JP3695655B2 - セミ・フライング方式幅圧下装置 - Google Patents
セミ・フライング方式幅圧下装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3695655B2 JP3695655B2 JP2002252872A JP2002252872A JP3695655B2 JP 3695655 B2 JP3695655 B2 JP 3695655B2 JP 2002252872 A JP2002252872 A JP 2002252872A JP 2002252872 A JP2002252872 A JP 2002252872A JP 3695655 B2 JP3695655 B2 JP 3695655B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- slab
- eccentric
- gear
- drive
- width
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
- 230000001360 synchronised effect Effects 0.000 claims description 6
- 238000003825 pressing Methods 0.000 claims description 2
- 238000004513 sizing Methods 0.000 description 20
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 7
- 238000005096 rolling process Methods 0.000 description 5
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 238000000034 method Methods 0.000 description 3
- 230000001133 acceleration Effects 0.000 description 2
- 238000011144 upstream manufacturing Methods 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Press Drives And Press Lines (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、1対の金型でスラブを幅圧下しながらスラブをほぼ連続的に送るセミ・フライング方式幅圧下装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、スラブの幅を圧下する対向型プレス装置として、特開平2−50807号、特開平2−127905号等が知られている。かかる装置は、「幅圧下プレス装置」又は「サイジングプレス」と呼ばれる。
【0003】
特開平2−50807号の「幅圧下プレス装置」は、図5に示すように、ハウジング51、1対の金型52、幅圧下ヘッド53、スライダー54、偏心式機械プレス55及び幅圧下ヘッドとスライダーの距離を調整する調整装置56を備えるものである。
【0004】
この幅圧下プレス装置は、「スタート・ストップ方式」のサイジングプレスであり、幅方向に直線的に幅圧下動作をする金型に対して、スラブを停止、送りという間欠搬送動作をさせ幅圧下を行うようになっている。
【0005】
また、特開平2−127905号の「走間水平対向型プレス」は、図6に示すように、1対の金型52、スライド54、軸箱57、クランク軸58、コネクティングロッド59、平行移動機構60及び幅設定装置61を備えるものである。
【0006】
この走間水平対向型プレスは、「フライング方式」のサイジングプレスであり、一定のスピードで搬送テーブルを流れているスラブに対して、機械リンク機構、又は油圧シリンダを用いて金型スピードを搬送速度に同調させて幅圧下を行うようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上述した「スタート・ストップ方式」のサイジングプレスは、幅圧下機構自体はシンプルであるが、幅圧下機構の作動に合わせてスラブを間欠搬送させる送り装置が不可欠となる。この送り装置は、例えば40〜50c/minの高い頻度の圧下サイクルに合わせてスラブを急加速・急減速させる必要があり、この慣性力を得るためのモータ容量を加味した搬送モータ容量は通常の搬送馬力に比較して非常に大きなモータ容量となり、設備が大型化、複雑化する問題点があった。
