概要
(作中、AIは一切使っておりません)
千八百年前の中国。腐敗と混迷に揺れる四百年の歴史を誇る漢王朝で北方の辺境幽州に育った少年 玄徳(げんとく)はやがて青年となり、争乱の渦中に身を投じることとなる。
人々の生き様が重なり、絆と夢を紡いでゆく物語。
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平日は朝に更新します。
初めて執筆的なことをしておりますので、誤字脱字がございましたら優しくおしえてくださいますとありがたいです!!
前置き1.漢王朝の地理ルール
国内には十三の州が置かれ、行政官である州刺史(しゅうしし)が監察官として配置されています。
それぞれの州の中には郡、あるいは王国があり、郡は行政官である太守が、王国は封王が治め、それ
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!「風が動き出す音 ― 英雄たちの始まりを見た」
静かな導入から一気に物語が走り出す――。
気づけばページをめくる手が止まらなくなっていました。
人物たちの息づかい、重なる視線、交わる運命。
それぞれの出会いが自然で、無理のない流れの中に“熱”が宿っているのを感じます。
日常と非日常の対比が見事で、読者として心を掴まれる瞬間が何度もありました。
セリフの間合いや情景の切り取り方も非常に繊細で、読後にはまるで一つの映画を見たような満足感があります。
この作品は、歴史の再現ではなく「生きた物語」。
キャラクター一人ひとりの心がちゃんと動いていて、未来を感じさせてくれる。
次の展開を読みたくなる――それこそが良い物語の証だと思います。 - ★★★ Excellent!!!英雄になる前の劉備が、こんなにも人間臭くて泣けるとは
11話までのレビューです
三国志は知っているつもりでしたが、「まだ何者でもなかった頃」をこんな丁寧に描いた作品は初めて読みました。
莚を売って食いつなぐ日々に倦んでいた青年が、出会いと喪失を経て変わっていく過程が、とても丁寧で胸に迫ります。張飛や関羽との出会いのシーンも、教科書的な「義兄弟の誓い」ではなく、もっと生々しくて人間的です。
また、敵役の黄巾側の視点も描かれており、単純な善悪ではない重みがあります。
歴史モノが苦手な方でも読めると思います。むしろ、若者が「何者かになりたい」ともがく普遍的な物語として楽しめるはずです。続きがとても気になります。 - ★★★ Excellent!!!強く戦える劉備玄徳!ゲームなら即殺してたのに、推せる呂布に驚きました!
『三国志』はシミュレーションゲームでしか知らない程度……ですみません。
あと、映画『レッド・クリフ』ぐらいですかねぇ。
マンガとか人形劇を少々見たぐらい、あんまり知らなくて恐縮です。
人徳だけが取り柄っぽい劉備玄徳。
忠誠心1とかでしたっけ?やたら裏切られまくるので、呂布だけは素早く消す作戦を取ってたイメージなのですが、レビュータイトルのとおりです。
あんまり詳しくない自分すら持っているなんか有名なイメージを覆す、新しいイメージが盛り込まれていて、おもしろいなぁと思いながら拝読しております。
文章も、「やっぱ歴史好きな方の文章力は異常」と、改めて思わされます。
その語彙、やっぱ、たくさ…続きを読む