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JP3802565B2 - 改良されたタイヤの側面 - Google Patents
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Description

背景
本発明は特にゴムタイヤの黒い側面に適用できる。より具体的には、本発明はタイヤ側面の表面に用いられる少なくとも二つの意匠図形に関し、これらの図形は各々目立った視覚的外観を与えるように配向された複数の平行な稜線からなっている。
製造業者は長年にわたって数字、文字、記号や他の表示をタイヤの側面につけその製品の外観と市場性を向上させてきた。このような標示は米国特許4,198,744と4,823,856に記載されている。
1980年、4月22日に発行された米国特許4,198,774の首題はロバーツ(Robert)とロウザー(Lowther)によって発明された。この発明には実質的に直線で平行なかつ実質的に同一の横断面をもつ線状突起を用いて標示をつくることが記されている。表示は文字または数字等として現わされる。
後者のチャールスWロバーツ(Charles W Roberts)による1989年、4月25日に発行された米国特許4,823,856号にはタイヤの側面にのこぎり歯状の外形標示を用いることが記載されている。この発明は溝によって分離された複数のリブよりなるのこぎり歯状の部分によって囲まれた実質的に平らな溝のない部分の意匠に関する。のこぎり歯状の部分によって囲まれた平らな意匠の組合せが標示を規定している。
米国特許5,303,758には物品の表面の視覚的コントラストを増すことによって不透明な物品の視覚的外観を改善する少なくとも二つの独特な意匠図形の使用が示されている。この発明はタイヤ、特に黒い側面をもつタイヤの側面に特によく適していた。この発明の少なくとも一つの実施態様において意匠図形を組合せると、タイヤの側面壁に平行な面に対し60°以下の角視界から見るとき、側面の表示をはっきりときわだたせる効果があった。これらの意匠図形はタイヤの位置の機能として逆の関係にある互いの図形に関してコントラストを独特に変化させた。あいにく、このコントラストが変るということはタイヤ側面の文字を読む行きずりの観察者がタイヤやその製造業者の名前全部を読むためには彼の視角を変えざるを得ないことを意味した。本発明はタイヤ観察者がその視角を変えることなしに観察者がタイヤの全側面を読むことが可能なように劇的に改善したものである。一つの実施態様では、重ね合された全図形を各々対比する隣接の扇形内ではっきりと読むことができるように、側面を異なったコントラストをもついくつかの扇形に分割し、かくしてタイヤ側面を読む人はタイヤ製造業者がそのタイヤ側面上で伝えようと試みたメッセージを先行技術のタイヤが経験した上記の困難さを伴うことなしに識別することを可能にするものである。
発明の要約
改良されたタイヤ側面12は環状の外のすなわち外側の面11をもち、この環状外面11は意匠図形を有する。意匠図形は第一意匠図形15と第二意匠図形17を有する。
第一意匠図形15は同種の横断面形状の複数の稜線20を有する。各稜線20は円周方向に対して傾斜している。
第二意匠図形17は第一意匠図形15の一部の上に重なっている。好ましい実施態様では第二図形17は少なくとも一つの扇形において複数の間隔をおいた稜線30を有し、各稜線30は第二図形17の隣接する稜線30と実質的に平行であり、かつ第一図形15から外側に、かつ第一図形15の稜線20に対し45°から90°の間の角度方向に延びている。この第一および第二図形15と17を組合せると第一図形が光ってあるいは高度に光反射的に見えるとき第二図形17は黒ずんで見え、逆に第二図形17が光ってあるいは高度に光反射的に見えるとき第一図形15は黒ずんで見え、第一および第二図形15と17の間に逆のコントラストを生ずるという視覚的外観が得られる。
タイヤ側面の環状外面11のまわりを円周方向に360°以下の角度で延びる少なくとも一つの側面扇形13における改良は、第一図形15の稜線20がタイヤの赤道面(EP)に平行でかつ環状タイヤ側面12の回転軸線(A/R)に垂直な面(T)を通る平行な面によって規定され、面(T)上に投影したとき全部が同じ勾配(x/y)をもつ線21を形成することである。好ましい実施態様では勾配(x/y)は線21の長さに沿って一定である。
第一図形15の稜線20の横断面形状は実質的に頂点で約100°、あるいは70°から約130°好ましくは90°から110°の範囲にある夾角θもつ三角形であることが好ましい。
扇形13の弧の長さは側面12の円周の好ましくは少なくとも1/6以上の如何なる長さでもよいが、より好ましくは扇形13は四分円である。あるいは、扇形13は特別なみかけまたは外観を生ずる360°全円周または180°であってもよい。反射光が反射面に対する法線をつくる角度は入射光がこの法線とつくる角度と同様である。もし観察者がこのような角度で光源を見るならば光は反射されていると感じるし、もしそうでなければ光は偏向または吸収されたという印象をもつ。各扇形13は各扇形13の境界の末端を形成する装飾的意匠23によって間隔を置くことができる。この結果得られる効果は、明らかに観察者がよりよく識別できまた読むことのできる視覚的に人目をひく英数字標示をもつ幅広い装飾帯である。側面12に形成された銘やメッセージは各扇形13の中で第一稜線20よりなる背景図形に対して鮮やかなコントラストをなし、側面12を読む人が一目で全メッセージを理解することを可能にする。先行技術の背景図形の稜線は軸線からでるすべての放射状の線に対し一定の角度で半径方向に傾斜すなわち傾いているのでこの特徴をだすことができない。
定義
“入射角”は表面に至る光線の線と入射点から立ち上がる垂線によって生ずる角度を意味する。
“軸方向の”および“軸方向に”はタイヤの回転軸線に平行な線または方向を意味する。
“円周方向の”は軸方向に垂直な環状のトレッドの表面の外周に沿って延びる線または方向を意味する。
“光偏向”は光が表面にあたると反射光は光源の入射角に対し角度をもって進み入射角とほぼ一直線上に位置する観察者にとっては光を吸収する特性があるかのような効果を生ずることを意味する。
“光反射”は光が目的物にあたると反射光は入射角とほぼ一直線になり入射角とほぼ一直線上に位置する観察者にとって光るかまたは反射する特性であるように見えるようになることを意味する。
“半径方向の”および“半径方向に”は放射状にタイヤの回転軸線に向かうかあるいは回転軸線から離れる方向を意味する。
“側面”はトレッドとビードの間のタイヤの部分を意味する。
“トレッド”は正常なタイヤ圧と荷重の下で道路と接触するタイヤの部分を意味する。
【図面の簡単な説明】
図1は先行技術のタイヤの側面図を示す。
図2は図1の先行技術タイヤの一部の拡大図を示す。
図3は別の先行技術タイヤを示す。
図4は本発明によるタイヤの代表的な側面図を示す。
図5は図4のタイヤの一扇形の拡大図を示す。
図5Aは図5からとった扇形の一部の拡大図を示す。
図6は平面(T)と投影された線21を示す図面である。
図7は図4のタイヤの横断面図である。図7Aは更に平面(T)を示す図4のタイヤの横断面図である。
図8Aは第一図形の横断面図である。図8Bは第二図形の横断面図である。
図9は本発明による別の実施態様のタイヤの側面図を示す。
発明の詳細な説明
図1から3は米国特許5,303,758に開示された先行技術のタイヤの側面を示す。
典型的な図1に示される先行技術の実施態様において、図形Aは稜線200よりなる広い装飾帯を形成する。図形Aの稜線200は各々実質的に半径方向に延びている。この例示された先行技術の実施態様では図形Aの稜線200は等しい長さで延び同種の横断面形状をもっている。半径方向に延びる各稜線200は隣接する稜線200と実質的に平行であるように見える。
意匠図形Bは意匠図形Aの一部の上に重なって図1に示されている。図形Bは図形Aの重なった部分の稜線200に対して垂直に延びる複数の平行な稜線300をもつ。
図1に示されるように、図形Bの複数の稜線300はTIREという言葉を形成するように配向されており、このTIREという語は図形Aの稜線200のいくつかを覆い、すなわちその上に重ねられている。図形Aは図形B標示の背景をなす。
図1に更に示されているように、図形Cは図形Aの稜線200に対し垂直に配向された複数の平行な平行稜線400の間を有し、そしてそこでは図形Aの稜線200が図形Cの二つの稜線400の間を横切っている。図1に示された先行技術の実施態様では、図形Cは図形Aの稜線20の半径方向外側の一つまたはそれ以上の隣接した円周方向に連続した稜線400と図形Aの稜線200の半径方向内側の一つ以上の円周方向に連続した環状稜線400よりなる。
図2は先行技術の意匠図形A,BおよびCの一部の拡大図である。図形Aの稜線200は三角形の横断面に近い台(てい)形状であることが好ましい。台形の横断面の基部にあたる部分は、相互に非常に近接して位置するかまたは相交ってしまっていて、その結果図形Aではタイヤ側面120に平行な表面はほんの少ししか見えないようになっている。このような台形の横断面を用いると、側面120に対し垂直な位置から見る場合、一般に光が偏向されているかまたは反射することがない背景を生ずることになる。
図3に示される意匠図形Bは平らな矩形または正方形の横断面形状に近い台形を有する複数の稜線300よりなる。これら稜線は充分な距離をおいて配置されているので光を反射する平らな表面の間に光を暗くする空間を提供する。平らな表面は明るい対照的な外観を示す図形を生ずるので、この結果観察者は背景の図形AおよびCと比べると目立つBの意匠図形を容易に識別することができる。
図3には背景の図形の稜線200が傾斜している先行技術の発明の第二の実施態様が示してある。例示の稜線200は半径方向に対し45°の角度で配向している。各稜線は長さが等しく隣接する稜線200に実質的に平行に配向する。複数の平行稜線300はこれらの傾斜した稜線200の一部の上に重なっている。稜線300は一般に円周方向に延び図3の典型的なタイヤ側面に配列されTIREという語を形成している。背景図形200と円周方向に接する稜線400よりなる第三の図形が示されている。各稜線200は二つの稜線400の間を横切っている。
上記の先行技術の発明は改良された外観に加えていくつかの明らかな利点をもっていた。多重稜線を使用するとわずかな成型の欠陥を覆ったりかくしたりする傾向があるので図形Bの稜線300は密な標示(solid indicium)にとって好ましいと信じられる。観察者の注意は欠陥にひきつけられるので密な標示はいかなる小さな欠陥もめだたせるからである。
この発明の第二の利点は図形Aの稜線200と図形Bの環状稜線300および図形Cの稜線400との交差点が成型中に閉じ込められたガスの改良されたガス抜きを提供することである。この改良されたガス抜きは成型工程の間にガスが閉じ込められる結果起る表面の欠陥の発生を著しく減少させる。
表面欠陥の発生を減少させることを発生した表面欠陥をかくすことと組合せると装飾的に受け入れ難い製品をつくる可能性が大いに減少する。
先行技術のタイヤ100の視覚的外観は市販の製品をしのぐ改良であった。意匠図形Bは動的な視覚的印象をもつ縞状の文字を生んだ。図形Aによって形成された広い装飾帯は図形Bによって形成された文字を引き立たせる背景を提供した。図形Aの広い装飾帯はタイヤの位置と観察者の視角と相関して光反射を変える特性をもっていた。図形Aの稜線200は左や右方向には輝く外観を呈するが、タイヤの頂部と底部で光を偏向させる傾向があった。
本発明によってつくられたタイヤはタイヤに対する観察者の位置と相関して視覚的外観を変える特性をもつことが分かっている。特に観察者が角度のある視角からタイヤの側面を見るときまた図形Bがタイヤの頂点に対し90°かまたは270°のいずれかで配向されているとき、図形Bの文字は輝くかあるいは高度に明るい反射的図形Aに対して黒ずんで見え、背景との間に高いコントラストを生ずる。図形Bが0°または180°で配向されているとき、図形Bは黒ずんだ図形Aに対して明るく見え、図形Bが90°または270°の位置であるときの光反射的外観とは反対の逆のコントラストを生ずる。この変化する視覚的外観はこの側面意匠の独特な美的特性と魅力を増す。
過去の他の先行技術のタイヤは平らな背景上の突き出た平らな文字または輪郭のある文字、平らな背景上の縞状の文字、または縞状の背景上の平らな文字の組合せを用いることによってコントラストを最大にするように設計されていた。上記のように縞状の文字を縞状の背景とを組合せて用いることにより以前のタイヤの側面標示では達成できなかった新たな、コントラストを変える外観を達成できた。
図1から3の先行技術のタイヤ100はかなり進歩したものであるが、重大な欠点が一つあった。背景の図形200は半径方向に傾斜しているかまたは延びているが、このことは人がタイヤの廻りの文字や標示を見るとき背景は漸次コントラストを変えて行くことを意味した。このことは如何なる所与の角度のある視角からでも一つの最適なコントラストを示す点が達成され、この所与の角度からはずれるにつれて文字と背景との間のコントラストは見たところではよりはっきりしなくなることを意味した。もし書き出された語が大きい場合は、文字の組合せの円周方向の広がりゆえに一目で全部の語を読むことは困難であった。上に記したように文字はタイヤの廻りで異なったコントラストを示すからである。
本発明の目的は先行技術の米国特許5,303,758の明るいコントラストを与える利点を、全側面または大きな扇形内にある文字全部を一目で読めるような新しい方法で、達成するタイヤ側面の背景を提供することである。
本発明の図4で代表的なタイヤ側面12を例示する。側面12は広い装飾帯13をもち、この装飾帯は4つの扇形13A,13B,13Cおよび13Dに分れている。例示されているように、各線形は広い装飾帯を形成する第一図形15を形成する複数の稜線20を有する。各扇形13A〜13D内の第一図形の稜線20の上に重なって、数字、文字や他の標示よりなる第二の意匠図形17がある。例示された側面12は、所与の扇形内で広い装飾帯13の背景図形を形成する稜線20の第一図形15の新しい配列によって一般に一様な光反射が得られるというようなものである。
図5に示されているように扇形13Aは第一図形15の平行稜線20を有しており、この平行稜線20は、中央の一つの稜線20Aが垂直に配向され、その中央稜線20Aの両側に間隔をおいて配置された各稜線20は平行であり中央稜線20Aと同様な傾斜をもつように、配列されている。文字を形成する第二図形17の稜線30は第一稜線20に対し45°から90°の範囲で配向している。例示したように第二図形17の稜線30は皆同じ角度で傾斜していることが好ましく、その角度は第一図形15の稜線20に対して90°であることが最も好ましい。
もしタイヤ10の赤道面に平行で回転軸線に垂直な面(T)を設定するならば、面(T)に垂直で第一図形15の稜線20を通る面は面(T)との交差部で、その各々が所与の扇形13内で平行で同じ勾配をもつ線21を形成しており、これらの線21は図6に示すように面(T)上に投影される。
例示しているように、線21は直線で一定の勾配をもっている。あるいは、稜線20と線21はわずかながら曲がることができ、かくして第一図形15のすべてのその線21の勾配が如何なる特定の半径位置に対しても扇形13内で他の線21に対して皆同じである限り、変化する勾配をもつことができる。換言すれば、半径Rが第一図形15の稜線全部を通って移動したとすれば、半径との交差部における全稜線20の勾配は皆同じになるはずである。
図5Aでは第二意匠図形17の文字が第一図形の上に重なって示される。この好ましい実施態様において文字は稜線30の第二図形をもつ。稜線30は同じ勾配をもち皆平行である。第二意匠図形17の稜線30は第一意匠図形15の稜線20に対し45°から90°の範囲で配向しており、第一図形に対し90°で配向された第二意匠図形17の稜線30が最も好ましい。
図4では複数の扇形13A,13B,13Cおよび13Dが用いられるとき、一つの扇形13中の文字の稜線30の角度配向を他の扇形13の第一図形の稜線20の配向と一致させることが可能である。四つの扇形13A,13B,13Cおよび13Dを用いることにより一つの扇形13中の文字の稜線30を隣接する扇形13の背景図形の稜線20と一致させることができる。このことは、第一図形15と第二図形17の稜線20と30が扇形13の中で互いに対して垂直に配列されるとき、特に有用である。なぜならば、これは上と下の扇形13Aと13C中の文字稜線30を左と右の扇形13Bと13D中の背景稜線20との対比において一致させることができ、一方同時にもしそのような文字稜線30が左と右の扇形13Bと13D中で文字を形成するのに用いられるならば上と下の扇形13Aと13C中の背景稜線20をこれら扇形13Bと13Dの文字稜線30との対比において一致させることができるからである。このコントラスト合せはあざやかな光と陰の対照的な外観を生じ各扇形13中の全文字を一目で容易に読めるようにする。
図7は上記の側面意匠の特徴を用いるタイヤ10の横断面を示す。
図7は図4の線7−7に沿って取られたタイヤ10の横断面図を示す。タイヤ10は回転軸線(A/R)、一対の環状ビード14、環状ビード14の廻りを包むカーカス層16、タイヤの上面でカーカス層16上に設けられたトレッド18、およびトレッド18とビード14の間に設けられた側面12を有する。タイヤ10の側面12はこの側面の外面11上に配置された第一および第二意匠図形15と17を有する。図7Aは横断面と、赤道面に平行でかつ軸線(A/R)に垂直な面(T)を示す。
図8Aと8Bはそれぞれ第一意匠図形15と第二意匠図形17の稜線20と30の一部の横断面図を示す。一連の経験的研究を通して、隣接する稜線20または30は理想的には形状が実質的に三角形であるべきでかつ隣接する稜線20または30の側面は約100°の夾角を形成すべきであると定められた。この角関係θは距離(d)((d)は稜線の高さ(h)より小さいか等しい)という各隣接する稜線間の間隔との組合せにより、観察者に反射し返すことになる入射光について広い角度を提供する。角θは70°から130°、好ましくは90°から110°の範囲内にあるべきで、100°が最も好ましいと思われる。
図9は扇形13が全円周に延びている本発明の側面12をもつタイヤ10を示している。この応用では、第一図形15の稜線20は、稜線20がほぼ水平であるとき、すなわち稜線20の第一図形が垂直線に対し90°で配向するとき、効果的に高度に反射的な背景を生ずる。タイヤ10が90°回転すると稜線20の第一図形15は垂直に配向し陰のあるあるいは無反射の外観を呈する。図4の扇形13Aと13Cに示されるように文字の第二図形17がこの背景図形上に重なり、その稜線30が背景稜線20に対して垂直に延びる場合は、前に論じたように、この文字は丁度反対のコントラストを与える条件を生じ文字を光を発する電気信号と同類であるように見せ、背景が光らないとき文字は光り、などなどの効果を生ずる。
上記の特徴は非常に新しいもので、これまで達成できなかったやりかたで製造業者の商標を印象的に示す機会を与えるものと評価することができる。本発明はタイヤの側壁面の明るい部分と黒い部分を用いて印象的な外観を達成するものである。先行技術の発明はコントラストを得るために通常は白の着色文字を用いてきた。本発明は観察者が扇形13内で文字全部を同じコントラストで見ることができるように光と陰を著しく効率的に用いるものである。
上記の発明は扇形13Aと13Cに示すように平行稜線30を用いて第二の図形17の文字を形成することを示し、文字は第二意匠図形17の中の稜線30より高さがわずかに高いかまたは等しいゴムの突起23で境界または輪郭をつけられている。
あるいは、文字は図4の扇形13Bと13Dに示すように稜線20の第一意匠図形15の上に重なった突き出るかまたはへこんで平らなまたは密な(solid)表面25であってよい。このため背景が高度に光を反射する場合、文字はその配向において高度に対比的なものになり、あるいは背景が事実上陰になり反射しない場合、これらの密な(solid)文字はカモフラージュ(偽装)され、背景とほとんど見分けがつかなくなるようにすることができる。図4に示すように、このことは、製品の名前は目立つことが求められるが、扇形13Bや13Dに示されるようにタイヤの寸法や回転数のような他の情報はその価値をより目立たせない場合に用いることができる。この実施例は従来の文字を用いながらタイヤ設計者のためにさらに芸術的かつ創造的なスタイルをつくる機会を創造すときに発明性の価値を発揮するものである。

Claims (3)

  1. 環状の外表面を有し、該環状の外表面は意匠図形を有し、該意匠図形は第一意匠図形を有し、該第一意匠図形は同種の横断面形状の複数の稜線を有し、該第一意匠図形の各稜線は円周方向に対して傾斜しており;該第一意匠図形の一部の上に第二意匠図形が重なっている環状タイヤ側面を有するタイヤにおいて、
    複数の円周方向に隣接する側面扇形がタイヤ側面の環状の外表面の周りを円周方向に延びており、各扇形は第一意匠図形と第二意匠図形を有し、各扇形内の該第一意匠図形は円周方向に隣接する扇形内の第一意匠図形の平行稜線の配向に対して45°から90°の範囲で配向している平行稜線を有し、面(T)として、タイヤの赤道面に平行でかつ環状タイヤ側面の回転軸線に垂直になっている面を設定したとき、該面(T)に垂直になっていて、該第一意匠図形の稜線と一直線上に並べられかつ稜線を通っている平行な面が、該面(T)と該平行な面とが交差するところで複数の線を形成しており、該複数の線は平行であってすべてが同一の勾配を有することを特徴とする改良された環状タイヤ側面を有するタイヤ。
  2. 該第一意匠図形の稜線が頂点で約100°の夾角を有する実質的に三角形の横断面形状を有する請求項1のタイヤ。
  3. 該第二意匠図形は複数の間隔をおいた稜線を有し、側面の一つの扇形内で各稜線は該第二意匠図形の隣接する稜線と実質的に平行であり、その扇形内において該第一意匠図形から半径方向に外側にかつ該第一意匠図形の稜線に対し45°から90°の間の角度方向に延びていて、その結果該第一意匠図形が光ってまたは高度に光反射的に見えるとき該第二意匠図形は黒ずんで見え、また逆に該第二意匠図形が光ってまたは高度に光反射的に見えるとき該第一意匠図形は黒ずんで見え、該第一意匠図形と第二意匠図形の間に逆のコントラストを生ずる請求項1のタイヤ。
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