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JP3727166B2 - 基板処理装置 - Google Patents
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、パルスモータの脱調検出機能を備えた基板処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
半導体ウエハ、液晶表示装置用ガラス基板、フォトマスク用ガラス基板、光ディスク用基板等の基板に所定の処理を行うために基板処理装置が用いられている。
【0003】
図7は基板処理装置の一例としての従来の回転式塗布装置の構成を示す模式図である。図7において、回転式塗布装置は、基板Wを保持する基板保持部2および基板保持部2を回転駆動するスピンモータ1を備える。さらに、回転式塗布装置には、基板Wの表面にレジスト液を供給するレジスト液供給系3が設けられている。
【0004】
レジスト液供給系3は、レジスト液9を貯留するレジスト容器8、レジスト液9を吐出するレジストノズル4およびレジスト容器8とレジストノズル4とを連通するレジスト供給管5を備える。レジスト供給管5の途中にはレジスト液9をレジスト容器8からレジストノズル4へ送り出す吐出ポンプ6が設けられている。
【0005】
吐出ポンプ6はパルスモータからなるポンプ駆動モータ7により駆動される。ポンプ駆動モータ7はメインコントローラ11の制御の下でモータコントローラ10から出力される駆動信号により回転駆動される。
【0006】
そして、基板Wの表面に吐出されたレジスト液9は、基板Wの回転による遠心力を受けて基板Wの全面に均一に塗り広げられる。これによって、基板W上にレジスト薄膜が形成される。
【0007】
近年では、基板W上のレジスト薄膜に微細なパターンを形成するためにレジスト薄膜の膜厚を薄く、かつ正確に制御することが求められている。レジスト薄膜の膜厚は、レジストノズル4から基板Wに吐出されるレジスト液9の吐出量に依存する。また、レジストノズル4からのレジスト液9の吐出量は吐出ポンプ6を駆動するポンプ駆動モータ7の回転量により規定される。したがって、ポンプ駆動モータ7の回転動作を正確に制御することが要求される。
【0008】
このため、従来の回転式塗布装置では、ポンプ駆動モータ7にエンコーダ12を取付け、エンコーダ12からの出力によりポンプ駆動モータ7の回転数を検出している。ポンプ駆動モータ7の回転数を検出することによって、ポンプ駆動モータ7の回転に応じて動作する吐出ポンプ6の動作量を検出することができ、それによってレジストノズル4から基板Wに吐出されるレジスト液9の量を把握することができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
最近では、半導体装置の微細化や高集積化の要求に伴って、種々のレジスト液が開発されている。そして、従来の回転式塗布装置では、基板Wの種類に応じて適切なレジスト液を選択して供給するために、複数系統のレジスト液供給系3が設けられている。この場合には、吐出ポンプ6やエンコーダ12を取り付けたポンプ駆動モータ7もレジスト液供給系3ごとに設置する必要があり、回転式塗布装置内での占有領域が比較的大きくなり、回転式塗布装置全体が大型化する要因となる。
【0010】
これに対し、回転式塗布装置等の基板処理装置が設置されるクリーンルームでは、設備費用を抑制するために、基板処理装置の設置面積(フットプリント)を抑制することが要求されている。このために、例えば回転式塗布装置では、レジスト液供給系3を増設した場合でも、回転式塗布装置全体が大型化することを抑制可能な構造が望まれている。
【0011】
また、回転式塗布装置に限らず、エンコーダ等を有するパルスモータを備えた他の基板処理装置においても、同様にパルスモータ周辺の構造を簡素化することが望まれている。
【0012】
本発明の目的は、パルスモータの脱調検出が可能で、かつパルスモータ周辺の構造が簡素化され装置の大型化を抑制できる基板処理装置を提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段および発明の効果】
発明者らは、基板処理装置に設けられたパルスモータ周辺の構造を簡素化する過程で、エンコーダ12を省略することを検討した。この場合、単にエンコーダ12を省略するのみでは、パルスモータが制御通りに動作したか否かの確認ができなくなる。そこで、パルスモータの脱調検出が可能で、かつ構造を簡素化すべく以下の基板処理装置を案出したものである。
【0014】
第1の発明に係る基板処理装置は、基板に所定の処理を行う基板処理装置であって、基板を保持する基板保持部と、基板保持部に保持された基板に対して所定の処理を行う処理部と、処理部での処理に関連して移動可能に設けられた移動部材と、移動部材を一方向または逆方向に移動させるパルスモータと、パルスモータに駆動パルスを与えるパルス発生手段と、移動部材に設けられ、移動部材の一方向または逆方向への移動に伴って原点位置と終点位置との間を往復移動する被検知部材と、原点位置から終点位置側に一定距離離れた検知位置に設けられ、移動部材が検知位置に到達したことを検知する検知手段と、移動部材の一方向への移動時に被検知部材が原点位置から検知位置まで移動する間にパルス発生手段からパルスモータに与えられる駆動パルスの数と、移動部材の逆方向への移動時に被検知部材が検知位置に到達してから停止するまでにパルス発生手段からパルスモータに与えられた駆動パルスの数とが異なる場合に移動部材の一方向または逆方向への移動中にパルスモータに脱調が発生したと判定する脱調検出手段とを備えたものである。
【0015】
第1の発明に係る基板処理装置においては、移動部材を移動させることによって処理部が基板保持部に保持された基板に所定の処理を行う。移動部材はパルスモータにより駆動される。また、パルスモータの駆動量はパルス発生手段から与えられる駆動パルスの数によって制御される。したがって、移動部材の一方向または逆方向への移動量は、パルスモータの正常動作時にはパルスモータに与えられる駆動パルスの数によって同じ量に規定される。しかしながら、パルスモータに脱調が発生した場合には、駆動パルスの数に応じたパルスモータの回転量と、実際のパルスモータの回転量とが異なる。
【0016】
そこで、パルスモータに駆動される移動部材が一方向へ移動し、被検知部材が原点位置から検知位置まで移動する間にパルス発生手段からパルスモータに与えられる駆動パルスの数と、移動部材が逆方向への移動し、被検知部材が検知位置に到達してから停止するまでにパルス発生手段からパルスモータに与えられた駆動パルスの数とを求めることによって、パルスモータに与えられる駆動パルスの数に応じたパルスモータの回転量と、実際のパルスモータが回転した量との差の有無を検出し、それによって移動部材の一方向または逆方向への移動中におけるパルスモータの脱調の有無を検出することができる。したがって、パルスモータにエンコーダを設けることなくパルスモータの脱調検出が可能となり、基板処理装置の構成を簡素化することができるとともに装置の大型化を抑制することができる。
【0017】
第2の発明に係る基板処理装置は、第1の発明に係る基板処理装置の構成において、脱調検出手段が、移動部材の一方向への移動時に被検知部材が原点位置から検知位置まで移動する間にパルス発生手段からパルスモータに与えられる駆動パルスの数を第1のパルス数としてカウントし、移動部材の逆方向への移動時に被検知部材が検知位置に到達してから停止するまでにパルス発生手段からパルスモータに与えられた駆動パルスの数を第2のパルス数としてカウントする計数手段と、計数手段により得られた第1のパルス数と第2のパルス数とが異なる場合にパルスモータに脱調が発生したと判定する判定手段とを有するものである。
【0018】
この場合には、計数手段がカウントした移動部材の一方向への移動時の駆動パルスの数と、逆方向への移動時の駆動パルスの数との間に差があるか否かにより判定手段が容易にパルスモータの脱調の有無を判定することができる。
【0019】
第3の発明に係る基板処理装置は、基板に所定の処理を行う基板処理装置であって、基板を保持する基板保持部と、基板保持部に保持された基板に対して所定の処理を行う処理部と、処理部での処理に関連して移動可能に設けられた移動部材と、移動部材を一方向または逆方向に移動させるパルスモータと、パルスモータに駆動パルスを与えるパルス発生手段と、移動部材に設けられ、移動部材の一方向または逆方向への移動に伴って原点位置と終点位置との間を往復移動する被検知部材と、原点位置から終点位置側に一定距離離れた検知位置に設けられ、移動部材が検知位置に到達したことを検知する検知手段と、移動部材の一方向への移動時に被検知部材が検知位置から終点位置まで移動する間にパルス発生手段からパルスモータに与えられる駆動パルスの数と、移動部材の逆方向への移動時に被検知部材が終点位置から検知位置に到達するまでにパルス発生手段からパルスモータに与えられた駆動パルスの数とが異なる場合に移動部材の一方向または逆方向への移動中にパルスモータに脱調が発生したと判定する脱調検出手段とを備えたものである。
【0020】
第3の発明に係る基板処理装置においては、パルスモータで駆動される移動部材が、一方向へ移動し、被検知部材が検知位置から終点位置まで移動する間にパルス検出手段からパルスモータに与えられる駆動パルスの数と、移動部材が逆方向へ移動し、被検知部材が終点位置から検知手段に到達するまでにパルス発生手段からパルスモータに与えられた駆動パルスの数とを求めることにより、パルスモータに与えられる駆動パルスの数に応じたパルスモータの回転量と、実際のパルスモータが回転した量との差の有無を検出し、それによって移動部材の一方向または逆方向への移動中におけるパルスモータの脱調の有無を検出することができる。したがって、パルスモータにエンコーダを設けることなくパルスモータの脱調検出が可能となり、基板処理装置の構成を簡略化することができるとともに、装置の大型化を抑制することができる。
【0021】
第4の発明に係る基板処理装置は、第3の発明に係る基板処理装置の構成において、脱調検出手段が、移動部材の一方向への移動時に被検知部材が検知位置から終点位置まで移動する間にパルス発生手段からパルスモータに与えられる駆動パルスの数を第1のパルス数としてカウントし、移動部材の逆方向への移動時に被検知部材が終点位置から検知位置に到達するまでにパルス発生手段からパルスモータに与えられた駆動パルスの数を第2のパルス数としてカウントする計数手段と、計数手段により得られた第1のパルス数と第2のパルス数とが異なる場合にパルスモータに脱調が発生した判定する判定手段とを有することを特徴とするものである。
【0022】
この場合には、計数手段がカウントした移動部材の一方向への移動時の駆動パルスの数と、逆方向への移動時の駆動パルスの数との間に差があるか否かにより判定手段が容易にパルスモータの脱調の有無を判定することができる。
【0023】
第5の発明に係る基板処理装置は、基板に所定の処理を行う基板処理装置であって、基板を保持する基板保持部と、基板保持部に保持された基板に対して所定の処理を行う処理部と、処理部での処理に関連して移動可能に設けられた移動部材と、移動部材を移動させるパルスモータと、パルスモータに駆動パルスを与えるパルス発生手段と、移動部材に設けられ、移動部材とともに移動開始位置と移動終了位置とで規定される所定の範囲を移動する被検知部材と、移動開始位置と移動終了位置との間に位置する検知位置に設けられ、被検知部材の到達を検知する検知手段と、移動部材の移動時に被検知部材が、移動開始位置と検知位置間または検知位置と移動終了位置間の移動に要する前記パルス発生手段からパルスモータに与えられるべきパルス数と、実際に移動部材の移動時に被検知部材が移動開始位置と検知位置間または検知位置と移動終了位置間の移動に要したルス発生手段から前記パルスモータに与えられた駆動パルスの数とに基づいて移動部材の移動中におけるパルスモータの脱調を検出する脱調検出手段とを備えたものである。
【0024】
第5の発明に係る基板処理装置においては、パルスモータで駆動される移動部材の移動時に、被検知部材が移動開始位置と検知位置間の移動に要するパルス発生手段からパルスモータに与えられるべき駆動パルス数と、実際に移動部材の移動時に被検知部材が移動開始位置と検知位置間の移動に要したパルス発生手段からパルスモータに与えられた駆動パルスの数に基づいて、パルスモータに与えられる駆動パルスの数に応じたパルスモータの回転量と、実際のパルスモータが回転した量との差の有無を検出し、それによってパルスモータの脱調の有無を検出することができる。あるいは、パルスモータで駆動される移動部材の移動時に、被検知部材が検知位置と移動終了位置間の移動に要するパルス発生手段からパルスモータに与えられるべき駆動パルスの数と、実際に移動部材の移動時に被検知部材が検知位置と移動終了位置間の移動に要したパルス発生手段からパルスモータに与えられた駆動パルスの数に基づいて、パルスモータに与えられる駆動パルスの数に応じたパルスモータの回転量と、実際のパルスモータが回転した量との差の有無を検出し、それによって移動部材の移動中におけるパルスモータの脱調の有無を検出することができる。したがって、パルスモータにエンコーダを設けることなくパルスモータの脱調検出が可能となり、基板処理装置の構成を簡略化することができるとともに、装置の大型化を抑制することができる。
【0025】
第6の発明に係る基板処理装置は、第1〜第5のいずれかの発明に係る基板処理装置の構成において、処理部が、基板に処理液を吐出するノズルと、処理液供給源から処理液を吸引し、吸引した処理液をノズルに吐出するポンプとを含み、移動部材が、ポンプを動作させるために一方向または逆方向に移動可能に設けられたものである。
【0026】
この場合、脱調検出手段が移動部材を介してポンプを駆動するパルスモータの脱調の有無を検出することにより、ノズルからの処理液の吐出不良の発生を速やかに検出して処理不良の拡大を防止することができる。
【0027】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の第1の実施例による回転式塗布装置の構成を示す模式図である。図1において、回転式塗布装置は、スピンモータ1と、スピンモータ1の回転軸の先端に取り付けられ、基板Wを水平姿勢で保持して回転駆動される基板保持部2を備える。さらに、回転式塗布装置は、基板Wにレジスト液を供給するレジスト液供給系3を有する。
【0028】
レジスト液供給系3は、レジスト液9を貯留するレジスト容器8と、レジスト液9を吐出するレジストノズル4と、レジストノズル4とレジスト容器8とを連結するレジスト供給管5a,5bと、レジスト供給管5a,5bの間に配置された吐出ポンプ6およびポンプ駆動モータ7とを備える。
【0029】
レジストノズル4は、基板Wの上方位置と基板Wの外方の待機位置との間を移動可能に形成され、基板Wの表面にレジスト液9を吐出する。
【0030】
図2は、ポンプ駆動モータを備えた吐出ポンプの概略断面図である。吐出ポンプ6は、レジスト液を吐出するポンプ部6aと、ポンプ部6aのレジスト液に吐出圧を付与するシリンダ部6bとから構成される。さらに、シリンダ部6bにはポンプ駆動モータ7が連結されている。吐出ポンプ6のポンプ部6aはシリンダ部6bに隣接配置されており、ポンプ駆動モータ7は吐出ポンプ6のポンプ部6aと反対側のシリンダ部6bに隣接配置されている。
【0031】
シリンダ部6bのシリンダ本体29は,ブラケット21および支柱22によりベース20の上方に支持されている。シリンダ本体29の内部には加圧空間30が形成されており、この加圧空間30の内部に伸縮自在なベローズ28が配置されている。ベローズ28の内部には昇降軸27が取り付けられている。昇降軸27の上端部はベローズ28の内側に固定され、下端部はシリンダ本体29の下部を貫通して下方に延在している。また、昇降軸27の下端部にはねじ部27aが形成されており、このねじ部27aにボールねじ26が螺合されている。ボールねじ26はベース20に回動自在に取り付けられており、ベース20の下方側にはボールねじ26の同軸上にプーリ24が取り付けられている。
【0032】
また、ポンプ駆動モータ7はベース20に固定されており、ベース20の下方側においてポンプ駆動モータ7の回転軸にプーリ23が取り付けられている。ポンプ駆動モータ7の回転軸に取付けられたプーリ23とボールねじ26と同軸上のプーリ24とはタイミングベルト25により連結されている。
【0033】
吐出ポンプ6のポンプ部6aは、ポンプ本体32の内部に中空のポンプ室33を有する。また、ポンプ本体32はシリンダ部6bのシリンダ本体29に接続されており、シリンダ本体29の連通孔31に連通する連通孔34を有する。連通孔34はポンプ室33に連通している。
【0034】
ポンプ室33の内部には弾性を有する中空の円筒チューブ35が配置されている。円筒チューブ35とポンプ室33との間にはシリンダ部6bから供給される油性流体が充填されている。また、円筒チューブ35の下端には逆止弁37を介して吸い込み側のレジスト供給管5bが接続されており、円筒チューブ35の上端には逆止弁36を介して吐出側のレジスト供給管5aが接続されている。さらに、円筒チューブ35の内部にはレジスト液の通路が形成されている。
【0035】
円筒チューブ35の下端の逆止弁37は、レジスト供給管5b側から円筒チューブ35の内部へレジスト液が流入することを許容し、円筒チューブ35の内部からレジスト供給管5b側へレジスト液が逆流することを禁止する。また、円筒チューブ35の上方の逆止弁36は、円筒チューブ35の内部のレジスト液がレジスト供給管5a側へ流出することを許容し、レジスト供給管5a側から円筒チューブ35の内部へレジスト液が逆流することを禁止する。
【0036】
さらに、吐出ポンプ6は昇降軸27に固定されたセクタ41と、セクタ41の移動を検知するホームセンサ40とを有する。このホームセンサ40およびセクタ41は後述する原点復帰動作およびポンプ駆動モータ7の脱調検出動作に使用される。
【0037】
ポンプ駆動モータ7はパルスモータからなり、モータコントローラ10から出力される駆動パルスにより正転および逆転駆動される。モータコントローラ10はポンプ駆動モータ7を駆動する駆動パルスを発生するパルス発生部10aと、ポンプ駆動モータ7に与えた駆動パルスのパルス数をカウントするカウント部10bとを備える。
【0038】
メインコントローラ11は、予め定められた処理手順に従って回転式塗布装置の各部の動作を制御するとともに、モータコントローラ10に制御信号を出力してポンプ駆動モータ7の回転動作を制御する。
【0039】
本実施例においては、基板保持部2が本発明の基板保持部に相当し、レジストノズル4、吐出ポンプ6、レジスト供給管5a,5bが処理部に相当し、昇降軸27が移動部材に相当し、ポンプ駆動モータ7がパルスモータに相当し、モータコントローラ10のパルス発生部10aがパルス発生手段に相当し、カウント部10bが計数手段に相当し、セクタ41が被検知部材に相当し、ホームセンサ40が検知手段に相当し、モータコントローラ10およびメインコントローラ11が脱調検出手段に相当する。
【0040】
ここで、上記構成を有する回転式塗布装置におけるレジスト液の吐出動作について説明する。吐出ポンプ6は、所定量のレジスト液を吐出する吐出工程と、吐出したレジスト液と同量のレジスト液をレジスト容器8から吸引して補給する吸引工程とを1サイクルとした動作を行う。
【0041】
図1および図2において、レジスト液の吐出工程では、モータコントローラ10から正転用の駆動パルスがポンプ駆動モータ7に与えられる。そして、ポンプ駆動モータ7が正方向に回転すると、プーリ23、タイミングベルト25およびプーリ24が正方向に回転され、それによってボールねじ26が正方向に回転する。そして、ボールねじ26に螺合する昇降軸27が上昇してベローズ28を上方に伸長する。ベローズ28が伸長すると、加圧空間30が圧縮される。加圧空間30内には油性流体が封入されており、ベローズ28が加圧空間30を圧縮することにより、油性流体がシリンダ本体29に設けられた連通孔31を通りポンプ部6aのポンプ室33へ移動する。
【0042】
油性流体がポンプ室33内に圧入されると、円筒チューブ35が圧縮される。これにより、円筒チューブ35の圧縮量に応じた量のレジスト液がレジスト供給管5aを通してレジストノズル4から基板Wに吐出される。
【0043】
また、レジスト液の吸引工程では、モータコントローラ10から逆転用の駆動パルスがポンプ駆動モータ7に与えられる。そして、ポンプ駆動モータ7が逆方向に回転すると、プーリ23、タイミングベルト25およびプーリ24が上記の場合と逆方向に回転され、それによってボールねじ26が逆方向に回転する。そして、ボールねじ26に螺合する昇降軸27が下降してベローズ28を下方に縮退させる。ベローズ28が縮退すると、加圧空間30が拡張して減圧され、ポンプ室33内の油性流体が加圧空間30内に吸い込まれる。
【0044】
ポンプ室33内の油性流体がシリンダ部6bの加圧空間30内に吸い戻されると、ポンプ室33内が減圧され、円筒チューブ35が膨張する。そして、円筒チューブ35の膨張量に応じた量のレジスト液が吸引側のレジスト供給管5bから円筒チューブ35の内部に吸い込まれる。
【0045】
このように、モータコントローラ10から駆動パルスを与えてポンプ駆動モータ7を正転および逆転することによりシリンダ部6bのベローズ28を伸縮させ、加圧空間30内の油性流体をポンプ部6a側へ送出し、またポンプ部6aから吸引することによって吐出ポンプ6からレジスト液を吐出し、またレジスト容器8から吐出ポンプ6内にレジスト液を吸引する。
【0046】
回転式塗布装置では、レジストノズル4から吐出されるレジスト液の量を正確に制御する必要がある。上述したように、吐出ポンプ6からのレジスト液の吐出量はシリンダ部6bのベローズ28の移動量によって規定され、ベローズ28の移動量はポンプ駆動モータ7の回転量によって規定される。ポンプ駆動モータ7の回転量はモータコントローラ10のパルス発生部10aから出力される駆動パルスのパルス数により制御される。このため、ポンプ駆動モータ7の動作状態が正常の場合には、モータコントローラ10からの駆動パルス数に応じてポンプ駆動モータ7が回転し、それに応じてベローズ28が移動して吐出ポンプ6から所定量のレジスト液がレジストノズル4を通して基板Wに吐出される。
【0047】
しかしながら、ポンプ駆動モータ7では、与えられた駆動パルス数に応じた量だけポンプ駆動モータ7が回転しないような状態、すなわち脱調が生じる場合がある。ポンプ駆動モータ7に脱調が生じると、レジストノズル4からのレジスト液の吐出量が所望の量と異なることになり、基板W表面に形成されるレジスト薄膜に膜厚不均一等の不良が生じる。
【0048】
そこで、従来の回転式塗布装置では、ポンプ駆動モータ7にエンコーダを設けて脱調の有無検出を行っていた。これに対し、本実施例の回転式塗布装置では、回転式塗布装置の大型化を抑制するためにエンコーダを省略している。そこで、本実施例では、吐出ポンプ6の昇降軸27に固定されたセクタ41とセクタ41の通過を検知するホームセンサ40を用いて、以下のような方法によりポンプ駆動モータ7の脱調検出を行う。
【0049】
図3は吐出ポンプ動作時のセクタの移動状態を示す説明図である。図3において、X軸は昇降軸27の昇降方向に対応するセクタ41の移動方向を示している。X軸において、MOはセクタ41が原点方向へ移動できる機械的限界位置を示し、Oはセクタ41の原点位置を示し、Sはホームセンサ40の検知位置を示している。さらに、X1,X2は吐出ポンプ6の吐出終了時のセクタ41の終点位置を示している。
【0050】
また、図3(a)はポンプ駆動モータ7の原点復帰動作時のセクタ41の移動状態を示し、図3(b)はポンプ駆動モータ7の正常動作時のセクタ41の移動状態を示し、さらに図3(c)はポンプ駆動モータ7に脱調が生じた際のセクタ41の移動状態を示している。なお、以下の説明においては、モータコントローラ10から4000パルスの正転駆動パルスをパルス駆動モータ7に与えて2ml(ミリリットル)のレジスト液を吐出ポンプ6から吐出し、その後4000パルスの逆転駆動パルスをパルス駆動モータ7に与えて2mlのレジスト液をレジスト容器8から吸引する場合を例に説明する。
【0051】
(1)原点復帰動作
吐出ポンプ6の初期設定として、電源投入時等に、ポンプ駆動モータ7を原点位置に復帰させておく必要がある。そこで、図3(a)に示すように、ポンプ駆動モータ7にパルス数N1(数百パルス)の正転駆動パルスを与えてセクタ41を一旦、X軸の正方向に移動させた後、逆転駆動パルスを与えてセクタ41をX軸の負方向に移動させる。そして、ホームセンサ40がセクタ41を検知すると、ホームセンサ40の検知信号をトリガとしてモータコントローラ10のカウント部10bがポンプ駆動モータ7に与えられる駆動パルスの数のカウントを開始する。ポンプ駆動モータ7の原点位置Oはホームセンサ40の検知位置Sから所定パルス数N2(例えば600パルス)だけX軸の負方向に戻った位置に設定されている。そこで、駆動パルスのカウント数が所定値N2に達したときに、セクタ41の移動を停止させる。これにより、セクタ41がポンプ駆動モータ7の原点位置Oに静止する。
【0052】
(2)正常吐出動作
図3(b)に示すように、レジスト液の吐出工程では、吐出ポンプ6の昇降軸27に取り付けられたセクタ41が原点位置Oに位置している状態で、モータコントローラ10のパルス発生部10aからレジスト液の吐出量に応じたパルス数N3(4000パルス)の駆動パルスがポンプ駆動モータ7に与えられ、ポンプ駆動モータ7が正転する。これにより、セクタ41が駆動パルスに応じた正規の終点位置X1まで移動する。セクタ41が原点位置Oから正規の終点位置X1に移動する距離に応じてベローズ28が移動し、それによって吐出ポンプ6から所定量(2ml)のレジスト液が吐出される。
【0053】
レジスト液の吸引工程では、モータコントローラ10のパルス発生部10aはレジスト吐出工程と同じパルス数N4(4000パルス)で逆位相の駆動パルスをポンプ駆動モータ7に与える。ポンプ駆動モータ7は与えられた駆動パルスに従って逆転する。これにより、セクタ41は正規の終点位置X1から原点位置Oまで移動する。この間に、ベローズ28は縮退し、それによってポンプ部6aの円筒チューブ35内に所定量(2ml)のレジスト液がレジスト容器8から吸引される。
【0054】
(3)ポンプ駆動モータ7の脱調時の動作
ポンプ駆動モータ7の脱調は、レジスト液の吐出工程および吸引工程のいずれか一方で生じる場合が多い。しかも吐出工程でのポンプ駆動モータ7の脱調はレジスト液の吐出量不足を生じさせるため、特に問題となる。
【0055】
図3(c)に示すように、レジスト液の吐出工程においてポンプ駆動モータ7に脱調が生じる場合には、図3(b)に示す正常動作時と同じパルス数N3(4000パルス)の駆動パルスがポンプ駆動モータ7に与えられるが、ポンプ駆動モータ7は与えられた駆動パルス数分移動せず、セクタ41が正規の終点位置X1よりも手前の終点位置X2で停止する。この終点位置X2は正規のパルス数N3よりも少ないパルス数N30の駆動パルスに相当する。
【0056】
さらに、レジスト液の吸引工程においては、セクタ41はモータコントローラ10から与えられる逆転駆動パルスのパルス数N4(4000パルス)に応じて終点位置X2から原点位置O側に向かって移動する。このパルス数N4は正規の終点位置X1から原点位置Oまでセクタ41が移動する距離に相当する。このため、終点位置X2から移動を開始したセクタ41は原点位置Oを通り過ぎ、場合によっては機械原点位置MOに到達し、その移動が強制的に停止される。この場合には、セクタ41の移動が停止され、ポンプ駆動モータ7の回転が物理的に静止されるにも関わらず、モータコントローラ10から駆動パルスが与えられ続けるため、ポンプ駆動モータ7等の故障の原因となり、好ましくない。
【0057】
このようなポンプ駆動モータ7の脱調の発生に対し、本実施例では、以下のような方法により脱調検出を行う。図4は脱調検出動作時のセクタの移動状態を示す説明図である。
【0058】
(4)第1の脱調検出方法
第1の脱調検出方法は、レジスト液の吸引工程において、セクタ41がホームセンサ40の検知位置に達した後、停止するまでにポンプ駆動モータ7に与えられた駆動パルスのパルス数をカウントする方法である。この脱調検出動作は、上記(2)に示した通常のレジスト液の吸引動作中に同時に行う。
【0059】
図4(a)に示すように、セクタ41の原点位置Oはホームセンサ40の検知位置Sから一定パルス数N2(例えば600パルス)に相当する距離だけ離れて設置されている。そこで、レジスト液の吸引時にセクタ41がホームセンサ40の検知位置Sに到達し、ホームセンサ40がセクタ41を検知した信号をトリガとして、モータコントローラ10のカウント部10bがセクタ41がホームセンサ40の検知位置Sから実際に停止するまでにポンプ駆動モータ7に出力された駆動パルスのパルス数NXをカウントする。また、モータコントローラ10のカウント部10bは、レジスト液の吐出工程においてセクタ41が原点位置Oから検知位置Sに移動する間にポンプ駆動モータ7に与えられた駆動パルスのパルス数N2をカウントしている。
【0060】
メインコントローラ11は、モータコントローラ10のカウント部10bからパルス数N2とパルス数NXとを受け取り、両者を比較する。そして、両者が一致する場合にはポンプ駆動モータ7に脱調が生じておらず、また両者が異なる場合には、ポンプ駆動モータ7に脱調が生じたものと判定する。これにより、ポンプ駆動モータ7の脱調の有無を検出することができる。
【0061】
(5)第2の脱調検出方法
第2の脱調検出方法は、レジスト液の吸引工程において、ポンプ駆動モータ7に原点復帰動作を行わせてセクタ41を強制的に原点位置Oに復帰させ、セクタ41が原点位置Oに復帰する際にポンプ駆動モータ7に与えられる駆動パルスのパルス数を検出して脱調の有無を検出する方法である。
【0062】
図4(b)に示すように、レジスト液の吐出工程において、ポンプ駆動モータ7に脱調が生じると、モータコントローラ10のパルス発生部10aからポンプ駆動モータ7に正規のパルス数N3の駆動パルスを与えたにも関わらず、セクタ41は正規のパルス数N3よりも少ないパルス数N30に相当する終点位置X2にまでしか移動しない。
【0063】
このレジスト液の吐出工程においては、セクタ41が検知位置Sに到達し、ホームセンサ40がセクタ41を検知すると、モータコントローラ10は、ホームセンサ40からのセクタ41の検知信号を受ける。すると、モータコントローラ10のカウント部10bは、モータコントローラ10からポンプ駆動モータ7に出力される駆動パルスのカウントを開始し、セクタ41が検知位置Sから終点位置X2までに移動したときにポンプ駆動モータ7に与えられた駆動パルスの総パルス数N50をカウントする。
【0064】
レジスト液の吸引工程では、メインコントローラ11がポンプ駆動モータ7に対して原点復帰動作を行わせる。原点復帰動作では、ポンプ駆動モータ7に逆転駆動パルスを与える。そして、セクタ41が終点位置X2からホームセンサ40の検知位置Sに到達し、ホームセンサ40がセクタ41を検知すると、モータコントローラ10は、ホームセンサ40からのセクタ41の検知信号を受け、その後、セクタ41をホームセンサ40の検知位置Sから原点位置Oまで移動させるのに必要なパルス数N2(例えば600パルス)の駆動パルスをポンプ駆動モータ7に出力する。これにより、ポンプ駆動モータ7はセクタ41が原点位置Oに到達するまで回転した後、停止する。
【0065】
モータコントローラ10のカウント部10bは、このポンプ駆動モータ7の原点復帰動作時に、セクタ41が終点位置X2から検知位置Sまで移動したときにポンプ駆動モータ7に与えられた駆動パルスの総パルス数N40をカウントする。そして、メインコントローラ11は、吐出ポンプ6のレジスト吐出工程におけるモータコントローラ10からポンプ駆動モータ7に与えられた駆動パルスの総パルス数N50とポンプ駆動モータ7の原点復帰時にポンプ駆動モータ7に与えられた駆動パルスの総パルス数N40とを比較する。そして、両者の値が等しい場合にはポンプ駆動モータ7の脱調が生じておらず、また両者の値が異なる場合には、ポンプ駆動モータ7の脱調が生じたものと判定する。これにより、ポンプ駆動モータ7の脱調の有無を検出することができる。
【0066】
図5は本発明の第2の実施例による基板洗浄装置の概略構成を示す模式図であり、図6は図5の基板洗浄装置の平面模式図である。この第2の実施例は、第1の実施例による回転式塗布装置に用いられた脱調検出機構を基板洗浄装置の洗浄液ノズルの移動機構に適用したものである。
【0067】
図5および図6において、基板洗浄装置はスピンモータ51と、スピンモータ51の回転軸の先端に取り付けられ、基板Wを水平姿勢で保持して回転駆動される基板保持部52を備える。基板保持部52の周囲には、洗浄液等が外部へ飛散することを防止する中空のカップ53が設けられている。
【0068】
基板保持部2に保持された基板Wの上方には水平方向および垂直方向に移動可能な洗浄液ノズル54が配置されている。洗浄液ノズル54は支持アーム55の先端に取り付けられている。また、支持アーム55の基部55aは回転モータ56の回転軸57に取り付けられている。これにより、洗浄液ノズル54および支持アーム55は回転モータ56の回転軸57を中心に水平面内で回動することができる。
【0069】
さらに、回転モータ56は昇降ベース58に取り付けられており、昇降ベース58には昇降モータ60の回転軸に連結されるボールねじ59に螺合している。これにより、洗浄液ノズル54および支持アーム55は昇降モータ60の回転により昇降移動することができる。
【0070】
スピンモータ51、回転モータ56および昇降モータ60はモータコントローラ63により制御される。昇降モータ60にはエンコーダ65が取り付けられており、モータコントローラ63はエンコーダ65からの検出信号に基づいて昇降モータ60の回転動作を制御する。
【0071】
また、支持アーム55にはセクタ61が取り付けられており、待機ポット64の内部には、セクタ61の待機位置への復帰を検知するためのホームセンサ62が配設されている。ホームセンサ62の検知信号はモータコントローラ63に出力される。
【0072】
上記構造を有する基板洗浄装置において、洗浄液ノズル54は、基板洗浄処理時に待機ポット64内の待機位置から水平方向に回動する。そして、基板Wの上方を通過する間に、洗浄液ノズル54から超音波振動が付与された洗浄液を基板Wの表面に供給し、基板Wの表面を洗浄する。この基板洗浄処理では、基板Wの表面に均等に洗浄液を供給するように洗浄ノズル54の水平方向への回動範囲が規制されている。
【0073】
そこで、この基板洗浄装置では、セクタ61およびホームセンサ62を用いて洗浄液ノズル54を回動する回転モータ56の脱調検出を行っている。なお、この基板洗浄装置における脱調検出動作は、第1の実施例の回転式塗布装置における脱調検出動作と同様の方法を適用することができる。すなわち、第1の実施例におけるポンプ駆動モータ7に第2の実施例における回転モータ56が対応し、モータコントローラ10にモータコントローラ63が対応し、メインコントローラ11にメインコントローラ66が対応する。
【0074】
また、本実施例においては、洗浄液ノズル54が本発明の処理部に相当し、支持アーム55が移動部材に相当する。
【0075】
この第2の実施例による基板洗浄装置では、回転モータ56の回転動作を検出するエンコーダを省略したことにより、洗浄液ノズル54および支持アーム55を回動する回転モータ56近傍の構造を簡素化し、基板洗浄装置全体を小型化することができる。
【0076】
なお、上記第1および第2の実施例では基板処理装置として回転式塗布装置および基板洗浄装置を例に説明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、パルスモータによって一方向または逆方向に駆動される部材を有し、かつパルスモータの回転動作を検出して制御するような他の基板処理装置に対して本発明の脱調検出手段を適用することが可能である。
【0077】
上記第1および第2の実施例での第1の脱調検出方法と第2の脱調検出方法では、移動部材に相当する昇降軸27や支持アーム55を往復動作させ、被検知部材としてのセクタ41、61が往路において、原点位置から検知位置まで移動するのに実際に与えられた駆動パルスの数と、復路において検知位置から原点位置まで移動するのに実際に与えられた駆動パルスの数とを比較してパルスモータの脱調の有無を検出していたが、これに限られるものではない。たとえば、移動部材とともに移動開始位置と移動終了位置とで規定される所定の範囲を移動する被検知部材が、移動部材の移動にともなって、移動開始位置と検知位置間または検知位置と移動終了位置間の移動に要するパルスモータに与えられるべきパルスの数が予めわかっていれば、このパルスの数と、実際に移動部材を移動させた時の被検知部材が移動開始位置と検知位置間または検知位置と移動終了位置間の移動に要したパルスモータに与えられた駆動パルスの数とに基づいてパルスモータの脱調の有無を検出するようにすることもできる。この場合には、移動部材の移動の往復にわたって、駆動パルスの数を計数する必要はない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例による回転式塗布装置の構成を示す模式図である。
【図2】ポンプ駆動モータを備えた吐出ポンプの概略断面図である。
【図3】吐出ポンプ動作時のセクタの移動状態を示す説明図である。
【図4】脱調検出動作時のセクタの移動状態を示す説明図である。
【図5】本発明の第2の実施例による基板洗浄装置の構成を示す模式図である。
【図6】図5の基板洗浄装置の平面図である。
【図7】従来の回転式塗布装置の構成を示す模式図である。
【符号の説明】
1,51 スピンモータ
2,52 基板保持部
3 レジスト液供給系
4 レジストノズル
6 吐出ポンプ
6a 吐出ポンプのシリンダ部
6b 吐出ポンプのポンプ部
7 ポンプ駆動モータ
10,63 モータコントローラ
10a パルス発生部
10b カウント部
11,66 メインコントローラ
26 ボールねじ
27 昇降軸
28 ベローズ
30 加圧空間
31,34 連通孔
33 ポンプ室
35 円筒チューブ
40,62 ホームセンサ
41,61 セクタ
54 洗浄液ノズル
55 支持アーム
56 回転モータ

Claims (6)

  1. 基板に所定の処理を行う基板処理装置であって、
    基板を保持する基板保持部と、
    前記基板保持部に保持された基板に対して所定の処理を行う処理部と、
    前記処理部での処理に関連して移動可能に設けられた移動部材と、
    前記移動部材を一方向または逆方向に移動させるパルスモータと、
    前記パルスモータに駆動パルスを与えるパルス発生手段と、
    前記移動部材に設けられ、前記移動部材の一方向または逆方向への移動に伴って原点位置と終点位置との間を往復移動する被検知部材と、
    前記原点位置から前記終点位置側に一定距離離れた検知位置に設けられ、前記移動部材が前記検知位置に到達したことを検知する検知手段と、
    前記移動部材の一方向への移動時に前記被検知部材が前記原点位置から前記検知位置まで移動する間に前記パルス発生手段から前記パルスモータに与えられる駆動パルスの数と、前記移動部材の逆方向への移動時に前記被検知部材が前記検知位置に到達してから停止するまでに前記パルス発生手段から前記パルスモータに与えられた駆動パルスの数とが異なる場合に前記移動部材の一方向または逆方向への移動中に前記パルスモータに脱調が発生したと判定する脱調検出手段とを備えたことを特徴とする基板処理装置。
  2. 前記脱調検出手段は、
    前記移動部材の一方向への移動時に前記被検知部材が前記原点位置から前記検知位置まで移動する間に前記パルス発生手段から前記パルスモータに与えられる駆動パルスの数を第1のパルス数としてカウントし、前記移動部材の逆方向への移動時に前記被検知部材が前記検知位置に到達してから停止するまでに前記パルス発生手段から前記パルスモータに与えられた駆動パルスの数を第2のパルス数としてカウントする計数手段と、
    前記計数手段により得られた前記第1のパルス数と前記第2のパルス数とが異なる場合に前記パルスモータに脱調が発生したと判定する判定手段とを有することを特徴とする請求項1記載の基板処理装置。
  3. 基板に所定の処理を行う基板処理装置であって、
    基板を保持する基板保持部と、
    前記基板保持部に保持された基板に対して所定の処理を行う処理部と、
    前記処理部での処理に関連して移動可能に設けられた移動部材と、
    前記移動部材を一方向または逆方向に移動させるパルスモータと、
    前記パルスモータに駆動パルスを与えるパルス発生手段と、
    前記移動部材に設けられ、前記移動部材の一方向または逆方向への移動に伴って原点位置と終点位置との間を往復移動する被検知部材と、
    前記原点位置から前記終点位置側に一定距離離れた検知位置に設けられ、前記移動部材が前記検知位置に到達したことを検知する検知手段と、
    前記移動部材の一方向への移動時に前記被検知部材が前記検知位置から前記終点位置まで移動する間に前記パルス発生手段から前記パルスモータに与えられる駆動パルスの数と、前記移動部材の逆方向への移動時に前記被検知部材が前記終点位置から前記検知位置に到達するまでに前記パルス発生手段から前記パルスモータに与えられた駆動パルスの数とが異なる場合に前記移動部材の一方向または逆方向への移動中に前記パルスモータに脱調が発生したと判定する脱調検出手段とを備えたことを特徴とする基板処理装置。
  4. 前記脱調検出手段は、前記移動部材の一方向への移動時に前記被検知部材が前記検知位置から前記終点位置まで移動する間に前記パルス発生手段から前記パルスモータに与えられる駆動パルスの数を第1のパルス数としてカウントし、前記移動部材の逆方向への移動時に前記被検知部材が前記終点位置から前記検知位置に到達するまでに前記パルス発生手段から前記パルスモータに与えられた駆動パルスの数を第2のパルス数としてカウントする計数手段と、
    前記計数手段により得られた前記第1のパルス数と前記第2のパルス数とが異なる場合に前記パルスモータに脱調が発生したと判定する判定手段とを有することを特徴とする請求項3記載の基板処理装置。
  5. 基板に所定の処理を行う基板処理装置であって、
    基板を保持する基板保持部と、
    前記基板保持部に保持された基板に対して所定の処理を行う処理部と、
    前記処理部での処理に関連して移動可能に設けられた移動部材と、
    前記移動部材を移動させるパルスモータと、
    前記パルスモータに駆動パルスを与えるパルス発生手段と、
    前記移動部材に設けられ、前記移動部材とともに移動開始位置と移動終了位置とで規定される所定の範囲を移動する被検知部材と、
    前記移動開始位置と移動終了位置との間に位置する検知位置に設けられ、前記被検知部材の到達を検知する検知手段と、
    前記移動部材の移動時に前記被検知部材が、前記移動開始位置と検知位置間または前記検知位置と前記移動終了位置間の移動に要する前記パルス発生手段から前記パルスモータに与えられるべきパルスの数と、実際に前記移動部材の移動時に前記被検知部材が前記移動開始位置と検知位置間または前記検知位置と前記移動終了位置間の移動に要した前記パルス発生手段から前記パルスモータに与えられた駆動パルスの数とに基づいて前記移動部材の移動中における前記パルスモータの脱調の有無を検出する脱調検出手段とを備えたことを特徴とする基板処理装置
  6. 前記処理部は、
    基板に処理液を吐出するノズルと、
    処理液供給源から処理液を吸引し、吸引した前記処理液を前記ノズルに吐出するポンプとを含み、
    前記移動部材は、前記ポンプを動作させるために一方向または逆方向に移動可能に設けられたことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の基板処理装置。
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