小学生が4000年前に暮らします

異世界転生で、たぶん一番困る時代なのでは？
そんな中でも逞しく、自分らしく過ごす主人公。

子どもが子どもらしくありながら、人として共感もできる描写が好きです

便利じゃなくても、幸せはある――📚💪

現代の小学生・美音子が、突如として縄文時代へと転移し、言葉も文化も異なる人々と共に暮らす――そんな大胆な設定から始まる本作は、単なるタイムスリップものではありません👧📦🕰️

四季を通じて描かれる縄文の暮らしは、自然との共生、命の循環、そして人と人との心のつながりを、静かに、しかし力強く伝えてきます🌿🔥❄️🌸

自然と心に寄り添う、静かで力強い“生きる”ファンタジーです🏕️🌿🕊️

主人公は小学六年生の少女：美音子。
彼女は勉強も頑張っている、真面目な優等生なのでしょうね。
でも、そのせいか、どこかクラスメイトと馴染めていない様子もあります。

そんな彼女が、縄文時代の世界に迷い込んでしまって……。
さて、美音子はどうなるのでしょうか？


過去にタイムスリップ、というとSFとかファンタジーとかのジャンルが真っ先に思い浮かぶのですが、本作のジャンルは「歴史」です。
そして、そのジャンルにふさわしい、とってもリアルな縄文ライフが描かれます。
狩猟、採取の生活様式だけでなく、村の人々との交流もとってもリアルなんですよね。

現代の少女の美音子ちゃんが苦労しながらも、縄文ライ…続きを読む

もしあなたが突然、縄文時代にタイムスリップしたら、どうする？
それもチートも、加護も、不思議な力もなにもなくーー。

子供が読んでもきっとおもしろい。
大人が読んでもふむふむ……と学びがある、とても面白い作品です。
ぜひご一読あれ。

興味を持った小学生が手にしたくなる児童小説……文体も読みやすいです