JP3554451B2 - 棒状化粧料容器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、口紅,リップクリーム,チック等の棒状化粧料を容器から繰り出して使用する棒状化粧料容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、口紅等の棒状化粧料の容器としては、図19に示すようなものが使用されている。すなわち、この容器は、両側にガイド突起31が突設された金属製の繰出筒32と、両側に相対峙して縦穴33が穿設された金属製の有底状内筒34(最近では、この有底状内筒34を、金属製の有底状袴部と合成樹脂製の縦穴33付き内筒部に別々に成形し、両者を相対回動不能に取り付けたものが多い)と、内周面に2本のらせん溝36が刻設された金属製の外筒35と、この外筒35に冠着される金属製のキャップ37を備えている。この容器は、縦穴33を挿通して内筒34から突出しているガイド突起31にらせん溝36を係合させながら外筒35を内筒34の外周面に外嵌することにより組み立てられる。図において、38は繰出筒32に固着された棒状化粧料である。この容器を使用する場合には、上記外筒35と内筒34を相対回動させることにより、その回転に伴い、外筒35のらせん溝36と内筒34の縦穴33との交点を上下に移動させ、この縦穴33とらせん溝36とに係合しているガイド突起31が上記交点に位置決めされることにより、上記交点の上下移動に追従して繰出筒32が昇降する。これにより内筒34の上端開口部から棒状化粧料38が繰り出されたり収容されたりすることが行われる。
【0003】
このような棒状化粧料容器では、従来、外筒35が有底状内筒34(もしくは縦穴33付き内筒部)に抜け止め状に取り付けられており、両者を簡単に分解することができないようになっている。一方、有底状内筒34,縦穴33付き内筒部,外筒35の材質としては、金属材料や合成樹脂材料等各種のものが使用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
近年、年々増加する廃棄物の処理が社会問題化しており、ごみ排出量の抑制と資源リサイクル促進の必要性が高まっている。このため、ごみの種類によって、分別収集を義務づける自治体も増えている。また、製造業者にも、容器や包装物等のリサイクルが義務づけられる傾向になってきている。しかしながら、上記のような、従来の棒状化粧料容器では、外筒35を有底状内筒34(もしくは縦穴33付き内筒部)から簡単に取り外すことができないため、使用しなくなった棒状化粧料容器を廃棄する際に、合成樹脂廃棄物と金属廃棄物に分離して廃棄することが行われておらず、ごみの分別収集に対応することができていないのが実情である。そこで、棒状化粧料容器のうちでも、最近採用されることの多い、有底状内筒34を有底状袴部と縦穴33付き内筒部に別々に成形したものにおいて、この縦穴33付き内筒部から外筒35を簡単に取り外すことのできる棒状化粧料容器が強く要望されている。
【0005】
本発明は、このような事情に鑑みなされたもので、外筒と内筒部を容易に取り外すことができ、金属廃棄物と合成樹脂廃棄物等に分けて廃棄することのできる棒状化粧料の提供をその目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本発明の棒状化粧料容器は、棒状化粧料保持用の繰出筒の外周面から突設されたガイド突起を、円筒体の周壁に穿設された縦穴に係合させて上記繰出筒を上記円筒体に収納し、この円筒体の下部を有底円筒体に取り外し可能に固定し、上記縦穴を挿通して上記円筒体から突出するガイド突起を外筒の内周面に設けられたらせん溝に係合させ、上記外筒の下端縁から上記円筒体の下部を突出させた状態で上記外筒の下部を上記円筒体の下部に外嵌した棒状化粧料容器であって、上記円筒体の下部周壁に、その下端縁から延びて上記外筒との嵌合部分に至る切欠き部を形成し、上記円筒体の下部周壁を内向きに押圧して縮径させることによりこの円筒体を外筒から取り外し可能に構成したという構成をとる。
【0007】
