JP2799697B2 - 子持ち昆布の製造方法 - Google Patents
子持ち昆布の製造方法Info
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- JP2799697B2 JP2799697B2 JP8037087A JP3708796A JP2799697B2 JP 2799697 B2 JP2799697 B2 JP 2799697B2 JP 8037087 A JP8037087 A JP 8037087A JP 3708796 A JP3708796 A JP 3708796A JP 2799697 B2 JP2799697 B2 JP 2799697B2
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- Meat, Egg Or Seafood Products (AREA)
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、子持ち昆布の製造
方法に関するものである。
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】子持ち昆布、子持ちわかめ等は通常にし
んが昆布、わかめ等に卵(かずのこ)を生みつけたもの
で、その歯触り、舌触りに独特のものがあることから、
酒の肴等に好まれてきた。しかしながら、天然の子持ち
昆布等は魚卵が生みつけられたものであることから、こ
れを無制限に採取することは資源の枯渇化に繋がること
から、近年人工的に製造されるようになってきた。
んが昆布、わかめ等に卵(かずのこ)を生みつけたもの
で、その歯触り、舌触りに独特のものがあることから、
酒の肴等に好まれてきた。しかしながら、天然の子持ち
昆布等は魚卵が生みつけられたものであることから、こ
れを無制限に採取することは資源の枯渇化に繋がること
から、近年人工的に製造されるようになってきた。
【0003】従来、この種の子持ち昆布は、ししゃも等
の魚卵をグルテン等の接着剤を用いて昆布の両面に接着
したり、昆布に5〜30mmの切り込みを入れ、その切
り込みの隙間に接着剤を介して魚卵を接着する等の方法
により製造されていた。
の魚卵をグルテン等の接着剤を用いて昆布の両面に接着
したり、昆布に5〜30mmの切り込みを入れ、その切
り込みの隙間に接着剤を介して魚卵を接着する等の方法
により製造されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ししゃも等の魚卵をグ
ルテン等の接着剤を用いて昆布の両面に接着する方法に
あっては、製造の際昆布自体が水に濡れていることか
ら、十分な接着効果を得ることが難しく、このため塩抜
きや適宜の大きさに切断する際等に魚卵が剥がれ落ちて
しまうという問題があった。
ルテン等の接着剤を用いて昆布の両面に接着する方法に
あっては、製造の際昆布自体が水に濡れていることか
ら、十分な接着効果を得ることが難しく、このため塩抜
きや適宜の大きさに切断する際等に魚卵が剥がれ落ちて
しまうという問題があった。
【0005このような問題
を解決するものとして、昆布に5〜30mmの切り込み
を入れ、その切り込みの隙間に接着剤を介して魚卵を接
着する方法が先に本発明者によりなされた(特公昭63
−60981)。この方法は切り込み内に接着剤を介し
て魚卵を強固に固定することができることから、塩抜き
および切断等の工程においても、魚卵が剥がれ落ちるこ
とがなく、子持ち昆布の製造方法としては優れたもので
あったが、次のような問題を有していた。その切り込み
は出刃包丁等の刃物により行なわれるものであることか
ら、手作業に頼らざるをえず、そのため作業効率が悪
く、さらに魚卵を切り込みの隙間に確実に接着するため
には、切り込みをつけた昆布を横方向に両方から引っ張
って切り込み部を拡げつつ魚卵と接着剤を混ぜたものを
塗布しなければならなかった。この切り込みを拡開する
工程は、通常昆布が水に濡れていることから、迅速に行
なうことができず、作業効率の低下の原因ともなってい
た。本発明は、これらの従来の問題点を解決し、昆布へ
の魚卵の接着を確実にするとともに、その製造に際して
魚卵の接着の工程を簡易化し、製造効率の向上を図るこ
とを可能とした子持ち昆布の製造方法を提供することを
目的とするものである。 【0006】
を解決するものとして、昆布に5〜30mmの切り込み
