JP2896602B2 - 可撓性筒状基材の製造装置 - Google Patents
可撓性筒状基材の製造装置Info
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Description
本発明は、可撓性筒状基材の外周面に塗布剤を塗布し
て乾燥する際に用いる可撓性筒状基材の製造装置に関す
るものである。ここで可撓性筒状基材とは、筒状に織ら
れた布,筒状に編まれた布又は筒状に成形された軟質プ
ラスチツクフイルム等の如く腰の弱い筒状のものをい
う。
て乾燥する際に用いる可撓性筒状基材の製造装置に関す
るものである。ここで可撓性筒状基材とは、筒状に織ら
れた布,筒状に編まれた布又は筒状に成形された軟質プ
ラスチツクフイルム等の如く腰の弱い筒状のものをい
う。
従来、塗布乾燥装置は、帯状基材の片面に塗布乾燥を
行なうものであり、可撓性筒状基材の外周面に塗布乾燥
することはできなかつた。
行なうものであり、可撓性筒状基材の外周面に塗布乾燥
することはできなかつた。
【発明が解決しようとする課題】 そのため、可撓性基材をベースとして外表面塗布した
筒状製品を製造する場合には、帯状にした可撓性基材の
片面に塗布剤を塗布乾燥し、得られた帯状素材の長手両
縁同志を縫合又は接着等が接合して筒状にし、接合部に
塗布剤を必要に応じて塗布乾燥して筒状製品を得てい
た。しかし、前記製造方法では、接合する手間を必要と
するため製造コストが増大する欠点があり、更に接合部
と非接合部とでは可撓性が異なるため全体に均一に筒状
製品を得ることができなかつた。 本発明は、上記問題点を解決するために、可撓性筒状
基材の外周面に塗布剤を塗布乾燥することができる可撓
性筒状基材の製造装置の提供を目的とする。
筒状製品を製造する場合には、帯状にした可撓性基材の
片面に塗布剤を塗布乾燥し、得られた帯状素材の長手両
縁同志を縫合又は接着等が接合して筒状にし、接合部に
塗布剤を必要に応じて塗布乾燥して筒状製品を得てい
た。しかし、前記製造方法では、接合する手間を必要と
するため製造コストが増大する欠点があり、更に接合部
と非接合部とでは可撓性が異なるため全体に均一に筒状
製品を得ることができなかつた。 本発明は、上記問題点を解決するために、可撓性筒状
基材の外周面に塗布剤を塗布乾燥することができる可撓
性筒状基材の製造装置の提供を目的とする。
本発明に係る可撓性筒状基材の製造装置(以下、「本
発明装置」という)が採用した手段は、上下方向に長い
可撓性筒状基材用筒状通路を形成し、この筒状通路の内
側に、上方から下方に向って順に案内棒,バツクアツプ
具及び通気筒を連接した状態で配設し、案内棒は上方ス
トツク域と下方ストツク域とに区画し、案内棒の上方ス
トツク域より上方の高さ位置で且つ筒状通路に外側に、
案内棒をチヤツク固定する着脱自在な上方チヤツク装置
を配設し、上方ストツク域と下方ストツク域との間の高
さ位置で且つ筒状通路の外側に、案内棒をチヤツク固定
する着脱自在な下方チヤツク装置を配設し、上方チヤツ
ク装置と下方チヤツク装置とを交互に着脱できるものと
し、バツクアツプ具の外側に塗布装置を配設し、通気筒
の外側に、筒状通路が貫通する乾燥装置を配設し、前記
案内棒及びバツクアツプ具に設けられた空気通路の受給
口を案内棒の上方に開口すると共に空気通路の排出口を
通気筒の内部に開口したことである。
発明装置」という)が採用した手段は、上下方向に長い
可撓性筒状基材用筒状通路を形成し、この筒状通路の内
側に、上方から下方に向って順に案内棒,バツクアツプ
具及び通気筒を連接した状態で配設し、案内棒は上方ス
トツク域と下方ストツク域とに区画し、案内棒の上方ス
トツク域より上方の高さ位置で且つ筒状通路に外側に、
案内棒をチヤツク固定する着脱自在な上方チヤツク装置
