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JP4334070B2 - 銅被膜の選択形成方法 - Google Patents
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、銅被膜の選択形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
アルミニウム(Al)は、LSIや液晶表示装置の配線材料として主に用いられている。しかしながら、Alは銅(Cu)に比べて抵抗が高いために、Al配線は信号の遅延、発熱による消費電力の増大という問題を有する。このため、Cuは、次世代の配線材料として注目されている。
【0003】
Al配線は、LSIの場合にはCl2,BCl3などの塩素系ガスによるドライエッチング技術、液晶表示装置の場合にはウェットエッチング技術により形成されることが多い。しかしながら、Cuのドライエッチングは高温雰囲気のみでしか実現されておらず、現段階では実用的ではない。一方、Cuをウェットエッチングすることは可能であるものの、微細加工を行なうことが困難である。
【0004】
上述したようにCuは、エッチングによる配線形成が困難であるため、LSIの製造においてはCMP(Chemical Mechanical Polishing)によりCu配線を形成することが一部実用化されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、CMPを液晶表示装置の配線形成に適用した場合、液晶表示装置の基板が大面積であるため、実用上、CMPでCu配線を形成することが困難である。また、液晶表示装置においてCuのエッチングまたはCMPが可能であっても、Cu配線の面積がガラス基板の面積に比べて小さいため、ガラス基板上に成膜されたCu膜の大部分が除去される。その結果、原料的に高価なCuの使用効率が非常に低くなり、液晶表示装置の価格が高騰する問題があった。
【0006】
本発明は、金属、絶縁材料等の任意の材料からなる下地の必要とする領域に銅を選択的に堆積して原料コストの低減等を達成することが可能な銅被膜の選択形成方法を提供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明に係わる銅被膜の選択形成方法は、基板上の下地膜表面の銅被膜形成予定領域に銅以外の材料からなり、前記下地膜に比べてより導電性の高い導電体パターンを形成する工程と、
全面にシランカップリング剤または界面活性剤の薄膜を形成した後、前記導電体パターンに対応する前記薄膜にUV光を選択的に照射する工程と、
銅のCVDを行なって、前記導電体パターンに銅被膜を選択的に堆積する工程と
を具備したことを特徴とするものである。
【0010】
本発明に係わる銅被膜の選択形成方法において、前記銅のCVDを220℃以下の温度で行なうことが好ましい。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係わる銅被膜の選択形成方法を詳細に説明する。
【0012】
(第1工程)
まず、基板上の下地膜表面の銅被膜形成予定領域に銅以外の材料からなり、前記下地膜に比べてより導電性の高い導電体パターンを形成する。
【0013】
前記基板としては、例えばシリコン基板、化合物半導体基板またはガラス基板等を用いることができる。
【0014】
前記下地膜は、単結晶シリコン、多結晶シリコン、非晶質シリコン、または酸化ケイ素、窒化ケイ素等の絶縁物を始めとし、Tiなどの金属等の任意の材料から形成される。
【0015】
前記導電体パターンは、前記下地膜に比べて導電性の高い材料から選択され、例えばTi,W,Mo,Ta,Alもしくはこれらの合金、またはn型もしくはp型のドーパントを5×1018個/cm2以上含むアモルファスシリコンまたは多結晶シリコンから作られる。
【0016】
前記導電体パターンは、0.01〜0.2μmの厚さを有することが好ましい。
【0017】
前記導電体パターンは、例えば前記下地膜に真空蒸着、スパッタリング法、CVD法またはメッキにより前記材料からなる薄膜を形成した後、この薄膜の銅被膜形成予定領域上に写真蝕刻法によりレジストパターンを形成し、さらにこのレジストパターンをマスクとして前記薄膜をドライエッチングもしくはウェットエッチングにより選択的に除去することにより形成される。ただし、0.01〜0.05μmと極めて薄い薄膜を用いる場合には、この薄膜をCMP技術によりエッチバックして導電体パターンを形成することを許容する。
【0018】
(第2工程)
次いで、銅のCVDを行なって、前記下地膜の導電体パターンに銅被膜を選択的に堆積する。
【0019】
銅のCVDの原料ガスとしては、トリメチルビニルシラン添加ヘキサフルオロアセチルアセナトカッパー、トリメチルホスフィン添加ヘキサフルオロアセチルアセナトカッパー、1,5−シクロオククダジエン添加ヘキサフルオロアセチルアセナトカッパー等を用いることができる。この原料ガスは、窒素等のキャリアガスにより希釈して使用することを許容する。
【0020】
前記銅のCVDは、220℃以下、より好ましくは150〜200℃で前記銅の原料ガスを吸着分解反応を行なうことが望ましい。
【0021】
なお、本発明に係わる銅被膜の選択形成方法において前記導電体パターンの形成後、前記銅のCVDの前に全面にシランカップリング剤または界面活性剤の薄膜を形成した後、前記導電体パターンに対応する前記薄膜にUV光を選択的に照射することを許容する。
【0022】
前記シランカップリング剤としては、例えばヘキサメチルジシラザン、ビニルトリクロロシラン、ビニルトリメトキシシラン、ビニルトリエトキシシラン、ビニルトリス(βメトキシエトキシ)シラン、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、γ−メタクリロキシプロピルメチルジメトキシシラン、N−β(アミノエチル)γ−アミノプロピルメチルジメトキシシラン、γ−メルカプトプロピルトリメトキシシラン、γ−アミノプロピルトリエトキシシラン、ビス(3−トリエトキシシリルプロピル)テトラスルファン等を挙げることができる。
【0023】
前記界面活性剤としては、長鎖アルキルスルホン酸、長鎖アルキルカルボン酸等を用いることができる。
【0024】
前記シランカップリング剤または界面活性剤の薄膜は、例えば蒸気吸着法または塗布法により形成される。このような薄膜は、後述するUV照射により親水化する観点から、分子レベルの厚さにすることが好ましい。
【0025】
前記UV光は、波長が365nmの場合300mJ/cm2以上の出力で前記被膜に選択的に照射することが好ましい。
【0026】
また、本発明に係わる銅被膜の選択形成方法において前記導電体パターンの形成後、銅のCVDの前に前記導電体パターンを含む下地膜表面に前記導電体パターンに対応する領域に開口部を有する感光性樹脂層を形成することを許容する。
【0027】
前記感光性樹脂としては、ポジ型、ネガ型のいずれのものを用いることができる。具体的には、クレゾールノボラック型レジスト、アクリル樹脂系レジスト等が挙げられる。
【0028】
前記感光性樹脂層の厚さは、後述するCuのCVDにおいてこの感光性樹脂層にもCuの堆積がなされた時の下地膜上のCu膜との分離性を良好にする観点から、0.3μm以上、より好ましくは0.7〜1.5μmにすることが望ましい。
【0029】
以上説明したように基板上の下地膜表面の銅被膜形成予定領域に銅以外の材料からなり、前記下地膜に比べてより導電性の高い導電体パターンを形成すると、導電体パターンとこれ以外の下地膜の領域との間で後述する銅の原料ガスとの電荷のやり取り(主に吸着分解反応)に差が生じる。つまり、導電体パターンはこれ以外の下地膜の領域に比べて銅の原料ガスとの電荷のやり取り(主に吸着分解反応)が容易になる。このような状態で150〜220℃のような低温での銅のCVD(銅の原料ガスの吸着分解反応)を行なうことにより、前記導電体パターン(銅被膜形成予定領域)に銅が選択的に堆積されて例えば銅配線のような銅被膜(銅パターン)を形成することができる。
【0030】
すなわち、本発明者らは銅の原料ガスとしてトリメチルビニルシラン添加ヘキサフルオロアセチルアセナトカッパーを用い、次のような図1に示す構造のCVD装置で基板周囲の雰囲気温度を150〜220℃にすることにより気相中での前記原料ガスの分解が起きないか、殆ど無視できる程度の堆積速度になることを確認した。
【0031】
このCVD装置は、一端(右端)に原料ガス供給管1を有する内径50mmの石英製反応管2を具備する。基板ホルダ3は、前記供給管1と反対側の端部(左端)から前記反応管2内に挿入されている。このホルダ3は、先端面が基板の保持部として機能し、かつ冷却水が内部に循環されるとともに、前記反応管2の外部に位置する側壁に冷却水の排出部4を有する筐体5と、この筐体5の後端部から挿入され、冷却水を導入するための冷却水導入管6とから構成されている。ヒータ7は、前記基板ホルダ3の先端付近から前記原料ガス供給管1に向かう約1mの長さに亘る前記反応管2の外周に巻装されている。真空ポンプ8は、前記ガス供給管1と反対側の前記反応管2の端部付近に可変バルブ9を通して連結されている。熱電対を装填したシーリド管10は、前記ガス供給管1と反対側の前記反応管2の端部からその内部に先端が前記ホルダ3の先端面付近に位置するように挿入されている。
【0032】
図1に示すCVD装置において基板ホルダ3先端面に所望の材料からなる基板11を保持するとともに、冷却水を冷却水導入管6を通して筐体5内に導入し、排出部4から排出することにより前記基板ホルダ3先端面に保持した基板11を冷却する。つづいて、銅の原料ガスであるトリメチルビニルシラン添加ヘキサフルオロアセチルアセナトカッパーをガス供給管1を通して反応管2内に導入するとともに、真空ポンプ8を作動して前記反応管2内のガスを可変バルブ9を通して排気する。この時、前記可変バルブ9により前記反応管2内の圧力が100Pa、管1内での流速が8cm/secになるように制御する。真空排気が安定した状態でヒータ7に通電して加熱する。前記ヒータ7の加熱によりガス供給管1から供給された前記原料ガスが暖められる。原料ガスが暖められることは、シーリド管10に装填された熱電対により確認した。また、この時の基板11は30℃以下の温度に保たれていることを図示しない基板温度測定用熱電対により確認した。
【0033】
前述した条件の下で前記シーリド管10に装填された熱電対で測定される温度が変化するように基板ホルダによる基板の冷却およびヒータ7による加熱温度を制御して24時間の成膜操作時の温度とCuの堆積膜厚の関係を求めた。その結果を図2に示す。
【0034】
図2から前記基板近傍の熱電対で測定された雰囲気温度が200℃以下において有為なCuの堆積が認められないことがわかる。この事実から200℃(場合によっては220℃以下)のCuの堆積の条件では、原料ガスの分解が気相で起こらず、専ら基板表面の吸着分解反応であることがわかる。したがって、このような条件の下でのCuの堆積は原料ガスが吸着される導電性がより高い箇所(導電体パターン)でなされ、結果的にCuの選択的な堆積を遂行できることがわかる。
【0035】
以上のように、本発明によれば基板上の下地膜表面の銅被膜形成予定領域に銅以外の材料からなり、前記下地膜に比べてより導電性の高い、つまり銅の原料ガスとの電荷のやり取り(主に吸着分解反応)が容易になる導電体パターンを形成した後、150〜220℃のような低温での銅のCVD(銅の原料ガスの吸着分解反応)を行なうことにより、前記導電体パターン(銅被膜形成予定領域)に銅が選択的に堆積できる。その結果、エッチングやCMPのような無駄な銅の消費がなされることなく例えば銅配線のような銅被膜(銅パターン)を下地の所望領域に選択的に形成することができる。
【0036】
また、前記導電体パターンの形成後、前記銅のCVDの前に導電体パターンを含む下地膜表面にシランカップリング剤または界面活性剤の薄膜を形成して表面を疎水性とし、前記導電体パターンが位置する前記疎水性の薄膜部分にUV光を選択的に照射してその照射領域を親水性とすれば、その後の150〜250℃のような低温での銅のCVD(銅の原料ガスの吸着分解反応)を行なうことによって、前記親水性を示す薄膜が位置する導電体パターン(銅被膜形成予定領域)により高い選択性をもって銅を堆積することができる。
【0037】
さらに、前記導電体パターンの形成後、銅のCVDの前に前記導電体パターンを含む下地膜表面に前記導電体パターンに対応する領域に開口部を有する感光性樹脂層を形成して開口部から露出した導電体パターンと感光性樹脂層の間で親水/疎水の差を生じさせれば、その後の150〜220℃のような低温での銅のCVD(銅の原料ガスの吸着分解反応)を行なうことによって、前記親水性の高い導電体パターン(銅被膜形成予定領域)により高い選択性をもって銅を堆積することができる。なお、前記感光性樹脂層は銅の選択的な堆積後に除去される。
【0038】
【実施例】
以下、本発明の好ましい実施例(TFT−LCD用アレイ基板の製造)を図面を参照して詳細に説明する。
【0039】
(実施例1)
まず、表面に汚染防止を目的としたSiO膜(図示せず)がコートされた500mm×600mmガラス基板21上に基板温度420℃の条件下で減圧CVD法により厚さ50nmの非晶質シリコン(a−Si)薄膜を堆積した。なお、SiO膜の代わりに窒化シリコン(SiNx)膜または窒化シリコンと酸化シリコンの混合物からなる膜を用いてもよい。つづいて、TFTの閾値制御を目的として前記a−Si膜に不純物(例えばボロン)をドーピングした。ひきつづき、ボロンドープa−Si膜にエキシマレーザアニールを施して結晶化させることによりボロンドープ多結晶シリコン(p−Si)薄膜とした。なお、このエキシマレーザアニールに代えてランプアニールを施してもよい。前記p−Si薄膜表面にスピンコート法によりレジストを塗布し、乾燥し、露光した後、現像することによりレジストパターン(図示せず)を形成した。レジストパターンをマスクとしてCF4およびO2ガスを用いたCDE(Chemical Dry Etching)により前記p−Si薄膜を選択的に除去することにより島状のp−Si薄膜22を形成した。前記レジストパターンを灰化して除去した後、島状のp−Si薄膜22を含むガラス基板21上にTEOSを原料ガスとして用いた減圧プラズマCVD法により厚さ200nmのゲート絶縁膜としてのSiO2薄膜23を堆積した。ひきつづき、このSiO2薄膜23上にアルミニウムを蒸着し、図示しないレジストパターンをマスクして選択的にエッチングすることにより図3の(a)に示すようにゲート電極24を形成した。
【0040】
次いで、図3の(b)に示すようにゲート電極24をマスクとして不純物、例えばリンを前記島状のp−Si薄膜22に選択的にドーピングして島状のp−Si薄膜22にn+型のソース、ドレイン領域25,26およびp型チャンネル領域27を形成した。
【0041】
次いで、図3の(c)に示すように全面に減圧CVD法により層間絶縁膜としての窒化シリコン(SiNx)膜28を堆積した。つづいて、前記窒化シリコン膜28上にレジストパターン(図示せず)を形成し、このレジストパターンをマスクとして前記窒化シリコン膜28およびSiO2薄膜23を選択的にウェットエッチングすることにより、図3の(d)に示すように底部が前記ソース、ドレイン領域25,26にそれぞれ達するコンタクトホール29を開口した。
【0042】
次いで、真空蒸着により全面に厚さ0.05μmのTi薄膜30を堆積した。このTi薄膜30上にスピンコート法によりレジストを塗布し、乾燥し、露光した後、現像することにより図4の(e)に示すようにレジストパターン31を形成した。つづいて、このレジストパターン31をマスクとして前記Ti薄膜30を選択的にエッチング除去することにより、図4の(f)に示すように前記コンタクトホール29およびその周辺部分にTiパターン32,33を形成し、その後レジストパターン31を灰化して除去した。
【0043】
次いで、銅の原料ガスであるトリメチルビニルシラン添加ヘキサフルオロアセチルアセナトカッパーを用い、基板温度180℃、原料ガス圧1torrの条件の下での選択CVDを施すことにより、図4の(g)に示すようにTiパターン32,33上にCuを選択的に堆積することにより、前記ソース、ドレイン領域25,26にコンタクトホール29を通して接続されたTiパターン32,33にそれぞれCuからなるソース電極配線34およびドレイン電極配線35を形成してTFTを有するアレイ基板を製造した。
【0044】
このような実施例1によれば少ないCuの消費量のCu選択堆積技術により形成されたソース、ドレインの電極配線を有するアレイ基板を製造することができた。
【0045】
(実施例2)
前述した実施例1と同様な方法によりTiパターン32,33を形成した後、これらTiパターン32,33を含む窒化シリコン膜28上にシランカップリング剤であるヘキサメチルジシラザンの飽和蒸気を室温(25℃)で5分間程度吸着させた。つづいて、Tiパターン32,33上のシランカップリング剤薄膜部分に365nmのUV光を1500mJ/cm2の出力で選択的に照射して前記シランカップリング剤を光分解させることにより、図5に示すようにTiパターン32,33に親水性部36を形成した。この後、実施例1と同様に、銅の原料ガスであるトリメチルビニルシラン添加ヘキサフルオロアセチルアセナトカッパーを用い、基板温度180℃、原料ガス圧1torrの条件の下での選択CVDを施し、Tiパターン上にCuを選択的に堆積することにより、Cuからなるソース電極配線およびドレイン電極配線を形成してTFTを有するアレイ基板を製造した。
【0046】
得られたアレイ基板は、Tiパターンに忠実なCuからなるソース電極配線およびドレイン電極配線を有するものであった。
【0047】
(実施例3)
前述した実施例1と同様な方法によりTiパターン32,33を形成した後、Tiパターン32,33を含む前記窒化シリコン膜28上にスピンコート法によりポジ型のクレゾールノボラックレジストを塗布、乾燥した後、露光、現像を施すことにより、図6の(a)に示すように前記Tiパターン32,33に対応する領域に開口部37を有する厚さ1.0μmのレジスト層38を形成した。つづいて、銅の原料ガスであるトリメチルビニルシラン添加ヘキサフルオロアセチルアセナトカッパーを用い、基板温度200℃、原料ガス圧1torrの条件の下での選択CVDを施すことにより、図6の(b)に示すように前記レジスト層38の開口部37から露出するTiパターン32,33にCuが主に堆積されてソース電極配線34およびドレイン電極配線35が形成された。この時、レジスト層38上にも僅かな量の粒状Cu39が堆積された。つづいて、粒状のCu39が表面に堆積されたレジスト層38を有機溶剤で除去することにより図6の(c)に示すTFTを有するアレイ基板を製造した。
【0048】
得られたアレイ基板は、Tiパターン32,33に忠実なCuからなるソース電極配線34およびドレイン電極配線35を有するものであった。
【0049】
なお、実施例1〜3では導電体パターンとしてTiパターンを用いたが、これ以外の金属、またはn型もしくはp型のドーパントを5×1018個/cm2以上含むアモルファスシリコンまたは多結晶シリコンを用いても同様な銅の選択堆積を行なうことができた。
【0050】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば金属、絶縁材料等の任意の材料からなる下地の必要とする領域に銅を選択的に堆積して原料コストの低減等を達成でき、LSI、液晶表示装置の低抵抗配線として有効な銅被膜の選択形成方法を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のCu薄膜の選択形成に用いられる減圧CVD装置を示す概略図。
【図2】図1の減圧CVD装置でCu薄膜を堆積した時の温度と堆積Cu薄膜の厚さの関係を示すグラフ。
【図3】本発明の実施例1におけるTFTを有するアレス基板の製造工程を示す断面図。
【図4】本発明の実施例1におけるTFTを有するアレス基板の製造工程を示す断面図。
【図5】本発明の実施例2におけるTFTを有するアレス基板の製造工程を示す断面図。
【図6】本発明の実施例3におけるTFTを有するアレス基板の製造工程を示す断面図。
【符号の説明】
1…ガス供給管、
2…反応管、
3…基板ホルダ、
7…ヒータ、
11…基板、
21…ガラス基板、
22…p−Si薄膜、
24…ゲート電極、
25…ソース領域、
26…ドレイン領域、
29…コンタクトホール、
32,33…Tiパターン、
34…ソース電極配線、
35…ドレイン電極配線、
37…開口部、
38…レジスト層。

Claims (4)

  1. 基板上の下地膜表面の銅被膜形成予定領域に銅以外の材料からなり、前記下地膜に比べてより導電性の高い導電体パターンを形成する工程と、
    全面にシランカップリング剤または界面活性剤の薄膜を形成した後、前記導電体パターンに対応する前記薄膜にUV光を選択的に照射する工程と、
    銅のCVDを行なって、前記導電体パターンに銅被膜を選択的に堆積する工程と
    を具備したことを特徴とする銅被膜の選択形成方法。
  2. 前記導電体パターンは、Ti,W,Mo,Ta,Alもしくはこれらの合金からなることを特徴とする請求項1記載の銅被膜の選択形成方法。
  3. 前記導電体パターンは、n型もしくはp型のドーパントを5×1018個/cm2以上含むアモルファスシリコンまたは多結晶シリコンからなることを特徴とする請求項1記載の銅被膜の選択形成方法。
  4. 前記銅のCVDは、220℃以下の温度でなされることを特徴とする請求項1ないし3いずれか記載の銅被膜の選択形成方法。
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