概要
選ばれなかった。それでも、世界を選びなおした。
守護天使の祝福が絶対とされる国で、“祝福なき者”として追放された少年・ヴァルター。
無能であり、邪教、異教徒として命を狙われた彼は、幼馴染の女の子セレナとともに逃亡する。
逃走の旅で出会った、神の秩序に憎しみを抱く魔術師・リリス。
そして、ヴァルターを敵視していたライベンは大いなる加護のもとに天使の光を――。
「祝福」とは何か?
「正義」とは誰のものか?
選ばれなかった少年の怒りは、天使に届くのか――。
少年と少女たちが世界の歪みに抗い、天使を殺し、そして選びなおす。
神学×終末×魔導ファンタジー、ここに――!
無能であり、邪教、異教徒として命を狙われた彼は、幼馴染の女の子セレナとともに逃亡する。
逃走の旅で出会った、神の秩序に憎しみを抱く魔術師・リリス。
そして、ヴァルターを敵視していたライベンは大いなる加護のもとに天使の光を――。
「祝福」とは何か?
「正義」とは誰のものか?
選ばれなかった少年の怒りは、天使に届くのか――。
少年と少女たちが世界の歪みに抗い、天使を殺し、そして選びなおす。
神学×終末×魔導ファンタジー、ここに――!
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!悪漢が輝くダークファンタジーの傑作
守護天使イゼル・ア・ムーナの教えは
「勝者が絶対正義」「敗者は絶対悪」
という苛烈なもの。
この教えに従えば世の中の99.9%の人間は悪になる。
果たして主人公のヴァルターは騎士の才に恵まれず「悪」と判定される。
しかし彼の本当の才能は本人も知らないうちに隠されていた……
敵役のライベンがいい。
ライベンは冒頭からヴァルターのライバル兼いじめ役として登場する。
最初は「すぐ消えるモブかな?」と思った。
いかにもそんな感じのチンピラっぽさをたたえたキャラなのだ。
その後ライベンはヴァルターに一度敗れる。
しかしライベンはそこから悪党としての度量が急速に増してくる。
ドストエフスキーの小説に出…続きを読む