を入れ、その切り込みの隙間に接着剤を介して魚卵を接
着する方法が先に本発明者によりなされた(特公昭63
−60981)。この方法は切り込み内に接着剤を介し
て魚卵を強固に固定することができることから、塩抜き
および切断等の工程においても、魚卵が剥がれ落ちるこ
とがなく、子持ち昆布の製造方法としては優れたもので
あったが、次のような問題を有していた。その切り込み
は出刃包丁等の刃物により行なわれるものであることか
ら、手作業に頼らざるをえず、そのため作業効率が悪
く、さらに魚卵を切り込みの隙間に確実に接着するため
には、切り込みをつけた昆布を横方向に両方から引っ張
って切り込み部を拡げつつ魚卵と接着剤を混ぜたものを
塗布しなければならなかった。この切り込みを拡開する
工程は、通常昆布が水に濡れていることから、迅速に行
なうことができず、作業効率の低下の原因ともなってい
た。本発明は、これらの従来の問題点を解決し、昆布へ
の魚卵の接着を確実にするとともに、その製造に際して
魚卵の接着の工程を簡易化し、製造効率の向上を図るこ
とを可能とした子持ち昆布の製造方法を提供することを
目的とするものである。 【0006】
【課題を解決するための手段】本発明はこれらの目的を
達成するために、 原形もしくは適宜長さに切断した昆
布に0.5〜30mmの多数の穿孔を設ける第1の工程
と、該昆布の上下面に魚卵と接着剤の混合物を塗布する
第2の工程と、昆布および接着剤を乾燥し固化させる第
3の工程とからなることを特徴とし、さらに昆布および
接着剤を乾燥し固化させる第3の工程において、30〜
80℃で10〜20分間加熱することを特徴とするもの
である。
達成するために、 原形もしくは適宜長さに切断した昆
布に0.5〜30mmの多数の穿孔を設ける第1の工程
と、該昆布の上下面に魚卵と接着剤の混合物を塗布する
第2の工程と、昆布および接着剤を乾燥し固化させる第
3の工程とからなることを特徴とし、さらに昆布および
接着剤を乾燥し固化させる第3の工程において、30〜
80℃で10〜20分間加熱することを特徴とするもの
である。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明に係る子持ち昆布の製造方
法の実施の形態を説明する。第1の工程は、昆布に多数
の穿孔を設ける工程である。昆布としては、切断をして
いない長い状態の原形のものもしくは巾20cm、長さ
40cm程度の大きさに切断したものが使用される。
作業効率を考えると切断したものが扱いやすい。この昆
布にパンチにより0.5〜30mmの孔を適宜数穿孔す
る。 穿孔する孔の数は、使用する魚卵の大きさおよび
昆布の大きさにより適宜増減することができる。 さら
に、孔の大きさも魚卵および昆布の大きさにより適宜選
択することができる。しかしながら、孔が大き過ぎた
り、数が多過ぎると、食感が悪くなり、子持ち昆布とし
ての品質が低下することから、自ら限界がある。使用す
るパンチとしては、昆布に確実に所望の大きさの孔を明
けることができるものであればよく、既存の食品用のパ
ンチを使用することができる。さらに、孔の形状も魚卵
が確実に入り込み固定され得るものであれば良いことか
ら、円形、三角形、四角形等任意の形状のパンチを使用
することができる。なお、円形のものにあっては、孔が
鋭角部を有しないことから、水に濡れて軟らかくなった
昆布が避けるおそれがないという利点を有する。
法の実施の形態を説明する。第1の工程は、昆布に多数
の穿孔を設ける工程である。昆布としては、切断をして
いない長い状態の原形のものもしくは巾20cm、長さ
40cm程度の大きさに切断したものが使用される。
作業効率を考えると切断したものが扱いやすい。この昆
布にパンチにより0.5〜30mmの孔を適宜数穿孔す
る。 穿孔する孔の数は、使用する魚卵の大きさおよび
昆布の大きさにより適宜増減することができる。 さら
に、孔の大きさも魚卵および昆布の大きさにより適宜選
択することができる。しかしながら、孔が大き過ぎた
り、数が多過ぎると、食感が悪くなり、子持ち昆布とし
ての品質が低下することから、自ら限界がある。使用す
るパンチとしては、昆布に確実に所望の大きさの孔を明
けることができるものであればよく、既存の食品用のパ
ンチを使用することができる。さらに、孔の形状も魚卵
が確実に入り込み固定され得るものであれば良いことか
ら、円形、三角形、四角形等任意の形状のパンチを使用
することができる。なお、円形のものにあっては、孔が
