JP3918375B2 - 燃料電池 - Google Patents
燃料電池 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3918375B2 JP3918375B2 JP26979199A JP26979199A JP3918375B2 JP 3918375 B2 JP3918375 B2 JP 3918375B2 JP 26979199 A JP26979199 A JP 26979199A JP 26979199 A JP26979199 A JP 26979199A JP 3918375 B2 JP3918375 B2 JP 3918375B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pressing
- pressing force
- fuel cell
- cell
- surface pressure
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/30—Hydrogen technology
- Y02E60/50—Fuel cells
Landscapes
- Fuel Cell (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、電解質膜をガス拡散電極で挟持した電池セルをセパレータを介在させて積層した燃料電池に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の燃料電池は、各電池セルにおいて、水素を含む燃料ガスをアノード側のガス拡散電極に供給し、酸素を含む酸化ガスをカソード側のガス拡散電極に供給する。そして、両極で起こる電気化学反応を利用して燃料ガスの有する化学エネルギを電池セルごとに直接電気エネルギに変換し、積層した電池セル全体から所用電力を得るようにされている。なお、電気自動車等に搭載されるものとしては、電解質膜に固体高分子電解質膜を用いた固体高分子型燃料電池が一般的である。
【0003】
このような燃料電池、例えば固体高分子型燃料電池では、各電池セル内においてセル構成部材の接触抵抗が増大すると、起電力生成のための電子の移動が損なわれる。このため、各電池セルでの電気化学反応の進行の緩慢化、延いては燃料電池全体の運転効率低下を招く。従って、接触抵抗の低減を通してこのような不具合を回避するには、各電池セルを適正な力で積層方向に沿って締め付けることが不可欠であり、この締め付け力の調整に種々の提案がなされている。
【0004】
例えば、特開平9−73914号では、接触抵抗の増大に伴う発電状態の変化に着目し、燃料電池端子の電圧変化又は電流変化に応じて締め付け力を調整する技術が提案されている。
【0005】
また、特開平11−7975号では、燃料電池の各部位で押圧力を測定し、その測定した押圧力が規定の押圧力となるよう各部位の押圧力を一律に調整する技術が提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記の各公報で提案された燃料電池では、発電状態変化に応じた締め付け力調整や各部の押圧力の一律化を図ることができる。しかしながら、各公報で提案されているように締め付力や押圧力を調整しても、接触抵抗が十分に小さくならず運転効率が低下することがあった。
【0007】
本発明は、上記問題点を解決するためになされ、接触抵抗の均一的な低減を通した運転効率の向上を図ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】
かかる課題の少なくとも一部を解決するため、本発明の第1の燃料電池は、
電解質膜をガス拡散電極で挟持した電池セルをセパレータを介在させて積層した燃料電池であって、
前記電池セルの積層方向に沿った押圧力を前記燃料電池の端面の側から及ぼして前記燃料電池を押圧する複数の押圧手段と、
該押圧手段が前記燃料電池に及ぼす前記押圧力を、前記複数の押圧手段ごとに制御する押圧制御手段とを備え、
前記複数の押圧手段は、前記燃料電池の端面における異なる部位を個別に押圧するよう設置され、前記押圧制御手段からの制御を受けて前記押圧力を増減変化させ、
前記押圧制御手段は、前記セル面各部の面圧に応じて前記複数の押圧手段ごとに前記押圧力を制御することで、前記電池セルのセル面における面圧を受ける前記セパレータの変形を矯正する
ことを特徴とする。
【0009】
また、本発明の第2の燃料電池は、
電解質膜をガス拡散電極で挟持した電池セルをセパレータを介在させて積層した燃料電池であって、
前記電池セルの積層方向に沿った押圧力を前記燃料電池の端面の側から及ぼして前記燃料電池を押圧する複数の押圧手段と、
該押圧手段が前記燃料電池に及ぼす前記押圧力を、前記複数の押圧手段ごとに制御する押圧制御手段とを備え、
前記複数の押圧手段は、前記燃料電池の端面における異なる部位を個別に押圧するよう設置され、前記押圧制御手段からの制御を受けて前記押圧力を増減変化させ、
前記押圧制御手段は、前記セル面の面圧に応じて前記複数の押圧手段ごとに前記押圧力を制御することで、前記電池セルのセル面における面圧が高い部分では前記押圧力を大きく、前記面圧が低い部分では前記押圧力を小さく調整する
ことを特徴とする。
【0010】
上記構成を有する本発明の両燃料電池で得られる利点について、以下説明する。
【0011】
燃料電池の運転に際して燃料ガスが供給されるが、ガス供給に伴いセル面で発生する各部位の面圧は、必ずしもセル面において一様ではなく、面圧の大きい領域と小さい領域が存在する。既述した従来技術では、このように面圧分布が不均一であることを考慮せずにセル面にそのほぼ全面で一様な押圧力を及ぼすことになる。そして、このように一様な押圧力を及ぼしただけでは、面圧の大きい領域と小さい領域とで電池押圧に関与する力が相違し、これに伴い接触抵抗も相違する。よって、従来技術にあっては、電池セルにおいて電気化学反応の進行度合いが異なるので、各電池セル自体においても、その積層体である燃料電池全体としても運転効率の低下を招く。
【0012】
また、セパレータはセル面に亘って各部位で面圧を受けているが、セパレータの変形程度は各部位の面圧に依存して異なる。このため、セル面にそのほぼ全面で一様な押圧力を及ぼしても、セパレータの変形程度の差は依然として残る。このことも、面圧の大きい領域と小さい領域とでは接触抵抗が相違することの一因である。なお、面圧を受けるセパレータの変形程度は、セパレータの形状的特性や平面度等の加工精度によっても相違する。例えば、セパレータは、力学モデルにおいて両持ち梁となる場合もあり、このような場合には、中央領域と周囲領域ではその変形程度が相違する。あるいは、平面度がいびつなために厚みが薄くなったり厚くなったりすると、厚みの相違により変形程度が異なる場合がある。
【0013】
これに対し、上記構成の本発明の両燃料電池では、前記燃料電池の端面における異なる部位を個別に押圧するよう設置され前記押圧制御手段からの制御を受けて前記押圧力を増減変化させる複数の押圧手段ごとに、前記セル面の面圧に応じて前記押圧力を制御して、電池セルの積層方向に沿った押圧力をセパレータの変形を矯正するよう調整した上で、或いは、セル面における面圧の高低に応じて調整した上で、この押圧力を燃料電池のセル面に及ぼす。よって、部材の変形程度を均一化したり、セル面各部に対しては電池押圧に関与する力の均等化を図ることができるので、部材変形や不均一な面圧分布に起因して起きる接触抵抗の増大を抑制し、接触抵抗をセル面において均一的に低減できる。この結果、各電池セルのセル面における各領域では電気化学反応をほぼ均一に進行させることができ、これにより運転効率を向上することができる。
【0014】
この場合、押圧力の調整に当たっては、この面圧をセル面各部位の面圧測定を経て求め、その求めた面圧に基づき押圧力をセル面各部位ごとに調整すればよい。また、ガスの供給圧力と電池セルにおけるガス流路軌跡等を考慮して面圧の分布状況を捉えたり、セパレータ等の形状的特性や力学的な特性から面圧の分布状況を捉えたりし、この捉えた面圧の分布状況に基づき押圧力を調整すればよい。
【0015】
上記の構成を有する本発明の両燃料電池は、以下の態様を採ることもできる。
即ち、
前記押圧手段を、前記セル面の複数箇所において前記押圧力を及ぼすものとすることができる。
こうすれば、各箇所でそれぞれ調整済みの押圧力を各箇所ごとに燃料電池に及ぼすことができるので、より確実に部材変形程度の均一化や、セル面各部に対する力の均等化を図ることができる。
【0016】
前記押圧手段を、前記セル面の中央領域に亘って前記押圧力を及ぼす中央押圧部と、前記中央領域を取り囲む複数の周囲領域に亘って前記押圧力を及ぼす複数の周囲押圧部とを有するものとすることができる。
また、前記周囲押圧部を、前記電池セルの外郭形状に倣った前記周囲領域に亘って前記押圧力を及ぼすものとすることができる。
このようにすれば、セル面の中央領域からその周囲の領域にかけて部材変形程度に差が生じたり面圧が変化するような場合に利点がある。即ち、このような場合には、部材変形程度に応じて、あるいは面圧の高低に応じて容易かつより効果的に押圧力を調整してセパレータの変形矯正やセル面各部に対する力の均等化を図ることができるので、接触抵抗の均一的な低減をもたらし好ましい。
【0017】
前記押圧手段は、前記積層方向に沿った押圧力を可変に発揮できるよう形成された複数の締結ベルト体を備え、
前記押圧制御手段は、前記締結ベルト体の発揮する前記押圧力を調整する手段を備えるものとすることができる。
こうすれば、締結ベルト体の押圧力調整によりセパレータの変形矯正等を図ることができる。
【0018】
前記押圧手段を、前記セル面への燃料ガスの供給部周辺領域に前記押圧力を及ぼすガス供給側押圧部と、前記セル面からの燃料ガスの排出部周辺領域に前記押圧力を及ぼすガス排出側押圧部と、前記セル面における前記ガス供給部と前記ガス排出部の間の燃料ガス通過領域に前記押圧力を及ぼすガス通過領域押圧部とを有するものとすることができる。
このようにすれば、燃料ガスの供給部から排出部の領域にかけて面圧が変化するような場合に利点がある。即ち、このような場合には、容易かつより効果的にこの面圧の高低に応じて押圧力を調整してセパレータの変形矯正やセル面各部に対する力の均等化を図ることができると共に、接触抵抗の均一的な低減をもたらし好ましい。
