山嶺〜」「ニャルットモンスター」「這い寄る混沌と夏祭り」「未知なる山嶺を夢に求めて」「夏祭りの屋台でニャルがりんご飴売ってるんだが」「探索者『朝起きたらKPCが女体化してた上モテモテだったしなんかとりあえずめっちゃかわいい』」 のネタバレを含む可能性があります。ご注意ください。
進行に関しては、スレ民の皆さんにダイスを振ってもらったり、行動を安価で指定してもらう形でやろうと思います
(SAN値の減少量や応急等の回復量および狂気表などの一部のダイスはKPがふります)

使用するルルブ、シナリオ

クトゥルフ神話　ＴＲＰＧライトノベル「クトゥルフ神話　ＴＲＰＧ」のあらすじ、最新情報をKADOKAWA公式サイトより。シリーズ累計70万部突破！www.kadokawa.co.jp

Tタリオン様制作:異界の笛(リンクはシナリオ配布動画)

【クトゥルフ神話TRPG】異界の笛　シナリオ解説(配布？)　前編　クトゥルフ神話ゆっくり

探索者キャラシ

真人

iachara.com

陀艮

iachara.com

漏瑚

iachara.com

これまでに建てたスレ

今までに立てたスレ | Writening狂気山脈×呪霊組 https://bbs.animanch.com/board/4682036/ https://bbs.animanch.com/board/4700547/ https://bbs.animanch.com/board/4726127/ https://bbs.animanch.com/board/4774160/ https://bbs.animan…writening.net

注意事項

・真人と羂索が同居している設定になっています(CP要素なし)

・Tタリオン様制作「異界の笛」の大幅な改変が含まれます。

・ロスト率が極めて高いシナリオになっています。

あと今回は回すのに集中するため挿絵少なめです。

フードを被った3人組が鍵をこじ開け、チェーンを無理矢理切って家の中に入っていく。そのタイミングで漏瑚と陀艮の2人は脹相の家の敷地から出ていく。少し足音を立ててしまったが、幸い気づかれなかったようだ。

漏瑚「なんとか見つからずに逃げられたな。さて、これからどうするか…」

陀艮「ひとまず真人と合流したいな。日記や写真について意見を聞きたい」

そんな時、2人の近くに一台の車が停まる。運転席と助手席に人影がある。
運転席に座っていたのは見知らぬ男性。そして、助手席に座っていたのは真人だった。

真人「あれ、もしかしてもう解決しちゃった感じ？」

漏瑚「真人！ちょうど良い所に来たな。隣にいるのは誰だ？」

赤金「今、詳しい話をする時間はない。移動しながら話すから、ひとまず乗ってくれ」

2人は赤金に促されるまま、車に乗り込んだ。

移動中、赤金は自身が脹相の件を担当している警部であること、2人が先ほど出会ったフード集団を追っていることを話した。

少し遠回りしつつも、車は墓地洞窟へと辿り着く。赤金の先導で洞窟の中へ入っていく。
暗い洞窟内を灯りを使いながらしばらく歩く。やがて先頭を歩く赤金の足音が止まる。空洞内のとある大きな岩に彼の腕輪をかざすと、岩は半透明の状態になり、貫通して通れるようになった。

陀艮「…どういう仕組みだ？」

赤金「企業秘密だ」

岩を通り抜けた先は大きな空洞となっており、そこには薄暗く巨大な空間には似つかわしくない一般的で質素な机と、6つの椅子が用意されている。

羂索「おや、戻ったみたいだね」

悠仁「2人とも、おかえり。そっちの2人は初めまして。俺は虎杖悠仁の体を使っているイス人だよ」

漏瑚「イス人というのは何だ？」

羂索「簡単に言うと、この世で最も優れたテクノロジーを持つタイムトラベラーだよ。よく旅行先の時代の人間と精神交換をしているイメージだね」

赤金「詳しいな。同胞に会ったことがあるのか？」

羂索「無いよ。でも、君たち結構有名だからね」

陀艮「しかし、こうも簡単に悠仁が見つかるとは思わなかったな」

真人「ね。俺もびっくりしちゃった」

悠仁「ひとまず、座ってもらってもいいかな。これから重要な話するから」

全員が着席したのを見て、彼は話し始める。

悠仁「君たちをここに集めたのは、俺たちの『とある計画』に協力して欲しいからなんだ」

悠仁「その計画は…世界を救うことだよ」

あまりにも突拍子のない内容だった。

悠仁「順を追って話すよ。そうだね、まず、なぜこの時代に来たのかから話そうか」

悠仁「元々この時代の地球には何の用も無かった。だけど、我々の種族の重要拠点となる場所が同じ銀河内に存在していたんだ。イス人にとって貴重なものも、そこには格納、収集されてきた」

