JP3762006B2 - 多気筒内燃機関用混合気供給装置 - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する分野】
本発明は、インジェクタの脱着時にも各スロットルボディの同調空気量が変化することのないようにした多気筒内燃機関用混合気供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、多気筒内燃機関においては、各機関ごとにそれぞれ混合気を供給する混合気供給装置が備えられている。ここで、従来の多気筒内燃機関用混合気供給装置を図4及び図5に示す。それぞれ間隔を開けて配置された第一混合気供給装置10と第二混合気供給装置12との間には連装プレート14がねじ16によって固定されている。第一混合気供給装置10には調量された燃料を噴出するための第一インジェクタ18が装着され、第二混合気供給装置12には調量された燃料を噴出するための第二インジェクタ20が装着されている。第一インジェクタ18や第二インジェクタ20の上部にはデリバリパイプ22が連結され、そのデリバリパイプ22から第一インジェクタ18や第二インジェクタ20に燃料が供給される。
【0003】
デリバリパイプ22には、両端にそれぞれ下方に伸びる2本の脚24と脚26とが一体に形成されている。脚24はねじ28で第一混合気供給装置10に固定され、脚26はねじ28で第二混合気供給装置12に固定される。即ち、デリバリパイプ22は、第一混合気供給装置10と第二混合気供給装置12とに直接固定される。デリバリパイプ22を第一混合気供給装置10と第二混合気供給装置12に固定することによって、第一インジェクタ18は第一混合気供給装置10とデリバリパイプ22とによって挟持固定され、第二インジェクタ20は第二混合気供給装置12とデリバリパイプ22とによって挟持固定される。
このデリバリパイプ22と前記連装プレート14は、第一混合気供給装置10と第二混合気供給装置12を連結する2つの部材であり、これら2つの連結部材を固定することによって、第一混合気供給装置10と第二混合気供給装置12との位置関係や傾斜角度が調整される。
【0004】
ここで、第一インジェクタ18や第二インジェクタ20を交換する際には、ねじ28を脚24,26から外して、デリバリパイプ22を第一混合気供給装置10と第二混合気供給装置12から外すと共に、デリバリパイプ22を第一インジェクタ18と第二インジェクタ20から外す。これによって、第一インジェクタ18や第二インジェクタ20の固定が外れ、第一インジェクタ18や第二インジェクタ20を交換することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
図4並びに図5に示した従来構造においては、第一混合気供給装置10と第二混合気供給装置12の間は、連装プレート14とデリバリパイプ22との2個の部材で連結されている。しかし、第一インジェクタ18や第二インジェクタ20を交換する際には、デリバリパイプ22は第一混合気供給装置10や第二混合気供給装置12から外れているので、第一混合気供給装置10と第二混合気供給装置12は連装プレート14によってのみ連結されていることになる。このように、第一インジェクタ18や第二インジェクタ20の交換時には、1個の連結部材で連結しているため、第一混合気供給装置10と第二混合気供給装置12の間の傾斜角度や距離は微妙にずれることがあり、空気量の同調精度がずれるという不具合があった。
また、第一混合気供給装置10や第二混合気供給装置12に応力がかかった場合、それらを固定するデリバリパイプ22がその応力を受け、デリバリパイプ22に亀裂が入って燃料漏れが発生し、火災等が生じるおそれがあった。
第一インジェクタ18と第二インジェクタ20は長手方向の両端を挟持されているが、回り止めが施されておらず、燃料の噴出方向がずれて安定した性能が得られないおそれがあった。
その上、デリバリパイプ22に脚24,26を一体に形成しているので、デリバリパイプ22の形状が複雑になり、型代が高くなるという欠点もあった。
【0006】
本発明は上記の点に鑑みてなされたもので、インジェクタの交換時に空気量の同調精度がずれることを無くし、デリバリパイプに応力がかかることを無くし、インジェクタの回転を防ぎ、コストを低減するようにした多気筒内燃機関用混合気供給装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明は、第一混合気供給装置と、その第一混合気供給装置に燃料を噴出する第一インジェクタと、第二混合気供給装置と、その第二混合気供給装置に燃料を噴出する第二インジェクタと、前記第一インジェクタ及び前記第二インジェクタに燃料を供給するデリバリパイプと、前記第一混合気供給装置と前記第二混合気供給装置とを連結するための一方の連結部材である連装プレートとを有する多気筒内燃機関用混合気供給装置において、前記第一混合気供給装置と前記第二混合気供給装置とを他方の連結部材である連結プレートで固定し、その連結プレートに前記デリバリパイプを着脱自在に固定し、デリバリパイプを連結プレートに固定した状態で前記第一混合気供給装置とデリバリパイプとで前記第一インジェクタを固定すると共に前記第二混合気供給装置とデリバリパイプとで第二インジェクタを固定するようにしたものである。
【0008】
【発明の実施の形態】
次に本発明を図面に基づいて説明する。
図1は本発明に係わる多気筒内燃機関用混合気供給装置の一実施形態を示す正面図、図2は図1の平面図である。図1及び図2において、図4及び図5と同一符号は同一部分を示す。
第一混合気供給装置10と第二混合気供給装置12の間は、従来と同様の連装プレート14と、図3に示す板状の連結プレート30との2つの連結部材で連結固定する。連結プレート30は、ねじ32で第一混合気供給装置10と第二混合気供給装置12に固定する。
板状の連結プレート30には両端に切欠34,36を形成し、切欠34の空間に前記第一インジェクタ18を挟み、切欠36の空間に前記第二インジェクタ20を挟む。第一インジェクタ18や第二インジェクタ20の外壁断面は、非円形の箇所(例えば六角形の箇所)やOリング嵌合用の径小部があり、前記切欠34や切欠36は第一インジェクタ18や第二インジェクタ20の非円形箇所と嵌合し、嵌合した状態では切欠34,36は第一インジェクタ18と第二インジェクタ20が回転しないような形状に設定する。径小部箇所に切欠34,36が嵌合する場合は、連結プレート30をインジェクタ18,20に対して傾斜させるようにすることによって、第一インジェクタ18と第二インジェクタ20の回転を防止する。
【0009】
第一混合気供給装置10に第一インジェクタ18を装着すると共に第二混合気供給装置12に第二インジェクタ20を装着した状態で、前記連結プレート30をねじ32によって第一混合気供給装置10及び第二混合気供給装置12に固定する。連結プレート30を第一混合気供給装置10及び第二混合気供給装置12に固定する際に、連結プレート30の切欠34は第一インジェクタ18の非円形の外壁箇所等と嵌合させ、連結プレート30の切欠36は第二インジェクタ20の非円形の外壁箇所等と嵌合させる。そして、連結プレート30を第一混合気供給装置10及び第二混合気供給装置12に固定した状態では、第一インジェクタ18と第二インジェクタ20はその位置で回転しないようになる。連結プレート30のねじ穴38の直径を大きめにすることによって、連結プレート30の微妙な位置調整が可能になる。
【0010】
第一混合気供給装置10と第二混合気供給装置12を連結した連結プレート30に、デリバリパイプ40をねじ42によって固定する。このデリバリパイプ40を連結プレート30に固定した状態では、デリバリパイプ40は第一インジェクタ18や第二インジェクタ20と連絡し、それらにデリバリパイプ40から燃料が供給される。デリバリパイプ40を連結プレート30に固定した状態では更に、第一インジェクタ18はデリバリパイプ40と第一混合気供給装置10とによって挟持固定され、第二インジェクタ20はデリバリパイプ40と第二混合気供給装置12とによって挟持固定される。
第一インジェクタ18や第二インジェクタ20を交換する際には、ねじ42を外すことによってデリバリパイプ40は連結プレート30から外れる。その後、そのデリバリパイプ40を外すことによって、第一インジェクタ18と第二インジェクタ20は、連結プレート30の切欠34,36から自由に外して交換することができる。
【0011】
従来は、デリバリパイプが第一混合気供給装置10と第二混合気供給装置12の連結部材であったが、本発明では、デリバリパイプ40は連結部材として使用せず、デリバリパイプ40とは別体の連結プレート30を第一混合気供給装置10と第二混合気供給装置12との連結部材とした。但し、従来も本発明も連装プレート14を連結部材として使用する。この結果、本発明では第一インジェクタ18や第二インジェクタ20を交換する際に(デリバリパイプ40を外した際に)、連装プレート14と連結プレート30との2つの連結部材で、第一混合気供給装置10と第二混合気供給装置12とを固定しているので、それらの傾斜角度や距離がずれることはなく、同調空気量に変化が生じることはない。
本発明では、デリバリパイプ40とは別体の連結プレート30で第一混合気供給装置10と第二混合気供給装置12とを連結し、その連結プレート30にデリバリパイプ40を着脱する構成であるので、第一混合気供給装置10や第二混合気供給装置12にかかる応力は、連結プレート30で受けるものである。従って、デリバリパイプ40には応力がかからないので、従来のようなデリバリパイプ22に応力がかかるものと比べて、燃料漏れのおそれがなくなり、火災等に対する安全性を高めることができる。
本発明では、第一混合気供給装置10と第二混合気供給装置12を連結する連結プレート30に、第一インジェクタ18や第二インジェクタ20と嵌合する切欠34や切欠36を簡単に形成することができる。しかも、それら切欠34,36を第一インジェクタ18と第二インジェクタ20の所定の位置に嵌合させることによって、回り止めを防止することができ、燃料の噴出方向を一定にして安定した性能を得るようにすることができる。
その上、従来のデリバリパイプ22はそれに一体に形成した脚24,26を含んでいるので、デリバリパイプ22の形状が複雑になり、型代が高くなっていたが、本発明のデリバリパイプ40は連結プレート30に着脱するだけのものであり、簡単な形状となり製造コストを低減することができる。
【0012】
【発明の効果】
以上のように、本発明に係わる多気筒内燃機関用混合気供給装置によれば、デリバリパイプとは別体の連結プレートを連結部材として、その連結プレートにデリバリパイプを着脱するようにしたもので、インジェクタの交換時に複数の混合気供給装置の間の傾斜角度や距離がずれることがなくなり、同調空気量に変化が生じることがなくなる。
本発明ではまた、連結プレートが混合気供給装置間にかかる応力をうけるので、デリバリパイプには応力がかからず、燃料漏れのおそれがなくなり、火災等に対する安全性を高めることができる。
本発明では更に、連結プレートにインジェクタと嵌合する切欠を簡単に形成することができ、インジェクタの回り止めを防止することができる。
その上、本発明のデリバリパイプは連結プレートに着脱するだけのものなので簡単な形状となり、製造コストを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる多気筒内燃機関用混合気供給装置の一実施形態を示す正面図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】本発明の多気筒内燃機関用混合気供給装置に用いる連結プレートの平面図である。
【図4】従来の多気筒内燃機関用混合気供給装置を示す正面図である。
【図5】図4の平面図である。
【符号の説明】
10 第一混合気供給装置
12 第二混合気供給装置
14 連装プレート
18 第一インジェクタ
20 第二インジェクタ
30 連結プレート
34 切欠
36 切欠
40 デリバリパイプ
【発明の属する分野】
本発明は、インジェクタの脱着時にも各スロットルボディの同調空気量が変化することのないようにした多気筒内燃機関用混合気供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、多気筒内燃機関においては、各機関ごとにそれぞれ混合気を供給する混合気供給装置が備えられている。ここで、従来の多気筒内燃機関用混合気供給装置を図4及び図5に示す。それぞれ間隔を開けて配置された第一混合気供給装置10と第二混合気供給装置12との間には連装プレート14がねじ16によって固定されている。第一混合気供給装置10には調量された燃料を噴出するための第一インジェクタ18が装着され、第二混合気供給装置12には調量された燃料を噴出するための第二インジェクタ20が装着されている。第一インジェクタ18や第二インジェクタ20の上部にはデリバリパイプ22が連結され、そのデリバリパイプ22から第一インジェクタ18や第二インジェクタ20に燃料が供給される。
【0003】
デリバリパイプ22には、両端にそれぞれ下方に伸びる2本の脚24と脚26とが一体に形成されている。脚24はねじ28で第一混合気供給装置10に固定され、脚26はねじ28で第二混合気供給装置12に固定される。即ち、デリバリパイプ22は、第一混合気供給装置10と第二混合気供給装置12とに直接固定される。デリバリパイプ22を第一混合気供給装置10と第二混合気供給装置12に固定することによって、第一インジェクタ18は第一混合気供給装置10とデリバリパイプ22とによって挟持固定され、第二インジェクタ20は第二混合気供給装置12とデリバリパイプ22とによって挟持固定される。
このデリバリパイプ22と前記連装プレート14は、第一混合気供給装置10と第二混合気供給装置12を連結する2つの部材であり、これら2つの連結部材を固定することによって、第一混合気供給装置10と第二混合気供給装置12との位置関係や傾斜角度が調整される。
【0004】
ここで、第一インジェクタ18や第二インジェクタ20を交換する際には、ねじ28を脚24,26から外して、デリバリパイプ22を第一混合気供給装置10と第二混合気供給装置12から外すと共に、デリバリパイプ22を第一インジェクタ18と第二インジェクタ20から外す。これによって、第一インジェクタ18や第二インジェクタ20の固定が外れ、第一インジェクタ18や第二インジェクタ20を交換することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
図4並びに図5に示した従来構造においては、第一混合気供給装置10と第二混合気供給装置12の間は、連装プレート14とデリバリパイプ22との2個の部材で連結されている。しかし、第一インジェクタ18や第二インジェクタ20を交換する際には、デリバリパイプ22は第一混合気供給装置10や第二混合気供給装置12から外れているので、第一混合気供給装置10と第二混合気供給装置12は連装プレート14によってのみ連結されていることになる。このように、第一インジェクタ18や第二インジェクタ20の交換時には、1個の連結部材で連結しているため、第一混合気供給装置10と第二混合気供給装置12の間の傾斜角度や距離は微妙にずれることがあり、空気量の同調精度がずれるという不具合があった。
また、第一混合気供給装置10や第二混合気供給装置12に応力がかかった場合、それらを固定するデリバリパイプ22がその応力を受け、デリバリパイプ22に亀裂が入って燃料漏れが発生し、火災等が生じるおそれがあった。
第一インジェクタ18と第二インジェクタ20は長手方向の両端を挟持されているが、回り止めが施されておらず、燃料の噴出方向がずれて安定した性能が得られないおそれがあった。
その上、デリバリパイプ22に脚24,26を一体に形成しているので、デリバリパイプ22の形状が複雑になり、型代が高くなるという欠点もあった。
【0006】
本発明は上記の点に鑑みてなされたもので、インジェクタの交換時に空気量の同調精度がずれることを無くし、デリバリパイプに応力がかかることを無くし、インジェクタの回転を防ぎ、コストを低減するようにした多気筒内燃機関用混合気供給装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明は、第一混合気供給装置と、その第一混合気供給装置に燃料を噴出する第一インジェクタと、第二混合気供給装置と、その第二混合気供給装置に燃料を噴出する第二インジェクタと、前記第一インジェクタ及び前記第二インジェクタに燃料を供給するデリバリパイプと、前記第一混合気供給装置と前記第二混合気供給装置とを連結するための一方の連結部材である連装プレートとを有する多気筒内燃機関用混合気供給装置において、前記第一混合気供給装置と前記第二混合気供給装置とを他方の連結部材である連結プレートで固定し、その連結プレートに前記デリバリパイプを着脱自在に固定し、デリバリパイプを連結プレートに固定した状態で前記第一混合気供給装置とデリバリパイプとで前記第一インジェクタを固定すると共に前記第二混合気供給装置とデリバリパイプとで第二インジェクタを固定するようにしたものである。
【0008】
【発明の実施の形態】
次に本発明を図面に基づいて説明する。
図1は本発明に係わる多気筒内燃機関用混合気供給装置の一実施形態を示す正面図、図2は図1の平面図である。図1及び図2において、図4及び図5と同一符号は同一部分を示す。
第一混合気供給装置10と第二混合気供給装置12の間は、従来と同様の連装プレート14と、図3に示す板状の連結プレート30との2つの連結部材で連結固定する。連結プレート30は、ねじ32で第一混合気供給装置10と第二混合気供給装置12に固定する。
板状の連結プレート30には両端に切欠34,36を形成し、切欠34の空間に前記第一インジェクタ18を挟み、切欠36の空間に前記第二インジェクタ20を挟む。第一インジェクタ18や第二インジェクタ20の外壁断面は、非円形の箇所(例えば六角形の箇所)やOリング嵌合用の径小部があり、前記切欠34や切欠36は第一インジェクタ18や第二インジェクタ20の非円形箇所と嵌合し、嵌合した状態では切欠34,36は第一インジェクタ18と第二インジェクタ20が回転しないような形状に設定する。径小部箇所に切欠34,36が嵌合する場合は、連結プレート30をインジェクタ18,20に対して傾斜させるようにすることによって、第一インジェクタ18と第二インジェクタ20の回転を防止する。
【0009】
第一混合気供給装置10に第一インジェクタ18を装着すると共に第二混合気供給装置12に第二インジェクタ20を装着した状態で、前記連結プレート30をねじ32によって第一混合気供給装置10及び第二混合気供給装置12に固定する。連結プレート30を第一混合気供給装置10及び第二混合気供給装置12に固定する際に、連結プレート30の切欠34は第一インジェクタ18の非円形の外壁箇所等と嵌合させ、連結プレート30の切欠36は第二インジェクタ20の非円形の外壁箇所等と嵌合させる。そして、連結プレート30を第一混合気供給装置10及び第二混合気供給装置12に固定した状態では、第一インジェクタ18と第二インジェクタ20はその位置で回転しないようになる。連結プレート30のねじ穴38の直径を大きめにすることによって、連結プレート30の微妙な位置調整が可能になる。
【0010】
第一混合気供給装置10と第二混合気供給装置12を連結した連結プレート30に、デリバリパイプ40をねじ42によって固定する。このデリバリパイプ40を連結プレート30に固定した状態では、デリバリパイプ40は第一インジェクタ18や第二インジェクタ20と連絡し、それらにデリバリパイプ40から燃料が供給される。デリバリパイプ40を連結プレート30に固定した状態では更に、第一インジェクタ18はデリバリパイプ40と第一混合気供給装置10とによって挟持固定され、第二インジェクタ20はデリバリパイプ40と第二混合気供給装置12とによって挟持固定される。
第一インジェクタ18や第二インジェクタ20を交換する際には、ねじ42を外すことによってデリバリパイプ40は連結プレート30から外れる。その後、そのデリバリパイプ40を外すことによって、第一インジェクタ18と第二インジェクタ20は、連結プレート30の切欠34,36から自由に外して交換することができる。
【0011】
従来は、デリバリパイプが第一混合気供給装置10と第二混合気供給装置12の連結部材であったが、本発明では、デリバリパイプ40は連結部材として使用せず、デリバリパイプ40とは別体の連結プレート30を第一混合気供給装置10と第二混合気供給装置12との連結部材とした。但し、従来も本発明も連装プレート14を連結部材として使用する。この結果、本発明では第一インジェクタ18や第二インジェクタ20を交換する際に(デリバリパイプ40を外した際に)、連装プレート14と連結プレート30との2つの連結部材で、第一混合気供給装置10と第二混合気供給装置12とを固定しているので、それらの傾斜角度や距離がずれることはなく、同調空気量に変化が生じることはない。
本発明では、デリバリパイプ40とは別体の連結プレート30で第一混合気供給装置10と第二混合気供給装置12とを連結し、その連結プレート30にデリバリパイプ40を着脱する構成であるので、第一混合気供給装置10や第二混合気供給装置12にかかる応力は、連結プレート30で受けるものである。従って、デリバリパイプ40には応力がかからないので、従来のようなデリバリパイプ22に応力がかかるものと比べて、燃料漏れのおそれがなくなり、火災等に対する安全性を高めることができる。
本発明では、第一混合気供給装置10と第二混合気供給装置12を連結する連結プレート30に、第一インジェクタ18や第二インジェクタ20と嵌合する切欠34や切欠36を簡単に形成することができる。しかも、それら切欠34,36を第一インジェクタ18と第二インジェクタ20の所定の位置に嵌合させることによって、回り止めを防止することができ、燃料の噴出方向を一定にして安定した性能を得るようにすることができる。
その上、従来のデリバリパイプ22はそれに一体に形成した脚24,26を含んでいるので、デリバリパイプ22の形状が複雑になり、型代が高くなっていたが、本発明のデリバリパイプ40は連結プレート30に着脱するだけのものであり、簡単な形状となり製造コストを低減することができる。
【0012】
【発明の効果】
以上のように、本発明に係わる多気筒内燃機関用混合気供給装置によれば、デリバリパイプとは別体の連結プレートを連結部材として、その連結プレートにデリバリパイプを着脱するようにしたもので、インジェクタの交換時に複数の混合気供給装置の間の傾斜角度や距離がずれることがなくなり、同調空気量に変化が生じることがなくなる。
本発明ではまた、連結プレートが混合気供給装置間にかかる応力をうけるので、デリバリパイプには応力がかからず、燃料漏れのおそれがなくなり、火災等に対する安全性を高めることができる。
本発明では更に、連結プレートにインジェクタと嵌合する切欠を簡単に形成することができ、インジェクタの回り止めを防止することができる。
その上、本発明のデリバリパイプは連結プレートに着脱するだけのものなので簡単な形状となり、製造コストを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる多気筒内燃機関用混合気供給装置の一実施形態を示す正面図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】本発明の多気筒内燃機関用混合気供給装置に用いる連結プレートの平面図である。
【図4】従来の多気筒内燃機関用混合気供給装置を示す正面図である。
【図5】図4の平面図である。
【符号の説明】
10 第一混合気供給装置
12 第二混合気供給装置
14 連装プレート
18 第一インジェクタ
20 第二インジェクタ
30 連結プレート
34 切欠
36 切欠
40 デリバリパイプ
Claims (2)
- 第一混合気供給装置と、その第一混合気供給装置に燃料を噴出する第一インジェクタと、第二混合気供給装置と、その第二混合気供給装置に燃料を噴出する第二インジェクタと、前記第一インジェクタ及び前記第二インジェクタに燃料を供給するデリバリパイプと、前記第一混合気供給装置と前記第二混合気供給装置とを連結するための一方の連結部材である連装プレートとを有する多気筒内燃機関用混合気供給装置において、前記第一混合気供給装置と前記第二混合気供給装置とを他方の連結部材である連結プレートで固定し、その連結プレートに前記デリバリパイプを着脱自在に固定し、デリバリパイプを連結プレートに固定した状態で前記第一混合気供給装置とデリバリパイプとで前記第一インジェクタを固定すると共に前記第二混合気供給装置とデリバリパイプとで第二インジェクタを固定するようにしたことを特徴とする多気筒内燃機関用混合気供給装置。
- 前記連結プレートに、前記インジェクタを嵌合してそのインジェクタの回転を防止するための切欠を設けたことを特徴とする請求項1記載の多気筒内燃機関用混合気供給装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33672596A JP3762006B2 (ja) | 1996-12-17 | 1996-12-17 | 多気筒内燃機関用混合気供給装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33672596A JP3762006B2 (ja) | 1996-12-17 | 1996-12-17 | 多気筒内燃機関用混合気供給装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
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| JPH10176637A JPH10176637A (ja) | 1998-06-30 |
| JP3762006B2 true JP3762006B2 (ja) | 2006-03-29 |
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Family Applications (1)
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Country Status (1)
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| JP4700576B2 (ja) * | 2006-08-03 | 2011-06-15 | 株式会社ケーヒン | 多連スロットルボデーにおける燃料分配管構造 |
| JP4700575B2 (ja) * | 2006-08-03 | 2011-06-15 | 株式会社ケーヒン | 多連スロットルボデーにおける燃料分配管構造 |
| JP5160492B2 (ja) * | 2009-03-27 | 2013-03-13 | 本田技研工業株式会社 | V型エンジンの燃料供給装置 |
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1996
- 1996-12-17 JP JP33672596A patent/JP3762006B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| JPH10176637A (ja) | 1998-06-30 |
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