JP2997376B2 - 独立粒子状トリス(3,5−ジ第3級ブチル−4−ヒドロキシベンジル)イソシアヌレートおよびその製造法 - Google Patents
独立粒子状トリス(3,5−ジ第3級ブチル−4−ヒドロキシベンジル)イソシアヌレートおよびその製造法Info
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Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ポリオレフィン類の酸
化防止剤として広く使用されている、トリス(3,5−
ジ第3級ブチル−4−ヒドロキベンジル)イソシアヌレ
ートの実質的に立方体または直方体およびそれらの集合
体からなる独立粒子状結晶に関する。
化防止剤として広く使用されている、トリス(3,5−
ジ第3級ブチル−4−ヒドロキベンジル)イソシアヌレ
ートの実質的に立方体または直方体およびそれらの集合
体からなる独立粒子状結晶に関する。
【0002】
【従来の技術】トリス(3,5−ジ第3級ブチル−4−
ヒドロキベンジル)イソシアヌレート(以下、化合物I
ともいう)は特公昭53−28438号公報によりその
製造方法が開示されている。すなわち、化合物Iは2,
6−ジ第3級ブチルフェノール、イソシアヌル酸、パラ
ホルムアルデヒドを主原料として、ジメチルホルムアミ
ドまたはアセトニトリル等の有機溶媒中でヘキサメチレ
ンテトラミン等の塩基性触媒の存在下に加熱することに
より得られることが開示されている。
ヒドロキベンジル)イソシアヌレート(以下、化合物I
ともいう)は特公昭53−28438号公報によりその
製造方法が開示されている。すなわち、化合物Iは2,
6−ジ第3級ブチルフェノール、イソシアヌル酸、パラ
ホルムアルデヒドを主原料として、ジメチルホルムアミ
ドまたはアセトニトリル等の有機溶媒中でヘキサメチレ
ンテトラミン等の塩基性触媒の存在下に加熱することに
より得られることが開示されている。
【0003】このようにして得られる化合物Iおよび現
在市販されている化合物Iの製品は、図3および図4の
顕微鏡写真が示すように微結晶の集合体すなわち柱状ま
たはこれが破砕された微紛状であり、そのために流動性
が悪く、取扱時に飛散しやすい等いわゆる粉体特性に劣
り、作業性、計量性、および環境衛生上に重要な問題を
有し、その改良が望まれている。
在市販されている化合物Iの製品は、図3および図4の
顕微鏡写真が示すように微結晶の集合体すなわち柱状ま
たはこれが破砕された微紛状であり、そのために流動性
が悪く、取扱時に飛散しやすい等いわゆる粉体特性に劣
り、作業性、計量性、および環境衛生上に重要な問題を
有し、その改良が望まれている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、高純度で粉
体特性に優れた、実質的に立方体または直方体およびそ
れらの集合体からなる独立粒子状の化合物Iを提供する
ことを目的とする。
体特性に優れた、実質的に立方体または直方体およびそ
れらの集合体からなる独立粒子状の化合物Iを提供する
ことを目的とする。
【0005】
【課題を解決する手段】上記目的を達成するために、本
発明者等は鋭意検討を重ねた結果、2,6−ジ第3級ブ
チルフェノール、イソシアヌル酸およびパラホルムアル
デヒドとの反応で、アセトニトリルにトルエンまたはベ
ンゼンを併用添加した溶媒中で反応、晶析することによ
り、または市販品等の微粉末で粉体特性の良くない化合
物Iをアセトニトリルにトルエンまたはベンゼンを添加
した溶媒中、室温で数時間撹拌するだけの極めて簡単な
操作により高純度で粉体特性に優れた、実質的に立方体
または直方体およびそれらの集合体からなる独立粒子状
の化合物Iが得られることを見い出し、本発明を完成す
るに至った。
発明者等は鋭意検討を重ねた結果、2,6−ジ第3級ブ
チルフェノール、イソシアヌル酸およびパラホルムアル
デヒドとの反応で、アセトニトリルにトルエンまたはベ
ンゼンを併用添加した溶媒中で反応、晶析することによ
り、または市販品等の微粉末で粉体特性の良くない化合
物Iをアセトニトリルにトルエンまたはベンゼンを添加
した溶媒中、室温で数時間撹拌するだけの極めて簡単な
操作により高純度で粉体特性に優れた、実質的に立方体
または直方体およびそれらの集合体からなる独立粒子状
の化合物Iが得られることを見い出し、本発明を完成す
るに至った。
【0006】すなわち、本発明は(1)実質的に立方体
または直方体およびそれらの集合体からなる独立粒子状
結晶であるトリス(3,5−ジ第3級ブチル−4−ヒド
ロキシベンジル)イソシアヌレート、(2)結晶粒子径
が10μmより小さい結晶粒子の割合が1重量%以下で
ある化合物I、(3)結晶粒子径が500μmより大き
い結晶粒子の割合が1重量%以下で、50〜500μm
の結晶粒子の割合が80重量%以上、かつ10μmより
小さい結晶粒子の割合が1重量%以下である化合物I、
(4)当該結晶を破砕してなる化合物I、(5)アセト
ニトリル溶媒中で2,6−ジ第3級ブチルフェノール、
イソシアヌル酸およびパラホルムアルデヒドを反応させ
てトリス(3,5−ジ第3級ブチル−4−ヒドロキシベ
ンジル)イソシアヌレートを得る方法において、トルエ
ンまたはベンゼンを併用することを特徴とする化合物I
の製造法、(6)トルエンまたはベンゼンの添加を反応
開始前に行う前記5記載の方法、(7)トルエンまたは
ベンゼンの添加を反応終了後に行う前記5記載の方法、
(8)添加するトルエンまたはベンゼンの量が原料とし
て用いるイソシアヌル酸またはトリス(3,5−ジ第3
級ブチル−4−ヒドロキシベンジル)イソシアヌレート
に対して0.5〜5倍モル量である前記5記載の方法に
関する。
または直方体およびそれらの集合体からなる独立粒子状
結晶であるトリス(3,5−ジ第3級ブチル−4−ヒド
ロキシベンジル)イソシアヌレート、(2)結晶粒子径
が10μmより小さい結晶粒子の割合が1重量%以下で
ある化合物I、(3)結晶粒子径が500μmより大き
い結晶粒子の割合が1重量%以下で、50〜500μm
の結晶粒子の割合が80重量%以上、かつ10μmより
小さい結晶粒子の割合が1重量%以下である化合物I、
(4)当該結晶を破砕してなる化合物I、(5)アセト
ニトリル溶媒中で2,6−ジ第3級ブチルフェノール、
イソシアヌル酸およびパラホルムアルデヒドを反応させ
てトリス(3,5−ジ第3級ブチル−4−ヒドロキシベ
ンジル)イソシアヌレートを得る方法において、トルエ
ンまたはベンゼンを併用することを特徴とする化合物I
の製造法、(6)トルエンまたはベンゼンの添加を反応
開始前に行う前記5記載の方法、(7)トルエンまたは
ベンゼンの添加を反応終了後に行う前記5記載の方法、
(8)添加するトルエンまたはベンゼンの量が原料とし
て用いるイソシアヌル酸またはトリス(3,5−ジ第3
級ブチル−4−ヒドロキシベンジル)イソシアヌレート
に対して0.5〜5倍モル量である前記5記載の方法に
関する。
【0007】本発明は、アセトニトリルを溶媒としてト
ルエンまたはベンゼンを添加併用して結晶化させること
を特徴とするものであって、キシレンの添加では独立粒
子状結晶は生成しない。また、水を共存させることによ
り独立粒子状結晶の収量を高めることができる。
ルエンまたはベンゼンを添加併用して結晶化させること
を特徴とするものであって、キシレンの添加では独立粒
子状結晶は生成しない。また、水を共存させることによ
り独立粒子状結晶の収量を高めることができる。
【0008】本発明において、トルエンまたはベンゼン
は、2,6−ジ第3級ブチルフェノール、イソシアヌル
酸およびパラホルムアルデヒドの反応中に加えることも
できるし、あるいは、2,6−ジ第3級ブチルフェノー
ル、イソシアヌル酸およびパラホルムアルデヒドの反応
粗製体を得た後、または市販品等の微粉末結晶をアセト
ニトリル溶媒中で懸濁攪拌させた後、加えることもでき
る。
は、2,6−ジ第3級ブチルフェノール、イソシアヌル
酸およびパラホルムアルデヒドの反応中に加えることも
できるし、あるいは、2,6−ジ第3級ブチルフェノー
ル、イソシアヌル酸およびパラホルムアルデヒドの反応
粗製体を得た後、または市販品等の微粉末結晶をアセト
ニトリル溶媒中で懸濁攪拌させた後、加えることもでき
る。
【0009】本発明において、上記した方法で独立粒子
状結晶を晶析させる場合、トルエンまたはベンゼンを化
合物Iに対して0.5〜5倍モル量、好ましくは1〜3
倍モル量添加する。なお、0.5倍モル量以下では均質
な独立粒子状結晶が得られず、また、5倍モル量以上で
は一旦独立粒子状結晶を形成するが、その後独立粒子状
結晶が破壊され攪拌不能状態となり操作上大きな問題点
が発生する。晶析あるいは懸濁撹拌の温度は−5〜40
℃、好ましくは10〜20℃であり、撹拌時間は1〜1
0時間、好ましくは2〜3時間である。
状結晶を晶析させる場合、トルエンまたはベンゼンを化
合物Iに対して0.5〜5倍モル量、好ましくは1〜3
倍モル量添加する。なお、0.5倍モル量以下では均質
な独立粒子状結晶が得られず、また、5倍モル量以上で
は一旦独立粒子状結晶を形成するが、その後独立粒子状
結晶が破壊され攪拌不能状態となり操作上大きな問題点
が発生する。晶析あるいは懸濁撹拌の温度は−5〜40
℃、好ましくは10〜20℃であり、撹拌時間は1〜1
0時間、好ましくは2〜3時間である。
【0010】前記反応粗製体は、例えば加圧下または常
圧下にて得られ、工業的には常圧下反応が好ましい。反
応温度は約50〜約100℃、望ましくは用いる溶媒の
還流温度である。反応時間は通常1〜15時間程度であ
る。本反応においては、塩基性触媒としてトリエチルア
ミン、ジ−n−ブチルアミン、ピペリジン等を使用する
ことができる。また、相乗効果による触媒活性を高める
目的で、上記アミン類の2種以上を併用して使用するこ
ともできる。
圧下にて得られ、工業的には常圧下反応が好ましい。反
応温度は約50〜約100℃、望ましくは用いる溶媒の
還流温度である。反応時間は通常1〜15時間程度であ
る。本反応においては、塩基性触媒としてトリエチルア
ミン、ジ−n−ブチルアミン、ピペリジン等を使用する
ことができる。また、相乗効果による触媒活性を高める
目的で、上記アミン類の2種以上を併用して使用するこ
ともできる。
【0011】
【作用および発明の効果】本発明により得られる化合物
Iは図1および図2の顕微鏡写真で示したように、実質
的に立方体または直方体およびその集合体からなる結晶
粒子であって微粉末結晶をほとんど含まず、図4の顕微
鏡写真で示した現在市販されているものとは明確に区別
される粒子形であることがわかる。
Iは図1および図2の顕微鏡写真で示したように、実質
的に立方体または直方体およびその集合体からなる結晶
粒子であって微粉末結晶をほとんど含まず、図4の顕微
鏡写真で示した現在市販されているものとは明確に区別
される粒子形であることがわかる。
【0012】さらに、本発明により得られる化合物I
は、従来知られている微結晶集合体とは異なり、本質的
に独立粒子状であるため粒度分布が均一でその幅が狭
く、粉体特性に優れるという大きな特徴を有し、本化合
物を取り扱う場合に作業能率および作業環境の向上を図
ることができるという点で非常に有用である。特に反応
粗製体からの晶析品は、結晶粒子径が50〜200μm
である粒子が80重量%以上となっていて、より均一な
分布を示している。
は、従来知られている微結晶集合体とは異なり、本質的
に独立粒子状であるため粒度分布が均一でその幅が狭
く、粉体特性に優れるという大きな特徴を有し、本化合
物を取り扱う場合に作業能率および作業環境の向上を図
ることができるという点で非常に有用である。特に反応
粗製体からの晶析品は、結晶粒子径が50〜200μm
である粒子が80重量%以上となっていて、より均一な
分布を示している。
【0013】このように、本発明の化合物Iは現在市販
されている化合物Iにはない優れた粉体特性を持ち、か
つ容易に製造できるという点で非常に有用である。
されている化合物Iにはない優れた粉体特性を持ち、か
つ容易に製造できるという点で非常に有用である。
【0014】
【実施例】以下、実施例により本発明を具体的に説明す
るが、本発明はこれらに限定されるものではない。
るが、本発明はこれらに限定されるものではない。
【0015】実施例1 2,6−ジ第3級ブチルフェノール126.2g、イソ
シアヌル酸25.8g、パラホルムアルデヒド(純度9
2%)19.6g、アセトニトリル258g、トルエン
18.4gおよび水31gをフラスコに入れ、ついでト
リエチルアミン10.1gおよびジ−n−ブチルアミン
0.2gを加えて、撹拌しながら7時間加熱還流を行っ
た。次いで酢酸6.1gで中和した後、反応混合物を撹
拌しながら冷却し、15〜20℃で2時間撹拌を続けた
後析出物を濾取し、アセトニトリル180gで洗浄した
のち乾燥して145.2gの流動性のよい化合物Iを独
立粒子状結晶として得た(収率92.6%)。融点22
0.3℃。高速液体クロマトグラフィーによる純度9
9.7%。
シアヌル酸25.8g、パラホルムアルデヒド(純度9
2%)19.6g、アセトニトリル258g、トルエン
18.4gおよび水31gをフラスコに入れ、ついでト
リエチルアミン10.1gおよびジ−n−ブチルアミン
0.2gを加えて、撹拌しながら7時間加熱還流を行っ
た。次いで酢酸6.1gで中和した後、反応混合物を撹
拌しながら冷却し、15〜20℃で2時間撹拌を続けた
後析出物を濾取し、アセトニトリル180gで洗浄した
のち乾燥して145.2gの流動性のよい化合物Iを独
立粒子状結晶として得た(収率92.6%)。融点22
0.3℃。高速液体クロマトグラフィーによる純度9
9.7%。
【0016】実施例2 2,6−ジ第3級ブチルフェノール126.3g、イソ
シアヌル酸25.8g、パラホルムアルデヒド(純度9
2%)19.96g、アセトニトリル260gおよび水
55gをフラスコに入れ、ついでトリエチルアミン1
0.1gおよびジ−n−ブチルアミン0.2gを加え
て、撹拌しながら5時間加熱還流を行った。次いで酢酸
6gで中和した後、70℃でトルエン36.8gを加え
た。反応混合物を撹拌しながら冷却し15〜20℃で2
時間撹拌した後析出物を濾取し、アセトニトリル150
gで洗浄したのち乾燥して148.0gの流動性のよい
化合物Iを独立粒子状結晶として得た(収率94.4
%)。融点220.3℃。高速液体クロマトグラフィー
による純度99.7%。
シアヌル酸25.8g、パラホルムアルデヒド(純度9
2%)19.96g、アセトニトリル260gおよび水
55gをフラスコに入れ、ついでトリエチルアミン1
0.1gおよびジ−n−ブチルアミン0.2gを加え
て、撹拌しながら5時間加熱還流を行った。次いで酢酸
6gで中和した後、70℃でトルエン36.8gを加え
た。反応混合物を撹拌しながら冷却し15〜20℃で2
時間撹拌した後析出物を濾取し、アセトニトリル150
gで洗浄したのち乾燥して148.0gの流動性のよい
化合物Iを独立粒子状結晶として得た(収率94.4
%)。融点220.3℃。高速液体クロマトグラフィー
による純度99.7%。
【0017】実施例3 化合物Iの市販品1を156.8g、アセトニトリル2
82g、トルエン46.0gおよび水25gをフラスコ
に入れ、20〜25℃で2時間スラリー状で撹拌した後
結晶を濾取し、乾燥して153.0gの流動性のよい化
合物Iを独立粒子状結晶として得た(歩留97.6
%)。融点220.5℃。高速液体クロマトグラフィー
による純度99.7%。
82g、トルエン46.0gおよび水25gをフラスコ
に入れ、20〜25℃で2時間スラリー状で撹拌した後
結晶を濾取し、乾燥して153.0gの流動性のよい化
合物Iを独立粒子状結晶として得た(歩留97.6
%)。融点220.5℃。高速液体クロマトグラフィー
による純度99.7%。
【0018】実施例4 実施例3の方法においてトルエン18.4gを用い、か
つ水を用いないこと以外は同じ操作を行い、150.9
gの流動性のよい化合物Iを独立粒子状結晶として得た
(歩留96.2%)。融点220.6℃。高速液体クロ
マトグラフィーによる純度99.8%。
つ水を用いないこと以外は同じ操作を行い、150.9
gの流動性のよい化合物Iを独立粒子状結晶として得た
(歩留96.2%)。融点220.6℃。高速液体クロ
マトグラフィーによる純度99.8%。
【0019】比較例1 実施例2の方法でトルエンを用いないこと以外は同様の
操作を行った。すなわち、2,6−ジ第3級ブチルフェ
ノール126.3g、イソシアヌル酸25.8g、パラ
ホルムアルデヒド(純度92%)19.6g、アセトニ
トリル260gおよび水55gをフラスコに入れ、つい
でトリエチルアミン10.1gおよびジ−n−ブチルア
ミン0.2gを加えて、撹拌しながら5.5時間加熱還
流を行った。次いで酢酸6.1gで中和した後、反応混
合物を撹拌しながら室温まで冷却した後析出物を濾取
し、アセトニトリル180gで洗浄したのち乾燥して1
49.7gの白色結晶を得た(収率95.5%)。融点
219.3℃。高速液体クロマトグラフィーによる純度
98.9%。
操作を行った。すなわち、2,6−ジ第3級ブチルフェ
ノール126.3g、イソシアヌル酸25.8g、パラ
ホルムアルデヒド(純度92%)19.6g、アセトニ
トリル260gおよび水55gをフラスコに入れ、つい
でトリエチルアミン10.1gおよびジ−n−ブチルア
ミン0.2gを加えて、撹拌しながら5.5時間加熱還
流を行った。次いで酢酸6.1gで中和した後、反応混
合物を撹拌しながら室温まで冷却した後析出物を濾取
し、アセトニトリル180gで洗浄したのち乾燥して1
49.7gの白色結晶を得た(収率95.5%)。融点
219.3℃。高速液体クロマトグラフィーによる純度
98.9%。
【0020】比較例2 化合物Iの市販品1を156.8g、アセトニトリル2
82gをフラスコに入れ、20〜25℃で2時間スラリ
ー状で撹拌した後結晶を濾取し、147.3gの化合物
Iを処理前と同じ白色粉末として得た。(歩留94.6
%)融点220.2℃。高速液体クロマトグラフィーに
よる純度99.6%。なお、実施例1〜4、比較例1お
よび2で得られた結晶の性状を市販品の性状と対比し
て、表1に示した。
82gをフラスコに入れ、20〜25℃で2時間スラリ
ー状で撹拌した後結晶を濾取し、147.3gの化合物
Iを処理前と同じ白色粉末として得た。(歩留94.6
%)融点220.2℃。高速液体クロマトグラフィーに
よる純度99.6%。なお、実施例1〜4、比較例1お
よび2で得られた結晶の性状を市販品の性状と対比し
て、表1に示した。
【0021】
【表1】
【0022】表中、1)〜6)は以下の通りである。 1)JIS規格K6721で測定した値。 2)ホソカワミクロン(株)製パウダーテスターで測定
した値。 3)図5で示したステンレス製ホッパーからの落下速度
で数値が小さい程流動性が良いことを示す。なお、比較
例1および2、市販品1および2は自然落下しないた
め、常時、ハンマリングを必要とした。 4)島津製作所(株)製;粒度分布測定機、レーザー回
折式、SALD−1100で測定した値。 5)Ciba-Geigy社製;商品名:Irganox 3114。 6)旭電化社製;商品名:AO−20。
した値。 3)図5で示したステンレス製ホッパーからの落下速度
で数値が小さい程流動性が良いことを示す。なお、比較
例1および2、市販品1および2は自然落下しないた
め、常時、ハンマリングを必要とした。 4)島津製作所(株)製;粒度分布測定機、レーザー回
折式、SALD−1100で測定した値。 5)Ciba-Geigy社製;商品名:Irganox 3114。 6)旭電化社製;商品名:AO−20。
【0023】
図1は実施例2で得られた結晶の顕微鏡写真、図2は実
施例3で得られた結晶の顕微鏡写真、図3は比較例1で
得られた結晶の顕微鏡写真、図4は市販品(Ciba-Geigy
社製、商品名:Irganox 3114)の顕微鏡写真である。図
5は落下時間の測定に使用されるホッパーを示す図であ
る。
施例3で得られた結晶の顕微鏡写真、図3は比較例1で
得られた結晶の顕微鏡写真、図4は市販品(Ciba-Geigy
社製、商品名:Irganox 3114)の顕微鏡写真である。図
5は落下時間の測定に使用されるホッパーを示す図であ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−155868(JP,A) 特公 昭53−28438(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C07D 251/34 CA(STN) REGISTRY(STN)
Claims (8)
- 【請求項1】実質的に立方体または直方体およびそれら
の集合体からなる独立粒子状結晶であるトリス(3,5
−ジ第3級ブチル−4−ヒドロキシベンジル)イソシア
ヌレート。 - 【請求項2】結晶粒子径が10μmより小さい結晶粒子
の割合が1重量%以下である請求項1記載の化合物。 - 【請求項3】結晶粒子径が500μmより大きい結晶粒
子の割合が1重量%以下で、50〜500μmの結晶粒
子の割合が80重量%以上、かつ10μmより小さい結
晶粒子の割合が1重量%以下である請求項1記載の化合
物。 - 【請求項4】当該結晶を破砕してなる請求項1記載の化
合物。 - 【請求項5】アセトニトリル溶媒中で2,6−ジ第3級
ブチルフェノール、イソシアヌル酸およびパラホルムア
ルデヒドを反応させてトリス(3,5−ジ第3級ブチル
−4−ヒドロキシベンジル)イソシアヌレートを得る方
法において、トルエンまたはベンゼンを併用することを
特徴とする請求項1記載の化合物の製造法。 - 【請求項6】トルエンまたはベンゼンの添加を反応開始
前に行う請求項5記載の方法。 - 【請求項7】トルエンまたはベンゼンの添加を反応終了
後に行う請求項5記載の方法。 - 【請求項8】添加するトルエンまたはベンゼンの量が原
料として用いるイソシアヌル酸またはトリス(3,5−
ジ第3級ブチル−4−ヒドロキシベンジル)イソシアヌ
レートに対して0.5〜5倍モル量である請求項5記載
の方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4355582A JP2997376B2 (ja) | 1992-12-18 | 1992-12-18 | 独立粒子状トリス(3,5−ジ第3級ブチル−4−ヒドロキシベンジル)イソシアヌレートおよびその製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4355582A JP2997376B2 (ja) | 1992-12-18 | 1992-12-18 | 独立粒子状トリス(3,5−ジ第3級ブチル−4−ヒドロキシベンジル)イソシアヌレートおよびその製造法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06184122A JPH06184122A (ja) | 1994-07-05 |
| JP2997376B2 true JP2997376B2 (ja) | 2000-01-11 |
Family
ID=18444721
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4355582A Expired - Fee Related JP2997376B2 (ja) | 1992-12-18 | 1992-12-18 | 独立粒子状トリス(3,5−ジ第3級ブチル−4−ヒドロキシベンジル)イソシアヌレートおよびその製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2997376B2 (ja) |
-
1992
- 1992-12-18 JP JP4355582A patent/JP2997376B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH06184122A (ja) | 1994-07-05 |
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