概要
また、ご覧になる環境によって表示の差がありますので、
ご留意いただければ幸いです。
***
【あらすじ】
舞台はダンジョンが出現するようになってしまった現代。
ダンジョン災害大国となった日本。
そこでは『探索者』(シーカー)と呼ばれる職業が脚光を浴びていた。
憧れの存在でもある天霧星霞の頼みで、黒猫歌鈴は彼の仕事を手伝うことになるのだが、それは世間を揺るがす大きなトラブルへと発展していくのだった。
相棒である白兎風奏の力を借りて、人気ダンチューバーとなっていく歌鈴だが、それは同時に多くの探索者から目を付けれる結果へと繋がっていく。
ダンジョンでお菓子を食べるだけの配信のハズが――
***
◇誤字脱字等がありましたら、教えていただけると
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!本編とダンジョン配信『カリンとフーカのティーダンジョン』どっちも面白い
ダンジョン災害大国となってしまった日本。
それに対応したのは、地域住民で結成された一般人こと冒険者であり、時が経つにつれ探索者という『ダンジョン探索を専門とする公務員』となり国に管理されることになりました。
天霧星霞は探索者であり、ダンジョン関連企業である合同会社ウォーヘッドの社員です。
ある日、姉でもある天霧日照から、信頼ができる性格の良いイケメンか美少女をスカウトするよう言われてしまいました。それは『単独で作業可』であったのが『3人で作業する』と改悪されてしまったことが原因でした。ここで日本政府の天下りに利用されている背景が浮かび上がります。
小さな企業は倒産の危機であり、回避する手段…続きを読む - ★★★ Excellent!!!ただお菓子を食べる、だけ? ( *´艸`)
作者様が別の創作論で仰っていた、小説執筆の肝と、豊穣なアイデアが調和して、
とても個性的な物語に出会うことができました!
そういう意味では、創作論(「カクヨムコンの迷い方」)を経由した私は、
けっこうお得だったかも。
そういうわけで、両者を同時に読んでいくのも、お勧めです。
さて、肝心のストーリーですが。
作者様の、「読者さんを楽しませたい!」という気持ちが随所から伝わり、
実際にそれが成功していて、読んでいてとても楽しい体験ができます。
構成もそうですが、さりげない気配りが、味になっていてじつにいい!
絶対に飽きの来ない文章です。
キャラクターも、やりとりがそのまま聞こえてきそう。…続きを読む - ★★★ Excellent!!!ハイブリッドストーリー JKは可愛いしプロデューサーは腹黒で最高!
なんと、表現したら良いか。
現代にダンジョンができて。
探索者が当たり前になった世界線の日本。
ダンチューバーとして、ダンジョン配信をするJK達の物語のはずが……。
作者の神霊刃シン(shin.Michiba)先生は徹底的に作品を作り込むことで、定評がありますが、今回もすごい。
ダンジョンと社会課題と絡めつつ、現代日本(読者が住む世界線)の風刺となっているのがすごい。
風刺って馴染みがないかもしれませんが、例えば「銀河英雄伝説」の田中芳樹先生は、歴史書のように、地の文で朗々と語られていましたが。
神霊刃先生は、女子高生のダンチューバートークや、プロデューサーたる天才探求者にしてヒ…続きを読む - ★★★ Excellent!!!1話で2度おいしいお話です☆
突如、現代日本にダンジョンが出現。ようし、探索してやるぞ~!
……そんなダンジョンモノは数あれど、各話の最後にJKのまったり解説があるお話なんて、そうはないのではないでしょうか?
しかも、リアルにダンジョンが出現した場合、日本社会はどうなるのか、まるでシミュレーションしたみたいに設定が丁寧で細かいんです。
ふつう、その設定は煩わしかったり読者泣かせだったりするんですが、こちらの作品はさにあらず。
最初に言ったJKちゃんふたり組が、明るく楽しく説明してくれるんです。
もちろん、その前に語られる主人公……ダンジョン探索会社に所属する、18才の天霧星霞の物語があってこそ、なんですが。
ふたつの車輪…続きを読む - ★★★ Excellent!!!深層階からこんにちは!! 可愛いダンチューバーが世界をまるっと解説
物語は北海道にダンジョン出現後の世界。
群像劇風に語られる登場人物達のターンを読み進める内に、ダンジョンを取り巻く人々の、更に社会の、国家の思惑が浮かび上がってきます。
絡まり合う彼らの運命がどうなっていくのか、続きが楽しみです。
メイン主人公はチート高校生の天霧星霞。
脇を固めるのは可愛いJK二人、黒猫歌鈴と白兎風奏。
本作の楽しみはもう一つ。
ダンジョン深層部からの配信です。
お菓子を食べながらカリンとフーカが可愛くおしゃべり。その内容は観光から社会の仕組み、心のケアの話までバラエティ豊かです。
作者様の見識の広さがわかり、お勉強になります。
皆さんも、是非、…続きを読む