JP3449151B2 - 網戸の網張り装置 - Google Patents
網戸の網張り装置Info
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Description
虫網を張るための網戸の網張り装置に係わり、防虫網を
網戸フレームに固定するに際して、防虫網を弛ませた
り、網戸フレームを変形させたりすることなく固定する
ことができる網戸の網張り装置に関するものである。 【0002】 【従来の技術】網戸は、例えばアルミニウム合金の押出
形材からなるフレームに、例えばポリ塩化ビニル樹脂か
らなる防虫網を張ったものであって、防虫網の網戸フレ
ームへの取付けに際しては、通常、網戸フレームに防虫
網を被せ、フレームの内周部に沿って形成された網受け
溝に、ゴム製の網押えロープを網と共に押し込むことに
よって行われていた。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来、
このような網戸の網張り作業は、手作業で行われてお
り、防虫網の張力過剰による網戸フレームの変形がな
く、しかも防虫網に弛みがないように防虫網を張るに
は、かなりの熟練と時間を要する作業となっていた。 【0004】すなわち、ただ単に、網戸フレームの網受
け溝内に網押えロープと共に防虫網を圧入するだけで
は、例えば図9(a)に示すように、網Nの張力によっ
て網戸フレームFが変形しやすく、このような変形が生
じた場合には、図9(b)に示すように、網戸同士の突
合せ部、あるいはサッシ竪枠との間に隙間Sが発生し
て、防虫機能が損なわれることになる。また、例えば支
持棒を網戸フレームFの框の間に挿入することによっ
て、框中央部を強制的に拡げた状態で、網押えロープお
よび防虫網を網受け溝に圧入した場合には、網戸フレー
ムFの変形は、許容寸法内に収まるものの、防虫網の框
中央近傍部に弛みが発生して、網戸としての外観が損な
われるという問題点があり、熟練作業者に限らず誰にで
も、短時間に、弛みや網戸フレームの変形を発生させる
ことなく防虫網をフレームに固定することができる網戸
の網張り装置の開発が網戸製造上の課題となっていた。 【0005】 【発明の目的】本発明は、従来の網戸の製造工程におけ
る上記課題に着目してなされたものであって、網戸の網
張りに際して、高度の熟練を必要とせず、網戸フレーム
の変形や防虫網の弛みを発生させることなく、しかも速
やかに防虫網を網戸フレームに固定することができる網
戸の網張り装置を提供することを目的としている。 【0006】 【課題を解決するための手段】本発明に係わる網戸の網
張り装置は、網戸フレームの上に重ねた防虫網の略中央
部を所定位置に持ち上げ、あるいは押し下げる張力調整
部材と、連続的に供給される網押えロープを防虫網と共
に網戸フレームに形成された網受け溝内に圧入する圧入
手段を備え、張力調整部材は、網押えロープの周長にほ
ぼ等しい長さだけ網受け溝内に引き込まれる防虫網の略
中央部を持ち上げ、あるいは押し下げて引き込み長さに
見合った長さだけ余分に網戸フレームの上に防虫網を供
給するものであり、防虫網の略中央部を所定位置に持ち
上げた状態、あるいは押し下げた状態で、網戸フレーム
に形成された網受け溝内に網押えロープを防虫網と共に
圧入する構成としたことを特徴としており、このような
網戸の網張り装置の構成を前述した従来の課題を解決す
るための手段としている。 【0008】 【発明の作用】本発明に係わる網戸の網張り装置は、防
虫網の中央部分を持ち上げる、あるいは押し下げる張力
調整部材と、網押えロープを防虫網と共に網戸フレーム
の網受け溝に圧入する圧入手段を備えたものであり、防
虫網の縁部を網押えロープと共に網戸フレームの網受け
溝に圧入して防虫網を網戸フレームに固定するのに際し
て、防虫網のほぼ中央部を所定位置に持ち上げた状態、
あるいは押し下げた状態で圧入するようにしているの
で、防虫網の持ち上げ、あるいは押し下げによって網戸
フレームの框間に余分に供給された網寸法と、網受け溝
内に網押えロープと共に入り込む防虫網の寸法とをバラ
ンスさせることによって網戸フレームの変形および網の
弛みが解消されることになる。 【0011】 【実施例】以下、本発明を図面に基づいて具体的に説明
する。 【0012】図1ないし図8は、本発明に係わる網戸の
網張り装置の一実施例を示すものであって、図2はその
全体構造を示す平面図である。 【0013】図2に示す網戸の網張り装置1は、L字状
をなす装置基台2を備え、この装置基台2には、図中左
上方から搬入されたワーク、すなわち網戸フレームFを
その左右竪框F1,F2に平行な図中横方向に移送する
第1コンベア3aと、第1コンベア3aによって所定位
置まで移動して来た網戸フレームFの横框F3をクラン
プして同方向にさらに移送する第1ワークキャリヤ3b
と、ワークキャリヤ3bにより所定位置まで移動して来
た網戸フレームFをその上下横框F3,F4に平行な図
中縦方向に移送する第2コンベア4aと、第2コンベア
4aによって所定位置まで移動した網戸フレームFの竪
框F2をクランプして同方向にさらに移送する第2ワー
クキャリヤ4bと、第2ワークキャリヤ4bにより所定
位置まで移動して来た網戸フレームFを同方向にさらに
移送し、完成した網戸を次工程に払い出す第3コンベア
4cが配設されている。 【0014】コンベア3aとワークキャリヤ3bからな
る図中横方向の搬送路の途中には、ロール状に巻き取ら
れたポリ塩化ビニル製の防虫網Nを網戸フレームに被せ
る網供給装置5が配設されると共に、ドラムDに巻き取
られた網押えロープRを両側に備えた第1のロープ圧入
装置6が網供給装置5のワーク移動方向下流側に隣接し
た状態に設けてある。 【0015】そして、第1のロープ圧入装置6の門型フ
レーム6aには、網供給装置5の一部を構成し、後述す
るようにそれぞれ2基のシリンダ20,21によって上
下および前後に移動して網供給装置5の網繰り出し機構
11から繰り出された防虫網Nの先端部を把持する1対
のアーム22からなる網装着機構12が配設されてい
る。 【0016】さらに、第2コンベア4aと、第2ワーク
キャリヤ4bと、第3コンベア4cからなる図中縦方向
の搬送路の途中には、第1のロープ圧入装置6と同様の
構造を有し、ドラムDに巻き取られた網押えロープRを
両側に備えた第2のロープ圧入装置7が第2コンベア4
aからの第2ワークキャリヤ4bへの受け渡し部分の近
傍位置に設けてある。 【0017】そして、図中縦方向の搬送路の途中であっ
て第2のロープ圧入装置7の下流側には、後述するよう
なコーナー押え機構23とコーナーカッター24とを摺
動自在に支持するスライドベース8a,8aを両側にそ
れぞれ備えた2基の門型フレーム8,8からなるコーナ
ー処理装置9が配設されている。 【0018】図3は、図2に示した網供給装置5および
第1のロープ圧入装置6の構造を詳細に示す側面図であ
る。 【0019】このうち網供給装置5は、図3に示すよう
に、コンベア3aを跨いだ状態に配設された門型フレー
ム5aに取り付けられ、モータ11aと、このモータ1
1aによって回転駆動される供給ローラー11bからな
り、モータ11aおよび供給ローラー11bの回転によ
って、ロール状に巻き取られ、支持台10に回転自在に
載置された防虫網Nの先端部を繰り出す網繰り出し機構
11と、第1のロープ圧入装置6の門型フレーム6aに
取付けられた縦シリンダ20と、縦シリンダ20のシリ
ンダロッド20aの先端に取付けられた水平シリンダ2
1によって上下および前後に移動し、網繰り出し機構1
1から繰り出された防虫網Nの先端部を把持して網戸フ
レームFに被せる1対のアーム22からなる網装着機構
12と、門型フレーム5aに昇降自在に取り付けられ、
網戸フレームFに被せられた防虫網Nを所定位置で切断
する網カッター13aとカッター受け13bからなる網
切断機構13を備えている。 【0020】さらに、網供給装置5は、門型フレーム5
aに昇降自在に配設された網押えローラ−14aと、門
型フレーム5aの下方位置に昇降自在かつ左右方向にス
ライド可能に取り付けられた調整バー(張力調整部材)
14bを備え、この調整バー14bの上下調整によって
網戸フレームFに取り付けられる防虫網Nの張力を加減
し、網戸フレームFの変形や防虫網Nの弛みを防止する
ようになっている。また、調整バー14bの左右方向の
位置調整によって網戸フレームFのサイズに容易に対応
することができるようにしてある。 【0021】第1のロープ圧入装置6は、前述のように
第1コンベア3aおよび第1ワークキャリヤ3bを跨ぐ
ように配設された門型フレーム6aの両側に網押えロー
プRを巻いた回転ドラムDを備えると共に、門型フレー
ム6aの両側に取付けられたシリンダ15によってそれ
ぞれ昇降するロープガイド16を左右位置に備え、網戸
フレームFの左右竪框F1,F2の網受け溝に同時に網
押えロープRを圧入するようになっている。なお、左右
のロープガイド16は、それぞれ門型フレーム6aに沿
って移動可能に取付けてあり、網戸フレームFのサイズ
に対応するようになっている。 【0022】ロープガイド16は、図4(a)にも示す
ように、回転ドラムDから繰り出された網押えロープR
を巻き付けて、左右竪框F1,F2の網受け溝に圧入す
る圧入ローラー(圧入手段)17と、この圧入ローラー
17の軸に回動自在に支持されたロープ巻回機構18を
備えると共に、圧入ローラー17のワーク移動方向下流
側には、後述するように、電熱ヒーターによって加熱さ
れ、竪框F1,F2の網受け溝に網押えロープRと共に
圧入された防虫網Nの余剰端部を網受け溝の外側で竪框
F1,F2に沿って溶断するヒートカッター19が配設
されている。 【0023】ロープガイド16のロープ巻回機構18
は、図4(a)中に実線と仮想線で示すように圧入ロー
ラー17の軸を中心に180°回動するようになってお
り、図4(b)に示すように、略L字形をなす本体部1
8aと、本体部18aに形成したコの字溝18d内をシ
リンダ18bの作動によって摺動するスライダ18cか
ら構成されている。 【0024】本体部18aは、コの字溝18dに連なる
U字状の縦溝18eを備え,この縦溝18eに網押えロ
ープRを受けるようになっている。一方、スライダ18
cは、縦溝18eを横断するカッター刃18fを有する
と共に、カッター刃18fの上方に突部18gを備えて
おり、シリンダ18bの作動によって縦溝18e内に受
け入れた網押えロープRを切断したり、切断した網押え
ロープRの端部を縦溝18eと突部18gの間に挟持し
たりすることができる仕組みとなっている。 【0025】図5(a)ないし(d)は、ロープ巻回機
構18の作動を順次示す説明図であって、図5(a)は
網戸フレームFの網受け溝Gへの網押えロープRの圧入
を終えた状態を示す。 【0026】すなわち、図5(a)に示すように、網戸
フレームFが移動して網受け溝Gの終端近傍部に達する
と、図5(b)に示すように、シリンダ18bの引込み
作動に基づくスライダ18cの摺動によって、網押えロ
ープRが切断され、一方の端部が網受け溝G側に落下す
ると共に、他方の端部がロープ巻回機構18の本体部1
8aとスライダ18cの間に挟持される。 【0027】次に、ロープガイド16が上昇し、後続ワ
ークが移送されて来るまでの間に、ロープ巻回機構18
が網押えロープRの切断端部を挟持した状態で反時計回
り方向に180°回動することにより、図5(c)に示
すように網押えロープRが圧入ローラー17に巻き付け
られる。 【0028】そして、後続ワークである網戸フレームF
が移動して所定位置に到達すると、圧入ローラー17が
ロープガイド16と共に下降することにより、防虫網N
の上から網押えロープRが網受け溝Gに圧入される。網
押えロープRが網受け溝Gに圧入されたのち、シリンダ
18bの押出し作動によって、網押えロープRの端部が
ロープ巻回機構18から解放される。次いで、ロープガ
イド16が若干上昇し、この状態でロープ巻回機構18
が逆方向(時計回り方向)に180°回動することによ
って、ロープ巻回機構18が図5(a)に示した位置に
戻り、網戸フレームFが図中の右方向に移動することに
よって、網押えロープRの圧入が進行する。このときロ
ープガイド16を上昇させることなく、ロープ巻回機構
18を反時計回り方向に180°回動させるようにして
もよい。 【0029】なお、網押えロープRの終端部および始端
部は、図5(b)に示したように、この時点では網受け
溝G内に挿入されていないが、網押えロープRの終端部
および始端部の圧入は、後述するコーナー処理装置9の
コーナー押え機構23によって行われる。 【0030】図6(a)は、圧入ローラー17による網
押えロープRの網受け溝Gへの圧入の進行状況を示す図
であって、防虫網Nの余剰端部は、圧入ローラー17の
ワーク移動方向下流側に配設されたヒートカッター19
によって、図6(b)にも示すように、網受け溝Gへの
嵌合が終了した部分から熱溶断されて除去される。な
お、図6(a)は、網戸フレームFの相対向する框材の
一方のみを示すものであって、他方の框材についても網
押えロープRの圧入が同時に行われていることは言うま
でもない。 【0031】また、ヒートカッター19は、図示しない
電熱ヒーターによって、防虫網Nの素材であるポリ塩化
ビニル樹脂の融点より僅かに高い約210℃に加熱され
ており、防虫網Nに接触することにより接触部分を軟化
溶融させて溶断するものである。 【0032】図2に示した第2のロープ圧入装置7は、
第1のロープ圧入装置6と同様の構造のものであって、
図4に示したような圧入ローラーおよびロープ巻回機構
を備えたロープガイドをその両側に備えると共に、同様
のヒートカッターを備え、網戸フレームFの横框F3,
F4の網受け溝に網押えロープRと共に圧入された防虫
網Nの余剰端部を網受け溝の外側で横框F3,F4に沿
って熱溶断するようになっている。 【0033】また、図2に示したコーナー処理装置9
は、図7に示すような門型フレーム8が背中合わせに配
設されたものであって、各門型フレーム8の両端部に
は、シリンダ23aとこのシリンダ23aによって昇降
するコーナー押え治具23bを備えたコーナー押え機構
23と、シリンダ24aによって昇降するコーナーカッ
ター24とを摺動自在に保持するスライドベース8aを
備えている。 【0034】コーナー押え機構23のコーナー押え治具
23bは、網戸フレームFのコーナー部の形状に一致す
る断面L字状のものであって、シリンダ23aの押出し
作動によって、第1および第2のロープ圧入装置6およ
び7の圧入ローラー17によっては挿入することができ
なかった網押えロープRの終端部および始端部を網受け
溝Gに圧入する機能を備えている。 【0035】一方、コーナーカッター24は、ヒートカ
ッター19と同様に、図示しない電熱ヒーターによって
約210℃に加熱されており、図8に示すように、シリ
ンダ24cおよび24dによって上下および前後動する
ヒートカッター24eと、網戸フレームFに張られた防
虫網Nをヒートカッター24eの熱から保護する断熱材
24fからなり、図8(b)ないし(d)に示すよう
に、シリンダ24cおよび24dの押出し作動によっ
て、第1および第2のロープ圧入装置6および7に備え
たヒートカッターによる防虫網Nのコーナー部切り残し
部分を溶断する機能を有している。 【0036】以下に、このような構造を備えた網戸の網
張り装置1の動作について、簡単に説明する。 【0037】まず、ワークである網戸フレームFが、図
2に示した装置基台2の左上方から搬入されると、第1
コンベア3aによって図中右方向に移送され、この間
に、図示しないガイド機構によって網戸フレームFの竪
框F1,F2の向きが進行方向に一致するよう矯正され
ながら、所定の位置に導かれる。 【0038】そして、網戸フレームFが所定の位置に到
達した時点で、網戸フレームFの横框F3が第1ワーク
キャリヤ3bのクランパ3cによってクランプされると
共に、網供給装置5の網繰り出し機構11によって送り
出された防虫網Nの先端部が、網装着機構12のアーム
22によって把持され、シリンダ20および21の作動
によって網戸フレームFの上に重ねられる。 【0039】次に、第1のロープ圧入装置6のロープガ
イド16と共に、図5(c)に示したように網押えロー
プRを巻き付けた状態の圧入ローラー17が下降して、
図5(d)に示したように網押えロープRが防虫網Nと
共に竪框F1,F2の網受け溝G内に圧入され、網押え
ロープRの始端部がロープ巻回機構18から解放される
と共に、ロープ巻回機構18が網戸フレームFの進行方
向後方側に回動する。このとき、防虫網Nと網戸フレー
ムFの間に張力調整部材である調整バー14bが介在す
ることによって、防虫網Nに適度なたわみが与えられる
ようになっており、このたわみが防虫網Nの端部が網押
えロープRと共に框材の網受け溝Gに引き込まれる長さ
寸法にバランスして網戸フレームFが変形しないように
してある。 【0040】すなわち、図1(a)は、防虫網Nが網戸
フレームFの網受け溝Gに圧入される状況を示すもので
あって、防虫網Nは、その中央部分が調整バー14bに
よって所定高さに持ち上げられた状態で、その両縁部が
圧入ローラー17,17によって網押えロープRと共に
網受け溝G内に圧入される。 【0041】防虫網Nは、網受け溝Gへの圧入に際し
て、図1(a)および(b)に示すように、網押えロー
プRの周長にほぼ等しい長さだけ網受け溝G内に引き込
まれることになるが、防虫網Nは、この引き込み長さに
見合った長さだけフレームFの両竪框F1,F2間に余
分に供給されるように、あらかじめ求められた高さ位置
に調整バー14bによって中央部分が持ち上げられてい
ることから、防虫網Nの張力が過剰となって竪框F1,
F2を変形させたり、防虫網Nの枠内寸法が両竪框F
1,F2間の寸法よりも大きくなって、防虫網に弛みが
生じたりすることがないようになっている。 【0042】そして、防虫網Nの先端部が網戸フレーム
Fに固定されると、網装着機構12のアーム22がシリ
ンダ20の引込み作動によって上昇する。 【0043】次いで、第1ワークキャリヤ3bの作動に
よって網戸フレームFが防虫網Nと共に移動し、これに
伴って、図6に示したように網押えロープRの圧入およ
びヒートカッター19による防虫網Nの余剰部分の除去
が進行する。網戸フレームFが移動して、フレームFの
サイズに見合った長さの防虫網Nが繰り出されると、網
切断機構13が作動して防虫網Nが切断される。 【0044】網戸フレームFの移動によって、竪框F
1,F2の端部が圧入ローラー17に到達すると、図5
(b)に示したようにロープ巻回機構18のシリンダ1
8bの作動によって網押えロープRが切断され、第1の
ロープ圧入装置6のロープガイド16が上昇すると共
に、図5(c)に示したようなロープ巻回機構18の回
動によって後続ワークに備える。 【0045】第1のロープ圧入装置6のロープガイド1
6が上昇すると、第1ワークキャリヤ3bのクランパ3
cによる横框F3 のクランプが解除され、竪框F1,
F2の網受け溝Gへの防虫網Nと網押えロープRの圧入
を終えた網戸フレームFは、第2コンベア4aによって
横框F3,F4に平行な方向に移送される。 【0046】そして、網戸フレームFが所定位置に到達
すると、網戸フレームFの竪框F2が第2ワークキャリ
ヤ4bのクランパ4dによってクランプされ,上記した
竪框F1,F2への網押えロープRの圧入と全く同じ要
領により、第2のロープ圧入装置7によって横框F3,
F4の網受け溝Gへの網押えロープRの圧入が開始さ
れ、図6と同様に、網押えロープRの圧入およびヒート
カッターによる防虫網Nの溶断が進行し、防虫網Nの余
剰部分が除去される。 【0047】横框F3,F4の網受け溝Gへの網押えロ
ープRの圧入が終了すると、第2のロープ圧入装置7の
ロープガイドが同様に上昇し、網戸フレームFはコーナ
ー処理装置9の門型フレーム8,8に到達する。 【0048】そして、コーナー処理装置9のコーナー押
え機構23のシリンダ23aの作動によってコーナ−押
え治具23bが押し下げられ、網受け溝Gから浮き上が
っている網押えロープRの始端部および終端部が防虫網
Nと共にそれぞれ網受け溝Gに圧入される。次いで、ス
ライドベース8aの移動によってコーナー処理装置9の
コーナ−カッター24を網戸フレームFのコーナー内側
に位置させ、図8(b)ないし(d)に示したように、
シリンダ24cおよび24dの押出し作動によって、ヒ
ートカッター24eを降下させたのち、防虫網Nのコー
ナー部に向けて押し出し、第1および第2のロープ圧入
装置6および7に備えたヒートカッターによる防虫網N
のコーナー部切り残し部分が溶断される。このとき、ヒ
ートカッター24eからの熱が断熱材24fによって遮
断されるので、防虫網Nへの熱影響がなくなり、防虫網
Nの材質劣化を防止することができる。 【0049】このヒートカッター24eおよびヒートカ
ッター19による防虫網Nの余剰部分の除去は、熱溶断
によるものであるから切り損じがなく、糸残りが発生し
ないので良好な外観品質の網戸が得られることになる。 【0050】以上によって完成された網戸は、第3コン
ベア4cによって装置の搬出側に移送され、次工程、例
えば検査工程に搬送される。 【0051】なお、上記した実施例においては、防虫網
Nの圧入に際して、防虫網Nの略中央部分を張力調整部
材としての調整バー14bによって所定高さに持ち上げ
るようにした例を示したが、逆に防虫網Nを押し下げる
ことによって防虫網Nをたわませ、網受け溝Gに引き込
まれる長さ寸法にバランスさせるようになすことも可能
である。 【0052】 【発明の効果】以上説明したように、本発明に係わる網
戸の網張り装置においては、防虫網の中央部分を所定位
置に持ち上げ、あるいは押し下げる張力調整部材と、網
押えロープおよび防虫網を網戸フレームの網受け溝に圧
入する圧入手段を備え、網戸の網張りに際して、防虫網
のほぼ中央部を所定位置に持ち上げた状態、あるいは所
定位置に押し下げた状態で、防虫網の縁部を網押えロー
プと共に網戸フレームの網受け溝に圧入するようにして
いるので、網受け溝内に網押えロープと共に入り込む防
虫網の寸法に見合った量だけ防虫網を框間に余分に供給
することができ、防虫網の縁部が網受け溝内に入り込ん
だ状態における防虫網の寸法と網戸フレームの框間寸法
とが一致することから、網戸フレームの変形や網の弛み
を防止することができ、熟練作業者のみならず誰にでも
容易に防虫網を弛みやフレームの変形なしに、網戸フレ
ームに固定することができるという極めて優れた効果が
もたらされる。
り装置における防虫網の網戸フレームへの固定状況を示
す説明図である。 (b) 防虫網および網押えロープの網受け溝への圧入
前の状態を示す網戸フレームの断面図である。 (c) 防虫網および網押えロープの網受け溝への圧入
状態を示す網戸フレームの断面図である。 【図2】本発明の一実施例に係わる網戸の網張り装置の
全体構造を示す平面図である。 【図3】図2に示した網張り装置における網供給装置お
よび第1のロープ圧入装置の配置を詳細に示す側面図で
ある。 【図4】(a) 図3に示した第1のロープ圧入装置の
構造を詳細に示す斜視図である。 (b) 図4(a)に示したロープ圧入装置のロープ巻
回機構の構造を示す分解斜視図である。 【図5】(a)ないし(d)は、図4(a)に示したロ
ープ巻回機構の作動を順次説明する作動図である。 【図6】(a) 第1および第2のロープ圧入装置によ
る網押えロープの圧入および防虫網の余剰部分の除去状
況を示す斜視図である。 (b) ヒートカッターによる防虫網の余剰部分の除去
状況をしめす断面図である。 【図7】図2に示した網張り装置におけるコーナー処理
装置の構造を詳細に示す斜視図である。 【図8】(a) 図7に示したコーナー処理装置のコー
ナーカッターの構造を示す平面図である。 (b) 図8(a)に示したコーナーカッターの待機状
態を示す説明図である。 (c) 図8(b)に示したコーナーカッターのヒート
カッターが下降して框コーナー部における防虫網の溶断
に備えた状態を示す説明図である。 (d) 図8(c)に示したヒートカッターが前進して
防虫網が框コーナー部において溶断された状態を示す説
明図である。 【図9】(a)および(b)は従来の網戸における網戸
フレームの変形状態を示すそれぞれ概略図である。 【符号の説明】 F 網戸フレーム G 網受け溝 N 防虫網 R 網押えロープ 14b 調整バー(張力調整部材) 17 圧入ローラー(圧入手段)
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 網戸フレームの上に重ねた防虫網の略中
央部を所定位置に持ち上げ、あるいは押し下げる張力調
整部材と、連続的に供給される網押えロープを防虫網と
共に網戸フレームに形成された網受け溝内に圧入する圧
入手段を備え、張力調整部材は、網押えロープの周長に
ほぼ等しい長さだけ網受け溝内に引き込まれる防虫網の
略中央部を持ち上げ、あるいは押し下げて引き込み長さ
に見合った長さだけ余分に網戸フレームの上に防虫網を
供給するものであり、防虫網の略中央部を所定位置に持
ち上げた状態、あるいは押し下げた状態で、網戸フレー
ムに形成された網受け溝内に網押えロープを防虫網と共
に圧入することを特徴とする網戸の網張り装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP02459797A JP3449151B2 (ja) | 1997-02-07 | 1997-02-07 | 網戸の網張り装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP02459797A JP3449151B2 (ja) | 1997-02-07 | 1997-02-07 | 網戸の網張り装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10220144A JPH10220144A (ja) | 1998-08-18 |
| JP3449151B2 true JP3449151B2 (ja) | 2003-09-22 |
Family
ID=12142571
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP02459797A Expired - Fee Related JP3449151B2 (ja) | 1997-02-07 | 1997-02-07 | 網戸の網張り装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3449151B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP6434771B2 (ja) * | 2014-10-02 | 2018-12-05 | Ykk株式会社 | 網戸製造装置 |
| KR200494239Y1 (ko) * | 2020-10-26 | 2021-09-02 | 주식회사 톱스톡 | 개선된 구조를 이루는 방충망 프레임 |
-
1997
- 1997-02-07 JP JP02459797A patent/JP3449151B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH10220144A (ja) | 1998-08-18 |
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