JP3080779B2 - 硬質ゴム組成物 - Google Patents
硬質ゴム組成物Info
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- JP3080779B2 JP3080779B2 JP14727992A JP14727992A JP3080779B2 JP 3080779 B2 JP3080779 B2 JP 3080779B2 JP 14727992 A JP14727992 A JP 14727992A JP 14727992 A JP14727992 A JP 14727992A JP 3080779 B2 JP3080779 B2 JP 3080779B2
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- rubber
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- rubber composition
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は硬質ゴム組成物、さらに
詳しくは、ビードエイペックスまたはクリンチエイペッ
クスに好適な硬質ゴム組成物に関する。
詳しくは、ビードエイペックスまたはクリンチエイペッ
クスに好適な硬質ゴム組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ラジアルタイヤはカーカスプラ
イのコードをタイヤ赤道面に対して略直角に相互に平行
になるように配列するとともに、その両端をビードワイ
ヤの回りに折り返し、このプライの折り返し端とカーカ
スに囲まれる内側にサイドウォール方向に延びるビード
エイペックスを配置するとともに、プライの折り返しの
外側でリムフランジに隣接する領域にクリンチエイペッ
クスが配置される。このようなラジアル構造のタイヤは
プライの折り返し端部での剛性の段差が生じ、この部分
での損傷が起きやすく、またラジアル構造であることか
ら本質的に横剛性に劣るという欠点がある。そのため、
前記ビードエイペックスあるいはクリンチエイペックス
に特に硬度(または動的弾性率)の高いものが提案されて
いる(特開昭53−4059)。
イのコードをタイヤ赤道面に対して略直角に相互に平行
になるように配列するとともに、その両端をビードワイ
ヤの回りに折り返し、このプライの折り返し端とカーカ
スに囲まれる内側にサイドウォール方向に延びるビード
エイペックスを配置するとともに、プライの折り返しの
外側でリムフランジに隣接する領域にクリンチエイペッ
クスが配置される。このようなラジアル構造のタイヤは
プライの折り返し端部での剛性の段差が生じ、この部分
での損傷が起きやすく、またラジアル構造であることか
ら本質的に横剛性に劣るという欠点がある。そのため、
前記ビードエイペックスあるいはクリンチエイペックス
に特に硬度(または動的弾性率)の高いものが提案されて
いる(特開昭53−4059)。
【0003】そこで、硬質または複素弾性率の高い加硫
ゴムを作成する方法として、熱硬化性樹脂またはカーボ
ンの配合量を増加させるか、あるいは硫黄、加硫促進剤
を多量に使用して架橋密度を増加させることが行なわれ
ている。しかし、前者はバンバリーミキサーでゴムを混
練する際、発熱性が高く、そのためゴムがスコーチして
しまったり、また、組成物自体の粘度が高いため、混
練、押し出しの際に過度の負荷を発生する。また、後者
は組成物を加工する際、硫黄がブルーミングしてゴムの
粘着性を損なうほか、加硫ゴムの物性を低下させる問題
がある。
ゴムを作成する方法として、熱硬化性樹脂またはカーボ
ンの配合量を増加させるか、あるいは硫黄、加硫促進剤
を多量に使用して架橋密度を増加させることが行なわれ
ている。しかし、前者はバンバリーミキサーでゴムを混
練する際、発熱性が高く、そのためゴムがスコーチして
しまったり、また、組成物自体の粘度が高いため、混
練、押し出しの際に過度の負荷を発生する。また、後者
は組成物を加工する際、硫黄がブルーミングしてゴムの
粘着性を損なうほか、加硫ゴムの物性を低下させる問題
がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは、前記問
題点を解決するため、鋭意研究を重ねた結果、シンジオ
タクチック1,2−ポリブタジエンをゴム成分として用
い、さらに熱硬化性樹脂を配合することにより、作業
性、加工性に優れた極めて硬度の高いゴム組成物を得ら
れることを見い出し、本発明を完成するに至った。
題点を解決するため、鋭意研究を重ねた結果、シンジオ
タクチック1,2−ポリブタジエンをゴム成分として用
い、さらに熱硬化性樹脂を配合することにより、作業
性、加工性に優れた極めて硬度の高いゴム組成物を得ら
れることを見い出し、本発明を完成するに至った。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、原料ゴ
ム中にシンジオタクチック1,2−ポリブタジエンを5
〜100重量%含有するゴム成分および該ゴム成分10
0重量部に対して熱硬化性樹脂2〜40重量%含有する
硬質ゴム組成物が提供される。
ム中にシンジオタクチック1,2−ポリブタジエンを5
〜100重量%含有するゴム成分および該ゴム成分10
0重量部に対して熱硬化性樹脂2〜40重量%含有する
硬質ゴム組成物が提供される。
【0006】シンジオタクチック1,2−ポリブタジエ
ンは、ゴム成分全体の5〜100重量%、好ましくは1
5〜100重量%用いるのが好ましい。5重量%より少
ないと硬度上昇効果が充分でなく、作業性も悪い。ま
た、シンジオタクチック1,2−ポリブタジエンの結晶
化度は10%以上であることが好ましく、結晶化度が1
0%より小さいと、硬度上昇、加工性改善効果が小さ
い。シンジオタクチック1,2−ポリブタジエン以外の
ゴム成分としては、天然ゴム(ポリイソプレンゴム)、ス
チレン−ブタジエン共重合ゴム、1,4−ポリブタジエ
ンゴム等のジエン系ゴムが挙げられる。
ンは、ゴム成分全体の5〜100重量%、好ましくは1
5〜100重量%用いるのが好ましい。5重量%より少
ないと硬度上昇効果が充分でなく、作業性も悪い。ま
た、シンジオタクチック1,2−ポリブタジエンの結晶
化度は10%以上であることが好ましく、結晶化度が1
0%より小さいと、硬度上昇、加工性改善効果が小さ
い。シンジオタクチック1,2−ポリブタジエン以外の
ゴム成分としては、天然ゴム(ポリイソプレンゴム)、ス
チレン−ブタジエン共重合ゴム、1,4−ポリブタジエ
ンゴム等のジエン系ゴムが挙げられる。
【0007】本発明においては、シンジオタクチック
1,2−ポリブタジエンに加えて、熱硬化性樹脂および
硬化剤を配合する。用いる熱硬化性樹脂としては、フェ
ノール樹脂、クレゾール樹脂またはこれらの変性樹脂、
例えば、カシューワニス変性樹脂、リノール酸、リノレ
ン酸、オレイン酸等のオイルで変性したオイル変性樹
脂、キシレン等のアルキルベンゼンで変性したアルキル
ベンゼン変性フェノール、エポキシ変性樹脂、アニリン
変性樹脂、メラミン変性樹脂等の熱によって硬化する樹
脂が挙げられ、これらは単独あるいは2種以上を任意の
割合に混合して用いられる。この熱硬化性樹脂は、ゴム
成分100重量部に対して、2〜40重量部、好ましく
は10〜20重量部配合される。配合量が2重量部より
少ないと補強効果が充分でなく、40重量部を越えると
混練作業性が著しく阻害される。
1,2−ポリブタジエンに加えて、熱硬化性樹脂および
硬化剤を配合する。用いる熱硬化性樹脂としては、フェ
ノール樹脂、クレゾール樹脂またはこれらの変性樹脂、
例えば、カシューワニス変性樹脂、リノール酸、リノレ
ン酸、オレイン酸等のオイルで変性したオイル変性樹
脂、キシレン等のアルキルベンゼンで変性したアルキル
ベンゼン変性フェノール、エポキシ変性樹脂、アニリン
変性樹脂、メラミン変性樹脂等の熱によって硬化する樹
脂が挙げられ、これらは単独あるいは2種以上を任意の
割合に混合して用いられる。この熱硬化性樹脂は、ゴム
成分100重量部に対して、2〜40重量部、好ましく
は10〜20重量部配合される。配合量が2重量部より
少ないと補強効果が充分でなく、40重量部を越えると
混練作業性が著しく阻害される。
【0008】本発明のゴム組成物は熱硬化性樹脂を硬化
させるための硬化剤を通常含む。用いる硬化剤は前記熱
硬化性樹脂を硬化させるもので、40〜200℃の通常
の加硫条件下で加硫した場合にメチレン基を供与する化
合物、いわゆるメチレン供与体である。例えば、ヘキサ
メチレンテトラミン、多価メチロール、メラミン誘導
体、オキサゾリジン、ビス(1,3オキサジリジン)誘導
体等が挙げられる。なお、この硬化剤の配合量は熱硬化
性樹脂の配合量に応じて調整する必要があるが、ゴム成
分100重量部に対して、通常、0.5〜7重量部配合
される。熱硬化性樹脂および硬化剤を、シンジオタクチ
ック1,2−ポリブタジエンを含む原料ゴムに配合する
ことにより、加硫ゴムの硬度および複素弾性率を一層高
めることができる。
させるための硬化剤を通常含む。用いる硬化剤は前記熱
硬化性樹脂を硬化させるもので、40〜200℃の通常
の加硫条件下で加硫した場合にメチレン基を供与する化
合物、いわゆるメチレン供与体である。例えば、ヘキサ
メチレンテトラミン、多価メチロール、メラミン誘導
体、オキサゾリジン、ビス(1,3オキサジリジン)誘導
体等が挙げられる。なお、この硬化剤の配合量は熱硬化
性樹脂の配合量に応じて調整する必要があるが、ゴム成
分100重量部に対して、通常、0.5〜7重量部配合
される。熱硬化性樹脂および硬化剤を、シンジオタクチ
ック1,2−ポリブタジエンを含む原料ゴムに配合する
ことにより、加硫ゴムの硬度および複素弾性率を一層高
めることができる。
【0009】さらに本発明の組成物は、通常用いられる
添加剤、例えば、カーボン、シリカ等の充填剤、加硫
剤、軟化剤、老化防止剤、加硫促進剤、可塑剤等を適宜
配合できる。
添加剤、例えば、カーボン、シリカ等の充填剤、加硫
剤、軟化剤、老化防止剤、加硫促進剤、可塑剤等を適宜
配合できる。
【0010】前記成分を混練することにより本発明の硬
質ゴム組成物が得られる。混練は通常のミキサーで行な
われる。本発明のゴム組成物は常法により加硫成形する
ことにより、低発熱性、高い硬度等の特性を維持しつ
つ、混練作業性、押し出し加工性を一層改善することが
できる。
質ゴム組成物が得られる。混練は通常のミキサーで行な
われる。本発明のゴム組成物は常法により加硫成形する
ことにより、低発熱性、高い硬度等の特性を維持しつ
つ、混練作業性、押し出し加工性を一層改善することが
できる。
【0011】
【実施例】以下、実施例および比較例を挙げて本発明を
さらに詳しく説明する。 実施例1〜5および比較例1〜5 バンバリーミキサーを用い、常法により、表1に示す組
成のゴム組成物を調製し、これらのゴム組成物を170
℃で15分間加硫し、硬度および粘弾性測定用サンプル
とした。調製した未加硫ゴムの加工性および加硫ゴムの
物性を以下に示す方法により調べた。
さらに詳しく説明する。 実施例1〜5および比較例1〜5 バンバリーミキサーを用い、常法により、表1に示す組
成のゴム組成物を調製し、これらのゴム組成物を170
℃で15分間加硫し、硬度および粘弾性測定用サンプル
とした。調製した未加硫ゴムの加工性および加硫ゴムの
物性を以下に示す方法により調べた。
【0012】(1)未加硫ゴムの加工性:未加硫ゴムの可
逆度を示すムーニービスコシティML(1+4)(130
℃)を測定した。値が小さい程、加工性が良好であるこ
とを示す。 (2)加硫ゴムの硬度:JISA型硬度計で測定した。値
が大きい程、ゴム物性が良好であることを示す。 (3)複素弾性率、損失係数:岩本製作所製の弾性測定装
置を用い、動的歪2%、温度70℃の条件下で測定し
た。複素弾性率は値が大きい程、ゴム物性が良好であ
る。また、損失係数は値が小さい程、ゴムの発熱性が小
さく、ゴムの物性として良好である。
逆度を示すムーニービスコシティML(1+4)(130
℃)を測定した。値が小さい程、加工性が良好であるこ
とを示す。 (2)加硫ゴムの硬度:JISA型硬度計で測定した。値
が大きい程、ゴム物性が良好であることを示す。 (3)複素弾性率、損失係数:岩本製作所製の弾性測定装
置を用い、動的歪2%、温度70℃の条件下で測定し
た。複素弾性率は値が大きい程、ゴム物性が良好であ
る。また、損失係数は値が小さい程、ゴムの発熱性が小
さく、ゴムの物性として良好である。
【0013】
【表1】
【0014】
【表2】
【0015】表1に示したゴム組成物の未加硫ゴム物性
および加硫ゴム物性を表2に示す。
および加硫ゴム物性を表2に示す。
【0016】
【表3】
【0017】
【表4】
【0018】表2から明らかなように、シンジオタクチ
ック1,2−ポリブタジエンと熱硬化性樹脂の両方を配
合すると加工性、加硫ゴム物性が良好となる。さらに、
シンジオタクチック1,2−ポリブタジエンの配合量が
増える程、また、結晶化度が高い程、加工性、加硫ゴム
物性が良好になる。このような加工性およびゴム物性の
改善効果はシンジオタクチック1,2−ポリブタジエン
に特有のものであり、他の1,4−ポリブタジエン、ア
タクチック1,2−ポリブタジエンには見られないこと
が判明した。
ック1,2−ポリブタジエンと熱硬化性樹脂の両方を配
合すると加工性、加硫ゴム物性が良好となる。さらに、
シンジオタクチック1,2−ポリブタジエンの配合量が
増える程、また、結晶化度が高い程、加工性、加硫ゴム
物性が良好になる。このような加工性およびゴム物性の
改善効果はシンジオタクチック1,2−ポリブタジエン
に特有のものであり、他の1,4−ポリブタジエン、ア
タクチック1,2−ポリブタジエンには見られないこと
が判明した。
【0019】
【発明の効果】以上述べたごとく、本発明によれば、作
業性、加工性に優れた極めて硬度の高いゴム組成物を得
ることができる。
業性、加工性に優れた極めて硬度の高いゴム組成物を得
ることができる。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−63847(JP,A) 特開 平4−95509(JP,A) 特開 平2−114002(JP,A) 特開 平1−109104(JP,A) 特開 昭63−99248(JP,A) 特開 昭59−122531(JP,A) 特開 昭57−119938(JP,A) 特開 昭59−68353(JP,A) 特開 平4−362403(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08L 9/00 C08L 21/00 C08L 61/06 B60C 1/00
Claims (3)
- 【請求項1】 原料ゴム中にシンジオタクチック1,2
−ポリブタジエンを5〜100重量%含有するゴム成分
および該ゴム成分100重量部に対して熱硬化性樹脂2
〜40重量%含有する硬質ゴム組成物。 - 【請求項2】 シンジオタクチック1,2−ポリブタジ
エンの結晶化度が10%以上である請求項1記載の硬質
ゴム組成物。 - 【請求項3】 熱硬化性樹脂がフェノール樹脂、クレゾ
ール樹脂またはこれらの変性樹脂である請求項1記載の
硬質ゴム組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14727992A JP3080779B2 (ja) | 1992-06-08 | 1992-06-08 | 硬質ゴム組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14727992A JP3080779B2 (ja) | 1992-06-08 | 1992-06-08 | 硬質ゴム組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05339423A JPH05339423A (ja) | 1993-12-21 |
| JP3080779B2 true JP3080779B2 (ja) | 2000-08-28 |
Family
ID=15426621
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14727992A Expired - Fee Related JP3080779B2 (ja) | 1992-06-08 | 1992-06-08 | 硬質ゴム組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3080779B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3341785B2 (ja) * | 1993-10-06 | 2002-11-05 | 横浜ゴム株式会社 | ゴム組成物 |
| JP4402545B2 (ja) * | 2004-08-25 | 2010-01-20 | 住友ゴム工業株式会社 | ゴム組成物 |
| JP5395380B2 (ja) * | 2008-08-05 | 2014-01-22 | 住友ゴム工業株式会社 | タイヤ用ゴム組成物 |
-
1992
- 1992-06-08 JP JP14727992A patent/JP3080779B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH05339423A (ja) | 1993-12-21 |
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