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JP3750426B2 - 車両用フロアコンソール - Google Patents
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両における乗員席の側方に設置され、側壁に沿ってシートベルトアンカが配置されたフロアコンソールに関する。
【0002】
【従来の技術】
図5に例示されているように、車両の運転席と助手席との間に設置された従来のフロアコンソール1は、車幅方向の側壁2間にボックス部3が取り付けられているが、上記席と側壁2との間に乗員用のシートベルトアンカ4が略上下方向に配置され、シートベルト5のタング6がシートベルトアンカ4へ係止されるように構成されているので、車両の側面衝突時に座席が車両中央側へ押し込まれると、図5の2点鎖線で示されているように、シートベルトアンカ4が車両中央側へ変位して、側壁2を局部的に割ることにより側壁2内へめり込むおそれがあり、この場合には、シートベルトアンカ4における解除スイッチが押せないため、乗員からシートベルト5を迅速に取り外せない不具合が生じる。
【0003】
また、特開平9−136575号公報には、自動車におけるセンターコンソールの両側壁を横けたで連結し、走行車の側面衝突時にこれらの横けたが前部座席の背もたれに対する支持要素を形成するものが記載されているが、センターコンソール側壁に沿って配置されたシートベルトアンカとの関連性については何ら示すところがなく、従ってまた、車両の側面衝突時におけるシートベルアンカの上記不具合に対する解決策についても全く示されていない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、車両における乗員席の側方に設置され、側壁に沿ってシートベルトアンカが配置されたフロアコンソールにおいて、車両の側面衝突時に、シートベルトアンカがフロアコンソール側壁内へめり込むことを抑制しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
このため、本発明にかかる請求項1所載の車両用フロアコンソールは、車幅方向の両側壁と上記両側壁間に設けられたボックス部とを有して、乗員席の側方に設置されると共に、シートベルトアンカが上記側壁に沿って配置され、上記ボックス部の外面に一体的に形成されたリブが少なくとも上記シートベルトアンカの側方における上記側壁の内面と当接し、または、近接して配置されている。
【0006】
従って、車両の側面衝突時に、座席が車両中央側へ押し込まれてシートベルトアンカが車両中央側へ変位したとき、フロアコンソールの側壁がシートベルトアンカから衝撃を受けても、ボックス部外面のシートベルトアンカ側方に形成されたリブがフロアコンソール側壁の内面と当接して、フロアコンソール側壁を支持することにより、フロアコンソール側壁が局部的に破損することは防止され、このため、シートベルトアンカがフロアコンソール側壁内へめり込むことを容易に抑制することが可能となる。
【0007】
また、本発明にかかる請求項2所載の車両用フロアコンソールは、車幅方向の両側壁と上記両側壁間に設けられたボックス部とを有して、乗員席の側方に設置されると共に、シートベルトアンカが上記側壁に沿って配置され、上記ボックス部に上記車幅方向の負荷に対する脆弱部が形成されている。
【0008】
従って、車両の側面衝突時に、座席が車両中央側へ押し込まれてシートベルトアンカが車両中央側へ変位したとき、フロアコンソールの側壁がシートベルトアンカから衝撃を受けて、ボックス部に車幅方向の負荷が作用すると、ボックス部に形成された脆弱部が簡単に破損して、フロアコンソール側壁を比較的容易に車幅方向へ変位させることにより、フロアコンソール側壁が局部的に破損することは防止され、このため、シートベルトアンカがフロアコンソール側壁内へめり込むことを容易に抑制することが可能となる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の各実施形態例について説明する。
図1及び図2において、車両の運転席と助手席との間に設置された樹脂製フロアコンソール10は、車幅方向の両側壁11と両側壁11間に取り付けられたボックス部12とをそなえ、側壁11に沿って乗員用のシートベルトアンカ13が略上下方向に配置されている。
【0010】
一方、ボックス部12の外面全体にわたって格子状のリブ14がボックス部12と一体成形されており、リブ14の先端がフロアコンソール側壁11の内面と当接し、または、近接して配置されている。なお、15はシートベルト、16はシートベルトアンカ13へ係止されたタングである。
【0011】
従って、車両の側面衝突時に座席が車両中央側へ押し込まれて、図1に2点鎖線で示されているように、シートベルトアンカ13が車両中央側へ変位してフロアコンソール側壁11に衝突したとき、フロアコンソール側壁11がシートベルトアンカ13から衝撃を受けても、ボックス部12の外面に形成されたリブ14がフロアコンソール側壁11の内面と当接して、フロアコンソール側壁11を内側から支持しているので、フロアコンソール側壁11がシートベルトアンカ13の衝突部分で局部的に破損することは防止され、このため、シートベルトアンカ13がフロアコンソール側壁11内へめり込むことは容易に抑制することができる結果、必要に応じてシートベルトアンカ13における解除スイッチを押すことにより、乗員からシートベルト15を常に迅速に取り外すことが可能となる。
【0012】
また、格子状のリブ14はボックス部12の外面に一体成形されていて、ボックス部12の成形と同時にリブ14を簡単に設けることができるので、リブ14によって格別のコストアップを招くこともない利点があり、さらに、格子状リブ14がボックス部12の外面全体に設けられているので、車両前後方向へ座席がスライドされても、あるいは、車種によってフロアコンソール10に対するシートベルトアンカ13の配置が異なっていても、シートベルトアンカ13によるフロアコンソール側壁11の破損をリブ14が常に効果的に防止できることとなる。
【0013】
しかも、車両の側面衝突時にシートベルトアンカ13がフロアコンソール側壁11と衝突しないように、シートベルトアンカ13の高さに比較してフロアコンソール側壁11を低く設定するため、フロアコンソール10の形状に制約を受ける問題も全く生ぜず、かつ、フロアコンソール側壁11にリンホースを別個に取り付けて、フロアコンソール側壁11に対するシートベルトアンカ13の衝突によりフロアコンソール側壁11が破損しないように特別配慮する必要もなくなる。
【0014】
なお、上記実施形態例におけるリブは格子状の外に、フロアコンソール側壁の局部的破損を防止できるような適宜の形状を選択することができ、また、ボックス部外面に一体的に形成されたそれらのリブは、シートベルトアンカの側方付近へ集中的に配置するように構成してもよいことはいうまでもない。
【0015】
図3及び図4に示す実施形態例において、車両の運転席と助手席との間に設置された樹脂製フロアコンソール20は、車幅方向の両側壁21と両側壁21間に取り付けられたボックス部22とをそなえ、側壁21に沿って乗員用のシートベルトアンカ23が略上下方向に配置されている一方、ボックス部22の外面には車幅方向中央付近で車両前後方向に延びて、縦断面が三角形の溝等により薄肉となった脆弱部24が形成されている。なお、25はシートベルト、26はシートベルトアンカ23へ係止されたタングである。
【0016】
従って、車両の側面衝突時に座席が車両中央側へ押し込まれ、シートベルトアンカ23が車両中央側へ変位してフロアコンソール側壁21に衝突したとき、フロアコンソール側壁21がシートベルトアンカ23から受けた衝撃がボックス部22へ伝達されると、図3に2点鎖線で示されているように、脆弱部24が簡単に破断され、もしくは、折り曲げられて、シートベルトアンカ23が衝突したフロアコンソール側壁21は車両中央側へ比較的容易に変位することとなり、このため、シートベルトアンカ23がフロアコンソール側壁21内へめり込むことは確実に抑制することができる結果、必要に応じてシートベルトアンカ23における解除スイッチを押すことにより、乗員からシートベルト25を常に迅速に取り外すことが可能となり、その外、上記実施形態例と同等の作用効果を奏することができる。
【0017】
また、脆弱部24がボックス部22外面の車幅方向中央付近に形成されているので、車両の左右何れの方向からの側面衝突に対しても、ボックス部22の脆弱部24が同等程度に破損しやすく、従って、シートベルトアンカ23がフロアコンソール側壁21内へめり込むことを常時容易に抑制することができる。
【0018】
【発明の効果】
本発明にかかる車両用フロアコンソールにあっては、車両の側面衝突時に、座席が車両中央側へ押し込まれてシートベルトアンカが車両中央側へ変位したときでも、シートベルトアンカがフロアコンソール側壁内へめり込むことを容易に抑制することが可能となるので、必要に応じてシートベルトアンカにおける解除スイッチを押すことにより、乗員からシートベルトを常に迅速に取り外すことが可能となる長所がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態例における縦断面図。
【図2】上記実施形態例の要部斜視図。
【図3】本発明の他の実施形態例における縦断面図。
【図4】図3の実施形態例の要部斜視図。
【図5】従来装置の縦断面図。
【符号の説明】
10 フロアコンソール
11 側壁
12 ボックス部
13 シートベルトアンカ
14 リブ
20 フロアコンソール
21 側壁
22 ボックス部
23 シートベルトアンカ
24 脆弱部

Claims (2)

  1. 車幅方向の両側壁と上記両側壁間に設けられたボックス部とを有して、乗員席の側方に設置されると共に、シートベルトアンカが上記側壁に沿って配置され、上記ボックス部の外面に一体的に形成されたリブが少なくとも上記シートベルトアンカの側方における上記側壁の内面と当接し、または、近接して配置された車両用フロアコンソール。
  2. 車幅方向の両側壁と上記両側壁間に設けられたボックス部とを有して、乗員席の側方に設置されると共に、シートベルトアンカが上記側壁に沿って配置され、上記ボックス部に上記車幅方向の負荷に対する脆弱部が形成された車両用フロアコンソール。
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