悠仁「俺や赤金はその次元に肉体がある。……そして、ある日とんでもない事件が起こった。」

悠仁「元々俺達は時間の仕組みを完全に理解し、歴史すら操れる種だ。本当の意味で、いつ、どこで、何が起こるのか全てわかる……本来ならね」

悠仁「だけど、ある日何の前触れも無く『アザトース』が召喚された。人間でいう『その日のうち』に銀河系の全てが侵食され、当然拠点も破壊された。なんでこれが予測できなかったのかは今でも分かってない」

悠仁「あ、えっと…アザトースって何かわかる？」

真人「起こしたら世界が滅ぶんだっけ」

悠仁「そうそう。合ってるよ」

悠仁「それで、急いで召喚を止めるためにできる限り多くのイス人を過去に、そして地球の近くに送ったけど、アザトースの絶大なエネルギーに阻害されて、任務遂行可能な時空に辿り着いたのは俺と、赤金と、あともう1人だけ。しかもその1人とはどういう訳か連絡が取れなくなっている」

悠仁「ハッキリ言って人手が足りていない……お願いだ。俺達のアザトースの召喚を阻止する計画を手伝ってくれ！」

イス人達に協力しますか？また、彼らに聞きたいことはありますか？

陀艮「世界の危機か…にわかには信じられんが、それが本当だとすれば、協力しないわけにはいかないな」

漏瑚「無論、儂も協力しよう」

真人「俺も！」

皆の意見がイス人に協力しようという方向で固まる中…

羂索「あ、私は協力しないよ」

赤金「な…！世界の存亡がかかっているんだぞ！何故協力しない！？」

羂索「全部知ってるからだよ。お父様を召喚しようとしているのは何者か、その存在がどこにいるのか……そう、全部ね」

羂索「私が協力したら、事件がすぐに解決してしまう。そんなの、面白くないだろう？」

赤金「…そんな理由で…！」

悠仁「赤金、あまり彼を刺激しない方がいい。さっきこの人はアザトースを『お父様』と呼んだ。きっと彼も神格…それも、外なる神だ」

赤金は思わず真人の方を見る。

赤金「お前は外なる神と同居してるのか？」

真人「まあ色々ありまして…」

羂索「でもせっかく君たちのアジトに来て話を聞いておいて、全く何もしないっていうのも悪いね。買い出しぐらいならやってあげる」

悠仁「それでも助かるよ。ありがとう」

陀艮「あのフードの集団を追っていると聞いていたが、彼らはアザトースとやらと関係があるのか？」

赤金「関係があるどころの話じゃない。奴らこそがアザトースを信仰し、召喚しようとしている教団の人間だ」

真人「そいつらって、さっき俺がここに連れて来られた時に話してたRIってやつと関係ある？」

悠仁「そっちとは特に関係はないよ。どっちかっていうと、俺の肉体の方が関係してる」

漏瑚「先ほどから気になっていたのだが、何故お主は虎杖悠仁の肉体を使っているのだ？」

悠仁「そっか、それについても話した方がいいか。それは、彼がアザトース召喚における重要な役割を持っていたからだよ」

漏瑚「なるほど、肉体を乗っ取っておかしな行動をできないようにしているということか」

悠仁「でも、調査で判明した彼の役割からして、それだけではアザトースの召喚を止めることはできない。……だからこそ、彼自身も、彼の痕跡も、全て消す必要があったんだ」

真人「そんなのどうやってやるの？無理じゃない？」

悠仁「確かに、人間の技術じゃ無理だろうね。でも、俺達イス人の技術を使えばそれくらいはできるよ」

そう言うと、悠仁は洞窟の少し奥にある、青く光るガラスケースの中に置かれた、一丁の銃を指し示す。

悠仁「あれは、無制限記録消滅銃。あれで撃たれたものは、あらゆる生物の記憶からその存在が消え、撃たれたものがそれまでに残した記録……例えば文字や音声が認識出来なくなる。…と、簡単に言うとこんな感じかな」

陀艮「ん？しかし、脹相は悠仁のことを覚えていたぞ。これはどう言うことだ？」

赤金「それは例外というやつだ。あの銃の影響を受けない存在が2つある」

赤金「1つは、『対象が消滅銃で撃たれた瞬間を目撃した者』、2つ目は『対象と深く関わり、記憶の大部分が対象についての事であるもの』だ」

悠仁「まあ、それ以外だと神格とかなら影響受けないかもね」

そう言って、悠仁はチラリと羂索の方を見やる。

悠仁「んで、それで消されたものを認識できる存在を認識可能個人…Recognizable Individual、通称RIって呼んでるよ。俺や赤金、脹相なんかは虎杖悠仁のRIになるってことだね」