すなわち、本発明の棒状化粧料容器は、棒状化粧料保持用の繰出筒を収納した円筒体と、この円筒体の下部を取り外し可能に固定した有底円筒体と、それ自体の下部を上記円筒体の下部に外嵌した外筒を備え、上記円筒体の下部周壁に、その下端縁から延びて上記外筒との嵌合部分に至る切欠き部を形成している。このものでは、外筒と円筒体を取り外す場合には、まず、有底円筒体から円筒体を取り外し、ついで、円筒体の下部周壁を手指で内向きに押圧して縮径させる。これにより、円筒体と外筒との外嵌部分での嵌合が緩くなる。そののち、円筒体の下部周壁を手指で押圧したまま外筒を手指で持って引っ張り、外筒から円筒体を抜き取ることが行われる。このように、本発明の棒状化粧料容器は、これを構成する有底円筒体と円筒体と外筒とに簡単に分解することができる。したがって、本発明の棒状化粧料容器を廃棄する際に、有底円筒体と円筒体と外筒とに分解し、これらを材質ごとに選り分けて廃棄することで、ごみの分別収集に対応することができる。しかも、円筒体の下部周壁を手指で内向きに押圧して縮径させたのち外筒を引っ張るだけで円筒体と外筒を分解することができ、分解作業が簡単である。
【0008】
また、本発明において、上記外筒の下部周壁に、その下端縁から延びて上記円筒体との嵌合部分に至る切欠き部が形成されている場合には、円筒体を外筒から取り外す際に、外筒が拡径し、一層取り外し易くなる。
【0009】
【発明の実施の形態】
つぎに、本発明の実施の形態を図面にもとづいて詳しく説明する。
【0010】
図1は本発明の棒状化粧料容器の一実施の形態を示している。図において、1はキャップであり、2は袴(有底円筒体)であり、3は口紅保持部である。上記キャップ1は、図2に示すように、天井壁がドーム状に形成された金属製の有天円筒体であり、その下端部が上記袴2の上端部に着脱自在に外嵌している。上記袴2は、図3に示すように、有底円筒状に形成された金属製の袴本体4と、この袴本体4に抜け止め状で、かつ回動不能に取り付けられた金属製の中袴5とからなる。この中袴5は、円筒部分7と、この円筒部分7の下端開口部から下方に延設された二重壁部分6とからなり、上記円筒部分7の外周面が上記袴本体4の内周面に抜け止め状で、かつ回動不能に内嵌している。また、上記円筒部分7の上部が上記袴本体4の上端開口部から突出しており、この突出した部分7aの外周面に上記キャップ1の下端部内周面が着脱自在に外嵌している。一方、上記二重壁部分6は、上記円筒部分7と同心状に形成された円筒状の内外両壁6a,6bと、これら内外両壁6a,6bの下端部同士を連結する円環状の底壁6c(この底壁6cは上記袴本体4の底壁上に載置されている)とからなり、上記内外両壁6a,6b間に後述する内筒部11の太径係合部18が回動不能で、かつ取り外し可能に内嵌する構造にしている。図において、7bは上記円筒部分7の上端開口部から内向きに突設された円環状の鍔部である。
【0011】
上記口紅保持部3は、図4に示すように、円筒状に形成された金属製のスリーブ(外筒)10と、POM樹脂(ポリオキシメチレン)製の内筒部(円筒体)11と、棒状化粧料8保持用のABS樹脂(アクリロニトリルブタジエンスチレン共重合体)製の中皿(繰出筒)12とからなる。上記スリーブ10は、上記内筒部11に抜け止め状に、かつ回動自在に外嵌されるものであり、その下端部に1条の円環状の係合用溝部10bが形成されているとともに、その上端開口部から内向きに円環状の鍔部10aが突設されている。この鍔部10aの内径は上記内筒部11の上端部の外径より小径であり、上記鍔部10aの下面が内筒部11の上端面に当接している。また、上記スリーブ10の内周面には、多数のらせん溝13(各らせん溝13は、その始端から終端に至る間に、上記内周面を略1周するように形成されている)が等間隔置きに刻設されている。
【0012】
上記内筒部11は、図5および図6に示すように、内側下部に仕切り壁21を有する円筒状体であり、上側の細径部と下側の太径部を有している。上記細径部には、図7および図8に示すように、その周壁の相対峙する部分に、その周壁の上端縁やや下側部分から下端縁近傍に延びる縦穴14a,14bが形成されているとともに、これら両縦穴14a,14bの上端部および下端部に横穴15a,15bが周方向に切欠き形成されている。また、これら両縦穴14a,14bのうち一方の縦穴14aの上端縁中央から切欠き部16が縦向きに延びており、その先端は細径部の上端縁まで到達している。
【0013】
一方、上記太径部は、上記スリーブ10の下部を抜け止め状に、かつ回動自在に取り付ける太径取付部17と、上記袴2の二重壁部分6の内外両壁6a,6b間に回動不能で、かつ取り外し可能に内嵌する太径係合部18からなる。上記太径取付部17は、その外周面が、上記スリーブ10の下部(らせん溝13より下側部分)の内周面を回動自在に外嵌しうる寸法に形成されているとともに、上記太径取付部17の下部(上記仕切り壁21に対応する部分)の外周面には、上記スリーブ10の係合用溝部10bに抜け止め状に、かつ回動自在に係合する1条の円環状の被係合用溝部17aが形成されている。これにより、太径取付部17にスリーブ10の下部が抜け止め状に、かつ回動自在に外嵌されている。また、上記太径取付部17の外周面のうち、上記一方の縦穴14aの下側に位置する部分には凹部17b(側面視で長方形である)が形成されており、この凹部17bに、外面に凸曲面状の湾曲部19a(側面視で長円形である)を有する凸部19(側面視で長方形である)が突設されている。そして、この凸部19の湾曲部19aの凸曲面が上記スリーブ10の下部の内周面に弾圧状に当接し、スリーブ10と内筒部11を相対回動させたときに両者がスムーズに回動するようにしている。一方、上記太径係合部18には、その相対峙する部分(両縦穴14a,14b間における、周方向の中間位置)に、その下端縁から上方に向かって延びる切欠き部20が形成されている。この切欠き部20は先細り状に形成されており、その先端は上記太径取付部17を少し超えた部分まで延びているとともに、上記仕切り壁21を横断状に切欠いている(図9参照)。図5において、21aは仕切り壁21に穿設された2つの貫通穴であり、22aは上記細径部に穿設された2つの窓である。また、図8において、22bは上記太径取付部17に突設されたスリーブ10摺接用の2つの凸部である。
【0014】
上記中皿12は有底円筒状に形成されており、図10〜図12に示すように、その外周面の相対峙する部分に、上記内筒部11の縦穴14a,14bに上下移動自在に係合するとともに横穴15a,15bに左右移動自在に係合する側面視で長円形状の板状ガイド突起23が突設されている。これら両板状ガイド突起23の突出長さは、上記縦穴14a,14bに係合させた状態で内筒部11に収容したときに、両縦穴14a,14bからやや突出する長さに形成されている。そして、両板状ガイド突起23の外面に、上記スリーブ10の内周面に形成された多数のらせん溝13にら合する数本のらせん溝24が刻設されている。また、この中皿12には、その底部に、棒状化粧料8を保持する保持板25が形成されており、この保持板25の上側部分(棒状化粧料8を保持する部分)は、その内周面が正多角形に形成されている。これにより、棒状化粧料8が中皿12から抜け出しにくくしている。図10において、25aは保持板25に形成された中央貫通孔である。
【0015】
このような棒状化粧料容器を、つぎのようにして組み立てることができる。すなわち、まず、内筒部11の上端開口部の上方に中皿12を位置させ、内筒部11の両縦穴14a,14bに中皿12の板状ガイド突起23を位置決めし、その状態で中皿12を下降させる。この下降の途中で、中皿12の両板状ガイド突起23で内筒部11の上端部の切欠き部16を押し拡げて、中皿12を内筒部11に嵌挿するとともに、両縦穴14a,14bに両板状ガイド突起23を係合させる。この状態で中皿12が内筒部11に収容されており、中皿12の外周面が内筒部11の内周面に摺接しながら内筒部11内を昇降する。また、この状態で内筒部11に形成された2つの窓部22aから内部を観察することができ、棒状化粧料8の状態等を確認することができる。ついで、内筒部11の上端開口部の上方にスリーブ10を位置させ、その状態でスリーブ10を下降させて内筒部11の上端から嵌挿する。この嵌挿の際には、両板状ガイド突起23のらせん溝24がスリーブ10のらせん溝13に係合しやすいため、両者を相対回動させたほうが嵌挿させやすいが、相対回動させなくても、スリーブ10を直線的に押し込むことで嵌挿させることができる。そして、この嵌挿の終わりに、スリーブ10の係合用溝部10bを内筒部11の被係合用溝部17aに嵌合させる。この状態でスリーブ10が内筒部11に抜け止め状に、かつ回動自在に保持されている。また、スリーブ10と内筒部11を少し相対回動させるだけで、両板状ガイド突起23のらせん溝24がスリーブ10のらせん溝13に係合する。このようにして口紅保持部3を組み立てる。つぎに、この口紅保持部3の内筒部11の太径係合部18を袴2の上端開口部の上方に位置させ、その状態で口紅保持部3を下降させて太径係合部18を袴2の二重壁部分6の内外両壁6a,6b間に内嵌する。この状態で口紅保持部3の太径係合部18が袴2に回動不能に保持されている。そののち、キャップ1を袴2の上端部に冠着することが行われる。