を配設し、上方ストツク域と下方ストツク域との間の高
さ位置で且つ筒状通路の外側に、案内棒をチヤツク固定
する着脱自在な下方チヤツク装置を配設し、上方チヤツ
ク装置と下方チヤツク装置とを交互に着脱できるものと
し、バツクアツプ具の外側に塗布装置を配設し、通気筒
の外側に、筒状通路が貫通する乾燥装置を配設し、前記
案内棒及びバツクアツプ具に設けられた空気通路の受給
口を案内棒の上方に開口すると共に空気通路の排出口を
通気筒の内部に開口したことである。
上方チヤツク装置を脱状態とすると、案内棒の上方ス
トツク域に可撓性筒状基材を外嵌挿入することができ
る。上方チヤツク装置を着状態にすると共に下方チヤツ
ク装置を脱状態にすると、可撓性筒状基材を上方ストツ
ク域から下方ストツク域に移動することができる。可撓
性筒状基材は、下方ストツク域からバツクアツプ具に導
かれてバツクアツプ具を通過する間に、基材表面に塗布
剤が塗布装置で塗布される。塗着された塗布膜は、可撓
性筒状基材が通気筒の外側を通過する間に、乾燥装置で
乾燥される。空気通路は、受給口に適宜静圧の空気が供
給されると、この空気を通気筒の内部に導く。通気筒
は、導かれた空気を筒状通路に吐出し、通気筒の外周面
と可撓性筒状基材の内周面との間にプラス静圧の空気層
を形成する。この空気層は、可撓性筒状基材を支持し、
通気筒と可撓性筒状基材との接触を防止する。
トツク域に可撓性筒状基材を外嵌挿入することができ
る。上方チヤツク装置を着状態にすると共に下方チヤツ
ク装置を脱状態にすると、可撓性筒状基材を上方ストツ
ク域から下方ストツク域に移動することができる。可撓
性筒状基材は、下方ストツク域からバツクアツプ具に導
かれてバツクアツプ具を通過する間に、基材表面に塗布
剤が塗布装置で塗布される。塗着された塗布膜は、可撓
性筒状基材が通気筒の外側を通過する間に、乾燥装置で
乾燥される。空気通路は、受給口に適宜静圧の空気が供
給されると、この空気を通気筒の内部に導く。通気筒
は、導かれた空気を筒状通路に吐出し、通気筒の外周面
と可撓性筒状基材の内周面との間にプラス静圧の空気層
を形成する。この空気層は、可撓性筒状基材を支持し、
通気筒と可撓性筒状基材との接触を防止する。
以下、本発明装置を第1図乃至第4図に示す実施例に
基づいて説明する。 本発明装置1は、第1図に示す如く、可撓性筒状基材
用の上下方向に長い筒状通路Rを形成し、筒状通路Rの
内側に、上方から下方に向って順に案内棒2,バツクアツ
プ具5及び通気筒7を連結した状態で配設してある。本
発明装置1は、筒状通路Rの外側に、上方から下方に向
つて順に上方チヤツク装置3,下方チヤツク装置4,塗布装
置6及び乾燥装置8を配設してある。 前記案内棒2は、軽合金素材,繊維強化プラスチツク
素材通の軽量素材を主材として棒状に形成されており、
外周側に形成した筒状通路Rを上方ストツク域R1と上方
ストツク域R2とに区画してある。案内棒2は、上方スト
ツク域R1より上方の部位及び上方ストツク域R1と下方ス
トツク域R2との間に、被チヤツク部2a,2bを形成してあ
る。被チヤツク部2a,2bをチヤツク固定する上方チヤツ
ク装置3及び下方チヤツク装置4は、エアーシリンダー
等からなる操作具3b及び4bで前進・後退するチヤツク爪
3a及び4aの複数組みを備えている。下方ストツク域R2
は、継合せ域R2−1で上部域R2−2と下部域R2−3に区
画してある。継合せ域R2−1の外周側には、継合せ域2
−1の回りを移動するオーバーロツクミシン等からなる
基材継合せ装置9を配設してある。継合せ域R2−1の下
方には、加圧ロール10aの複数からなるオーバーフイー
ド装置10を配設してある。このオーバーフイード装置10
は、継合わせの完了した可撓性筒状基材Bを上部域R2−
2から下部域R2−3へ急速に移動させて、上部域R2−2
へ次の新しい可撓性筒状基材Bを導けるようにしてあ
る。下部域R2−3の下方寄りには、第1図及び第2図に
示す如く、駆動ロール11a及び被加圧ロール11bの組合せ
からなるロールユニツト11の2組を備えた搬送装置12を
配設してある。この搬送装置12は、下部域R2−3に蛇腹
状にストツクされている可撓性筒状基材Bを所定速度で
下方のバツクアツプ具5へ搬出するようにしてある。 前記バツクアツプ具5は、第1図及び第3図に示す如
く、前記案内棒2の下端へ着脱自在に連結13した芯棒14
と、芯棒14の段部14aに嵌挿した環状案内具15と、段部1
4aの下面14bとで環状案内具15を挾持するナツト16とを
備えている。環状案内具15は、滑り抵抗の小さなシリコ
ンゴム等の弾性素材で成形され、ナツト16の挾持圧力を
調節することにより、樽状の外周面からなるバツクアツ
プ面15aの最大外周径(即ち、筒状通路Rの内径)を調
節できるようにしてある。バツクアツプ具5は、バツク
アツプ面15aの最大外周径の調節により、バツクアツプ
面15aを通過する可撓性筒状基材Bの周方向の張力を塗
布に最適な値とすることができる、なお、上記環状案内
具15は、金属素材で樽状等の適宜形状に成形したのであ
つてバツクアツプ面15aの最大外周径の異なるものを複
数準備し、可撓性筒状基材Bの筒径に対応して交換する
ことも可能である。環状案内具15を金属素材で成形する
場合には、バツクアツプ面15aをクロームメツキ仕上し
た耐摩耗性の向上を図ることが好ましい。 前記案内棒2及びバツクアツプ具5の芯棒14には、上
下方向に空気通路30を穿設してある。空気通路30は、案
内棒2の被チヤツク部2a,2bに受給口30a,30aを開設する
と共に、各受給口30aの近傍に逆止弁31を配設してあ
る。逆止弁31は、空気通路30から受給口30aへの逆流を
防止する。上方チヤツク装置3及び下方チヤツク装置4
の夫々は、チヤツク爪3a(4a)の適所に、上記受給口30
aに接続し得る送風機32の供給口32aを開設し、チヤツク
爪3a(4a)が着状態のとき、供給口32aと受給口30aを連
通状態にして送風機32から空気通路30に空気を供給する
ようにしてある。空気通路30は、下端に排出口30bを後
述する通気筒7の内部に開口してある。 前記塗布装置6は、第3図に示す如く、バツクアツプ
具5の外側に固定配置した環状基部18と、環状基部18に
取付けられ且つ中央に円形の開口周縁部17aを開設した
環状塗布具17とを備えている。塗布装置6は、環状塗布
具17をバネ特性のある環状ブレードで形成したときには
ブレードコート方式となり、環状塗布具17を剛性の大き
な環状ナイフで形成したときにはナイフコート方式とな
り、高粘度乃至低粘度の塗布剤Caを塗布することができ
る。また、塗布装置6は、図示は省略したが、バツクア
ツプ具5のバツクアツプ面15aで案内される可撓性筒状
基材Bの外周面Baに向って低粘度の塗布剤を噴射するス
プレーコトー方式等を採用することも可能であり、可撓
性筒状基材Bの外周面Baに部分塗布することもできる。 前記通気筒7は、第1図及び第3図に示す如く、通気
孔7a,7a…を穿設した多孔板等の通気素材から筒状に形
成され、上端開口部7bを前記バツクアツプ具5に連結19
すると共に下方端に案内具20を取着してある。通気筒7
の外側には、前記バツクアツプ具5から案内具20まで筒
状通路Rを形成してある。通気筒7は、前記空気通路30
の排出口30bから適宜静圧の空気が供給されると、通気
孔7a,7a…から筒状通路Rに向って空気を導き、筒状通
路Rを通過する可撓性筒状基材Bと通気筒7の外周面7c
との間にプラス静圧の空気層Fを形成する。 前記乾燥装置8は、第1図及び第4図に示す如く、前
記通気筒7が中央上下方向に貫通している。乾燥装置8
