JP2979756B2 - 歯車のバックラッシ測定装置 - Google Patents
歯車のバックラッシ測定装置Info
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- JP2979756B2 JP2979756B2 JP3203930A JP20393091A JP2979756B2 JP 2979756 B2 JP2979756 B2 JP 2979756B2 JP 3203930 A JP3203930 A JP 3203930A JP 20393091 A JP20393091 A JP 20393091A JP 2979756 B2 JP2979756 B2 JP 2979756B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は歯車のバックラッシを測
定する装置に関するものであり、特に、測定精度の向上
に関するものである。
定する装置に関するものであり、特に、測定精度の向上
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】歯車装置には、第一歯車を有する第一軸
と第二歯車を有する第二軸とが装置本体により、第二軸
が水平でかつ第一歯車と第二歯車とが噛み合った状態
で、回転可能に支持されて成るものがある。この歯車装
置において第一,第二歯車の間にはバックラッシが必要
であるが、バックラッシの大きさは、歯と歯とがぶつか
る衝突音の発生,歯車の破損,作動遅れ等の原因にな
り、歯車装置の良否を左右する。そのため、バックラッ
シを測定し、その測定結果に基づいてバックラッシの大
きさを調整している。バックラッシを測定する装置には
例えば、実開昭62−162645号公報に記載されて
いるように、歯車の軸におもりによって正逆両方向の回
転モーメントを作用させることにより測定する装置があ
る。この装置においては、第二歯車を有する第二軸に、
平面視で両端が第二軸の軸線から両側に延び出す向きに
アームが取り付けられ、そのアームの一端部におもりが
吊り下げられ、他端部には測定者によって下向きの負荷
が加えられるとともに、第二軸の回転トルクが測定され
るようになっている。また、アームに直角に変位レバー
が取り付けられ、変位レバーの先端部の変位、すなわち
第二軸の回転角度が回転トルクと対応付けて測定される
ようになっている。第二軸には、おもりと測定者が加え
る負荷とによって正逆両方向の回転モーメントが作用さ
せられるが、第二軸がバックラッシ分回転するときには
変位レバーの変位が大きい割には回転トルクは殆ど変化
せず、変位レバーの変位と回転トルクの変化との測定結
果に基づいて、トルクが殆ど変化しない状態での変位量
を求め、その変位量からバックラッシを算出することが
できる。このようにおもりと測定者が加える下向きの負
荷とによって第二軸に正逆両方向の回転モーメントを作
用させれば、第二軸は軸受の一定の位置に当たった状態
で回転することとなり、第二軸と軸受との間に隙間があ
っても、第二軸が軸受内を移動することがなく、バック
ラッシをばらつき少なく測定することができる。第二軸
を支持する軸受は滑り軸受であり、第二軸と軸受との間
に隙間があるため、第二軸が軸受内を移動する。この移
動は、上記隙間に形成される油膜により止められるので
あるが、第二軸が安定する位置にはばらつきがあり、そ
のばらつきがバックラッシの測定値のばらつきとなるの
に対し、おもりおよび測定者によって下向きの負荷を加
えれば、第二軸が一定の位置で安定し、ばらつき少なく
バックラッシを測定することができるのである。
と第二歯車を有する第二軸とが装置本体により、第二軸
が水平でかつ第一歯車と第二歯車とが噛み合った状態
で、回転可能に支持されて成るものがある。この歯車装
置において第一,第二歯車の間にはバックラッシが必要
であるが、バックラッシの大きさは、歯と歯とがぶつか
る衝突音の発生,歯車の破損,作動遅れ等の原因にな
り、歯車装置の良否を左右する。そのため、バックラッ
シを測定し、その測定結果に基づいてバックラッシの大
きさを調整している。バックラッシを測定する装置には
例えば、実開昭62−162645号公報に記載されて
いるように、歯車の軸におもりによって正逆両方向の回
転モーメントを作用させることにより測定する装置があ
る。この装置においては、第二歯車を有する第二軸に、
平面視で両端が第二軸の軸線から両側に延び出す向きに
アームが取り付けられ、そのアームの一端部におもりが
吊り下げられ、他端部には測定者によって下向きの負荷
が加えられるとともに、第二軸の回転トルクが測定され
るようになっている。また、アームに直角に変位レバー
が取り付けられ、変位レバーの先端部の変位、すなわち
第二軸の回転角度が回転トルクと対応付けて測定される
ようになっている。第二軸には、おもりと測定者が加え
る負荷とによって正逆両方向の回転モーメントが作用さ
せられるが、第二軸がバックラッシ分回転するときには
変位レバーの変位が大きい割には回転トルクは殆ど変化
せず、変位レバーの変位と回転トルクの変化との測定結
果に基づいて、トルクが殆ど変化しない状態での変位量
を求め、その変位量からバックラッシを算出することが
できる。このようにおもりと測定者が加える下向きの負
荷とによって第二軸に正逆両方向の回転モーメントを作
用させれば、第二軸は軸受の一定の位置に当たった状態
で回転することとなり、第二軸と軸受との間に隙間があ
っても、第二軸が軸受内を移動することがなく、バック
ラッシをばらつき少なく測定することができる。第二軸
を支持する軸受は滑り軸受であり、第二軸と軸受との間
に隙間があるため、第二軸が軸受内を移動する。この移
動は、上記隙間に形成される油膜により止められるので
あるが、第二軸が安定する位置にはばらつきがあり、そ
のばらつきがバックラッシの測定値のばらつきとなるの
に対し、おもりおよび測定者によって下向きの負荷を加
えれば、第二軸が一定の位置で安定し、ばらつき少なく
バックラッシを測定することができるのである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このバ
ックラッシ測定装置においては、互に噛み合った第一,
第二歯車の複数個所のバックラッシを測定することが不
可能もしくは困難である。バックラッシは製造誤差や組
付け誤差により生ずるのであるが、2個の歯車が噛み合
う位置によって異なるのが普通であり、1箇所のみのバ
ックラッシを測定しても、歯車のバックラッシが適切な
大きさであるか否かはわからない。上記実開昭62−1
62645号公報には、第一,第二歯車を複数の測定位
置に回転させる装置や負荷が加えられるアームを複数の
測定位置において固定する装置については何ら記載され
ていないのである。本発明はこのような事情を背景と
し、歯車のバックラッシを複数個所において測定するこ
とが容易な装置を提供することを課題として為されたも
のである。
ックラッシ測定装置においては、互に噛み合った第一,
第二歯車の複数個所のバックラッシを測定することが不
可能もしくは困難である。バックラッシは製造誤差や組
付け誤差により生ずるのであるが、2個の歯車が噛み合
う位置によって異なるのが普通であり、1箇所のみのバ
ックラッシを測定しても、歯車のバックラッシが適切な
大きさであるか否かはわからない。上記実開昭62−1
62645号公報には、第一,第二歯車を複数の測定位
置に回転させる装置や負荷が加えられるアームを複数の
測定位置において固定する装置については何ら記載され
ていないのである。本発明はこのような事情を背景と
し、歯車のバックラッシを複数個所において測定するこ
とが容易な装置を提供することを課題として為されたも
のである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明に係る歯車のバッ
クラッシ測定装置は、上記の課題を解決するために、
(a)歯車装置本体を支持する支持装置と、(b)その
支持装置に支持された歯車装置の第一軸を回転させる回
転駆動装置と、(c)その回転駆動装置により回転させ
られた回転位置において第一軸を固定する固定装置と、
(d)支持装置に対して上下方向に相対移動可能な昇降
部材、その昇降部材上に平面視で両端が歯車装置の第二
軸の軸線から両側に延び出す状態で載置された揺動部
材、その揺動部材に取り付けられて第二軸を把持,解放
するチャック、揺動部材の両端部に交互におもりを支持
させる負荷装置、およびチャックが第二軸を把持した状
態で昇降部材を下降させて揺動部材を揺動可能な状態と
する昇降駆動装置を有し、おもりの重量に基づいて第二
軸に正方向の回転モーメントと逆方向の回転モーメント
とを交互に作用させるモーメント付与装置と、(e)そ
のモーメント付与装置により正方向の回転モーメントが
作用させられた状態と逆方向の回転モーメントが作用さ
せられた状態との間の第二軸の回転角度を検出する角度
検出装置とを含むように構成される。
クラッシ測定装置は、上記の課題を解決するために、
(a)歯車装置本体を支持する支持装置と、(b)その
支持装置に支持された歯車装置の第一軸を回転させる回
転駆動装置と、(c)その回転駆動装置により回転させ
られた回転位置において第一軸を固定する固定装置と、
(d)支持装置に対して上下方向に相対移動可能な昇降
部材、その昇降部材上に平面視で両端が歯車装置の第二
軸の軸線から両側に延び出す状態で載置された揺動部
材、その揺動部材に取り付けられて第二軸を把持,解放
するチャック、揺動部材の両端部に交互におもりを支持
させる負荷装置、およびチャックが第二軸を把持した状
態で昇降部材を下降させて揺動部材を揺動可能な状態と
する昇降駆動装置を有し、おもりの重量に基づいて第二
軸に正方向の回転モーメントと逆方向の回転モーメント
とを交互に作用させるモーメント付与装置と、(e)そ
のモーメント付与装置により正方向の回転モーメントが
作用させられた状態と逆方向の回転モーメントが作用さ
せられた状態との間の第二軸の回転角度を検出する角度
検出装置とを含むように構成される。
【0005】
【作用】このように構成されたバックラッシ測定装置に
おいては、チャックによる第二軸の把持が解除され、固
定装置による第一軸の固定が解除された状態で第一軸が
回転させられ、第一,第二歯車は所定のバックラッシ測
定位置に回転させられる。回転後、第一軸が固定装置に
より固定され、第二軸がチャックにより把持されととも
に昇降部材が下降させられ、揺動部材は第二軸に支持さ
れて第二軸と一体的に回転可能な状態となる。その状態
で揺動部材の両端部に交互におもりが支持させられれば
揺動部材が揺動し、揺動部材を介して第二軸に回転モー
メントが作用させられ、第二軸がバックラッシ分回転
し、この回転角度が角度検出装置により検出されてバッ
クラッシが測定される。バックラッシが測定されたなら
ば、昇降部材が上昇させられるとともにチャックによる
第二軸の把持が解かれ、かつ、固定装置による第一軸の
固定が解除されれば第一軸が回転可能となる。この状態
で第一,第二歯車が回転駆動装置により次のバックラッ
シ測定位置に回転させられ、バックラッシが測定され
る。
おいては、チャックによる第二軸の把持が解除され、固
定装置による第一軸の固定が解除された状態で第一軸が
回転させられ、第一,第二歯車は所定のバックラッシ測
定位置に回転させられる。回転後、第一軸が固定装置に
より固定され、第二軸がチャックにより把持されととも
に昇降部材が下降させられ、揺動部材は第二軸に支持さ
れて第二軸と一体的に回転可能な状態となる。その状態
で揺動部材の両端部に交互におもりが支持させられれば
揺動部材が揺動し、揺動部材を介して第二軸に回転モー
メントが作用させられ、第二軸がバックラッシ分回転
し、この回転角度が角度検出装置により検出されてバッ
クラッシが測定される。バックラッシが測定されたなら
ば、昇降部材が上昇させられるとともにチャックによる
第二軸の把持が解かれ、かつ、固定装置による第一軸の
固定が解除されれば第一軸が回転可能となる。この状態
で第一,第二歯車が回転駆動装置により次のバックラッ
シ測定位置に回転させられ、バックラッシが測定され
る。
【0006】
【発明の効果】このように本発明に係るバックラッシ測
定装置によれば、第二軸におもりによって正逆両方向の
回転モーメントが作用させられ、その回転角度を検出す
ることによりバックラッシを測定するのであり、測定時
に第二軸が軸受内で移動することがなく、バックラッシ
をばらつき少なく測定することができる。また、第二軸
には、正逆両方向の回転モーメントがいずれもおもりに
よって加えられるようになっており、装置を簡単に構成
することができる上、正逆両方向にそれぞれ加える負荷
の大きさを正確に設定することができ、バックラッシを
ばらつき少なく測定することができる。さらに、固定装
置による第一軸の固定を解除し、チャックによる第二軸
の把持を解除して第一軸を回転させ、第一,第二歯車を
所定の測定位置に回転させてはバックラッシを測定する
ようにされており、複数個所におけるバックラッシの測
定を迅速にかつ容易に行うことができる。
定装置によれば、第二軸におもりによって正逆両方向の
回転モーメントが作用させられ、その回転角度を検出す
ることによりバックラッシを測定するのであり、測定時
に第二軸が軸受内で移動することがなく、バックラッシ
をばらつき少なく測定することができる。また、第二軸
には、正逆両方向の回転モーメントがいずれもおもりに
よって加えられるようになっており、装置を簡単に構成
することができる上、正逆両方向にそれぞれ加える負荷
の大きさを正確に設定することができ、バックラッシを
ばらつき少なく測定することができる。さらに、固定装
置による第一軸の固定を解除し、チャックによる第二軸
の把持を解除して第一軸を回転させ、第一,第二歯車を
所定の測定位置に回転させてはバックラッシを測定する
ようにされており、複数個所におけるバックラッシの測
定を迅速にかつ容易に行うことができる。
【0007】
【実施例】以下、エンジンのクランクシャフト,バラン
スシャフトおよびそれらに設けられた歯車を含む歯車装
置におけるバックラッシを測定する装置を例に取り、図
面に基づいて詳細に説明する。
スシャフトおよびそれらに設けられた歯車を含む歯車装
置におけるバックラッシを測定する装置を例に取り、図
面に基づいて詳細に説明する。
【0008】図5において10はクランクシャフトであ
る。クランクシャフト10は、4個のクランクピン1
2,5個のクランクジャーナル14および4組のバラン
スウェイト16を有し、クランクジャーナル14におい
てブロック18により回転可能に支持されている。な
お、ブロック18は概略の形状が二点鎖線で示されてい
る。このクランクシャフト10には歯車20が一体的に
取り付けられ、第一バランスシャフト24に取り付けら
れた歯車26と噛み合わされている。第一バランスシャ
フト24は、ブロック18上に正規シム27を介して取
り付けられたフレーム28(概略の形状のみが二点鎖線
で示されている)によりクランクシャフト10の軸線と
平行な軸線まわりに回転可能に支持されており、図6に
示すように、歯車26はクランクシャフト10の歯車2
0の他、第二バランスシャフト30の歯車32に噛み合
わされている。歯車26と歯車32とは歯幅が異なり、
歯車32はクランクシャフト10の歯車20とは軸線方
向においてずれた位置において歯車26に噛み合わされ
ており、歯車32と20とは噛み合わない。
る。クランクシャフト10は、4個のクランクピン1
2,5個のクランクジャーナル14および4組のバラン
スウェイト16を有し、クランクジャーナル14におい
てブロック18により回転可能に支持されている。な
お、ブロック18は概略の形状が二点鎖線で示されてい
る。このクランクシャフト10には歯車20が一体的に
取り付けられ、第一バランスシャフト24に取り付けら
れた歯車26と噛み合わされている。第一バランスシャ
フト24は、ブロック18上に正規シム27を介して取
り付けられたフレーム28(概略の形状のみが二点鎖線
で示されている)によりクランクシャフト10の軸線と
平行な軸線まわりに回転可能に支持されており、図6に
示すように、歯車26はクランクシャフト10の歯車2
0の他、第二バランスシャフト30の歯車32に噛み合
わされている。歯車26と歯車32とは歯幅が異なり、
歯車32はクランクシャフト10の歯車20とは軸線方
向においてずれた位置において歯車26に噛み合わされ
ており、歯車32と20とは噛み合わない。
【0009】また、第一,第二バランスシャフト24,
30にはそれぞれ、図示しないウェイトが取り付けられ
ている。これら第一,第二バランスシャフト24,30
は、エンジン作動時に生ずる二次振動を除去するための
ものであり、それぞれ軸部においてフレーム28に取り
付けられた軸受により回転可能に支持されている。歯車
26,32は、その製造誤差や第一,第二バランスシャ
フト24,30の製造誤差,組付誤差等によりそれらの
歯面が第一,第二バランスシャフト24,30の軸線か
ら僅かに偏心しており、ウェイトは、歯面が軸線に最も
近い位置において第一,第二バランスシャフト24,3
0の軸部に取り付けられている。
30にはそれぞれ、図示しないウェイトが取り付けられ
ている。これら第一,第二バランスシャフト24,30
は、エンジン作動時に生ずる二次振動を除去するための
ものであり、それぞれ軸部においてフレーム28に取り
付けられた軸受により回転可能に支持されている。歯車
26,32は、その製造誤差や第一,第二バランスシャ
フト24,30の製造誤差,組付誤差等によりそれらの
歯面が第一,第二バランスシャフト24,30の軸線か
ら僅かに偏心しており、ウェイトは、歯面が軸線に最も
近い位置において第一,第二バランスシャフト24,3
0の軸部に取り付けられている。
【0010】クランクシャフト10が第一歯車としての
歯車20を有する第一軸として機能し、第一バランスシ
ャフト24が第二歯車としての歯車26を有する第二軸
として機能し、ブロック18およびフレーム28が歯車
装置本体34を構成しており、ブロック18によりクラ
ンクシャフト10を支持して成るクランクシャフトアッ
センブリ37と、フレーム28により第一,第二バラン
スシャフト24,30を支持して成るバランスシャフト
アッセンブリ38とが正規シム27を介して組み付けら
れて歯車装置36を構成しているのである。
歯車20を有する第一軸として機能し、第一バランスシ
ャフト24が第二歯車としての歯車26を有する第二軸
として機能し、ブロック18およびフレーム28が歯車
装置本体34を構成しており、ブロック18によりクラ
ンクシャフト10を支持して成るクランクシャフトアッ
センブリ37と、フレーム28により第一,第二バラン
スシャフト24,30を支持して成るバランスシャフト
アッセンブリ38とが正規シム27を介して組み付けら
れて歯車装置36を構成しているのである。
【0011】次に、歯車装置36の歯車20,26のバ
ックラッシを測定するバックラッシ測定装置46につい
て説明する。測定装置46には、図1に示すように歯車
装置36を支持する支持装置としての支持台54が設け
られている。歯車装置36は、図示しない搬送装置によ
り、クランクシャフト10および第一バランスシャフト
24の軸線が搬送方向(図1において左右方向)と平行
となる姿勢で搬送され、支持台54上に搬入される。搬
入後、支持台54が上昇させられ、位置決め治具により
歯車装置36を位置決めするとともに搬送装置から持ち
上げる。
ックラッシを測定するバックラッシ測定装置46につい
て説明する。測定装置46には、図1に示すように歯車
装置36を支持する支持装置としての支持台54が設け
られている。歯車装置36は、図示しない搬送装置によ
り、クランクシャフト10および第一バランスシャフト
24の軸線が搬送方向(図1において左右方向)と平行
となる姿勢で搬送され、支持台54上に搬入される。搬
入後、支持台54が上昇させられ、位置決め治具により
歯車装置36を位置決めするとともに搬送装置から持ち
上げる。
【0012】測定装置46は、図1に示すように、装置
本体(図示省略)に昇降可能に設けられた昇降台56を
有している。昇降台56は、図示しないエアシリンダに
よって昇降させられるようになっており、その下面には
回転駆動装置58および固定装置60が取り付けられて
いる。回転駆動装置58のフレーム62は、昇降台56
の下面に固定された一対のガイドレール64(図には一
つのみ示されている)に摺動可能に嵌合されており、駆
動シリンダ66によってクランクシャフト10の軸線と
平行な方向に移動させられ、支持台54に支持されたク
ランクシャフト10に接近,離間させられる。フレーム
62には回転駆動モータ68が取り付けられており、そ
の出力軸にはオルダム継手70を介して係合部材72が
取り付けられ、クランクシャフト10の一端部と相対回
転不能に係合するようにされている。回転駆動モータ6
8はACサーボモータであり、回転駆動モータ68に固
定されたエンコーダ71によりその回転位置が検出され
る。また、検出装置73によって係合部材72とクラン
クシャフト10との係合が検出される。固定装置60の
フレーム74は、昇降台56の下面に固定のガイドレー
ル76に摺動可能に嵌合され、図示しない移動装置によ
りクランクシャフト10の軸線と平行な方向に移動させ
られる。フレーム74にはクランパ78が取り付けられ
ており、クランクシャフト10の他端部を回転不能に把
持する。
本体(図示省略)に昇降可能に設けられた昇降台56を
有している。昇降台56は、図示しないエアシリンダに
よって昇降させられるようになっており、その下面には
回転駆動装置58および固定装置60が取り付けられて
いる。回転駆動装置58のフレーム62は、昇降台56
の下面に固定された一対のガイドレール64(図には一
つのみ示されている)に摺動可能に嵌合されており、駆
動シリンダ66によってクランクシャフト10の軸線と
平行な方向に移動させられ、支持台54に支持されたク
ランクシャフト10に接近,離間させられる。フレーム
62には回転駆動モータ68が取り付けられており、そ
の出力軸にはオルダム継手70を介して係合部材72が
取り付けられ、クランクシャフト10の一端部と相対回
転不能に係合するようにされている。回転駆動モータ6
8はACサーボモータであり、回転駆動モータ68に固
定されたエンコーダ71によりその回転位置が検出され
る。また、検出装置73によって係合部材72とクラン
クシャフト10との係合が検出される。固定装置60の
フレーム74は、昇降台56の下面に固定のガイドレー
ル76に摺動可能に嵌合され、図示しない移動装置によ
りクランクシャフト10の軸線と平行な方向に移動させ
られる。フレーム74にはクランパ78が取り付けられ
ており、クランクシャフト10の他端部を回転不能に把
持する。
【0013】昇降台56の回転駆動装置58と固定装置
60との間の部分には、モーメント付与装置80および
角度検出装置82が設けられている。以下、これら装置
80,82を図2〜図4に基づいて詳細に説明する。ま
ず、モーメント付与装置80を説明する。昇降台56に
は、図2に示すように矩形の開口86が形成されるとと
もに、昇降台56の下面には支持板88が固定され、開
口86を塞いでいる。この支持板88には4本の支柱9
0が立設されるとともに、これら支柱90の端部に取付
板92が固定されている。取付板92上には押さえ用シ
リンダ94が下向きに固定され、そのピストンロッド9
6が取付板92を貫通するとともに、突出端部に押さえ
板98が軸方向に相対移動不能に固定され、ピストンロ
ッド96の伸縮により昇降させられるようになってい
る。押さえ板98上には2本のガイドピン100が立設
されるとともに取付板92に軸方向に摺動可能に嵌合さ
れ、押さえ板98の昇降を案内する。また、押さえ板9
8の、支持台54に支持された歯車装置36の第一バラ
ンスシャフト24の軸線と平行な方向に隔たった2箇所
にはそれぞれ押さえ用ボルト102が下向きに螺合され
ている。なお、取付板92の押さえ用ボルト102と対
応する位置には貫通穴104が形成され、押さえ板98
が昇降させられるとき、押さえ用ボルト102と取付板
92とが干渉しないようにされている。
60との間の部分には、モーメント付与装置80および
角度検出装置82が設けられている。以下、これら装置
80,82を図2〜図4に基づいて詳細に説明する。ま
ず、モーメント付与装置80を説明する。昇降台56に
は、図2に示すように矩形の開口86が形成されるとと
もに、昇降台56の下面には支持板88が固定され、開
口86を塞いでいる。この支持板88には4本の支柱9
0が立設されるとともに、これら支柱90の端部に取付
板92が固定されている。取付板92上には押さえ用シ
リンダ94が下向きに固定され、そのピストンロッド9
6が取付板92を貫通するとともに、突出端部に押さえ
板98が軸方向に相対移動不能に固定され、ピストンロ
ッド96の伸縮により昇降させられるようになってい
る。押さえ板98上には2本のガイドピン100が立設
されるとともに取付板92に軸方向に摺動可能に嵌合さ
れ、押さえ板98の昇降を案内する。また、押さえ板9
8の、支持台54に支持された歯車装置36の第一バラ
ンスシャフト24の軸線と平行な方向に隔たった2箇所
にはそれぞれ押さえ用ボルト102が下向きに螺合され
ている。なお、取付板92の押さえ用ボルト102と対
応する位置には貫通穴104が形成され、押さえ板98
が昇降させられるとき、押さえ用ボルト102と取付板
92とが干渉しないようにされている。
【0014】支持板88には、一対の座110が上記一
対の押さえ用ボルト102と同心に固定されている。座
110には上下方向に貫通する貫通穴112が形成さ
れ、その貫通穴112の上部側は上方ほど径が増大する
テーパ穴114とされている。これら座110の貫通穴
112にはそれぞれ、ロッド116が半径方向に隙間を
有して嵌合されている。ロッド116の上端部には係合
ブロック118が取り付けられ、その係合ブロック11
8の下部はテーパ穴114に対応するテーパ部120と
されている。これらロッド116の下端部には、取付板
124が固定されており、取付板124の下面には3個
の押さえ部材126(図には2個のみ示されている)が
固定され、歯車装置36のフレーム28に当接すること
によってブロック18を支持台54に押し付け、固定す
るようにされている。また、押さえ部材126の下面に
は係合突起128が設けられており、第一,第二バラン
スシャフト24,30を支持するフレーム28に食い込
むようにされている。
対の押さえ用ボルト102と同心に固定されている。座
110には上下方向に貫通する貫通穴112が形成さ
れ、その貫通穴112の上部側は上方ほど径が増大する
テーパ穴114とされている。これら座110の貫通穴
112にはそれぞれ、ロッド116が半径方向に隙間を
有して嵌合されている。ロッド116の上端部には係合
ブロック118が取り付けられ、その係合ブロック11
8の下部はテーパ穴114に対応するテーパ部120と
されている。これらロッド116の下端部には、取付板
124が固定されており、取付板124の下面には3個
の押さえ部材126(図には2個のみ示されている)が
固定され、歯車装置36のフレーム28に当接すること
によってブロック18を支持台54に押し付け、固定す
るようにされている。また、押さえ部材126の下面に
は係合突起128が設けられており、第一,第二バラン
スシャフト24,30を支持するフレーム28に食い込
むようにされている。
【0015】ロッド116にはまた、昇降板130が軸
受132を介して軸方向に相対移動可能に嵌合されてい
る。昇降板130は、ロッド116に嵌合されたスリー
ブ134との間に配設されたスプリング136により、
取付板124から離間する向きに付勢されている。昇降
板130の一対のロッド116の間の部分の下面には一
対の係合部材140(図には一つのみ示されている)が
固定され、取付板124上に固定された昇降用シリンダ
144のピストンロッド146が係合させられている。
係合部材140は有底円筒部材が一直線に沿って2分割
されたものであり、底部と昇降板130との間に形成さ
れた円形の隙間に、ピストンロッド146の突出端部に
固定された円形の係合板148が軸方向に隙間を残して
抜け出し不能に嵌められているのであり、ピストンロッ
ド146の伸縮により昇降板130が昇降させられる。
また、昇降板130上には当接ブロック152が上方に
延び出す向きに固定され、前記支持板88に下向きに設
けられたピン154に当接するようにされている。
受132を介して軸方向に相対移動可能に嵌合されてい
る。昇降板130は、ロッド116に嵌合されたスリー
ブ134との間に配設されたスプリング136により、
取付板124から離間する向きに付勢されている。昇降
板130の一対のロッド116の間の部分の下面には一
対の係合部材140(図には一つのみ示されている)が
固定され、取付板124上に固定された昇降用シリンダ
144のピストンロッド146が係合させられている。
係合部材140は有底円筒部材が一直線に沿って2分割
されたものであり、底部と昇降板130との間に形成さ
れた円形の隙間に、ピストンロッド146の突出端部に
固定された円形の係合板148が軸方向に隙間を残して
抜け出し不能に嵌められているのであり、ピストンロッ
ド146の伸縮により昇降板130が昇降させられる。
また、昇降板130上には当接ブロック152が上方に
延び出す向きに固定され、前記支持板88に下向きに設
けられたピン154に当接するようにされている。
【0016】昇降板130の第一バランスシャフト24
の軸線と平行な方向に隔たった両端部の一方には、支持
板158が固定されている。この支持板158の上記軸
線と直交する方向の両端部にはそれぞれ、図3に示すよ
うに取付板160,162が固定されるとともに、それ
ぞれ2本ずつの連結ロッド164,166が上記軸線に
平行な方向に距離を隔てて下方に延び出す向きに固定さ
れている。これら2本ずつの連結ロッド164,166
の下端部はそれぞれ、連結板168,170によって連
結されている。これら支持板158,取付板160,1
62,連結ロッド164,166および連結板168,
170は、昇降板130の昇降に伴って昇降させられ、
昇降板130と共に昇降部材を構成し、昇降用シリンダ
144が昇降駆動装置を構成している。
の軸線と平行な方向に隔たった両端部の一方には、支持
板158が固定されている。この支持板158の上記軸
線と直交する方向の両端部にはそれぞれ、図3に示すよ
うに取付板160,162が固定されるとともに、それ
ぞれ2本ずつの連結ロッド164,166が上記軸線に
平行な方向に距離を隔てて下方に延び出す向きに固定さ
れている。これら2本ずつの連結ロッド164,166
の下端部はそれぞれ、連結板168,170によって連
結されている。これら支持板158,取付板160,1
62,連結ロッド164,166および連結板168,
170は、昇降板130の昇降に伴って昇降させられ、
昇降板130と共に昇降部材を構成し、昇降用シリンダ
144が昇降駆動装置を構成している。
【0017】上記連結板168,170の上には揺動部
材としての揺動板174が載置されており、その両端
は、平面視において第一バランスシャフト24の軸線か
ら両側に延び出させられている。連結板168,170
上にはそれぞれ、円錐形の位置決めピン176が1個ず
つ設けられ、揺動板174に形成された位置決め穴17
8に嵌入して揺動板174を位置決めするようにされて
いる。また、揺動板174上には、その長手方向に隔た
った両端部にそれぞれ円錐形の位置決めピン182が設
けられている。
材としての揺動板174が載置されており、その両端
は、平面視において第一バランスシャフト24の軸線か
ら両側に延び出させられている。連結板168,170
上にはそれぞれ、円錐形の位置決めピン176が1個ず
つ設けられ、揺動板174に形成された位置決め穴17
8に嵌入して揺動板174を位置決めするようにされて
いる。また、揺動板174上には、その長手方向に隔た
った両端部にそれぞれ円錐形の位置決めピン182が設
けられている。
【0018】この揺動板174の中央には、チャック1
90が取り付けられている。チャック190は第一バラ
ンスシャフト24の軸線と平行な軸線まわりに回動可能
に取り付けられた一対のアーム192を有し、それらア
ーム192の上端部にはそれぞれ一対ずつのリンク19
4,196が回転可能に取り付けられるとともに、リン
ク194,196の他端部が回転可能に連結されてい
る。揺動板174上には、チャック開閉用シリンダ20
0が上向きに固定され、そのピストンロッド202の先
端部に係合させられたブロック204にリンク194,
196の他端部が回動可能に連結されており、ピストン
ロッド202の伸縮により、アーム192が回動させら
れ、アーム192の下端部に取り付けられた把持爪20
6が開閉させられて第一バランスシャフト24を把持,
解放する。リンク194,196はトグル機構を構成し
ており、チャック開閉用シリンダ200の比較的小さい
作動によって把持爪206が第一バランスシャフト24
を強く把持する。
90が取り付けられている。チャック190は第一バラ
ンスシャフト24の軸線と平行な軸線まわりに回動可能
に取り付けられた一対のアーム192を有し、それらア
ーム192の上端部にはそれぞれ一対ずつのリンク19
4,196が回転可能に取り付けられるとともに、リン
ク194,196の他端部が回転可能に連結されてい
る。揺動板174上には、チャック開閉用シリンダ20
0が上向きに固定され、そのピストンロッド202の先
端部に係合させられたブロック204にリンク194,
196の他端部が回動可能に連結されており、ピストン
ロッド202の伸縮により、アーム192が回動させら
れ、アーム192の下端部に取り付けられた把持爪20
6が開閉させられて第一バランスシャフト24を把持,
解放する。リンク194,196はトグル機構を構成し
ており、チャック開閉用シリンダ200の比較的小さい
作動によって把持爪206が第一バランスシャフト24
を強く把持する。
【0019】208はブロック204上に突設された係
合ピンであり、支持板158に固定の規制板210に設
けられた貫通穴212内に嵌入させられている。係合ピ
ン208は基端部が円柱状を成し、先端部がテーパ状を
成し、チャック190が第一バランスシャフト24を把
持しない状態では、ピストンロッド202が伸長端位置
にあり、係合ピン208は基端部まで貫通穴212に嵌
入してチャック190のがたつきを防止する。チャック
190が第一バランスシャフト24を把持する際には、
ピストンロッド202が収縮させられるのに伴って係合
ピン208の先端部が貫通穴212に嵌入する状態とな
り、貫通穴212との間の隙間によりチャック190の
揺動を許容する状態となる。
合ピンであり、支持板158に固定の規制板210に設
けられた貫通穴212内に嵌入させられている。係合ピ
ン208は基端部が円柱状を成し、先端部がテーパ状を
成し、チャック190が第一バランスシャフト24を把
持しない状態では、ピストンロッド202が伸長端位置
にあり、係合ピン208は基端部まで貫通穴212に嵌
入してチャック190のがたつきを防止する。チャック
190が第一バランスシャフト24を把持する際には、
ピストンロッド202が収縮させられるのに伴って係合
ピン208の先端部が貫通穴212に嵌入する状態とな
り、貫通穴212との間の隙間によりチャック190の
揺動を許容する状態となる。
【0020】前記取付板160,162上にはそれぞ
れ、昇降用シリンダ220,222が下向きに固定され
るとともに、そのピストンロッド224,226の下端
部にはおもり228,230が軸方向に相対移動可能に
吊り下げられている。おもり228,230は同じ構成
であり、おもり228について代表的に説明する。
れ、昇降用シリンダ220,222が下向きに固定され
るとともに、そのピストンロッド224,226の下端
部にはおもり228,230が軸方向に相対移動可能に
吊り下げられている。おもり228,230は同じ構成
であり、おもり228について代表的に説明する。
【0021】おもり228は、ピストンロッド224に
係合させられる第一部232と、その第一部232にピ
ン234によって連結され、揺動板174上に位置決め
され、載置される第二部236とから成る。第一部23
2には、軸方向に貫通する貫通孔238が形成されてい
る。貫通孔238は段付状を成すとともに、小径孔部2
40と大径孔部242との間にはテーパ孔部244が形
成されており、ピストンロッド224は貫通孔238に
軸方向に相対移動可能に嵌合されるとともに、その下端
部に設けられたテーパ部246がテーパ孔部244に係
合しておもり228を吊り下げる。また、第二部236
には、その下面に開口する円錐状の位置決め穴248が
形成されている。これらおもり228,230は、ピス
トンロッド224,226が収縮させられた状態では揺
動板174から離間し、ピストンロッド224,226
によって吊り下げられた状態にあり、ピストンロッド2
24,226が伸長させられれば、位置決めピン182
に嵌合して位置決めされる。ピストンロッド224,2
26がその状態から更に伸長させられれば、テーパ部2
46がテーパ孔部244から離れておもり228,23
0が位置決めピン182を介して揺動板174によって
支持される状態となる。昇降用シリンダ220,22
2,おもり228,230が負荷装置を構成しているの
である。
係合させられる第一部232と、その第一部232にピ
ン234によって連結され、揺動板174上に位置決め
され、載置される第二部236とから成る。第一部23
2には、軸方向に貫通する貫通孔238が形成されてい
る。貫通孔238は段付状を成すとともに、小径孔部2
40と大径孔部242との間にはテーパ孔部244が形
成されており、ピストンロッド224は貫通孔238に
軸方向に相対移動可能に嵌合されるとともに、その下端
部に設けられたテーパ部246がテーパ孔部244に係
合しておもり228を吊り下げる。また、第二部236
には、その下面に開口する円錐状の位置決め穴248が
形成されている。これらおもり228,230は、ピス
トンロッド224,226が収縮させられた状態では揺
動板174から離間し、ピストンロッド224,226
によって吊り下げられた状態にあり、ピストンロッド2
24,226が伸長させられれば、位置決めピン182
に嵌合して位置決めされる。ピストンロッド224,2
26がその状態から更に伸長させられれば、テーパ部2
46がテーパ孔部244から離れておもり228,23
0が位置決めピン182を介して揺動板174によって
支持される状態となる。昇降用シリンダ220,22
2,おもり228,230が負荷装置を構成しているの
である。
【0022】次に角度検出装置82について説明する。
角度検出装置82は、図2に示すように、昇降板130
の第一バランスシャフト24の軸線と平行な方向におい
てモーメント付与装置80とは反対側に設けられてい
る。角度検出装置82は、図4に示すように、モーメン
ト付与装置80と同様に、昇降板130に固定された支
持板250,支持板250に固定の取付板252,25
4,それら取付板252,254にそれぞれ下方に延び
出す向きに取り付けられた2本ずつの連結ロッド25
6,258およびそれら連結ロッド256,258の下
端部を連結する連結板260,262を含み、昇降板1
30の昇降と共に昇降する昇降部材を有している。
角度検出装置82は、図2に示すように、昇降板130
の第一バランスシャフト24の軸線と平行な方向におい
てモーメント付与装置80とは反対側に設けられてい
る。角度検出装置82は、図4に示すように、モーメン
ト付与装置80と同様に、昇降板130に固定された支
持板250,支持板250に固定の取付板252,25
4,それら取付板252,254にそれぞれ下方に延び
出す向きに取り付けられた2本ずつの連結ロッド25
6,258およびそれら連結ロッド256,258の下
端部を連結する連結板260,262を含み、昇降板1
30の昇降と共に昇降する昇降部材を有している。
【0023】連結板260,262上には揺動板264
が載置されるとともに、チャック270が設けられてい
る。チャック270はモーメント付与装置80のチャッ
ク190と同様に、一対のアーム272および一対ずつ
のリンク274,276を有する。これらリンク27
4,276の他端部は、揺動板264上に固定されたチ
ャック開閉用シリンダ278のピストンロッド280に
係合させられたブロック282に回動可能に連結されて
おり、ピストンロッド280の伸縮によりアーム272
が回動させられ、その下端部にそれぞれ取り付けられた
把持爪284が開閉させられて第一バランスシャフト2
4の他端部を把持,解放する。また、ブロック282上
には係合ピン286が立設され、支持板250に固定の
規定板288に設けられた貫通穴290に嵌入させられ
ており、チャック270のがたつきを防止するようにさ
れている。
が載置されるとともに、チャック270が設けられてい
る。チャック270はモーメント付与装置80のチャッ
ク190と同様に、一対のアーム272および一対ずつ
のリンク274,276を有する。これらリンク27
4,276の他端部は、揺動板264上に固定されたチ
ャック開閉用シリンダ278のピストンロッド280に
係合させられたブロック282に回動可能に連結されて
おり、ピストンロッド280の伸縮によりアーム272
が回動させられ、その下端部にそれぞれ取り付けられた
把持爪284が開閉させられて第一バランスシャフト2
4の他端部を把持,解放する。また、ブロック282上
には係合ピン286が立設され、支持板250に固定の
規定板288に設けられた貫通穴290に嵌入させられ
ており、チャック270のがたつきを防止するようにさ
れている。
【0024】揺動板264の昇降板130側の部分に
は、図2に示すように検出体300が立設されている。
検出体300は揺動板264から上方に延び出させられ
た後、昇降板130側に曲げられて成り、昇降板130
の検出体300に、第一バランスシャフト24の軸線と
直交する方向において対向する位置にマグネスケール3
04が取り付けられている。マグネスケール304の測
定子306は図示しない付勢手段により付勢され、検出
体300に当接させられており、揺動板264が揺動す
るとき検出体300に追従して移動し、それにより検出
体300の位置が検出される。
は、図2に示すように検出体300が立設されている。
検出体300は揺動板264から上方に延び出させられ
た後、昇降板130側に曲げられて成り、昇降板130
の検出体300に、第一バランスシャフト24の軸線と
直交する方向において対向する位置にマグネスケール3
04が取り付けられている。マグネスケール304の測
定子306は図示しない付勢手段により付勢され、検出
体300に当接させられており、揺動板264が揺動す
るとき検出体300に追従して移動し、それにより検出
体300の位置が検出される。
【0025】次にバックラッシの測定について説明す
る。非測定時には、昇降台56は上昇端位置にあり、回
転駆動装置58,固定装置60,モーメント付与装置8
0および角度検出装置82は支持台54の上方に位置す
るとともに、回転駆動装置58および固定装置60はそ
れぞれ支持台54から最も離れた後退端位置にある。ま
た、ロッド116の係合ブロック118のテーパ部12
0がテーパ穴114に係合し、モーメント付与装置80
および角度検出装置82が昇降台56に吊り下げられて
おり、それら装置80,82のチャック190,270
は開いた状態にある。
る。非測定時には、昇降台56は上昇端位置にあり、回
転駆動装置58,固定装置60,モーメント付与装置8
0および角度検出装置82は支持台54の上方に位置す
るとともに、回転駆動装置58および固定装置60はそ
れぞれ支持台54から最も離れた後退端位置にある。ま
た、ロッド116の係合ブロック118のテーパ部12
0がテーパ穴114に係合し、モーメント付与装置80
および角度検出装置82が昇降台56に吊り下げられて
おり、それら装置80,82のチャック190,270
は開いた状態にある。
【0026】そして、歯車装置36が搬入され、支持台
54が所定の測定位置まで上昇させられて歯車装置36
が支持台54上に位置決めされれば、昇降台56が下降
端まで下降させられる。この昇降台56の下降に伴って
押さえ部材126が下降し、歯車装置36のフレーム2
8に当接する。昇降台56は押さえ部材126がフレー
ム28に当接した後も更に小距離下降させられるのであ
るが、この下降は、ロッド116と昇降台56とが相対
移動することにより許容され、昇降台56が下降端まで
下降させられた状態では、係合ブロック118がテーパ
穴114から離脱し、ロッド116が昇降台56から分
離された状態となる。
54が所定の測定位置まで上昇させられて歯車装置36
が支持台54上に位置決めされれば、昇降台56が下降
端まで下降させられる。この昇降台56の下降に伴って
押さえ部材126が下降し、歯車装置36のフレーム2
8に当接する。昇降台56は押さえ部材126がフレー
ム28に当接した後も更に小距離下降させられるのであ
るが、この下降は、ロッド116と昇降台56とが相対
移動することにより許容され、昇降台56が下降端まで
下降させられた状態では、係合ブロック118がテーパ
穴114から離脱し、ロッド116が昇降台56から分
離された状態となる。
【0027】また、昇降台56の下降時には、スプリン
グ136を介して取付板124に支持されている昇降板
130も共に下降する。そして、上記押さえ部材126
のフレーム28への当接により取付板124が停止した
後は、ピン154と当接ブロック152との当接により
スプリング136を圧縮しつつ下降し、取付板124の
停止位置とは無関係に昇降台56の下降端位置に基づい
て決まる位置まで下降させられる。この間、モーメント
付与装置80および角度検出装置82のチャック19
0,270がそれぞれ第一バランスシャフト24の各端
部を両側から挟む状態で下降し、昇降板130の下降が
停止したとき、チャック190,270の軸線が第一バ
ランスシャフト24の軸線より僅かに下になる。昇降台
56が下降端まで下降した後、押さえ用シリンダ94に
より押さえ板98が下降させられ、押さえ用ボルト10
2がロッド116を下方に押し、押さえ部材126の下
面に突設された係合突起128がフレーム28の上面に
食い込まされるとともに、押さえ部材126によりフレ
ーム28およびブロック18が支持台54に押さえ付け
られる。
グ136を介して取付板124に支持されている昇降板
130も共に下降する。そして、上記押さえ部材126
のフレーム28への当接により取付板124が停止した
後は、ピン154と当接ブロック152との当接により
スプリング136を圧縮しつつ下降し、取付板124の
停止位置とは無関係に昇降台56の下降端位置に基づい
て決まる位置まで下降させられる。この間、モーメント
付与装置80および角度検出装置82のチャック19
0,270がそれぞれ第一バランスシャフト24の各端
部を両側から挟む状態で下降し、昇降板130の下降が
停止したとき、チャック190,270の軸線が第一バ
ランスシャフト24の軸線より僅かに下になる。昇降台
56が下降端まで下降した後、押さえ用シリンダ94に
より押さえ板98が下降させられ、押さえ用ボルト10
2がロッド116を下方に押し、押さえ部材126の下
面に突設された係合突起128がフレーム28の上面に
食い込まされるとともに、押さえ部材126によりフレ
ーム28およびブロック18が支持台54に押さえ付け
られる。
【0028】昇降台56が下降端まで下降した状態では
さらに、回転駆動装置58および固定装置60の係合部
材72およびクランパ78の軸線がクランクシャフト1
0の軸線とほぼ一致する状態となる。そして、まず、駆
動シリンダ66がクランクシャフト10に向かって伸長
させられ、係合部材72がクランクシャフト10の一端
部に係合した後、回転駆動モータ68が回転させられ、
クランクシャフト10および第一バランスシャフト24
が回転させられて、歯車20,26が所定のバックラッ
シ測定位置に回転させられる。係合部材72はオルダム
継手70を介して回転駆動モータ68に取り付けられて
いるため、回転駆動モータ68の回転軸線とクランクシ
ャフト10の軸線とにずれがあっても、クランクシャフ
ト10は支障なく回転させられる。回転後、クランパ7
8が前進させられてクランクシャフト10の他端部を把
持し、クランクシャフト10をバックラッシ測定位置に
固定する。
さらに、回転駆動装置58および固定装置60の係合部
材72およびクランパ78の軸線がクランクシャフト1
0の軸線とほぼ一致する状態となる。そして、まず、駆
動シリンダ66がクランクシャフト10に向かって伸長
させられ、係合部材72がクランクシャフト10の一端
部に係合した後、回転駆動モータ68が回転させられ、
クランクシャフト10および第一バランスシャフト24
が回転させられて、歯車20,26が所定のバックラッ
シ測定位置に回転させられる。係合部材72はオルダム
継手70を介して回転駆動モータ68に取り付けられて
いるため、回転駆動モータ68の回転軸線とクランクシ
ャフト10の軸線とにずれがあっても、クランクシャフ
ト10は支障なく回転させられる。回転後、クランパ7
8が前進させられてクランクシャフト10の他端部を把
持し、クランクシャフト10をバックラッシ測定位置に
固定する。
【0029】このように昇降台56が下降させられ、ク
ランクシャフト10および第一バランスシャフト24が
バックラッシ測定位置に回転させられるとともに、フレ
ーム28およびブロック18が押さえ部材126により
押さえられたならば、チャック190,270が閉じら
れ、第一バランスシャフト24の両端部をそれぞれ把持
する。前述のように、チャック190,270の軸線は
第一バランスシャフト24の軸線より僅かに下になって
いるため、チャック190,270が閉じたときそれら
が僅かに上昇し、揺動板174,264がそれぞれ連結
板168,170,260,262から僅かに浮き上が
った状態となる。ただし、チャック190,270が取
り付けられた揺動板174,264は一般に僅かに傾
き、それぞれその長手方向の両端部のいずれか一方が連
結板168あるいは170,連結板260あるいは26
2に支持された状態となる。そして、この状態から昇降
板130が昇降用シリンダ144によって下降させら
れ、連結板168,170,260,262が下降させ
られて揺動板174,264が十分な角度揺動可能な状
態とされるとともに、第一バランスシャフト24の両端
部にそれぞれ、揺動板174,264,チャック19
0,270,チャック開閉用シリンダ200,278等
の重さが下向きに加えられることとなる。
ランクシャフト10および第一バランスシャフト24が
バックラッシ測定位置に回転させられるとともに、フレ
ーム28およびブロック18が押さえ部材126により
押さえられたならば、チャック190,270が閉じら
れ、第一バランスシャフト24の両端部をそれぞれ把持
する。前述のように、チャック190,270の軸線は
第一バランスシャフト24の軸線より僅かに下になって
いるため、チャック190,270が閉じたときそれら
が僅かに上昇し、揺動板174,264がそれぞれ連結
板168,170,260,262から僅かに浮き上が
った状態となる。ただし、チャック190,270が取
り付けられた揺動板174,264は一般に僅かに傾
き、それぞれその長手方向の両端部のいずれか一方が連
結板168あるいは170,連結板260あるいは26
2に支持された状態となる。そして、この状態から昇降
板130が昇降用シリンダ144によって下降させら
れ、連結板168,170,260,262が下降させ
られて揺動板174,264が十分な角度揺動可能な状
態とされるとともに、第一バランスシャフト24の両端
部にそれぞれ、揺動板174,264,チャック19
0,270,チャック開閉用シリンダ200,278等
の重さが下向きに加えられることとなる。
【0030】次いで、2個のおもり228,230のう
ち、まず、おもり228が下降させられて揺動板174
上に載置され、第一バランスシャフト24に図3におい
て時計方向の回転モーメントが作用させられる。それに
より第一バランスシャフト24が同方向に回動すれば、
第一バランスシャフト24の他端部に取り付けられた揺
動板264が揺動するとともに検出体300が揺動し、
その位置がマグネスケール304によって測定される。
この測定後、おもり228が上昇させられるとともに、
他方のおもり230が下降させられて揺動板264に支
持され、第一バランスシャフト24に反時計方向の回転
モーメントが作用させられる。この場合には揺動板26
4が逆向きに揺動し、その際の検出体300の位置がマ
グネスケール304によって測定され、このように第一
バランスシャフト24に正逆両方向の回転モーメントが
加えられたときの検出体300の位置の変化に基づいて
バックラッシが算出される。
ち、まず、おもり228が下降させられて揺動板174
上に載置され、第一バランスシャフト24に図3におい
て時計方向の回転モーメントが作用させられる。それに
より第一バランスシャフト24が同方向に回動すれば、
第一バランスシャフト24の他端部に取り付けられた揺
動板264が揺動するとともに検出体300が揺動し、
その位置がマグネスケール304によって測定される。
この測定後、おもり228が上昇させられるとともに、
他方のおもり230が下降させられて揺動板264に支
持され、第一バランスシャフト24に反時計方向の回転
モーメントが作用させられる。この場合には揺動板26
4が逆向きに揺動し、その際の検出体300の位置がマ
グネスケール304によって測定され、このように第一
バランスシャフト24に正逆両方向の回転モーメントが
加えられたときの検出体300の位置の変化に基づいて
バックラッシが算出される。
【0031】バックラッシBLは図7に示す部分であ
り、次式で表される。 BL=B・MGSD/2・LARM ただし、 MGSD:第一バランスシャフト24に正方向の回転モ
ーメントが加えられたときに歯と歯とが当接する際の検
出体300の位置と、逆方向の回転モーメントが加えら
れたときに歯と歯とが当接する際の検出体300の位置
との間の距離 B:歯車26のピッチ円の直径 LARM:第一バランスシャフト24の軸線とマグネス
ケール304の測定子306の中心との距離 第一バランスシャフト24がバックラッシBL分回転す
るときの回転角度をθとすれば、バックラッシBLはB
L=(B/2)・θ、距離MGSDはMGSD=LAR
M・θで表され 、これらの式から上記式が得られる。
BおよびLARMは予めわかっている値であり、また、
MGSDはマグネスケール304の測定によって得られ
る値であって、これらB,LARM,MGSDからバッ
クラッシBLを求めることができる。
り、次式で表される。 BL=B・MGSD/2・LARM ただし、 MGSD:第一バランスシャフト24に正方向の回転モ
ーメントが加えられたときに歯と歯とが当接する際の検
出体300の位置と、逆方向の回転モーメントが加えら
れたときに歯と歯とが当接する際の検出体300の位置
との間の距離 B:歯車26のピッチ円の直径 LARM:第一バランスシャフト24の軸線とマグネス
ケール304の測定子306の中心との距離 第一バランスシャフト24がバックラッシBL分回転す
るときの回転角度をθとすれば、バックラッシBLはB
L=(B/2)・θ、距離MGSDはMGSD=LAR
M・θで表され 、これらの式から上記式が得られる。
BおよびLARMは予めわかっている値であり、また、
MGSDはマグネスケール304の測定によって得られ
る値であって、これらB,LARM,MGSDからバッ
クラッシBLを求めることができる。
【0032】このようにしてバックラッシBLが測定さ
れたならば、昇降板130が上昇させられ、揺動板17
4,264の揺動可能角度がそれぞれ連結板168,1
70,260,262により小さく制限された後、チャ
ック190,270による第一バランスシャフト24の
把持が解かれて揺動板174,264が連結板168,
170,260,262等によって支持された状態とな
る。この状態でクランパ78によるクランクシャフト1
0の把持が解かれ、クランクシャフト10および第一バ
ランスシャフト24が回転させられて歯車20,26が
次のバックラッシ測定位置に回転させられて再びバック
ラッシが測定される。
れたならば、昇降板130が上昇させられ、揺動板17
4,264の揺動可能角度がそれぞれ連結板168,1
70,260,262により小さく制限された後、チャ
ック190,270による第一バランスシャフト24の
把持が解かれて揺動板174,264が連結板168,
170,260,262等によって支持された状態とな
る。この状態でクランパ78によるクランクシャフト1
0の把持が解かれ、クランクシャフト10および第一バ
ランスシャフト24が回転させられて歯車20,26が
次のバックラッシ測定位置に回転させられて再びバック
ラッシが測定される。
【0033】このように本実施例のバックラッシ測定装
置においては、第一バランスシャフト24におもり22
8,230によって正逆両方向の回転モーメントを作用
させてバックラッシを測定するのであるが、第一バラン
スシャフト24は、おもり228,230およびモーメ
ント付与装置80,角度検出装置82の各揺動板17
4,264,チャック190,270等の重さにより、
フレーム28に設けられた軸受の一定位置(最下位置)
に押し付けられ、その軸線位置がばらつくことがなく、
精度良くバックラッシが測定される。特に、本実施例に
おいては、モーメント付与装置80と角度検出装置82
とが第一バランスシャフト24の両端部にそれぞれ設け
られているため、揺動板174,264が第一バランス
シャフト24によって支持される状態となっても第一バ
ランスシャフト24が傾くことがなく、両端部の軸受の
双方において最下位置に押し付けられる。また、クラン
クシャフト10,第一バランスシャフト24のクランパ
78,チャック190,270による把持を解いた状態
でクランクシャフト10,第一バランスシャフト24を
回転させることにより、歯車20,26を複数のバック
ラッシ測定位置に位置させることができ、バックラッシ
を複数個所において容易に測定することができる。さら
に、モーメント付与装置80と角度検出装置82とが一
体的に設けられていれば、揺動板174を介して第一バ
ランスシャフト24に回転トルクを付与する際にチャッ
ク190に滑りが生ずれば、そのすべりがバックラッシ
として検出されるのに対し、本実施例においてはモーメ
ント付与装置80と角度検出装置80が別々に設けられ
ているため、万一、チャック190に滑りが生じても検
出体300が揺動することはなく、滑りによる誤差の発
生が回避され、バックラッシを精度良く測定することが
できる。
置においては、第一バランスシャフト24におもり22
8,230によって正逆両方向の回転モーメントを作用
させてバックラッシを測定するのであるが、第一バラン
スシャフト24は、おもり228,230およびモーメ
ント付与装置80,角度検出装置82の各揺動板17
4,264,チャック190,270等の重さにより、
フレーム28に設けられた軸受の一定位置(最下位置)
に押し付けられ、その軸線位置がばらつくことがなく、
精度良くバックラッシが測定される。特に、本実施例に
おいては、モーメント付与装置80と角度検出装置82
とが第一バランスシャフト24の両端部にそれぞれ設け
られているため、揺動板174,264が第一バランス
シャフト24によって支持される状態となっても第一バ
ランスシャフト24が傾くことがなく、両端部の軸受の
双方において最下位置に押し付けられる。また、クラン
クシャフト10,第一バランスシャフト24のクランパ
78,チャック190,270による把持を解いた状態
でクランクシャフト10,第一バランスシャフト24を
回転させることにより、歯車20,26を複数のバック
ラッシ測定位置に位置させることができ、バックラッシ
を複数個所において容易に測定することができる。さら
に、モーメント付与装置80と角度検出装置82とが一
体的に設けられていれば、揺動板174を介して第一バ
ランスシャフト24に回転トルクを付与する際にチャッ
ク190に滑りが生ずれば、そのすべりがバックラッシ
として検出されるのに対し、本実施例においてはモーメ
ント付与装置80と角度検出装置80が別々に設けられ
ているため、万一、チャック190に滑りが生じても検
出体300が揺動することはなく、滑りによる誤差の発
生が回避され、バックラッシを精度良く測定することが
できる。
【0034】なお、上記実施例において回転駆動装置5
8および固定装置60はそれぞれ、歯車装置36とは別
に設けられていたが、歯車装置が互に噛み合う第一,第
二歯車を回転させる回転駆動装置および第一軸を固定す
る固定装置を有する場合には、その回転駆動装置および
固定装置により第一軸を複数のバックラッシ測定位置に
回転させ、その位置において固定するようにしてもよ
い。この場合には、歯車装置の回転駆動装置および固定
装置がバックラッシ測定装置の一部として利用されるこ
ととなるのである。
8および固定装置60はそれぞれ、歯車装置36とは別
に設けられていたが、歯車装置が互に噛み合う第一,第
二歯車を回転させる回転駆動装置および第一軸を固定す
る固定装置を有する場合には、その回転駆動装置および
固定装置により第一軸を複数のバックラッシ測定位置に
回転させ、その位置において固定するようにしてもよ
い。この場合には、歯車装置の回転駆動装置および固定
装置がバックラッシ測定装置の一部として利用されるこ
ととなるのである。
【0035】また、バックラッシ測定時に第一バランス
シャフト24の回動角度を検出する手段は、上記実施例
のものに限定されるわけではなく、さらに、バックラッ
シの値まで算出することなく、検出体300の変位や第
一バランスシャフト24の回動角度そのものをバックラ
ッシの大きさと一対一に対応する量として求めてもよ
い。例えば、バックラッシの大小で歯車装置の合否を判
定する場合には、検出体300の変位や第一バランスシ
ャフト24の回動角度を判定基準値と比較すれば十分な
のである。
シャフト24の回動角度を検出する手段は、上記実施例
のものに限定されるわけではなく、さらに、バックラッ
シの値まで算出することなく、検出体300の変位や第
一バランスシャフト24の回動角度そのものをバックラ
ッシの大きさと一対一に対応する量として求めてもよ
い。例えば、バックラッシの大小で歯車装置の合否を判
定する場合には、検出体300の変位や第一バランスシ
ャフト24の回動角度を判定基準値と比較すれば十分な
のである。
【0036】さらに、上記実施例においてバックラッシ
測定時には、第一バランスシャフト24の両端部にはそ
れぞれ、チャック190,270,揺動板174,26
4等の重さが加えられるようになっていたが、それでも
不十分な場合には押さえ部材を設け、第一バランスシャ
フト24を軸受に押し付けるようにしてもよい。
測定時には、第一バランスシャフト24の両端部にはそ
れぞれ、チャック190,270,揺動板174,26
4等の重さが加えられるようになっていたが、それでも
不十分な場合には押さえ部材を設け、第一バランスシャ
フト24を軸受に押し付けるようにしてもよい。
【0037】その他、特許請求の範囲を逸脱することな
く、当業者の知識に基づいて種々の変形,改良を施した
態様で本発明を実施することができる。
く、当業者の知識に基づいて種々の変形,改良を施した
態様で本発明を実施することができる。
【図1】本発明の一実施例であるバックラッシ測定装置
を示す正面図である。
を示す正面図である。
【図2】上記バックラッシ測定装置の要部を拡大して示
す正面図である。
す正面図である。
【図3】上記バックラッシ測定装置のモーメント付与装
置を示す正面図(一部断面)である。
置を示す正面図(一部断面)である。
【図4】上記バックラッシ測定装置の角度検出装置を示
す正面図である。
す正面図である。
【図5】上記バックラッシ測定装置によりバックラッシ
が測定される歯車が設けられたエンジンのクランクシャ
フトおよびバランスシャフトを示す正面図である。
が測定される歯車が設けられたエンジンのクランクシャ
フトおよびバランスシャフトを示す正面図である。
【図6】上記クランクシャフトの歯車とバランスシャフ
トの歯車との噛み合いを概略的に示す図である。
トの歯車との噛み合いを概略的に示す図である。
【図7】上記バックラッシ測定装置によるバックラッシ
の算出を説明する図である。
の算出を説明する図である。
10 クランクシャフト 20 歯車 24 第一バランスシャフト 26 歯車 34 装置本体 36 歯車装置 54 支持台 58 回転駆動装置 60 固定装置 80 モーメント付与装置 82 角度検出装置 130 昇降板 144 昇降用シリンダ 158 支持板 160 取付板 162 取付板 164 連結ロッド 166 連結ロッド 168 連結板 170 連結板 174 揺動板 190 チャック 220 昇降用シリンダ 222 昇降用シリンダ 228 おもり 230 おもり 300 検出体 304 マグネスケール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石川 俊一 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自 動車株式会社内 (72)発明者 熊沢 匡 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自 動車株式会社内 (72)発明者 山田 敏博 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自 動車株式会社内 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01M 13/02
Claims (1)
- 【請求項1】 第一歯車を有する第一軸と第二歯車を有
する第二軸とが装置本体により、第二軸が水平でかつ第
一歯車と第二歯車とが噛み合った状態で、回転可能に支
持されて成る歯車装置の第一歯車と第二歯車との間のバ
ックラッシを測定する装置であって、 前記歯車装置本体を支持する支持装置と、 その支持装置に支持された歯車装置の前記第一軸を回転
させる回転駆動装置と、 その回転駆動装置により回転させられた回転位置におい
て第一軸を固定する固定装置と、 前記支持装置に対して上下方向に相対移動可能な昇降部
材、その昇降部材上に平面視で両端が第二軸の軸線から
両側に延び出す状態で載置された揺動部材、その揺動部
材に取り付けられて前記第二軸を把持,解放するチャッ
ク、前記揺動部材の両端部に交互におもりを支持させる
負荷装置、および前記チャックが前記第二軸を把持した
状態で前記昇降部材を下降させて揺動部材を揺動可能な
状態とする昇降駆動装置を有し、前記おもりの重量に基
づいて前記第二軸に正方向の回転モーメントと逆方向の
回転モーメントとを交互に作用させるモーメント付与装
置と、 そのモーメント付与装置により正方向の回転モーメント
が作用させられた状態と逆方向の回転モーメントが作用
させられた状態との間の前記第二軸の回転角度を検出す
る角度検出装置とを含むことを特徴とする歯車のバック
ラッシ測定装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3203930A JP2979756B2 (ja) | 1991-07-18 | 1991-07-18 | 歯車のバックラッシ測定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3203930A JP2979756B2 (ja) | 1991-07-18 | 1991-07-18 | 歯車のバックラッシ測定装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0526772A JPH0526772A (ja) | 1993-02-02 |
| JP2979756B2 true JP2979756B2 (ja) | 1999-11-15 |
Family
ID=16482052
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3203930A Expired - Lifetime JP2979756B2 (ja) | 1991-07-18 | 1991-07-18 | 歯車のバックラッシ測定装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2979756B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20010093550A (ko) * | 2000-03-29 | 2001-10-29 | 송재인 | 백래시에 의한 구동 특성 분석장치 |
| JP4506341B2 (ja) * | 2004-08-05 | 2010-07-21 | 株式会社ジェイテクト | 歯車装置の製造方法 |
| CN106931882B (zh) * | 2017-03-21 | 2023-01-20 | 常州雷利电机科技有限公司 | 用于叶轮旋转部件的缓冲减震件检测装置及其检测方法 |
| CN109443754B (zh) * | 2018-12-11 | 2024-04-16 | 上海天永智能装备股份有限公司 | 一种差速器齿轮间隙以及力矩检测装置 |
| CN114942124B (zh) * | 2020-05-27 | 2025-11-11 | 广东原点智能技术有限公司 | 一种汽车曲轴外观质检台 |
-
1991
- 1991-07-18 JP JP3203930A patent/JP2979756B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0526772A (ja) | 1993-02-02 |
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