【0019】
前記押圧手段は、
前記セル面の略全域に亘って前記押圧力を発揮するアクチュエータと、
該アクチュエータにより発揮された前記押圧力を前記セル面に伝達する伝達部材とを備え、
該伝達部材は、前記アクチュエータの押圧力を受けると前記押圧力に対向して前記押圧力の低減作用を果たす低減力を生成するよう構成され、前記セル面の面圧が大きくなる箇所ほど小さな前記低減力を生成するものとすることができる。
こうすれば、アクチュエータの押圧力を伝達部材の低減力で低減調整した上で燃料電池を押圧し、この押圧の際には、セル面の面圧が大きくなる箇所ほど小さな低減力を押圧力に対向させてこの押圧力を低減させる。よって、セル面の面圧が大きくなる箇所では、アクチュエータの押圧力から伝達部材の低減力の分だけ低減させた力(実押圧力)は大きくなり、面圧の小さい箇所ではこの実押圧力は小さくなる。この結果、アクチュエータを押圧力発生のために単純に制御するだけで、面圧の高低に応じた押圧力(実押圧力)を燃料電池に及ぼしてセパレータの変形矯正やセル面各部に対する力の均等化を図ることができる。このため、接触抵抗を均一的に低減して運転効率の向上を図る上で、機器構成並びに制御の簡略化を図ることができる。
【0020】
また、燃料電池を制御する電池制御手段を備え、
前記押圧制御手段は、前記電池制御手段が前記燃料電池を制御する際に前記電池制御手段から前記燃料電池に出力される運転指令に基づいて、前記面圧に応じた押圧力調整を実行する手段を有するものとすることができる。
こうすれば、燃料電池が運転指令に基づいて運転する際、起き得る構成部材の変形やセル面各部に対する力の不均等を、この運転指令に基づく運転状態となる以前に緩和できる。よって、既に均一に低減された接触抵抗とされた状態で燃料電池を運転できるので、運転効率をより高めることができる。
【0021】
前記押圧制御手段は、
前記セル面において起きた面圧分布を複数にパターン化し、該パターン化した面圧分布が基準となるパターンの面圧分布に一致するよう、前記パターンに応じた押圧力調整を実行する手段を有するものとすることができる。
こうすれば、押圧力の調整制御を簡略化することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】
次に、本発明に係る燃料電池の実施の形態を実施例に基づき説明する。図1は第1実施例の燃料電池10の概略構成を説明するための概略分解斜視図、図2は燃料電池を構成する電池セル101の構造を例示する模式断面図である。図3はこの燃料電池10の制御系のブロック図、図4は燃料電池の締め付けに用いる圧力発生部材による押圧力の発生の様子を説明する説明図である。
【0023】
図1に示すように、燃料電池10は、外枠体12と、電池セルの積層並びにその位置決めのための位置決め体14と、電池セル積層体16と、押圧板18と、第1ないし第3の圧力発生部材21〜23と、頂上板24とを有する。このうち、電池セル積層体16を除く外枠体12等の各部材は、非導電性の材料から形成されている。外枠体12は、電池セル積層体16をその外側にて保持するものであり、底板12aに側壁板13a〜13dを有する。なお、外枠体12は、有底の箱体とすることもできる。
【0024】
ここで、上記の各部材の説明に先立ち、電池セル101について説明する。
【0025】
図2に示すように、電池セル101は、電解質膜102と、アノード103およびカソード104と、セパレータ105,106とから構成されている。アノード103およびカソード104は、電解質膜102を両側から挟んでサンドイッチ構造をなすガス拡散電極である。セパレータ105,106は、このサンドイッチ構造をさらに両側から挟みつつ、アノード103およびカソード104との間に、燃料ガスおよび酸化ガスの流路を形成する。アノード103とセパレータ105との間には燃料ガス流路105Pが形成されており、カソード104とセパレータ106との間には酸化ガス流路106Pが形成されている。なお、セパレータ105,106は、図2ではそれぞれ片面にのみ流路を形成しているが、実際にはその両面にリブが形成されており、片面はアノード103との間で燃料ガス流路105Pを形成し、他面は隣接する電池セルが備えるカソードとの間で酸化ガス流路を形成する。このように、セパレータ105,106は、ガス拡散電極との間でガス流路を形成するとともに、隣接する電池セルとの間で燃料ガスと酸化ガスの流れを分離する役割を果たしている。
【0026】
ここで、電解質膜102は、固体高分子材料、例えば、フッ素系樹脂により形成された厚さ100μmないし200μmのプロトン導電性のイオン交換樹脂であり、湿潤状態で良好な電気伝導性を示す。本実施例では、ナフィオン膜(デュポン社製)を使用した。電解質膜102の表面には、触媒としての白金または白金と他の金属の混合物、あるいはこれら金属の合金が所定の方法によって塗布されている。
【0027】
アノード103およびカソード104は、ともに炭素繊維の糸で織成したカーボンクロスにより形成されている。尚、本実施例では、アノード103およびカソード104をカーボンクロスにより形成したが、炭素繊維からなるカーボンペーパまたはカーボンフエルトにより形成する構成も好適である。
【0028】
セパレータ105,106は、ガス不透過の導電性材料、例えば、カーボンを圧縮してガス不透過とした緻密質カーボンにより形成されている。セパレータ105,106は、その両面にガス流路105P,106Pを形成する複数のリブを有している。図2では、燃料ガス流路105Pと酸化ガス流路106Pとは平行に表されているが、本実施例の燃料電池10では、燃料ガス流路105Pと酸化ガス流路106Pとは互いに直交するように形成した。この各セパレータの表面に形成されたリブの形状は、ガス拡散電極に対して燃料ガスまたは酸化ガスを供給可能な形状であればよい。このように形成された各セパレータは、電池セルごとの集電電極としても機能する。なお、所定数の電池セルごとにガス流路を有しない単なるセパレータを設けることもできる。
【0029】
燃料電池10は、電池全体を冷却する冷却水循環機構(図示省略)と、上記のセパレータにおけるガス流路105P,106Pにそれぞれの燃料ガス(水素リッチガス、酸素含有ガス(空気))を供給する燃料ガス供給装置とを有する。そして、燃料電池10は、燃料ガスを各電池セル101に供給して、各電池セル101にて電気化学反応を進行させる。この際の電気化学反応を以下に示す。
【0030】
H2 → 2H+ +2e- …(1)
(1/2)O2 +2H+ +2e- → H2O …(2)
H2 +(1/2)O2 → H2O …(3)
【0031】
(1)式は燃料電池のアノード側における反応、(2)式は燃料電池のカソード側における反応を表す。そして、燃料電池全体では(3)式に示す反応が各電池セル101で進行する。このように、燃料電池10は、アノード側に水素を含有する燃料ガスの供給を受け、カソード側に酸素を含有する酸化ガスの供給を受けて、上記反応を進行させて起電力を得る。
【0032】
図1に戻り、上記の電池セル101の積層並びにその位置決めのための位置決め体14は、底面板14aに、円柱状の第1位置決めシャフト14bと2方向に面取りされ断面がダイヤ形状とされた第2位置決めシャフト14cを立設して備える。そして、電池セル積層体16を位置決めした状態で、外枠体12の各側壁板に取り囲まれるよう外枠体12に組み込まれる。
【0033】
上記した電池セル101を積層してなる電池セル積層体16は、電池セル101における位置決め孔16a、16bに上記の第1、第2位置決めシャフトを嵌合した状態で、各電池セルを積層して構成されている。
【0034】
押圧板18は、電池セル101と同様に位置決め孔18a、18bを備える。そして、この押圧板18は、各位置決め孔に上記の第1、第2位置決めシャフトを嵌合して配設され、電池セル積層体16をその上面から押圧するために用いられる。
【0035】
頂上板24は、外枠体12の側壁板13a〜13dに図示しないボルト等にて固定され、押圧板18の上面に、後述の第1ないし第3の圧力発生部材21〜23の装着領域を形成する。また、この頂上板24は、その下面に、第1ないし第3の圧力発生部材21〜23が入り込む環状溝24a〜24cを有する。そして、頂上板24は、各溝に各圧力発生部材の一部を入れ込んでこれら圧力発生部材を位置ずれしないように保持する。なお、頂上板24は、後述の第1ないし第3の圧力発生部材21〜23の押圧力を受けても変形等しないよう、例えばリブ等により十分な剛性を有するよう構成されている。
【0036】
第1ないし第3の圧力発生部材21〜23は、電池セル積層体16に積層方向に沿った押圧力をオイルの給排を通して及ぼすよう、密閉状の圧力袋として構成されている。この場合、第1圧力発生部材21は、電池セル101におけるセル面の中央領域に亘って押圧力を及ぼすことができるよう、方形状の圧力袋として形成されている。第2圧力発生部材22はこの第1圧力発生部材21を取り囲むよう、第3圧力発生部材23は第2圧力発生部材22を取り囲むようそれぞれ環状の圧力袋として形成されている。そして、これら第1ないし第3の圧力発生部材21〜23は、電池セル101の外郭形状(本実施例では略正方形形状)に倣ったものとされている。したがって、図4に示すように、第1圧力発生部材21は、セル面の中央方形形状領域CRに亘って押圧力を電池セル積層体16に及ぼし、第2圧力発生部材22と第3圧力発生部材23は、この方形の中央領域を環状に取り囲み電池セル101の外郭形状に倣った周囲領域SR1、SR2に亘って押圧力を電池セル積層体16に及ぼす。
【0037】
第1ないし第3の圧力発生部材21〜23は、その一角にオイル給排部21a〜23aを有し、このオイル給排部で図3に示すように給排電磁弁25〜27に接続されている。この給排電磁弁25〜27は、オイルを圧送するオイルポンプ28と第1ないし第3の圧力発生部材21〜23の間に介在し、その切換位置に応じて各圧力発生部材へのオイル給排を行う。第1ないし第3の圧力発生部材21〜23は、それぞれの給排電磁弁25〜27を経てオイルが供給されると、電池セル積層体16に及ぼしていた押圧力を増大させ、給排電磁弁25〜27を経てオイルがオイルパン29に排出されると押圧力を減少させる。また、第1ないし第3の圧力発生部材21〜23は、給排電磁弁25〜27が中立位置(ホールド位置)にある間においては、電池セル積層体16に及ぼす押圧力を維持する。つまり、第1ないし第3の圧力発生部材21〜23は、給排電磁弁25〜27の切換制御により押圧力の増減並びに保持を行う。なお、燃料電池10の運転停止時やオイルポンプ28の緊急停止時等にあっては、第1ないし第3の圧力発生部材21〜23は停止直前で発揮していた押圧力や予め定められた最低限の押圧力を電池セル積層体16に及ぼし、その押圧力を保持するよう構成されている。
【0038】
燃料電池10は、上記した第1ないし第3の圧力発生部材21〜23の押圧力を制御する電子制御装置30を有する。この電子制御装置30は、CPU,ROM,RAM,バックアップRAM等を中心に論理演算回路として構成されている。そして、電子制御装置30は、各圧力発生部材に至る管路の圧力を検出する圧力センサ31〜33から信号を入力し、次のようにして押圧力制御を実施する。
【0039】
本実施例では、電池セル101のセパレータの力学的特性から、上記したガス供給装置からの燃料ガス供給に基づく面圧を受けてセパレータにはその中央ほど大きな変形が起きることを想定して押圧力制御を行った。即ち、電子制御装置30は、オイルポンプ28を所定の定常状態で運転制御すると共に、第1圧力発生部材21が及ぼす押圧力が最大で、第2圧力発生部材22、第3圧力発生部材23の順に押圧力が小さくなるよう給排電磁弁25〜27を切換制御する。この給排電磁弁25〜27の切換制御の際には、各圧力センサ31〜33からの入力信号に基づき第1ないし第3の圧力発生部材21〜23が電池セル積層体16に及ぼしている押圧力を求め、この押圧力を第1ないし第3の圧力発生部材21〜23について定められた所定の押圧力範囲内となるよう、給排電磁弁25〜27を切換制御する。この場合、各圧力発生部材についての所定押圧力範囲は互いに重なることがないようにされており、第1圧力発生部材21についてのものが最大とされている。そして、所定押圧力範囲内で第1ないし第3の圧力発生部材21〜23の押圧力を増減或いは保持するに当たっては、燃料電池10の運転状態や燃料ガスの供給圧力等に応じて各圧力発生部材ごとに押圧力を決定し、その決定した押圧力を及ぼすことができるよう各給排電磁弁25〜27が切換制御されている。
【0040】
例を挙げて説明すると、ある燃料ガス供給圧での面圧を受けているとき、第1圧力発生部材21が押圧力f1を及ぼすよう、第2圧力発生部材22が押圧力f2を及ぼすよう、第3圧力発生部材23が押圧力f3を及ぼすように各圧力発生部材を制御していたとする。この時の押圧力f1〜f3は、第1圧力発生部材21が及ぼす押圧力が最大で第2圧力発生部材22、第3圧力発生部材23の順に押圧力が小さくなる関係にあることからf1>f2>f3となる。この面圧が維持されている間にあっては、押圧力f1〜f3はf1>f2>f3の関係を持って維持される(ホールドされる)。しかし、面圧が増大すれば或いは変形の程度が大きくなれば、押圧力f1〜f3は、それぞれ増大したf1up、f2up、f3upに増大制御されるが、制御後の押圧力f1up、f2up、f3upは、押圧力維持の場合と同様、f1up>f2up>f3upの関係にある。面圧減少時や変形低減時は各押圧力が小さくなるのであり、押圧力相互間の大小関係は上記の通りである。
【0041】
このように第1ないし第3の圧力発生部材21〜23の押圧力を制御するので、図4に示すように、その中央ほど外向きに大きな変形が起きるセパレータに対して、変形が大きい箇所には大きな押圧力を、変形が小さな箇所には小さな押圧力をそれぞれ及ぼすことができる。しかも、変形に応じた上記の関係を維持したまま増減制御済みの押圧力を各箇所(中央方形形状領域CRと周囲領域SR1、SR2)で電池セル積層体16に及ぼすことができる。このため、セパレータ等の変形を矯正するよう調整した上で、或いは、面圧の高低に応じて調整した上で、この押圧力を燃料電池10における各電池セル101のセル面に及ぼすことができる。よって、セパレータ等の部材の変形程度を均一化したり、セル面各部に対する力の均等化を図ることができ、部材変形や不均一な面圧分布に起因して起きる接触抵抗の増大を抑制し、接触抵抗をセル面において均一的に低減できる。この結果、各電池セル101のセル面における各領域(例えば、図4に示す中央方形形状領域CRと周囲領域SR1、SR2)では上記した電気化学反応をほぼ均一に進行させることができ、これにより燃料電池10の運転効率を向上することができる。加えて、変形程度が大きいセパレータの中央を大きな押圧力で押圧するので、より効果的に変形を矯正できる。
【0042】
また、セル面を中央方形形状領域CRと周囲領域SR1、SR2に分けて各領域を第1ないし第3の圧力発生部材21〜23で押圧し、各圧力発生部材の押圧力f1〜f3の関係をf1>f2>f3としている。よって、既述したようにセパレータの中央ほど大きな変形が起きる特性を持った電池セル積層体16を有する燃料電池10では、セパレータの変形の様子に応じて容易かつより効果的に押圧力を調整することができる。
【0043】
しかも、第1ないし第3の圧力発生部材21〜23を電池セル積層体16(電池セル101)の外郭形状に倣った形状の領域で押圧するようにした。よって、図4に示すように、燃料電池10の正面・背面および各側面の各方向から見た場合、それぞれの方向においてセパレータ等の変形程度の均一化やセル面各部に対する力の均等化を図ることができる。このため、セル面における接触抵抗をより確実に均一的に低減できる。
【0044】
次に、他の実施例のついて説明する。なお、以下の説明に際し、第1実施例と同一の部材或いは同一の機能を果たす部材については第1実施例で用いた符号を用いてその説明を省略し、異なる部材と構成について説明することとする。
【0045】
図5は第2実施例の燃料電池10Aの全体構成を表すブロック図、図6は圧力発生部材35を説明するためにその平面図と中央縦・横断面図を表した説明図、図7はこの圧力発生部材35による押圧力の発生の様子を説明する説明図である。
【0046】
第2実施例の燃料電池10Aにあっても、図5に示すように、外枠体12の内部において、位置決め体14の底面板14aと押圧板18との間に電池セル積層体16を位置決めして備える。そして、燃料電池10Aでは、押圧板18と頂上板24Aとの間に、単一の圧力発生部材35を有する。なお、頂上板24Aは、既述した頂上板24と同様にリブ等により高剛性とされており、圧力発生部材35を保持するための下面の溝形状が頂上板24と異なる。
【0047】
図6に示すように、圧力発生部材35は、第1ないし第3の圧力発生部材21〜23と同様、電池セル積層体16に積層方向に沿った押圧力をオイルの給排を通して及ぼすよう、密閉状の圧力袋として構成されている。圧力発生部材35は、図示しないセパレータと略同一の面積で方形とされているので、この圧力発生部材35だけで、セル面のほぼ全域に押圧力を及ぼすことができる。また、圧力発生部材35は、中空部35aを区画する底部を厚肉底辺部35bとし、この厚肉底辺部35bは、中央ほど肉厚が薄く周辺に近づくほど肉厚が厚くなるようにされている。圧力発生部材35は、ゴムやエラストマー等の弾性部材で形成されている。よって、中空部35aにオイルが入り込んで厚肉底辺部35bにこれを圧縮するよう力(圧縮力)が掛かると、厚肉底辺部35bは、この力を受けて圧縮変形し、変形を復元させる反発力を上記の圧縮力と逆向きに生じる。この場合の反発力の大きさは、圧縮力の大きさと肉厚に依存して定まり、圧縮力が同じであれば、肉厚が薄い中央ほど小さく、肉厚が厚くなる周辺に近づくほど大きくなる。
【0048】
圧力発生部材35にオイルを供給して電池セル積層体16を押圧する場合を考えると、オイル供給により中空部35aでは各部位に同じ大きさで上記の圧縮力が発生する。その一方、厚肉底辺部35bは、肉厚に応じて既述したように反発力を発生させるので、圧力発生部材35としては、図7に示すように、圧縮力から反発力を相殺した大きさの押圧力を厚肉底辺部35bの各部位において発生させる。この場合、圧力発生部材35へのオイル給排制御、即ち給排電磁弁25の切換制御は、第1実施例と同様、圧力センサ31の検出信号に基づいて電子制御装置30で実行される。
【0049】
この第2実施例の燃料電池10Aによれば、オイル給排を通して圧力発生部材35に発生させた力(上記の圧縮力)を、圧力発生部材35における肉厚に応じた反発力で調整して燃料電池10Aの押圧力とする。この際の押圧力は、セパレータ中央、即ちセル面中央ほど大きな押圧力とされ、セル面周辺に近づくほど小さな押圧力とされ、この関係は、圧力発生部材35が発生させる力の大きさを増減させても維持される。このため、単一の圧力発生部材35により電池セル積層体16を押圧する構成を採る第2実施例にあっても、既述した第1実施例と同様に部材の変形程度の均一化やセル面各部に対する力の均等化を図ることができる。よって、この第2実施例によっても、中央ほど外向きに大きな変形が起きたり大きな面圧を受けるような特性を有する燃料電池を押圧するに際しては、第1実施例と同様の効果(運転効率の向上、効果的な変形矯正等)を奏することができる。そして、この第2実施例では、単一の圧力発生部材35にオイル給排するための制御を行えばよいことから、部材数低減による機器構成の簡略化に加え、制御の簡略化をも図ることができる。
【0050】
次に、第3実施例について説明する。この第3実施例では、燃料ガスの流れを考慮して押圧力を調整する点に特徴がある。図8は第3実施例の圧力発生部材と押圧力の発生の様子を説明する説明図である。
【0051】
まず、セル面における燃料ガスの流れについて説明する。燃料ガスは、電池セル積層体16の周縁近傍にセル積層方向に沿って形成された供給開口16cからセル面に供給される。その後、燃料ガスは、セパレータに形成されたガス流路105P(図2参照)に導かれつつセル面に沿って流れ、上記した電気化学反応に供される。そして、余剰の燃料ガスは、供給開口16cと対向して形成された排出開口16dから排出される。セル面に沿った燃料ガスの流れは、ガス流路の経路に沿ったものとなるが、供給開口16cと排出開口16dか対向していることから、燃料ガスが供給されてから排出されまでの燃料ガスの流れは、図8に一点鎖線で示す主流軌跡GRと表すことができる。
【0052】
第3実施例では、この主流軌跡GRに沿って、その上流側から、上流圧力発生部材36、中流圧力発生部材37、下流圧力発生部材38を有する。これら各圧力発生部材は、セル面をほぼ3等分するよう、平面視において長方形状をなしている。そして、各圧力発生部材は、第1ないし第3の圧力発生部材21〜23と同様に密閉状の圧力袋とされ、オイル給排によりて電池セル積層体16に押圧力を及ぼすよう構成されている。つまり、上流圧力発生部材36は、主流軌跡GRの上流側であって燃料ガスの供給開口16cの周辺領域に亘って押圧力fuを及ぼし、中流圧力発生部材37は、主流軌跡GRの中流領域に亘って押圧力fmを及ぼす。また、下流圧力発生部材38は、主流軌跡GRの下流側であって燃料ガスの排出開口16dの周辺領域に亘って押圧力fdを及ぼす。この場合、上流、中流、下流の各圧力発生部材へのオイル給排は、既述した実施例と同様に電子制御装置による給排電磁弁の切換制御を介して行われ、それぞれの圧力発生部材が及ぼす押圧力fu、fm、fdは増減制御可能とされている。
【0053】
次に、この第3実施例における電池セル積層体16の押圧の様子について説明する。
【0054】
上記したように、燃料ガスが供給開口16cから排出開口16dに向けた主流軌跡GRで流れる間に、燃料ガスは既述した電気化学反応に供されて消費される。よって、主流軌跡GRの上流では、ガス消費が少ない分、ガス供給圧に基づく面圧は大きく、中流・下流に行くにしたがってこの面圧は小さくなる。このため、電池セル101の積層効率の向上等のためにセパレータを薄くしたような場合には、上記した面圧の相違により、面圧によるセパレータの変形は、主流軌跡GRの上流で大きく、中流・下流に行くにしたがって小さくなる。なお、セパレータの剛性を面圧による変形が起きないよう高めた場合でも、主流軌跡GRの流域によってガス供給圧に基づく面圧は上記のように変化することに変わりはない。
【0055】
このようなことから、第3実施例では、主流軌跡GRの流域に応じて押圧力を制御するようにした。即ち、図8に示すように、上流圧力発生部材36が及ぼす押圧力fuが最大で、中流圧力発生部材37、下流圧力発生部材38の順に押圧力fm、fdが順に小さくなるよう、各圧力発生部材へのオイル給排を制御した。この給排制御の際にも、圧力発生部材ごとの押圧力fu、fm、fdを、各圧力発生部材に至る管路の圧力センサ(図示省略)からの入力信号に基づいて、それぞれの圧力発生部材について定められた所定の押圧力範囲内となるようにした。この第3実施例でも、第1実施例と同様に、各圧力発生部材についての所定押圧力範囲は互いに重なることがないようにされており、上流圧力発生部材36についてのものが最大とされている。そして、各所定押圧力範囲内で押圧力を増減或いは保持するに当たっても、燃料電池の運転状態や燃料ガスの供給圧力変化等に応じて各圧力発生部材ごとに押圧力fu、fm、fdを決定し、その決定した押圧力を及ぼすことができるようにした。
【0056】
つまり、ある供給圧で燃料ガスが供給されているときに、fu>fm>fdの関係を持って各圧力発生部材がそれぞれの押圧力fu、fm、fdを及ぼすように各圧力発生部材を制御する。そして、この供給圧が維持されている間にあっては、各押圧力fu、fm、fdは維持される(ホールドされる)。しかし、ガス供給圧が増減すれば、押圧力fu、fm、fdは、fu>fm>fdの関係を持ったまま、供給圧増減に応じてそれぞれ増減制御される。
【0057】
このように上流、中流、下流の各圧力発生部材の押圧力を制御するので、図8に示すように、ガス供給圧に基づく面圧が大きい箇所には大きな押圧力を、この面圧が小さな箇所には小さな押圧力をそれぞれ及ぼすことができる。しかも、面圧に応じた上記の関係を維持したまま増減制御済みの押圧力を各箇所(主流軌跡GRの上流域、中流域、下流域)で電池セル積層体16に及ぼすことができる。このため、面圧の高低に応じて押圧力を調整した上で、この調整済み押圧力を燃料電池10における各電池セル101のセル面に及ぼすことができる。この場合、面圧の高低はセパレータの変形の大小に関与することから、上記の各圧力発生部材の押圧力調整により、セパレータに対して、変形が大きい箇所には大きな押圧力を、変形が小さな箇所には小さな押圧力をそれぞれ及ぼすことができることにもなる。これらのことから、図8に示す第3実施例によっても、セル面各部に対する力の均等化や部材の変形程度の均一化を図りつつ燃料電池を押圧できるので、既述した第1実施例と同様の効果(運転効率の向上、効果的な変形矯正等)を奏することができる。
【0058】
次に、第4実施例について説明する。第4実施例は、押圧力発生のためにベルト体を設けた点に特徴がある。図9は第4実施例の構成を説明するための概略斜視図、図10は図9の10−10線拡大断面図である。
【0059】
図9に示すように、電池セル積層体16には、無端状とされた3個のベルト41〜43が装着されている。各ベルトは、伸張された状態で電池セル積層体16に掛け回し装着されているので、伸張に基づく押圧力を、それぞれのベルト装着箇所で電池セル積層体16に及ぼしている。この各ベルトは、図10に示すように、オイル給排が可能な中空形状部44を有し、電池セル積層体16の押圧板18と接触する範囲に亘っては、この中空形状部44とされている。そして、各ベルトの中空形状部44が上記した押圧板18と頂上板24との間に位置するようにして、燃料電池スタックとされている。
【0060】
各ベルト41〜43の中空形状部44には、既述した実施例と同様に電子制御装置による給排電磁弁の切換制御を介してオイル給排が行われるようにされている。このため、各ベルトの中空形状部44へのオイル給排により、それぞれの中空形状部44にて、上記の伸張に基づく押圧力とは別の押圧力(中空部押圧力)をベルト装着箇所にて電池セル積層体16に及ぼすことができる。そして、各ベルトごとの中空部押圧力を増減制御することもできる。なお、ベルトの全長に亘って中空形状部44とすることもできる。
【0061】
図示するように、ベルト41〜43を第3実施例で説明した燃料ガスの主流軌跡GRの上流域、中流域、下流域に装着したので、各ベルトの中空部押圧力を第3実施例と同様に制御することができる。このため、この第4実施例によっても、ガス供給圧に基づく面圧が大きい箇所には大きな押圧力を、この面圧が小さな箇所には小さな押圧力をそれぞれ及ぼすことができ、既述した効果(運転効率の向上、効果的な変形矯正等)を奏することができる。
【0062】
また、この第4実施例では、ベルト41〜43により、伸張に基づく押圧力を電池セル積層体16に及ぼすことができるので、電池セル積層体16の押圧に最低限必要とされる押圧力をこの伸張に基づく押圧力で賄うことができる。このため、燃料電池10の運転停止時やオイルポンプ28の緊急停止時等における押圧力保持が容易となる。
【0063】
次に、第5実施例について説明する。第5実施例は、押圧力発生のためにベルト体の構成に特徴がある。図11は第5実施例のベルト体を概略的に表した説明図、図12はこのベルト体の要部の構成を説明するための説明図である。
【0064】
第5実施例では、電池セル積層体16の押圧用に、押圧板18の側に掛け渡された上部ベルト45と、電池セル積層体16を底面板14aの側から囲む下部部材46と、上部ベルト45の両端部と下部部材46に係合配置された押圧力発生機器50とを有する。
【0065】
押圧力発生機器50は、図中矢印で示すように、下部部材46に対して下方に移動することで上部ベルト45を両端部で引っ張り、この引っ張り力により電池セル積層体16の押圧力を生じるよう構成されている。その具体的な構成としては、図12(a)に示すように、上部ベルト45の端部金具45aに油圧ピストン51を配設してピストンを下部部材46の上端に押し当て、この油圧ピストン51へのオイル給排によりピストンを進退させる。そして、ピストンの進退により、下部部材46に対する上部ベルト45端部の位置を変えて上部ベルト45に引っ張り力を発生させる。この場合、ピストンの進退制御により引っ張り力の大きさを制御する。
【0066】
また、図12(b)に示すように、端部金具45aにモータ52を配設し、このモータシャフト先端の雄ネジ部52aを下部部材46の上端に設けた雌ネジ部46aに螺合させる。そして、モータを正逆回転させて雌ネジ部46aのネジ範囲において雄ネジ部52aを上下動させる。この雄ネジ部52aの上下動により、下部部材46に対する上部ベルト45端部の位置が変わるので、上部ベルト45には引っ張り力が作用する。この場合、モータの正逆回転制御により引っ張り力の大きさを制御する。
【0067】
この第5実施例では、上部ベルト45と下部部材46と押圧力発生機器50とを有するベルト体を、第4実施例におけるベルト41〜43に替えて電池セル積層体16に装着する。こうして装着された各ベルト体は、油圧ピストン51の進退制御やモータ52の正逆回転制御によりその大きさが調整された引っ張り力を発生させ、電池セル積層体16にこの引っ張り力に応じた大きさの押圧力を及ぼす。しかも、第4実施例と同様に、燃料ガスの主流軌跡GRの上流域、中流域、下流域ごとにその面圧に応じた大きさの押圧力を及ぼすことができ、既述した効果(運転効率の向上、効果的な変形矯正等)を奏することができる。
【0068】
また、図12(a)に示す構成のものでは、モータが停止すると、上部ベルト45と下部部材46の位置関係は維持されるので、そのときの押圧力は保持される。よって、燃料電池10の緊急停止によりモータ停止が起きた場合の押圧力保持に特別の制御が不要となる。
【0069】
次に、第6実施例について説明する。第6実施例は、燃料電池の運転状態に応じて押圧力を随時調整する点に特徴がある。図13は第6実施例の燃料電池10Bの概略構成を説明するためのブロック図、図14は圧力発生部材の配置の様子を説明するための説明図、図15はこの燃料電池10Bが実施する押圧力調整処理のフローチャート、図16は押圧力調整処理の処理内容を説明するためのグラフである。
【0070】
図13、図14に示すように、燃料電池10Bは、電池セル積層体16の押圧のために、9個の圧力発生部材21Bi(iは添え字を表し、i=1〜9)を有する。これら圧力発生部材21Biは、既述した実施例の圧力発生部材と同様にオイル給排により押圧力を及ぼす圧力袋として構成され、押圧板18と頂上板24Bとの間に配設されている。圧力発生部材21B1は、電池セル101のセル面中央に位置し、他の第1圧力発生部材より大きな面積に亘って押圧力を及ぼすようにされている。残りの圧力発生部材21B2〜21B9は、同一形状とされ、正方形状のセル面の各コーナー部とコーナー間中央箇所で押圧力を及ぼすようにされている。これら各圧力発生部材21Biへのオイル給排は、既述した実施例と同様に電子制御装置30Bによる給排電磁弁25Biの切換制御を介して行われ、それぞれの圧力発生部材21Biが及ぼす押圧力は圧力発生部材ごとに増減制御可能とされている。