【0008】
また、「フライング方式」のサイジングプレスは、スラブを一定速度で搬送するため、送り装置自体はシンプルであるが、これに合わせて金型を同調運動させるために複雑な機構を必要とし、設備が大型化、複雑化してメンテナンス性に問題があり、また高価となる問題点があった。
【0009】
上述した「スタート・ストップ方式」および「フライング方式」のサイジングプレスの問題点を解決するために、本発明の出願人は、先に金型の偏心運動でスラブを幅圧下しながら搬送する幅圧下プレス装置を創案し出願した(特開2000−210701)。
【0010】
この幅圧下プレス装置は、図7に示すように、偏心部62を有する主クランク軸63と、揺動する金型フレーム64と、1対の金型52と、上下軸箱65と、位置調整装置61と回転駆動装置66を備えるものである。
【0011】
この幅圧下プレス装置は、「セミ・フライング方式」のサイジングプレスであり、1対の金型でスラブを幅圧下しながら金型の偏心運動による送り速度にテーブルの送り速度を合わせて送るようになっている。
【0012】
しかしこの「セミ・フライング方式」のサイジングプレスには、以下の問題点があった。
(1)偏心部62を有する主クランク軸63が、片側に2本ずつ必要であり、かつそれぞれの主クランク軸63を回転駆動装置66で同期させて駆動する必要がある。そのため、主クランク軸の駆動機構が複雑で大型となる。
(2)各主クランク軸63は両側にそれぞれ設けた回転駆動装置66により、ユニバーサル・ジョイント66aを介して動力が伝達される。従って、位置調整装置61により圧下幅を変更しても追従できるが、各主クランク軸を駆動する大トルクを伝達するためユニバーサル・ジョイント66aが大型となる。
(3)また、各主クランク軸63の両側に回転駆動装置66が必要になるため、単一の効率の高い駆動装置で両側を駆動するのが困難である
本発明は、上述した種々の問題点を解決するために創案されたものである。すなわち本発明の目的は、1対の金型でスラブを幅圧下しながらスラブをほぼ連続的に送ることができ、駆動機構がシンプルで小型化でき、ユニバーサル・ジョイントを用いることなく圧下幅の変更に追従でき、単一の効率の高い駆動装置で両側を駆動することができるセミ・フライング方式幅圧下装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば、1対の金型を用いて幅圧下する幅圧下装置であって、前記各金型をスラブ搬送ラインを挟むようにそれぞれ取付けた1対のスライドと、前記各スライドをスラブ搬送ラインを挟むように一定の偏心eで偏心運動させる偏心駆動装置と、スラブを送り方向に移動するスラブ移動装置と、を備え、金型を幅圧下方向と送り方向に偏心運動させ、少なくともスラブの圧下中にスラブの送り速度を前記偏心運動に同調させるようになっており、前記偏心駆動装置は、同一の偏心eを有する駆動偏心部と従動偏心部をそれぞれ有する駆動軸及び従動軸を有し、該駆動軸及び従動軸は、同一の軸箱フレームに回転可能に支持され、前記駆動偏心部と従動偏心部は同一の前記各スライドに間隔を隔てて回転可能に支持されており、さらに、前記偏心駆動装置は、前記駆動軸に固定されこれを回転駆動する出力歯車と、該出力歯車に歯合する中間歯車と、該中間歯車に歯合し単一の駆動装置により回転駆動される入力歯車と、出力歯車と中間歯車の軸間距離を一定に保持する第1軸間保持リンクと、中間歯車と入力歯車の軸間距離を一定に保持する第2軸間保持リンクと、を備え、入力歯車の支持位置を固定したまま、軸箱フレームのスラブ幅方向移動に追従して出力歯車を移動し、かつ中間歯車を介して駆動力を伝達する、ことを特徴とするセミ・フライング方式幅圧下装置が提供される。また、1対の金型を用いて幅圧下する幅圧下装置であって、前記各金型をスラブ搬送ラインを挟むようにそれぞれ取付けた1対のスライドと、前記各スライドをスラブ搬送ラインを挟むように一定の偏心eで偏心運動させる偏心駆動装置と、スラブを送り方向に移動するスラブ移動装置と、を備え、金型を幅圧下方向と送り方向に偏心運動させ、少なくともスラブの圧下中にスラブの送り速度を前記偏心運動に同調させるようになっており、前記偏心駆動装置は、同一の偏心eを有する1対の駆動偏心部を有する1対の駆動軸を有し、該1対の駆動軸は、同一の軸箱フレームに回転可能に支持され、前記1対駆動偏心部は同一の前記各スライドに間隔を隔てて回転可能に支持されており、さらに、前記偏心駆動装置は、前記駆動軸に固定されこれを回転駆動する出力歯車と、該出力歯車に歯合する中間歯車と、該中間歯車に歯合し単一の駆動装置により回転駆動される入力歯車と、出力歯車と中間歯車の軸間距離を一定に保持する第1軸間保持リンクと、中間歯車と入力歯車の軸間距離を一定に保持する第2軸間保持リンクと、を備え、入力歯車の支持位置を固定したまま、軸箱フレームのスラブ幅方向移動に追従して出力歯車を移動し、かつ中間歯車を介して駆動力を伝達する、ことを特徴とするセミ・フライング方式幅圧下装置が提供される。
【0014】
前記金型の偏心運動は、幅圧下方向に2e・sinθであり、送り方向に2e・cosθであり、偏心軸の回転角θが0〜π/2の間で、圧下と送りを行う。
【0015】
上記本発明の構成によれば、偏心駆動装置(10)により各スライドをスラブ搬送ラインを挟むように一定の偏心eで偏心運動させるので、金型を幅圧下方向に偏心運動(2e・sinθで表される)させ、その間で1対の金型(2)を用いて幅圧下することができる。
【0016】
また、この圧下中に金型がスラブと接触・圧下しながら送り方向にも偏心運動(2e・cosθで表される)するので、スラブ移動装置(6)によるスラブの送り速度をこの偏心運動に同調させることにより、小さい動力でスラブを送ることができる。
【0017】
従って、従来のフライングサイジングプレスよりシンプルな構造で同等の仕事ができ、メンテナンス性に優れ安価な装置となる。しかもスタート・ストップ方式のように急加速・急減速を行わないので消費電力も小さな設備とすることができる。
【0018】
なおスラブ移動装置の送り速度は、モータ制御、またはクロスジョイント機構により実現することができる。
また、前記偏心駆動装置は、同一の偏心eを有する駆動偏心部と従動偏心部をそれぞれ有する駆動軸及び従動軸を有し、該駆動軸及び従動軸は、同一の軸箱フレームに回転可能に支持され、前記駆動偏心部と従動偏心部は同一の前記各スライドに間隔を隔てて回転可能に支持されている。
【0019】
この構成により、駆動偏心部(12a)と従動偏心部(14a)が同一の偏心eを有するので、駆動軸(12)のみを回転駆動することにより、駆動偏心部(12a)が偏心運動をし、同時に軸箱フレーム(16)を介して従動偏心部(14a)が同期して偏心運動をする。
【0020】
従って、従動軸(14)を単に同一のスライドに支持するだけで、これを駆動することなく、駆動軸(12)のみの駆動で、スライドおよぶこれに取付けられた金型を平行関係を維持したまま偏心運動させることができる。
【0021】
従って、偏心駆動装置(10)の駆動機構をシンプルに小型化できる。
また、別の構成によれば、前記偏心駆動装置(10)は、同一の偏心eを有する1対の駆動偏心部(12a)を有する1対の駆動軸(12)を有し、該1対の駆動軸(12)は、同一の軸箱フレーム(16)に回転可能に支持され、前記1対駆動偏心部(12a)は同一の前記各スライドに間隔を隔てて回転可能に支持されている。
【0022】
この構成により、1対の駆動軸(12)を駆動して、同様に偏心運動させることができる。
前記軸箱フレーム(16)をスラブ幅方向に移動させる幅設定装置(18)を備える。
【0023】
この構成により、スラブの幅変更に対応することができる。
前記偏心駆動装置(10)は、前記駆動軸(12)に固定されこれを回転駆動する出力歯車(22)と、該出力歯車に歯合する中間歯車(24)と、該中間歯車に歯合し単一の駆動装置により回転駆動される入力歯車(26)と、出力歯車(22)と中間歯車(24)の軸間距離を一定に保持する第1軸間保持リンク(28)と、中間歯車(24)と入力歯車(26)の軸間距離を一定に保持する第2軸間保持リンク(29)と、を備え、入力歯車(26)の支持位置を固定したまま、軸箱フレーム(16)のスラブ幅方向移動に追従して出力歯車(22)を移動し、かつ中間歯車(24)を介して駆動力を伝達する。
この構成により、第1軸間保持リンク(28)と第2軸間保持リンク(29)で各軸間距離を保持し、入力歯車(26)の支持位置を固定したまま、軸箱フレーム(16)のスラブ幅方向移動に追従して出力歯車(22)を移動し、かつ中間歯車(24)を介して駆動力を伝達することができる。
【0024】
従って出力歯車(22)は駆動軸(12)に直接固定されこれを回転駆動するので、大型のユニバーサル・ジョイントを用いることなく、大トルクを伝達することができる。
【0025】
また、入力歯車(26)の支持位置が固定されるので、スラブの両側に位置する2台の偏心駆動装置(10)の入力歯車(26)を、幅方向に延びる駆動軸を介して単一の効率の高い駆動装置で駆動することができる。
【0026】
なお、以上の構成は、特にサイジングプレスに適している。
更に、本発明によれば、エッジャーロールを回転駆動する駆動軸(12)に固定されこれを回転駆動する出力歯車(22)と、該出力歯車に歯合する中間歯車(24)と、該中間歯車に歯合し単一の駆動装置により回転駆動される入力歯車(26)と、出力歯車(22)と中間歯車(24)の軸間距離を一定に保持する第1軸間保持リンク(28)と、中間歯車(24)と入力歯車(26)の軸間距離を一定に保持する第2軸間保持リンク(29)と、を備え、入力歯車(26)の支持位置を固定したまま、軸箱フレーム(16)のスラブ幅方向移動に追従して出力歯車(22)を移動し、かつ中間歯車(24)を介して駆動力を伝達する、ことを特徴とするセミ・フライング方式幅圧下装置が提供される。
この構成は、特にエッジャーロールを用いたエッジャー装置に適したものであり、同様に、第1軸間保持リンク(28)と第2軸間保持リンク(29)で各軸間距離を保持し、入力歯車(26)の支持位置を固定したまま、軸箱フレーム(16)のスラブ幅方向移動に追従して出力歯車(22)を移動し、かつ中間歯車(24)を介して駆動力を伝達することができる。
【0027】
従って出力歯車(22)は駆動軸(12)に直接固定されこれを回転駆動するので、大型のユニバーサル・ジョイントを用いることなく、大トルクを伝達することができる。
【0028】
また、入力歯車(26)の支持位置が固定されるので、スラブの両側に位置する2台のエッジャーロールの入力歯車(26)を、幅方向に延びる駆動軸を介して単一の効率の高い駆動装置で駆動することができる。
【0029】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好ましい実施形態を図面を参照して説明する。なお、各図において、共通する部分には同一の符号を付し重複した説明を省略する。また、本発明において、幅圧下装置とは、サイジングプレスとエジャー装置の両方を意味する。
図1〜図3は、幅圧下装置がサイジングプレスの場合である。図1は、本発明のセミ・フライング方式幅圧下装置の全体構成図であり、図2は、図1の部分構成図、図3は、図2のA-A矢視図である。
図1及び図2に示すように、本発明のセミ・フライング方式幅圧下装置は1対の金型2を用いてスラブ1を幅圧下するサイジングプレスである。
【0030】
このサイジングプレスは、スラブ1の幅方向両側にそれぞれ設けられたスライド4、偏心駆動装置10及び幅設定装置18とスラブ1を送り方向に移動するスラブ移動装置6(図3参照)を備える。
スライド4は、各金型2をスラブ搬送ライン3(図3参照)を挟むようにそれぞれ取付けた1対設けられる。
【0031】
スラブ移動装置6は、この例ではモータ駆動のピンチローラまたはローラコンベアであり、モータ制御により送り速度を、後述する金型の偏心運動に同調させるようになっている。なお、スラブ移動装置6は、モータ駆動に限定されず、クロスジョイント機構により金型の偏心運動に同調させてもよい。
偏心駆動装置10は、各スライド4をスラブ搬送ライン3を挟むように一定の偏心eで偏心運動させるようになっている。この金型の偏心運動は、幅圧下方向に2e・sinθ、送り方向に2e・cosθであり、図3に示すように、偏心軸の回転角θが0〜π/2の間で、圧下と送りを行うようになっている。
【0032】
なおこの図において、偏心軸の回転角θは、スラブ搬送ライン3の上流側を0とする圧下方向の回転角である。
図2及び図3に示すように、本発明の偏心駆動装置10は、互いに平行に配置された駆動軸12と従動軸14を有する。この例において駆動軸12と従動軸14の軸心は、スラブの厚さ方向に延びる鉛直軸であり、かつスラブの幅方向に一定の間隔を隔てている。また、駆動軸12及び従動軸14は、同一の上下の軸箱フレーム16に軸受12b,14bを介して回転可能に支持されている。上下の軸箱フレーム16は一体に連結されているのがよい。
【0033】
なお、駆動軸12と従動軸14の配置はこの構成に限定されず、スラブの送り方向に間隔を隔てても、斜めに間隔を隔ててもよい。
駆動軸12及び従動軸14は、同一の偏心eを有する駆動偏心部12aと従動偏心部14aをそれぞれ有する。この駆動偏心部12aと従動偏心部14aは同一のスライド4に軸受13a,13bを介して回転可能に支持されている。
幅設定装置18は、例えばスクリュウジャッキであり、軸箱フレーム16をスラブ幅方向に移動させ、スラブの幅変更に対応するようになっている。この移動により、軸箱フレーム16と共に、これに支持された駆動軸12、従動軸14及びスライド4、金型2がスラブ幅方向に移動する。
上述した構成により、図3に示すように、偏心駆動装置10により各スライドをスラブ搬送ラインを挟むように一定の偏心eで偏心運動させるので、金型を幅圧下方向と送り方向に偏心運動させ、少なくともスラブの圧下中にスラブの送り速度を前記偏心運動に同調させることができる。
