JP3079066B2 - Atm通信網 - Google Patents
Atm通信網Info
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はATM(Asynchronou
s Transfer Mode)通信に利用する。本発明はVCルート
の帯域をトラヒックに対応して可変に設定する技術に関
する。
s Transfer Mode)通信に利用する。本発明はVCルート
の帯域をトラヒックに対応して可変に設定する技術に関
する。
【0002】
【従来の技術】ATM通信網では、網内の各交換機相互
間に設けられた物理伝送路上にVPリンクが設定され、
さらに、このVPリンクにはVCルートが設定されてい
る。一つのVPリンク内には複数のVCルートを設定す
ることができる。また、このVCルートの帯域はその和
がこのVCルートを収容しているVPリンクの最大容量
を越えない範囲で任意に設定することができる。
間に設けられた物理伝送路上にVPリンクが設定され、
さらに、このVPリンクにはVCルートが設定されてい
る。一つのVPリンク内には複数のVCルートを設定す
ることができる。また、このVCルートの帯域はその和
がこのVCルートを収容しているVPリンクの最大容量
を越えない範囲で任意に設定することができる。
【0003】昨今のATM通信網では、VPリンクの帯
域の有効利用を図るため、VCルートの帯域をその時の
トラヒックに対応して可変させることが行われている。
域の有効利用を図るため、VCルートの帯域をその時の
トラヒックに対応して可変させることが行われている。
【0004】従来のATM通信網におけるVCルートの
帯域制御では、交換機におけるバッファ内の出力待ちセ
ル数を観測しておき、その観測結果を送信端を収容する
交換機に通知することにより、この送信端を収容する交
換機が輻輳状況を把握することによってセルの出力レー
ト制御を行っている。
帯域制御では、交換機におけるバッファ内の出力待ちセ
ル数を観測しておき、その観測結果を送信端を収容する
交換機に通知することにより、この送信端を収容する交
換機が輻輳状況を把握することによってセルの出力レー
ト制御を行っている。
【0005】このようなセルの出力レート制御を行うに
ついては、伝搬遅延のため観測結果の通知によって過去
の情報しか得られず、また、適当な通知間隔でしか情報
が与えられないため、ネットワーク規模が拡大するにし
たがってバッファ量を増加させたり、ユーザからの帯域
変更要求に対する応答速度を下げる必要がある。
ついては、伝搬遅延のため観測結果の通知によって過去
の情報しか得られず、また、適当な通知間隔でしか情報
が与えられないため、ネットワーク規模が拡大するにし
たがってバッファ量を増加させたり、ユーザからの帯域
変更要求に対する応答速度を下げる必要がある。
【0006】例えば、ABR方式ではRM(Resource Ma
nagement) セルと呼ばれる制御用のセルを用いて出力レ
ート制御を行う。出力レートを制御する上流の交換機
は、網内の輻輳状況を調べるためにRMセルを用いる。
つまり、出力レートを制御する上流の交換機は一定セル
数毎にRMセルを挿入して受信端に送信する。
nagement) セルと呼ばれる制御用のセルを用いて出力レ
ート制御を行う。出力レートを制御する上流の交換機
は、網内の輻輳状況を調べるためにRMセルを用いる。
つまり、出力レートを制御する上流の交換機は一定セル
数毎にRMセルを挿入して受信端に送信する。
【0007】出力レートを制御することのできない下流
の交換機は、そのRMセルに輻輳の有無や受入可能な入
力レートの情報を書き込む。RMセルは着側の交換機あ
るいは受信端で折り返されて上流の出力レートを制御す
る交換機に戻ってくる。
の交換機は、そのRMセルに輻輳の有無や受入可能な入
力レートの情報を書き込む。RMセルは着側の交換機あ
るいは受信端で折り返されて上流の出力レートを制御す
る交換機に戻ってくる。
【0008】したがって、戻ってきたRMセル上の情報
を読取ることにより出力レートを制御できる交換機は、
網内の輻輳状況に応じた出力レートの制御が可能にな
る。ところが、観測を行う交換機と出力レートを制御す
る交換機との間には一般に伝搬遅延があるため、通知し
た情報が実際の出力レート低減に反映されるまで、輻輳
を吸収するためのバッファが必要となったり、あるいは
短時間に急激に輻輳が進まないよう、各コネクションの
帯域増加幅を制限する必要がある。特に、WAN(Wide
Area Network) のように長大遅延を持つネットワークで
は、この問題は大きく、サービスの実現を困難にしてい
る。
を読取ることにより出力レートを制御できる交換機は、
網内の輻輳状況に応じた出力レートの制御が可能にな
る。ところが、観測を行う交換機と出力レートを制御す
る交換機との間には一般に伝搬遅延があるため、通知し
た情報が実際の出力レート低減に反映されるまで、輻輳
を吸収するためのバッファが必要となったり、あるいは
短時間に急激に輻輳が進まないよう、各コネクションの
帯域増加幅を制限する必要がある。特に、WAN(Wide
Area Network) のように長大遅延を持つネットワークで
は、この問題は大きく、サービスの実現を困難にしてい
る。
【0009】ABR方式では、交換機におけるバッファ
内の出力待ちセル数を観測しておき、輻輳状況を発側の
交換機に通知していた。この従来例を図15に示す。図
15はABR方式によるATM通信網の概念を示す図で
ある。図15において、観測をしている交換機3および
4では、そのキュー長があらかじめ定めておいた閾値を
超過したとき、輻輳であることを発側の交換機1に通知
し、出力レートを制御できる交換機1は輻輳情報が到達
したときには、あらかじめ定めておいた量だけレートを
下げ、反対に輻輳ではないことが通知されたときには、
あらかじめ定めておいた量だけレートを上げ、出力レー
トを制御する。
内の出力待ちセル数を観測しておき、輻輳状況を発側の
交換機に通知していた。この従来例を図15に示す。図
15はABR方式によるATM通信網の概念を示す図で
ある。図15において、観測をしている交換機3および
4では、そのキュー長があらかじめ定めておいた閾値を
超過したとき、輻輳であることを発側の交換機1に通知
し、出力レートを制御できる交換機1は輻輳情報が到達
したときには、あらかじめ定めておいた量だけレートを
下げ、反対に輻輳ではないことが通知されたときには、
あらかじめ定めておいた量だけレートを上げ、出力レー
トを制御する。
【0010】この処理フローを図16および図17に示
す。図16は出力レート制御を行う交換機1の処理フロ
ーを示す図である。図17は観測を行う交換機3および
4の処理フローを示す図である。図17に示すように、
観測を行う交換機3および4は、バッファ内のセル数を
チェックし(S14)、そのセル数が閾値を超過してい
れば(S15)、RMセルを用いて輻輳状態の通知を行
う(S16)。そのセル数が閾値を越えていなければ
(S15)、RMセルを用いて通常状態の通知を行う
(S17)。図16に示すように、出力レート制御を行
う交換機1は、交換機3および4からの通知を制御情報
として受信し(S10)、その通知が輻輳の通知であれ
ば(S11)、出力レートを減少させ(S13)、その
通知が輻輳の通知でなければ(S11)、出力レートを
上昇させる(S12)。
す。図16は出力レート制御を行う交換機1の処理フロ
ーを示す図である。図17は観測を行う交換機3および
4の処理フローを示す図である。図17に示すように、
観測を行う交換機3および4は、バッファ内のセル数を
チェックし(S14)、そのセル数が閾値を超過してい
れば(S15)、RMセルを用いて輻輳状態の通知を行
う(S16)。そのセル数が閾値を越えていなければ
(S15)、RMセルを用いて通常状態の通知を行う
(S17)。図16に示すように、出力レート制御を行
う交換機1は、交換機3および4からの通知を制御情報
として受信し(S10)、その通知が輻輳の通知であれ
ば(S11)、出力レートを減少させ(S13)、その
通知が輻輳の通知でなければ(S11)、出力レートを
上昇させる(S12)。
【0011】この技術では、輻輳になった後に出力レー
トを下げるための輻輳信号を送信する。また、出力レー
トの上昇幅は一定に設定されるため、輻輳に陥る直前ま
で同じ量だけ出力レートが上昇してしまう。これらの原
因のため、出力レートの下げ幅は大きく設定しなくては
ならない。これは、言い換えれば、輻輳の有無だけの情
報に基づいているため、輻輳の程度に応じた制御が行わ
れないということを表している。
トを下げるための輻輳信号を送信する。また、出力レー
トの上昇幅は一定に設定されるため、輻輳に陥る直前ま
で同じ量だけ出力レートが上昇してしまう。これらの原
因のため、出力レートの下げ幅は大きく設定しなくては
ならない。これは、言い換えれば、輻輳の有無だけの情
報に基づいているため、輻輳の程度に応じた制御が行わ
れないということを表している。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の出力
レート制御では、出力レート制御を行う交換機と観測を
行う交換機との間の距離があるため、輻輳通知を行って
も、実際に出力レート制御が開始されるまでの遅延時間
があり、その間に輻輳状態から回復するための出力レー
ト制御は期待できず、その間の過負荷分のセル・トラヒ
ックは、バッファで吸収されるため、極めて大きなバッ
ファ量が必要である。
レート制御では、出力レート制御を行う交換機と観測を
行う交換機との間の距離があるため、輻輳通知を行って
も、実際に出力レート制御が開始されるまでの遅延時間
があり、その間に輻輳状態から回復するための出力レー
ト制御は期待できず、その間の過負荷分のセル・トラヒ
ックは、バッファで吸収されるため、極めて大きなバッ
ファ量が必要である。
【0013】出力レート制御を行う交換機と観測を行う
交換機の間の遅延時間が大きくなるにしたがい、長期間
輻輳状態にさらされるため、その分多くのバッファ量が
必要になる。これを防ぐためには、伝送遅延の大きなネ
ットワークでは、出力レートの上昇幅を小さくし、下降
幅を大きくすることによって、急激な輻輳に陥ること
と、輻輳から短時間に回復できるように設定することが
考えられる。
交換機の間の遅延時間が大きくなるにしたがい、長期間
輻輳状態にさらされるため、その分多くのバッファ量が
必要になる。これを防ぐためには、伝送遅延の大きなネ
ットワークでは、出力レートの上昇幅を小さくし、下降
幅を大きくすることによって、急激な輻輳に陥ること
と、輻輳から短時間に回復できるように設定することが
考えられる。
【0014】しかし、この設定は、コネクションに割当
てられる出力レートの上昇が遅くなり、また、すぐに落
ちてしまうため、伝送速度を低下させる可能性がある。
てられる出力レートの上昇が遅くなり、また、すぐに落
ちてしまうため、伝送速度を低下させる可能性がある。
【0015】各交換機で、受入可能な入力レートを算出
して、その値を制御する交換機に通知する方式がATM
Forum 95-0013の中に示されている。しかし、この従来
の方法では網内の全ての交換機で受入可能な入力レート
を算出し、その中の最小の値が制御する交換機に通知さ
れる必要がある。
して、その値を制御する交換機に通知する方式がATM
Forum 95-0013の中に示されている。しかし、この従来
の方法では網内の全ての交換機で受入可能な入力レート
を算出し、その中の最小の値が制御する交換機に通知さ
れる必要がある。
【0016】したがって、受入可能な入力レートの計算
のためには、複雑な計算を高速に行う必要があり困難で
あった。また、この従来の方法でも、遅延時間が大きな
場合には、出力レートの上昇幅を小さく、下降幅を大き
くすることによって対応している。さらに、受入可能な
入力レートは、RMセルを介して発側の出力レートを制
御する交換機に与えられるので、次のRMセルが到達す
るまでのあいだは、直近の古いRMセルから指示された
レートでの出力が出力レートを制御する交換機に強いら
れている。したがって、次のRMセルが到達するまでの
間のネットワークの輻輳状況については変化がないとし
て、そのまま制御を行うことになる。
のためには、複雑な計算を高速に行う必要があり困難で
あった。また、この従来の方法でも、遅延時間が大きな
場合には、出力レートの上昇幅を小さく、下降幅を大き
くすることによって対応している。さらに、受入可能な
入力レートは、RMセルを介して発側の出力レートを制
御する交換機に与えられるので、次のRMセルが到達す
るまでのあいだは、直近の古いRMセルから指示された
レートでの出力が出力レートを制御する交換機に強いら
れている。したがって、次のRMセルが到達するまでの
間のネットワークの輻輳状況については変化がないとし
て、そのまま制御を行うことになる。
【0017】実際の通信網では、出力レートを制御する
交換機に近い交換機と、遠い交換機があり、その距離や
遅延時間に応じて制御パラメータを変化させることは非
常に手間がかかり、また、接続の度に遅延を測定するこ
とは難しい。さらに、一つの交換機には多くのVCルー
トが多重されており、それぞれに対して制御パラメータ
を変えることは、制御の設定に関する複雑さが増すた
め、好ましいことではない。
交換機に近い交換機と、遠い交換機があり、その距離や
遅延時間に応じて制御パラメータを変化させることは非
常に手間がかかり、また、接続の度に遅延を測定するこ
とは難しい。さらに、一つの交換機には多くのVCルー
トが多重されており、それぞれに対して制御パラメータ
を変えることは、制御の設定に関する複雑さが増すた
め、好ましいことではない。
【0018】本発明は、このような背景に行われたもの
であって、観測する交換機が複雑な計算を必要とせずに
出力レートの制御情報を生成することができるATM通
信網を提供することを目的とする。本発明は、出力レー
トを制御する交換機では遅延時間の影響を受けることな
く輻輳を回避することができるATM通信網を提供する
ことを目的とする。本発明は、空き帯域があれば高速に
出力レートを上昇させることができるATM通信網を提
供することを目的とする。本発明は、所望の帯域を残し
た安全な出力レート制御を行うことができるATM通信
網を提供することを目的とする。
であって、観測する交換機が複雑な計算を必要とせずに
出力レートの制御情報を生成することができるATM通
信網を提供することを目的とする。本発明は、出力レー
トを制御する交換機では遅延時間の影響を受けることな
く輻輳を回避することができるATM通信網を提供する
ことを目的とする。本発明は、空き帯域があれば高速に
出力レートを上昇させることができるATM通信網を提
供することを目的とする。本発明は、所望の帯域を残し
た安全な出力レート制御を行うことができるATM通信
網を提供することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明は、VCルートの
下流にある交換機で入力負荷率の観測を行い、その観測
結果を出力レートが制御可能な上流の交換機に通知し、
この出力レートが制御可能な交換機はその情報をもと
に、下流にある交換機における輻輳を回避しつつ可能な
限り高い出力レートでセルを出力することを目的として
出力レートを算出し、算出した出力レートでセルを出力
することを特徴とする。
下流にある交換機で入力負荷率の観測を行い、その観測
結果を出力レートが制御可能な上流の交換機に通知し、
この出力レートが制御可能な交換機はその情報をもと
に、下流にある交換機における輻輳を回避しつつ可能な
限り高い出力レートでセルを出力することを目的として
出力レートを算出し、算出した出力レートでセルを出力
することを特徴とする。
【0020】従来の技術とは、観測を行う交換機が入力
負荷率の観測を行い、その観測結果を出力レートの制御
を行う交換機に通知する点が異なる。また、出力レート
の制御を行う交換機では入力負荷率の通知を受信し、受
信した入力負荷率より出力レートを算出し、算出したレ
ート以下に制御する点が異なる。
負荷率の観測を行い、その観測結果を出力レートの制御
を行う交換機に通知する点が異なる。また、出力レート
の制御を行う交換機では入力負荷率の通知を受信し、受
信した入力負荷率より出力レートを算出し、算出したレ
ート以下に制御する点が異なる。
【0021】さらに、従来の技術とは、観測を行う交換
機から出力レートの制御を行う交換機に通知が行われて
いるときに、その間にある交換機が下流からの入力負荷
率の情報を受け取り、自分が観測した入力負荷率と比較
し、大きい方の値を上流に通知する点が異なる。
機から出力レートの制御を行う交換機に通知が行われて
いるときに、その間にある交換機が下流からの入力負荷
率の情報を受け取り、自分が観測した入力負荷率と比較
し、大きい方の値を上流に通知する点が異なる。
【0022】本願出願人は、先願(特願平8−2255
96号、本願出願時に未公開)により、残余帯域率を通
知情報として用いているが、本発明では入力負荷率を用
いる点が異なる。また、通知情報からレートの増減比率
を求める手順が異なる。さらに、通知された情報を元
に、外挿演算を行うことにより、VCルート内の現在の
入力負荷率を安全側に推定することを目的とした入力負
荷率演算を行う点が異なる。また、出力レートの制御フ
ローが異なる。
96号、本願出願時に未公開)により、残余帯域率を通
知情報として用いているが、本発明では入力負荷率を用
いる点が異なる。また、通知情報からレートの増減比率
を求める手順が異なる。さらに、通知された情報を元
に、外挿演算を行うことにより、VCルート内の現在の
入力負荷率を安全側に推定することを目的とした入力負
荷率演算を行う点が異なる。また、出力レートの制御フ
ローが異なる。
【0023】すなわち、本発明は、送信端および受信端
を収容する交換機と、この交換機相互間を接続する物理
伝送路と、この物理伝送路に介挿される中継用の交換機
とを備え、前記交換機間にはVCルートが設定可能なV
Pリンクがそれぞれ設定されたATM通信網である。本
発明の特徴とするところは、前記交換機は、自己の入力
負荷率(入力レート/VPリンク容量)を演算記録する
手段と、この入力負荷率を前記送信端を収容する交換機
に向け入力負荷率情報として送出する手段と、他の交換
機から到来する入力負荷率情報があるとき、自己が記録
した入力負荷率と到来した入力負荷率情報に含まれる入
力負荷率とを比較する手段とを備え、前記送出する手段
は、この比較する手段の比較結果にしたがっていずれか
大きい方の入力負荷率を最新の入力負荷率情報として送
出する手段を含むところにある。
を収容する交換機と、この交換機相互間を接続する物理
伝送路と、この物理伝送路に介挿される中継用の交換機
とを備え、前記交換機間にはVCルートが設定可能なV
Pリンクがそれぞれ設定されたATM通信網である。本
発明の特徴とするところは、前記交換機は、自己の入力
負荷率(入力レート/VPリンク容量)を演算記録する
手段と、この入力負荷率を前記送信端を収容する交換機
に向け入力負荷率情報として送出する手段と、他の交換
機から到来する入力負荷率情報があるとき、自己が記録
した入力負荷率と到来した入力負荷率情報に含まれる入
力負荷率とを比較する手段とを備え、前記送出する手段
は、この比較する手段の比較結果にしたがっていずれか
大きい方の入力負荷率を最新の入力負荷率情報として送
出する手段を含むところにある。
【0024】前記送信端を収容する交換機は、前記比較
する手段の比較結果にしたがって、自己の交換機が設定
するVCルートの帯域を可変的に設定する手段を備える
ことが望ましい。
する手段の比較結果にしたがって、自己の交換機が設定
するVCルートの帯域を可変的に設定する手段を備える
ことが望ましい。
【0025】これにより、観測する交換機は複雑な計算
を必要とせずに出力レートの制御情報としての入力負荷
率情報を生成することができる。
を必要とせずに出力レートの制御情報としての入力負荷
率情報を生成することができる。
【0026】前記可変的に設定する手段は、到来した前
回の入力負荷率情報に含まれる入力負荷率にしたがって
次回の入力負荷率情報が到来するまでの間は現在の入力
負荷率を推定する手段を含むことが望ましい。
回の入力負荷率情報に含まれる入力負荷率にしたがって
次回の入力負荷率情報が到来するまでの間は現在の入力
負荷率を推定する手段を含むことが望ましい。
【0027】この推定する手段は、出力レートの増減比
率をγ、この出力レートの増減比率γの特性を決定する
パラメータをP1およびP2、出力レートをRとすると
き、入力負荷率の推定値Ψpredを、 γ=P1*Ψpred+P2 R=R*γ Ψpred=Ψpred*γ として演算する手段を含むことが望ましい。
率をγ、この出力レートの増減比率γの特性を決定する
パラメータをP1およびP2、出力レートをRとすると
き、入力負荷率の推定値Ψpredを、 γ=P1*Ψpred+P2 R=R*γ Ψpred=Ψpred*γ として演算する手段を含むことが望ましい。
【0028】これにより、入力負荷率情報が到来しない
間についても出力レートを制御する交換機は最適な出力
レートによりVCルートの帯域を制御することかでき
る。
間についても出力レートを制御する交換機は最適な出力
レートによりVCルートの帯域を制御することかでき
る。
【0029】前記推定値および新たに到来した入力負荷
率情報に含まれる入力負荷率にしたがってこの推定値の
更新を行う手段を備えることが望ましい。
率情報に含まれる入力負荷率にしたがってこの推定値の
更新を行う手段を備えることが望ましい。
【0030】この更新を行う手段は、新たに到来した入
力負荷率情報に含まれる入力負荷率をΨnotified、変数
πの初期値を“1.0”としこの変数πの値は前回の変
数πの値にγを乗じることにより順次求め、更新後の推
定値UpdateΨprepを、 UpdateΨprep=min(Ψpred,Ψnotified*π) として演算する手段を含むことが望ましい。これによ
り、推定値の更新を安全側の更新とすることができる。
力負荷率情報に含まれる入力負荷率をΨnotified、変数
πの初期値を“1.0”としこの変数πの値は前回の変
数πの値にγを乗じることにより順次求め、更新後の推
定値UpdateΨprepを、 UpdateΨprep=min(Ψpred,Ψnotified*π) として演算する手段を含むことが望ましい。これによ
り、推定値の更新を安全側の更新とすることができる。
【0031】
【発明の実施の形態】本発明実施例の構成を図1ないし
図3を参照して説明する。図1は本発明実施例の全体構
成を示す図である。図2および図3は本発明実施例の交
換機のブロック構成図である。
図3を参照して説明する。図1は本発明実施例の全体構
成を示す図である。図2および図3は本発明実施例の交
換機のブロック構成図である。
【0032】本発明はATM通信網であって、送信端5
−1、5−2および受信端6−1を収容する交換機1−
1、1−2、2−2と、この交換機1−1、1−2、2
−2相互間を接続する物理伝送路(図示せず)と、この
物理伝送路に介挿される中継用の交換機2−1とを備
え、交換機1−1、1−2、2−1、2−2間にはVC
ルート4−1、4−2が設定可能なVPリンク3−0、
3−1、3−2、3−3、3−4がそれぞれ設定された
ATM通信網である。
−1、5−2および受信端6−1を収容する交換機1−
1、1−2、2−2と、この交換機1−1、1−2、2
−2相互間を接続する物理伝送路(図示せず)と、この
物理伝送路に介挿される中継用の交換機2−1とを備
え、交換機1−1、1−2、2−1、2−2間にはVC
ルート4−1、4−2が設定可能なVPリンク3−0、
3−1、3−2、3−3、3−4がそれぞれ設定された
ATM通信網である。
【0033】ここで、本発明の特徴とするところは、交
換機1−1、1−2、2−1、2−2は、自己の入力負
荷率(入力レート/VPリンク容量)を演算記録する手
段としての到着セル数カウンタ31、到着レート算出部
32、入力負荷率算出部33と、この入力負荷率を送信
端を収容する交換機1−1に向け入力負荷率情報として
送出する手段としてのRMセル送出部35と、他の交換
機から到来する入力負荷率情報があるとき、自己が記録
した入力負荷率と到来した入力負荷率情報に含まれる入
力負荷率とを比較する手段としての比較演算部34とを
備え、RMセル送出部35は、この比較演算部34の比
較結果にしたがっていずれか大きい方の入力負荷率を最
新の入力負荷率情報として送出するところにある。
換機1−1、1−2、2−1、2−2は、自己の入力負
荷率(入力レート/VPリンク容量)を演算記録する手
段としての到着セル数カウンタ31、到着レート算出部
32、入力負荷率算出部33と、この入力負荷率を送信
端を収容する交換機1−1に向け入力負荷率情報として
送出する手段としてのRMセル送出部35と、他の交換
機から到来する入力負荷率情報があるとき、自己が記録
した入力負荷率と到来した入力負荷率情報に含まれる入
力負荷率とを比較する手段としての比較演算部34とを
備え、RMセル送出部35は、この比較演算部34の比
較結果にしたがっていずれか大きい方の入力負荷率を最
新の入力負荷率情報として送出するところにある。
【0034】送信端5−1および5−2を収容する交換
機1−1および1−2は、比較演算部34の比較結果に
したがって、自己の交換機1−1および1−2が設定す
るVCルート4−1および4−2の帯域を可変的に設定
する手段としての出力レート算出部38および出力レー
ト制御部37を備えている。
機1−1および1−2は、比較演算部34の比較結果に
したがって、自己の交換機1−1および1−2が設定す
るVCルート4−1および4−2の帯域を可変的に設定
する手段としての出力レート算出部38および出力レー
ト制御部37を備えている。
【0035】出力レート算出部38は、到来した前回の
入力負荷率情報に含まれる入力負荷率にしたがって次回
の入力負荷率情報が到来するまでの間は現在の入力負荷
率を推定する。
入力負荷率情報に含まれる入力負荷率にしたがって次回
の入力負荷率情報が到来するまでの間は現在の入力負荷
率を推定する。
【0036】この推定は、出力レートの増減比率をγ、
この出力レートの増減比率γの特性を決定するパラメー
タをP1およびP2、出力レートをRとするとき、入力
負荷率の推定値Ψpredを、 γ=P1*Ψpred+P2 R=R*γ Ψpred=Ψpred*γ として演算する。
この出力レートの増減比率γの特性を決定するパラメー
タをP1およびP2、出力レートをRとするとき、入力
負荷率の推定値Ψpredを、 γ=P1*Ψpred+P2 R=R*γ Ψpred=Ψpred*γ として演算する。
【0037】また、出力レート算出部38は、この推定
値Ψpredおよび新たに到来した入力負荷率情報に含まれ
る入力負荷率にしたがってこの推定値の更新を行う。
値Ψpredおよび新たに到来した入力負荷率情報に含まれ
る入力負荷率にしたがってこの推定値の更新を行う。
【0038】この更新は、新たに到来した入力負荷率情
報に含まれる入力負荷率をΨnotified、変数πの初期値
を“1.0”としこの変数πの値は前回の変数πの値に
γを乗じることにより順次求め、更新後の推定値Update
Ψprepを、 UpdateΨprep=min(Ψpred,Ψnotified*π) として演算する。
報に含まれる入力負荷率をΨnotified、変数πの初期値
を“1.0”としこの変数πの値は前回の変数πの値に
γを乗じることにより順次求め、更新後の推定値Update
Ψprepを、 UpdateΨprep=min(Ψpred,Ψnotified*π) として演算する。
【0039】
【実施例】本発明実施例を説明する。図1の1−1およ
び1−2は出力レートを制御する交換機、2−1および
2−2は出力レートは制御せず、入力負荷率を測定する
交換機、3−0、3−1、3−2、3−3、3−4はそ
れぞれ交換機1−1、1−2、2−1、2−2間に設定
されるVPリンク、4−1および4−2はVCルートで
ある。
び1−2は出力レートを制御する交換機、2−1および
2−2は出力レートは制御せず、入力負荷率を測定する
交換機、3−0、3−1、3−2、3−3、3−4はそ
れぞれ交換機1−1、1−2、2−1、2−2間に設定
されるVPリンク、4−1および4−2はVCルートで
ある。
【0040】交換機1−1、1−2、2−1、2−2は
それぞれVPリンク3−1、3−2、3−3、3−4に
加わる入力レートを観測しておき、当該VPリンクにお
ける入力負荷率を(入力レート/VPリンク容量)によ
って求める。
それぞれVPリンク3−1、3−2、3−3、3−4に
加わる入力レートを観測しておき、当該VPリンクにお
ける入力負荷率を(入力レート/VPリンク容量)によ
って求める。
【0041】交換機2−2は、VPリンク3−4に関す
る入力負荷率を交換機2−1に通知する。交換機2−2
はVPリンク3−4の入力負荷率を交換機1−1および
1−2に向けて通知する。さらに、交換機2−1は、交
換機2−2からの入力負荷率情報を抽出し、VPリンク
3−3の入力負荷率と交換機2−2から通知されてきた
入力負荷率の値のうち大きい方を交換機1−1および1
−2に通知する。
る入力負荷率を交換機2−1に通知する。交換機2−2
はVPリンク3−4の入力負荷率を交換機1−1および
1−2に向けて通知する。さらに、交換機2−1は、交
換機2−2からの入力負荷率情報を抽出し、VPリンク
3−3の入力負荷率と交換機2−2から通知されてきた
入力負荷率の値のうち大きい方を交換機1−1および1
−2に通知する。
【0042】これは、受信端6−1からVCルート4−
1および4−2毎に制御用のRMセルを送出し、そのR
Mセル上に入力負荷率を書き込み、各交換機2−2およ
び2−1を通過する度に上記の手順により入力負荷率の
値を書き換えて交換機1−1および1−2に向けて中継
することにより実現される。
1および4−2毎に制御用のRMセルを送出し、そのR
Mセル上に入力負荷率を書き込み、各交換機2−2およ
び2−1を通過する度に上記の手順により入力負荷率の
値を書き換えて交換機1−1および1−2に向けて中継
することにより実現される。
【0043】図2は、交換機2−1および2−2のブロ
ック構成を示す。図2に示す交換機では、あるVCにお
いて左から右に流れるセルフローに関する入力負荷率の
測定および通知を考える。図2では、経路11は着目す
るセルフローの流入するVPリンクの入力側、経路12
は経路11と同じVPリンクで双方向通信を考えたとき
経路11とは逆方向側を表す。同様に経路21はセルフ
ローの流出するVPリンクの出力側、経路22は経路2
1と同じVPリンクで双方向通信を考えたとき経路21
とは逆方向側を表す。
ック構成を示す。図2に示す交換機では、あるVCにお
いて左から右に流れるセルフローに関する入力負荷率の
測定および通知を考える。図2では、経路11は着目す
るセルフローの流入するVPリンクの入力側、経路12
は経路11と同じVPリンクで双方向通信を考えたとき
経路11とは逆方向側を表す。同様に経路21はセルフ
ローの流出するVPリンクの出力側、経路22は経路2
1と同じVPリンクで双方向通信を考えたとき経路21
とは逆方向側を表す。
【0044】図2において、到着セル数カウンタ31で
一定観測時間毎の到着セル数が算出され、その値が到着
レート算出部32に送られる。到着レート算出部32で
は、到着レート(Rate)を、 Rate=α*到着セル数/観測時間+(1−α)Ra
te なる式を用いて求める。そして、一定時間毎に区切るウ
ィンドウ内で観測された到着レートの最大値から入力負
荷率Ψを、 Ψ=Rateの最大値/出力リンク容量 として求める。求めた入力負荷率Ψは、入力負荷率算出
部33に送られる。入力負荷率算出部33では入力負荷
率Ψを比較演算部34に送る。
一定観測時間毎の到着セル数が算出され、その値が到着
レート算出部32に送られる。到着レート算出部32で
は、到着レート(Rate)を、 Rate=α*到着セル数/観測時間+(1−α)Ra
te なる式を用いて求める。そして、一定時間毎に区切るウ
ィンドウ内で観測された到着レートの最大値から入力負
荷率Ψを、 Ψ=Rateの最大値/出力リンク容量 として求める。求めた入力負荷率Ψは、入力負荷率算出
部33に送られる。入力負荷率算出部33では入力負荷
率Ψを比較演算部34に送る。
【0045】RMセル抽出部36では経路22から到来
するRMセルを取り出し、RMセル上に書かれている入
力負荷率情報を抽出し、その入力負荷率の値を比較演算
部34に送る。RMセル送出部35では、入力負荷率算
出部33により算出された入力負荷率とRMセルの入力
負荷率情報に含まれる入力負荷率とを比較し大きい方の
値をRMセル送出部35に渡す。RMセル送出部35で
は、受け取った値をRMセルに書込み送出する。
するRMセルを取り出し、RMセル上に書かれている入
力負荷率情報を抽出し、その入力負荷率の値を比較演算
部34に送る。RMセル送出部35では、入力負荷率算
出部33により算出された入力負荷率とRMセルの入力
負荷率情報に含まれる入力負荷率とを比較し大きい方の
値をRMセル送出部35に渡す。RMセル送出部35で
は、受け取った値をRMセルに書込み送出する。
【0046】図1において、交換機1−1は交換機2−
1から通知された入力負荷率とVPリンク3−1の入力
負荷率の大きい方をVCルート4−1の総合的な入力負
荷率としてその値を保持する。これにより、交換機1−
1は、トラヒックの流れるVCルート4−1上の最大の
入力負荷率の情報を得ることができる。交換機1−2も
同様にVCルート4−2の入力負荷率を保持する。
1から通知された入力負荷率とVPリンク3−1の入力
負荷率の大きい方をVCルート4−1の総合的な入力負
荷率としてその値を保持する。これにより、交換機1−
1は、トラヒックの流れるVCルート4−1上の最大の
入力負荷率の情報を得ることができる。交換機1−2も
同様にVCルート4−2の入力負荷率を保持する。
【0047】図3は、交換機1−1および1−2のブロ
ック構成を示す。図3に示す交換機では、あるVCルー
トの左から右に流れるセルフローに関する入力負荷率の
測定および通知を考える。経路41は着目するセルフロ
ーの流入するVPリンクの入力側、経路42は経路41
と同じVPで双方向通信を考えたとき経路41とは逆向
きの方向側を表す。同様に経路51はセルフローの流出
するVPリンクの出力側、経路52は経路51と同じV
Pリンクで双方向通信を考えたとき経路51とは逆方向
側を表す。
ック構成を示す。図3に示す交換機では、あるVCルー
トの左から右に流れるセルフローに関する入力負荷率の
測定および通知を考える。経路41は着目するセルフロ
ーの流入するVPリンクの入力側、経路42は経路41
と同じVPで双方向通信を考えたとき経路41とは逆向
きの方向側を表す。同様に経路51はセルフローの流出
するVPリンクの出力側、経路52は経路51と同じV
Pリンクで双方向通信を考えたとき経路51とは逆方向
側を表す。
【0048】図3の交換機は、VPリンクにより交換機
2−1に接続されているとする。入力負荷率の測定は、
図2において説明したものと同様に行うことができる。
また、RMセル抽出部36、比較演算部34の動作も図
2と同じである。比較演算部34から出力された入力負
荷率は、VCルートの総合的な入力負荷率を表すことに
なり、その値は出力レート算出部38に送られる。出力
レート算出部38は、出力レートを算出し、出力レート
制御部37はその値を受け取り出力レートをそれ以下に
設定する。
2−1に接続されているとする。入力負荷率の測定は、
図2において説明したものと同様に行うことができる。
また、RMセル抽出部36、比較演算部34の動作も図
2と同じである。比較演算部34から出力された入力負
荷率は、VCルートの総合的な入力負荷率を表すことに
なり、その値は出力レート算出部38に送られる。出力
レート算出部38は、出力レートを算出し、出力レート
制御部37はその値を受け取り出力レートをそれ以下に
設定する。
【0049】出力レート算出部38の動作を図4および
図5を参照して説明する。図4および図5は出力レート
算出部38の動作を示すフローチャートである。出力レ
ート算出部38では、適当な周期でVCルートの入力負
荷率から出力レートを算出する。出力レート算出部38
の動作は図4および図5に示す二つの処理フローの組合
せにより行われている。
図5を参照して説明する。図4および図5は出力レート
算出部38の動作を示すフローチャートである。出力レ
ート算出部38では、適当な周期でVCルートの入力負
荷率から出力レートを算出する。出力レート算出部38
の動作は図4および図5に示す二つの処理フローの組合
せにより行われている。
【0050】図4に示す処理フローでは、セルが到着す
る毎に(S0)、タイマが設定時間を越えているか否か
をチェックし(S1)、超過しているときには、VCル
ートの現在の入力負荷率を推定する以下の計算を行う。
出力レートの増減比率をγ、この出力レートの増減比率
γの特性を決定するパラメータをP1およびP2、出力
レートをRとするとき、入力負荷率の推定値Ψpredを、 γ=P1・Ψpred+P2 R=R・γ Ψpred=Ψpred・γ π=π・γ として演算する。出力レートは、出力レートの増減比率
γの値を乗じることにより動的に変化する。また、変数
πは前回の通知から現在までの出力レートの増減比率γ
を集約的に表現するための値である。
る毎に(S0)、タイマが設定時間を越えているか否か
をチェックし(S1)、超過しているときには、VCル
ートの現在の入力負荷率を推定する以下の計算を行う。
出力レートの増減比率をγ、この出力レートの増減比率
γの特性を決定するパラメータをP1およびP2、出力
レートをRとするとき、入力負荷率の推定値Ψpredを、 γ=P1・Ψpred+P2 R=R・γ Ψpred=Ψpred・γ π=π・γ として演算する。出力レートは、出力レートの増減比率
γの値を乗じることにより動的に変化する。また、変数
πは前回の通知から現在までの出力レートの増減比率γ
を集約的に表現するための値である。
【0051】変数πの初期値は“1.0”に設定する。
この値は、次回の通知受信時に図5に示す処理フローに
おいて使用される。そして、それらの計算の後にタイマ
をリセットし(S2)、次のセルの到着を待つ、もし、
セルが到着したときに、タイマの設定時間を超過してい
ない場合には、何もせずに次のセルの到着を待つ。
この値は、次回の通知受信時に図5に示す処理フローに
おいて使用される。そして、それらの計算の後にタイマ
をリセットし(S2)、次のセルの到着を待つ、もし、
セルが到着したときに、タイマの設定時間を超過してい
ない場合には、何もせずに次のセルの到着を待つ。
【0052】図5における処理フローでは、セルの到着
があると(S3)、そのセルが新たな入力負荷率情報を
保持しているかどうかを確認し(S4)、ある場合に
は、 Ψpred=min(Ψpred, Ψnotified*π) π=1.0 なる演算を行う(S5)。ここで、Ψnotifiedは、新た
に通知された入力負荷率の値を表す。もし、到着したセ
ルが新たな入力負荷率の情報を保持していなかった場合
には次のセルの到着を待つ。
があると(S3)、そのセルが新たな入力負荷率情報を
保持しているかどうかを確認し(S4)、ある場合に
は、 Ψpred=min(Ψpred, Ψnotified*π) π=1.0 なる演算を行う(S5)。ここで、Ψnotifiedは、新た
に通知された入力負荷率の値を表す。もし、到着したセ
ルが新たな入力負荷率の情報を保持していなかった場合
には次のセルの到着を待つ。
【0053】次に、図4および図5の処理フローの動作
原理について説明する。この処理フローは、離散的に使
用率の通知情報に基づいて輻輳の予想を行うことによ
り、要求バッファ量の増大および転送特性の低下を起こ
さずに処理フローを制御することを目的としている。
原理について説明する。この処理フローは、離散的に使
用率の通知情報に基づいて輻輳の予想を行うことによ
り、要求バッファ量の増大および転送特性の低下を起こ
さずに処理フローを制御することを目的としている。
【0054】まず、図4および図5の処理フローの動作
原理を説明するために、図6の制御系を考える。図6は
出力レートの制御手順を説明するための制御系を示す図
である。図6において、制御ノード(#1)〜(#n)
から観測ノードに向けて流れるトラヒックに着目する。
原理を説明するために、図6の制御系を考える。図6は
出力レートの制御手順を説明するための制御系を示す図
である。図6において、制御ノード(#1)〜(#n)
から観測ノードに向けて流れるトラヒックに着目する。
【0055】観測ノードに流入するトラヒックは、その
単一の出力リンクに向けて多重化されるものとする。こ
のとき、観測ノードは、流入する総トラヒックTを観測
し、その出力リンクの容量Cに対する比を入力負荷率Ψ
として求める。すなわち、図6の観測ノードにおける入
力負荷率は、 Ψ=T/C (2.1) により定義できる。観測ノードは、求めた入力負荷率Ψ
を上流の制御ノード(#1)〜(#n)に通知する。こ
こでは簡単のために、一定周期で通知するものとする。
制御ノードは、通知された情報をもとに、出力レートを
動的に変更する機能を持つ。制御ノードは、高リンク使
用率の達成と輻輳の回避を目的として出力レートを制御
する。
単一の出力リンクに向けて多重化されるものとする。こ
のとき、観測ノードは、流入する総トラヒックTを観測
し、その出力リンクの容量Cに対する比を入力負荷率Ψ
として求める。すなわち、図6の観測ノードにおける入
力負荷率は、 Ψ=T/C (2.1) により定義できる。観測ノードは、求めた入力負荷率Ψ
を上流の制御ノード(#1)〜(#n)に通知する。こ
こでは簡単のために、一定周期で通知するものとする。
制御ノードは、通知された情報をもとに、出力レートを
動的に変更する機能を持つ。制御ノードは、高リンク使
用率の達成と輻輳の回避を目的として出力レートを制御
する。
【0056】動作原理を説明するため、観測ノードにお
ける使用率が常に制御ノードによって把握されていると
仮定する。また、観測ノードと制御ノードとの間には遅
延がない理想的な系を考える。この系において、制御ノ
ードが、次の二つの式を繰り返し計算することによっ
て、出力レートを動的に制御することを考える。
ける使用率が常に制御ノードによって把握されていると
仮定する。また、観測ノードと制御ノードとの間には遅
延がない理想的な系を考える。この系において、制御ノ
ードが、次の二つの式を繰り返し計算することによっ
て、出力レートを動的に制御することを考える。
【0057】 R=R*γ (2.2) γ(Ψ)=P1*Ψ+P2 P1≦0,P2>1.0 (2.3) ここで、Rは制御ノードからの出力レート、γは出力レ
ートを制御するための出力レートの増減比率、P1およ
びP2はそれぞれレートの増減比率の特性を決定するパ
ラメータを表す。
ートを制御するための出力レートの増減比率、P1およ
びP2はそれぞれレートの増減比率の特性を決定するパ
ラメータを表す。
【0058】P1は正でない値をとり、P2は“1.
0”より大きな値を取ることにより、出力レートの増減
比率γは入力負荷率Ψの非増加関数となる。すなわち、
入力負荷率が上がるほど出力レートの増減比率γは低下
する。入力負荷率Ψは全ての制御ノードの出力レートR
の総和で表される。したがって、入力負荷率Ψが“1.
0”の近傍にあるとき、出力レートの増減比率γの値が
“1.0”となるように設定し、式(2.2)および
(2.3)の計算を繰り返せば、グリーディなトラヒッ
クに対して入力負荷率Ψの値を1.0に収束させること
ができる。
0”より大きな値を取ることにより、出力レートの増減
比率γは入力負荷率Ψの非増加関数となる。すなわち、
入力負荷率が上がるほど出力レートの増減比率γは低下
する。入力負荷率Ψは全ての制御ノードの出力レートR
の総和で表される。したがって、入力負荷率Ψが“1.
0”の近傍にあるとき、出力レートの増減比率γの値が
“1.0”となるように設定し、式(2.2)および
(2.3)の計算を繰り返せば、グリーディなトラヒッ
クに対して入力負荷率Ψの値を1.0に収束させること
ができる。
【0059】実際に、様々な初期値を設定し、式(2.
2)および(2.3)の計算を行った例を図7に示す。
図7は入力負荷率および式(2.2)および(2.3)
の計算回数の関係を示す図である。横軸に計算の繰り返
し回数をとり、縦軸に入力負荷率をとる。また、P1は
“−0.5”、P2は“1.5”に設定した。ここで、
グリーディなトラヒックとは、その平均使用率を常に申
告された負荷と一致させようとする性質を持つトラヒッ
ク源を意味する。図7では、トラヒック源の望む平均使
用率は“2.0”に設定してある。
2)および(2.3)の計算を行った例を図7に示す。
図7は入力負荷率および式(2.2)および(2.3)
の計算回数の関係を示す図である。横軸に計算の繰り返
し回数をとり、縦軸に入力負荷率をとる。また、P1は
“−0.5”、P2は“1.5”に設定した。ここで、
グリーディなトラヒックとは、その平均使用率を常に申
告された負荷と一致させようとする性質を持つトラヒッ
ク源を意味する。図7では、トラヒック源の望む平均使
用率は“2.0”に設定してある。
【0060】図7から入力負荷率Ψの初期値を様々に変
化させても計算を繰り返すことにより、入力負荷率Ψが
“1.0”に収束する様子が分かる。出力レートの増減
比率γは出力レートの最大の増減比率を規定する関数と
なるため、この比率以上にトラヒックが増加することが
ない。したがって高い使用率で、かつ輻輳を回避するよ
うに制御することが可能となる。
化させても計算を繰り返すことにより、入力負荷率Ψが
“1.0”に収束する様子が分かる。出力レートの増減
比率γは出力レートの最大の増減比率を規定する関数と
なるため、この比率以上にトラヒックが増加することが
ない。したがって高い使用率で、かつ輻輳を回避するよ
うに制御することが可能となる。
【0061】また、常に制御ノードが入力負荷率Ψの変
動を把握し、ノード間の遅延が“0”であるという仮定
の下では、一時的にグリーディでない状態になっても、
すぐに現在の入力負荷率Ψの値が得られ、それを初期値
とする制御が始まるため、再び使用率を“1.0”に近
づける動作が行われる。
動を把握し、ノード間の遅延が“0”であるという仮定
の下では、一時的にグリーディでない状態になっても、
すぐに現在の入力負荷率Ψの値が得られ、それを初期値
とする制御が始まるため、再び使用率を“1.0”に近
づける動作が行われる。
【0062】式(2.3)は入力負荷率Ψの減少関数と
なっているので、入力負荷率Ψが小さいときほど出力レ
ートの増減比率γの値が大きい。すなわち、低負荷時は
出力レートの増減比率γが大きくなり、帯域へのアクセ
スを高速に行うことができる特性を示す。反対に、高負
荷時にはゆっくりと出力レートを増加させる傾向が強く
なる。また、過負荷の程度が大きくなるにしたがって、
出力レートの増減比率γは小さくなるので、厳しい輻輳
になるほど早く出力レートを低下させる傾向が強い。
なっているので、入力負荷率Ψが小さいときほど出力レ
ートの増減比率γの値が大きい。すなわち、低負荷時は
出力レートの増減比率γが大きくなり、帯域へのアクセ
スを高速に行うことができる特性を示す。反対に、高負
荷時にはゆっくりと出力レートを増加させる傾向が強く
なる。また、過負荷の程度が大きくなるにしたがって、
出力レートの増減比率γは小さくなるので、厳しい輻輳
になるほど早く出力レートを低下させる傾向が強い。
【0063】制御ノードがVCルートの入力負荷率を遅
延なく常に把握できるという仮定の下では、式(2.
2)および(2.3)の繰り返し計算のみで制御が可能
であった。ここでは、より実際的な仮定として適当な間
隔をもって送信される制御用のセルによって入力負荷率
の情報が運ばれる場合を考える。ただし、通知間隔は制
御ノードにおける出力レートの更新の間隔よりも短いも
のとする。
延なく常に把握できるという仮定の下では、式(2.
2)および(2.3)の繰り返し計算のみで制御が可能
であった。ここでは、より実際的な仮定として適当な間
隔をもって送信される制御用のセルによって入力負荷率
の情報が運ばれる場合を考える。ただし、通知間隔は制
御ノードにおける出力レートの更新の間隔よりも短いも
のとする。
【0064】ある時点において、観測ノードにおける現
在の入力負荷率Ψが明らかならば、制御ノードが1回の
出力レートを更新した後の最大の入力負荷率は、 Ψpred=Ψ・γ(Ψ) (2.4) から容易に推測される。
在の入力負荷率Ψが明らかならば、制御ノードが1回の
出力レートを更新した後の最大の入力負荷率は、 Ψpred=Ψ・γ(Ψ) (2.4) から容易に推測される。
【0065】式(2.3)で与えた出力レートの増減比
率γは入力負荷率Ψの関数なので、まだわかっていない
入力負荷率Ψの代わりに式(2.4)の入力負荷率の推
測値Ψpredを用いれば、最大の入力負荷率に対する出力
レートの増減比率γが求められる。以降、この計算を繰
り返すことにより、最悪トラヒックを外挿(Extrapolati
on) 演算によって求めることが可能となる。したがっ
て、この変更を行っても、グリーディなトラヒックの場
合の使用率の振る舞いは、図7の曲線に一致する。ま
た、グリーディでない場合にも、入力負荷率の推定値Ψ
predを新たな通知から得られる入力負荷率Ψに置き換え
ることによって、再び正しい制御情報に修正することが
できる。
率γは入力負荷率Ψの関数なので、まだわかっていない
入力負荷率Ψの代わりに式(2.4)の入力負荷率の推
測値Ψpredを用いれば、最大の入力負荷率に対する出力
レートの増減比率γが求められる。以降、この計算を繰
り返すことにより、最悪トラヒックを外挿(Extrapolati
on) 演算によって求めることが可能となる。したがっ
て、この変更を行っても、グリーディなトラヒックの場
合の使用率の振る舞いは、図7の曲線に一致する。ま
た、グリーディでない場合にも、入力負荷率の推定値Ψ
predを新たな通知から得られる入力負荷率Ψに置き換え
ることによって、再び正しい制御情報に修正することが
できる。
【0066】定義からトラヒックがグリーディでなけれ
ば、 Ψ<Ψpred となる点がある。そのとき、式(2.3)から、 γ(Ψ)<γ(Ψpred) が成り立つので、この推定により計算される値は安全側
の誤差のみを含むことになる。
ば、 Ψ<Ψpred となる点がある。そのとき、式(2.3)から、 γ(Ψ)<γ(Ψpred) が成り立つので、この推定により計算される値は安全側
の誤差のみを含むことになる。
【0067】制御ノードと観測ノードとの間の遅延を考
慮すると、通知された入力負荷率の情報はすでに現在の
状態からずれているため、その情報をそのまま使用する
ことは制御効率を低下させる。
慮すると、通知された入力負荷率の情報はすでに現在の
状態からずれているため、その情報をそのまま使用する
ことは制御効率を低下させる。
【0068】そこで、次に示す制御アルゴリズムを制御
ノードが実行することにより、この問題を軽減すること
ができる。この制御アルゴリズムは、図4および図5に
示した二つの処理フローの組合せにより実現される。
ノードが実行することにより、この問題を軽減すること
ができる。この制御アルゴリズムは、図4および図5に
示した二つの処理フローの組合せにより実現される。
【0069】ただし、初期状態においては入力負荷率Ψ
の値が与えられているものとする。図4に示した処理フ
ローは、前述した外挿計算に基づき、入力負荷率の推定
と出力レートの更新を行う。図4に示した処理フロー
は、次回の入力負荷率情報を受信するまでの間繰り返し
実行される。この処理フローの中で、変数πは前回の入
力負荷率情報の受信から現在までの出力レートの増減比
率γを集約的に表現するための値である。変数πの初期
値は“1.0”に設定する。この値は、次回の入力負荷
率情報の受信に図5に示す処理フローにおいて使用され
る。
の値が与えられているものとする。図4に示した処理フ
ローは、前述した外挿計算に基づき、入力負荷率の推定
と出力レートの更新を行う。図4に示した処理フロー
は、次回の入力負荷率情報を受信するまでの間繰り返し
実行される。この処理フローの中で、変数πは前回の入
力負荷率情報の受信から現在までの出力レートの増減比
率γを集約的に表現するための値である。変数πの初期
値は“1.0”に設定する。この値は、次回の入力負荷
率情報の受信に図5に示す処理フローにおいて使用され
る。
【0070】図8および図9を参照して図5に示す処理
フローの動作を説明する。図8および図9は図5に示す
処理フローの動作を説明するための図であり、それぞれ
横軸に伝搬遅延時間をとり、縦軸に入力負荷率Ψおよび
入力負荷率の推定値Ψpredをとる。観測ノードは、ある
観測時点(tobs ) における入力負荷率(Ψnotified)
を制御ノードに通知する。しかしながら、制御ノードが
その情報を受信できるのは伝搬遅延分だけ後になる。
フローの動作を説明する。図8および図9は図5に示す
処理フローの動作を説明するための図であり、それぞれ
横軸に伝搬遅延時間をとり、縦軸に入力負荷率Ψおよび
入力負荷率の推定値Ψpredをとる。観測ノードは、ある
観測時点(tobs ) における入力負荷率(Ψnotified)
を制御ノードに通知する。しかしながら、制御ノードが
その情報を受信できるのは伝搬遅延分だけ後になる。
【0071】図8および図9の中で、制御ノードが通知
を受信した時刻をtN-1 とtN (ただし、tN-1 <
tN )とする。図5に示す処理フローでは、通知を受信
すると、 Ψpred=min(Ψpred, Ψnotified*π) (2.5) によって入力負荷率の推定値Ψpredを算出する。式
(2.5)によると、図8の時刻tN における入力負荷
率の推定値ΨpredがΨnotified*πよりも高いときに
は、Ψnotified*πを採用する。
を受信した時刻をtN-1 とtN (ただし、tN-1 <
tN )とする。図5に示す処理フローでは、通知を受信
すると、 Ψpred=min(Ψpred, Ψnotified*π) (2.5) によって入力負荷率の推定値Ψpredを算出する。式
(2.5)によると、図8の時刻tN における入力負荷
率の推定値ΨpredがΨnotified*πよりも高いときに
は、Ψnotified*πを採用する。
【0072】図8に示したとおり、入力負荷率の推定値
Ψpredの値は最大のトラヒックを仮定しているので安全
側となる。しかし、通知されたときから実際の入力負荷
率Ψは最大でもπ倍にしかならないので、図8に示す通
り、Ψnotified*πを新たな入力負荷率の推定値Ψpred
として採用しても安全側の更新となる。同様に、図9の
時刻tN における入力負荷率の推定値ΨpredがΨnotifi
ed*πよりも小さいときには、図4に示した処理フロー
によって計算された入力負荷率の推定値Ψpredを継続的
に使用する。この場合も入力負荷率の推定値Ψpredはこ
れまでの議論より、最悪のトラヒックを予測した値なの
で、式(2.5)にしたがって入力負荷率の推定値Ψpr
edとして採用しても安全側である。
Ψpredの値は最大のトラヒックを仮定しているので安全
側となる。しかし、通知されたときから実際の入力負荷
率Ψは最大でもπ倍にしかならないので、図8に示す通
り、Ψnotified*πを新たな入力負荷率の推定値Ψpred
として採用しても安全側の更新となる。同様に、図9の
時刻tN における入力負荷率の推定値ΨpredがΨnotifi
ed*πよりも小さいときには、図4に示した処理フロー
によって計算された入力負荷率の推定値Ψpredを継続的
に使用する。この場合も入力負荷率の推定値Ψpredはこ
れまでの議論より、最悪のトラヒックを予測した値なの
で、式(2.5)にしたがって入力負荷率の推定値Ψpr
edとして採用しても安全側である。
【0073】以上説明したように、図4および図5で示
される制御アルゴリズムは、観測ノードから通知される
入力負荷率の情報をもとにして、制御ノードが動的にレ
ートを変更することにより通知に遅延がかかり、また、
適当な間隔でしかその情報が得られない場合にも安全な
出力レート制御を行うことができる。
される制御アルゴリズムは、観測ノードから通知される
入力負荷率の情報をもとにして、制御ノードが動的にレ
ートを変更することにより通知に遅延がかかり、また、
適当な間隔でしかその情報が得られない場合にも安全な
出力レート制御を行うことができる。
【0074】このように、観測を行う交換機において入
力負荷率の観測を行い、その値を上流の出力レートの制
御を行う交換機に通知し、通知を受けた出力レートの制
御を行う交換機はその値をもとにして現在のVCルート
の入力負荷率を推定し、その値をもとにして出力レート
の増減を制御することにより、離散的な通知のもとでも
現在の入力負荷率を推定しながら制御を行うため輻輳を
起こさずにかつ高いスループットを達成することができ
る。また、明示的に交換機間の遅延時間を測定したり、
把握したりせずに、輻輳を起こさずにかつ高いスループ
ットを達成することができる。
力負荷率の観測を行い、その値を上流の出力レートの制
御を行う交換機に通知し、通知を受けた出力レートの制
御を行う交換機はその値をもとにして現在のVCルート
の入力負荷率を推定し、その値をもとにして出力レート
の増減を制御することにより、離散的な通知のもとでも
現在の入力負荷率を推定しながら制御を行うため輻輳を
起こさずにかつ高いスループットを達成することができ
る。また、明示的に交換機間の遅延時間を測定したり、
把握したりせずに、輻輳を起こさずにかつ高いスループ
ットを達成することができる。
【0075】図10にABR方式と本発明方式によるネ
ットワーク・スループットの比較を示す。横軸に入力負
荷をとり、縦軸にネットワーク・スループットをとる。
入力負荷はリンク容量により正規化され、ネットワーク
・スループットは入力負荷により正規化されている。図
10では、本発明方式およびABR方式について、それ
ぞれバースト長が32セルの場合および128セルの場
合について示す。ここで、バースト長とは、複数のセル
が一かたまりになって短時間に転送されるときのセル数
をいう。
ットワーク・スループットの比較を示す。横軸に入力負
荷をとり、縦軸にネットワーク・スループットをとる。
入力負荷はリンク容量により正規化され、ネットワーク
・スループットは入力負荷により正規化されている。図
10では、本発明方式およびABR方式について、それ
ぞれバースト長が32セルの場合および128セルの場
合について示す。ここで、バースト長とは、複数のセル
が一かたまりになって短時間に転送されるときのセル数
をいう。
【0076】低負荷時にはほぼ同様のスループットとな
っているが、高負荷時には本発明方式の方が高いスルー
プットを示している。
っているが、高負荷時には本発明方式の方が高いスルー
プットを示している。
【0077】また、入力負荷の値は、輻輳の危険性をあ
らわすことになるため、高い入力負荷の状態では、自動
的に上昇率を小さく設定し、反対に低い入力負荷の状態
では、自動的に上昇率が大きく設定されるため、低い入
力負荷の環境下では速やかな出力レートの上昇を行い、
反対に高い入力負荷の環境下では、輻輳しない安全な出
力レートの制御が可能となる。これにより、高負荷時に
おけるセルバッファキュー長の増加を抑制する効果を持
たせることができる。
らわすことになるため、高い入力負荷の状態では、自動
的に上昇率を小さく設定し、反対に低い入力負荷の状態
では、自動的に上昇率が大きく設定されるため、低い入
力負荷の環境下では速やかな出力レートの上昇を行い、
反対に高い入力負荷の環境下では、輻輳しない安全な出
力レートの制御が可能となる。これにより、高負荷時に
おけるセルバッファキュー長の増加を抑制する効果を持
たせることができる。
【0078】図11に入力負荷と最大セル・バッファ・
キュー長の関係を示す。横軸に入力負荷をとり、縦軸に
最大セル・バッファ・キュー長をとる。入力負荷はリン
ク容量により正規化されている。図11では、本発明方
式およびABR方式について、それぞれバースト長が3
2セルの場合を示す。
キュー長の関係を示す。横軸に入力負荷をとり、縦軸に
最大セル・バッファ・キュー長をとる。入力負荷はリン
ク容量により正規化されている。図11では、本発明方
式およびABR方式について、それぞれバースト長が3
2セルの場合を示す。
【0079】ABR方式は入力負荷が大きくなるにした
がって、セル・バッファのキュー長が大きくなっている
が、本発明方式では、入力負荷の影響が少ないことがわ
かる。
がって、セル・バッファのキュー長が大きくなっている
が、本発明方式では、入力負荷の影響が少ないことがわ
かる。
【0080】図12に入力負荷とバースト転送レートの
関係を示す。横軸に入力負荷をとり、縦軸にバースト転
送レートをとる。入力負荷はリンク容量により正規化さ
れ、バースト転送レートはリンク容量により正規化され
る。バースト転送レートとは、到着したバーストに対し
てどれだけの出力レートが与えられたかを表す値であ
る。図12では、本発明方式およびABR方式につい
て、それぞれバースト長が32セルの場合および128
セルの場合について示す。また、図13にバースト転送
レートによる転送時間の短縮の様子を示す。横軸に時間
をとり、縦軸にバースト転送レートをとる。バースト転
送レートが高いと、図13に示したように短時間でバー
ストの転送が終了するため、ユーザに対するサービス品
質が上がる。
関係を示す。横軸に入力負荷をとり、縦軸にバースト転
送レートをとる。入力負荷はリンク容量により正規化さ
れ、バースト転送レートはリンク容量により正規化され
る。バースト転送レートとは、到着したバーストに対し
てどれだけの出力レートが与えられたかを表す値であ
る。図12では、本発明方式およびABR方式につい
て、それぞれバースト長が32セルの場合および128
セルの場合について示す。また、図13にバースト転送
レートによる転送時間の短縮の様子を示す。横軸に時間
をとり、縦軸にバースト転送レートをとる。バースト転
送レートが高いと、図13に示したように短時間でバー
ストの転送が終了するため、ユーザに対するサービス品
質が上がる。
【0081】図12によると、特に低い入力負荷の環境
下では本発明方式は、高いバースト転送レートを示して
おり、速やかな出力レートの上昇ができていることがわ
かる。
下では本発明方式は、高いバースト転送レートを示して
おり、速やかな出力レートの上昇ができていることがわ
かる。
【0082】また、観測を行うノードにおいては、入力
負荷率の計算を行うだけでよいので、網内の特に中継交
換機の計算負荷を低く抑えることができる。
負荷率の計算を行うだけでよいので、網内の特に中継交
換機の計算負荷を低く抑えることができる。
【0083】また、本発明方式では、遅延時間の情報を
明示的に用いない場合でも、入力負荷率の推定の修正を
安全側に行って制御するため、異なった伝搬遅延に対し
ても、パラメータの調整無しで様々なネットワーク規模
に対応することができる。
明示的に用いない場合でも、入力負荷率の推定の修正を
安全側に行って制御するため、異なった伝搬遅延に対し
ても、パラメータの調整無しで様々なネットワーク規模
に対応することができる。
【0084】図14に伝搬遅延時間と最大セル・バッフ
ァ・キュー長の関係を示す。横軸に伝搬遅延時間をと
り、縦軸に最大セル・バッファ・キュー長をとる。図1
4では、本発明方式およびABR方式について、それぞ
れバースト長が32セルの場合および128セルの場合
について示す。
ァ・キュー長の関係を示す。横軸に伝搬遅延時間をと
り、縦軸に最大セル・バッファ・キュー長をとる。図1
4では、本発明方式およびABR方式について、それぞ
れバースト長が32セルの場合および128セルの場合
について示す。
【0085】ABR方式は、伝搬遅延を考慮した制御は
入っていないため、パラメータの調整を遅延に応じて変
更しなければバッファキュー長が伸びてしまう。これに
対して本発明方式では、パラメータの変更を行うことな
く、伝送遅延の影響を受けずに出力レートの制御を行う
ことができる。
入っていないため、パラメータの調整を遅延に応じて変
更しなければバッファキュー長が伸びてしまう。これに
対して本発明方式では、パラメータの変更を行うことな
く、伝送遅延の影響を受けずに出力レートの制御を行う
ことができる。
【0086】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
観測する交換機が複雑な計算を必要とせずに出力レート
の制御情報を生成することができる。また、出力レート
を制御する交換機では遅延時間の影響を受けることなく
輻輳を回避し、空き帯域があれば高速に出力レートを上
昇させることができる。さらに、所望の帯域を残した安
全な出力レート制御を行うことができる。
観測する交換機が複雑な計算を必要とせずに出力レート
の制御情報を生成することができる。また、出力レート
を制御する交換機では遅延時間の影響を受けることなく
輻輳を回避し、空き帯域があれば高速に出力レートを上
昇させることができる。さらに、所望の帯域を残した安
全な出力レート制御を行うことができる。
【図1】本発明実施例の全体構成を示す図。
【図2】本発明実施例の交換機のブロック構成図。
【図3】本発明実施例の交換機のブロック構成図。
【図4】出力レート算出部の動作を示すフローチャー
ト。
ト。
【図5】出力レート算出部の動作を示すフローチャー
ト。
ト。
【図6】出力レートの制御手順を説明するための制御系
を示す図。
を示す図。
【図7】入力負荷率および計算回数の関係を示す図。
【図8】処理フローの動作を説明するための図。
【図9】処理フローの動作を説明するための図。
【図10】ABR方式と本発明方式によるネットワーク
・スループットの比較を示す図。
・スループットの比較を示す図。
【図11】入力負荷と最大セル・バッファ・キュー長の
関係を示す図。
関係を示す図。
【図12】入力負荷とバースト転送レートの関係を示す
図。
図。
【図13】バースト転送レートによる転送時間の短縮の
様子を示す図。
様子を示す図。
【図14】伝搬遅延時間と最大セル・バッファ・キュー
長の関係を示す図。
長の関係を示す図。
【図15】ABR方式によるATM通信網の概念を示す
図。
図。
【図16】従来例の処理フローを示す図。
【図17】従来例の処理フローを示す図。
1、3、4、1−1、1−2、2−1、2−2 交換機 3−0、3−1、3−2、3−3、3−4 VPリンク 4−1、4−2 VCルート 5−1、5−2 送信端 6−1 受信端 11、12、21、22、41、42、51、52 経
路 31 到着セル数カウンタ 32 到着レート算出部 33 入力負荷率算出部 34 比較演算部 35 RMセル送出部 36 RMセル抽出部 37 出力レート制御部 38 出力レート算出部
路 31 到着セル数カウンタ 32 到着レート算出部 33 入力負荷率算出部 34 比較演算部 35 RMセル送出部 36 RMセル抽出部 37 出力レート制御部 38 出力レート算出部
Claims (4)
- 【請求項1】 送信端および受信端を収容する交換機
と、この交換機相互間を接続する物理伝送路と、この物
理伝送路に介挿される中継用の交換機とを備え、前記交
換機間にはVC(Virtual Channel:仮想チャネル)ルー
トが設定可能なVP(Virtual Path:仮想伝送路)リンク
がそれぞれ設定されたATM通信網において、 前記交換機は、自己の入力負荷率(入力レート/VPリ
ンク容量)を演算記録する手段と、この入力負荷率を前
記送信端に収容する交換機に向け入力負荷率情報として
送出する手段と、他の交換機から到来する入力負荷率情
報があるとき、自己が記録した入力負荷率と到来した入
力負荷率情報に含まれる入力負荷率とを比較する手段と
を備え、 前記送出する手段は、この比較する手段の比較結果にし
たがっていずれか大きい方の入力負荷率を最新の入力負
荷率情報として送出する手段を含み、 前記送信端を収容する交換機は、前記比較する手段の比
較結果にしたがって、 自己の交換機が設定するVCルートの帯域を可変に設定
する手段を備え、 前記可変に設定する手段は、到来した前回の入力負荷率
情報に含まれる現在の入力負荷率を推定する手段を含む
ことを特徴とするATM通信網。 - 【請求項2】 前記推定する手段は、出力レートの増減
比率をγ、この出力レートの増減比率γの特性を決定す
るパラメータをP1およびP2、出力レートをRとする
とき、入力負荷率の推定値Ψpredを、 γ=P1*Ψpred+P2 R=R*γ Ψpred=Ψpred*γ として演算する手段を含む 請求項1記載のATM通信
網。 - 【請求項3】 前記推定値および新たに到来した入力負
荷率情報に含まれる入力負荷率にしたがってこの推定値
の更新を行う手段を備えた請求項1または2記載のAT
M通信網。 - 【請求項4】 前記更新を行う手段は、新たに到来した
入力負荷率情報に含ま れる入力負荷率をΨnotified、変
数πの初期値を“1.0”としこの変数πの値は前回の
変数πの値にγを乗じることにより順次求め、更新後の
推定値UpdateΨprepを、 UpdateΨprep=min(Ψpred,Ψnotified*π) として演算する手段を含む 請求項3記載のATM通信
網。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13526797A JP3079066B2 (ja) | 1997-05-26 | 1997-05-26 | Atm通信網 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13526797A JP3079066B2 (ja) | 1997-05-26 | 1997-05-26 | Atm通信網 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10327163A JPH10327163A (ja) | 1998-12-08 |
| JP3079066B2 true JP3079066B2 (ja) | 2000-08-21 |
Family
ID=15147711
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13526797A Expired - Fee Related JP3079066B2 (ja) | 1997-05-26 | 1997-05-26 | Atm通信網 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3079066B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CA2415184C (en) | 2002-01-15 | 2009-06-30 | Nippon Telegraph And Telephone Corporation | Node, packet communication network, packet communication method, and program |
| WO2022024278A1 (ja) * | 2020-07-29 | 2022-02-03 | 日本電信電話株式会社 | 通信ネットワークの制御装置、通信システム、および通信ネットワークの制御方法 |
-
1997
- 1997-05-26 JP JP13526797A patent/JP3079066B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH10327163A (ja) | 1998-12-08 |
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Legal Events
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|---|---|---|---|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090616 Year of fee payment: 9 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |