鳥山明「ドラゴンボールの時はあまり絵に力を入れてなかった」

「アラレの表紙の時のマシーン系の描き込みが本領なんだよ」みたいな意味合いなんだろう

「イラスト集を出すほどの絵かな〜」
出すほどの絵だろ…

面倒臭がり屋で超サイヤ人も髪の毛のベタ塗る手間省くためだったからそういう所を拘ってないという意味だと思う

実際動きの表現重視と描いてあるし

まぁ重点を置いた「動きの表現」はマジで他の追随を許さないレベルにまで昇華されてるんだよね
未だに追いついてる人いないじゃん…

レジェンドにしか許されない謙遜

バトル漫画を週刊連載できるように最適化したってことでは

実際ナメック星の背景を殺風景にしたりして簡略化しているのは確か

天才の言う事を真に受けてはいけない
極めて高いレベルでのお話だから

楽する事ばかり考えてると言いながら
斑点だらけのセルをお出しする人ですよ

>>2

あなたが出さなくてどうする…

殺風景な荒野でも岩場でもこの人の技量だと画面スカスカにはならないんだよな
しかも岩場と一口に言っても毎回同じような風景にならないよう描き分けてたから相当な凝り性だよ

特に悟空とベジータの初対決時の場所なんて岩の形を見だけでだけで伝わる

現実的に考えたらある程度手を抜かないと週刊連載なんて続けられないだろうしな
Dr.スランプの初めの頃は1人で描いてたがキツすぎたので途中からアシを1人雇った
そのアシが辞めたのでまた1人雇ってドラゴンボールを描いた
ドラゴンボールもブウ編は1人で描いてたんだっけかな…
ベタとかは奥さんにも手伝ってもらってたらしいが
つまりアシスタントは歴代でたった2人
しかも来てもらうのは週に1日だけ

鳥山「人に使われるのも人を使うのも苦手なんですよねーもう自分で描いちゃえって（笑」
こんなこと言ってた
対談したスラムダンクの井上も歴代で2人だけ？！とちょっと引いてたぞ

1人でやる方が向いてるのはなんかわかる
多分凝り性

鳥さにとっての気合入れた絵はDr.スランプの一枚絵なんだと思う
ドラゴンボールは書き込みよりも画像でも言ってるけど動きの重視なんだろう

Dr.スランプだって描き込みすぎないようにセーブはしてたと思う
ただまだ若かったからドラゴンボールよりは無理ができたんだろうな

ハゲキャラ多いのも多分ベタが面倒だっていうアシスタントを助ける為じゃないのかな
にしてもハゲキャラでも皆個性的でキャラが被ることなく一人一人魅力的に描けるのも凄い

>>15

そもそもイラストレーター出身だしね

>>18

ハゲキャラって髪の毛で誤魔化せないからむしろ輪郭の上手下手がモロに出るんだよね

髪といえば少年漫画であんなにヒロインの髪型や服装変えまくる漫画家も珍しい

ブルマの新規衣装デザインするのは近年も楽しんでたと思う

>>20

ハゲは絵のうまさがモロに出るね

一つの作品内で複数のハゲキャラ出してるのに被ることなく

それぞれキャラクターも立ってるし人気もある

これ本当に難しいと思う

実際アラレちゃんのイラストとドラゴンボールの絵をマジマジ見るとなんかアラレちゃんのが凝ってるように見えるんだよね

>>20

ナメック星行く時がわかりやすいが

たった数ページの為だけにいつもと違う服装させてわざわざブルマにはカプセルコーポの宇宙服までデザインしたのに

さっさとまた別デザインの服に着替えさせてたもんな

苦じゃないんだろうな

>>24

むしろ動きを出すために他の力を抜いてるって書いてるんだが…

ここで言ってる絵が上手いってのは絵画的な上手さでドラゴンボールはそこを削って漫画的上手さを重視したってことよ
例えば100リソースがあったとしたら70絵画30漫画がDr.スランプで70漫画30絵画にまわしたのがドラゴンボール

>>25

元々の画力がないとその動きすら描けないからな

人や物を頭の中でぐるぐる回せる人だからこそ出来た

ドラゴンボールの動きの分かりやすさもそうだけど、鳥山先生の「乗り物を漫画やイラストの世界観に違和感なくかつ過不足なく落とし込む」技術ってのもいまだに追いつけてる人はいないんじゃないか
精緻なイラストなら作画ツールの進歩でボチボチ現れてるけど、漫画やイラストのキャラに合うテイストに乗り物の絵柄を落とし込みながら細かいディティールも残せているってのが本当に凄まじい

>>29

ルノーやモンキー等実在するのだけでなくオリジナルの乗り物がまた強烈

百円ライターからレッドリボン軍の小型戦闘機の発想が出てくるってどんなデザイン脳してるんだ…

昔は線の少ないデフォルメ漫画としっかり描き込む劇画漫画
この二つはしっかり分かれてたらしいな
そんな中で鳥山漫画はデフォルメしてるのに描き込みが凄かったから
そういう描き方もあったのか！と驚かれたとか
たしかに融合している

>>31

影の付け方だけで化け物

>>31

この書き込みを週刊の頻度で・・・？

作画の労力を減らして確かに楽はしてるんだが
読者を楽しませるアイデアセンスも兼ね備えてたからそこがまた凄いよな
ドアの向こうには時間の進みも環境も違う地球と同じ広さの真っ白な世界

作画で楽したリソースを別の労力にぶち込んでるからな
漫画を描くという大きな目でみれば別になにも手は抜いてないんよな
ただスレ画は本人的には手を抜いた作画部分をイラスト集としてだしてるから本人的には言ってるだけで

引き算の美学よね
情報量の少なさがドラゴンボールの戦闘への没入感を上げてると思う

>>29

サイヤ人の一人乗り宇宙船とか

回復用カプセルとかシンプルだけどセンスキレキレよなぁ

記号的表現と写実的表現が絶妙なバランスで融合している
当時のジャンプ掲載作品と比較すると衝撃を与えたのも納得できる
そして鳥山先生に憧れた人たちが新たなクリエイターに育っていくという

若い頃は表紙やイラストに掛ける情熱と手間暇が半端なかったのが見て取れるのん

そういえば回復用のマシンもスカウターも戦闘服も
本当に面倒なら一種類で構わないのに旧型と新型をわざわざ出してきたり
戦闘服はキャラによってアンダースーツの着こなしも変えてたね

昔からドラゴンボール読んでてなんか疲れないってかクドさを感じないなと思ってたんだけどこれが理由の一つなんだろうか
絵や視覚情報？のこと無知だからわからんのだけど

>>43

画面の整理整頓が抜群に上手い

読み物としての画面構成がハイレベル

上記の文は意味がほぼ同じつもりで書いてるんだけど後者の方が音訓漢字かなとバリエーション豊かかつ字の余白などバランスがとれていて読みやすい、みたいなことを漫画でずっとやってる

視線誘導・ページ内での時間経過(日本では基本的に右→左/上→下に時間が流れる)・パースと線の強弱による遠近感とかさまざまな漫画技術がすんなりと使われている

あとシンプルにデッサン力が高くて破綻したデザインがないので読者が描かれている物体の認識に悩まず読めるのも大きい

デジタル無い時代にフュージョンを数コマも描いて手抜いてゴメンなさいじゃないんだよ！？