【0034】
すなわち、金型を幅圧下方向に偏心運動(2e・sinθで表される)させ、その間で1対の金型2を用いて幅圧下することができる。また、この圧下中に金型がスラブと接触・圧下しながら送り方向にも偏心運動(2e・cosθで表される)するので、スラブ移動装置6によるスラブの送り速度をこの偏心運動に同調させることにより、小さい動力でスラブを送ることができる。
【0035】
従って、従来のフライングサイジングプレスよりシンプルな構造で同等の仕事ができ、メンテナンス性に優れ安価な装置となる。しかもスタート・ストップ方式のように急加速・急減速を行わないので消費電力も小さな設備とすることができる。
また、上述の構成と相違し、偏心駆動装置10が、同一の偏心eを有する1対の駆動偏心部12aを有する1対の駆動軸12を有し、1対の駆動軸12は、同一の軸箱フレーム16に回転可能に支持され、1対駆動偏心部12aは同一の各スライドに間隔を隔てて回転可能に支持されている構成であってもよい。この構成により、1対の駆動軸12を駆動して、同様に偏心運動させることができる。図4は、図2のB-B矢視図である。図2及び図4に示すように、偏心駆動装置10は、更に、歯車減速装置20を有する。
歯車減速装置20は、出力歯車22、中間歯車24、入力歯車26、第1軸間保持リンク28及び第2軸間保持リンク29を有する。
【0036】
出力歯車22は、駆動軸12の一端(図2で上端)に固定されこれを回転駆動する。この出力歯車22は、幅設定装置18による軸箱フレーム16のスラブ幅方向の移動とともに幅方向に移動する。
【0037】
中間歯車24は、出力歯車22に歯合する。中間歯車24は、第1軸間保持リンク28及び第2軸間保持リンク29の一端部に支持されており、保持リンク28、29の揺動に応じて軸位置が変化する。
【0038】
入力歯車26は、中間歯車22に歯合し、その支持位置は固定されている。また、この入力歯車26は、図示しない単一の駆動装置に連結されたドライブシャフト31から、歯車32、33、34、35を介して回転駆動される。
また、第1軸間保持リンク28は、一端が出力歯車22に他端が中間歯車24に回転可能に支持されその間の軸間距離を一定に保持する。さらに、第2軸間保持リンク29は、一端が中間歯車24に他端が入力歯車26に回転可能に支持されその間の軸間距離を一定に保持するようになっている。
この構成により入力歯車26の支持位置を固定したまま、軸箱フレーム16のスラブ幅方向移動に追従して出力歯車22を移動し、かつ中間歯車24を介して駆動力を伝達することができる。
【0039】
従って出力歯車22は駆動軸12に直接固定されこれを回転駆動するので、大型のユニバーサル・ジョイントを用いることなく、大トルクを伝達することができる。
【0040】
また、入力歯車26の支持位置が固定されるので、スラブの両側に位置する2台の偏心駆動装置10の入力歯車26を、幅方向に延びる駆動軸を介して単一の効率の高い駆動装置で駆動することができる。
また、駆動偏心部12aと従動偏心部14aが同一の偏心eを有するので、駆動軸12のみを回転駆動することにより、駆動偏心部12aが偏心運動をし、同時に軸箱フレーム16を介して従動偏心部14aが同期して偏心運動をする。
【0041】
従って、従動軸14を単に同一のスライドに支持するだけで、これを駆動することなく、駆動軸12のみの駆動で、スライドおよぶこれに取付けられた金型を平行関係を維持したまま偏心運動させることができる。
【0042】
従って、偏心駆動装置10の駆動機構をシンプルに小型化できる。
また、図4に示した構成は、幅圧下装置がエッジャー装置の場合にも適用できる。
【0043】
すなわち、このエッジャー装置は、図示しないエッジャーロールを回転駆動する駆動軸12に固定されこれを回転駆動する出力歯車22と、出力歯車22に歯合する中間歯車24と、中間歯車24に歯合し単一の駆動装置により回転駆動される入力歯車26と、出力歯車22と中間歯車24の軸間距離を一定に保持する第1軸間保持リンク28と、中間歯車24と入力歯車26の軸間距離を一定に保持する第2軸間保持リンク29とを備え、入力歯車26の支持位置を固定したまま、軸箱フレーム16のスラブ幅方向移動に追従して出力歯車22を移動し、かつ中間歯車24を介して駆動力を伝達する。
この構成により。エッジャーロールを用いたエッジャー装置は、サイジングプレスの場合と同様に、第1軸間保持リンク28と第2軸間保持リンク29で各軸間距離を保持し、入力歯車26の支持位置を固定したまま、軸箱フレーム16のスラブ幅方向移動に追従して出力歯車22を移動し、かつ中間歯車24を介して駆動力を伝達することができる。
【0044】
従って出力歯車22は駆動軸12に直接固定されこれを回転駆動するので、大型のユニバーサル・ジョイントを用いることなく、大トルクを伝達することができる。
【0045】
また、入力歯車26の支持位置が固定されるので、スラブの両側に位置する2台のエッジャーロールの入力歯車26を、幅方向に延びる駆動軸を介して単一の効率の高い駆動装置で駆動することができる。
なお、本発明は上述した実施形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変更できることは勿論である。
【0046】
【発明の効果】
上述したように、本発明の幅圧下装置がセミ・フライング方式サイジングプレスの場合には、「フライング方式」のように一定速度でスラブを送るのでもなく、「スタート・ストップ方式」のように停止・送りを間欠的に繰返すのでもない、正弦波的にスラブを送ることを特徴とするものであり、1対の金型でスラブを幅圧下しながらスラブをほぼ連続的に送ることができ、駆動機構がシンプルで小型化でき、ユニバーサル・ジョイントを用いることなく圧下幅の変更に追従でき、単一の効率の高い駆動装置で両側を駆動することができる等の優れた効果を有する。
【0047】
また、幅圧下装置がエッジャー装置の場合も、駆動機構がシンプルで小型化でき、ユニバーサル・ジョイントを用いることなく圧下幅の変更に追従でき、単一の効率の高い駆動装置で両側を駆動することができる等の効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のセミ・フライング方式幅圧下装置の全体構成図である。
【図2】図1の部分構成図である。
【図3】図2のA-A矢視図である。
【図4】図2のB-B矢視図である。
【図5】従来の「スタート・ストップ方式」のサイジングプレスの構成図である。
【図6】従来の「フライング方式」のサイジングプレスの構成図である。
【図7】従来の「セミ・フライング方式」のサイジングプレスの構成図である。
【符号の説明】
1 スラブ、2 金型、3 スラブ搬送ライン、
4 スライド、6 スラブ移動装置、
10 偏心駆動装置、12 駆動軸、12a 駆動偏心部、
12b,14b 軸受、13a,13b 軸受、
14 従動軸、14a 従動偏心部、
16 軸箱フレーム、18 幅設定装置、
20 歯車減速装置、22 出力歯車、24 中間歯車、
26 入力歯車、28 第1軸間保持リンク、
29 第2軸間保持リンク、
31 ドライブシャフト、32、33、34、35 歯車
Claims (5)
- 1対の金型を用いて幅圧下する幅圧下装置であって、
前記各金型をスラブ搬送ラインを挟むようにそれぞれ取付けた1対のスライドと、
前記各スライドをスラブ搬送ラインを挟むように一定の偏心eで偏心運動させる偏心駆動装置と、
スラブを送り方向に移動するスラブ移動装置と、を備え、
金型を幅圧下方向と送り方向に偏心運動させ、少なくともスラブの圧下中にスラブの送り速度を前記偏心運動に同調させるようになっており、
前記偏心駆動装置は、同一の偏心eを有する駆動偏心部と従動偏心部をそれぞれ有する駆動軸及び従動軸を有し、
該駆動軸及び従動軸は、同一の軸箱フレームに回転可能に支持され、前記駆動偏心部と従動偏心部は同一の前記各スライドに間隔を隔てて回転可能に支持されており、
さらに、前記偏心駆動装置は、前記駆動軸に固定されこれを回転駆動する出力歯車と、該出力歯車に歯合する中間歯車と、該中間歯車に歯合し単一の駆動装置により回転駆動される入力歯車と、出力歯車と中間歯車の軸間距離を一定に保持する第1軸間保持リンクと、中間歯車と入力歯車の軸間距離を一定に保持する第2軸間保持リンクと、を備え、入力歯車の支持位置を固定したまま、軸箱フレームのスラブ幅方向移動に追従して出力歯車を移動し、かつ中間歯車を介して駆動力を伝達する、
ことを特徴とするセミ・フライング方式幅圧下装置。 - 1対の金型を用いて幅圧下する幅圧下装置であって、
前記各金型をスラブ搬送ラインを挟むようにそれぞれ取付けた1対のスライドと、
前記各スライドをスラブ搬送ラインを挟むように一定の偏心eで偏心運動させる偏心駆動装置と、
スラブを送り方向に移動するスラブ移動装置と、を備え、
金型を幅圧下方向と送り方向に偏心運動させ、少なくともスラブの圧下中にスラブの送り速度を前記偏心運動に同調させるようになっており、
前記偏心駆動装置は、同一の偏心eを有する1対の駆動偏心部を有する1対の駆動軸を有し、該1対の駆動軸は、同一の軸箱フレームに回転可能に支持され、前記1対駆動偏心部は同一の前記各スライドに間隔を隔てて回転可能に支持されており、
さらに、前記偏心駆動装置は、前記駆動軸に固定されこれを回転駆動する出力歯車と、該出力歯車に歯合する中間歯車と、該中間歯車に歯合し単一の駆動装置により回転駆動される入力歯車と、出力歯車と中間歯車の軸間距離を一定に保持する第1軸間保持リンクと、中間歯車と入力歯車の軸間距離を一定に保持する第2軸間保持リンクと、を備え、入力歯車の支持位置を固定したまま、軸箱フレームのスラブ幅方向移動に追従して出力歯車を移動し、かつ中間歯車を介して駆動力を伝達する、
ことを特徴とするセミ・フライング方式幅圧下装置。 - 前記金型の偏心運動は、幅圧下方向に2e・sinθであり、送り方向に2e・cosθであり、偏心軸の回転角θが0〜π/2の間で、圧下と送りを行う、ことを特徴とする請求項1又は2に記載のセミ・フライング方式幅圧下装置。
- 前記軸箱フレームをスラブ幅方向に移動させる幅設定装置を備える、ことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のセミ・フライング方式幅圧下装置。
- エッジャーロールを回転駆動する駆動軸に固定されこれを回転駆動する出力歯車と、該出力歯車に歯合する中間歯車と、該中間歯車に歯合し単一の駆動装置により回転駆動される入力歯車と、出力歯車と中間歯車の軸間距離を一定に保持する第1軸間保持リンクと、中間歯車と入力歯車の軸間距離を一定に保持する第2軸間保持リンクと、を備え、
入力歯車の支持位置を固定したまま、軸箱フレームのスラブ幅方向移動に追従して出力歯車を移動し、かつ中間歯車を介して駆動力を伝達する、ことを特徴とするセミ・フライング方式幅圧下装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002252872A JP3695655B2 (ja) | 2002-08-30 | 2002-08-30 | セミ・フライング方式幅圧下装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002252872A JP3695655B2 (ja) | 2002-08-30 | 2002-08-30 | セミ・フライング方式幅圧下装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2004090018A JP2004090018A (ja) | 2004-03-25 |
| JP3695655B2 true JP3695655B2 (ja) | 2005-09-14 |
Family
ID=32059042
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2002252872A Expired - Fee Related JP3695655B2 (ja) | 2002-08-30 | 2002-08-30 | セミ・フライング方式幅圧下装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3695655B2 (ja) |
-
2002
- 2002-08-30 JP JP2002252872A patent/JP3695655B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2004090018A (ja) | 2004-03-25 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP3177536B2 (ja) | ウエブ材料のロールまたはログを複数の小ロールに切断する機械および方法 | |
| EP1676650B1 (en) | Plate reduction press apparatus and methods | |
| JP2749955B2 (ja) | フライングすえ込みプレス | |
| JP2538220B2 (ja) | 整頓装置およびその動作方法 | |
| JP2001080053A (ja) | 長尺印刷物用印刷装置 | |
| JP3695655B2 (ja) | セミ・フライング方式幅圧下装置 | |
| WO2000030777A1 (fr) | Ajusteur de joint de moule metallique pour dispositif de pressage de plaque | |
| JP2000210701A (ja) | 幅圧下プレス方法及び装置 | |
| JP7756615B2 (ja) | 板状部材送り装置 | |
| JP3991137B2 (ja) | カウンターウエイト付厚み圧下プレス | |
| JP2602116Y2 (ja) | ローリングカットシャー装置 | |
| JPH0318028Y2 (ja) | ||
| CN222273123U (zh) | 一种输送带过渡装置及应用其的磨边机 | |
| JP2966996B2 (ja) | ロールフィード装置 | |
| JPH064961Y2 (ja) | 幅圧下装置 | |
| JPH0427897Y2 (ja) | ||
| JP2001321061A (ja) | 生地延ばし装置 | |
| JPH05244Y2 (ja) | ||
| JP4437709B2 (ja) | 対向型走間プレス装置 | |
| JP3511564B2 (ja) | フライングプレスの制御装置 | |
| JP2995507B2 (ja) | 紙送り装置 | |
| JP4165724B2 (ja) | 板厚圧下プレス装置及び方法 | |
| JPS6281241A (ja) | スラブ幅圧下連続鍛造機の圧下機構 | |
| JPH02274304A (ja) | 水平対向型プレス装置 | |
| JPH02147109A (ja) | プレス式スラブ幅減少装置 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040518 |
|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050218 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050223 |
|
| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050413 |
|
| TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20050610 |
|
| A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20050623 |
|
| R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 3695655 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080708 Year of fee payment: 3 |
|
| S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
| S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080708 Year of fee payment: 3 |
|
| R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080708 Year of fee payment: 3 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090708 Year of fee payment: 4 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090708 Year of fee payment: 4 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100708 Year of fee payment: 5 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110708 Year of fee payment: 6 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110708 Year of fee payment: 6 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120708 Year of fee payment: 7 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120708 Year of fee payment: 7 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130708 Year of fee payment: 8 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |