【1000PV達成】LOUD MOTHER FXXKIN' GIRLS

RPで読む企画から来ました。
凄いの一言しか出てきませんでした。
キャラの心情等が自然と入ってきてとても良かったです。
ブックマークしましたので続き読んでいこうと思います！

バンドものの小説といえば思い浮かぶのは青春デンデケデケデケ“”等でしょうか。漫画だとBECK、NANA等がありますが、何れもバンドものというと“演る側”に焦点が当たりがちですが、本作は“観る側”からスタートします。
そして、何よりリアリティと臨場感がスゴい！
私も高校生の頃、島根から東京へ好きなバンドのライブを観るために旅をし、モッシュを体験して驚いたという経験があり、親近感が沸きました。
ロックバンドが好きな方にオススメします。

内気で不安を抱える少女が、音と人と衝動の渦に呑まれながら『解放』を経験する物語。
ライブという舞台において、人と人とが即興で築く『絆』や『熱狂の連鎖』をこれほど繊細かつ情熱的に描ける筆力は見事。
音が鳴る小説。熱が伝わる小説。そんな表現が似合う一作です。

　「Departure」の節まで拝聴いたしました。ええ、拝読ではありません。

　まず、リアリティがすごいです。
　エミやレイヤの等身大のモノローグそれ自体はもちろん、彼女らの視点を通じて広がるありふれた日常と、彼女らが遭遇した、そして恐らくこれから獲得するであろう非日常。
　これらのコントラストによって、文字媒体を読んでいるだけなのに生活音からちょっとした会話、アンプにマイク、スピーカーから放たれる大音響に至るまで、まるで「聴いている」かのように感じられます。
　断言します。某大手ECサイトが提供する読み上げサービスにも決して負けていません。なぜなら本作と読者だけが共有し得る「音」は、読者…続きを読む

本当は小説を読んでいたはずなのですが、目に入ってくるのはあの薄暗くも熱いライブハウスのホールでした。
音楽好き、ライブ好きなら絶対に「分かるぅぅ！！」となる、ライブハウスやバンドへの想いの描写、そしてこだわり抜かれたライブシーン。作者のバンド愛とライブ愛、ラウド愛を火傷するほど感じます。
各キャラクターにそれぞれ抱えている闇や過去があってそれが魅力に繋がっており、応援したい気持ちになります。
文章もとても読みやすく、ライブシーンもドラマシーンもひっくるめ「バンド小説」として凄く完成度が高いと感じました。