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この記事のサマリー
・「大風呂敷」は「大きな風呂敷」と「非現実的な大げさな話・計画」という2つの意味があります。
・「大風呂敷を広げる」は、今の状況に見合わない大げさな発言や計画を口にすることです。
・言い換え表現には「大口を叩く」「ほら吹き」「大言壮語」などがあります。
「大風呂敷」って、ちょっと笑えるのに、なぜか心に残る言葉でもあります。勢いよく語った目標や計画が、あとから自分の首をしめることもあるし、逆に「大きく言ったからこそ」踏ん張れた… なんてこともある。つまり、単なる悪口やツッコミで終わらない、案外奥行きのある表現なんですよね。
この記事では、「大風呂敷」の意味をきちんと押さえた上で、使い方のコツ、言い換え表現まで、手早く整理します。
「大風呂敷」ってどんな意味?
「大風呂敷」は「おおぶろしき」と読み、2つの意味があります。1つ目は文字通り、「大きな風呂敷」のことです。
2つ目は、「現実性に乏しい大袈裟な話や計画」を指す言葉として使われます。つまり「大風呂敷を広げる」ということわざは、「現実に合わないような大袈裟なことを言ったり、計画を立てること」という意味です。会話では、この形で使われることが多いでしょう。
辞書では次のように説明されていますよ。
おお‐ぶろしき〔おほ‐〕【大風呂敷】
1 大きなふろしき。
2 現実性に乏しい大げさな話や計画。「彼一流の―だよ」
引用:『デジタル大辞泉』(小学館)

使い方を例文でチェック!
「大風呂敷」と聞いてもどんな状況で使う言葉なのか、イメージできない人も多いはず。ここでは、「大風呂敷」の使い方を例文で確認していきましょう。
後輩にいいところを見せたいと思い、「必ず大会で優勝する」と大風呂敷を広げてしまった。
「大風呂敷」は、会話の中で「大風呂敷を広げる」の形で使われることが多いでしょう。実現できる見通しや根拠よりも大きな目標を口にしたときに、「大げさに言っている」という意味合いで用いられます。
彼は酔っ払うとすぐに大風呂敷を広げるので、あまり信用できない。
実現の見通しが薄い内容を繰り返し口にすると、周囲から「話を大きくしている」と受け取られることがあります。「大風呂敷を広げる」は、そのように「現実との釣り合い」が取れていない発言や計画に対して使われる言い回しです。
兄は次の試験で学年一位を取ると大風呂敷を広げたが、残念な結果に終わった。
「学年一位を取る」といった大きな目標を口にしたものの、結果が伴わなかったときに、「大風呂敷を広げた」と表現できます。発言や計画が、現実の状況に比べて大げさだと感じられる場面で使われますね。
類語や言い換え表現とは?
「大風呂敷」と近い意味を持つ言い換え表現もあります。ここでは、意味と使い方を確認しておきましょう。
大口を叩く
大袈裟な物言いをしたり、大きな口をきくことを「大口を叩く(おおぐちをたたく)」と表現します。実力や状況に見合わない大きなことを言う場面で、「あの人はよく大口を叩く」などと言いますね。
(例文)
・彼は、「1週間以内に課題を終わらせる」と大口を叩いていた。
・彼はすぐ調子に乗って大口を叩く癖があるので信用ならない。
ほら吹き
「ほら吹き」とは、「大袈裟なデタラメを言ったり、大言を吐いたりする人」のことを指します。「大風呂敷」と同様に、内容が大げさだと感じられる言動に対して使われますよ。
(例文)
・彼はお酒を飲むとホラを吹くから気をつけた方がいい。
・彼女はクラスで1番のホラ吹きなので、信用できない。
大言壮語
「大言壮語(たいげんそうご)」とは、「実力不相応な大きなことを言うこと」です。状況や実力に見合わない大きな言葉を口にする点が、「大風呂敷」と近いですね。
(例文)
・「必ず東大に合格する」と兄は大言壮語した。
・クラスの人気者のAちゃんと付き合いたいなんて、大言壮語にも程がある。
参考:『デジタル大辞泉』(小学館)

「大風呂敷を広げる」人の特徴は?
「大風呂敷を広げる」は、発言や計画が現実の状況に釣り合わないほど大げさだと受け取られたときに使われます。ここでは、そう言われやすい人の特徴を整理しましょう。。
人の注目を集めたい
「大風呂敷を広げる」人は、周りの人に注目されたいという気持ちが強い傾向があります。自分のことを見て欲しい、認めて欲しいという思いから、つい突飛な言動をしてしまう癖があるようです。
オーバーなリアクションをとったり、他人が驚くような高い目標を口にするものの、実力が伴わないため失敗に終わることも…。結果を得ることよりも、人から注目された時点で満足していることが多いようです。
プライドが高い
「大風呂敷を広げる」人は、プライドが高く自信過剰な一面も。このようなタイプの人は、難しいことを頼まれたときでも「他人からできない人と思われるのが恥ずかしい」と思い、断ることができません。結果、自分の実力ではできないと分かっていても「できる」と豪語して引き受けてしまうところがあるようです。
嘘をついてしまうことがある
「大風呂敷を広げる」人は、人との会話の中でついつい嘘をついていることも。本人にはその自覚がなくても、周りからすると「それって嘘じゃない?」と思われるようなことを言っていることも少なくありません。
人から注目されたいという気持ちから、つい話を盛ってしまったり、自分の都合のいい解釈をしてしまうことがあるようです。

「大風呂敷」に関するFAQ
ここでは、「大風呂敷」に関するよくある疑問と回答をまとめました。参考にしてください。
Q1. 「大風呂敷」にはどんな意味がありますか?
A.「大きな風呂敷」という意味と、「現実性に乏しい大げさな話や計画」を指す意味の2つがあります。
Q2. 「大風呂敷を広げる」とは、どういうことですか?
A. 現実の状況に釣り合わないほど大げさな発言をしたり、計画を立てたりすることをいいます。
Q3. 類語や言い換え表現には何がありますか?
A. 「大口を叩く」「ほら吹き」「大言壮語」などが近い意味を持ちます。
最後に
「大風呂敷」の意味や使い方は理解できましたか? 「大風呂敷」は、大袈裟なことを言ったり、自慢したりすることを指す言葉。「大風呂敷」を広げる人は、人から注目されたい、すごいと思われたいという思いが強く、つい物事を大袈裟に言ってしまう傾向があるようです。
自分の評価を上げるために、つい調子のいいことを言っていないかどうか注意したいですね。
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