【0071】
この他、燃料電池10Bは、各圧力発生部材21Biが及ぼす押圧力を受けるセル面の面圧を検出するため、面圧センサ55Biを有する。面圧センサ55Biは、電池セル積層体16の底面側に当たる底面板14aと外枠体12の底板12aとの間に配置され、上記した圧力発生部材21Biに対向して設置されている。この面圧センサ55Biの検出信号(面圧信号)は、電子制御装置30Bに入力され、後述する押圧力調整処理に用いられる。なお、面圧センサ55Biは、ピエゾ素子等から構成される圧力センサである。
【0072】
また、この燃料電池10Bでは、その運転状態を検出するための図示しないセンサ(運転状態検出センサ)と燃料電池の運転温度を検出する図示しない温度センサを有し、その出力は電子制御装置30Bに入力されて押圧力調整処理に用いられる。なお、この運転状態検出センサとしては、種々のものを採用でき、燃料電池10Bが車両の動力源として搭載されたような場合には、アクセルペダルの操作状況を検出するセンサ(スロットルセンサ)や、水素ガス或いは空気の供給装置におけるバルブ開度を検出するバルブセンサやコンプレッサの運転状態を検出するセンサ(回転数センサ)等を挙げることができる。
【0073】
次に、この第6実施例における電池セル積層体16の押圧の様子について、図15のフローチャートに基づき説明する。
【0074】
図15に示す押圧力調整処理は、所定時間ごとに繰り返し実行されるものであり、まず、温度センサや面圧センサ55Bi、スロットルセンサをスキャンし、燃料電池の運転温度Tpと、セル面各部位(面圧センサ55Biの下方個所)の面圧Pgiと、運転状態(スロットル開度S)を読み込む(ステップS100)。その後、前回の押圧力調整処理時のスロットル開度Sと今回読み込んだスロットル開度Sとから燃料電池10Bの運転状態変化率(スロットル開度変化率)ΔSを算出する(ステップS110)。
【0075】
次に、面圧マップをROMから読み込む(ステップS120)。この面圧マップは、図16に示すように、面圧(設定面圧)PPgiと燃料電池の運転温度Tpとスロットル開度変化率ΔSとの関係を示すものであり、運転温度Tpとスロットル開度変化率ΔSにより、この運転温度Tpとスロットル開度変化率ΔSに対応して求められる設定面圧PPgiが定まることになる。
【0076】
燃料電池の運転温度Tpは、上記した各電池セルでの電気化学反応に伴う発熱状況により変化するので、燃料電池の運転状態を表す指標となり、運転温度Tpが高いほど多くの燃料ガスが供給されていることになる。そして、運転温度Tpが高ければ多量の燃料ガス供給によりセル面の面圧は上昇すると予想できるので、設定面圧PPgiは、運転温度Tpが高いほど大きくなるように設定されている。また、スロットル開度変化率ΔSが大きければ、電池セルでの電気化学反応をより活発に進行させることが必要となるので、設定面圧PPgiは、スロットル開度変化率ΔSが大きいほど大きくなるように設定されている。なお、スロットル開度変化率ΔSは正負の符号を持つので、スロットル開度が増大側に変化した場合のスロットル開度変化率ΔSと減少側に変化した場合のスロットル開度変化率ΔSは区別される。
【0077】
面圧マップはこのような関係を持って予め定められたものであり、設定面圧PPgiは、運転温度Tpおよびスロットル開度変化率ΔSの増減に対応して増減する。この面圧マップの読込により、運転温度Tpとスロットル開度変化率ΔSに対応した設定面圧PPgiの最大値Pmaxと最小値Pminが定まる。この設定面圧PPgiは、各圧力発生部材21Biによる押圧力の調整目標となり、各圧力発生部材21Biへは、それぞれの設定面圧PPgiに応じた押圧力が得られるようオイル給排がなされる。そして、この面圧マップは、圧力発生部材21Biの各押圧箇所、即ち面圧センサ55Biの設置個所ごとに予め定められており、それぞれROMに記憶されている。よって、ステップS120の処理では、各面圧センサ55Biごとの面圧マップが読み込まれる。この場合、第1実施例で説明したように、セル面の中央領域(面圧センサ55B1による押圧箇所)ではその調整目標押圧力(即ち、設定面圧PPgi)が最大となるように各面圧マップを定めることができる。また、第3実施例で説明したように、燃料ガスの主流軌跡GRに沿って上流側ほど調整目標押圧力が大きくなるように各面圧マップを定めることもできる。
【0078】
この面圧マップの読込に続いては、ステップS100で読込済みの各面圧センサ55Biからの面圧Pgiを、各押圧箇所ごとの押圧力マップMiにおける設定面圧PPgiの最小値PminMiおよび最大値PmaxMiと順次比較する(ステップS125,135)。つまり、このステップS125とステップS135で、各面圧センサ55Biからの面圧Pgiが各押圧箇所ごとの最大値PmaxMiと最小値PminMiとの間に属するかを判定する。
【0079】
ステップS125で否定判定すれば、そのときの面圧Pgiは、各押圧箇所ごとの面圧マップMiの最小値PminMi以下であることになる。よって、運転温度Tp並びにスロットル開度変化率ΔSに応じた面圧Pgiに対応できるよう押圧力を増大すべく、圧力発生部材21Biの押圧力を増大処理する(ステップS140)。即ち、圧力発生部材21Biにオイルが供給されるよう給排電磁弁制御を行い、圧力発生部材21Biの押圧力を増大する。この場合、押圧力増大処理は、上記した9個の圧力発生部材21Biのうち、面圧Pgiが最小値PminMi以下とされた圧力発生部材21Biについて行われる。例えば、圧力発生部材21B1に対応した面圧センサ55B1からの面圧Pg1が最小値PminM1より小さく、他の圧力発生部材21Biではその面圧Pgiが最小値PminMiより大きければ、圧力発生部材21B1についてのみ押圧力増大処理が実行される。こうして押圧力増大処理を行った後は、既述したステップS100に移行する。
【0080】
ステップS125の肯定判定に続くステップS135で否定判定すれば、そのときの面圧Pgiは、各押圧箇所ごとの面圧マップMiの最大値PmaxMi以上であることになる。よって、運転温度Tp並びにスロットル開度変化率ΔSに応じた面圧Pgiに対応できるよう押圧力を低減すべく、圧力発生部材21Biの押圧力を低減処理する(ステップS150)。即ち、圧力発生部材21Biからオイルが排出されるよう給排電磁弁制御を行い、圧力発生部材21Biの押圧力を低減する。この場合にあっても、押圧力低減処理は、上記した9個の圧力発生部材21Biのうち、面圧Pgiが最大値PmaxMi以上とされた圧力発生部材21Biについて行われる。こうして押圧力低減処理を行った後は、既述したステップS100に移行する。
【0081】
このように各圧力発生部材21Biの押圧力を増大或いは低減処理する際(ステップS140、150)、押圧力が面圧マップMiの最小値PminMiから最大値PmaxMiの間の所定値(例えば、中間値)に対応したものとなるように増大したり低減することができる。また、面圧センサ55Biから得られた面圧Pgiに所定の補正係数を乗じたものに対応した押圧力となるように、押圧力を増大したり低減することもできる。
【0082】
一方、ステップS135で肯定判定した場合は、面圧Pgiは最小値PminMiから最大値PmaxMiの間にあり適正であるので、圧力発生部材21Biの押圧力を保持処理する(ステップS160)。即ち、圧力発生部材21Biに対してオイル給排が行われないよう給排電磁弁制御を行い、圧力発生部材21Biの押圧力を保持する。この場合にあっても、押圧力保持処理は、上記した9個の圧力発生部材21Biのうち、面圧Pgiが最小値PminMiから最大値PmaxMiの間にあるとされた圧力発生部材21Biについて行われる。こうして押圧力保持処理を行った後は、既述したステップS100に移行する。
【0083】
以上説明したようにこの第6実施例の燃料電池10Bによれば、この燃料電池搭載車両を運転者がスロットル開度に応じて加減速走行させる際、次の利点がある。即ち、燃料電池10Bの各押圧部位の押圧力を、スロットル開度に応じた燃料電池の運転状態となる以前において、当該運転状態に対応した押圧力となるよう、スロットル開度変化率ΔSに基づいて押圧力を予め増減或いは保持する。よって、燃料電池10Bがスロットル開度に基づいて運転する際、起き得るセパレータの変形やセル面各部に対する力の不均等を、このスロットル開度に基づく運転状態となる以前に緩和できる。このため、既に均一に低減された接触抵抗とされた状態で燃料電池10Bを運転できるので、運転効率をより高めることができる。しかも、このように押圧力を制御する際に、燃料電池の運転温度Tpの高低をも考慮したので、押圧力を燃料電池の運転状態に応じてよりきめ細かく制御できる。よって、燃料電池10Bの運転効率をより一層高めることができる。また、押圧力制御詳しくは増減或制御いは保持制御を、それぞれの圧力発生部材21Biにおいて個別に実施するようにしたので、セパレータの変形やセル面各部に対する力の均等化をより確実に緩和でき、運転効率向上の点で有益である。
【0084】
次に、第7実施例について説明する。第7実施例は、燃料電池のセパレータや押圧板18に生じた面圧分布の様子に応じて押圧力を随時調整する点に特徴がある。図17は第7実施例の燃料電池10Cの概略構成を説明するためのブロック図、図18は圧力発生部材と歪ゲージの配置の様子を説明するための説明図、図19はこの燃料電池10Cが実施する押圧力モード調整処理のフローチャート、図20は押圧力モード調整処理の処理内容を説明するための説明図である。
【0085】
図17、図18に示すように、燃料電池10Cは、上記の燃料電池10Bと同様に9個の圧力発生部材21Biを有する。そして、この燃料電池10Cでは、押圧板18を押圧上板18cと押圧下板18dとを接合して構成し、この押圧板18に歪ゲージ56Cj(jは添え字を表し、j=1〜5)を有する。歪ゲージ56Cjは、押圧上板18cの上下面に設置されて対をなし、設置個所における押圧板18の変形(即ちセル面各部位の変形)に応じた電気信号を電子制御装置30Cに出力する。この歪ゲージ56Cjは、図18に示すように、セル面中央とセル面各コーナーに位置するよう配設されている。圧力発生部材21Biの配置の様子は燃料電池10Bと同じである。また、燃料電池10Cでは、上記の各歪ゲージ56Cjと対応させて、底面板14aの側に面圧センサ55Bjを有する。
【0086】
次に、この第7実施例における電池セル積層体16の押圧の様子について、図19のフローチャートに基づき説明する。
【0087】
図19に示す押圧力モード調整処理も、所定時間ごとに繰り返し実行されるものであり、まず、歪ゲージ56Cjをスキャンし、セル面各部位についての歪ゲージ信号Hjを入力する(ステップS200)。その後、この各歪ゲージ信号Hjから、押圧板18やセパレータの変形モードを算定する(ステップS210)。この場合、セパレータ等の各部位の変形はその部分に受ける面圧の高低に依存することになるので、上記の変形モードはセル面における面圧分布のモードともなる。
【0088】
今、押圧板18やセパレータの各部位の変形程度が同じであれば、歪ゲージ信号Hjは略同一となる。よって、ステップS210では、図20に示す基準モードが算定される。また、各歪ゲージ信号Hjが相違する場合は、セル面中央の歪ゲージ56C1からの歪ゲージ信号H1と他の箇所での各歪ゲージ56C2〜56C5からの歪ゲージ信号H2〜H6との比較により、次のようにモードを算定する。歪ゲージ信号H1が最も大きく他の歪ゲージ信号H2〜H6が略同一であるときは、図20に示す凸状モードが、その反対に歪ゲージ信号H1が最も小さいときは、凹状モードが算定される。そして、各歪ゲージ信号Hjが不規則に高低変化しているために図20に示すように波状となる場合には、異常モードとして算定する。
【0089】
上記のステップS210に続いては、算定したモードが異常モードであるか否かを判定し(ステップS215)、肯定判定すれば「異常発生」の旨をランプ、ブザー等で報知し(ステップS220)、一旦本ルーチンを抜ける。なお、異常報知と併せて、各圧力発生部材21Biは押圧力を保持するように制御するようにすることもできる。こうすれば、不用意に押圧力を増減してしまうようなことがない。
【0090】
一方、ステップS215での否定判定に続いては、これ以降の押圧力調整に備えて、各面圧センサ55Bjから面圧Pgjを読み込むと共に、この面圧センサ55Bj設置個所について予め定められた適正面圧PTgj(例えば、第6実施例で説明した最小値から最大値までの面圧)をROMから読み込む(ステップS230)。続いて、ステップS210で算定した面圧モードが図20に示す基準モードに合致するか否かを判定する(ステップS235)。
【0091】
このステップS235で基準モードに合致すると肯定判定した場合は、基準モード保持処理を行い(ステップS240)、一旦本ルーチンを抜ける。この基準モード保持処理は、面圧Pgjが適正面圧PTgjに合致する状態、例えば面圧Pgjが適正面圧PTgj±Δpの範囲に入る状態としつつ各圧力発生部材21Biの押圧力を均等に増減制御或いは保持制御することである。例えば、面圧Pgjが適正面圧PTgjに合致していれば、各圧力発生部材21Biの押圧力を保持したり、面圧Pgjが適正面圧PTgjから逸脱しない範囲で、各圧力発生部材21Biの押圧力を均等に増減制御する。その一方、ある面圧Pgj(例えば、面圧センサ55B2の面圧Pg2)が適正面圧PTgj(PTg2)と離れていれば、この面圧Pg2がPTg2に合致するまで、各圧力発生部材21Biの押圧力を均等に増減制御する。
【0092】
ステップS235で基準モードに合致しないと否定判定した場合は、算定モード(凸状モード、凹状モード)を基準モードに推移させる基準モード推移処理を行い(ステップS250)、一旦本ルーチンを抜ける。この基準モード推移処理は、上記したように面圧Pgjが適正面圧PTgjに合致する状態とすると共に、算定モード(凸状モード、凹状モード)を基準モードに推移させるよう各圧力発生部材21Biごとに押圧力を増減制御或いは保持制御することである。例えば、算定モードが凸状モードであれば、セル面中央の圧力発生部材21B1で最も大きな押圧力を及ぼすことで、この凸状モードを基準モードに推移させることができる。したがって、圧力発生部材21B1については押圧力を増大制御し、他の圧力発生部材21Biについては、面圧Pgjと適正面圧PTgjの合致の状況に応じて押圧力を均等に増減制御或いは保持制御する。具体的には、圧力発生部材21B1以外の各圧力発生部材21Biを均等に押圧力増大制御しつつ、圧力発生部材21B1については他のものより大きく押圧力を増大する。或いは、圧力発生部材21B1についてのみ押圧力増大制御し、他の圧力発生部材21Biは押圧力を保持する。そして、このような制御に際しても、面圧Pgjが適正面圧PTgjに合致する範囲で押圧力の増大程度を調整する。
【0093】
また、算定モードが凹状モードであれば、セル面中央の圧力発生部材21B1以外の圧力発生部材21Biで大きな押圧力を均等に及ぼすことで、この凹状モードを基準モードに推移させることができる。したがって、圧力発生部材21B1以外の圧力発生部材21Biについては押圧力を均等に増大制御し、圧力発生部材21B1については面圧Pgjと適正面圧PTgjの合致の状況に応じて押圧力を増減制御或いは保持制御する。具体的には、圧力発生部材21B1以外の各圧力発生部材21Biを均等に押圧力増大制御しつつ、圧力発生部材21B1については他のものより小さく押圧力を増大したり押圧力を保持する。そして、このような制御に際しても、面圧Pgjが適正面圧PTgjに合致する範囲で押圧力の増大程度を調整する。
【0094】
以上説明したようにこの第7実施例の燃料電池10Cでは、セル面における面圧分布を面圧を受けるセパレータ等の変形の様子として捉え、この面圧分布をセル面各部位の歪ゲージ信号Hjに基づいてモード化する(ステップS210)。そして、その算定モードに応じて圧力発生部材21Biの押圧力を制御し(ステップS230〜250)、この押圧力制御により算定モードが基準モードとなるようにする。この基準モードはセル面各部位に対して均等に力がかかった状態のモード、換言すればセパレータや押圧板18がセル面でほぼ均一に変形した状態もモードである。よって、この基準モードに即して電池セル積層体16の各電池セル101がそのセル面に亘って押圧されれば、セパレータ等の変形やセル面各部に対する力の不均等は緩和される。よって、上記したように算定モードが基準モードとなる圧力発生部材21Biの押圧力を制御することで、接触抵抗が均一に低減された状態で燃料電池10Cを運転できる。この結果、第7実施例の燃料電池10Cによっても、燃料電池の運転効率を高めることができる。しかも、効率向上のために各圧力発生部材21Biの押圧力を制御するに当たり、算定モードが基準モードとなるようにしたので、圧力発生部材21B1だけの押圧力増大や、圧力発生部材21B1以外の圧力発生部材21Biの均等な押圧力増大を図るだけでよい。このため、押圧力制御の簡略化を図ることができる。
【0095】
また、この燃料電池10Cでは、算定したモードがセル面各部位の歪ゲージ信号Hjが不規則な異常モードである場合には、「異常発生」の旨をランプ等で報知するようにした(ステップS220)。歪ゲージ信号Hjが不規則な場合は不用意なセパレータ等の変形が起きているともいえ、このような場合は接触抵抗が大きくなったりセル面各部位で大きく相違する事態が起きている虞がある。したがって、異常報知をすることで運転停止を促して、接触抵抗が大きいままで燃料電池の運転を不用意に継続させるようなことを防止できる。また、不用意な運転継続による電解質膜損傷等の不具合を防止することもできる。
【0096】
以上本発明の実施例について説明したが、本発明は上記の実施例や実施形態になんら限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々なる態様で実施し得ることは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の燃料電池10の概略構成を説明するための概略分解斜視図である。
【図2】燃料電池を構成する電池セル101の構造を例示する模式断面図である。
【図3】この燃料電池10の制御系のブロック図である。
【図4】燃料電池の締め付けに用いる圧力発生部材による押圧力の発生の様子を説明する説明図である。
【図5】第2実施例の燃料電池10Aの全体構成を表すブロック図である。
【図6】燃料電池10Aの有する圧力発生部材35を説明するためにその平面図と中央縦・横断面図を表した説明図である。
【図7】この圧力発生部材35による押圧力の発生の様子を説明する説明図である。
【図8】第3実施例の圧力発生部材と押圧力の発生の様子を説明する説明図である。
【図9】第4実施例の構成を説明するための概略斜視図である。
【図10】図9の10−10線拡大断面図である。
【図11】第5実施例のベルト体を概略的に表した説明図である。
【図12】このベルト体の要部の構成を説明するための説明図である。
【図13】第6実施例の燃料電池10Bの概略構成を説明するためのブロック図である。
【図14】燃料電池10Bにおける圧力発生部材の配置の様子を説明するための説明図である。
【図15】この燃料電池10Bが実施する押圧力調整処理のフローチャートである。
【図16】押圧力調整処理の処理内容を説明するためのグラフである。
【図17】第7実施例の燃料電池10Cの概略構成を説明するためのブロック図である。
【図18】この燃料電池10Cにおける圧力発生部材と歪ゲージの配置の様子を説明するための説明図である。
【図19】燃料電池10Cが実施する押圧力モード調整処理のフローチャートである。
【図20】押圧力モード調整処理の処理内容を説明するための説明図である。
【符号の説明】
10、10A〜10C…燃料電池
12…外枠体
12a…底板
13a〜13d…側壁板
14…位置決め体
14a…底面板
14b…シャフト
14c…シャフト
16…電池セル積層体
16a,16b…位置決め孔
16c…供給開口
16d…排出開口
18…押圧板
18a,18b…位置決め孔
18c…押圧上板
18d…押圧下板
21〜23…第1〜第3圧力発生部材
21B1〜21B9…圧力発生部材
21Bi…圧力発生部材
21a〜23a…オイル給排部
24…頂上板
24A…頂上板
24B…頂上板
24a〜24c…環状溝
25〜27…給排電磁弁
25Bi…給排電磁弁
28…オイルポンプ
29…オイルパン
30…電子制御装置
30B…電子制御装置
30C…電子制御装置
31〜33…圧力センサ
35…圧力発生部材
35a…中空部
35b…厚肉底辺部
36…上流圧力発生部材
37…中流圧力発生部材
38…下流圧力発生部材
41〜43…ベルト
44…中空形状部
45…上部ベルト
45a…端部金具
46…下部部材
46a…雌ネジ部
50…押圧力発生機器
51…油圧ピストン
52…モータ
52a…雄ネジ部
55B1…面圧センサ
55B2…面圧センサ
55Bi…面圧センサ
55Bj…面圧センサ
56C1〜56C5…歪ゲージ
56Cj…歪ゲージ
101…電池セル
102…電解質膜
103…アノード
104…カソード
105,106…セパレータ
105P,106P…ガス流路
105P…燃料ガス流路
106P…酸化ガス流路
CR…中央方形形状領域
GR…主流軌跡
SR1,SR2…周囲領域
Claims (13)
- 電解質膜をガス拡散電極で挟持した電池セルをセパレータを介在させて積層した燃料電池であって、
前記電池セルの積層方向に沿った押圧力を前記燃料電池の端面の側から及ぼして前記燃料電池を押圧する複数の押圧手段と、
該押圧手段が前記燃料電池に及ぼす前記押圧力を、前記複数の押圧手段ごとに制御する押圧制御手段とを備え、
前記複数の押圧手段は、前記燃料電池の端面における異なる部位を個別に押圧するよう設置され、前記押圧制御手段からの制御を受けて前記押圧力を増減変化させ、
前記押圧制御手段は、前記セル面各部の面圧に応じて前記複数の押圧手段ごとに前記押圧力を制御することで、前記電池セルのセル面における面圧を受ける前記セパレータの変形を矯正する
ことを特徴とする燃料電池。 - 電解質膜をガス拡散電極で挟持した電池セルをセパレータを介在させて積層した燃料電池であって、
前記電池セルの積層方向に沿った押圧力を前記燃料電池の端面の側から及ぼして前記燃料電池を押圧する複数の押圧手段と、
該押圧手段が前記燃料電池に及ぼす前記押圧力を、前記複数の押圧手段ごとに制御する押圧制御手段とを備え、
前記複数の押圧手段は、前記燃料電池の端面における異なる部位を個別に押圧するよう設置され、前記押圧制御手段からの制御を受けて前記押圧力を増減変化させ、
前記押圧制御手段は、前記セル面の面圧に応じて前記複数の押圧手段ごとに前記押圧力を制御することで、前記電池セルのセル面における面圧が高い部分では前記押圧力を大きく、前記面圧が低い部分では前記押圧力を小さく調整する
ことを特徴とする燃料電池。 - 請求項1又は請求項2記載の燃料電池であって、
前記押圧手段は、前記セル面の中央領域に亘って前記押圧力を及ぼす中央押圧部と、前記中央領域を取り囲む複数の周囲領域に亘って前記押圧力を及ぼす複数の周囲押圧部とを有する、燃料電池。 - 請求項3記載の燃料電池であって、
前記周囲押圧部は、前記電池セルの外郭形状に倣った前記周囲領域に亘って前記押圧力を及ぼす、燃料電池。 - 請求項1又は請求項2記載の燃料電池であって、
前記押圧手段は、前記セル面への燃料ガスの供給部周辺領域に前記押圧力を及ぼすガス供給側押圧部と、前記セル面からの燃料ガスの排出部周辺領域に前記押圧力を及ぼすガス排出側押圧部と、前記セル面における前記ガス供給部と前記ガス排出部の間の燃料ガス通過領域に前記押圧力を及ぼすガス通過領域押圧部とを有する、燃料電池。 - 電解質膜をガス拡散電極で挟持した電池セルをセパレータを介在させて積層した燃料電池であって、
前記電池セルの積層方向に沿った押圧力で前記燃料電池を押圧する押圧手段と、
該押圧手段が前記燃料電池に及ぼす前記押圧力を制御する押圧制御手段とを備え、
前記押圧手段は、前記積層方向に沿った押圧力を可変に発揮できるよう形成された複数の締結ベルト体を備え、該複数の締結ベルト体により前記セル面の複数箇所において前記押圧力を及ぼし、
前記押圧制御手段は、前記電池セルのセル面における面圧を受ける前記セパレータの変形が矯正されるように前記セル面各部の面圧に応じて前記押圧力を調整する手段として、前記締結ベルト体の発揮する前記押圧力を調整する手段を備える、燃料電池。 - 電解質膜をガス拡散電極で挟持した電池セルをセパレータを介在させて積層した燃料電池であって、
前記電池セルの積層方向に沿った押圧力で前記燃料電池を押圧する押圧手段と、
該押圧手段が前記燃料電池に及ぼす前記押圧力を制御する押圧制御手段とを備え、
前記押圧手段は、前記積層方向に沿った押圧力を可変に発揮できるよう形成された複数の締結ベルト体を備え、該複数の締結ベルト体により前記セル面の複数箇所において前記押圧力を及ぼし、
前記押圧制御手段は、前記電池セルのセル面における面圧が高い部分では前記押圧力が大きく前記面圧が低い部分では前記押圧力が小さくなるように前記セル面の面圧に応じて前記押圧力を調整する手段として、前記締結ベルト体の発揮する前記押圧力を調整する手段を備える、燃料電池。 - 電解質膜をガス拡散電極で挟持した電池セルをセパレータを介在させて積層した燃料電池であって、
前記電池セルの積層方向に沿った押圧力で前記燃料電池を押圧する押圧手段と、
該押圧手段が前記燃料電池に及ぼす前記押圧力を制御する押圧制御手段とを備え、
前記押圧制御手段は、前記電池セルのセル面における面圧を受ける前記セパレータの変形が矯正されるように、前記セル面各部の面圧に応じて前記押圧力を調整する手段を有し、
前記押圧手段は、
前記セル面の略全域に亘って前記押圧力を発揮するアクチュエータと、
該アクチュエータにより発揮された前記押圧力を前記セル面に伝達する伝達部材とを備え、
該伝達部材は、前記アクチュエータの押圧力を受けると前記押圧力に対向して前記押圧力の低減作用を果たす低減力を生成するよう構成され、前記セル面の面圧が大きくなる箇所ほど小さな前記低減力を生成する、燃料電池。 - 電解質膜をガス拡散電極で挟持した電池セルをセパレータを介在させて積層した燃料電池であって、
前記電池セルの積層方向に沿った押圧力で前記燃料電池を押圧する押圧手段と、
該押圧手段が前記燃料電池に及ぼす前記押圧力を制御する押圧制御手段とを備え、
前記押圧制御手段は、前記電池セルのセル面における面圧が高い部分では前記押圧力が大きく前記面圧が低い部分では前記押圧力が小さくなるように、前記セル面の面圧に応じて前記押圧力を調整する手段を有し、
前記押圧手段は、
前記セル面の略全域に亘って前記押圧力を発揮するアクチュエータと、
該アクチュエータにより発揮された前記押圧力を前記セル面に伝達する伝達部材とを備え、
該伝達部材は、前記アクチュエータの押圧力を受けると前記押圧力に対向して前記押圧力の低減作用を果たす低減力を生成するよう構成され、前記セル面の面圧が大きくなる箇所ほど小さな前記低減力を生成する、燃料電池。 - 電解質膜をガス拡散電極で挟持した電池セルをセパレータを介在させて積層した燃料電池であって、
前記電池セルの積層方向に沿った押圧力で前記燃料電池を押圧する押圧手段と、
該押圧手段が前記燃料電池に及ぼす前記押圧力を制御する押圧制御手段と、
燃料電池を制御する電池制御手段とを備え、
前記押圧制御手段は、前記電池セルのセル面における面圧を受ける前記セパレータの変形が矯正されるように、前記セル面各部の面圧に応じて前記押圧力を調整するに当たり、前記電池制御手段が前記燃料電池を制御する際に前記電池制御手段から前記燃料電池に出力される運転指令に基づいて、前記面圧に応じた押圧力調整を実行する手段を有する、燃料電池。 - 電解質膜をガス拡散電極で挟持した電池セルをセパレータを介在させて積層した燃料電池であって、
前記電池セルの積層方向に沿った押圧力で前記燃料電池を押圧する押圧手段と、
該押圧手段が前記燃料電池に及ぼす前記押圧力を制御する押圧制御手段と、
燃料電池を制御する電池制御手段とを備え、
前記押圧制御手段は、前記電池セルのセル面における面圧が高い部分では前記押圧力が大きく前記面圧が低い部分では前記押圧力が小さくなるように、前記セル面の面圧に応じて前記押圧力を調整するに当たり、前記電池制御手段が前記燃料電池を制御する際に前記電池制御手段から前記燃料電池に出力される運転指令に基づいて、前記面圧に応じた押圧力調整を実行する手段を有する、燃料電池。 - 電解質膜をガス拡散電極で挟持した電池セルをセパレータを介在させて積層した燃料電池であって、
前記電池セルの積層方向に沿った押圧力で前記燃料電池を押圧する押圧手段と、
該押圧手段が前記燃料電池に及ぼす前記押圧力を制御する押圧制御手段とを備え、
前記押圧制御手段は、前記電池セルのセル面における面圧を受ける前記セパレータの変形が矯正されるように、前記セル面各部の面圧に応じて前記押圧力を調整するに当たり、前記セル面において起きた面圧分布を複数にパターン化し、該パターン化した面圧分布が基準となるパターンの面圧分布に一致するよう、前記パターンに応じた押圧力調整を実行する手段を有する、燃料電池。 - 電解質膜をガス拡散電極で挟持した電池セルをセパレータを介在させて積層した燃料電池であって、
前記電池セルの積層方向に沿った押圧力で前記燃料電池を押圧する押圧手段と、
該押圧手段が前記燃料電池に及ぼす前記押圧力を制御する押圧制御手段とを備え、
前記押圧制御手段は、前記電池セルのセル面における面圧が高い部分では前記押圧力が大きく前記面圧が低い部分では前記押圧力が小さくなるように、前記セル面の面圧に応じて前記押圧力を調整するに当たり、前記セル面において起きた面圧分布を複数にパターン化し、該パターン化した面圧分布が基準となるパターンの面圧分布に一致するよう、前記パターンに応じた押圧力調整を実行する手段を有する、燃料電池。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26979199A JP3918375B2 (ja) | 1999-09-24 | 1999-09-24 | 燃料電池 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26979199A JP3918375B2 (ja) | 1999-09-24 | 1999-09-24 | 燃料電池 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001093564A JP2001093564A (ja) | 2001-04-06 |
| JP3918375B2 true JP3918375B2 (ja) | 2007-05-23 |
Family
ID=17477220
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP26979199A Expired - Fee Related JP3918375B2 (ja) | 1999-09-24 | 1999-09-24 | 燃料電池 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3918375B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US20230343981A1 (en) * | 2020-02-19 | 2023-10-26 | Robert Bosch Gmbh | Apparatus and method for installing an electrochemical cell stack |
Families Citing this family (24)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4514027B2 (ja) * | 2003-04-14 | 2010-07-28 | パナソニック株式会社 | 燃料電池セル、および燃料電池 |
| US7794890B2 (en) * | 2004-09-03 | 2010-09-14 | Gm Global Technology Operations, Inc. | Aligning method for repeating and non-repeating units in a fuel cell stack |
| JP4696523B2 (ja) * | 2004-10-15 | 2011-06-08 | トヨタ自動車株式会社 | 燃料電池 |
| JP4701679B2 (ja) * | 2004-11-04 | 2011-06-15 | トヨタ自動車株式会社 | 電池用モジュールの製造方法および製造装置 |
| JP4598510B2 (ja) | 2004-12-22 | 2010-12-15 | 本田技研工業株式会社 | 燃料電池システム |
| JP4603870B2 (ja) * | 2004-12-22 | 2010-12-22 | 本田技研工業株式会社 | 燃料電池システム |
| JP2006179285A (ja) * | 2004-12-22 | 2006-07-06 | Honda Motor Co Ltd | 燃料電池システム |
| AU2005320013B2 (en) | 2004-12-22 | 2009-05-14 | Honda Motor Co., Ltd. | Fuel cell system |
| JP4641182B2 (ja) * | 2004-12-22 | 2011-03-02 | 本田技研工業株式会社 | 燃料電池システム |
| JP4598508B2 (ja) * | 2004-12-22 | 2010-12-15 | 本田技研工業株式会社 | 燃料電池システム |
| JP4598509B2 (ja) | 2004-12-22 | 2010-12-15 | 本田技研工業株式会社 | 燃料電池システム |
| WO2006090464A1 (ja) * | 2005-02-24 | 2006-08-31 | Octec, Inc. | 固体高分子型燃料電池及び製造方法 |
| DE102005051583A1 (de) * | 2005-10-27 | 2007-05-03 | Airbus Deutschland Gmbh | Brennstoffzellensystem für die Versorgung von Luftfahrzeugen |
| JP4856437B2 (ja) * | 2006-02-08 | 2012-01-18 | 本田技研工業株式会社 | 燃料電池スタック |
| JP5040127B2 (ja) | 2006-03-10 | 2012-10-03 | トヨタ自動車株式会社 | 燃料電池および燃料電池スタック |
| JP2008004307A (ja) * | 2006-06-20 | 2008-01-10 | Toyota Motor Corp | 燃料電池 |
| JP2008186736A (ja) * | 2007-01-31 | 2008-08-14 | Equos Research Co Ltd | 燃料電池スタック |
| JP5286828B2 (ja) * | 2008-02-27 | 2013-09-11 | 日産自動車株式会社 | 燃料電池の製造装置、燃料電池の製造方法、および金属セパレータ |
| JP5436088B2 (ja) * | 2008-08-19 | 2014-03-05 | 矢崎総業株式会社 | フレキシブル集約配線コネクタ |
| US8579649B2 (en) | 2008-08-19 | 2013-11-12 | Yazaki Corporation | Flexible wiring member with positioning holes mounted on another member with positioning bosses |
| DE202011001161U1 (de) * | 2011-01-05 | 2012-04-17 | Reinhold Wesselmann Gmbh | Galvanikzelleneinheit |
| JP2013098154A (ja) * | 2011-11-07 | 2013-05-20 | Honda Motor Co Ltd | 燃料電池スタック |
| KR101406598B1 (ko) | 2012-08-14 | 2014-06-13 | 주식회사 포스코 | 연료전지 스택 및 이를 포함한 연료전지용 면압 조정장치 |
| JP6612814B2 (ja) * | 2017-06-20 | 2019-11-27 | 本田技研工業株式会社 | 燃料電池スタックの製造方法及び製造装置 |
-
1999
- 1999-09-24 JP JP26979199A patent/JP3918375B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US20230343981A1 (en) * | 2020-02-19 | 2023-10-26 | Robert Bosch Gmbh | Apparatus and method for installing an electrochemical cell stack |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2001093564A (ja) | 2001-04-06 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP3918375B2 (ja) | 燃料電池 | |
| JP5023374B2 (ja) | 燃料電池システム | |
| JP5007665B2 (ja) | 燃料電池システム | |
| JP6465308B2 (ja) | 圧力センサの異常検出方法及び燃料電池システム | |
| JP4591721B2 (ja) | 燃料電池システム | |
| JP4492824B2 (ja) | 燃料電池システム | |
| JP5321230B2 (ja) | 燃料電池システム | |
| JP4613694B2 (ja) | 燃料電池自動車及びその制御方法 | |
| CN104170142A (zh) | 燃料电池系统以及燃料电池系统的控制方法 | |
| CA2867426C (en) | Fuel cell system with setup of upper pressure of anode gas | |
| JP2011258396A (ja) | 燃料電池システム | |
| JP5769083B2 (ja) | 燃料電池システム及び燃料電池車両 | |
| US12247308B2 (en) | Electrochemical cell, cell operation system and cell operation method | |
| JP5183143B2 (ja) | 燃料電池 | |
| JP5067524B2 (ja) | 燃料電池システムおよびその制御方法 | |
| JP2006278046A (ja) | 燃料電池システム | |
| WO2011161731A1 (ja) | 燃料電池システム | |
| JP5178061B2 (ja) | 燃料電池 | |
| JP5279005B2 (ja) | 燃料電池システム | |
| JP5043559B2 (ja) | 燃料電池システム | |
| JP2007109469A (ja) | 燃料電池発電システム | |
| JP2008305702A (ja) | 燃料電池システム | |
| JP2005142018A (ja) | 燃料電池システム | |
| JP2005166596A (ja) | 燃料電池システム | |
| JP2006185722A (ja) | 燃料電池 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040401 |
|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20060327 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060606 |
|
| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060727 |
|
| TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20070123 |
|
| A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20070205 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |