概要
無能王女と蔑まれつつも、それでも彼女は諦めない。
貴族社会を見限り、魔法を頼みとしない商人として生きるべく修行を開始。
しかし行く先に立ちふさがるは、希望を阻む重いカベ。――強大な魔法帝国。
そんなノアコアードに語りかけてきたのは、かつて栄えた先史文明の遺物――理推結脳式万能計算機(クオンタム・ブレイン)の声。
その声に導かれ手に入れたるは、世界をも滅ぼしうる超技術の遺産。これら先史文明の叡智を収めた巨大プラントだった。
王女ノアコアードは世界に挑戦する――そう、つつましやかに商売し、気楽にのんびり暮らせる世界を築くため!
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現状、4日~7日置きで18時
おすすめレビュー
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- ★★★ Excellent!!!魔力はない、信念はある
思わず「この子、ほんとに王女かよ」と呟いてしまいました。
魔力ゼロ。それだけで切り捨てられる世界で、ノアコは「じゃあ別の手でやってやる」と真正面から仕組みに喧嘩を売ります。しかも武器は“超科学”と“商才”。その選択がもう、たまらなくカッコいい。
崖っぷちのシーンで垣間見える彼女の「しぶとさ」と「諦めなさ」は、一発逆転のカタルシスじゃなく、ここまでの人生がにじみ出る重みがありました。
なんというか、華やかさよりも、生きる知恵と根性の人なんですよ、ノアコって。
この先、彼女がどうやって世界と渡り合っていくのか、本気で応援したくなる。
そういう意味で、「推し」ってこういうキャラなんだなって思…続きを読む - ★★ Very Good!!世界を変えるのは、落ちこぼれの一撃
まるでそれは、神の雷か、空からの審判か。魔法の世界に突如落ちてきた“何か”の正体が、既存の常識を破壊していく様に、ページをめくる手が止まらなくなりました。
はじまりは曇天の夜、星も月もない空に落ちてきた一筋の光。そしてその先にあるのは、魔法ではない、けれどそれ以上に強大な力。先史文明の超科学──それを“声”として知覚する演出がとても巧みで、感情のない言葉がかえって冷ややかなリアリティをもたらします。
とくに印象的だったのは、崖から落ちかける絶体絶命のシーン。そこで語られる少女の人生と、彼女が最後にしがみついた“意志”が、ただのサバイバルではなく物語の核として強く胸に残りました。
…続きを読む - ★★★ Excellent!!!魔法ロボである機甲騎兵も含めた丁寧な描写力が素敵
ロボ好きの目からすると、ロボが出るまでが長く感じる所もありますが、物語に必要な人物描写が丁寧に分かりやすく描かれていて主人公ノアコを始めとした魅力的な人物が好きになっていきました。
機甲騎兵の設定等も場面々々で分かりやすく丁寧に描写されているので、その場の空気と緊張、魔獣戦の生々しさが伝わってきます。
個人的には機甲騎兵という機体名は騎士ガンダムシリーズの「聖機兵物語」「機甲神伝説」で育った僕には凄く刺さる名称でした。
各機甲騎兵に名があると、心のドキドキスペースがワクワクとしてきますが、物語はまだまだ途中ですので、続きを楽しみに待ちたいと思います。
僕はストッカおじが一番好きなキ…続きを読む - ★★★ Excellent!!!「商才」と「科学」の力で未来を切り拓け!
魔力を持たない主人公の王女ノアコアードは、魔力がないことで差別や偏見と戦うことになります。しかしその運命に抗い、自分の「商才」を武器に未来を切り開いていく様は見ていて元気をもらえます。
彼女は(ある理由から)魔力がないとわかってしまいます。そのことで、身内から敵視され、孤独と葛藤を抱えますが、王女でありながら商人になるという決断が心打たれます。
また、幅広い種類の魔道具や、先史文明の超科学がどのように活かされていくのか、展開への期待が高まります。ノアコの成長と、細部に渡って描かれた世界観が光る作品です。
今までの異世界ファンタジーの枠を超える、読み応えある一作です! - ★★★ Excellent!!!魔法鳴ル 世界ニ咲ケル 碧ノ花 智慧ト勇気デ 未来ヲ照ラス🐣
魔法鳴ル 世界ニ咲ケル 碧ノ花
智慧ト勇気デ 未来ヲ照ラス🐣
アイリスの青紫をイメージした文の花で応援いたします。
主人公ノアコの知恵と勇気によって魔法文明に挑む姿を、「花が未来を照らす光」として詠みました。
以下、レビューです。
魔力を持たない王女ノアコ。滅亡の未来を覆すために「科学」という異物を武器に立ち向かう姿が◎。魔法文明の中で孤独に抗う姿には芯の強さがあり、個性豊かなキャラが増えていく過程も丁寧に描かれていてワクワクします。世界観と設定の作り込みが濃く、先史文明がどのように活かされていくのか、今後の展開が非常に楽しみな物語🐣