ピーターパンと私

　連載中で４２話までを読みました。
　少女だけに見えて、ずっと少女の側にいる妖精とのローファンタジーな物語です。
　少女は思春期をむかえて成長します。少女の成長の背中を押すのは友人だったり、初恋の人だったり、両親だったりです。妖精は実はただの傍観者なのかも知れません。
　妖精と一緒に、少女の成長を見守る……そんな物語です。
　それでいて、少女と妖精がどうなってゆくのかが、妙に気なります。

この作品、最初は「ピーターパン？ ファンタジーかな？」って軽い気持ちで読み始めたんですが、
気がついたらラストで静かに涙を流していました。

主人公の「アイ」と、彼女のそばにずっといた少年「ピーター」。
彼が一体何者なのか、どうしてそんなに優しく見守ってくれるのか……
読み進めるほどに胸がじんわりして、懐かしさと切なさが交差するような感覚になります。

色鉛筆で描かれた挿絵もとても素敵で、毎話ちょっとした絵本のような雰囲気があって癒されます。

大人になった今だからこそ、
「子どもの頃の想像って、本当はどこまでが夢だったんだろう？」
って思わせてくれるような、そんな物語でした。

あったか…続きを読む

ピーターパン。
あの映画の観たことがある人は、舞台であるネバーランドは子供しかいない(フック船長を除く)ことはご存じでしょう。

この物語に出てくるピーターも、子供のうちにしか見れないのか。
もし、そうなら主人公の拠り所は無くなってしまうのか。

そんな風にドキドキしながら読んでいます。
文章も非常に読みやすいので、オススメです！