鋭角部を有しないことから、水に濡れて軟らかくなった
昆布が避けるおそれがないという利点を有する。
【0008】第2の工程は、第1の工程において穿孔し
た孔に魚卵を接着剤を介して接着する工程である。魚卵
としては、かずのこ、たらこ等の他にししゃも、飛び魚
の卵等が使用される。接着剤としては、グルテン等の公
知の食品用のものを使用することができるが、魚肉のす
り身が食味上から適しており、特にたらのすり身をフリ
ーズドライしたものが最適である。これらの魚卵と接着
剤とを混合したものをへら、刷毛等により前記第1の工
程を経た昆布の両面に塗布した後、両側をラップフィル
ムで挟み、ローラにより軽く圧力をかけつつ引き伸ばす
ことにより、第2の工程を終了する。
た孔に魚卵を接着剤を介して接着する工程である。魚卵
としては、かずのこ、たらこ等の他にししゃも、飛び魚
の卵等が使用される。接着剤としては、グルテン等の公
知の食品用のものを使用することができるが、魚肉のす
り身が食味上から適しており、特にたらのすり身をフリ
ーズドライしたものが最適である。これらの魚卵と接着
剤とを混合したものをへら、刷毛等により前記第1の工
程を経た昆布の両面に塗布した後、両側をラップフィル
ムで挟み、ローラにより軽く圧力をかけつつ引き伸ばす
ことにより、第2の工程を終了する。
【0009】第3の工程は、接着剤を固化し、魚卵を昆
布に固着させる工程である。第1および第2の工程を経
て魚卵が塗布された昆布を30〜80℃で10〜20分
間加熱する。この加熱により、接着剤が固化することか
ら、魚卵は確実に昆布に接着される。この加熱は接着剤
を固化させることを目的とするものであるから、加熱の
結果魚卵までもが乾燥しないように注意が必要である。
固化が効果的に行なわれ、かつ製品としての子持ち昆布
の食味を損なうことがないためには、30〜80℃で1
0〜20分が適当である。
布に固着させる工程である。第1および第2の工程を経
て魚卵が塗布された昆布を30〜80℃で10〜20分
間加熱する。この加熱により、接着剤が固化することか
ら、魚卵は確実に昆布に接着される。この加熱は接着剤
を固化させることを目的とするものであるから、加熱の
結果魚卵までもが乾燥しないように注意が必要である。
固化が効果的に行なわれ、かつ製品としての子持ち昆布
の食味を損なうことがないためには、30〜80℃で1
0〜20分が適当である。
【0010】
【実施例】上記の実施の形態をより具体化した実施の一
例を以下に述べる。巾20cm、長さ40cmの大きさ
に切った昆布にパンチにより、2mmの孔を穿孔する。
各孔の間隔は2mm程度とする。魚卵としてはししゃも
のバラ脱水卵を用いる。このししゃもの脱水卵5kgに
食塩100gおよび接着剤としてのフリーズドライした
たらのすり身200gを加えて、よく混合する。ししゃ
もの脱水卵とたらのすり身を完全に混合したものをパン
チで所望数の孔が開けられた昆布にへら、刷毛で塗布し
た後、両面からラップフィルムで挟み、ローラにより軽
く圧力を加えつつ引き伸ばす。次に、40℃で約15分
間ドライヤーにより加熱し、接着剤を固化させた後、ラ
ップフィルムを剥がし、目的の子持ち昆布を得る。得ら
れた子持ち昆布は、適宜大きさに切り、袋詰めし、出荷
される。
例を以下に述べる。巾20cm、長さ40cmの大きさ
に切った昆布にパンチにより、2mmの孔を穿孔する。
各孔の間隔は2mm程度とする。魚卵としてはししゃも
のバラ脱水卵を用いる。このししゃもの脱水卵5kgに
食塩100gおよび接着剤としてのフリーズドライした
たらのすり身200gを加えて、よく混合する。ししゃ
もの脱水卵とたらのすり身を完全に混合したものをパン
チで所望数の孔が開けられた昆布にへら、刷毛で塗布し
た後、両面からラップフィルムで挟み、ローラにより軽
く圧力を加えつつ引き伸ばす。次に、40℃で約15分
間ドライヤーにより加熱し、接着剤を固化させた後、ラ
ップフィルムを剥がし、目的の子持ち昆布を得る。得ら
れた子持ち昆布は、適宜大きさに切り、袋詰めし、出荷
される。
【0011】
【発明の効果】以上の工程よりなる本発明に係る子持ち
昆布の製造方法は、パンチにより孔が開けられた昆布に
魚卵と接着剤を混合したものを塗布するものであり、孔
内に魚卵が入り込むことから、より高い接着効果を得る
ことができるので、魚卵が塩抜きの際や、所望の大きさ
に切り刻む際に剥がれ落ちることがない。さらに、パン
チにより昆布に孔が開けられ、しかもその孔の大きさを
