JP3702168B2 - 画面表示方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、スタンドアローンのコンピュータあるいはネットワークに接続された端末あるいはクライアントコンピュータ、サーバコンピュータまたはホストコンピュータ等各種の情報処理装置に対してログインやアクセスを行なうための画面表示方法に関し、特に低年齢のユーザに好適な画面表示方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ユーザにパソコンやネットワークの使用を許可する場合、個人認証を行なっている。
【0003】
個人認証の方法は、ユーザIDおよびパスワードを使用した認証がもっとも一般的である。
【0004】
この認証方法は、ユーザにIDに関連付けて、照合用パスワードをアクセス対象のコンピュータに保存しておく。ユーザはキーボードからユーザIDおよび自己に割り当てられたパスワードを入力する。コンピュータはキーボードから入力されたユーザIDに基づき、内部に記憶された照合用パスワードを取り出す。取り出された照合用パスワードと、キーボードから入力されたパスワードとのマッチングをを行なう。2つのパスワードが一致した場合には、ユーザはアクセス(ログイン)が許可された人間として、コンピュータの使用が許可される。一方、上記2つのパスワードが一致しない場合には、パスワードの入力処理が繰り返され、ユーザはコンピュータ内の各種のプログラムを使用することができない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
従来、この種類の個人認証システムでは、ユーザがパスワードを文字(記号を含む)の形態でキーボーボードから入力する。
【0006】
しかしながら、低学年の小学生は文字を教わっていないので、キーボードから文字を入力することは小学生にとっては大変な労力となる。そこで、絵やイラスト、写真など(以下イメージと総称する)を貼り付けた複数のボタンを用意し、複数のボタンの中の1つを選択したり、あるいは複数のボタンの操作順が予め定めたものとなった場合に、コンピュータの使用を許可することが考えられる。しかしながら、生徒ごとに複数の絵の選択順を異ならせると、用意しなければならないボタンの数も非常に多くなり、かえって、生徒が混乱してしまう。
【0007】
また、低学年の生徒はコンピュータの操作を習熟するのに時間がかかり、誤操作を起こしやすい。
【0008】
そこで、本発明の目的は、ユーザの誤操作を防ぐ画面表示方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
このような目的を達成するために、請求項1の発明は、複数のクライアント・コンピュータを有し、それらの表示装置が表示画面上で複数のドライブアイコンを表示する情報処理システムにおいて、前記複数のクライアント・コンピュータの中のログインが許されたクライアント・コンピュータのユーザを識別する手段と、各ユーザに対応させて表示すべきドライブアイコンと隠すべきドライブアイコンとを示すテーブルを記憶する手段と、前記複数のクライアント・コンピュータの中のログインが許されたユーザが使用するクライアント・コンピュータの表示装置の表示画面上で、前記記憶する手段により記憶されているテーブルに基づいて、複数のドライブアイコンを表示しおよび隠す手段とを備えたことを特徴とする。
【0010】
請求項2の発明は、複数のドライブアイコンを表示装置の表示画面上で表示するクライアント・コンピュータにおいて、ログインが許されたユーザを識別する手段と、各ユーザに対応させて表示すべきドライブアイコンと隠すべきドライブアイコンとを示すテーブルを記憶する手段と、ログインが許されたユーザに対応させて、前記記憶する手段により記憶されているテーブルに基づいて、前記表示装置の表示画面上で複数の複数のドライブアイコンを表示しおよび隠す手段とを備えたことを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。
【0012】
図1は本発明を適用したLAN(ローカルエリアネットワーク)システムのシステム構成を示す。図1において、10はクライアントである。20はサーバである。
【0013】