は、本体箱24と、本体箱24に内蔵されたフアン21a及び
ヒータ21b等からなる熱風発生装置21と、通気筒7を囲
繞するように配設されると共に熱風発生装置21の吐出側
21cに連通するプレナム室22と、プレナム室22の外側に
配設されると共に熱風発生装置21の吸引側21dに連通す
るサクション室23とから構成されている。プレナム室22
は、内周側に、筒状通路Rに向つて熱風を噴出する環状
ノズル22aの複数を開設してある。更に、プレナム室22
は、環状ノズル22aから噴出した熱風をサクション室23
へ導くための還流路25の複数を貫設してある。本体箱24
は、適所に排気通路26を設けてある。なお、乾燥装置8
は、熱風乾燥方式に限定するものではなく、塗布膜Cb
(第3図参照)の最適乾燥特性に応じて赤外線乾燥方式
又は熱風と赤外線とを併用した乾燥方式とすることも可
能である。また乾燥装置8の下方には、図示は省略した
が、筒状通路Rに向つて冷風を噴出する冷却装置を配設
することもある。 前記通気筒7(第1図参照)の案内具8の下方には、
引出し装置28を配設してある。この引出し装置28は、駆
動ロール28aと加圧ロール28bとからなり、筒状通路Rを
通過した塗布乾燥済みの可撓性筒状基材Bを平坦状に合
せるように両ロール28a,28bでニツプしながら引出すも
のである。引出し装置28は、前記搬送装置12の駆動ロー
ル11aの搬送速度を基準とした定張力制御で駆動され、
前記バツクアツプ具5及び乾燥装置8を通過する可撓性
筒状基材Bの張力を一定に維持するようにしてある。前
記バツクアツプ具5の上方には、定張力制御のためのタ
ツチロール方式等からなる張力検出器29を配設してあ
る。 次に、本発明装置1の操作手順を説明する。先ず、第
1図に示す如く、上方チヤツク装置3のチヤツク爪3a,3
a…を後退させ脱状態にすると共に案内棒2の上方にカ
ートリツジ33を搬入する。カートリツジ33は、適宜長さ
の可撓性筒状基材Bを蛇腹状に外嵌したものである。こ
のカートリツジ33の可撓性筒状基材Bは、下方に強制移
動されて案内棒2の上方ストツク域R1に外嵌挿入する。
次に、上方チヤツク装置3のチヤツク爪3a,3a…を前進
させて着状態にした後に下方チヤツク装置4を脱状態に
して、可撓性筒状基材Bを蛇膜状のまま上方ストツク域
R1から下方ストツク域R2の下部域R2−2へ移動する。上
記同様にして、可撓性筒状基材Bを蛇腹状のまま下方ス
トツク域R2の上部域R2−1へ移動する。そして、下方ス
トツク域R2の上部域R2−1及び下部域R2−2の夫々にス
トツクしている可撓性筒状基材B,Bの端部同志を基材継
合せ装置9で接合する。前記可撓性筒状基材Bの搬入及
び端部同志の接合は、下方ストツク域R2の下部域R2−2
に、可撓性筒状基材がBが常にストツクするように行な
われる。この下部域R2−2にストツクされている可撓性
筒状基材Bは、その下端を下方に引出し装置28まで予め
導かれ、搬送装置12でバツクアツプ具5に設定速度で搬
入される。可撓性筒状基材Bは、第3図に示す如く、バ
ツクアツプ案内面15a上を通過する間に、基材表面Baに
塗布剤Caが塗布装置6で塗布される。外周面Baに塗布膜
Cbが塗着した可撓性筒状基材Bは、第1図に示す如く、
通気筒7の外側に形成した筒状通路Rを通過する。この
通過の際に、可撓性筒状基材Bは、通気筒7の外周面7c
との間に形成したプラス静圧の空気層Fで支持されるの
で、通気筒7と接触することなく筒状を維持しつつ乾燥
装置8内を通過する。なお、空気層Fは、塗布膜Cbが防
水膜等となる場合、塗布膜Cbを突き破らない静圧とな
る。乾燥装置8は、熱風発生装置21から供給された適宜
温度の熱風を各環状ノズル23aから塗布膜Cbに向って噴
出し(第4図参照)、通過中の可撓性筒状基材Bの塗布
膜Cbを乾燥する。乾燥した可撓性筒状基材Bは、引出し
装置28に導かれ、次の工程に搬出される。
基づいて説明する。 本発明装置1は、第1図に示す如く、可撓性筒状基材
用の上下方向に長い筒状通路Rを形成し、筒状通路Rの
内側に、上方から下方に向って順に案内棒2,バツクアツ
プ具5及び通気筒7を連結した状態で配設してある。本
発明装置1は、筒状通路Rの外側に、上方から下方に向
つて順に上方チヤツク装置3,下方チヤツク装置4,塗布装
置6及び乾燥装置8を配設してある。 前記案内棒2は、軽合金素材,繊維強化プラスチツク
素材通の軽量素材を主材として棒状に形成されており、
外周側に形成した筒状通路Rを上方ストツク域R1と上方
ストツク域R2とに区画してある。案内棒2は、上方スト
ツク域R1より上方の部位及び上方ストツク域R1と下方ス
トツク域R2との間に、被チヤツク部2a,2bを形成してあ
る。被チヤツク部2a,2bをチヤツク固定する上方チヤツ
ク装置3及び下方チヤツク装置4は、エアーシリンダー
等からなる操作具3b及び4bで前進・後退するチヤツク爪
3a及び4aの複数組みを備えている。下方ストツク域R2
は、継合せ域R2−1で上部域R2−2と下部域R2−3に区
画してある。継合せ域R2−1の外周側には、継合せ域2
−1の回りを移動するオーバーロツクミシン等からなる
基材継合せ装置9を配設してある。継合せ域R2−1の下
方には、加圧ロール10aの複数からなるオーバーフイー
ド装置10を配設してある。このオーバーフイード装置10
は、継合わせの完了した可撓性筒状基材Bを上部域R2−
2から下部域R2−3へ急速に移動させて、上部域R2−2
へ次の新しい可撓性筒状基材Bを導けるようにしてあ
る。下部域R2−3の下方寄りには、第1図及び第2図に
示す如く、駆動ロール11a及び被加圧ロール11bの組合せ
からなるロールユニツト11の2組を備えた搬送装置12を
配設してある。この搬送装置12は、下部域R2−3に蛇腹
状にストツクされている可撓性筒状基材Bを所定速度で
下方のバツクアツプ具5へ搬出するようにしてある。 前記バツクアツプ具5は、第1図及び第3図に示す如
く、前記案内棒2の下端へ着脱自在に連結13した芯棒14
と、芯棒14の段部14aに嵌挿した環状案内具15と、段部1
4aの下面14bとで環状案内具15を挾持するナツト16とを
備えている。環状案内具15は、滑り抵抗の小さなシリコ
ンゴム等の弾性素材で成形され、ナツト16の挾持圧力を
調節することにより、樽状の外周面からなるバツクアツ
プ面15aの最大外周径(即ち、筒状通路Rの内径)を調
節できるようにしてある。バツクアツプ具5は、バツク
アツプ面15aの最大外周径の調節により、バツクアツプ
面15aを通過する可撓性筒状基材Bの周方向の張力を塗
布に最適な値とすることができる、なお、上記環状案内
具15は、金属素材で樽状等の適宜形状に成形したのであ
つてバツクアツプ面15aの最大外周径の異なるものを複
数準備し、可撓性筒状基材Bの筒径に対応して交換する
ことも可能である。環状案内具15を金属素材で成形する
場合には、バツクアツプ面15aをクロームメツキ仕上し
た耐摩耗性の向上を図ることが好ましい。 前記案内棒2及びバツクアツプ具5の芯棒14には、上
下方向に空気通路30を穿設してある。空気通路30は、案
内棒2の被チヤツク部2a,2bに受給口30a,30aを開設する
と共に、各受給口30aの近傍に逆止弁31を配設してあ
る。逆止弁31は、空気通路30から受給口30aへの逆流を
防止する。上方チヤツク装置3及び下方チヤツク装置4
の夫々は、チヤツク爪3a(4a)の適所に、上記受給口30
aに接続し得る送風機32の供給口32aを開設し、チヤツク
爪3a(4a)が着状態のとき、供給口32aと受給口30aを連
通状態にして送風機32から空気通路30に空気を供給する
ようにしてある。空気通路30は、下端に排出口30bを後
述する通気筒7の内部に開口してある。 前記塗布装置6は、第3図に示す如く、バツクアツプ
具5の外側に固定配置した環状基部18と、環状基部18に
取付けられ且つ中央に円形の開口周縁部17aを開設した
環状塗布具17とを備えている。塗布装置6は、環状塗布
具17をバネ特性のある環状ブレードで形成したときには
ブレードコート方式となり、環状塗布具17を剛性の大き
な環状ナイフで形成したときにはナイフコート方式とな
り、高粘度乃至低粘度の塗布剤Caを塗布することができ
る。また、塗布装置6は、図示は省略したが、バツクア
ツプ具5のバツクアツプ面15aで案内される可撓性筒状
基材Bの外周面Baに向って低粘度の塗布剤を噴射するス
プレーコトー方式等を採用することも可能であり、可撓
性筒状基材Bの外周面Baに部分塗布することもできる。 前記通気筒7は、第1図及び第3図に示す如く、通気
孔7a,7a…を穿設した多孔板等の通気素材から筒状に形
成され、上端開口部7bを前記バツクアツプ具5に連結19
すると共に下方端に案内具20を取着してある。通気筒7
の外側には、前記バツクアツプ具5から案内具20まで筒
状通路Rを形成してある。通気筒7は、前記空気通路30
の排出口30bから適宜静圧の空気が供給されると、通気
孔7a,7a…から筒状通路Rに向って空気を導き、筒状通
路Rを通過する可撓性筒状基材Bと通気筒7の外周面7c
との間にプラス静圧の空気層Fを形成する。 前記乾燥装置8は、第1図及び第4図に示す如く、前
記通気筒7が中央上下方向に貫通している。乾燥装置8
は、本体箱24と、本体箱24に内蔵されたフアン21a及び
ヒータ21b等からなる熱風発生装置21と、通気筒7を囲
繞するように配設されると共に熱風発生装置21の吐出側
21cに連通するプレナム室22と、プレナム室22の外側に
配設されると共に熱風発生装置21の吸引側21dに連通す
るサクション室23とから構成されている。プレナム室22
は、内周側に、筒状通路Rに向つて熱風を噴出する環状
ノズル22aの複数を開設してある。更に、プレナム室22
は、環状ノズル22aから噴出した熱風をサクション室23
へ導くための還流路25の複数を貫設してある。本体箱24
は、適所に排気通路26を設けてある。なお、乾燥装置8
は、熱風乾燥方式に限定するものではなく、塗布膜Cb
(第3図参照)の最適乾燥特性に応じて赤外線乾燥方式
又は熱風と赤外線とを併用した乾燥方式とすることも可
能である。また乾燥装置8の下方には、図示は省略した
が、筒状通路Rに向つて冷風を噴出する冷却装置を配設
することもある。 前記通気筒7(第1図参照)の案内具8の下方には、
引出し装置28を配設してある。この引出し装置28は、駆
動ロール28aと加圧ロール28bとからなり、筒状通路Rを
通過した塗布乾燥済みの可撓性筒状基材Bを平坦状に合
せるように両ロール28a,28bでニツプしながら引出すも
のである。引出し装置28は、前記搬送装置12の駆動ロー
ル11aの搬送速度を基準とした定張力制御で駆動され、
前記バツクアツプ具5及び乾燥装置8を通過する可撓性
筒状基材Bの張力を一定に維持するようにしてある。前
記バツクアツプ具5の上方には、定張力制御のためのタ
ツチロール方式等からなる張力検出器29を配設してあ
る。 次に、本発明装置1の操作手順を説明する。先ず、第
1図に示す如く、上方チヤツク装置3のチヤツク爪3a,3
a…を後退させ脱状態にすると共に案内棒2の上方にカ
ートリツジ33を搬入する。カートリツジ33は、適宜長さ
の可撓性筒状基材Bを蛇腹状に外嵌したものである。こ
のカートリツジ33の可撓性筒状基材Bは、下方に強制移
動されて案内棒2の上方ストツク域R1に外嵌挿入する。
次に、上方チヤツク装置3のチヤツク爪3a,3a…を前進
させて着状態にした後に下方チヤツク装置4を脱状態に
して、可撓性筒状基材Bを蛇膜状のまま上方ストツク域
R1から下方ストツク域R2の下部域R2−2へ移動する。上
記同様にして、可撓性筒状基材Bを蛇腹状のまま下方ス
トツク域R2の上部域R2−1へ移動する。そして、下方ス
トツク域R2の上部域R2−1及び下部域R2−2の夫々にス
トツクしている可撓性筒状基材B,Bの端部同志を基材継
合せ装置9で接合する。前記可撓性筒状基材Bの搬入及
び端部同志の接合は、下方ストツク域R2の下部域R2−2
に、可撓性筒状基材がBが常にストツクするように行な
われる。この下部域R2−2にストツクされている可撓性
筒状基材Bは、その下端を下方に引出し装置28まで予め
導かれ、搬送装置12でバツクアツプ具5に設定速度で搬
入される。可撓性筒状基材Bは、第3図に示す如く、バ
ツクアツプ案内面15a上を通過する間に、基材表面Baに
塗布剤Caが塗布装置6で塗布される。外周面Baに塗布膜
Cbが塗着した可撓性筒状基材Bは、第1図に示す如く、
通気筒7の外側に形成した筒状通路Rを通過する。この
通過の際に、可撓性筒状基材Bは、通気筒7の外周面7c
との間に形成したプラス静圧の空気層Fで支持されるの
で、通気筒7と接触することなく筒状を維持しつつ乾燥
装置8内を通過する。なお、空気層Fは、塗布膜Cbが防
水膜等となる場合、塗布膜Cbを突き破らない静圧とな
る。乾燥装置8は、熱風発生装置21から供給された適宜
温度の熱風を各環状ノズル23aから塗布膜Cbに向って噴
出し(第4図参照)、通過中の可撓性筒状基材Bの塗布
膜Cbを乾燥する。乾燥した可撓性筒状基材Bは、引出し
装置28に導かれ、次の工程に搬出される。
以上詳述の如く本発明装置は、以下の如き優れた効果
を有する。 上方チヤツク装置及び下方チヤツク装置を交互に着
脱状態にすることにより、案内棒を支持できると共に、
下方ストツク域へ一定長さの可撓性筒状基材を次々に搬
入することができる。 バツクアツプ具は、支持した案内棒に連設してある
ので、安定した状態で支持できる。その結果、本発明装
置は、可撓性筒状基材の外周全面又は一部に塗布剤を均
一厚みで塗布することができる。 外周面に塗布膜が塗着した可撓性筒状基材は、通気
筒の外周に形成した空気層で支持されるため、筒状形状
を維持しつつ乾燥装置内の基材用環状通路を通過する。
その結果、本発明装置は、可撓性筒状基材の外周面に塗
着した塗布剤を均一に乾燥することができる。 本発明装置は、外周全面に塗布剤を均一に塗布乾燥
した可撓性筒状基材を製造することもできるため、新規
な2次製品用素材を提供することが可能となり、新製品
の開発を促進することができる。
を有する。 上方チヤツク装置及び下方チヤツク装置を交互に着
脱状態にすることにより、案内棒を支持できると共に、
下方ストツク域へ一定長さの可撓性筒状基材を次々に搬
入することができる。 バツクアツプ具は、支持した案内棒に連設してある
ので、安定した状態で支持できる。その結果、本発明装
置は、可撓性筒状基材の外周全面又は一部に塗布剤を均
一厚みで塗布することができる。 外周面に塗布膜が塗着した可撓性筒状基材は、通気
筒の外周に形成した空気層で支持されるため、筒状形状
を維持しつつ乾燥装置内の基材用環状通路を通過する。
その結果、本発明装置は、可撓性筒状基材の外周面に塗
着した塗布剤を均一に乾燥することができる。 本発明装置は、外周全面に塗布剤を均一に塗布乾燥
した可撓性筒状基材を製造することもできるため、新規
な2次製品用素材を提供することが可能となり、新製品
の開発を促進することができる。
図面はいずれも本発明装置の実施例を示すものであつ
て、第1図は全体を示す縦断面図、第2図は第1図のII
−II線における搬送装置の拡大横断面図、第3図はバツ
クアツプ具と環状塗布装置との関係を示す拡大断面図、
第4図は第1図のIV−IV線における乾燥装置の横断面図
である。 2……案内棒、3……上方チヤツク装置 4……下方チヤツク装置、5……バツクアツプ具 6……塗布装置、7……通気筒 8……乾燥装置、30……空気通路 30a……受給口、30b……排出口 R……筒状通路 R1……上方ストツク域、R2……下方ストツク域
て、第1図は全体を示す縦断面図、第2図は第1図のII
−II線における搬送装置の拡大横断面図、第3図はバツ
クアツプ具と環状塗布装置との関係を示す拡大断面図、
第4図は第1図のIV−IV線における乾燥装置の横断面図
である。 2……案内棒、3……上方チヤツク装置 4……下方チヤツク装置、5……バツクアツプ具 6……塗布装置、7……通気筒 8……乾燥装置、30……空気通路 30a……受給口、30b……排出口 R……筒状通路 R1……上方ストツク域、R2……下方ストツク域
Claims (1)
- 【請求項1】上下方向に長い可撓性筒状基材用筒状通路
を形成し、この筒状通路の内側に、上方から下方に向っ
て順に案内棒,バツクアツプ具及び通気筒を連設した状
態で配設し、案内棒を上方ストツク域と下方ストツク域
とに区画し、案内棒の上方ストツク域より上方の高さ位
置で且つ筒状通路に外側に、案内棒をチヤツク固定する
着脱自在な上方チヤツク装置を配設し、上方ストツク域
と下方ストツク域との間の高さ位置で且つ筒状通路の外
側に、案内棒をチヤツク固定する着脱自在な下方チヤツ
ク装置を配設し、上方チヤツク装置と下方チヤツク装置
とを交互に着脱できるものとし、バツクアツプ具の外側
に塗布装置を配設し、通気筒の外側に、筒状通路が貫通
する乾燥装置を配設し、前記案内棒及びバツクアツプ具
に設けられた空気通路の受給口を案内棒の上方に開口す
ると共に空気通路の排出口を空気筒の内部に開口したこ
とを特徴とする可撓性筒状基材の製造装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29568990A JP2896602B2 (ja) | 1990-10-31 | 1990-10-31 | 可撓性筒状基材の製造装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29568990A JP2896602B2 (ja) | 1990-10-31 | 1990-10-31 | 可撓性筒状基材の製造装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04166261A JPH04166261A (ja) | 1992-06-12 |
| JP2896602B2 true JP2896602B2 (ja) | 1999-05-31 |
Family
ID=17823905
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP29568990A Expired - Lifetime JP2896602B2 (ja) | 1990-10-31 | 1990-10-31 | 可撓性筒状基材の製造装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2896602B2 (ja) |
-
1990
- 1990-10-31 JP JP29568990A patent/JP2896602B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH04166261A (ja) | 1992-06-12 |
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