【0016】
このようにして組み立てた棒状化粧料容器は、スリーブ10を内筒部11に対して相対回転させることにより、その回転に伴いスリーブ10のらせん溝13と内筒部11の縦穴14a,14bとの交点が上下に移動する。そして、上記両縦穴14a,14bとらせん溝13に係合している両板状ガイド突起23が必然的に上記交点に位置決めされることになり、上記交点の上下移動に追従して中皿12が昇降する。また、上記両板状ガイド突起23の上昇位置および下降位置は、上記縦穴14a,14bに設けられた上下の横穴15a,15bに位置決めされる。
【0017】
このような棒状化粧料容器は、不使用時には、中皿12を下降させて両板状ガイド突起23を内筒部11の縦穴14a,14bの下側横穴15a,15bに位置決めし、不用意に中皿12が上昇しないようにする。そして、この状態でキャップ1を冠着させておく。また、使用時には、キャップ1を取り外してスリーブ10を露呈させ、袴2をスリーブ10に対して相対的に一方向に回転させる。これにより、中皿12が両縦穴14a,14bに沿って上昇し、棒状化粧料8がスリーブ10の上端開口部から突出し使用可能状態になる。このようにして棒状化粧料8で化粧することが行われる。
【0018】
一方、廃棄時には、まず、袴2からキャップ1を取り外す。ついで、袴2を手指で持ちながら口紅収容部3のスリーブ10を手指で引っ張って袴2から口紅収容部3を引き抜く。つぎに、スリーブ10と内筒部11の太径係合部18を別々の手指で持ちながら太径係合部18を回して中皿12を上昇させる。つぎに、太径係合部18を手指で内側に押圧して太径取付部17の被係合用溝部17aを縮径し、その状態でスリーブ10を引っ張り内筒部11から抜き取る。そののち、内筒部11を手指で持ちながら、中皿12の一方の板状ガイド突起23を内筒部11の縦穴14aの上端縁中央から延びる切欠き部16の下方に位置決めし、そのまま中皿12を引っ張って内筒部11の上端開口部から抜き取る。これにより、棒状化粧料容器をキャップ1と袴2とスリーブ10と内筒部11と中皿12に分解することができる。
【0019】
上記のように、この実施の形態では、棒状化粧料容器をキャップ1と袴2とスリーブ10と内筒部11と中皿12とに容易に分解することができる。したがって、この棒状化粧料容器を廃棄する場合に、金属製のキャップ1,袴2,スリーブ10と、合成樹脂製の内筒部11,中皿12とに分別収集することができる。しかも、中皿12の板状ガイド突起23の外面にらせん溝24を刻設し、このらせん溝24をスリーブ10の内周面のらせん溝13にら合させているため、板状ガイド突起23の突出長さを短くすることができ、スリーブ10と内筒部11の取り外し作業が非常に簡単になるうえ、板状ガイド突起23やらせん溝13,24が長期間にわたって破損したり、損傷したりしなくなる。また、スリーブ10を内筒部11に取り付けたときに両らせん溝13,24が非ら合状態であっても、スリーブ10と内筒部11とを少し相対的に回動させるだけで、両らせん溝13,24をら合させることができる。さらに、内筒部11の太径取付部17の外周面に、外面に凸曲面状の湾曲部19aを有する凸部19を突設し、この湾曲部19aの凸曲面をスリーブ10の下部内周面に弾圧状に当接させたため、スリーブ10と内筒部11を相対回動させたときに両者がスムーズに回動する。これに対し、従来は、上記凸部19の代わりに、ゴム製Oリングを用いていたため、部品点数が1つ多くなって在庫管理等の管理面が煩雑であったり、Oリングを組付ける作業が必要であったり、分別収集する際に金属材料,合成樹脂材料以外にゴム材料に仕分けする必要があったりするという問題点があった。しかしながら、この実施の形態では、上記凸部19を設けたため、部品点数が少なくなって在庫管理等の管理面が楽になり、組付け作業が1つ減少し、かつ分別収集する際に金属材料,合成樹脂材料に仕分けするだけでよいという利点がある。
【0020】
図13は本発明の棒状化粧料容器の他の実施の形態を示している。この実施の形態では、袴2を構成する中袴5の円筒部分7に、袴本体4の上端面に載置される円環状の大径部7cが形成されており、この大径部7cの上面にキャップ1が着脱自在に冠着されている。また、口紅保持部3を構成するスリーブ10と中皿12は、図19に示す外筒35(スリーブ10に対応する),繰出筒32(中皿12に対応する)と同様の構造をしている。すなわち、スリーブ10には、その内周面の相対峙する部分に2本のらせん溝(図示せず、図19参照)が刻設されており、中皿12には、その外周面の相対峙する部分に、上記らせん溝に係合する2つのガイド突起31(図19参照)が突設されている。また、口紅保持部3を構成する内筒部11には、太径取付部17が形成されていないものの、スリーブ10の係合用溝部10bに抜け止め状に、かつ回動自在に係合する1条の円環状の被係合用溝部17aが形成されている。そして、図14に示すように、スリーブ10の下端部には、その下端縁から縦向きに延びて係合用溝部10bを少し超える複数の切欠き部27が形成されている。また、図15に示すように、内筒部11の下部には、その下端縁から延びて被係合用溝部17aを少し超える複数の切欠き部28が形成されている。それ以外の部分は上記実施の形態と同じであり、同様の部分には同じ符号を付している。この実施の形態でも、上記実施の形態と同様に作用する。
【0021】
この実施の形態でも、棒状化粧料容器を、キャップ1と袴2とスリーブ10と内筒部11と中皿12に分解することができ、廃棄時に、金属製のキャップ1,袴2,スリーブ10と、合成樹脂製の内筒部11,中皿12とに分別収集することができる。
【0022】
図16および図17は本発明のさらに他の実施の形態を示している。この実施の形態では、スリーブ10の内周面に1本のらせん溝(図示せず、図19参照)が刻設されており、中皿12の外周面に、上記らせん溝に係合する1つのガイド突起31(図19参照)が突設されている。そして、内筒部11には、上記ガイド突起31が昇降する1本の縦穴14aが形成されており、この縦穴14aに相対峙する部分に、下端縁から縦向きに延びて上端縁やや下側部分に至る切欠き部29が形成されている。それ以外の部分は上記他の実施の形態と同じであり、同様の部分には同じ符号を付している。この実施の形態でも、上記他の実施の形態と同様に作用する。
【0023】
この実施の形態でも、棒状化粧料容器を、キャップ1と袴2とスリーブ10と内筒部11と中皿12に分解することができ、廃棄時に、金属製のキャップ1,袴2,スリーブ10と、合成樹脂製の内筒部11,中皿12とに分別収集することができる。
【0024】
図18は中袴5および内筒部11の変形例を示している。この例では、中袴5の二重壁部分6の内壁6bが有天円筒状に形成されているとともに、その外周面に1条の円環状の突条6dが形成されている。また、内筒部11の太径係合部18の内周面に、上記突条6dに取り外し可能に係合する1条の円環状の係合用溝部18aが形成されている。このような中袴5および内筒部11は、上記各実施の形態に用いることができる。
【0025】
なお、図1に示す実施の形態では、スリーブ10の下端部に切欠き部を設けていないが、これに限定するものではなく、図14に示すような複数の切欠き部27を設けるようにしてもよい。また、図13に示す実施の形態では、スリーブ10の下端部に複数の切欠き部27を設けているが、これら切欠き部27を設けないようにしてもよい。
【0026】
【発明の効果】
以上のように、本発明の棒状化粧料容器は、これを構成する有底円筒体と円筒体と外筒とに簡単に分解することができる。したがって、この棒状化粧料容器を廃棄する場合に、有底円筒体と円筒体と外筒とに分解し、これらを材質ごとに選り分けて廃棄することで、ごみの分別収集に対応することができる。しかも、円筒体の下部周壁を内向きに押圧して縮径させたのち外筒から円筒体を引っ張るだけで円筒体と外筒を分解することができ、分解作業が簡単である。本発明において、上記外筒の下部周壁に、その下端縁から延びて上記円筒体との嵌合部分に至る切欠き部が形成されている場合には、円筒体を外筒から取り外す際に、外筒が拡径し、一層取り外し易くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の棒状化粧料容器の一実施の形態を示す断面図である。
【図2】キャップを示す断面図である。
【図3】袴を示す断面図である。
【図4】口紅保持部の分解断面図である。
【図5】内筒部を示す要部断面図である。
【図6】上記内筒部を示す要部正面図である。
【図7】上記内筒部を示す要部一側面図である。
【図8】上記内筒部を示す要部他側面図である。
【図9】上記内筒部を示す平面図である。
【図10】中皿を示す断面図である。
【図11】上記中皿を示す側面図である。
【図12】上記中皿を示す平面図である。
【図13】本発明の棒状化粧料容器の他の実施の形態を示す断面図である。
【図14】上記他の実施の形態のスリーブを示す斜視図である。
【図15】上記他の実施の形態の内筒部を示す斜視図である。
【図16】本発明の棒状化粧料容器のさらに他の実施の形態に用いる内筒部の一側面を示す斜視図である。
【図17】上記さらに他の実施の形態に用いる内筒部の他側面を示す断面図である。
【図18】上記中袴および内筒部の変形例を示す部分拡大断面図である。
【図19】従来例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 キャップ
2 袴
3 口紅収容部
8 棒状化粧料
10 スリーブ
11 内筒部
12 中皿
13,24 らせん溝
14a,14b 縦穴
20 切欠き部
23 板状ガイド突起
Claims (2)
- 棒状化粧料保持用の繰出筒の外周面から突設されたガイド突起を、円筒体の周壁に穿設された縦穴に係合させて上記繰出筒を上記円筒体に収納し、この円筒体の下部を有底円筒体に取り外し可能に固定し、上記縦穴を挿通して上記円筒体から突出するガイド突起を外筒の内周面に設けられたらせん溝に係合させ、上記外筒の下端縁から上記円筒体の下部を突出させた状態で上記外筒の下部を上記円筒体の下部に外嵌した棒状化粧料容器であって、上記円筒体の下部周壁に、その下端縁から延びて上記外筒との嵌合部分に至る切欠き部を形成し、上記円筒体の下部周壁を内向きに押圧して縮径させることによりこの円筒体を外筒から取り外し可能に構成したことを特徴とする棒状化粧料容器。
- 上記外筒の下部周壁に、その下端縁から延びて上記円筒体との嵌合部分に至る切欠き部が形成されている請求項1記載の棒状化粧料容器。
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| JP26749396A JP3554451B2 (ja) | 1996-10-08 | 1996-10-08 | 棒状化粧料容器 |
Applications Claiming Priority (1)
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| JP26749396A JP3554451B2 (ja) | 1996-10-08 | 1996-10-08 | 棒状化粧料容器 |
Publications (2)
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| JPH10108728A JPH10108728A (ja) | 1998-04-28 |
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Family
ID=17445624
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP26749396A Expired - Lifetime JP3554451B2 (ja) | 1996-10-08 | 1996-10-08 | 棒状化粧料容器 |
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-
1996
- 1996-10-08 JP JP26749396A patent/JP3554451B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
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