サーバ20内はイーサネットなどのLANケーブルに接続する入出力インターフェース(I/O)21、CPU22、システムメモリ23、ハードディスク24等を有する。クライアントも同様の構成である。クライアント10およびサーバ20も商用のコンピュータを使用することができるので、ハードウェアの詳細な説明を要しないであろう。
【0014】
クライアント10にはウィンドウズ98(マイクロソフト社の商標)などのオペレーティングシステムが搭載され、サーバ20にはウィンドウズNT(マイクロソフト社の商標)などのネットワーク管理ソフトが搭載されている。本実施形態では個人認証システムを実現するためのアプリケーションソフトとしてクライアントに搭載するソフトとサーバ20に搭載されるソフトが用意されている。本実施形態ではクライアント10に搭載されるソフトを認証ツールと呼び、サーバ20に搭載されるソフトを管理ツールと呼ぶことにする。
【0015】
このようなネットワークシステムに対してクライアント10からログインする際に、認証ツールが自動起動され、ユーザは後述するGUI(グラフィカルユーザインターフェース)を使用してログインする。
【0016】
サーバ20はログイン時にクライアントから送られてくる情報(認証ツールにより発生)を上記管理ツールによりユーザIDおよびパスワード(文字の形態)に変換する。変換されたユーザIDおよびパスワードを使用して従来と同様のパスワード認証方法により個人認証が行なわれる。個人認証の結果はサーバ20からクライアント10に送られる。クライアント10では、個人認証結果がログイン許可を示す場合には、認証ツールのプログラムの実行を終了し、ネットワークへのログインを許可する。
【0017】
一方、個人認証結果がログイン不許可を示す場合には、再び、認証ツールによる認証が繰り返される。
【0018】
管理ツールは上記認証機能に加えてユーザ登録機能を有する。この機能を利用して、学校の先生は、自分のクラスの生徒の名前、学年、クラス名等の個人情報をサーバ20内のファイル(登録ユーザファイルと称する)に登録する。本システムの新規特徴を以下に示す。
(1)(a)個人認証のために使用するクライアント10のGUI、このGUIを使用して生徒は自分が属する組織、具体的には学年、クラス名、自己のユーザ名およびパスワードとしての絵の組み合わせを指示する。
(b)上記GUIを使用して入力された情報をサーバ20の管理ツールがユーザIDおよびパスワードに変換する点
(2)先生が生徒の学年及び氏名(本発明のユーザ名)を登録するとユーザIDや出席番号、生徒に割り当てるパスワードを自動設定する機能をサーバ20の管理ツールが有する。
(3)セキュリティレベルが複数あり、生徒の学年に応じてセキュリティの内容(ポリシー)を先生が自己のクライアント10からポリシーを選択できる。このポリシーの中に生徒のクライアント10のドライブのアイコンの表示/非表示の設定が含まれる。
(4)生徒が進級する時期(3月)になったことがサーバ20内の時計機能により検出されると、登録ユーザファイルの中の学年情報が自動的に1学年上に更新される。現在の最高学年の生徒のユーザ情報(氏名、ユーザID等のレコード)は自動的に登録ユーザファイルから削除される。
(5)その他
このようなシステム構成で実行されるユーザ登録処理および個人認証処理を説明する。
ユーザ登録および個人認証で使用するGUIの表示画面を説明する。GUIを構成するボタン、表、プルダウンメニュー等はすでに周知であるので、これらの機能のみを説明する。
【0019】
図2は、ユーザ登録画面の一部を示す。この画面は、ユーザ登録が許可されたユーザ、本実施形態では先生が、クライアント10側に搭載された職員用ツールを起動すると、図2の表示画面が表示される。
【0020】
図2において、201は最新の情報の表示を指示するボタンである。202はユーザアカウントの登録処理への移行を指示するボタンである。203は登録されているユーザ情報の変更処理への移行を指示するボタンである。204はユーザアカウントの削除処理への移行を指示するボタンである。
【0021】
205は他のファイルたとえば、住所録ファイルなどからユーザ情報を読み込む処理に移行するように指示するボタンである。206はシート211の並び替えを指示するボタンである。207はユーザID(ユーザ名と異なる点に注意)の自動設定を指示するボタンである。208は出席番号の自動設定を指示するボタンである。209はパスワードの自動設定を指示するボタンである。210はカード、すなわち、生徒ごとにパスワードの絵の組み合わせを記載したカードの作成を指示するボタンである。
【0022】
211はユーザ情報を記載したシートであり、シート211に記載されたユーザ情報はサーバ20内に登録ユーザファイルとして保存され、クライアント10により登録ユーザファイルから読み出したユーザ情報がシート211の形態でクライアント10に表示される。
【0023】
212はタブ(索引)と呼ばれるGUIであり、タブ212をクリックすると、タブに対応するシートが表示される。本実施形態ではタブに対して1〜6学年を用意している。
【0024】
シート211に記載するユーザ情報の内、先生が手動入力するアイテムは姓名、およびその読み(ひらがなの文字列)男女の性別、組、である。出席番号、ユーザIDおよび不図示のパスワードは自動設定される。なお、パスワードの記載欄はセキュリティ上の問題から図に示していない点を容赦されたい。
【0025】
図3はユーザ情報登録者、すなわち先生のクライアント10のみに表示することができるセキュリティ画面である。301は設定対象の学年を指定するリストボックスである。302はセキュリティのポリシーの設定モードを指定するボタンであり、本実施形態では3種類のポリシー設定モードを用意している。第1は推奨モードであり、このモードが選択されると、セキュリティポリシー(セキュリティの内容)はサーバ20により半自動的に決定される。第2はカスタマイズモードであり、このモードが選択されると、予め用意されたリスト内のアイテムについてユーザが要否を決定する。第3はポリシーエディタ(ウィンドウズNTに搭載されているセキュリティ内容を手動操作で編集するための周知のプログラム)を使用してセキュリティポリシーを設定するモードである。
【0026】
図4はユーザ情報登録者のクライアント10に表示され、図3の推奨モードが選択されたときに表示される画面である。図4において、401はセキュリティのレベルの選択するボタンであり、本実施形態では5つのセキュリティレベルが用意されている。5つのボタンのいずれか1つを先生が操作すると、そのボタンに対応したセキュリティレベルのセキュリティポリシーが自動設定される。402にはこれまでに設定されたセキュリティポリシーをクリアするボタンである。
【0027】
図5は図2のユーザ名の設定ボタン207が操作されたときに表示される画面(GUI)を示す。図5において、501はユーザIDの決定方法を選択するボタン群である。502にはボタン選択の確定を指示するOKボタンである。図5で示されるユーザ名はユーザIDを意味する。本実施形態では、
(1)出席番号でシートを並び替えてからユーザIDを割り当てる方法
(2)氏名でシートを並び替えてからユーザIDを割り当てる方法
(3)シートの並び替えを行なわずユーザIDを割り当てる方法
の3種類のユーザ名の決定方法が用意されている。
【0028】
図6は図5のOKボタン603が操作されたときに表示される画面を示す。図6において、601はユーザIDの先頭部分(接頭辞)の文字列を入力する領域である。602は生徒の入学年度を入力する領域である。本実施形態ではユーザIDは接頭辞、入学年度を示す数字、その自動的に決定された文字列で構成される。本実施形態では、ユーザIDから電子メール用のユーザアカウントが自動作成される。
【0029】
図7は生徒に割り当てたパスワード、すなわち絵の組み合わせを知らせるカードの表示画面(GUI)を示す。表示画面上のカード群701と同じイメージがプリンタにより印刷されて、その印刷結果が生徒に配布される。
【0030】
図8は生徒のクライアント10がネットワークにログインするとき、たとえば、クライアント10の電源が投入されたときに表示されるログイン用画面(GUI)を示す。801は学年選択用のボタン群である。
【0031】
図9は図8の画面で学年が指示された後に表示される画面(GUI)を示し、クラス名選択ボタン901によりユーザのクラス名を選択する。ボタン901のクラス名の表示には低学年は数字とひらがなが使用され、高学年は数字と漢字が使用される。これも本実施形態の新規特徴である。
【0032】
図10は図9の画面でクラス名が選択された後に表示される画面を示す。図10において、画面1001内のリストボックス1002内の名前をマウスにより選択すると、図11の画面が現れる。
【0033】
図11はパスワード入力画面(GUI)を示す。図11において、画面1101内にはプルダウンメニュー1102が用意されている。プルダウンメニュー1102にの矢印図形にマウスカーソルを位置させた状態でマウスの左ボタンをクリックすると、プルダウンメニュー内の選択候補が表示される。選択候補はイラスト,写真、図形などが使用される。プルダウンメニュー内の複数の選択候補の中の1つをユーザがマウスの操作で選択する、この操作を4つのプルダウンメニュー1102についてユーザが行なう。選択された絵の組み合わせが文字列形態のパスワードに変換される。
【0034】
以上の画面の説明を踏まえて本発明に係るログイン関連処理を図12〜図15のフローチャートを参照して説明する。
【0035】
本実施形態では、生徒が使用するツールとして小学生向けのツール、中学生向けのツールが用意されている。このツールはログイン機能(上述の認証ツール)と時間割などのスケジュールを作成する機能および電子メール機能を有する。このツールがクライアント10にインストールされたときに本発明に係るパスワード入力用プログラムがクライアント10内に搭載される。
【0036】
また、上記スケジュール作成やユーザ登録およびログインのために先生が使用する職員用ツールおよびセキュリティポリシーを設定するためのポリシーツールが用意されている。生徒のクアイアン10には小学生向けのログインツールまたは中学生向けのツールが搭載されているものとする。また、先生のクライアント10には職員用ツールおよびポリシーツールが搭載されているものとする。サーバ20には上記生徒および先生のツールと情報の授受を行なう管理ツールおよび登録ユーザファイルが搭載されているものとする。
【0037】
(一般処理)
図12はクライアント10が電源投入された時あるいはログイン時に実行する処理内容を示す。
【0038】
電源が投入されると、クライアント10では上記ツール内のログイン機能を実行して、生徒については本発明のログイン処理(後述)を行なう(ステップS1210→S1215)。ユーザが入力したパスワードが正規のものであれば(ステップ1216がYES判定)、クライアント10のディスプレイにはいわゆるディスクトップが表示される(ステップS1217)。
【0039】
この後、電源が断されるまで、ステップS1220〜S1225又はS1230の間のループ処理が繰り返される。ユーザ(生徒または先生)がツールの起動を指示した場合、たとえば、ツールに割り当てたアイコンの操作等によりツールの起動が指示された場合には、その指示がステップS1220で検知され、ツールが起動される。ユーザは起動されたツールにより時間割のスケジュールを閲覧したり電子メールの送受信を行なう。これらの処理は本発明とは関係ないので詳細な説明を省略する。
【0040】
(ユーザ登録処理)
先生はクライアント10からログインを行なう。先生のログイン方法はセキュリティの関係で一般には公開できないので、説明としては従来と同様の文字列形態でのユーザIDとパスワードの入力によりログインを行なうものとする。このログイン処理は図12のステップS1215で行なわれる。この後、先生はクライアント10で職員用ツールを起動し(ステップS1225)、ユーザ設定モードを選択する。この選択に応じて、クライアント10からの指示でサーバ20内の登録ユーザファイルがクライアント10に送信され、図2の画面がクライアント10の表示画面に表示される。また、クライアント10では図13の処理手順が開始される。この表示画面上の所望の学年のタブ212を先生がマウス操作により選択すると、クライアント10は選択された学年のユーザ情報をシート211の形態で切り替え的に表示する(ステップS1370)。また、先生は表示画面上のシート211内の入力位置を指定し、キーボードから生徒のユーザ情報を入力すると、その入力位置から、データ入力であることが検出されて、クライアント10(CPU)は入力するデータを内部のシステムメモリに一時記憶する(ステップS1310→S1315)。先生が生徒のユーザ情報の入力を終了すると、必要があれば、シートの並び替えを行なう。並び変えは先生がシート211の所望の列を指定した後、シートの並び替えボタン206を操作すると、クライアント10ではステップS1330でボタン206の操作が検知され、指定された列に基づくデータ(システムメモリ内に記憶された登録ユーザファイルのデータ)全体の並び替え処理が行なわれる(ステップS1330→S1335)。たとえば、氏名が選択された場合には、日本語ではあいうえお順、英文字ではabc順にシステムメモリ内登録ユーザファイルのデータが並び替えられる。
【0041】
次に先生が出席番号の設定ボタン208を操作すると、その操作がステップS1350で検出され、シートの行の先頭から1、2....というように出席番号が与えられる。出席番号は行の位置と対応するように与えられる。割り当てられた出席番号がシステムメモリ内の登録ユーザファイルの記載欄に書き込まれる(ステップS1355)。
【0042】
この後、先生が図2のユーザ名(ユーザID)の設定ボタン207を操作する。この操作はステップS1340で検知され、ステップS1345でユーザIDが自動決定される。より具体的には、ボタン207の操作後、図6の画面が先生のクライアント10の表示画面に表示される。先生は、所望のボタンを操作する。この例の場合、出席番号による並び替えは既に行なっているので、最下段のボタンを操作する。氏名順により並び替えを行なってからユーザ名を設定したい場合には中段のボタンを操作する。
【0043】
この後、図6の画面が表示されるので、先生は接頭辞および生徒の入学年度を入力する。クライアント10は操作されたボタンに対応する並び替えを行なった後、ユーザ名を割り当てる。この際に図6の画面で入力された接頭辞および入学年度を使用してユーザIDを作成する。セキュリティの関係上詳細には明らかにしないが、一番容易な簡単な方法を紹介すると、接頭辞、入学年度および出席番号を組み合わせることによって、ユーザIDを作成することができる。また、乱数器で生徒それぞれに割り当てる文字列を発生し、上記接頭辞と入学年度と組み合わせてもよい。
【0044】
先生は、次に図2のパスワードの再設定ボタン207を操作する。この操作が図13のステップS1320で検出されて、ステップS1325でユーザID毎にパスワードが自動作成される。パスワードの作成方法もセキュリティの関係から公開できないが、説明の便宜上周知の例を紹介すると、氏名を暗号化することによりパスワードの文字列を作成することができる。ただし、本実施形態では絵の組み合わせによりパスワード入力を行なうので、絵の組み合わせと、その組み合わせに対応するパスワード文字列の間には対応関係を持たせる必要がある。
【0045】
作成されたパスワードはシステムメモリ内のユーザ登録ファイル内のパスワード記載欄に書き込まれる。
【0046】
先生が生徒のために絵のパスワードを配布する時は、先生は図2のカード作成ボタンを操作する。この操作が図13のステップ1360で検出され、ステップS1365でカードデータが表示される。カードデータは図7に示すように表示画面に表示される。
【0047】
上述したように絵の組み合わせと、登録ユーザファイルに記載されるパスワードの文字列とは対応関係があるために、登録パスワードの文字列と、カードで使用するイメージのファイル名との対応表を作成しておけば、クライアント10はその対応表に基づきカードで使用するイメージを取得することができる。この対応表および後述のログイン時に使用する入力用の選択イメージ(カードに貼り付けるイメージ)はサーバ20に記憶しておいてもよいし、各クライアント10内に記憶するようにしてもよい。また、対応表に代わり、パスワードの文字列からイメージのファイル名を導く変換式を使用して、イメージのファイル名を取得してもよい。
【0048】
本実施形態では登録ユーザファイルが有する学年、クラス名および氏名についてのデータと、パスワードの文字列から変換された絵のイメージによりカードが作成される。先生が表示画面上の不図示のメニューを使用して印刷を指示すると、図6と同じカードがプリンタから印刷される。
【0049】
上述の上述の設定処理が終了すると、クライアント10はサーバ20内の登録ユーファイルを自己のシステムメモリ内に記憶された登録ユーザファイルでサーバ20側の登録ユーザファイルを書き換える。サーバ20の管理ツールは、登録ユーザファイルに記載されたユーザIDおよびパスワードを学年ごとにグループ化してウィンドウズNTに引き渡す。ウィンドウズNTでは、引き渡されたデータに基づいて、ログイン管理テーブルに学年ごとのグループを作成し、ユーザ名(ユーザID)およびパスワードを登録する。このログイン管理テーブルは従来、文字の形態でパスワード照合する際に使用される周知のテーブルである。
【0050】
本実施例で述べているツールは本発明に係るログイン機能のほかに電子メール機能をも有する。このために自動設定されたユーザ名を使用して電子メールのユーザアカウントを自動的に登録することができる。この形態では、図2の左端のチェックボタンを先生が操作してチェック記号を入力し、ユーザアカウントの登録ボタン202を操作すると、チェック記号が入力された生徒には電子メール用のユーザアカウントが通信サーバ内のユーザアカウント登録ファイルに自動登録される。電子メール用のユーザアカウントはユーザIDと@記号およびドメイン名を組み合わせることで自動作成することができる。ドメイン名は不図示の通信サーバから取得する(ステップ1370のその他の処理)。
【0051】
以上説明した処理の他、図2で表示されている各種のボタンを操作することにより、ユーザ情報の変更や、ユーザアカウントの削除、他のファイルイからユーザ情報を読み込む(インポート)する処理などが行なわれる。
【0052】
(ログイン処理)
生徒のクライアント10のログイン処理を図14を参照して説明する。図14は生徒のクライアント10側に搭載されたツール内のログイン関係の認証ツールの内容を示す。
【0053】
生徒のクライアント10の電源が投入された時、あるいはログインが指示されたとき、図15のプログラムがクライアント10において実行される。クライアント10は、図8の画面のイメージ作成データを使用してGUI用の表示用イメージを作成し、表示画面に表示する(ステップS1410)。図8〜図11のイメージを作成するためのイメージ作成データはサーバ20に保存しておいて、クライアント10が読み出してもよいが、本実施形態ではクライアント10のハードディスクにイメージ作成用データが保存されているものとして説明する。この画面イメージに貼り付けられるボタンの個数および表記は登録ユーザファイルに記載された学年、クラス名および氏名の情報を使用して自動作成される。また、学年、クラス名、各クラスの生徒名を有し、生徒が属する組織の階層構造を示すデータがツリーの形態でサーバ20側で作成され、階層構造を示すデータがサーバ20のハードディスクに記憶されているものとする。
【0054】
生徒は図8の画面上でマウスを使用して、自分の学年に対応するボタンを操作する(ステップS1420)。
【0055】
クライアント10では階層構造を示すデータおよび表示用イメージ作成データに基づき、クラス名選択用のGUIを作成し、図9に示すように表示する(ステップS1430→S1410)。クラス名が生徒により選択されると上記階層構造にしたがって、選択された生徒名を表示し、自己の名前を選択する図10の画面が作成され、表示される(ステップ14030→S1410)。
【0056】
生徒が図10の画面で自己の名前を選択すると(ステップS1420)、最後に図11の絵のパスワード入力画面が表示される(ステップ1430→S1410)。ユーザはブルダウンメニュー1102を使用して複数の絵の中から自己に割り当てられた絵を選択する(ステップS1420)。
【0057】
以上の操作を生徒が行なうとクライアント10はパスワード入力操作が終了したと判断し(ステップS1425がYES判定)、手順をステップS1430に進める。クライアント10は選択された絵の組み合わせを予め定められた対応関係に基づきパスワードの文字列に変換する。また、図10の画面で選択された名前および絵の組み合わせから変換したパスワード(文字列)をサーバ20に送信する(ステップS1440→S1450)。サーバ20の管理ツールは受信した名前に基づきユーザ登録ファイルを検索し、ユーザIDを取得する。
【0058】
ウィンドウズNTの有するパスワード照合機能により、管理テーブルに登録されたパスワード(上記検索により取得されたユーザIDに対応のパスワードであって、ウィンドウズNTの管理テーブルに記載されたパスワード)とクライアントから送信されたパスワードの照合が行われる。照合の結果2つのパスワードが一致すれば、その旨の情報がクライアント10に送られて従来と同様、ログインが許可される(ステップS1460)。なお、このとき、クライアント10が有するテーブル、すなわち、アイコンの表示/非表示を示す属性を記載した属性テーブルの中に、ドライブアイコンに関する表示/非表示の属性データが書き込まれる。この後、クライアント10は図14の処理を終了し,図12のステップ1215からステップS1216→S1217の処理へと移行する。
【0059】
従来、ファイルに関するアイコンの表示/非表示はクライアント10のユーザが設定できた。しかしながら、本システムではドライブのアイコンの表示/非表示を設定することおよびシステム管理者(この場合先生)がクライアントのドライブのアイコンの表示/非表示を設定することが可能な点が新規な特徴となる。
【0060】
一方、2つのパスワードが一致しなかった場合には、クライアント10はエラーメッセージを表示画面に表示する(ステップS1460→S1465)。これにより手順は図13のステップS1215→S1216→S1210と進み、再びパスワード入力を促すので、ユーザは、ログインを行なうことができない。
【0061】
セキュリティポリシーを決定するポリシーツールを先生が起動すると、図3の画面が表示される。この中のカスタマイズモードを先生が指定し、設定したい学年を選択すると、複数のセキュリティ項目について実行の要否を設定する画面が表示される。この表示画面で表示される複数のセキュリティ項目の中にドライブを示すアイコンの非表示の要否を設定する項目がある。先生が所望のドライブの非表示を設定すると(たとえば、チェックボタンオン)、ドライブごとの表示/非表示を示す属性がサーバ20内のセキュリティ情報テーブルに書き込まれる。非表示が可能なドライブはフロッピーディスクのAドライブ、D以降のドライブである。ちなみに、パーティション(記憶領域の分割)を設けない場合には、Cドライブはハードディスクであり、DはCDROMとなる。ドライブのアイコンがマウスにより指定されると、従来では、ドライブの中に記憶されたオブジェクト(ホルダ、ファイル、プログラム等)のアイコンが表示される。
【0062】
設定されたセキュリティ項目の内容はグループ(学年)に関連付けられてセキュリティ情報テーブル)の形態でサーバ20内のハードディスク内に記憶される。
【0063】
生徒のクライアント10が上述の個人認証処理によりログインが許可されると、サーバ20はログインしたクライアントがどのグループに属するかを判別し、判別したグループに対応する属性、この場合、ドライブアイコンの表示/非表示の属性を読み出してクライアント10側の管理テーブルに書き込む。
【0064】
上述したように、従来から、ファイルに関する表示/非表示を示す属性を記載したテーブルをクライアント10が有しているので、この管理テーブルにドライブに関する属性が書き加えられる。
【0065】
クライアント10では表示画面の内容が切り替えられるたびにその表示画面にで表示するイメージをシステムメモリ内で作成する。このときに図15のプログラムが実行される。クライアント10は管理テーブルに記載されたアイコン情報(アイコンのイメージの格納アドレス、ファイルまたはドライブの名称、表示位置、表示/非表示等の属性)を順次に読み出して、属性情報に基づき、表示/非表示を判定する(ステップS1510→S1520)。非表示の属性を持つアイコンは図15のステップ1520の判定処理がYESとなり、システムメモリ上で作成されることはない(ステップS1520→エンド)。一方、属性が表示のアイコン、たとえば、Cドライブのアイコンは、アイコンイメージがハードディスクから読み出されて、表示位置に対応させてシステムメモリ上の画面イメージの中に組み込まれる(ステップS1520→S1530)。このようにして管理テーブルに記載れたアイコン情報すべてについて上述の処理を行うと、システムメモリ上で作成された画面イメージはビデオメモリを介してディスプレイに送られて表示される。
【0066】
クライアント10を使用する生徒には、非表示が設定されたドライブアイコンは見ることができないので、まちがって、そのドライブアイコンをご操作することもない。
【0067】
上述の実施形態の他に次の形態を実施できる。
1)上述の実施形態は、クライアント・サーバシステムに本発明を適用する例を示したが、スタンドアローンの情報処理装置やホスト装置と端末装置からなるシステムにも適用することができる。情報処理装置はパソコンに限ることはない。また、インターネットにネットワークに接続されたサーバに対してクライアントがログインする場合にも本発明を適用することができる。スタンドアローンの情報処理装置の場合には、先生がクライアント10で行った処理およびサーバ20が行った処理を情報処理装置で実行する。ホスト端末システムでは、端末装置がクライアント10に対応し、ホスト装置がサーバ20に対応する。
【0068】
また、上記クライアント10で行う処理の一部をサーバ20側で行ってもよいし、サーバ20が行う処理の一部をクライアント10が行ってもよい。
2)上述の実施形態では個人認証をネットワークへのログインに使用したが、クライアントの使用を許可する目的、特定のファイルやデータベースの使用を許可する目的、特定の記録領域に対するアクセスを許可する目的、サーバにアクセスする目的等各種のアクセス制限のために本発明を適用することができる。
3)上述の実施形態では登録ユーザファイル中のレコード(ユーザ名に関連する複数のデータ)中の学年は自動的に更新されたが、クライアント10からの先生の手動操作により自動更新を行ってもよい。卒業生のレコードの削除についても同様である。
4)上述の実施形態では従来のネットワーク管理プログラム(ウィンドウズNT)のログイン管理機能を使用するため登録ユーザファイルのユーザ名と照合用パスワードを従来の管理テーブル側にも引き渡している。しかしながら、パスワードの照合時に登録ユーザファイルから照合用パスワードを読み出してもよい。また、従来の管理テーブルの中に登録ユーザファイルを作成してもよい。
【0069】
上述の実施形態の他に種々の変形が可能であるがその変形が本願の特許請求の範囲に記載された技術思想に基づく限り、その変形は本発明の技術範囲内となる。
【0070】
【発明の効果】
以上、説明したように、本発明では、セキュリティ目的でクライアントのドライブのアイコンを非表示とすることができるので、まちがって、ドライブのアイコンを操作して、ドライブに記憶された情報を変更するトラブルを解消することができる。
【0071】
さらに、本発明では、あるクライアントから他のクライアントのドライブのアイコンを非表示に設定できるので、操作の方法に習熟していないクライアントがドライブのアイコンを非表示に設定する操作を行なう必要がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施形態のシステム構成を示すブロック図である。
【図2】本発明実施形態のユーザ登録用の画面を示す説明図である。
【図3】本発明実施形態のセキュリティの設定モードを指定するための画面を示す説明図である。
【図4】本発明実施形態のセキュリティレベルを設定するための画面を示す説明図である。
【図5】本発明実施形態のユーザIDの決定方法を選択するための画面を示す説明巣である。
【図6】本発明実施形態のユーザIDの先頭部分の文字を入力する画面を示す説明図である。
【図7】本発明実施形態の生徒に割り当てるパスワード(絵の組み合わせ)の出力例を示す説明図である。
【図8】本発明実施形態の学年選択画面を示す説明図である。
【図9】本発明実施形態のクラス名選択画面を示す説明図である。
【図10】本発明実施形態の生徒名選択画面を示す説明図である。
【図11】本発明実施形態のパスワード選択画面を示す説明図である。
【図12】本発明実施形態のメイン処理手順を示す説明図である。
【図13】サーバ20が実行するユーザ登録処理の内容を示すフローチャートである。
【図14】クライアント10で実行されるログイン処理の内容を示すフローチャートである。
【図15】ドライブの表示制御内容を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 クライアント
20 サーバ
21 I/O
22 CPU
23システムメモリ
24ハードディスク
Claims (2)
- 複数のクライアント・コンピュータを有し、それらの表示装置が表示画面上で複数のドライブアイコンを表示する情報処理システムにおいて、
前記複数のクライアント・コンピュータの中のログインが許されたクライアント・コンピュータのユーザを識別する手段と、
各ユーザに対応させて表示すべきドライブアイコンと隠すべきドライブアイコンとを示すテーブルを記憶する手段と、
前記複数のクライアント・コンピュータの中のログインが許されたユーザが使用するクライアント・コンピュータの表示装置の表示画面上で、前記記憶する手段により記憶されているテーブルに基づいて、複数のドライブアイコンを表示しおよび隠す手段と
を備えたことを特徴とする情報処理システム。 - 複数のドライブアイコンを表示装置の表示画面上で表示するクライアント・コンピュータにおいて、
ログインが許されたユーザを識別する手段と、
各ユーザに対応させて表示すべきドライブアイコンと隠すべきドライブアイコンとを示すテーブルを記憶する手段と、
ログインが許されたユーザに対応させて、前記記憶する手段により記憶されているテーブルに基づいて、前記表示装置の表示画面上で複数の複数のドライブアイコンを表示しおよび隠す手段と
を備えたことを特徴とするクライアント・コンピュータ。
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