悠仁「今、このRIの存在が問題になっているんだ。これのせいでせっかく隠した記録が見つかったら、また召喚されるだけだ」　

赤金「だから我々はRIを徹底的に調査して捕まえ、協力を要請するように動いていたんだ。脹相以外の兄弟にはここ10か月以内に接触し、すでに我々と協力して、悠仁の存在を秘匿するように呼びかけている」

悠仁「今でも彼らとは連絡を取っているけど、みんな教団に接触されて無いみたいだよ」

悠仁「でも、どういうわけか脹相とはなかなか接触できなかったから、強引だけど逮捕状を出して無理矢理捕まえることにしたんだ」

漏瑚「しかし、逮捕状というのは警察で発行するものではないだろう？どうやって手に入れた？」

羂索「そんなの、適当に裁判官乗っ取っただけでしょ」

悠仁「さすが、よく知っていらっしゃる…」

赤金「しかし、もうここまで来ればもうなりふり構っていられない。虎杖悠仁の存在を公にしてでも脹相を捕まえるべきかも知れない」

悠仁「それは分からない。俺はあの教団について、そして悠仁について、もう少し情報を集めてからでもいいと思う。ハァ…アイツが失踪しなければもうちょい情報集めれたかもしれないのに…」

真人「え〜っと、アイツっていうのは、3人目のイス人のこと？」

悠仁「そうだよ。今は色々機械積んで索敵能力を魔改造したシャンタク鳥に入って情報収集をしてるはずなんだけど、連絡取れないところからして、多分アイツらに見つかっちゃったんだと思う」

ここからさらに聞きたいこと、あるいはしたい行動などはありますか？

誤字があったので修正。回すに当たって色々考えることが多くて大変ですね、コレ。楽しいですけど

陀艮「しかし、何故脹相と接触ができないのだ？すでに協力を要請している弟に連絡させれば、すぐにでも会いに来そうなものだが」

悠仁「最初はそうしたよ。でも、いざ待ち合わせの場所に行ってみたら、周囲に教団の人間が大勢いる、ということが多かった…いや、毎回そんな様子だったから、他の弟達の安全を守るためにもその作戦は取れない、と判断したんだ」

陀艮「そうだったのか」

真人「それと、これは聞いておきたいんだけど、俺らに接触してきたのはRIだと疑っていたから？」

赤金「その通りだ。我々が接触した以外にRIがいたら、そしてその人物が教団の奴らと接触すれば、取り返しのつかないことになるのは目に見えてるからな」

羂索「ねえ、そう言えば2人にはアレはあげなくて良いの？協力してくれるんだよ？」

悠仁「あっ、そうだ！これから俺達と行動するにあたって、危険な目に遭うことも多くなる可能性があるから、これを渡しておくよ」

そういうと、上の方から2丁の銃がゆっくり浮遊しながら降りてくる。

悠仁「それは電撃銃。初心者でも扱いやすいように設計してあるんだ。真人にはもう同じのを渡してあるよ」

電撃銃の性能
成功率｛110-10X｝%、1回につきxd5ダメージ

1ラウンドに1回攻撃。Xは1～10の任意の数。
ターン開始時に〈リロード判定(50％)〉が必要で、失敗でダメージが半分になる。
＊クリティカル、ファンブルは無く、成功か失敗のみとして扱う

悠仁「こんな物しか用意できなくてごめんね」

漏瑚「十分だ。ありがたく使わせてもらおう」

真人「そういや元の悠仁って無事なの？脹相から話聞く限り俺と仲良かったらしいから、一応心配なんだけど」

悠仁「こっちで保護しているよ。全て終わったらちゃんと元に戻すから安心して」

陀艮「アザトースの召喚を阻止するのはどうすれば良いか、目星はついているのか？」

赤金「現在我々が考えているプランは、教団を潰した上で、奴らが持っている魔導書を消滅銃で撃ち抜くことだ。そうすれば、アザトース召喚の術を知る者はいなくなる」

悠仁「ここに来て2年、虎杖悠仁に宿って1年…せっかくここまで来たんだ。しくじるわけにはいかない」

そんな話をしている中、真人は羂索に話しかける。

真人「そういや、俺アザトース退散の呪文知ってるけど、それでなんとかならないのかな？」

羂索「やめときな。あの呪文の成功率は高いものじゃないし、君の魔力量だと退散の為の道を開けるかどうかすら怪しい」(アザトース退散のための道を開くのに必要なMPは20)

真人「教えといて使えないって何？」

羂索「だから使えるようにするために一緒に〈アザトースの呪詛〉も教えたんじゃないか。君1回も使ってないみたいだけど」

羂索「とにかく、あくまでもあれは万が一出会ってしまった時の対処法だ。それに頼り切りになるよりも、召喚しようとしている術者を消す方がよっぽど確実だよ」

漏瑚「ふむ、教団を潰すにしても、教団が所有してる技術や戦力が分かってれば知りたいな。そうすれば襲われた時の対策が立てやすくなるが、その辺りはどうなんだ？」

悠仁「申し訳ないけど、それは俺達も把握してないんだ。教団員の人数ですら定かじゃない」

漏瑚「…では、せめて教団の場所は分からないのか？」

悠仁「……ごめん。分からない」

陀艮「明らかに情報が不足しているな…」

真人「夏油はさっき『全部知ってる』って言ってたけど、その辺の情報も持ってたりしない？」

羂索「え〜それ聞いちゃう？教えないよ？」

真人「チッ」

羂索「チッって…そもそも神格相手に頼み事するのに、生贄も何かしらの取引の材料もないのってまあまあおかしいからね？」

赤金「確証はないが、私はあの教団に我々と同じイス人が関わっているのではないかと考えている。もしそうだとしたら、最初の段階でアザトースの招来を察知出来なかったのかも説明がつくからな」

陀艮「理由を詳しく聞いても良いか？」

赤金「時間の仕組みを把握しているのは、知る限りではイス人のみのはずだ。もし、誰かの意図でアザトース召喚が察知出来なくされていたとすれば、そいつはイス人の可能性が高い」

赤金「人間社会でも、稀に天才的な犯罪者が厳重な警備を潜り抜けて不可能と思われる犯行を完遂させることがあるだろう？同じようなことがイス人の社会でも起こってしまったとしても、なんらおかしくない」

他に聞きたいこと、知りたいことはありますか？
例えば日記の内容とか…

陀艮「そうだ、先程脹相の家に行ったのだが、悠仁の部屋がやたらと殺風景だったのが気になったのだが、それは存在が消えたことによるものなのか？」

悠仁「いや、消滅銃はそこまで効果があるものじゃないよ。消滅銃が消せるのは、撃った対象に関する記録だけ。持ち物に関しては、RI以外には所有者がわからなくなるだけで、物自体はそのまま残るよ」

漏瑚「それともう1つ気になることがあった。脹相の部屋に大量に人探しの道具が大量にあったのだが、どれも半年ほど使われていなかった。なにか心当たりはあるか？」

赤金「半年前か…それならちょうど私が脹相を指名手配し始めた時期と同じだな。おそらく、警察からの追跡から逃れるために、家に帰らなくなった、と言ったところだろう」

悠仁「もし脹相の家から持って来た物があれば見せてもらっても良い？」

陀艮「それなら日記があるな。しかし、ただの単語の寄せ集めにしか見えなくてな」

悠仁「それも消滅銃の効果だね。俺なら読めるよ。見せてくれる？」

陀艮「もちろんだ」

そう言って、陀艮は悠仁に携帯を渡す。悠仁はそれを受け取ると内容を読み上げる。

長いのでWriting行き

日記の内容 (完全版) | Writening自身の全ての価値観と倫理観を犠牲に、幸福が約束されるとしたら？ それでも多くの人間は幸福を選択するだろう。 しかし、全てが終わるまで…思想も精神も混沌の闇に溶けるまで、あらゆる不幸が、犠牲が、俺を…writening.net

日記の内容を見た探索者たちはあまりの内容に気分を悪くする。SANc (0/1)

真人〈正気度〉(70) >>34

漏瑚〈正気度〉(66) >>35

陀艮〈正気度〉(56) >>36

出目的には真人が1番ショック受けてそうですね

〈正気度減少〉　
真人　70→69

陀艮　56→55

真人「うわぁ…完全にイっちゃってる奴の日記じゃん」

漏瑚「途中から明確におかしくなっていたな」

陀艮「なんというか…理解し難い、というか、脳が理解を拒むというか…」

羂索「確かに理解出来ないね。あんな超絶面倒くさい寝たきりのボケ老人の何が良いんだか」

真人「お前だけ感想おかしくない？」

漏瑚「ところで、この明日というのはいつのことか分かるか？」

悠仁「俺が肉体を乗っ取った日か、その次の日のことだと思う。消滅銃のおかげでアザトース教団による召喚を無事阻止できたみたいだね」

陀艮「紙一重だったのだな。間に合ってよかった」

>>40 あれは羂索だけが気が付いている状態だったので、悠仁や赤金に聞いても分かりませんね。

真人「あ、そういやさ」

そう言って、真人は警察から渡された携帯を取り出す。

真人「これ、今朝警察から渡された携帯なんだけど、これって何か仕掛けられてるの？」

赤金「それは普通の携帯だな。普通の携帯より外部からデータを覗かれにくいように加工はしてあるが、それだけだ」

真人「特に大した仕掛けはないのか…なんでわざわざそんなの渡したの？」

赤金「君たちが事件の関係者だと示すため、そして私の所に来やすくするためだな」

漏瑚「それと、外で脹相に会おうとすれば教団に邪魔をされるのは分かったが、警察署に呼び出したことはあるのか？」

赤金「それを試すよりも先に指名手配してしまったからな…仮に呼び出したとしても、警戒して署に来ることは無かっただろう」

陀艮「なるほどな。ところで、警察は動かせるのか？」

赤金「それは難しい。私はそこまでの権力は持っていないし、そもそも私は潜伏のために自分を消滅銃で撃つつもりでいる。そうすれば教団の人間から私の記憶が消えるはずだからな。…同時に、警察の人間の記憶からも消えてしまうが」

悠仁「君たちも、場合によっては銃を使うことを考えても良いかもね。そうすれば教団から目をつけられにくくなるだろうから」

羂索「その代わり、脹相と会いにくくなっちゃうけどね」

悠仁「ああ、でも君たち以外の協力者がいない訳じゃない。脹相の弟達…特に次男と三男は『呼んでくれればいつでも行く』って言ってくれてるよ」

陀艮「それにしても、この日記…これに記されている方法でアザトースの招来ができるのか？」

羂索「問題なく行えるね。聖域に関する条件も、少なくとも日記に書いてあるものの中で間違っている部分はない」

真人「あれ、これ日記の内容書き換えた上でわざと教団に渡して、間違った聖域の情報渡せたりする？」

悠仁「問題なくできるよ。やってみる？」

真人「今はいいや。必要になったら頼むよ」

漏瑚「しかし、神の招来も、世界の滅亡も、こうして妨害のための作戦を考えている今ですら信じられんな。何かそれが本当だという証拠があれば見てみたいが…」

悠仁「…ごめん。流石にそれは持ってない」

漏瑚「いや、こちらこそ妙なことを聞いて悪かったな」

羂索「証拠か…私の甥なら持ってるかもね。私と真人なら呼び出せるけど、呼んでみるかい？」

真人「夏油の甥って…もしかしてヨグ=ソトース？」

羂索「お、正解。彼ならイス人よりも時間や空間の仕組みについて詳しく知ってるし、それらを自分の好きなように操れるから、お父様の顕現の瞬間を撮って持ってくることもできるはずだよ」

真人「待って？あれ色々制約あったよね？塔とか生贄とか…」

羂索「塔に関してはここからちょっと歩いたところに15mくらいの高さのレンガ作りの塔があるし、生贄はこの街の人間の中から適当に選んでもらえば良いんじゃない？運が良かったら例の教祖が選ばれるかもよ？」

陀艮「待て、それ以外の人間が選ばれたらどうするつもりだ！」

羂索「…どうしようもないね。まあコラテラルダメージってことで…」

漏瑚「良い訳なかろう！」

真人「とにかく、ヨグ=ソトース招来は却下！証拠はあの日記と2人の証言だけで十分！」

羂索「え〜もし呼べたら面白いものが見れそうだと思ったんだけどな〜…」

陀艮「脹相の家を襲って来た人間に話が聞ければまた何か違ったかもな…奴らはもういなくなってしまっただろうか？」

赤金「どうだろうな。我々がここに来てからそれなりに時間が経っているから、いなくなっている可能性が高いな」

赤金「しかし、君たちは教団に目をつけられている可能性があるから、外を歩いていれば、教団側から接触してくることは十分考えられる。危険な行動ではあるが…行き詰まってしまったら、そのような行動をとる必要も出てくるかもしれんな」

聖域の候補地になりそうな場所については、イス人達よりも先にPC達が知っている可能性があるので、先にそっちの判定をしましょう。

〈知識〉の半分で振ってください。

真人〈知識÷2〉(60) >>54

陀艮〈知識÷2〉(28) >>55

漏瑚〈知識÷2〉(33) >>56