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JP3664526B2 - 埋設物の埋戻し工法 - Google Patents
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JP3664526B2 - 埋設物の埋戻し工法 - Google Patents

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    • Y02E10/20Hydro energy

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  • Soil Conditioners And Soil-Stabilizing Materials (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばガス管や通信ケーブルなどの地下埋設物の埋戻し工法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、地下埋設物を埋戻すときに用いる埋戻し材としては、多くの場合、別の場所から採取した良質の山砂などが利用されている。これは地下埋設物の敷設時に発生する掘削土が埋戻し材に適している場合が少ないためである。
【0003】
また、近年、天然資源である良質山砂の枯渇化、その採取による環境破壊、その運搬による交通公害および掘削土の処分問題などの観点から、埋戻し材として不適な掘削土や建設汚泥およびその他の不良土砂を有効活用する動きが活発化している。
【0004】
良質の山砂などの埋戻し材を直接用いる従来の埋戻し工法では、埋戻し後の陥没を防ぐために、埋戻し材を埋設管周辺部などの狭隘部分にも隙間なく充填し、ランマによる締め固めを十分に行う必要がある。しかし、この従来法には、埋戻し材の充填やランマによる締め固めはすべて人力作業であり、また、騒音や振動を引き起こすというような問題がある。
【0005】
最近、上記良質の山砂などの特別な埋戻し材を用いる代わりに、埋設物の敷設時に発生する掘削土や安価な土砂を利用して、しかも上記のような従来法の問題点を解決できる流動化埋戻し工法が開発され、一部実用化されている。この工法は、掘削土や安価な土砂に水と固化材を混合し、埋戻し材に流動性を持たせ、埋設管周辺部などの狭隘部分にも隙間なく充填させるとともに、固化材の作用により地山と同等以上の強度を発現しようというものである。
【0006】
例えば、特開昭63ー233115号公報、特開平1ー312118号公報、特開平4ー351388号公報には、土砂に水と固化材を混合し、流動性を持たせた流動化土として埋設管などの埋戻しに用いる工法が開示されている。
【0007】
また、特開平3ー287909号公報には、掘削土に予め固化材を配合混合し、この処理土を埋戻し現場へ運搬し、埋戻しつつ処理土に注水するとともに振動を与えて流動化して、埋戻し箇所の完全な充填を行う工法が開示されている。
【0008】
一方、ガス埋設配管工事などがその大部分を占める都市街路の道路占有工事においては、即日交通開放の条件下で施工することが余儀なくされており、したがって短時間の埋戻し作業が必須となっている。特に、上記のような流動化埋戻し工法で行う場合は、流動化土層打設後2時間以内に路床などの上層部の施工が可能であることが要求されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の特許公報に開示された流動化埋戻し工法では、その固化時間が4〜5時間と長く、市街地における即日復旧工事には対応できない。
【0010】
流動化土に合わせて特殊な固化材を用いれば、固化時間は短縮されるが、コスト高になるとともに、早く固化し過ぎるため施工管理が困難になる。
【0011】
本発明は、このような課題を解決するためになされたもので、安価な一般的配合の流動化土を用い、しかも流動化土層打設後2時間以内で路床などの上層部の施工が可能な埋設物の埋戻し工法を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記課題は、地表面下に埋設または構築された各種埋設物を埋戻す埋戻し工法において、前記埋設物の周囲に水と固化材を含む第1の流動化土層を打設後、早強性を有する流動化土からなる第2の流動化土層を打設し、前記第2の流動化土層の上に路床などの上層部を施工することを特徴とする埋設物の埋戻し工法により解決される。
【0013】
一般的配合の流動化土からなる第1の流動化土層の上に、早強性を有する流動化土からなる第2の流動化土層を設けると、その早強性ため第2の流動化土層は第1の流動化土層より早く固化する。したがって、通常用いられている一般的配合の流動化土からなる流動化土層のみを打設する場合に比べ、より短時間に路床などの上層部を施工することが可能になる。
【0014】
また、本発明のように、流動化土層を2層構造とし、第1層に安価な一般的配合の流動化土を用い、その上の第2層に高コストである早強性の流動化土を用いれば、比較的低コストで、しかも容易に施工を管理できて、目的を達成できる。
【0015】
早強性を有する流動化土の密度が第1の流動化土層を構成する流動化土の密度より大きい場合は、第1の流動化土層の強度がコーン指数で0.01kgf/cm2 以上となったところで第2の流動化土層を打設すれば、双方の流動化土は混じり合わず、したがって、第2の流動化土層の固化速度の低下を防止でき、より短時間化が可能になる。
【0016】
早強性を有する流動化土の密度が第1の流動化土層を構成する流動化土の密度より小さいと、双方の流動化土が混じり合うことがないので、第1の流動化土層打設後直ちに第2の流動化土層を打設することができ、より短時間化が可能になる。
【0017】
早強性を有する流動化土の密度を小さくするには、発泡剤または起泡剤による気泡性処理土を用いることが、簡便で効果も大きく、また、流動化土の種類に影響されない、流動化土特性に悪影響を与えない、材料分離を抑制する、長期間強度を維持し易いなどの理由から好ましい。
【0018】
【発明の実施の形態】
図1に本発明の埋設物の埋戻し工法の実施の形態を示す。図で、1は第1の流動化土層、2は第2の流動化土層、3はガス管などの埋設物、4は路床、5は路盤、6は舗装、7は地表面、8は土留め用鋼矢板である。
【0019】
第1の流動化土層は安価な一般的配合の流動化土からなる。
第2の流動化土層はセメント、セメントおよび石灰系の早強性固化材、石膏などの特殊固化材を含有した早強性を有する流動化土からなる。
【0020】
第2の流動化土層2の層厚は、第1の流動化土層1および第2の流動化土層2の強度によるが、10〜30cmであれば十分である。したがって、大きなコスト増を招かない。
【0021】
より短時間化を計るには、上記のように、早強性を有する流動化土の密度が第1の流動化土層を構成する流動化土の密度より小さいことが好ましいが、そうでない場合は、第1の流動化土層を構成する流動化土の凝結開始後であれば、第2の流動化土層2を打設できる。
【0022】
また、早強性を有する流動化土の混合水温度を高くすると、その固化速度が早まるので、より短時間化が可能になる。
【0023】
早強性を有する流動化土の密度を小さくするには、密度の小さい土を用いる、単位水量を増やす、気泡性の流動化土を用いるなどの方法があるが、上記の理由で、気泡性の流動化土を用いるのが好ましい。
【0024】
【実施例】
(実施例1)
地表面下に外径200mmのガス管を配設後、ガス管周囲に表1の実施例1に示す流動化土からなる第1の流動化土層を40cmの層厚で打設した。第1の流動化土層の強度がコーン指数で0.01kgf/cm2 以上となったところで、表1の実施例1に示す早強性を有する流動化土からなる第2の流動化土層を20cmの層厚で打設した。第2の流動化土層の強度がコーン指数で1.2kgf/cm2 となったところで、路床材である山砂を投入し、ランマにて締め固め、さらにその上に舗装を構築した。このとき、第1の流動化土層の打設終了から路床材投入までの時間は1時間10分であり、従来法に比べ、3時間以上短縮できた。
【0025】
(実施例2)
地表面下に外径300mmのガス管を配設後、ガス管周囲に表1の実施例2に示す流動化土からなる第1の流動化土層を45cmの層厚で打設した。第1の流動化土層の打設後、直ちに表1の実施例2に示す早強性を有し、かつ起泡剤を加えて気泡性処理された流動化土からなる第2の流動化土層を20cmの層厚で打設した。第2の流動化土層の強度がコーン指数で1.5kgf/cm2 となったところで、路床材である山砂を投入し、ランマにて締め固め、さらにその上に舗装を構築した。このとき、第1の流動化土層の打設終了から路床材投入までの時間は50分であった。
【0026】
【表1】
Figure 0003664526
【0027】
【発明の効果】
本発明は以上説明したように構成されているので、安価な一般的配合の流動化土を用い、しかも流動化土層打設後2時間以内で路床などの上層部の施工が可能な埋設物の埋戻し工法を提供することができる。
【0028】
また、本発明である埋戻し工法を用いれば、流動化土層全体が完全に固化する前に、埋戻し工事を完了できるため、土留め用鋼矢板の引抜きが容易に行え、しかも鋼矢板の引抜き後に、流動化土層と地山との間には空隙が生じることがないので、地盤沈下も全く発生しない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の埋設物の埋戻し工法の実施の形態を示す図である。
【符号の説明】
1 第1の流動化土層
2 第2の流動化土層
3 ガス管などの埋設物
4 路床
5 路盤
6 舗装
7 地表面
8 土留め用鋼矢板

Claims (4)

  1. 地表面下に埋設または構築された各種埋設物を埋戻す埋戻し工法において、前記埋設物の周囲に水と固化材を含む第1の流動化土層を打設後、早強性を有する流動化土からなる第2の流動化土層を打設し、前記第2の流動化土層の上に路床などの上層部を施工することを特徴とする埋設物の埋戻し工法。
  2. 前記第1の流動化土層の強度がコーン指数で0.01kgf/cm2 以上となったところで第2の流動化土層を打設することを特徴とする請求項1に記載の埋設物の埋戻し工法。
  3. 前記早強性を有する流動化土の密度が前記第1の流動化土層を構成する流動化土の密度より小さいことを特徴とする請求項1に記載の埋設物の埋戻し工法。
  4. 前記早強性を有する流動化土が発泡剤または起泡剤による気泡性処理土であることを特徴とする請求項3に記載の埋設物の埋戻し工法。
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