概要
女を演じた男と、男を演じた女。偽りの性の先で、本物の感情が生まれた。
国際的な諜報機関の中でも、最も「存在しない」ことを徹底された非合法暗殺組織。
その名は RAQ。命を再配置し、消すためだけに存在する冷酷な機関。
そこに“黒喪”と恐れられる殺し屋、男装の女・エル・ディアブロがいた。
感情を捨て、冷徹に任務を遂行する彼女のもとに配属されたのは、新人補佐官・カーディナル。
整った容姿と鋭い知性を備えた彼女は、実は女装した男だった。
互いの素性に気づきながらも、知らぬふりをする二人。
殺伐とした任務の中で、ふと垣間見える温度に、静かに揺らぐ“何か”があった──。
その名は RAQ。命を再配置し、消すためだけに存在する冷酷な機関。
そこに“黒喪”と恐れられる殺し屋、男装の女・エル・ディアブロがいた。
感情を捨て、冷徹に任務を遂行する彼女のもとに配属されたのは、新人補佐官・カーディナル。
整った容姿と鋭い知性を備えた彼女は、実は女装した男だった。
互いの素性に気づきながらも、知らぬふりをする二人。
殺伐とした任務の中で、ふと垣間見える温度に、静かに揺らぐ“何か”があった──。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!甘くてスパイスの効いた猛毒みたいな作品
最終話まで読んでからレビュー書くつもりだったんですけど、ヒャアもう我慢できねえ!!
組織の意向により冷酷な暗殺者・エルと無理やりバディを組まされた補佐官のカーディナル。
二人の共通項は、偽りの仮面で素顔を隠していること。いくつもの任務を重ね、同じ時間を過ごしていく二人の間には少しずつ“違う感情”が芽生えていきます。それは組織で築いてきた仮面すらも壊していく確かな重みを持った感情。
しかし暗殺組織に生きる以上、そんな二人に待っている結末は決して穏やかなままではいかないはず。だから辛い。苦しい。今めちゃくちゃしんどいんです。でもそれと同じくらい読んでて尊くて幸せになれて、本当に大好きなんです。…続きを読む