冒頭のつかみ、ショッピングモールの説明部分と物語パートのバランスが良くて、最後まで飽きずに読めました!題材がショッピングモールということで、イオンモールのヘビーユーザー的にはあまりに身近で。イオンに行くたびに思い出しては不気味な余韻に浸ってしまいます。
モール近くに住んでいます。カルディでコーヒーもらうのが怖くなりました。
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数話読み進めたら手が止まらなくなりました。が、そこでふと思いつきました。ショッピングモールで読もう。大きくはないですが、地元のショッピングモール内のカフェでこの作品を読み始めましたが、これがもう大当たり。作中に出てくるショップを今いるモールのショップに当て嵌めて…あぁ、怖かった。
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(140文字)
明るく楽しいはずのショッピングモールのそこかしこが怪異に侵されている……な作品なのですが、ホラー表現の悪趣味さが本当に一級品で、得体のしれない気持ち悪さが画面越しにひたひたとにじり寄ってくるような感覚すら覚えます。なお、悪趣味は全力の褒め言葉です、ホラーなんて悪趣味であればあるほどいいですからね。他のレビューをして「センスの塊」と言わしめるのも納得のホラーセンスがあります。ぜひ一度読んでみてください。
ショッピングモール=楽しい場所で、恐怖とはかけ離れた存在のはずが、物語の始まりからずーっとこのショッピングモールには不気味さが漂っています。楽しいショッピングモールをホラー小説の舞台にするのが斬新で面白いです。それだけではなく、その楽しい場所がしっかりと恐怖の場所として描写されているのが凄い!読み始めたら面白くて止まりません。サクサク読めるのと、描写もしっかりされているので、ちゃんと頭の中で想像しながら読むことが出来ます。(なのでその分怖いです!)
もはや天才。ホラー好きは読むべし。
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