概要
滅びゆく職《ハーブ・ストゥルーワー》か、権力者の寵愛か
小さな恋と嘘と裏切り。大きな権威と権力。
宮廷に育つ子供達のもがきは「断罪」へと集約する。
十歳の伯爵令嬢ジェーンは侍女になるため、都へ向かった。
王室ハーブ・ストゥルーワーであるモードの元で行儀見習いをするはずが、ハーブに強い興味を持った彼女は同じ道を志す。
ところが、ジェーンは同じ歳のリチャード王子に気に入られ、彼の侍女となる未来を約束される。
元々の予定である侍女としては最高の栄誉。傾いた伯爵家のためにもそれを選ぶべきと思いながらジェーンはハーブの道を諦められない。待つ姿勢のリチャードに寛容を期待し続けた。
一方、リチャードはジェーンを妃には迎えられないため、命令に等しい幼い約束をどうするか迷っていた。
※ 地球に実在しない国としての物語です。
※ 史実の貴族制、ハーブ・ストゥ
宮廷に育つ子供達のもがきは「断罪」へと集約する。
十歳の伯爵令嬢ジェーンは侍女になるため、都へ向かった。
王室ハーブ・ストゥルーワーであるモードの元で行儀見習いをするはずが、ハーブに強い興味を持った彼女は同じ道を志す。
ところが、ジェーンは同じ歳のリチャード王子に気に入られ、彼の侍女となる未来を約束される。
元々の予定である侍女としては最高の栄誉。傾いた伯爵家のためにもそれを選ぶべきと思いながらジェーンはハーブの道を諦められない。待つ姿勢のリチャードに寛容を期待し続けた。
一方、リチャードはジェーンを妃には迎えられないため、命令に等しい幼い約束をどうするか迷っていた。
※ 地球に実在しない国としての物語です。
※ 史実の貴族制、ハーブ・ストゥ
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!最愛の人と結ばれる事が許されない王太子の苦悩。愛されし令嬢の崇高な決意
「夏のない年」――伯爵令嬢である主人公・ジェーンの領地では冷夏の影響で食物が不足し、多くの家畜や領民が亡くなった。
彼女もまた最愛の母親を病で失うという悲しみに満ちていた。
その絶望の最中、ジェーンの領地を国王とゆかりを持つ華やかな女性が訪れた。彼女は公爵令嬢のように気高く美しくありながら、ただの令嬢「ミス・モード」と呼ばれていた。彼女は病で命を失う民のために、枯草の間から薬となるハーブを見つけだす。
そう。彼女の正体は、彼女しか務めることを許されていない「王の香り爪弾く乙女」――ハーブ・ストゥルーワーであった。
ジェーンはミス・モードに師事して、自分も「王の香り爪弾く乙女」――ハーブ・ス…続きを読む - ★★★ Excellent!!!ハーブの道を諦められない伯爵令嬢と王子との狭間での心の葛藤を描く。
侍女になるため、都へ向かった十歳の伯爵令嬢ジェーン。
彼女の生涯に大きな影響を与えたハーブとの出会い。
そして王子との出会い。
その出会いが彼女自身の内面の変化や成長を促す要素となっています。
ジェーンの選択が彼女自身の価値観や信念を反映したものであることが私に感銘を与え、その決断が単なる恋愛関係にとどまらず自己実現や独立の象徴であるように思えます。
この物語は現在<未完>となっていますが続きを期待しています。
私はゆっくりと彼女の生きる道を追っていきたい。
どんな結末が待っているのか楽しみです。
この独特の世界観をあなたも覗いてみませんか?