使用する魚卵に応じて選択することができることから、
魚卵を接着剤とともに容易に孔内に入り込ませることが
できるので、従来のように昆布を左右に引っ張って切り
込みを拡開し、魚卵を押し入れる特別の工程を必要とし
ない。また、パンチとして多数の穿孔部を有するものを
使用すれば、その孔開けの工程もより効率的に行なうこ
とができる。本発明において使用する魚卵はバラ状のも
のでよいことから、かずのこ、たらこ等の製品としては
適しない規格外品を使用することができることから、得
られる子持ち昆布も安価となり、より優れた市場性を有
する等子持ち昆布の製造方法として多くの効果を有す
る。
昆布の製造方法は、パンチにより孔が開けられた昆布に
魚卵と接着剤を混合したものを塗布するものであり、孔
内に魚卵が入り込むことから、より高い接着効果を得る
ことができるので、魚卵が塩抜きの際や、所望の大きさ
に切り刻む際に剥がれ落ちることがない。さらに、パン
チにより昆布に孔が開けられ、しかもその孔の大きさを
使用する魚卵に応じて選択することができることから、
魚卵を接着剤とともに容易に孔内に入り込ませることが
できるので、従来のように昆布を左右に引っ張って切り
込みを拡開し、魚卵を押し入れる特別の工程を必要とし
ない。また、パンチとして多数の穿孔部を有するものを
使用すれば、その孔開けの工程もより効率的に行なうこ
とができる。本発明において使用する魚卵はバラ状のも
のでよいことから、かずのこ、たらこ等の製品としては
適しない規格外品を使用することができることから、得
られる子持ち昆布も安価となり、より優れた市場性を有
する等子持ち昆布の製造方法として多くの効果を有す
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A23L 1/328 A23L 1/337 102
Claims (2)
- 【請求項1】 原形もしくは適宜長さに切断した昆布に
0.5〜30mmの多数の穿孔を設ける第1の工程と、
該昆布の上下面に魚卵と接着剤の混合物を塗布する第2
の工程と、昆布および接着剤を乾燥し固化させる第3の
工程とからなることを特徴とする子持ち昆布の製造方
法。 - 【請求項2】 昆布および接着剤を乾燥し固化させる第
3の工程において、30〜80℃で10〜20分間加熱
することを特徴とする請求項1記載の子持ち昆布の製造
方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8037087A JP2799697B2 (ja) | 1996-02-01 | 1996-02-01 | 子持ち昆布の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8037087A JP2799697B2 (ja) | 1996-02-01 | 1996-02-01 | 子持ち昆布の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09206032A JPH09206032A (ja) | 1997-08-12 |
| JP2799697B2 true JP2799697B2 (ja) | 1998-09-21 |
Family
ID=12487784
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8037087A Expired - Fee Related JP2799697B2 (ja) | 1996-02-01 | 1996-02-01 | 子持ち昆布の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2799697B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001061448A (ja) * | 1999-08-26 | 2001-03-13 | Ajinomoto Co Inc | 子持ち昆布食品の製造方法。 |
-
1996
- 1996-02-01 JP JP8037087A patent/JP2799697B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH09206032A (ja) | 1997-08-12 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |