JP3171214B2 - インクジェット記録装置用インクカ−トリッジ - Google Patents
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- Ink Jet (AREA)
Description
クを吐出し記録を行うインクジェット記録装置に適した
インクカ−トリッジの構造に関する。
のインク供給は、カ−トリッジ形式に構成されたインク
タンクにより行なわれている。このようにカ−トリッジ
形成に構成されたインクタンクは、インク補給時にイン
クの漏洩などによる汚染を防止する上で非常に有用であ
る反面、気泡が侵入し易いため、気泡の侵入を防止する
方策についていろいろと提案されている。このような技
術の内、特開平3−92356号公報に開示されたもの
は、インクタンク下部のインク取出し口をゴム栓で構成
し、このゴム栓に金属性のインク供給針を貫通させて記
録ヘッドへのインク流路と接続するようになっており、
このためゴム栓の貫通が可能なようにインク供給針は、
ステンレスなどの耐蝕性を備えたパイプの先端を極めて
鋭利に形成するとともに、その側面に直径1mm程度のイ
ンク供給孔を設けて構成されている。このため、不用意
な取扱いを行なうと怪我をするという問題を抱えてい
る。
供給口の先端に予め通孔を有するパッキング材を設け、
この通孔をシ−ル材により封止して、あまり鋭利でない
インク供給針の挿入を可能としたものも提案されている
(特開昭50−74341号公報)。
インクが収容されているため、インク供給針の挿入時に
おけるインクの漏洩や、また水頭差を生じる虞れを抱え
ている。
ドに安定して印字を行なわせるためにはインクタンクか
ら記録ヘッドへのインクの供給圧を−30〜−100mm
Aq(水頭)程度の負圧に保つことが極めて有効であ
り、特にキャリッジ上に記録ヘッドとインクタンクを搭
載したインクジェット記録装置にあっては、インクタン
クの設置高さでインクの供給圧力を調整することが困難
である。このような問題を解消するために、インクカ−
トリッジ内に多孔質吸収材を収容してこれの毛細管現象
によりインクタンクと記録ヘッドとの間に陰圧を生じさ
せることも提案されている(特開平2−187364号
公報)。
インクタンク内のインクが無くなった時点でインクタン
クと記録ヘッドを一体構成として交換する形式のもの
で、インクタンクだけを選択的に交換する際に生じる記
録ヘッドへの空気の流入や、インクの漏洩などいろいろ
な問題までは何等考慮されていない。 さらには、カート
リッジの減圧状態を維持するために包装体を減圧状態と
することが提案されているが、包装体の負圧によりカー
トリッジからインクが漏れ出すという問題がある。 本発
明はこのような事情に鑑みてなされたものであって、そ
の目的とするところは、先端に鋭利な形状を必要とする
ことなく、インクタンクの交換時に記録装置本体のイン
ク供給流路への気体の侵入を防止し、またインク供給針
とインクタンクとの高い気密性を確保することができ
る、インクジェット記録装置に適したインクカ−トリッ
ジを提供することである。 また本発明の他の目的は、包
装体内でのインクの漏れ出しを防止することができるイ
ンクカートリッジを提供することである。
るために本発明の請求項1の発明は、キャリッジに設け
られた記録ヘッドに連通するインク供給針を備えたイン
クジェット式記録装置に装着されるインクカートリッジ
において、1つの面に前記インク供給針が挿通可能なイ
ンク取り出し口を備えた容器と、インクを保持して前記
容器に収容されたインク貯蔵用多孔質体と、前記インク
取り出し口に設けられ、かつ前記インク供給針が挿通さ
れた状態では、前記インク供給針の筒胴部の外周に弾接
してインクの流出を防止するパッキン材と、前記インク
取り出し口の前記インク貯蔵用多孔質材と前記パッキン
材との間に配置されたインク保持用多孔質体とから構成
されている。 また、請求項4の発明は、キャリッジに設
けられた記録ヘッドに連通するインク供給針を備えたイ
ンクジェット式記録装置に装着されるインクカートリッ
ジにおいて、インク取り出し口を備えた容器にインク貯
蔵用多孔質材を収容し、前記インク貯蔵用多孔質材に減
圧下でインクを充填して含浸させるとともに、大気圧よ
りも低く、かつインク充填時の減圧値よりも高い圧力を
維持する包装体に収容されている。
ク供給針に挿入すると、インク供給針の先端がシ−ル材
を貫通し、これの上部のパッキング材を通過して、多孔
質体に吸収されているインクと連通する。これにより、
インク供給針は、周囲をパッキング材で封止されて液密
状態でカ−トリッジのインクと連通し、多孔質体の表面
張力により記録ヘッドとの間に一定の陰圧を維持してイ
ンクを記録ヘッドに供給することになる。 また、請求項
4の発明によれば、過度な負圧に起因するインクの漏れ
出しを防止しつつ、容器内のインクを減圧状態に維持し
てインクへの大気の溶存が抑制される。
に基づいて説明する。図1は、本発明の前提となるイン
クカートリッジの一例を、記録装置に装着した状態で示
すものであって、図中符号11は、インクカートリッジ
の本体を構成する容器で、上部に開口12を備え、底面
側に若干先細りとなるようにテーパ形状に形成されてお
り、底面13にはインク供給針14の周囲に弾性的に係
合するインク取出し口15を一体的に設けて構成されて
いる。インク取出し口15は、その両端が底面から突出
したパイプ状に形成されており、インク容器11の内側
に突出する開口16には高分子材料や耐蝕性金属により
構成された升目のサイズ20乃至100ミクロンメート
ル程度のステンレスメッシュを用いたフィルタ17が溶
着固定されている。インク取出し口15の内面中央部に
は段差18を設けて、先端開口側にインク供給針14に
弾接して液密状態を維持するパッキング材、この実施例
ではゴム製リング、いわゆるOリング19が設けられて
いる。開口15には高い気密性と、接触などによる外力
では破損せず、かつインク供給針の貫通を容易ならしめ
るシール材、例えば高分子フィルムや、高分子フイルム
に金属層をラミネートしたフィルム20が溶着されてい
る。
実施例を、記録装置に装着した状態で示すものであっ
て、図中符号11は、インクカ−トリッジの本体を構成
する容器で、上部に開口12を備え、底面側に若干先細
りとなるようにテ−パ形状に形成されており、底面13
にはインク供給針14の周囲に弾性的に係合するインク
取出し口15を一体的に設けて構成されている。インク
取出し口15は、その両端が底面から突出したパイプ状
に形成されており、インク容器11の内側に突出する開
口16には高分子材料や耐蝕性金属により構成された升
目のサイズ20乃至100ミクロンメ−トル程度のステ
ンレスメッシュを用いたフィルタ17が溶着固定されて
いる。インク取出し口15の内面中央部には段差18を
設けて、先端開口側にインク供給針14に弾接して液密
状態を維持するパッキング材、この実施例ではゴム製リ
ング、いわゆるOリング19が設けられている。開口1
5には高い気密性と、接触などによる外力では破損せ
ず、かつインク供給針の貫通を容易ならしめるシ−ル
材、例えば高分子フィルムや、高分子フイルムに金属層
をラミネ−トしたフィルム20が溶着されている。
容器11の開口12よりも若干大きめで、かつ高さが容
器の高さよりも若干大き目に形成されており、下端部が
インク取出し口15のフィルタ17に弾接して、インク
取出し口15の形状に応じて圧縮され、また周辺が容器
11の側壁により圧迫された状態で容器11内に収容さ
れている。22は、蓋で、大気連通口23と、多孔質体
21を弾圧してカートリッジ内に或程度の空間24,2
4を確保するためのリブ25,25を備えている。
インク供給口12にのみ存在する状態、いわゆるインク
ニアエンドを検出する電極18で、一方は容器11の底
部に、また他方はインク供給口15に位置するように設
けられている。これら電極26,27には図4に示した
ように抵抗Rを介して交番電圧Vccを印加されており、
電極間の電圧変化を微分回路30により検出し、その電
圧変化率と設定値とを比較回路31により比較して、設
定値よりも大きくなった時点、つまり多孔質体21のイ
ンクが少なくなって全体のインク残量が急激に少なくな
りつつある時点で信号を出力する目的で使用されてい
る。
針14は、その先端が円錐状に形成されていて、その先
端面34にカ−トリッジのインクと供給路35とを接続
する複数の通孔36,36,36,36が穿設されてい
る。
乃至0.4気圧程度の減圧下で、インクを多孔質体21
の各細孔に吸収させることがでインクが充填されること
になる。このような減圧下でのインク封入は、特開昭6
0−245560号公報に示されたように印字品質を安
定させる上で極めて有用な手法である。インクの充填が
終了した段階で、カ−トリッジは、気密性の高い材料、
例えばアルミニュ−ム層を有するラミネ−トフィルムか
らなる袋にパックされて出荷に備えることになる。
形態の一実施例を示すものであって、気密性が極めて高
い2枚のアルミラミネ−トフィルム37によりカ−トリ
ッジをサンドイッチ状態に包み込み、内部の空気を減圧
し、その周縁部38を熱圧着したものである。ところ
で、包装時の圧力の大きさについてであるが、特公平3
−61592号公報に示されたように20Torr以下
というような、インク充填時よりも極めて高い真空状態
で封止する方法も考えられるが、通常インク充填作業と
包装作業とが行なわれる場所に隔たりがあるので、カ−
トリッジは一時的に大気圧に晒されてしまっている。こ
のため、包装袋時に充填時よりも大きな陰圧を圧力を掛
けると、インク充填作業から包装作業までの間にインク
に溶け込んだ空気がインクから遊離して気泡を発生し
て、インクの洩れ出しなどが生じる恐れがあるばかりで
なく、多孔質体中に生じた気泡がカ−トリッジから記録
ヘッドへのインクの流出を妨げて印刷時にインク切れを
引き起こすことになる。このような問題を回避するため
に、容器11へのインク充填時の圧力よりも若干大気圧
よりの陰圧の下で包装しておくのが望ましいことを見出
した。
スを発生するものにあっては、包装袋内に減圧空間が確
保されていることで、ガスがインク内に溶け込むのを可
及的に少なくして印字品質の劣化を防ぐことができる。
また、充填用インクとして脱気されていないものを使用
しても減圧空間により、保存中に脱気を促進させること
が可能となるばかりでなく、包装袋から外部へのインク
漏洩を防止することができる。
における保存期間後のインク脱気度を、空気の主成分で
ある窒素量をパラメ−タにとって説明する。
により、包装開封時におけるインクカートリッジ内のイ
ンクの脱気度を調整できる。表1は、包装時のチッソ濃
度を13〜14ppm程度の飽和値と一定にしたときの
包装圧力(陰圧のゲージ圧力)と開封時点でのインクカ
ートリッジ内のインクに融込んでいるチッソの濃度を示
すものである。次に、開封後にインクタンク内のインク
の脱気度の変化の様子をインク中の窒素量をパラメータ
に採って説明する。図6は、開封直後からの窒素量の変
化を示すものである。インクカートリッジは、その上部
にリブにより形成確保された空間を有しているため、減
圧値に応じて一定の空気が包装の初期から包装内に存在
する。これがため、包装直後から短期間の内にインク中
の窒素濃度が急激に増加し、その後一定値に落ち着き、
包装袋により気密性が保持されるため、以後一定値が維
持される。このような状態は、製造から大体1年位維持
することができる。そして開封された図中b点より順次
窒素量は上昇する。インク中の窒素量は、開封後1週間
程で大気飽和に達する。この状態であっても1つのカー
トリッジを使用するに要する期間1乃至4週間程度は、
印刷品質を実用レベルに維持できることを確認した。
明する。インクタンクを中空針に対して抜き差しする際
に、中空針より混入する空気の量は、通常は非常に微量
である。実験による確認では、中空針のインク流入口径
が直径0.8mm程度の時、混入する空気の量は、多くて
もメニスカス分の0.4立方mm程度以下であった。一度
混入した空気は記録ヘッドに向って流れ、フィルタ室内
のフィルタ(不図示)に到達しトラップされる。このト
ラップされた空気はフィルタの目粗さが非常に微細なた
め容易にフィルタを通過することはない。実験によれば
フィルタ直径が4mm、フィルタ室内の空間幅が0.3〜
0.5mm程度の時にインクタンクの抜き差し回数が10
〜数10回行っても記録動作によって該空気がフィルタ
を通過することはなかった。この程度の空気の混入であ
れば、図6のCまでの期間中は、明らかに脱気インクを
記録ヘッドに供給することができ、それによりインクタ
ンクを中空針に対して抜き差しする際に、中空針より混
入した空気はインクに溶け込み問題とはならない。しか
しながら、不注意により中空針から取り外したインクタ
ンクを外したまま放置された場合には、インク供給針か
ら混入してしまう。いうまでもなくインクに溶解した空
気は、サイフォン現象を破壊するので吐出不良を招くこ
となる。このような場合に備えてインクジェット記録装
置は記録ヘッドに陰圧を作用させて強制的にインクを吐
出させるための吸引ポンプを備えている。このような場
合にも不都合が発生したときのインクの脱気度によって
回復度に大きな差があることが実験から判明した。図6
で示す開封後2〜4週間程度までのインクであれば、フ
ィルタ室内の空気を吸引ポンプにより吸引除去するのに
何ら不具合はない。ところがこの期間を過ぎるとインク
中の空気量は完全飽和、さらには気温の変動により過飽
和状態となった場合には、回復操作による陰圧の作用を
受けてインク内に微小な気泡が発生し、これが吐出不良
を招くことになる。
他の実施例を示すもので、カ−トリッジをスポンジ粒4
0,40,40‥‥などの緩衝材で包んで前述の包装袋
41に収容し、この状態で減圧処理を行なうものであ
る。この実施例によれば、緩衝材40,40‥‥により
包装袋内に空間を確保することが可能となるから、多孔
質体21に可及的に多くの、例えば多孔質体の見かけの
体積の95パ−セント位を充填しても、包装時の減圧状
態を長期間にわたって維持することが可能となり、印字
品質の向上と、インク充填効率の向上を図ることができ
る。
ッジを使用する場合は、包装袋からカ−トリッジを取り
出し、インク取出し口15の先端開口をインク供給針1
4に位置合わせしてカ−トリッジをインク供給針14に
平行に押し込む。この過程においてインク供給針14
は、シ−ル材20を貫通してパッキング材19に到達す
る。これによりインク供給針14の先端部がパッキング
材19を介してインク供給口15と液密状態となり、供
給口15内のインクと連通することなる。インク供給針
14がシ−ル材20を貫通する際、シ−ル材20はその
弾性により供給針14の先端形状にできるかぎり変形し
て空気の混入を防止する。
された通孔36,36,36‥‥は、直径0.1乃至
0.4mm以下に選択されているため、カ−トリッジの交
換時にもメニスカを保持して、インク供給針14から記
録ヘッドへの空気の侵入が抑えられる。また通孔36,
36,36,36が複数個設けられているから、ここを
通過するインクへの流体抵抗は可及的に小さくなってお
り、印刷に支障を来さない量のインクが記録ヘッド4に
供給される。そして、インク取出し口15の先端は多孔
質体21を弾性的に変形させた状態でこれに嵌入してい
るから、インク取出し口近傍領域における多孔質体の細
孔は、その径が他の領域よりも小さくなっていて、イン
クに対する毛細管力が相対的に大きくなっている。この
ため、インクをこの部分に集中させることが可能となっ
て、インク切れを招くことなく最後までインクを記録ヘ
ッドに排出することが可能となる。
口15のシ−ル材20を露出させるようにしているが、
図8に示したようにシ−ル材20を取り囲むように縁部
45を形成しておくと、不用意な指Fの接触等による外
力の作用を縁部45で受け止めてシ−ル材20の破損を
防止できるばかりでなく、この縁部を案内部材としてイ
ンク供給針14の挿入を容易に行なうことができる。
実施例を示すものであって、図中符号50は、インクカ
−トリッジの本体を構成する容器で、上部に開口51を
備えて底面側が若干先細りとなるようにテ−パ形状に形
成し、また底面52には後述する記録装置本体に設けら
れたインク供給針14と係合するインク取出し口53を
パイプ状に形成して構成されている。インク取出し口5
3は、その両端が底面から突出したパイプ状に形成され
ており、インク容器50の内側に突出する開口54には
高分子材料や耐蝕性金属により構成されたフィルタ55
が溶着固定されている。インク取出し口53の内面中央
部には段差56を設けて、先端開口側にインク供給針1
4に弾接して液密状態を維持するパッキング材、この実
施例ではゴム製リング、いわゆるOリング57を設け、
これの下側に後述するシ−ル膜押え部材、この実施例で
はOリング58を上下に挿入されている。開口部59
は、高い気密性を備え、かつインク供給針の貫通を容易
ならしめる膜、例えばラミネ−トフィルムからなるシ−
ル材60で封止されている。一方、開口51は、大気連
通口61を有する蓋62により封止され、容器50の上
部に空間63が確保されている。なお、図中符号64は
インク吸収用多孔質体を、また65は、インクニアエン
ド検出用の電極を示す。
ッジは、前述の場合と同様に減圧下で脱気インクを充填
されて、インク充填時よりも若干大気圧側寄りの陰圧を
維持するように包装袋に封入されて保管される。記録装
置のカ−トリッジを交換する場合は、包装袋からカ−ト
リッジを取り出し、インク取出し口53の先端開口をイ
ンク供給針14に位置合わせしてカ−トリッジをインク
供給針14に平行に押し込む。この過程においてインク
供給針14は、シ−ル60を貫通してシ−ル阻止材58
を通過し、パッキング材57に到達する。これによりイ
ンク供給針14の通孔36,36‥‥がインク供給口1
5と連通し、インク供給針14の周囲がパッキング材5
7により液密状態を保持される。ところで、インク供給
針14がシ−ル材60を貫通する際に、シ−ル材60の
一部が供給針14とともに供給口内に侵入することもあ
るが、シ−ル材60の破片60aは阻止材58により上
部への移動を阻まれることになって(図10イ、ロ)、
パッキング材57に到達することはない。この結果、阻
止材58とインク供給針14との間に空間66が生じた
としても、これよりもインク側に位置するパッキング材
57により液密性を確保されて、インクの漏洩が防止さ
れる。
あって、図中符号70は、前述したようなインク吸収用
の多孔質体を収容する容器の底面で、ここには前述した
のと同じようにパイプ状のインク供給口71が形成さ
れ、上端の開口にフィルタ72を介して前述のインク吸
収用の多孔質体に弾接されている。インク供給口71の
中央部にはパッキング材73とシ−ル材阻止部材74と
が挿入され、ブッシュ75により固定され、開口76を
シ−ル材77で封止するようになっている。78は、イ
ンク溜室79に設けられたインクニアエンド検出用の電
極80とシ−ル材73との間に設けられた多孔質体で、
上部を段差81により係止されて、インク供給針の挿入
によっても移動しないように位置決めされている。なお
図中符号95は、インク検出用の他方の電極を示す。
適したインク供給針90の一実施例を示すものであっ
て、シ−ル材77、阻止材74,及びパッキング材73
への挿入を容易ならしめる円錐状もしくは斜面状の先端
部91を備え、また本体部92には内部の供給口93に
連通するようにほぼ水平方向の開口94,94,94が
形成されている。
材77をインク供給針90に位置決めしてカ−トリッジ
を押し込むと、インク供給針90はシ−ル材77を貫通
し、シ−ル材阻止部材74及びパッキング材73を通過
する。インク供給針90は、その先端部91が封止され
ているので、カ−トリッジ挿入過程で生じるピストン効
果により生じるインク溜め室79の体積変化は、先端部
91と、パッキング材73で受け止められて通孔93に
伝わるのを阻止され(図13イ)、インク供給口の多孔
質体78を経由して上部に抜けることなる。このように
してカ−トリッジ挿入過程におけるインク供給口の圧力
を容器側に逃しながらインク供給針90の開口94,9
4,94‥‥がパッキング材73を通過すると、開口9
4,94,94を介して通孔93にインクを流入させる
(同図ロ)。
おいては、インク供給針の通孔93とインク供給口71
との連通を断つため、カ−トリッジ挿入時に起こり勝ち
な記録ヘッドへのピストン効果による体積変化を阻止し
て、記録ヘッド4のノズル開口からのインクの染み出し
を防止することができる。また、先端部に通孔を穿設す
る必要がないため、インク供給針に十分な強度を確保さ
せることができるため、金属以外の材料、例えば高分子
材料により供給針を構成することが可能となって、製造
プロセスの簡素化と、金属針特有の危険性を回避するこ
とができる。インク供給針の外径を大きくしても穿設す
る通孔94,94,94‥‥の内径を、メニスカを保持
できる程度に選択することにより適当な流路抵抗を確保
できるため、インク供給針を高分子材料で成形してもカ
−トリッジ挿入に耐える強度を確保することが可能とな
る。
ンクが残存している状態にもかかわらずカートリッジを
インク供給針から取り外した場合には、インク供給針先
端近傍に存在しているインクは、カートリッジ内のイン
ク貯蔵用多孔質体の毛細管力によってその近傍に位置す
る多孔質体78まで吸収される。そしてこの多孔質体7
8は、カートリッジ本体に収容されているインク貯蔵用
多孔質体64とほぼ同等の毛細管力を有しているから、
インク溜室79にインクが残留することになる。このた
め、カートリッジ5の脱着による気泡の侵入を防止する
ことができ、またたとえカートリッジ5を脱着してもイ
ンクニアエンド信号の出力を回避することができ、この
結果インクニアエンド信号が出力されると復帰操作が面
倒なインクジェット記録装置であっても、再装着するだ
けで印刷を再開することができる。
通孔が穿設されたインク供給針を用いる場合について説
明したが、カートリッジ挿入時におけるピストン効果が
小さい場合には図3に示したような先端に通孔を有する
インク供給針が使用可能であることは明らかである。ま
た第3の実施例のおいては、パッキング材、及びシール
材阻止部材の脱落を防止するべく止め材を用いている
が、シール材の剛性が比較的大きい場合には省略するこ
とが可能である。
先端に鋭利な形状を必要とすることなく、インクタンク
の交換時に記録装置本体のインク供給流路への気体の侵
入を阻止でき、またインク供給針とインクタンクとの高
い気密性を確保できる。 また請求項4の発明によれば、
過度な負圧に起因するインクの漏れ出しを防止しつつ、
しかも容器内のインクを減圧状態に維持して、大気の溶
存に起因する印字品質の低下を防止することができる。
を記録装置に装着した状態で示す断面図である。
ある。
図である。
ク図である。
す斜視図である。
示す線図である。
示す断面図である。
す断面図である。
断面図である。
インクカートリッジにおけるインク供給針挿入過程の動
作を示す縦断面図、及び横断面図である。
造でもって示す断面図である。
インク供給針の一実施例を示す図である。
に示したインクカートリッジとインク供給針との動作を
示す説明図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 キャリッジに設けられた記録ヘッドに連
通するインク供給針を備えたインクジェット式記録装置
に装着されるインクカートリッジにおいて、 1つの面に前記インク供給針が挿通可能なインク取り出
し口を備えた容器と、インクを保持して前記容器に収容
されたインク貯蔵用多孔質体と、前記インク取り出し口
に設けられ、かつ前記インク供給針が挿通された状態で
は、前記インク供給針の筒胴部の外周に弾接してインク
の流出を防止するパッキン材と、前記インク取り出し口
の前記インク貯蔵用多孔質材と前記パッキン材との間に
配置されたインク保持用多孔質体とからなるインクジェ
ット記録装置用インクカートリッジ。 - 【請求項2】 前記インク貯蔵用多孔質体と前記インク
保持用多孔質体との間にインク溜室が形成されている請
求項1に記載のインクジェット記録装置用インクカート
リッジ。 - 【請求項3】 前記インク溜室に前記インク貯蔵用多孔
質体のインクの有無を検出する検出電極が配置されてい
る請求項2に記載のインクジェット記録装置用インクカ
ートリッジ。 - 【請求項4】 キャリッジに設けられた記録ヘッドに連
通するインク供給針を備えたインクジェット式記録装置
に装着されるインクカートリッジにおいて、インク取り
出し口を備えた容器にインク貯蔵用多孔質材を収容し、
前記インク貯蔵用多孔質材に減圧下でインクを充填して
含浸させるとともに、大気圧よりも低く、かつインク充
填時の減圧値よりも高い圧力を維持する包装体に収容さ
れたインクカートリッジ。
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