概要
卓球少女たちの友情と成長と必殺技を描く群像劇と流れないエンドロール
小学三年生の村木しおりは、精神障がいを抱える両親とともに、生活保護を受けながら暮らしている。父・達哉の勧めで卓球を始めたしおりは、初めての対外試合で実力差に打ちのめされつつも、努力する楽しさを知っていく。ある日、学校で習い事の話題が広がり、クラスメイトの反町つくしから「お金がある家でいいね」と皮肉を言われる。つくしの家庭はさらに厳しい状況にあり、習い事は許されていなかった。しおりは、卓球を通じてつくしと心を通わせ、互いに支え合うようになっていく。社会的な困難を抱えた子どもたちの友情と成長を描く物語。
※三人称視点で書かれています。各章ごとに主人公が設定されていて、主人公の心理描写が多いです。
物語時系列(※未公開のものも含みます)
①第1話から第16話まで(七月から十二月)※奥井卓球教室
※三人称視点で書かれています。各章ごとに主人公が設定されていて、主人公の心理描写が多いです。
物語時系列(※未公開のものも含みます)
①第1話から第16話まで(七月から十二月)※奥井卓球教室
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!🔥🎶卓球を通じて育まれる友情と絆が胸を打つ、少女たちの青春群像劇🏓👭
『卓球少女のワルツ -Hot Compassions-』は、精神障がいを抱える両親と生活保護下で暮らす小学三年生・村木しおりが、卓球を通じて仲間と出会い、成長していく姿を描いた青春群像劇です📖✨
本作は、社会的な困難を抱えた子どもたちが、スポーツを通じて絆を育み、“流れないエンドロール”のように、物語が続いていく希望を描いているのが印象的です🔥🎶
三人称視点で描かれ、章ごとに主人公が変わる構成は、各キャラクターの内面に深く寄り添うことができ、読者自身も“誰かの視点”で世界を見直すような感覚を味わえます🌈💪
卓球という小さな世界に、友情・努力・再生のすべてが詰まっています。少女たちのラリ…続きを読む - ★★★ Excellent!!!王道であるがゆえに熱い! 卓球少女たちの青春群像劇!
企画より拝読させて頂きました。24話まで読んでの感想です。
まず、スポーツを題材とした小説としての王道というべきか、ここは押さえておいてほしい! と(勝手ながら)思う点をすべてピンポイントに突いてある作品です。
具体的にいうと、
・主人公と卓球との出会い
・主人公が抱える背景
・個性的なライバルキャラ
・成長の過程で起こる葛藤
・勝負を経て育まれる絆
それから、試合展開の描写もお見事です。淡々と、刻むように場面や心情を切り出していくのは、作者である藤倉様の文章力の賜物かと思います。
最後に余談ですが、必殺技の発想が小学三年生離れしてます(笑)