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JP3761027B2 - 電子メールサーバ - Google Patents
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Description

【0001】
【発明の利用分野】
この発明は、電子メールサーバに関し、電子メールサーバが受信した電子メールをインターネットファクシミリ装置等の端末装置に送信する際に、該端末装置の処理能力に応じた送信を行うための処理に関する。
【0002】
【従来技術】
【0003】
【特許文献1】
特開2001−333090
【0004】
特許文献1は、電子メールの発信元リストを受信側のファクシミリサーバに設け、受信した電子メールの処理結果を、リストされた発信元に通知することを開示している。
【0005】
しかし、電子メールの受信側の処理能力に関わらず、電子メールが例えば連続して送信されると、ファクシミリサーバでの処理が追いつかず、電子メールを受信できなくなるおそれがある。
【0006】
【発明の課題】
この発明では、電子メールサーバから端末装置へ電子メールを送信する際に、受信する端末装置の処理能力に応じて送信することとし、処理能力を超えた送信により端末装置が受信できなくなることを防止することにある(請求項1、)。
【0007】
【発明の構成】
この発明では、電子メールを受信するための受信手段と、受信した電子メールを端末装置へ送信するための送信手段とを設けた電子メールサーバにおいて、端末装置毎の受信可能なデータ容量と電子メールの処理時間とを記憶するための記憶手段と、同一宛先の端末装置へ複数の電子メールを送信する際に、該複数の電子メールのサイズを積算し、該端末装置の受信可能なデータ容量に応じた範囲で複数の電子メールを連続して送信し、前記複数の電子メールの内で該範囲を超える部分の電子メールを前記端末装置の処理時間以上の時間間隔をおいて別個に送信するように制御するための制御手段とを設ける(請求項1)。
【0008】
好ましくは、宛先の端末装置に、その受信可能なデータ容量を超える電子メールを送信しないようにするために、受信した電子メールのサイズと宛先の端末装置の受信可能なデータ容量とを比較するための比較手段と、受信した電子メールのサイズが前記受信可能データ容量より大きい際に、前記受信した電子メールを前記受信可能データ容量以下のサイズに分割するための分割手段とを設け、前記制御手段で分割後の複数の電子メールを前記処理時間以上の時間間隔をおいて送信するように制御する(請求項2)。
【0011】
【発明の作用と効果】
この発明では、電子メールサーバからインターネットファクシミリ装置等の端末装置へSMTP( Simple Mail Transfer Protocol )等で電子メールを送信する際において、受信側の端末装置の受信可能なデータ容量に応じ、その端末装置の処理時間以上の時間間隔をおいて送信する。すなわち同一宛先の端末装置へ複数の電子メールを送信する場合、送信する電子メールのサイズを積算し、その端末装置の受信可能なデータ容量に応じた範囲であれば電子メールを連続して送信する一方、その範囲を超える電子メールについては端末装置の処置時間以上の時間間隔をおいて送信する。その結果、端末装置では受信した電子メールの処理を行った後、次の電子メールを受信できるので、電子メールの受信、処理を円滑に行うことができ、電子メールサーバが電子メールを次々と送信することにより、端末装置の処理が追いつかずに電子メールの受信自体ができなくなることを防止する(請求項1)。
【0012】
この発明の電子メールサーバでは、端末装置毎の受信可能なデータ容量と電子メールの処理時間とを記憶しておき、受信可能なサイズの電子メールを端末装置へ送信した後、その端末装置の処理が終了する時間以上の間隔で次のデータを送信する。なお端末装置で受信した電子メールに関する処理には、例えばハードプリント、転送、配信、アーカイブ等があり、前記所定間隔の時間はこれら処理に要する時間で定まり、例えば3〜5分とする。
【0014】
好ましくは、端末装置へ受信可能なデータ容量を超える電子メールを送信しないように、受信可能なデータ容量より大きな電子メールに対しては、受信可能なデータ容量以下のサイズに分割して送信する。すなわち送信する電子メールのサイズと宛先の端末装置の受信可能なデータ容量とを比較し、電子メールのサイズの方が受信可能なデータ容量よりも大きければ、電子メールをこのデータ容量以下のサイズに分割し、端末装置の処理時間以上の時間間隔をおいて電子メールの送信を行う(請求項2)。そのため、1通の電子メールのサイズが大きなものを受信した際にも、端末装置はこれを処理することができるので、電子メールサーバは円滑に電子メールを送信することができる。
【0015】
【実施例】
図1〜図5に、実施例とその変形例とを示す。図1に示すLAN1内において、2は端末装置としてのインターネットファクシミリ装置で、パーソナルコンピュータ等であってもよい。4は、図示しないメールクライアントからの電子メールを受信し、インターネットファクシミリ装置2に送信するための電子メールサーバ(SMTPサーバ)である。10は、インターネット12とLAN1とを接続するためのルータである。
【0016】
図2に電子メールサーバ4の主な構成を示すと、10は主制御装置(CPU)で、12はプログラム等を記憶するためのROM、14はRAMであり、処理中のデータや、SMTP送信の対象となる端末装置のIPアドレスとメールアドレス、及びその受信容量等の端末情報等を記憶する。端末装置の受信容量は、1回で受信できる電子メールのページ数やファイルのサイズ等である。またRAM14は、端末装置毎の処理時間等を記憶しており、処理時間は、平均的サイズの電子メールに対してプリント等の処理を終了するまでの時間である。16はハードディスク等の補助記憶で、端末装置に関する情報やメールクライアントの情報等をバックアップ用に記憶する。
【0017】
18は、メールクライアントからの電子メールを受信するためのメール受信部で、20は、メールクライアントが指定した送信先へ、電子メールを送信するためのメール送信部である。22は電子メールの送信制御部で、電子メールの送信を例えば前記の処理時間毎に行う等の制御を行う。23は、電子メールを所定時間毎に送信するためのタイマである。24は、電子メールを端末装置の受信容量に合わせて、電子メールを分割するためのメール分割部である。26はLANインターフェースで、LAN1に接続するためのものである。そして、インターネットファクシミリ装置2からの「電子メール受信可能」通知の受信部28を備える。LAN1には、ルータ6や、インターネットファクシミリ装置2や、複数のメールクライアント30,32等が接続される。
【0018】
LAN1内での通信は、LANインターフェース30を介して電子メール形式で行われる。なお、インターネットファクシミリ装置2は、電子メールの受信と処理後に、次の電子メールの受信ができる状態になれば、電子メールサーバ4に電子メール受信可能の通知を行う。この通知は電子メールで行うが、電子メール以外の形態、例えばFTP、HTTPにより受信可能であることを通知するパケットを送信して行ってもよい。この通知は、それぞれのプロトコルで送信されるデータであってもよく、プロトコルのコマンドに含まれていてもよい。例えば、電子メールを使用する場合には、「Subject」などのヘッダ項目や、電子メールの本文中に通知を記載してもよいし、「RCPT TO」コマンド中に通知を記載しても良い。電子メールサーバ4では、受信部28でこの通知を受信すれば、次の電子メールをインターネットファクシミリ装置2に対し送信する。
【0019】
図3を用い、実施例の動作を説明する。実施例では、電子メールサーバ4が受信した、メールクライアントからの電子メールを、LAN1内のインターネットファクシミリ装置2へSMTPで送信する。ここで電子メールのサイズが大きくなく、インターネットファクシミリ装置2が受信できるサイズである場合は、そのまま送信するが、インターネットファックスの受信容量よりも大きなサイズの電子メールを送信するときは、この電子メールを分割して送信する。そして、分割しての送信時でも、送信が継続して行われれば、インターネットファクシミリ装置2での処理中に次々に電子メールが送信されてくることになるので、所定時間の間隔を設け、この所定時間が経過すれば分割した電子メールを順に送信する。
【0020】
図において、インターネットファクシミリ装置2へ送信する電子メールを受信し、送信メールが発生すれば(ステップ1)、インターネットファクシミリ装置2への電子メールの最新の(直前の)送信から所定時間を経過しているかをチェックする(ステップ2)。ここで所定時間は、例えば3分〜5分であり、受信側のインターネットファクシミリ装置2の処理能力に依存する。そして所定時間が経過すれば、次の電子メールを送信する(ステップ3)。電子メールの送信は、個々に受信した宛先が同一のメールをそれぞれ送信する場合と、1通のメールを複数に分割したものを順に送信する場合とがある。
【0021】
なお、サイズの小さな電子メールであれば、インターネットファクシミリ装置2の受信容量からみて、連続送信してもよいページ数分を連続して送信することができる。また、連続送信時に送信ページ数やファイルサイズを積算し、受信容量に近い大きさになれば、上記の所定時間をおいて送信する。
【0022】
図4は、図3に示す実施例の変形例である。変形例では、同一宛先の複数の電子メールを送信する際、及び1通の電子メールを複数に分割して送信する際の送信のタイミングをインターネットファクシミリ装置2からの通知による。電子メールサーバ4が電子メールの送信後、インターネットファクシミリ装置2で処理が終了し、次の電子メールを受信できる旨の通知を受信すれば、この通知に従い、次の電子メールや分割した次の部分を送信する。図において、送信メールが発生すれば(ステップ10)、インターネットファクシミリ装置2からの処理完了通知を受信しているかをチェックし(ステップ11)、受信していれば次の電子メールを送信する(ステップ12)。
【0023】
インターネットファクシミリ装置2側では、電子メールを受信し(ステップ13)、受信した電子メールの処理が終了すれば(ステップ14)、次の受信が可能な状態になるので、「電子メール受信可能」通知(処理終了通知)を電子メールサーバ4に送信する(ステップ15)。電子メールサーバ4はこの通知を待って電子メールを送信するので(ステップ12)、インターネットファクシミリ装置2は次の電子メールを受信し、処理を行う。
【0024】
次に、電子メールの分割について説明する。電子メールの分割は、その添付ファイル等のデータ量が大きな場合に行い、インターネットファクシミリ装置2が受信できる容量に分割する。電子メールの分割は、電子メールのページ単位等で行い、インターネットファクシミリ装置2の受信容量に応じ、1通のデータ送信の容量がそれ以下の大きさになるように分割する。なおページの切れ目を検出させるためには、電子メールサーバ4にページエンドを検出するためのデコーダを、メール分割部24に設ける。
【0025】
図5を用い、インターネットファクシミリ装置2の受信容量に応じたデータの送信について説明する。電子メールサーバ4は電子メールを受信し、送信するべき電子メールが発生すると(ステップ20)、電子メールの宛先であるインターネットファクシミリ装置2の直前の送信者である電子メールサーバ4は、インターネットファクシミリ装置2の受信容量をメモリから読み出す(ステップ21)。なお、この受信容量は、あらかじめ電子メールサーバ4のメモリに記憶してある。この電子メールの送信容量とインターネットファクシミリ装置2の受信容量とを比較し(ステップ22)、電子メールのデータ量が、インターネットファクシミリ装置2の受信容量以下であれば、そのメールをインターネットファクシミリ装置2に送信する(ステップ23)。一方、電子メールのデータ量が、インターネットファクシミリ装置2の受信容量を越えていれば、この電子メールを分割送信する(ステップ24,25)。
【0026】
実施例及び変形例によれば、電子メールサーバからインターネットファクシミリ装置等の端末装置への電子メールの送信は、所定時間毎に、あるいは端末装置が受信できる状態になってから行う。そのため、電子メールサーバは、同一の宛先の電子メールを複数送信しても、端末装置は処理能力以上のデータを受信して処理不能になるおそれがない。
【0027】
さらに、電子メールサーバは1通の電子メールのデータが大きいときは、電子メールを分割して送信するので、端末装置は受信容量を越えない大きさのデータを受信することができ、電子メールの受信や処理を円滑に行うことができる。また電子メールサーバは、電子メールの送信を円滑に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例での、LAN内でのメールクライアントと電子メールサーバとの接続関係を示す図
【図2】 実施例の電子メールサーバの構成を示すブロック図
【図3】 実施例での、電子メールサーバの動作を示す図
【図4】 変形例での、電子メールサーバの動作を示す図
【図5】 実施例での、電子メールサーバで電子メールの分割する際の動作を示す図
【符号の説明】
1 LAN
2 インターネットファクシミリ装置
4 電子メールサーバ
6 ルータ
8 インターネット網
10 CPU
12 ROM
14 RAM
16 補助記憶
18 メール受信部
20 メール送信部
22 メール送信制御部
23 タイマ
24 電子メール分割部
26 LANインターフェース
28 メール受信可能通知受信部
30,32 メールクライアント

Claims (2)

  1. 電子メールを受信するための受信手段と、受信した電子メールを端末装置へ送信するための送信手段とを設けた電子メールサーバにおいて、
    端末装置毎の受信可能なデータ容量と電子メールの処理時間とを記憶するための記憶手段と、
    同一宛先の端末装置へ複数の電子メールを送信する際に、該複数の電子メールのサイズを積算し、該端末装置の受信可能なデータ容量に応じた範囲で複数の電子メールを連続して送信し、前記複数の電子メールの内で該範囲を超える部分の電子メールを前記端末装置の処理時間以上の時間間隔をおいて別個に送信するように制御するための制御手段、とを設けたことを特徴とする、電子メールサーバ。
  2. 宛先の端末装置に、その受信可能なデータ容量を超える電子メールを送信しないようにするために、受信した電子メールのサイズと宛先の端末装置の受信可能なデータ容量とを比較するための比較手段と、
    受信した電子メールのサイズが前記受信可能データ容量より大きい際に、前記受信した電子メールを前記受信可能データ容量以下のサイズに分割するための分割手段、とを設け、
    前記制御手段で分割後の複数の電子メールを前記処理時間以上の時間間隔をおいて送信するように制御することを特徴とする、請求項1の電子メールサーバ。
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