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多様な業務に携わりたいと考えていましたが、会社の方針は特定のビジネスモデルの販売に重きを置いており、私の理想とは異なりました。特に、部署ごとに異なる粗利の評価が一律である点が気になりました。リーダーやマネージャーが若手向けの商品を開発することが求められますが、実際には日常業務に追われ、商品開発に時間を割くのは難しい状況です。そのため、若手でもパッケージ化された商品を扱うことでコンサル業務を行うことが可能ですが、個々の成長やスキルアップには限界を感じました。自分の粗利に直結しない業務を進んで行う人は少なく、結果として新しいソリューションの開発が滞ることもあります。

営業成績が給与に直結する環境で、特に粗利が重要な指標となっています。粗利の18%が年収の目安となるため、個人の営業力が試されます。しかし、予算を超えると逆に収入が減ることもあり、慎重な計画が必要です。顧問型の契約が多く、月額20〜30万円が一般的ですが、チームでの業務が多いため、実際の収入は分配後の金額になります。新卒メンバーを同行させることが多く、その分のコストも考慮しなければなりません。20社を担当することでようやく管理職の予算に届くため、業務量は膨大です。平日のコンサルティングに加え、社内業務は定時後や週末に行う必要があり、ワークライフバランスの確保は難しいです。給与は部署によって異なり、コンサルフィーの高い部署に配属されると年収も上がりやすいですが、全体的に実力主義が強く、成果が求められます。

若手が多く活気に満ちた職場で、成長の機会が豊富にあります。特に、挑戦を歓迎する文化が根付いており、新しいアイデアを試すことが奨励されています。ただし、35歳前後で昇進の波に乗れないと、その後のキャリアアップは難しくなるかもしれません。組織内のコミュニケーションは非常にオープンで、上司とも気軽に意見交換ができる環境です。自ら積極的に関わることで、より多くのチャンスを掴むことができるでしょう。一方で、利益を意識した業務が求められるため、新規事業の立ち上げには慎重さが必要です。

プロジェクトの進行中は、どうしても仕事が生活の中心になりがちで、特にプロジェクトが佳境に入ると、夜遅くまでの作業やクライアントとの打ち合わせが続くことが多いです。そのため、ワークライフバランスの改善が求められます。勤務時間中は主にクライアントとの打ち合わせが中心となるため、業務時間外に自分のタスクを進めたり、情報収集を行う必要があります。多様な働き方の支援については、副業はほぼ禁止されていますが、等級によってはリモートワークが可能です。等級が低い場合でも、週に1日程度のリモートワーク推奨日が設けられているため、多少の柔軟性はあります。全体として、働き方に関しては改善の余地があると感じますが、プロジェクトの規模や複雑さを考慮すると、ある程度は仕方のない部分もあるかもしれません。

中小企業向けのコンサルティングに特化している点は、業界内での競争力を高めています。特に、業種ごとにカスタマイズされた業績向上のパッケージは、他社にはない強みです。しかし、社員の定着率が低いことが課題で、ノウハウの蓄積や顧客との長期的な関係構築に影響を及ぼしています。大手企業向けの戦略コンサルティングには弱みがあり、ゼロからの課題分析や多様な経営課題に対応できる人材が不足している印象です。社員のスキルアップと定着を促進することで、さらなる成長が期待されます。顧客基盤の強化と社員の育成が、今後の持続的な発展に不可欠です。

新卒2年目までの社員には、実家が遠方の場合、社宅が提供されるため、住居に関する心配は少ないです。ただし、3年目以降は住宅補助がないため、給与の増加が重要となります。通勤手当は全額支給されるので、交通費の負担はありません。オフィスは東京と大阪にあり、どちらも交通の便が良く、周辺には商業施設が充実しているため、日常生活での不便さは感じません。

一方で、有給休暇は多く付与されるものの、消化しきれない社員が多いのが現状です。45時間分の固定残業代が支給されますが、それを超える残業はサービス残業となることがあり、改善が望まれます。全体として、福利厚生は充実しているものの、労働時間の管理には課題が残っています。

業績が好調な部署では、チーム全体で目標達成に向けて協力し合う姿勢が強く感じられます。一方で、部署ごとに文化が異なるため、異動や新しいプロジェクトに参加する際には適応力が求められることもあります。女性社員の割合が高く、働きやすい環境が整っている印象です。残業は少なく、基本的には定時で退社できるため、ワークライフバランスを重視する方には魅力的です。ただし、部署によっては土日出勤が発生することもありますが、振替休日がしっかりと取れるので安心です。新しい取り組みを積極的に導入しようとする姿勢は見られますが、古くからの慣習が根強く残っている部分もあり、変革には時間がかかるかもしれません。

多様な業種に関わる機会が豊富で、企業経営に関する幅広い経験を積むことができます。特に、若手社員が中心となって活躍できる環境が整っており、早い段階から自立して業務を任されるため、成長スピードが速いと感じます。新しいプロジェクトの開拓や他部署との連携を通じて、事業開発のスキルも磨けるのが魅力です。もちろん、チャレンジングな場面も多いですが、それが成長の糧となり、やりがいを感じることができます。若手にとっては、非常に成長できる環境が整っていると実感しています。