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JP3812469B2 - 光ファイバ保持体とその製法及び光ファイバ固定板 - Google Patents
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JP3812469B2 - 光ファイバ保持体とその製法及び光ファイバ固定板 - Google Patents

光ファイバ保持体とその製法及び光ファイバ固定板 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、光ファイバを用いた光伝送路形成技術に関し、特に光ファイバアレイのような光ファイバ保持体とその製法及びこの製法の実施に使用する光ファイバ固定板に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、2次元光ファイバアレイとしては、図19,20に示すものが本願と同一出願人により既に提案されている(例えば、特願2001−241180号参照)。
【0003】
図19,20に示す光ファイバアレイにあっては、光ファイバホルダ1の一端から他端に貫通するように保持孔J〜Jを設けると共に、ホルダ1の端部には保持孔J〜Jに対応する位置決め孔H〜Hを有する位置決め板2を装着し、位置決め板2を装着した状態で保持孔J〜Jから位置決め孔H〜Hにそれぞれ光ファイバF〜Fを挿通し、固定する構成になっている。このような光ファイバアレイによれば、位置決め板2を薄膜プロセスにより簡単且つ精度よく形成できるので、高精度の位置決めが可能である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記した従来技術によると、ホルダ1の端面に金属製の位置決め板2を装着しているため、次のような問題点がある。
【0005】
(1)ホルダ1の端面に位置決め板2を装着する際に、各保持孔に対して対応する位置決め孔をミクロンレベルで精密に位置合せする必要があり、位置合せ作業が容易でない。このような位置合せが不十分であると、光ファイバが挿入の途中で折れる事態を招く。
【0006】
(2)位置決め板2は、厚さが100μm程度と非常に薄いため、四辺に沿う側部で保持するのが困難である。そこで、位置決め板2をホルダ1の端面に装着する際には、位置決め板2のホルダ1側の主面をホルダ1の端面に接着剤で接着・固定するのが通例である。この場合、ホルダ1の端面に平行に位置決め板2を貼付する作業が容易でない。面の平行度が不十分であると、接着層が不均一となり、熱膨張時に位置決め板2のそり等のトラブルが発生する。
【0007】
この発明の目的は、光ファイバホルダの端部において高精度且つ簡単に光ファイバの位置を決定することができる新規な光ファイバ保持体とその製法及び光ファイバ固定板を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る第1の光ファイバ保持体は、
1又は複数の光ファイバと、
前記1又は複数の光ファイバのうちの各光ファイバに対応する光ファイバ保持孔が一端から他端に貫通するように設けられ、該一端から該他端まで連続した構成材料からなる円柱状又は多角柱状の光ファイバホルダであって前記一端から前記他端に向けて延長するように第1の位置決めピン挿入孔(又は溝)が各光ファイバ保持孔とは別個に設けられると共に前記一端の近傍には各光ファイバ保持孔及び前記第1の位置決めピン挿入孔(又は溝)を横切るように固定板挿入溝が設けられたものと、
選択メッキ処理により形成され、前記固定板挿入溝に挿入された光ファイバ固定板であって前記光ファイバホルダの各光ファイバ保持孔及び前記第1の位置決めピン挿入孔(又は溝)にそれぞれ対応する光ファイバ固定孔及び第2の位置決めピン挿入孔(又は溝)がいずれも一方の主面から他方の主面に貫通するように設けられ、各光ファイバ固定孔が前記他方の主面に近づくにつれてサイズを増大するように形成されたものと、
前記第2の位置決めピン挿入孔(又は溝)を前記第1の位置決めピン挿入孔(又は溝)に連通させ且つ前記光ファイバ固定板の他方の主面を前記光ファイバホルダの他端に向けるように前記光ファイバ固定板を前記固定板挿入溝に挿入した状態で前記第1及び第2の位置決めピン挿入孔(又は溝)に挿入された位置決めピンであって前記第1及び第2の位置決めピン挿入孔(又は溝)に挿入された状態では前記光ファイバ固定板の各光ファイバ固定孔を前記光ファイバホルダの対応する光ファイバ保持孔に連通させるように位置決めするものと、
前記第1及び第2の位置決めピン挿入孔(又は溝)に前記位置決めピンを挿入し且つ各光ファイバを前記光ファイバホルダの対応する光ファイバ保持孔及び前記光ファイバ固定板の対応する光ファイバ固定孔に挿入した状態で前記位置決めピン及び各光ファイバを前記光ファイバホルダに固定する固定手段と
を備えたものである。ここで、孔のサイズとは、孔の直径、孔の一辺の寸法等をいう。
【0009】
第1の光ファイバ保持体によれば、光ファイバホルダの一端近傍に固定板挿入溝を設け、この固定板挿入溝に光ファイバ固定板を挿入した状態で光ファイバホルダの第1の位置決めピン挿入孔(又は溝)及び光ファイバ固定板の第2の位置決めピン挿入孔(又は溝)に位置決めピンを挿入して各光ファイバ固定孔を対応する光ファイバ保持孔に位置決めするようにしたので、光ファイバホルダに対する光ファイバ固定板の位置合せを簡単に且つ精度よく行なうことができる。また、光ファイバ固定板は、固定板挿入溝に挿入されているので、そりやはがれが生じにくい。
【0010】
その上、光ファイバ固定板は、薄膜プロセスによりサブミクロンオーダーの精度で作成可能であるため、光ファイバホルダの端部において光ファイバの高精度の位置決めを行なうことができる。光ファイバ固定板は、各光ファイバ固定孔の大サイズ端が光ファイバホルダの他端を向くように固定板挿入溝に挿入されるので、光ファイバホルダの他端から各光ファイバ固定孔に光ファイバを簡単に挿入することができる。
【0011】
この発明に係る第2の光ファイバ保持体は、
1又は複数の光ファイバと、
前記1又は複数の光ファイバのうちの各光ファイバに対応する光ファイバ保持孔が一端から他端に貫通するように設けられ、該一端から該他端まで連続した構成材料からなる円柱状又は多角柱状の光ファイバホルダであって前記一端から前記他端に向けて延長するように第1の位置決めピン挿入孔(又は溝)が各光ファイバ保持孔とは別個に設けられると共に前記一端の近傍には各光ファイバ保持孔及び前記第1の位置決めピン挿入孔(又は溝)を横切るように複数の固定板挿入溝が並設されたものと、
各々選択メッキ処理により形成され、前記複数の固定板挿入溝にそれぞれ挿入された複数の光ファイバ固定板であって各光ファイバ固定板には前記光ファイバホルダの各光ファイバ保持孔及び前記第1の位置決めピン挿入孔(又は溝)にそれぞれ対応する光ファイバ固定孔及び第2の位置決めピン挿入孔(又は溝)がいずれも一方の主面から他方の主面に貫通するように設けられ、各光ファイバ固定孔が前記他方の主面に近づくにつれてサイズを増大するように形成されたものと、
各光ファイバ固定板の第2の位置決めピン挿入孔(又は溝)を前記第1の位置決めピン挿入孔(又は溝)に連通させ且つ光ファイバ固定板の他方の主面を前記光ファイバホルダの他端に向けるように各光ファイバ固定板を前記光ファイバホルダの対応する固定板挿入溝に挿入した状態で前記第1の位置決めピン挿入孔(又は溝)と各光ファイバ固定板の第2の位置決めピン挿入孔(又は溝)とに挿入された位置決めピンであって前記第1及び第2の位置決めピン挿入孔(又は溝)に挿入された状態では各光ファイバ固定板毎に各光ファイバ固定孔を前記光ファイバホルダの対応する光ファイバ保持孔に連通させるように位置決めするものと、
前記第1の位置決めピン挿入孔(又は溝)と各光ファイバ固定板の第2の位置決めピン挿入孔(又は溝)とに前記位置決めピンを挿入し且つ各光ファイバを前記光ファイバホルダの対応する光ファイバ保持孔及び光ファイバ固定板の対応する光ファイバ固定孔に挿入した状態で前記位置決めピン及び各光ファイバを前記光ファイバホルダに固定する固定手段と
を備えたものである。
【0012】
第2の光ファイバ保持体は、第1の光ファイバ保持体において、固定板挿入溝を複数にすると共に光ファイバ固定板を複数にしたものに相当し、第1の光ファイバ保持体と同様の作用効果が得られる。その上、光ファイバホルダの端部において、複数の光ファイバ固定板により光ファイバの位置決めを行なうので、光ファイバ間の平行度を精密に設定することができる。
【0013】
この発明に係る第1の光ファイバ保持体の製法は、
1又は複数の光ファイバと、前記1又は複数の光ファイバのうちの各光ファイバに対応する光ファイバ保持孔が一端から他端に貫通するように設けられ、該一端から該他端まで連続した構成材料からなる円柱状又は多角柱状の光ファイバホルダであって前記一端から前記他端に向けて延長するように第1の位置決めピン挿入孔(又は溝)が各光ファイバ保持孔とは別個に設けられると共に前記一端の近傍には各光ファイバ保持孔及び前記第1の位置決めピン挿入孔(又は溝)を横切るように固定板挿入溝が設けられたものと、前記固定板挿入溝に挿入されるべく選択メッキ処理により形成された光ファイバ固定板であって前記光ファイバホルダの各光ファイバ保持孔及び前記第1の位置決めピン挿入孔(又は溝)にそれぞれ対応する光ファイバ固定孔及び第2の位置決めピン挿入孔(又は溝)がいずれも一方の主面から他方の主面に貫通するように設けられ、各光ファイバ固定孔が前記他方の主面に近づくにつれてサイズを増大するように形成されたものと、前記第1及び第2の位置決めピン挿入孔に挿入されるべき位置決めピンとを用意するステップと、
前記第2の位置決めピン挿入孔(又は溝)を前記第1の位置決めピン挿入孔(又は溝)に連通させ且つ前記光ファイバ固定板の他方の主面を前記光ファイバホルダの他端に向けるように前記光ファイバ固定板を前記固定板挿入溝に挿入するステップと、
前記光ファイバ固定板を前記固定板挿入溝に挿入した状態で前記第1及び第2の位置決めピン挿入孔に前記位置決めピンを挿入することにより前記光ファイバ固定板の各光ファイバ固定孔を前記光ファイバホルダの対応する光ファイバ保持孔に連通させるように位置決めするステップと、
前記位置決めピンにより前記光ファイバ固定板の各光ファイバ固定孔を前記光ファイバホルダの対応する光ファイバ保持孔に位置決めした状態で前記位置決めピンを前記光ファイバホルダに固定するステップと、
前記位置決めピンを前記光ファイバホルダに固定した状態で各光ファイバを前記光ファイバホルダの他端から前記光ファイバホルダの対応する光ファイバ保持孔及び前記光ファイバ固定板の対応する光ファイバ固定孔に挿入するステップと、
各光ファイバを前記光ファイバホルダの対応する光ファイバ保持孔及び前記光ファイバ固定板の対応する光ファイバ固定孔に挿入した状態で各光ファイバを前記光ファイバホルダに固定するステップと
を含むものである。
【0014】
第1の光ファイバ保持体の製法によれば、前述の第1の光ファイバ保持体を簡単且つ精度よく製作することができる。第1の光ファイバ保持体の製法においては、各光ファイバを光ファイバホルダに固定した状態で光ファイバホルダの一端と固定板挿入溝との間のホルダ区間内に達するまで光ファイバホルダの一端側を研磨するステップを実行するようにしてもよい。このようにすると、光ファイバホルダの端部を平坦且つ清浄な面とすることができ、他の光デバイスと結合するときに結合損失を低減することができる。
【0015】
この発明に係る第2の光ファイバ保持体の製法は、
1又は複数の光ファイバと、前記1又は複数の光ファイバのうちの各光ファイバに対応する光ファイバ保持孔が一端から他端に貫通するように設けられ、該一端から該他端まで連続した構成材料からなる円柱状又は多角柱状の光ファイバホルダであって前記一端から前記他端に向けて延長するように第1の位置決めピン挿入孔(又は溝)が各光ファイバ保持孔とは別個に設けられると共に前記一端の近傍には各光ファイバ保持孔及び前記第1の位置決めピン挿入孔(又は溝)を横切るように複数の固定板挿入溝が並設されたものと、前記複数の固定板挿入溝にそれぞれ挿入されるべく選択メッキ処理により形成された複数の光ファイバ固定板であって各光ファイバ固定板には前記光ファイバホルダの各光ファイバ保持孔及び前記第1の位置決めピン挿入孔(又は溝)にそれぞれ対応する光ファイバ固定孔及び第2の位置決めピン挿入孔(又は溝)がいずれも一方の主面から他方の主面に貫通するように設けられ、各光ファイバ固定孔が前記他方の主面に近づくにつれてサイズを増大するように形成されたものと、前記第1の位置決めピン挿入孔及び各光ファイバ固定板の第2の位置決めピン挿入孔に挿入されるべき位置決めピンとを用意するステップと、
各光ファイバ固定板の第2の位置決めピン挿入孔(又は溝)を前記第1の位置決めピン挿入孔(又は溝)に連通させ且つ光ファイバ固定板の他方の主面を前記光ファイバホルダの他端に向けるように各光ファイバ固定板を前記光ファイバホルダの対応する固定板挿入溝に挿入するステップと、
各光ファイバ固定板を前記光ファイバホルダの対応する固定板挿入溝に挿入した状態で前記第1の位置決めピン挿入孔(又は溝)及び各光ファイバ固定板の第2の位置決めピン挿入孔(又は溝)に前記位置決めピンを挿入することにより各光ファイバ固定板毎に各光ファイバ固定孔を前記光ファイバホルダの対応する光ファイバ保持孔に連通させるように位置決めするステップと、
前記位置決めピンにより各光ファイバ固定板毎に各光ファイバ固定孔を前記光ファイバホルダの対応する光ファイバ保持孔に位置決めした状態で前記位置決めピンを前記光ファイバホルダに固定するステップと、
前記位置決めピンを前記光ファイバホルダに固定した状態で各光ファイバを前記光ファイバホルダの他端から前記光ファイバホルダの対応する光ファイバ保持孔及び各光ファイバ固定板の対応する光ファイバ固定孔に挿入するステップと、
各光ファイバを前記光ファイバホルダの対応する光ファイバ保持孔及び各光ファイバ固定板の対応する光ファイバ固定孔に挿入した状態で各光ファイバを前記光ファイバホルダに固定するステップと
を含むものである。
【0016】
第2の光ファイバ保持体の製法によれば、前述の第1又は第2の光ファイバ保持体を簡単且つ精度よく製作することができる。第2の光ファイバ保持体の製法においては、各光ファイバを光ファイバホルダに固定した状態で光ファイバホルダの一端と複数の固定板挿入溝のうちのいずれか1つとの間のホルダ区間内に達するまで光ファイバホルダの一端側を研磨するステップを実行するようにしてもよい。この場合、光ファイバホルダの一端に近い方のホルダ区間内に達するまで光ファイバホルダの一端側を研磨すると、前述の第2の光ファイバ保持体が得られる。また、光ファイバホルダの一端から遠い方のホルダ区間内に達するまで光ファイバホルダの一端側を研磨すると、前述の第1の光ファイバ保持体が得られる。このように光ファイバホルダの一端側を研磨すると、前述したように他の光デバイスと結合するときに結合損失を低減することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
図1は、この発明の一実施形態に係る2次元光ファイバアレイを示すもので、図1のX−X’線に沿う断面は図2に示し、図1のY−Y’線に沿う断面は図4に示す。図3には、図2の一部を拡大して示す。
【0018】
光ファイバホルダ10は、一例として四角柱状のもので、セラミック、金属又はプラスチック等からなっている。ホルダ10には、各々円形状の光ファイバ保持孔H11〜H48が実質的に平行な状態でホルダ10の一端(左端)から他端(右端)に貫通するように行列状に設けられると共に、各々円形状の位置決めピン挿入孔10a、10bが実質的に平行な状態でホルダ10の一端から他端に貫通するように設けられている。ピン挿入孔10a、10bは、保持孔H11〜H48に対して実質的に平行な状態にある。保持孔H11〜H48及びピン挿入孔10a、10bは、いずれも図2,4に示すようにホルダ10の他端に近づくにつれて直径が増大するようになっている。
【0019】
ホルダ10の一端近傍には、固定板挿入溝14が保持孔H11〜H48及びピン挿入孔10a、10bに実質的に直交するように形成されている。10Aは、ホルダ10の一端と板挿入溝14との間のホルダ区間を示す。板挿入溝14には、光ファイバ固定板16が挿入されている。固定板16は、一例としてホルダ10の長手方向に直交する断面の形状に対応して四辺形状のもので、Ni−Fe合金等の金属板からなっている。固定板16には、ホルダ10の保持孔H11〜H48にそれぞれ対応して32個の光ファイバ固定孔が固定板16の一方の主面から他方の主面に貫通するように設けられている。図2には、固定板16の32個の固定孔のうち、4個の固定孔S11,S21,S31,S41を示す。固定板16には、図4に示すようにホルダ10のピン挿入孔10a,10bにそれぞれ対応して位置決めピン挿入孔Sa、Sbが設けられている。
【0020】
固定板16において、図2に示す固定孔S11〜S41は、固定板16の他方の主面に近づくにつれて直径が増大するよう形成されており、このことは、他の固定孔についても同様である。固定板16は、他方の主面をホルダ10の他端に向けるようにして板挿入溝14に挿入されている。固定板16の一方の主面には、図2に示すように固定孔S11,S21,S31,S41の小サイズ端にそれぞれ連続して接着孔M11,M21,M31,M41が設けられており、このことは、他の固定孔についても同様である。M11等の各接着孔は、対応する固定孔より大きい直径を有する。
【0021】
固定板16の一方の主面には、図4に示すようにピン挿入孔Sa,Sbの小サイズ端にそれぞれ連続して接着孔Ma,Mbが設けられている。接着孔Ma,Mbは、いずれも対応するピン挿入孔より大きい直径を有する。
【0022】
ピン挿入孔10a,Saとピン挿入孔10b,Sbとには、ホルダ10の他端から位置決めピン12a,12bがそれぞれ挿入される。位置決めピン12a,12bは、いずれも例えば直径1mm程度のステンレススチール等の金属又はアルミナ等のセラミックからなっている。ピン挿入孔10a,10b,Sa,Sbには、いずれも大サイズ端から位置決めピンが挿入されるので、挿入作業が容易となる。位置決めピン12a,12bは、図3について後述する光ファイバの接着と同様にしてそれぞれ接着孔Ma,Mbにて接着剤により接着されることにより固定板16と共にホルダ10に固定される。この結果、固定板16は、各固定孔がホルダ10の対応する保持孔に連通するようにホルダ10に精密に位置合せされたことになる。
【0023】
このように位置合せされた状態において、図2に示すように保持孔H11と 固定孔S11との連通孔、保持孔H21と固定孔S21との連通孔、保持孔H31と固定孔S31との連通孔及び保持孔H41と固定孔S41との連通孔には、ホルダ10の他端から光ファイバF11、F21、F31及びF41がそれぞれ挿通される。このことは、他の保持孔と固定孔との連通孔についても同様である。各保持孔及び各固定孔には、いずれも大サイズ端から光ファイバが挿通されるので、挿入作業が容易となる。各光ファイバは、対応する接着孔にて接着剤によりホルダ10に接着・固定される。
【0024】
図3は、このときの接着・固定構造を接着孔M11,M21について例示するものである。一例として、固定板16を板挿入溝14に挿入する前に接着孔M11,M21に紫外線硬化性の接着剤を充填しておき、図3に示すように孔S11,M11及び孔S21,M21にそれぞれ光ファイバF11及びF21を挿通し終わった段階で光ファイバF11、F21をそれぞれ介して接着孔M11,M21内の接着層A11,A21に紫外線を照射することにより接着層A11,A21を硬化させる。この結果、光ファイバF11、F21は、それぞれ接着層A11,A21により固定板16と共にホルダ10に固定される。
【0025】
次に、図5〜10を参照して上記のような光ファイバアレイの製法を説明する。図5〜10において、図1〜4と同様の部分には同様の符号を付して詳細な説明を省略する。
【0026】
図5の工程では、前述したように光ファイバ保持孔H11〜H48を含む保持孔群Hと位置決めピン挿入孔10a,10bとを有する光ファイバホルダ10を例えばジルコニア粉末の焼成処理により作成する。
【0027】
図6の工程では、100μm〜200μm幅のダイシングブレードを使用してホルダ10の一端近傍に2つのダイシング溝を並べて形成することによりこれらダイシング溝からなる固定板挿入溝14,18を得る。ピン挿入孔10a,10bは、板挿入溝14,18により切断された形となる。ホルダ10の一端と板挿入溝18との間にはホルダ区間10Bが残されると共に板挿入溝18及び14の間にはホルダ区間10Aが残される。
【0028】
図7の工程では、図12〜18について後述するような薄膜プロセスにより作成された光ファイバ固定板16,16’を用意する。固定板16は、前述したようにS11〜S41等の光ファイバ固定孔及びM11〜M41等の接着孔を含む接着・固定孔群SMと位置決めピン挿入孔Sa,Sbとを有するもので、固定板16’も固定板16と同様の構成である。
【0029】
次に、固定板16,16’を板挿入孔14,18にそれぞれ挿入する。このとき、図2,4に示したようにS11等の各固定孔及びSa等の各ピン挿入孔がいずれも大サイズ端をホルダ10の他端(右端)に向けるように固定板16を板挿入溝14に挿入し、固定板16’についても同様とする。図8には、固定板16,16’の挿入後の状態が示されている。
【0030】
図8の工程では、固定板16,16’をそれぞれ板挿入溝14,18に挿入した状態においてホルダ10の他端からピン挿入孔10a、10bに位置決めピン12a,12bを挿入する。位置決めピン12a,12bは、図4に関して前述したようにピン挿入孔10a,10bをそれぞれ介して固定板16のピン挿入孔Sa,Sbに挿入すると共にホルダ区間10A、固定板16’及びホルダ区間10B内に貫通させ、このような状態で前述したように接着孔にて固定する。この結果、固定板16,16’は、ホルダ10に対して位置決めされる。
【0031】
図9の工程では、上記したような位置決め状態において、ファイバテープFTから導出された光ファイバ(ファイバ芯線)群Fのうちの各光ファイバをホルダ10の他端からホルダ10の対応する保持孔と、固定板16の対応する固定孔と、ホルダ区間10Aの対応する保持孔と、固定板16’の対応する固定孔と、ホルダ区間10Bの対応する保持孔とに挿入し、前述したように対応する接着孔にてホルダ10に固定する。図10には、光ファイバ群Fをホルダ10に挿入・固定した状態が示されている。
【0032】
図10の工程では、ホルダ10の一端から突出した光ファイバ部分とホルダ10の端部とに研磨処理を施すことにより図9に示すようにホルダ10の一端からホルダ区間10A内に至る長さDのホルダ区間を除去する。この結果、ホルダ区間10Aの端面は、図1に示したように平坦状の面となり、固定板16が残存することになる。なお、研磨処理としては、必要に応じて斜め研磨処理を施してもよい。
【0033】
上記した例では、ホルダ区間10A内に至るまで研磨したが、ホルダ区間10B内に達した段階で研磨を停止するようにしてもよい。この場合は、固定板16,16’が共に残存することになる。また、固定板16,16’は、いずれか一方を省略するようにしてもよい。
【0034】
図11は、ホルダと固定板の位置合せ方法の変形例を示すもので、図1〜4と同様の部分には同様の符号を付して詳細な説明を省略する。
【0035】
図11の例では、ホルダ10の一端から他端に向けて延長するように(又は他端に達するように)ホルダ10の上部及び両側部に位置決めピン挿入溝10p、10q、10rを設ける。ピン挿入溝10p〜10rは、いずれもホルダ区間10Bの端面から固定板16’、ホルダ区間10A及び固定板16の各露呈部を通ってホルダ10の他端側に延長している。
【0036】
位置合せに際しては、ホルダ10の板挿入溝14,18にそれぞれ固定板16,16’を図11に示すように挿入した状態においてピン挿入溝10p,10q,10rにそれぞれ板状の位置決めピン12p,12q,12rを図11にて矢印で示すように挿入し、接着等により固定する。このような固定状態において、前述したと同様に光ファイバ挿入作業を行なう。位置決めピン12p〜12rにおいてホルダ10(ホルダ区間10A,10Bも含む)や固定板16,16’から突出した部分は、研磨処理等により除去することができる。
【0037】
上記した実施形態によれば、位置決めピン12a,12b又は12p〜12rを用いて固定板16,16’をホルダ10に対して精密に位置決めすることができる。また、固定板16,16’は、それぞれ板挿入溝14,18内に存在するため、そりやはがれが生じにくい。さらに、固定板16,16’の各固定孔の直径の精度としては、光ファイバの外径に対して1μmより下のサブミクロンオーダーの精度を出すことができるので、光ファイバの端部で高精度の位置決めが可能であり、光ファイバ間の平行度を0.1度以下にすることができる。
【0038】
図12〜16は、光ファイバ固定板の製法の一例を示すものである。
【0039】
図12の工程では、例えばガラス又は石英からなる基板20の一方の主面にメッキ下地層としてCu/Cr積層(Cr層にCu層を重ねた積層)22をスパッタ法により形成する。Cr層は、基板20に対するCu層の密着性を向上させるためのもので、Cr層及びCu層の厚さは、それぞれ30nm及び300nm程度とすることができる。Cu/Cr積層22を形成した後、ホトリソグラフィ処理により所望の接着孔パターンにそれぞれ対応するレジスト(ネガレジスト)層R11〜R16をCu/Cr積層22の上に形成する。
【0040】
次に、図13の工程では、ホトリソグラフィ処理により所望の固定孔パターンにそれぞれ対応するレジスト(ネガレジスト)層R21〜R26をレジスト層R11〜R16の上にそれぞれ形成する。
【0041】
図14の工程では、レジスト層R11〜R16,R21〜R26をマスクとするNi−Fe合金の選択メッキ処理によりNi−Fe合金層からなる光ファイバ固定板16を形成する。このとき、固定板16は、R21等の各レジスト層の周囲で上方に進むほど各レジスト層から離れるように(上方に進むに従ってサイズが増大する固定孔を有するように)形成される。
【0042】
図17は、このときのメッキ層16の成長状況をレジスト層R11,R21に関して例示するものである。Cu/Cr積層22上においてレジスト層R11の近傍の点Pから見たとき、メッキ層16の表面における図示の点Q,Rは等距離にある。メッキ層16は等方的に成長するので、直下にレジスト層R11があってメッキ下地が露呈していない点Rでは、メッキ層16がP点からレジスト層R11を乗り越えて成長する。このため、メッキ層(固定板)16は、各レジスト層の周囲で上方に進むほど各レジスト層から離れるように形成される。
【0043】
図15の工程では、薬液処理等によりレジスト層R11〜R16,R21〜R26を除去して固定板16に固定孔S11〜S16及び接着孔M11〜M16を付与する。この結果、固定板16においては、一方の主面から他方の主面に貫通し且つ他方の主面に近づくにつれてサイズを増大するように固定孔S11〜S16が形成されると共に、固定孔S11〜S16の小サイズ端にそれぞれ連続して該小サイズ端よりサイズが大きい接着孔M11〜M16が形成される。
【0044】
図16の工程では、Cu/Cr積層22のうちのCu層をエッチング処理により除去して基板20から固定板16を分離する。
【0045】
図2〜4に示した光ファイバ固定板16としては、接着孔M11〜M41,Ma,Mbを省略したものを用いてもよい。この場合、固定板16は、図18に示すようにして製作することができる。すなわち、基板20の表面にCu/Cr層22を図12に関して前述したと同様にして形成した後、ホトリソグラフィ処理によりCu/Cr積層22の上にレジスト層24,R〜Rを形成する。レジスト層24は、所望の固定板の平面パターンに対応した四辺形孔を有するように形成し、レジスト層R〜Rは、いずれも該四辺形孔内において所望の固定孔に対応したパターンを有し且つ上部から下部に進むにつれてサイズが増大するように形成する。ここで、層R〜Rのような順テーパー状のレジスト形状を得るためには、ステッパ(縮小投影露光装置)を用いた場合、
(1)フォーカス位置をレジスト内に設定する方法、
(2)レジスト下部にて露光量を小さく設定する方法(ポジレジスト用の方法)、
(3)露光マスクにおいて、マスク部の透過率を徐々に変化させる(レジストの裾にいくに従って透過率を高くする)方法
のうちいずれかの方法を用いることができる。
【0046】
次に、レジスト層24,R〜RをマスクとするNi−Fe合金の選択メッキ処理によりNi−Fe合金層からなる固定板16を形成する。そして、薬液処理等によりレジスト層24、R〜Rを除去する。レジスト層R〜Rを除去したため、固定板16には、固定孔S〜Sが付与される。各固定孔は、対応するレジスト層が上部から下部に進むにつれてサイズが増大するようになっていたため、固定板16の上面から下面に進むにつれてサイズが増大するように形成される。この後、エッチング処理によりCu/Cr積層22のうちのCu層を除去して基板20から固定板16を分離する。
【0047】
上記した光ファイバ固定板の製法によれば、孔S11〜S16,M11〜M16,S〜Sの位置やサイズ及び固定孔間ピッチを0.5μm等のサブミクロンオーダーの精度で設定することができる。また、固定板16としては、孔S11〜S16,M11〜M16,S〜Sが1次元配列をなすものを例示したが、固定孔及び接着孔が2次元配列をなすものも上記したと同様にして作成可能である。さらに、図4に示したピン挿入孔Sa,Sbや接着孔Ma,Mbも固定孔S11〜S16や接着孔M11〜M16と同様にして作成可能であり、必要に応じてピン挿入孔Sa,Sbを接着孔なしで固定孔S〜Sと同様にして作成してもよい。
【0048】
この発明は、上記した実施形態に限定されるものではなく、種々の改変形態で実施可能なものである。例えば、次のような変更が可能である。
【0049】
(1)光ファイバホルダ10の形状は、四角柱状に限らず、円柱状、多角柱(例えば三角柱、六角柱)状等であってもよい。
【0050】
(2)光ファイバホルダ10の保持孔やピン挿入孔及び固定板16,16’の固定孔やピン挿入孔の形状は、円形状に限らず、多角形(例えば三角形、正方形、平行四辺形、六角形)状等であってもよい。ホルダ10のピン挿入孔及び固定板16、16’のピン挿入孔を多角形にした場合は、位置決めピンの断面形状もピン挿入孔の多角形状に対応する多角形状とする。この場合、位置決めピンが回転しないので、使用する位置決めピンを1本とすることもできる。
【0051】
(3)この発明は、2次元光ファイバアレイに限らず、1次元光ファイバアレイや単芯の光ファイバホルダ(光ファイバ1本の位置決め)にも適用可能である。
【0052】
【発明の効果】
以上のように、この発明によれば、光ファイバホルダの一端近傍に設けた1又は複数の固定板挿入溝に光ファイバ固定板を挿入した状態で光ファイバホルダの位置決めピン挿入孔(又は溝)と光ファイバ固定板の位置決めピン挿入孔(又は溝)とに位置決めピンを挿入して光ファイバホルダ及び光ファイバ固定板を位置合せする構成にしたので、光ファイバ固定板の各光ファイバ固定孔を光ファイバホルダの対応する光ファイバ保持孔に精密に位置決めすることができる。従って、光ファイバ保持孔を介して光ファイバ固定孔に光ファイバを挿通する作業が容易となり、光ファイバが折れるような事態を未然に防止できる効果が得られる。
【0053】
また、固定板挿入溝に光ファイバ固定板を挿入し、固定する構成にしたので、光ファイバ固定板のそりやはがれを防止することができ、特に光ファイバホルダの端面を研磨する際には光ファイバ固定板に特別の注意を払うことなく研磨作業を行なえる効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施形態に係る光ファイバアレイを示す斜視図である。
【図2】 図1のX−X’線に沿う断面図である。
【図3】 光ファイバ接着部を拡大して示す断面図である。
【図4】 図1のY−Y’線に沿う断面図である。
【図5】 図1の光ファイバアレイの製法の一例におけるホルダ作成工程を示す斜視図である。
【図6】 図5の工程に続く板挿入溝形成工程を示す斜視図である。
【図7】 図6の工程に続く固定板挿入工程を示す斜視図である。
【図8】 図7の工程に続く位置決めピン挿入・固定工程を示す斜視図である。
【図9】 図8の工程に続く光ファイバ挿入・固定工程を示す斜視図である。
【図10】 図9の工程に続く研磨工程を示す斜視図である。
【図11】 ホルダと固定板の位置合せ方法の変形例を示す斜視図である。
【図12】 この発明に係る光ファイバ固定板の製法の一例におけるレジスト層形成工程を示す断面図である。
【図13】 図12の工程に続くレジスト層形成工程を示す断面図である。
【図14】 図13の工程に続く選択メッキ工程を示す断面図である。
【図15】 図14の工程に続くレジスト除去工程を示す断面図である。
【図16】 図15の工程に続く分離工程を示す断面図である。
【図17】 選択メッキ処理におけるメッキ層の成長状況を示す断面図である。
【図18】 光ファイバ固定板の変形例を示す断面図である。
【図19】 従来の2次元光ファイバアレイを示す斜視図である。
【図20】 図19のA−A’線に沿う断面図である。
【符号の説明】
10:光ファイバホルダ、10A,10B:ホルダ区間、10a,10b,Sa,Sb:ピン挿入孔、10p〜10r:ピン挿入溝、12a,12b,12p〜12r:位置決めピン、14,18:板挿入溝、16,16’:光ファイバ固定板、20:基板、22:Cu/Cr積層、H11〜J48:保持孔、F11〜F48:光ファイバ、M11〜M41,Ma,Mb,M11〜M16:接着孔、S11〜S41,S11〜S16,S〜S:固定孔、A11,A21:接着層、H:保持孔群、SM:接着・固定孔群、F:光ファイバ群、FT:光ファイバテープ、R11〜R16,R21〜R26,R〜R,24:レジスト層。

Claims (7)

  1. 1又は複数の光ファイバと、
    前記1又は複数の光ファイバのうちの各光ファイバに対応する光ファイバ保持孔が一端から他端に貫通するように設けられ、該一端から該他端まで連続した構成材料からなる円柱状又は多角柱状の光ファイバホルダであって前記一端から前記他端に向けて延長するように第1の位置決めピン挿入孔(又は溝)が各光ファイバ保持孔とは別個に設けられると共に前記一端の近傍には各光ファイバ保持孔及び前記第1の位置決めピン挿入孔(又は溝)を横切るように固定板挿入溝が設けられたものと、
    選択メッキ処理により形成され、前記固定板挿入溝に挿入された光ファイバ固定板であって前記光ファイバホルダの各光ファイバ保持孔及び前記第1の位置決めピン挿入孔(又は溝)にそれぞれ対応する光ファイバ固定孔及び第2の位置決めピン挿入孔(又は溝)がいずれも一方の主面から他方の主面に貫通するように設けられ、各光ファイバ固定孔が前記他方の主面に近づくにつれてサイズを増大するように形成されたものと、
    前記第2の位置決めピン挿入孔(又は溝)を前記第1の位置決めピン挿入孔(又は溝)に連通させ且つ前記光ファイバ固定板の他方の主面を前記光ファイバホルダの他端に向けるように前記光ファイバ固定板を前記固定板挿入溝に挿入した状態で前記第1及び第2の位置決めピン挿入孔(又は溝)に挿入された位置決めピンであって前記第1及び第2の位置決めピン挿入孔(又は溝)に挿入された状態では前記光ファイバ固定板の各光ファイバ固定孔を前記光ファイバホルダの対応する光ファイバ保持孔に連通させるように位置決めするものと、
    前記第1及び第2の位置決めピン挿入孔(又は溝)に前記位置決めピンを挿入し且つ各光ファイバを前記光ファイバホルダの対応する光ファイバ保持孔及び前記光ファイバ固定板の対応する光ファイバ固定孔に挿入した状態で前記位置決めピン及び各光ファイバを前記光ファイバホルダに固定する固定手段と
    を備えた光ファイバ保持体
  2. 1又は複数の光ファイバと、
    前記1又は複数の光ファイバのうちの各光ファイバに対応する光ファイバ保持孔が一端から他端に貫通するように設けられ、該一端から該他端まで連続した構成材料からなる円柱状又は多角柱状の光ファイバホルダであって前記一端から前記他端に向けて延長するように第1の位置決めピン挿入孔(又は溝)が各光ファイバ保持孔とは別個に設けられると共に前記一端の近傍には各光ファイバ保持孔及び前記第1の位置決めピン挿入孔(又は溝)を横切るように複数の固定板挿入溝が並設されたものと、
    各々選択メッキ処理により形成され、前記複数の固定板挿入溝にそれぞれ挿入された複数の光ファイバ固定板であって各光ファイバ固定板には前記光ファイバホルダの各光ファイバ保持孔及び前記第1の位置決めピン挿入孔(又は溝)にそれぞれ対応する光ファイバ固定孔及び第2の位置決めピン挿入孔(又は溝)がいずれも一方の主面から他方の主面に貫通するように設けられ、各光ファイバ固定孔が前記他方の主面に近づくにつれてサイズを増大するように形成されたものと、
    各光ファイバ固定板の第2の位置決めピン挿入孔(又は溝)を前記第1の位置決めピン挿入孔(又は溝)に連通させ且つ光ファイバ固定板の他方の主面を前記光ファイバホルダの他端に向けるように各光ファイバ固定板を前記光ファイバホルダの対応する固定板挿入溝に挿入した状態で前記第1の位置決めピン挿入孔(又は溝)と各光ファイバ固定板の第2の位置決めピン挿入孔(又は溝)とに挿入された位置決めピンであって前記第1及び第2の位置決めピン挿入孔(又は溝)に挿入された状態では各光ファイバ固定板毎に各光ファイバ固定孔を前記光ファイバホルダの対応する光ファイバ保持孔に連通させるように位置決めするものと、
    前記第1の位置決めピン挿入孔(又は溝)と各光ファイバ固定板の第2の位置決めピン挿入孔(又は溝)とに前記位置決めピンを挿入し且つ各光ファイバを前記光ファイバホルダの対応する光ファイバ保持孔及び光ファイバ固定板の対応する光ファイバ固定孔に挿入した状態で前記位置決めピン及び各光ファイバを前記光ファイバホルダに固定する固定手段と
    を備えた光ファイバ保持体
  3. 1又は複数の光ファイバと、前記1又は複数の光ファイバのうちの各光ファイバに対応する光ファイバ保持孔が一端から他端に貫通するように設けられ、該一端から該他端まで連続した構成材料からなる円柱状又は多角柱状の光ファイバホルダであって前記一端から前記他端に向けて延長するように第1の位置決めピン挿入孔(又は溝)が各光ファイバ保持孔とは別個に設けられると共に前記一端の近傍には各光ファイバ保持孔及び前記第1の位置決めピン挿入孔(又は溝)を横切るように固定板挿入溝が設けられたものと、前記固定板挿入溝に挿入されるべく選択メッキ処理により形成された光ファイバ固定板であって前記光ファイバホルダの各光ファイバ保持孔及び前記第1の位置決めピン挿入孔(又は溝)にそれぞれ対応する光ファイバ固定孔及び第2の位置決めピン挿入孔(又は溝)がいずれも一方の主面から他方の主面に貫通するように設けられ、各光ファイバ固定孔が前記他方の主面に近づくにつれてサイズを増大するように形成されたものと、前記第1及び第2の位置決めピン挿入孔に挿入されるべき位置決めピンとを用意するステップと、
    前記第2の位置決めピン挿入孔(又は溝)を前記第1の位置決めピン挿入孔(又は溝)に連通させ且つ前記光ファイバ固定板の他方の主面を前記光ファイバホルダの他端に向けるように前記光ファイバ固定板を前記固定板挿入溝に挿入するステップと、
    前記光ファイバ固定板を前記固定板挿入溝に挿入した状態で前記第1及び第2の位置決めピン挿入孔に前記位置決めピンを挿入することにより前記光ファイバ固定板の各光ファイバ固定孔を前記光ファイバホルダの対応する光ファイバ保持孔に連通させるように位置決めするステップと、
    前記位置決めピンにより前記光ファイバ固定板の各光ファイバ固定孔を前記光ファイバホルダの対応する光ファイバ保持孔に位置決めした状態で前記位置決めピンを前記光ファイバホルダに固定するステップと、
    前記位置決めピンを前記光ファイバホルダに固定した状態で各光ファイバを前記光ファイバホルダの他端から前記光ファイバホルダの対応する光ファイバ保持孔及び前記光ファイバ固定板の対応する光ファイバ固定孔に挿入するステップと、
    各光ファイバを前記光ファイバホルダの対応する光ファイバ保持孔及び前記光ファイバ固定板の対応する光ファイバ固定孔に挿入した状態で各光ファイバを前記光ファイバホルダに固定するステップと
    を含む光ファイバ保持体の製法。
  4. 各光ファイバを前記光ファイバホルダに固定した状態で前記光ファイバホルダの一端と前記固定板挿入溝との間のホルダ区間内に達するまで前記光ファイバホルダの一端側を研磨するステップを更に含む請求項3記載の光ファイバ保持体の製法。
  5. 1又は複数の光ファイバと、前記1又は複数の光ファイバのうちの各光ファイバに対応する光ファイバ保持孔が一端から他端に貫通するように設けられ、該一端から該他端まで連続した構成材料からなる円柱状又は多角柱状の光ファイバホルダであって前記一端から前記他端に向けて延長するように第1の位置決めピン挿入孔(又は溝)が各光ファイバ保持孔とは別個に設けられると共に前記一端の近傍には各光ファイバ保持孔及び前記第1の位置決めピン挿入孔(又は溝)を横切るように複数の固定板挿入溝が並設されたものと、前記複数の固定板挿入溝にそれぞれ挿入されるべく選択メッキ処理により形成された複数の光ファイバ固定板であって各光ファイバ固定板には前記光ファイバホルダの各光ファイバ保持孔及び前記第1の位置決めピン挿入孔(又は溝)にそれぞれ対応する光ファイバ固定孔及び第2の位置決めピン挿入孔(又は溝)がいずれも一方の主面から他方の主面に貫通するように設けられ、各光ファイバ固定孔が前記他方の主面に近づくにつれてサイズを増大するように形成されたものと、前記第1の位置決めピン挿入孔及び各光ファイバ固定板の第2の位置決めピン挿入孔に挿入されるべき位置決めピンとを用意するステップと、
    各光ファイバ固定板の第2の位置決めピン挿入孔(又は溝)を前記第1の位置決めピン挿入孔(又は溝)に連通させ且つ光ファイバ固定板の他方の主面を前記光ファイバホルダの他端に向けるように各光ファイバ固定板を前記光ファイバホルダの対応する固定板挿入溝に挿入するステップと、
    各光ファイバ固定板を前記光ファイバホルダの対応する固定板挿入溝に挿入した状態で前記第1の位置決めピン挿入孔(又は溝)及び各光ファイバ固定板の第2の位置決めピン挿入孔(又は溝)に前記位置決めピンを挿入することにより各光ファイバ固定板毎に各光ファイバ固定孔を前記光ファイバホルダの対応する光ファイバ保持孔に連通させるように位置決めするステップと、
    前記位置決めピンにより各光ファイバ固定板毎に各光ファイバ固定孔を前記光ファイバホルダの対応する光ファイバ保持孔に位置決めした状態で前記位置決めピンを前記光ファイバホルダに固定するステップと、
    前記位置決めピンを前記光ファイバホルダに固定した状態で各光ファイバを前記光ファイバホルダの他端から前記光ファイバホルダの対応する光ファイバ保持孔及び各光ファイバ固定板の対応する光ファイバ固定孔に挿入するステップと、
    各光ファイバを前記光ファイバホルダの対応する光ファイバ保持孔及び各光ファイバ固定板の対応する光ファイバ固定孔に挿入した状態で各光ファイバを前記光ファイバホルダに固定するステップと
    を含む光ファイバ保持体の製法。
  6. 各光ファイバを前記光ファイバホルダに固定した状態で前記光ファイバホルダの一端と前記複数の固定板挿入溝のうちのいずれか1つとの間のホルダ区間内に達するまで前記光ファイバホルダの一端側を研磨するステップを更に含む請求項5記載の光ファイバ保持体の製法。
  7. 1又は複数の光ファイバ保持孔が一端から他端に貫通するように設けられ、該一端から該他端まで連続した構成材料からなる円柱状又は多角柱状の光ファイバホルダであって前記一端から前記他端に向けて延長するように第1の位置決めピン挿入孔(又は溝)が各光ファイバ保持孔とは別個に設けられ、前記一端の近傍には各光ファイバ保持孔及び前記第1の位置決めピン挿入孔(又は溝)を横切るように固定板挿入溝が設けられた光ファイバホルダにおいて前記固定板挿入溝に挿入して使用される光ファイバ固定板であって、
    前記光ファイバホルダの各光ファイバ保持孔及び前記第1の位置決めピン挿入孔(又は溝)にそれぞれ対応する光ファイバ固定孔及び第2の位置決めピン挿入孔(又は溝)がいずれも一方の主面から他方の主面に貫通し且つ各光ファイバ固定孔が前記他方の主面に近づくにつれてサイズを増大するように選択メッキ処理により形成された光ファイバ固定板。
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