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JP3704099B2 - 通信システム、端末装置及び通信方法 - Google Patents
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JP3704099B2 - 通信システム、端末装置及び通信方法 - Google Patents

通信システム、端末装置及び通信方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、送信側の端末装置から送信されたユーザデータを受信する受信側の端末装置に、そのユーザデータを送信する通信システム、通信方法及びそのユーザデータを送信する端末装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、通信システムにおいて、送信側の端末装置から、受信側の端末装置に宛てて送信されたテキストデータや画像データ等のユーザデータを含むメッセージを、送信側の端末装置から受信側の端末装置に送信するショートメッセージサービスやiモードメールサービス等のメッセージ送信サービスが提供されている。このメッセージ送信サービスによりメッセージを送信する際に、受信側の端末装置が必ずしもメッセージを受信できる状態にあるとは限らない。例えば、移動通信網を利用してメッセージ送信サービスを行う場合、電波状況等によって、受信側の端末装置が通信できない状況が発生する場合がある。そのため、従来の通信システムにおいては、メッセージ送信サービスを以下のようにして行っている。
【0003】
送信側の端末装置の加入者(以下「送信者」という)は、ユーザデータを送信する宛先に関する情報等の制御情報と、送信したいユーザデータとからなるメッセージを、移動通信網等のネットワークを介してメッセージサーバに送信する。メッセージサーバは、メッセージを受信し、メッセージに含まれる宛先に関する情報等に基づいて、受信側の端末装置にメッセージを送信する。この際、受信側の端末装置が、電波状況等の何らかの要因によって、メッセージを受信できなかった場合には、メッセージの送信は失敗したことになる。メッセージサーバは、送信に失敗したメッセージを一定期間保持する。そして、メッセージサーバは、受信側の端末装置がメッセージを受信できる状態になったことを認識した時点でメッセージを再送したり、周期的にメッセージの再送を試行したりする。
【0004】
従来のメッセージサーバが周期的に行うメッセージの再送の再送間隔や再送回数等の再送条件は、送信に失敗した理由に応じて一律に規定されており、ユーザデータの重要性や緊急性に応じて変更することができないという問題点があった。そのため、このような問題点を解消する技術として、特開平4−326225号公報に、送信者がユーザデータの重要性に応じて、再送回数や再送間隔等の再送条件を、メッセージの送信時に指定する再送処理方式が開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特開平4−326225号公報に開示された従来の再送処理方式では、送信者が複数の再送間隔や再送回数等の再送条件を自由に指定していた。即ち、従来の再送処理方式では、送信者は、再送条件の指定を完全に自由に行っていた。そのため、送信者の指定した再送条件が無駄な再送を招くような条件であった場合等、送信者から無駄な再送が要求され、再送の効率が低下することにより、通信システム全体の処理効率の低下を招く恐れがあった。
【0006】
更に、従来の再送処理方式では、送信者は、送信に失敗した理由毎の再送回数、再送間隔等の再送条件そのものをヘッダ部に挿入したメッセージを、端末装置から送信していた。そのため、一つのメッセージのデータ量が大きくなってしまい、送信側の端末装置からメッセージを送信する効率が低下していた。又、従来の再送処理方式では、その端末装置から送信された再送条件そのものを、ユーザデータ毎に管理していた。即ち、従来の再送処理方式では、ユーザデータと再送条件そのものとを一緒に保持していた。そのため、多くのユーザデータを保持することができず、ユーザデータを保持する効率も低下していた。このようなメッセージ送信効率の低下や、ユーザデータを保持する効率の低下も、通信システム全体の処理効率の低下を招く恐れがあった。
【0007】
一方、従来の通信システムにおいては、メッセージサーバが行う再送の条件に関わらず、ユーザデータを送信する料金は一律であった。そのため、送信者が、通信システムのメッセージサーバ等の設備を実際に利用している程度や、再送というサービスを実際に利用している程度に関係なく、ユーザデータを送信する料金が送信者には課金されていた。
【0008】
そこで、本発明は、送信者が、ユーザデータの重要性や緊急性に応じて再送条件をある程度指定することができ、かつ、送信者によって無駄な再送が要求されることを防止し、再送の効率を向上させて、通信システム全体の処理効率の向上を図ることを目的とする。又、他の発明は、通信システムの実際の利用に準じて、ユーザデータを送信する料金を課金することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る通信システムは、送信側の端末装置から送信されたユーザデータを受信する受信側の端末装置に、ユーザデータを送信する通信システムであって、予め設定されたユーザデータを再送する再送条件と、その再送条件を示す識別データとを対応付けて保持する再送条件保持手段と、送信側の端末装置から、識別データが付加されたユーザデータを受信する受信手段と、受信手段が受信したユーザデータに付加された識別データに基づいて、再送条件保持手段から再送条件を選択し、選択した再送条件に基づいてユーザデータの再送を制御する制御手段と、制御手段に従い、ユーザデータを受信側の端末装置に送信する送信手段とを備えることを特徴とする。
【0010】
このような本発明によれば、再送条件保持手段は、予め設定されたユーザデータを再送する再送条件と、その再送条件を示す識別データとを対応付けて保持している。受信手段が、送信側の端末装置から、識別データが付加されたユーザデータを受信する。制御手段は、受信手段が受信したユーザデータに付加された識別データに基づいて、再送条件保持手段から再送条件を選択することにより、送信者がユーザデータに識別データを付加することにより、指定した再送条件を把握することができる。そして、制御手段が、その再送条件に基づいてユーザデータの再送を制御することにより、送信者が指定した識別データに基づき、かつ、予め設定された再送条件で、再送を制御することができる。そして、送信手段が、その制御に従って、ユーザデータを受信側の端末装置に送信することにより、実際に、送信者が指定した識別データに基づき、かつ、予め設定された再送条件に応じた再送を行うことができる。
【0011】
そのため、送信者は、識別データを用いて、ユーザデータの重要性や緊急性に応じて再送条件をある程度指定することができる。一方、通信システムは、予め設定された再送条件の中から、送信者に再送条件を指定させることができる。よって、送信者によってむやみに無駄な再送が要求されることを防止できる。又、受信手段は、再送条件を指定するためのデータとして、識別データのみが付加されたユーザデータを受信するため、送信側の端末装置からユーザデータを送信する効率を向上させることができる。その結果、通信システムは、再送の効率を向上させて、通信システム全体の処理効率の向上を図ることができる。
【0012】
更に、通信システムは、受信手段が受信したユーザデータと、そのユーザデータに付加されていた識別データとを対応付けて保持するデータ保持手段を備え、制御手段は、そのデータ保持手段から識別データを取得し、取得した識別データに基づいて、再送条件保持手段から再送条件を選択することが好ましい。
【0013】
これによれば、データ保持手段が、ユーザデータと識別データとを対応付けて保持することにより、制御手段は、データ保持手段から再送を制御する対象となるユーザデータの識別データを取得することができる。そして、再送条件と識別データとが対応付けられた再送条件保持手段があるため、制御手段は、データ保持手段から取得した識別データに基づいて、再送条件を選択することができる。よって、通信システムが、再送条件と識別データとが対応付けられた再送条件保持手段を備えることにより、データ保持手段は、ユーザデータ毎には、再送条件保持手段から再送条件を選択するための識別データだけを保持すればよい。その結果、データ保持手段は、多くのユーザデータを保持することができ、効率よくユーザデータを保持することができる。
【0014】
又、制御手段は、再送条件に基づいてユーザデータを再送する送信予定時刻を求め、送信手段は、その送信予定時刻に従い、ユーザデータを送信することができる。これによれば、制御手段が、再送条件に基づいて送信予定時刻を求めておくことにより、送信手段は、その送信予定時刻に従ってユーザデータを送信すればよいため、再送処理を容易に行うことができる。
【0015】
更に、通信システムは、識別データに基づいて、ユーザデータを送信する料金を算出する算出手段を備えることが好ましい。これによれば、再送条件に応じたユーザデータを送信する料金を容易に算出することができる。そのため、通信システムの実際の利用に準じた料金を容易に課金することができる。例えば、算出手段は、ユーザデータの送信に関する再送条件以外の情報に基づいて算出される基本送信料金を算出し、その算出した基本送信料金に、識別データに応じた重み付けを行って、ユーザデータを送信する料金を算出することができる。これによれば、基本送信料金に、識別データ、即ち、再送条件に応じた重み付けを行って、再送条件に応じたユーザデータを送信する料金を容易に算出することができる。又、送信手段がユーザデータを実際に再送した再送実績に基づいて、ユーザデータを送信する料金を算出する算出手段を備えるようにしてもよい。これによれば、実際に再送した再送実績に基づいて、ユーザデータを送信する料金を算出することができ、より一層、通信システムの実際の利用に準じた料金を算出することができる。
【0016】
又、他の発明に係る通信システムは、送信側の端末装置から送信されたユーザデータを受信する受信側の端末装置に、ユーザデータを送信する通信システムであって、送信側の端末装置から、ユーザデータを再送する再送条件が付加されたユーザデータを受信する受信手段と、受信手段が受信したユーザデータに付加された再送条件に基づいてユーザデータの再送を制御する制御手段と、制御手段に従い、ユーザデータを受信側の端末装置に送信する送信手段と、受信手段が受信したユーザデータに付加された再送条件に基づいて、ユーザデータを送信する料金を算出する算出手段とを備えることを特徴とする。
【0017】
このような本発明によれば、受信手段が、送信側の端末装置から、再送条件が付加されたユーザデータを受信する。制御手段は、受信手段が受信したユーザデータに付加された再送条件に基づいて、即ち、送信者がユーザデータに付加することにより、指定した再送条件に基づいてユーザデータの再送を制御することにより、送信者が指定した再送条件で、再送を制御することができる。そして、送信手段が、その制御に従って、ユーザデータを受信側の端末装置に送信することにより、実際に、送信者が指定した再送条件に応じた再送を行うことができる。そして、算出手段が、再送条件に応じたユーザデータを送信する料金を算出する。そのため、送信者は、ユーザデータの重要性や緊急性に応じて再送条件を指定することができ、通信システムは、通信システムの実際の利用に準じた料金を、ユーザデータの送信者に課金することができる。
【0018】
例えば、算出手段は、ユーザデータの送信に関する再送条件以外の情報に基づいて算出される基本送信料金を算出し、その算出した基本送信料金に、再送条件に応じた重み付けを行って、ユーザデータを送信する料金を算出することができる。これによれば、基本送信料金に、再送条件に応じた重み付けを行って、再送条件に応じたユーザデータを送信する料金を容易に算出することができる。
【0019】
又、本発明に係る端末装置は、ユーザデータを送信する端末装置であって、予め設定されたユーザデータを再送する再送条件を示す識別データを、ユーザデータに付加し、ユーザデータに識別データが付加されたメッセージを作成する作成手段と、作成手段が作成したメッセージを送信する送信手段とを備えることを特徴とする。
【0020】
このような本発明に係る端末装置によれば、作成手段が、識別データをユーザデータに付加して、ユーザデータに識別データが付加されたメッセージを作成し、送信手段が、そのメッセージを送信することができる。よって、端末装置は、識別データを指定してユーザデータを送信することができる。そのため、送信者は、ユーザデータに識別データを付加することにより、ユーザデータの重要性や緊急性に応じて再送条件をある程度指定することができる。又、送信者は、このような端末装置を用いて識別データを付加するだけでよいので、容易に再送条件を指定することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】
次に、図面を参照しながら本発明の実施の形態について説明する。図1は、本発明の実施の形態に係る通信システム1の構成を示すブロック図である。図1に示すように、通信システム1は、メッセージサーバ2と、課金サーバ3と、端末装置4a,4bと、ネットワーク5と、専用線6とから構成される。メッセージを送信する送信側の端末装置4aと、メッセージサーバ2と、メッセージを受信する受信側の端末装置4bとは、ネットワーク5を介して接続している。メッセージサーバ2と課金サーバ3とは、専用線6で接続されている。
【0022】
ここで、端末装置4aが送信するテキストデータ、画像データ、音声データ等の送信者が送信したいデータそのものをユーザデータという。又、ユーザデータを送信するために必要な情報を制御情報という。ユーザデータに制御情報が付加されたものを、メッセージという。メッセージは、ヘッダ部とデータ部とから構成され、ヘッダ部に制御情報が格納され、データ部にユーザデータが格納される。
【0023】
(メッセージサーバ)
メッセージサーバ2は、送信側の端末装置4aから受信側の端末装置4bに送信されたメッセージを、受信側の端末装置4bに送信する。ここで、送信側の端末装置4aの加入者を送信者、受信側の端末装置4bの加入者を受信者という。加入者とは、通信システム1を利用するために、通信システム1を構築、運用する通信事業者や、通信システム1を利用して、メッセージを送信するサービスを行うサービス事業者等と、契約を行った者であり、加入者には、加入者に固有の加入者番号が付与されている。図2は、本発明の実施の形態に係るメッセージサーバ2の構成を示すブロック図である。メッセージサーバ2は、メッセージ受信制御部21と、メッセージ蓄積部22と、課金制御部23と、メッセージ送信制御部24と、再送条件判定部25とから構成される。
【0024】
まず、メッセージサーバ2では、予めメッセージの送信に失敗した場合に、メッセージを再送する再送条件を設定している。再送条件の設定は、例えば、通信事業者やサービス事業者等の通信システム1のオペレータが行い、メッセージサーバ2に設定される。メッセージサーバ2は、再送条件として、送信に失敗した要因(以下「送信失敗理由」という)毎に再送間隔、再送回数の組み合わせ(再送条件群)を設定している。以下、送信失敗理由毎に定められた再送間隔、再送回数の組み合わせを、再送条件テーブルという。メッセージサーバ2は、予め、複数の再送条件、即ち、複数の再送条件テーブルを設定する。再送条件毎に、即ち、再送条件テーブル毎に、送信失敗理由に対する再送間隔、再送回数は変えることができる。例えば、ある再送条件テーブルにおいては、「加入者不在」という送信失敗理由に対する再送間隔を1時間毎、再送回数を3回と設定し、他の再送条件テーブルにおいては、同じ送信失敗理由に対する再送間隔を2時間毎、再送回数1回と設定毎と設定することができる。
【0025】
又、再送条件には、再送条件を示す識別データが付与されている。ここで、再送条件テーブルを示す識別データを、再送条件IDという。そのため、各再送条件テーブルには、再送条件IDが付与されている。各再送条件テーブルは、再送条件IDと一意的に対応する。図3は、本発明の実施の形態に係る再送条件テーブル251a〜251cを示す説明図である。図3に示すように、各再送条件テーブル251a〜251cには、再送条件ID=01〜再送条件ID=03が付与されている。
【0026】
再送条件ID=01に対応する再送条件テーブル251aは、図3に示すように、送信失敗理由が「加入者不在」の場合の再送間隔が2時間毎、再送回数が12回、送信失敗理由が「欠番」の場合の再送回数が0回、送信失敗理由が「システム異常」の場合の再送間隔が20分毎、再送回数が2回、送信失敗理由が「無応答」の場合の再送間隔が5分毎、再送回数が100回と設定されている。尚、再送回数が0回とは、再送をしないことを意味するので、再送間隔は設定しない。又、欠番とは、送信側の端末装置4aがユーザデータを送信する宛先として指定した受信者の加入者番号(以下「宛先加入者番号」という)の加入者が存在しない場合である。
【0027】
又、再送条件ID=02に対応する再送条件テーブル251bは、図3に示すように、送信失敗理由が「加入者不在」の場合の再送間隔が1時間毎、再送回数が24回、送信失敗理由が「欠番」の場合の再送回数が0回、送信失敗理由が「システム異常」の場合の再送間隔が10分毎、再送回数が4回、送信失敗理由が「無応答」の場合の再送間隔が5分毎、再送回数が200回と設定されている。
【0028】
又、再送条件ID=03に対応する再送条件テーブル251cは、図3に示すように、送信失敗理由が「加入者不在」の場合の再送間隔が30分毎、再送回数が48回、送信失敗理由が「欠番」の場合の再送回数が0回、送信失敗理由が「システム異常」の場合の再送間隔が5分毎、再送回数が8回、送信失敗理由が「無応答」の場合の再送間隔が3分毎、再送回数が400回と設定されている。
【0029】
このように、メッセージサーバ2では、送信者がユーザデータの重要性や緊急性に応じて、再送条件テーブル251a〜251cを選択できるように、送信失敗理由毎に定められた再送間隔、再送回数を変化させた複数の再送条件テーブル251a〜251cを設定している。ここでは、再送条件IDが01から03に向かって、ユーザデータの重要性や緊急性が高い場合に対応させて、再送条件テーブル251a〜251cを設定している。そのため、再送条件IDが01から03に向かうほど、どの送信失敗理由についても、再送間隔が短くなり、再送回数が増加している。このように、再送条件を、ユーザデータの重要性や緊急性が高くなるほど再送間隔が短くなり、再送回数が増加するよう設定することにより、重要性や緊急性が高いユーザデータを端末装置4bが受信して、ユーザデータの送信を完了するまでに要する時間を短縮できる。又、再送回数が増加することにより、ユーザデータの送信が完了する確率を向上させることができる。
【0030】
又、メッセージサーバ2では、通信システム1、メッセージサーバ2がメッセージ送信処理を行う上で、許容できる範囲で、再送条件テーブルを設定する。再送効率、通信システム1、メッセージサーバ2全体の処理効率を考慮して再送条件テーブルを設定し、無駄な再送を行うような再送条件テーブルは設定しないようにする。これにより、無駄な再送を抑制することができ、通信システム1の設備の利用を最適化することができる。
【0031】
メッセージ受信制御部21は、送信側の端末装置4aから、再送条件IDが付加されたユーザデータを受信する受信手段である。メッセージ受信制御部21は、送信側の端末装置4aから、メッセージを受信する。上記したように、メッセージは、ユーザデータに制御情報が付加されたものである。この制御情報には、再送条件ID、宛先加入者番号、送信者の加入者番号(以下「送信元加入者番号」という)、端末装置4aがメッセージを識別するためのシーケンス番号等が含まれる。メッセージ受信制御部21は、ヘッダ部に再送条件IDや宛先加入者番号等の制御情報が格納されたメッセージを受信する。このようにメッセージ受信制御部21は、ヘッダ部に再送条件IDが格納されたメッセージを受信することにより、送信者が指定した再送条件IDを取得することができる。
【0032】
メッセージ受信制御部21は、受信したメッセージに含まれるユーザデータや制御情報を、メッセージ蓄積部22に格納して、保存する。メッセージ受信制御部21は、受信したメッセージに、メッセージサーバ2がメッセージを識別するためのメッセージ番号を付与して、メッセージに含まれるユーザデータや制御情報を、メッセージ蓄積部22に格納する。メッセージ蓄積部22は、メッセージ受信制御部21が受信したユーザデータと、そのユーザデータに付加されていた再送条件IDとを対応付けて保持するデータ保持手段である。図4は、メッセージ蓄積部22の構成を示す説明図である。メッセージ蓄積部22は、メッセージに含まれるユーザデータや制御情報を保持する複数のメッセージテーブル221〜22nで構成されている。メッセージテーブル221〜22n一つには、一つのメッセージのユーザデータや制御情報が格納される。即ち、メッセージ毎に、メッセージテーブル221〜22nに格納される。そのため、各メッセージテーブル221〜22nに、メッセージ番号が付与されている。
【0033】
図4に示すように、各メッセージテーブル221〜22nは、メッセージ制御情報管理エリア221aと、メッセージデータエリア221bとから構成される。メッセージ制御情報管理エリア221aには、メッセージの送信を制御するために必要なメッセージ制御情報が格納される。メッセージ制御情報には、宛先加入者番号、再送条件ID、メッセージを次に送信する予定時刻(以下「送信予定時刻」という)、現在の再送状況を示す送信失敗理由、再送回数が含まれる。メッセージデータエリア221bは、ユーザデータが格納される。
【0034】
よって、メッセージ受信制御部21は、受信したメッセージに付与したメッセージ番号がNo.001の場合、メッセージ番号がNo.001のメッセージテーブル221に、メッセージに含まれるユーザデータや制御情報を格納して保存する。メッセージ受信制御部21は、メッセージ制御情報管理エリア221aに、メッセージのヘッダ部に格納されていた再送条件ID、宛先加入者番号を記録する。又、メッセージ受信制御部21は、メッセージを受信した受信時刻をメッセージ制御情報管理エリア221aの送信予定時刻に記録する。これは、初回のメッセージの送信は、端末装置4aからメッセージを受信した後、直ちに行うためである。又、メッセージ受信制御部21は、メッセージデータエリア221bに、ユーザデータを格納して保存する。尚、メッセージ受信制御部21は、受信したメッセージのヘッダ部に、再送条件IDが格納されていない場合には、即ち、送信者から再送条件IDの指定がない場合には、予め定められたデフォルト値の再送条件IDを、メッセージ制御情報管理エリア221aに記録する。
【0035】
このように、メッセージ蓄積部22には、再送条件を判断するために必要な情報として、再送条件テーブルを識別する再送条件IDだけを格納すればよいため、メッセージ蓄積部22に多くのメッセージに関するメッセージ制御情報やユーザデータを保持することができ、効率よくユーザデータを保持することができる。
【0036】
又、メッセージ受信制御部21は、課金制御部23に、ユーザデータを送信する料金(以下「メッセージ送信料」という)を算出するために必要な情報を通知する。メッセージ送信料を算出するために必要な情報には、基本送信料金を算出するために必要なそのメッセージのデータと、そのメッセージの再送条件IDとがある。基本送信料金とは、再送条件以外の情報に基づいて算出されるメッセージ送信料をいう。以下、基本送信料金を算出するために必要なデータを、課金基礎データという。課金基礎データには、ユーザデータのデータ容量、そのユーザデータを送信するために必要な回線保留時間等がある。メッセージ受信制御部21は、課金制御部23に、送信元加入者番号に対応付けて、メッセージ毎に課金基礎データと再送条件IDとを通知する。メッセージ受信制御部21は、メッセージ蓄積部22にメッセージを格納して保存し、課金制御部23にそのメッセージの課金基礎データと再送条件IDとを通知した後、端末装置4aに対して、メッセージを正常に受信し、メッセージを預かったことという応答を送信する。
【0037】
課金制御部23は、再送条件IDに基づいて、メッセージ送信料を算出する算出手段である。課金制御部23は、メッセージ受信制御部21から通知を受けた課金基礎データに基づいて、基本送信料金を算出する。即ち、課金制御部23は、ユーザデータのデータ容量、そのユーザデータを送信するために必要な回線保留時間等に基づいて、まず、基本送信料金を算出する。そして、課金制御部23は、算出した基本送信料金に、再送条件に応じて重み付けを行って、メッセージ送信料を算出する。課金制御部23では、予め再送条件テーブル毎に、課金係数を設定している。課金係数とは、基本送信料金に対して再送条件に応じて重み付けを行う際の重みである。課金制御部23では、再送条件IDに対して課金係数が設定され、再送条件IDに応じた重みとして課金係数が設定されている。
【0038】
課金制御部23は、課金係数テーブル231を保持している。図5は、本発明の実施の形態に係る課金係数テーブル231を説明する説明図である。図5に示すように、課金係数テーブル231は、再送条件テーブルの再送条件ID毎に、設定した課金係数を保持する。具体的には、課金係数テーブル231は、再送条件テーブルの再送条件IDと、課金係数とを対応付けて保持している。課金係数は、例えば、以下のようにして設定することができる。再送条件ID=01の再送条件テーブル251aと、再送条件ID=02の再送条件テーブル251bとを比較すると、全ての送信失敗理由について、再送条件ID=02の再送条件テーブル251bに含まれる再送回数が、再送条件ID=01の再送条件テーブル251aに含まれる再送回数の2倍、無応答を除く送信失敗理由について、再送条件ID=02の再送条件テーブル251bに含まれる再送間隔が、再送条件ID=01の再送条件テーブル251aに含まれる再送間隔の半分に設定されている。
【0039】
そのため、再送条件ID=02の再送条件テーブル251bは、再送条件ID=01の再送条件テーブル251aに比べて、約2倍の再送を行う条件となっている。よって、再送条件ID=02の再送条件テーブル251bを送信者が選択した場合、その送信者は、通信システム1の設備や、通信システム1が行うメッセージ送信のサービスを、再送条件ID=01の再送条件テーブル251aを選択した送信者の2倍利用することになる。従って、送信者が再送条件ID=02を選択した場合は、再送条件ID=01を選択した場合に比べて2倍のメッセージ送信料が課金されるように、課金係数を設定する。これにより、再送条件IDに応じた課金係数は、図5に示すように、再送条件ID=01の場合、1.0、再送条件ID=02の場合、2.0となる。同様にして、再送条件ID=03の再送条件テーブル251cは、再送条件ID=01の再送条件テーブル251aに比べて、約4倍の再送を行う条件となっているため、再送条件ID=03の場合、課金係数は、4.0となる。尚、課金係数の設定は、通信システム1のオペレータが自由に設定することが可能である。
【0040】
課金制御部23は、メッセージ受信制御部21から通知された再送条件IDに基づいて、課金係数テーブル231から、再送条件IDに対応する課金係数を取得する。課金制御部23は、基本送信料金に課金係数を乗算することにより、基本送信料金に再送条件に応じて重み付けを行って、メッセージ送信料を算出する。このようにして、送信者が指定した再送条件ID、即ち、送信者が選択した再送条件テーブルに応じて、基本送信料金に課金係数を乗算したメッセージ送信料を課金することができる。尚、送信者が再送条件IDを指定していない場合には、メッセージ受信制御部21から、デフォルト値の再送条件IDが通知されるため、それに対応した課金が行われる。課金制御部23は、算出したメッセージ送信料を、送信元加入者番号と対応付けて、専用線6を介して課金サーバ3に通知する。
【0041】
このように、実際に行う再送の条件に応じたメッセージ送信料金が算出されるようにすることにより、通信システム1の設備や、通信システム1が行うメッセージ送信のサービスの実際の利用に準じた課金を行うことができる。又、再送の回数が増加し、再送間隔が短くなるほど、メッセージ送信料が増加するため、送信者が、むやみに無駄な再送を要求することを抑止できる。
【0042】
メッセージ送信制御部24は、ユーザデータを受信側の端末装置4bに送信する送信手段である。メッセージ送信制御部24は、メッセージ蓄積部22のメッセージ制御情報管理エリア221aに記録された送信予定時刻を周期的に確認する。メッセージ送信制御部24は、現在時刻と送信予定時刻とを比較し、現在時刻が送信予定時刻以降であるユーザデータを、受信側の端末装置4bに送信する。即ち、メッセージ送信制御部24は、送信予定時刻となったユーザデータや、すでに送信予定時刻を経過したユーザデータを、受信側の端末装置4bに送信する。尚、最初、メッセージ受信制御部21がメッセージを受信した際に、その受信時刻が送信予定時刻に記録されるため、メッセージ送信制御部24が送信予定時刻を確認すると、送信予定時刻を経過していることになる。そのため、メッセージサーバ2は、端末装置4aからメッセージを受信した後、そのユーザデータを直ちに送信を行うことができる。
【0043】
メッセージ送信制御部24は、メッセージ蓄積部22から、メッセージ番号、メッセージ制御情報管理エリア221aに記録された宛先加入者番号、メッセージデータエリア221bに記録されたユーザデータ等を取得する。メッセージ送信制御部24は、ユーザデータに、メッセージ番号や宛先加入者番号等の制御情報を付加して、メッセージを作成して、送信側の端末装置4bにメッセージを送信する。
【0044】
又、メッセージ送信制御部24は、受信側の端末装置4bからメッセージの受信結果を受信する。メッセージの受信結果には、端末装置4bがメッセージの受信に成功したか、失敗したかや、その受信に失敗した理由、どのメッセージの受信結果であるかを示すメッセージ番号が含まれる。
【0045】
メッセージ送信制御部24は、端末装置4bから受信したメッセージの受信結果がメッセージの受信に失敗したことを示す場合、メッセージ送信制御部24がそのメッセージの送信に失敗した送信失敗理由と、再送条件IDと、これまでに何回再送したかを示す現在の再送回数と、今回、送信に失敗したメッセージの送信予定時刻だった今回の送信予定時刻を再送条件判定部25に通知する。具体的には、メッセージ送信制御部24は、端末装置4bから受信したメッセージの受信結果に含まれるメッセージ番号に基づいて、メッセージ蓄積部22を検索する。メッセージ送信制御部24は、そのメッセージ番号のメッセージテーブル221〜22nのメッセージ制御情報管理エリア221bから、再送条件ID、現在の再送回数、今回の送信予定時刻を取得する。又、メッセージ送信制御部24は、端末装置4bからの受信結果に含まれる端末装置4bがメッセージの受信に失敗した理由から、メッセージ送信制御部24がそのメッセージの送信に失敗した送信失敗理由を判断する。そして、メッセージ送信制御部24は、メッセージ番号に対応付けて、送信失敗理由と、再送条件IDと、現在の再送回数と、今回の送信予定時刻とを再送条件判定部25に通知する。
【0046】
又、メッセージ送信制御部24は、メッセージ蓄積部22のメッセージ制御情報管理エリア221aに記録されている送信予定時刻、送信失敗理由、再送回数を更新する。具体的には、メッセージ送信制御部24が再送条件判定部25に送信失敗理由と、再送条件IDと、今回の送信予定時刻を通知することにより、再送条件判定部25が求めた次回の送信予定時刻に送信予定時刻を更新するよう、再送条件判定部25から指示を受ける。そのため、メッセージ送信制御部24は、メッセージ制御情報管理エリア221aの送信予定時刻を、再送条件判定部25から指示を受けた送信予定時刻に更新する。又、メッセージ送信制御部24は、メッセージ制御情報管理エリア221aの送信失敗理由を、端末装置4bからの受信結果に含まれる端末装置4bがメッセージの受信に失敗した理由から判断した送信失敗理由に更新する。又、メッセージ送信制御部24は、メッセージ制御情報管理エリア221aの再送回数を、再送回数に記録されている回数に1を加算した回数に、更新する。
【0047】
又、メッセージ送信制御部24は、メッセージ送信制御部24が再送条件判定部25に送信失敗理由と、再送条件ID、再送回数とを通知することにより、再送条件判定部25が、送信者がユーザデータの送信について指定した再送条件IDに対応する再送回数の再送を、メッセージサーバ2が行ったと判断する場合がある。その場合、メッセージ送信制御部24は、再送条件判定部25から、メッセージ番号と対応付けて、送信側の端末装置4aに、送信に失敗し、ユーザデータを送信できなかったことを伝える通知を送信することと、メッセージ蓄積部22から、そのメッセージ番号のユーザデータ、メッセージ制御情報を削除するよう、指示を受ける。そのため、メッセージ送信制御部24は、そのメッセージを送信した端末装置4aに、メッセージの送信を失敗したことを通知する。又、メッセージ送信制御部24は、メッセージ蓄積部22に保持されているそのメッセージ番号のメッセージテーブル221〜22nから、メッセージ制御情報、ユーザデータを削除する。
【0048】
一方、メッセージ送信制御部24は、端末装置4bから受信したメッセージの受信結果がメッセージの受信に成功したことを示す場合、そのメッセージを送信した端末装置4aに、メッセージの送信が完了したことを通知する。又、メッセージ送信制御部24は、メッセージ蓄積部22に保持されているそのメッセージ番号のメッセージテーブル221〜22nから、メッセージ制御情報、ユーザデータを削除する。
【0049】
再送条件判定部25は、予め設定された再送条件テーブル251と、その再送条件テーブルを示す再送条件IDとを対応付けて保持する再送条件保持手段である。再送条件判定部25は、再送条件テーブル251と、その再送条件テーブル251と一意的に対応する再送条件IDとを対応付けて保持している。図2においては、再送条件判定部25には、再送条件テーブル251は、一つしか図示されていないが、再送条件判定部25は、図3に示したような複数の再送条件テーブル251a〜251cを保持している。
【0050】
又、再送条件判定部25は、メッセージ受信制御部21が受信したユーザデータに付加されていた再送条件IDに基づいて、自らが保持している複数の再送条件テーブル251から再送条件テーブルを選択し、選択した再送条件テーブルに基づいて、ユーザデータの再送を制御する制御手段としても機能する。再送条件判定部25は、メッセージ送信制御部24を介して、メッセージ蓄積部22から再送条件IDを取得し、取得した再送条件IDに基づいて、自らが保持する再送条件テーブル251の中から再送条件テーブル251を選択する。具体的には、再送条件判定部25は、メッセージ送信制御部24が、メッセージ蓄積部22から取得して、再送条件判定部25に通知してくれた再送条件IDに基づいて、その再送条件IDに対応する再送条件テーブル251を選択する。これにより、送信者から指定された再送条件IDに基づいて、再送条件判定部25が再送の制御を行う上で使用する再送条件テーブル251が選択されることになる。尚、送信者が再送条件IDを指定していない場合には、メッセージ受信制御部21が記録したデフォルト値の再送条件IDが、メッセージ送信制御部24から通知されるため、それに対応するデフォルトとして規定された再送条件テーブルが選択される。
【0051】
再送条件判定部25は、メッセージ送信制御部24から通知された送信失敗理由に基づいて、選択した再送条件テーブルを参照し、再送間隔、再送回数を取得する。再送条件判定部25は、まず、メッセージ送信制御部24から通知された現在の再送回数と、取得した再送条件テーブル251に規定されている再送回数とを比較する。両者が一致する場合には、送信者がそのユーザデータの送信について指定した再送条件IDに対応する再送回数の再送を、メッセージサーバ2が行ったことになる。そのため、再送条件判定部25は、両者が一致する場合には、そのユーザデータの送信を中止して、終了すると判断する。この場合、再送条件判定部25は、メッセージ送信制御部24に対して、送信側の端末装置4aに、送信に失敗し、ユーザデータを送信できなかったことを伝える通知を送信することと、メッセージ蓄積部22から、そのメッセージ番号のユーザデータ、メッセージ制御情報を削除することを、メッセージ番号と対応付けて指示する。
【0052】
再送条件判定部25は、メッセージ送信制御部24から通知された現在の再送回数と、取得した再送条件テーブル251に規定されている再送回数とが一致しない場合には、ユーザデータの送信を続行すると判断し、ユーザデータを次に送信する送信予定時刻、即ち、再送する送信予定時刻を求める。再送条件判定部25は、メッセージ送信制御部24から通知された送信失敗理由に基づいて、選択した再送条件テーブル251から取得した再送間隔と、メッセージ送信制御部24から通知された今回の送信予定時刻に基づいて、次回の送信予定時刻を求める。再送条件判定部25は、今回の送信予定時刻に、再送間隔を加算することにより、次回の送信予定時刻を求める。この場合、再送条件判定部25は、メッセージ送信制御部24に対して、メッセージ蓄積部22のメッセージ制御情報管理エリア221aの送信予定時刻を、求めた次回の送信予定時刻に更新するよう、メッセージ番号と対応付けて指示する。これにより、再送条件判定部25は、送信者から指定された再送条件IDに基づいて選択された再送条件テーブル251に基づく再送の制御が行え、ある程度、送信者の意思に基づく再送を行うことができる。尚、送信者が再送条件IDを指定していない場合には、再送条件判定部25は、デフォルトとして規定された再送条件テーブル251に基づく再送の制御を行う。
【0053】
(課金サーバ)
課金サーバ3は、メッセージ送信料の管理を行う。具体的には、課金サーバ3は、送信元加入者番号毎に、メッセージ送信料を累計し、メッセージ送信料を保持することにより、メッセージ送信料の管理を行う。図6は、本発明の実施の形態に係る課金サーバ3の構成を示すブロック図である。課金サーバ3は、通信部31と、更新部32と、料金データベース33とから構成される。通信部31は、メッセージサーバ2の課金制御部23から、送信元加入者番号と対応付けられたメッセージ送信料の通知を受信する受信手段である。通信部31は、メッセージ送信料の通知を受信すると、メッセージサーバ2の課金制御部23に対して、メッセージ送信料を受信したことの応答を送信する送信手段としても機能する。通信部31は、専用線6を介してメッセージサーバ2の課金制御部23と、メッセージ送信料の通知の受信や応答の送信を行う。
【0054】
料金データベース33は、送信元加入者番号と、そのメッセージ送信料とを対応付けて保持する料金保持手段である。更新部32は、料金データベース33に保持されたメッセージ送信料を更新する更新手段である。更新部32は、通信部31がメッセージサーバ2の課金制御部23から受信した送信元加入者番号と対応付けられたメッセージ送信料を、料金データベース33に保持されているその送信元加入者番号のメッセージ送信料に加算して、メッセージ送信料の累計金額を算出する。そして、更新部32は、料金データベース33のその送信元加入者番号のメッセージ送信料を、算出したメッセージ送信料の累計金額に更新する。
【0055】
(端末装置)
端末装置4a,4bは、ユーザデータを送信、受信する端末装置である。図7は、本発明の実施の形態に係る端末装置4a,4bの構成を示すブロック図である。端末装置4a,4bは、入力部41と、制御部42と、記憶部43と、出力部44と、送受信部45とから構成される。入力部41は、送信者や受信者が行う端末装置4a,4bに対するデータの入力や指示の入力等のユーザ操作を受けて、そのユーザ操作によって入力されたデータや指示を制御部42に入力する入力手段である。制御部42は、端末装置4a,4bの制御を行う。制御部42には、信号処理部421が設けられている。信号処理部421は、再送条件ID等の制御情報をユーザデータに付加し、ユーザデータに再送条件ID等の制御情報が付加されたメッセージを作成する作成手段である。
【0056】
具体的には、送信者は、再送条件テーブルと、再送条件テーブルと一意的に対応する再送条件IDを、予めマニュアル等により知っている。送信者は、送信するユーザデータの緊急性や重要性に応じて、予め設定された再送条件テーブルの中から、再送条件テーブルを選択する。そして、送信者は、入力部41に、自分が選択した再送条件テーブルに対応する再送条件IDを入力し、指定することにより、再送条件テーブルを指定することができる。送信者は、再送条件ID以外にも、ユーザデータや、宛先加入者番号等を、入力部41に入力する。
【0057】
入力部41は、ユーザ操作によって入力された再送条件IDやユーザデータ、宛先加入者番号等を、制御部42の信号処理部421に入力する。信号処理部421は、入力部41から入力されたユーザデータに、再送条件IDや宛先加入者番号等の制御情報を付加してメッセージを作成する。具体的には、信号処理部421は、メッセージのデータ部に、ユーザデータを格納し、メッセージのヘッダ部に、再送条件IDや宛先加入者番号等の制御情報を格納して、メッセージを作成する。信号処理部421は、端末装置4aがメッセージを識別するためのシーケンス番号等、その他の制御情報を、ヘッダ部に格納してもよい。
【0058】
送受信部45は、信号処理部421が作成したメッセージを送信する送信手段である。又、送受信部45は、他の端末装置4a,4bから送信され、メッセージサーバ2から送信されたメッセージを受信する受信手段としても機能する。送受信部45は、制御部42の制御に従い、メッセージの送信、受信を行う。又、送受信部45は、受信したメッセージを制御部42に提供する。制御部42は、送受信部45から取得したメッセージについて、そのメッセージの受信結果を判断し、その受信結果を応答としてメッセージサーバ2に送信するよう、送受信部45に指示する。送受信部45は、メッセージの受信結果を、メッセージサーバ2に対して送信する。
【0059】
出力部44は、データを出力する出力手段である。制御部42は、出力部44に、信号処理部421が作成したメッセージや、送受信部45が受信したメッセージ等を出力する。記憶部43は、データを保持する保持手段である。記憶部43は、信号処理部421が作成したメッセージや、送受信部45がメッセージサーバ2より受信したメッセージ等を保持する。制御部42は、作成したメッセージや受信したメッセージを、記憶部43に格納する。又、記憶部43は、再送条件テーブルと、再送条件テーブルと一意的に対応する再送条件IDを保持してもよい。そして、制御部42が、記憶部43から再送条件テーブルと、再送条件IDとを取得して、出力部44に出力するようにしてもよい。これによれば、送信者は、再送条件テーブルと、それに対応する再送条件IDを出力部44で確認して、再送条件IDの入力を行って、再送条件IDを指定することができる。
【0060】
このような端末装置4a,4bによれば、信号処理部421が、再送条件ID等の制御情報をユーザデータに付加して、ユーザデータに再送条件ID等の制御情報が付加されたとからなるメッセージを作成し、送受信部45が、そのメッセージを送信することができる。よって、端末装置4a,4bは、再送条件IDを指定してユーザデータを送信することができる。そのため、送信者は、ユーザデータに再送条件IDを付加することにより、予め定められた再送条件テーブルを指定することにより、ユーザデータの重要性や緊急性に応じて再送条件をある程度指定することができる。又、送信者は、入力部41に一つの再送条件IDを入力するという簡単なユーザ操作により、再送条件の指定を行うことができる。即ち、送信者は、ユーザデータを送信するたびに、複数の送信失敗理由毎の再送間隔、再送回数を入力して、再送条件を指定するという煩雑なユーザ操作を行わずに、容易に再送条件を指定することができる。
【0061】
(ネットワーク)
ネットワーク5は、複数の端末装置4a,4bと、メッセージサーバ2とを接続する通信網である。本実施形態では、ネットワーク5として、移動通信網を用いる。図8は、本発明の実施の形態に係るネットワーク5の構成を説明する説明図である。図8に示すように、複数の端末装置4a,4bと、メッセージサーバ2とは、ネットワーク5を介して接続され、メッセージサーバ2と課金サーバ3とは専用線6を介して接続されて、通信システム1が構成されている。
【0062】
ネットワーク5は、複数の基地局51と、複数の交換局52と、ロケーションレジスタ53とから構成される。基地局51は、基地局51がカバーする無線エリア(セル)に存在する端末装置4a,4bと、無線回線を介して通信を行う。基地局51は、基地局51がカバーする無線エリア(セル)に存在する送信側の端末装置4aから送信されたメッセージを、無線回線を介して受信する。基地局51は、基地局51がカバーする無線エリア(セル)に存在する受信側の端末装置4bに無線回線を介してメッセージを送信する。基地局51は、受信側の端末装置4aから受信したメッセージを交換局52に転送する。基地局51は、送信側の端末装置4bに送信するメッセージを、交換局52から受信する。
【0063】
交換局52は、送信側の端末装置4aからのメッセージを、基地局51からメッセージサーバ2まで転送する。又、交換局52は、受信側の端末装置4bへのメッセージを、メッセージサーバ2から基地局51まで転送する。交換局52は、メッセージサーバ2が、送信側の端末装置4aに送信するメッセージを正常に受信したという応答も、送信側の端末装置4aに向けて基地局51に転送する。
【0064】
ロケーションレジスタ53は、端末装置4a,4bが、現在、存在する位置に関する情報(以下「在圏位置情報」という)を管理する位置情報管理手段である。在圏位置情報は、端末装置4a,4bが、どの基地局51がカバーする無線エリア(セル)に存在するかという情報である。具体的には、ロケーションレジスタ53は、端末装置4a,4bが存在する位置に関する在圏位置情報を保持する位置情報保持手段と、端末装置4a,4bが存在する位置を、位置情報保持手段に登録する位置登録手段とから構成されている。そして、ロケーションレジスタ53は、位置登録手段が、位置情報保持手段に、端末装置4a,4bの位置を登録し、位置情報保持手段が、その在圏位置情報を保持することによって、在圏位置情報を管理する。位置情報保持手段は、端末装置4a,4bの利用者である送信者や受信者の加入者番号と、その端末装置4a,4bが存在する無線エリアの番号(セルID)とを対応付けて、在圏位置情報を保持している。ロケーションレジスタ53は、交換局52から、端末装置4a,4bの位置に関する照会を受けて、交換局52に、端末装置4a,4bの在圏位置情報を提供する。
【0065】
交換局52は、メッセージサーバ2のメッセージ送信制御部24が、受信側の端末装置4bに送信したメッセージを受信すると、ロケーションレジスタ53にアクセスする。交換局52は、メッセージのヘッダ部の宛先加入者番号に基づいて、受信側の端末装置4bに関する在圏位置情報を、ロケーションレジスタ53に対して照会する。交換局52は、ロケーションレジスタ53から、端末装置4bの在圏位置情報として、端末装置4bの存在する無線エリアの番号を取得する。交換局52は、取得した端末装置4bの在圏位置情報、即ち、無線エリアの番号に基づいて、その無線エリアをカバーする基地局51まで、メッセージを転送する。
【0066】
尚、ネットワーク5は、移動通信網に限定されず、種々の通信網を利用することができる。例えば、ネットワーク5として、公衆回線網(PSTN:Public Switched Telephone Network)や、ISDN(Integrated Services Digital Network)、加入電話網、パケット交換網等を用いることができる。
【0067】
(通信方法)
次に、通信システム1を用いて行う通信方法について説明する。図9は、本発明の実施の形態に係る通信方法の手順を示すフロー図である。図9に示すように、まず、送信者は、ユーザデータの緊急性や重要度を考え、再送条件テーブルを選択し、その再送条件テーブルの再送条件ID=02を指定して、メッセージを送信する。具体的には、送信側の端末装置4aは、ユーザデータに、再送条件ID=02や宛先加入者番号等の制御情報を付加して、メッセージのヘッダ部に再送条件ID=02を含むメッセージを作成する。送信側の端末装置4aは、このようにして再送条件IDを指定して、メッセージをメッセージサーバ2に送信する(S101)。
【0068】
メッセージサーバ2のメッセージ受信制御部21は、メッセージを受信し、メッセージ蓄積部22に、メッセージを格納して保存する(S102)。メッセージ受信制御部21は、受信したメッセージにメッセージ番号001を付与して、メッセージ番号001のメッセージテーブル221のメッセージ制御情報管理エリア221aに、再送条件ID=02や宛先加入者番号を記録し、メッセージデータエリア221bに、ユーザデータを格納する。
【0069】
メッセージ受信制御部21は、課金制御部23に、送信元加入者番号に対応付けて、そのメッセージの課金基礎データと再送条件ID=02とを通知する(S103)。課金制御部23は、課金基礎データに基づいて、基本送信料金を算出する。課金制御部23は、通知された再送条件ID=02に基づいて、課金係数テーブル231から、再送条件ID=02に対応する課金係数2.0を取得する。課金制御部23は、基本送信料金に課金係数2.0を乗算して、メッセージ送信料を算出する(S104)。課金制御部23は、算出したメッセージ送信料を、送信元加入者番号と対応付けて、専用線6を介して課金サーバ3に通知し、課金サーバ3の通信部31が受信する。更新部32が、通知されたメッセージ送信料と送信元加入者番号とに基づいて、料金データベース33のメッセージ送信料を更新する(S105)
メッセージ送信制御部24は、メッセージ蓄積部22のメッセージ制御情報管理エリア221aに記録された送信予定時刻を周期的に確認し、現在時刻と送信予定時刻とを比較する(S106)。ステップ(S106)において、メッセージ送信制御部24は、現在時刻が送信予定時刻以降であるユーザデータがあれば、メッセージ蓄積部22から、メッセージ番号、宛先加入者番号、ユーザデータを取得し、メッセージを作成して、送信側の端末装置4bにメッセージを送信する(S107)。一方、ステップ(S106)において、メッセージ送信制御部24は、現在時刻が送信予定時刻以降であるユーザデータがない場合には、周期的な送信予定時刻の確認を続ける。
【0070】
メッセージ送信制御部24は、受信側の端末装置4bからメッセージの受信結果を受信する(S108)。ステップ(S108)において、メッセージ送信制御部24は、端末装置4bから受信したメッセージの受信結果がメッセージの受信に失敗したことを示す場合、メッセージ番号に対応付けて、送信失敗理由、再送条件ID、現在の再送回数、今回の送信予定時刻を再送条件判定部25に通知する(S109)。具体的には、メッセージ送信制御部24は、端末装置4bから受信したメッセージの受信結果に含まれるメッセージ番号001に基づいて、メッセージ蓄積部22を検索し、そのメッセージ番号のメッセージテーブル221から、再送条件ID=02、現在の再送回数、今回の送信予定時刻を取得して、再送条件判定部25に通知する。
【0071】
一方、ステップ(S108)において、メッセージ送信制御部24は、端末装置4bから受信したメッセージの受信結果がメッセージの受信に成功したことを示す場合、そのメッセージを送信した端末装置4aに、メッセージの送信が完了したことを通知し、メッセージ蓄積部22に保持されているそのメッセージ番号のメッセージテーブル221〜22nから、メッセージ制御情報、ユーザデータを削除して、そのメッセージの送信を完了する。
【0072】
再送条件判定部25は、通知を受けた再送条件IDに基づいて、その再送条件IDに対応する再送条件テーブル251bを選択する。再送条件判定部25は、送信失敗理由に基づいて、選択した再送条件テーブルを参照し、再送間隔、再送回数を取得する。再送条件判定部25は、まず、現在の再送回数と、取得した再送条件テーブル251bに規定されている再送回数とを比較し、両者が一致しない場合には、ユーザデータの送信を続行すると判断して、次回の送信予定時刻を求める(S110)。具体的には、再送条件判定部25は、送信失敗理由に基づいて、選択した再送条件テーブル251bから取得した再送間隔と、今回の送信予定時刻に基づいて、次回の送信予定時刻を求める。尚、図9には、図示していないが、再送条件判定部25は、両者が一致する場合には、そのユーザデータの送信を終了すると判断して、メッセージ送信制御部24に、送信側の端末装置4aへの送信失敗の通知や、メッセージ蓄積部22からのそのユーザデータ等の削除を指示する。そして、メッセージ送信制御部24がその指示に従い、端末装置4aへの通知や、メッセージ蓄積部22からのユーザデータの削除等を行って、そのメッセージの送信を中止して、終了する。
【0073】
再送条件判定部25は、メッセージ送信制御部24に対して、メッセージ蓄積部22のメッセージ制御情報管理エリア221aの送信予定時刻を、求めた次回の送信予定時刻に更新するよう、メッセージ番号と対応付けて指示する。そして、メッセージ送信制御部24が、メッセージ蓄積部22のメッセージ制御情報管理エリア221aに記録されている送信予定時刻、送信失敗理由、再送回数を更新する(S111)。そして、メッセージ送信制御部24は、ステップ(S106)に戻り、周期的な送信予定時刻の確認を続けて、そのメッセージの送信が完了するまで、或いは、中止して終了するまで、ステップ(S106)〜ステップ(S111)を繰り返して、再送を行う。
【0074】
このような本発明に係る通信システム1、メッセージサーバ2及び通信方法によれば、再送条件判定部25は、予め設定されたユーザデータを再送する再送条件テーブル251と、その再送条件テーブル251を示す再送条件IDとを対応付けて保持している。メッセージ受信制御部21が、送信側の端末装置4aから、再送条件IDが付加されたユーザデータであるメッセージを受信する。再送条件判定部25は、メッセージ受信制御部21が受信したユーザデータに付加された再送条件IDに基づいて、自身が保持する複数の再送条件テーブル251から再送条件テーブル251を選択することにより、送信者がユーザデータに再送条件IDを付加することにより、指定した再送条件テーブル251を把握することができる。そして、再送条件判定部25が、その再送条件テーブル251に基づいてユーザデータの再送を制御することにより、送信者が指定した再送条件IDに基づき、かつ、予め設定された再送条件テーブル251の範囲内で、再送を制御することができる。そして、メッセージ送信制御部24が、再送条件判定部25が送信予定時刻を求めることにより行う制御に従って、ユーザデータを受信側の端末装置4bに送信することにより、実際に、送信者が指定した再送条件IDに基づき、かつ、予め設定された再送条件テーブル251に応じた再送を行うことができる。
【0075】
そのため、送信者は、再送条件IDを用いて、ユーザデータの重要性や緊急性に応じて再送条件をある程度指定することができる。一方、通信システム1は、予め設定された再送条件テーブルの中から、送信者に再送条件テーブルを指定させることができる。よって、再送条件の指定は、完全には送信者の自由にはならず、送信者によってむやみに無駄な再送が要求されることを防止できる。又、メッセージ受信制御部21は、再送条件テーブルを指定するためのデータとして、再送条件IDのみが付加されたユーザデータを受信するため、送信側の端末装置4aからユーザデータを送信する効率を向上させることができる。その結果、通信システム1は、再送の効率を向上させて、通信システム1全体の処理効率の向上を図ることができる。
【0076】
更に、通信システム1は、メッセージ蓄積部22が、ユーザデータと再送条件IDとを対応付けて保持することにより、再送条件判定部25は、メッセージ送信制御部24を介して、メッセージ蓄積部22から再送を制御する対象となるユーザデータの再送条件IDを取得することができる。そして、再送条件判定部25は、再送条件テーブル251を保持しているため、再送条件判定部25は、メッセージ蓄積部22から取得した再送条件IDに基づいて、再送条件テーブル251を選択することができる。よって、通信システム1が、再送条件テーブル251を備えることにより、メッセージ蓄積部22は、ユーザデータ毎には、再送条件IDだけを保持すればよい。その結果、メッセージ蓄積部22は、多くのユーザデータを保持することができ、効率よくユーザデータを保持することができる。
【0077】
又、再送条件判定部25が、再送条件テーブル251に基づいてユーザデータを再送する送信予定時刻を求めておくことにより、メッセージ送信制御部24は、その送信予定時刻に従ってユーザデータを送信すればよいため、再送処理を容易に行うことができる。
【0078】
更に、通信システム1は、再送条件IDに基づいて、メッセージ送信料を算出する課金制御部23を備えるため、再送条件テーブルに応じたメッセージ送信料を容易に算出することができる。そのため、通信システム1の実際の利用に準じたメッセージ送信料を容易に課金することができる。特に、課金制御部23は、基本送信料金を算出し、その算出した基本送信料金に、再送条件IDに応じた重み付けを行って、メッセージ送信料を算出するため、基本送信料金に再送条件に応じた重み付けを行って、再送条件に応じたメッセージ送信料を容易に算出することができる。
【0079】
(変更例)
尚、本発明は、上記実施の形態に限定されるものではなく、種々の変更が可能である。図10は、本発明の変更例に係るメッセージサーバ202の構成を示すブロック図である。メッセージサーバ202は、メッセージ受信制御部221と、メッセージ蓄積部22と、課金制御部223と、メッセージ送信制御部224と、再送条件判定部25とから構成される。メッセージ蓄積部22と、再送条件判定部25とは、上記実施形態と同様であるため、同一の符号を付して、説明を省略する。
【0080】
メッセージ受信制御部221は、課金基礎データと再送条件IDを、課金制御部223に通知しない以外は、上記実施形態のメッセージ受信制御部21と同様である。メッセージ送信制御部224は、端末装置4bからメッセージの受信に成功したことを示す受信結果を受信し、メッセージ蓄積部22に保持されているそのメッセージ番号のメッセージテーブル221〜22nから、メッセージ制御情報、ユーザデータを削除する時に、メッセージ制御情報管理エリア221aに記録されている再送回数と、課金基礎データを、課金制御部223に通知する。それ以外は、メッセージ送信制御部224は、上記実施形態のメッセージ送信制御部24と同様である。
【0081】
課金係数テーブル2331は、複数の再送回数の範囲と、その再送範囲に対応付けられた課金係数とを保持している。課金制御部223は、まず、課金制御部23と同様にして、基本送信料金を算出する。課金制御部223は、メッセージ送信制御部224から通知された再送回数に基づいて、課金係数テーブル2331からその再送回数が該当する再送回数の範囲を検出し、その再送回数の範囲に対応付けられた課金係数を取得する。そして、課金制御部223は、基本送信料金に取得した課金係数を乗算して、メッセージ送信料を算出する。これによれば、課金制御部223は、メッセージ送信制御部244がユーザデータを実際に再送した再送実績に基づいて、メッセージ送信料を算出することができる。そのため、より一層、通信システムの実際の利用に準じた料金を算出することができる。
【0082】
図11は、本発明の変更例に係る課金サーバ203の構成を示すブロック図である。課金サーバ203は、通信部231と、課金制御部233と、更新部232と、料金データベース33とから構成される。料金データベース33は、上記実施形態と同様であるため、同一の符号を付して、説明を省略する。課金サーバ203を用いる際には、課金制御部23,223が設けられていない以外は、メッセージサーバ2,202と同様の構成であるメッセージサーバ302を用いる。又、メッセージ受信制御部21が、課金基礎データや再送条件IDを、課金サーバ203に通知する。或いは、メッセージ送信制御部224が、課金基礎データや再送回数を、課金サーバ203に通知する。
【0083】
通信部231は、メッセージサーバ302から課金基礎データや再送条件ID、再送回数等を受信する以外は、上記実施形態の通信部31と同様である。更新部232は、課金制御部233からメッセージ送信料を取得する以外は、上記実施形態の更新部32と同様である。課金係数テーブル2331は、課金係数テーブル231,2231と同様のものを用いることができる。課金制御部233は、通信部231から課金基礎データや再送条件ID、再送回数等を取得し、それらを用いて、課金制御部23や課金制御部223と同様にして、メッセージ送信料を算出する。そして、課金制御部233は、算出したメッセージ送信料を、更新部232に提供する。
【0084】
このように、課金サーバ203に課金制御部233を設けることができる。これによれば、メッセージ送信料に関する処理を、課金サーバ203で全て行うことができる。又、メッセージサーバ302が行う処理の負荷を軽減して、通信システム1全体の処理効率を向上させることができる。
【0085】
図12は、本発明の変更例に係る通信システム201の構成を示すブロック図である。通信システム201は、メッセージサーバ302と、課金サーバ3と、端末装置4a,4bと、ネットワーク205とから構成される。メッセージサーバ302と、課金サーバ3と、端末装置4a,4bとは、ネットワーク205を介して接続される。
【0086】
メッセージサーバ302は、課金制御部23,223が設けられていない以外は、メッセージサーバ2,202と同様の構成である。課金サーバ3は、交換局252からメッセージ送信料の通知を受ける以外は、上記実施形態と同様である。ネットワーク205は、複数の基地局51と、複数の交換局52と、複数の交換局252と、ロケーションレジスタ53とから構成される。基地局51と、交換局52と、ロケーションレジスタ53は、上記実施形態と同様である。
【0087】
交換局252には、課金制御部2521が設けられている。課金制御部2521が保持している課金係数テーブル2522は、課金係数テーブル231,2231と同様のものを用いることができる。メッセージサーバ302のメッセージ受信制御部が、課金基礎データや再送条件IDを、課金サーバ交換局252に通知する。或いは、メッセージ送信制御部が、課金基礎データや再送回数を、交換局252に通知する。課金制御部2521は、メッセージサーバ302から転送されてくる課金基礎データや再送条件ID、再送回数等を用いて、課金制御部23や課金制御部223と同様にして、メッセージ送信料を算出する。そして、課金制御部2521は、算出したメッセージ送信料を、ネットワーク205を介して、課金サーバ3に通知する。このように、交換局252に課金制御部2521を設けることができる。これによれば、メッセージ送信料に関する処理を、交換局252が行うことで、メッセージサーバ302が行う処理の負荷を軽減して、通信システム201全体の処理効率を向上させることができる。
【0088】
尚、上記実施形態では、メッセージ受信制御部21と、メッセージ蓄積部22と、課金制御部23と、メッセージ送信制御部24と、再送条件判定部25とを、メッセージサーバ2に設けたが、これらを一つのサーバに設ける必要はなく、複数のサーバやデータベースに分けて設けてもよい。
【0089】
【発明の効果】
本発明によれば、送信者が、ユーザデータの重要性や緊急性に応じて再送条件をある程度指定することができ、かつ、送信者によって無駄な再送が要求されることを防止し、再送の効率を向上させて、通信システム全体の処理効率の向上を図ることができる。又、他の発明によれば、通信システムの実際の利用に準じて、ユーザデータを送信する料金を課金することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る通信システムの構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態に係るメッセージサーバの構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の実施の形態に係る再送条件テーブルを示す説明図である。
【図4】本発明の実施の形態に係るメッセージ蓄積部の構成を示す説明図である。
【図5】本発明の実施の形態に係る課金係数テーブルを説明する説明図である。
【図6】本発明の実施の形態に係る課金サーバの構成を示すブロック図である。
【図7】本発明の実施の形態に係る端末装置の構成を示すブロック図である。
【図8】本発明の実施の形態に係るネットワークの構成を説明する説明図である。
【図9】本発明の実施の形態に係る通信方法の手順を示すフロー図である。
【図10】本発明の変更例に係るメッセージサーバの構成を示すブロック図である。
【図11】本発明の変更例に係る課金サーバの構成を示すブロック図である。
【図12】本発明の変更例に係る通信システムの構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1,201 通信システム
2,202,302 メッセージサーバ
3,203 課金サーバ
4a,4b 端末装置
5,205 ネットワーク
6 専用網
21,221 メッセージ受信制御部
22 メッセージ蓄積部
23,223,233,2521 課金制御部
24,224 メッセージ送信制御部
25 再送条件判定部
31,231 通信部
32,232 更新部
33 料金データベース
41 入力部
42 制御部
43 記憶部
44 出力部
45 送受信部
51 基地局
52,252 交換局
53 ロケーションレジスタ
221,222〜22n メッセージテーブル
221a メッセージ制御情報管理エリア
221b メッセージデータエリア
231,2231,2331,2522 課金係数テーブル
251,251a,251b,251c 再送条件テーブル
421 信号処理部

Claims (11)

  1. 送信側の端末装置から送信されたユーザデータを受信する受信側の端末装置に、該ユーザデータを送信する通信システムであって、
    予め設定された前記ユーザデータを再送する送信失敗理由毎の再送条件の組み合わせである再送条件群と、該再送条件を示す識別データとを対応付けて保持する再送条件保持手段と、
    前記送信側の端末装置から、前記識別データが付加されることにより、前記再送条件群が指定されたユーザデータを受信する受信手段と、
    該受信手段が受信したユーザデータと、該ユーザデータに付加されていた前記識別データとを対応付けて保持するデータ保持手段と、
    該データ保持手段から前記識別データを取得し、該取得した識別データ及び前記ユーザデータの送信失敗理由に基づいて、前記再送条件保持手段から前記再送条件を選択し、該選択した再送条件に基づいて前記ユーザデータの再送を制御する制御手段と、
    該制御手段に従い、前記ユーザデータを前記受信側の端末装置に送信する送信手段と
    を備えることを特徴とする通信システム。
  2. 前記制御手段は、前記再送条件に基づいて前記ユーザデータを再送する送信予定時刻を求め、
    前記送信手段は、前記送信予定時刻に従い、前記ユーザデータを送信することを特徴とする請求項に記載の通信システム。
  3. 前記識別データに基づいて、前記ユーザデータを送信する料金を算出する算出手段を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の通信システム。
  4. 前記算出手段は、前記ユーザデータの送信に関する再送条件以外の情報に基づいて算出される基本送信料金を算出し、
    該算出した基本送信料金に、前記識別データに応じた重み付けを行って、前記ユーザデータを送信する料金を算出することを特徴とする請求項に記載の通信システム。
  5. 前記送信手段が前記ユーザデータを実際に再送した再送実績に基づいて、前記ユーザデータを送信する料金を算出する算出手段を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の通信システム。
  6. ユーザデータを送信する端末装置であって、
    予め設定された前記ユーザデータを再送する送信失敗理由毎の再送条件の組み合わせである再送条件群を示す識別データを前記ユーザデータに付加することにより、前記再送条件群を指定したメッセージを作成する作成手段と、
    該作成手段が作成したメッセージを送信する送信手段と
    を備えることを特徴とする端末装置。
  7. 送信側の端末装置から送信されたユーザデータを受信する受信側の端末装置に、該ユーザデータを送信する通信方法であって、
    前記送信側の端末装置から、予め設定された前記ユーザデータを再送する送信失敗理由毎の再送条件の組み合わせである再送条件群を示す識別データが付加されることにより、前記再送条件群が指定されたユーザデータを受信するステップと、
    該受信したユーザデータと、該ユーザデータに付加されていた前記識別データとを対応付けて保持するデータ保持手段に、前記ユーザデータと前記識別データを格納するステップと、
    前記データ保持手段から前記識別データを取得し、該取得した識別データ及び前記ユー ザデータの送信失敗理由に基づいて、前記再送条件群と前記識別データとを対応付けて保持する再送条件保持手段から前記再送条件を選択し、該選択した再送条件に基づいて前記ユーザデータの再送を制御するステップと、
    該制御に従い、前記ユーザデータを前記受信側の端末装置に送信するステップと
    を有することを特徴とする通信方法。
  8. 前記再送を制御するステップは、前記再送条件に基づいて前記ユーザデータを再送する送信予定時刻を求めて行い、
    前記送信するステップは、前記送信予定時刻に従い、前記ユーザデータを送信して行うことを特徴とする請求項に記載の通信方法。
  9. 前記識別データに基づいて、前記ユーザデータを送信する料金を算出するステップを備えることを特徴とする請求項7又は8に記載の通信方法。
  10. 前記ユーザデータを送信する料金を算出するステップは、前記ユーザデータの送信に関する再送条件以外の情報に基づいて算出される基本送信料金を算出するステップと、
    該算出した基本送信料金に、前記識別データに応じた重み付けを行って、前記ユーザデータを送信する料金を算出するステップと
    を有することを特徴とする請求項に記載の通信方法。
  11. 前記ユーザデータを実際に再送した再送実績に基づいて、前記ユーザデータを送信する料金を算出するステップを備えることを特徴とする請求項7又は8に記載の通信方法。
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