JP4350981B2 - カプセル化文書作成装置及びカプセル化文書変換装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、文書ファイルのファイル構造、カプセル化文書作成装置及びカプセル化文書変換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
現在、パーソナルコンピュータ等のコンピュータの発達やインターネットの普及等を背景として、デジタル情報で表現した電子文書が広く普及している。このような電子文書を作成、編集、保存、閲覧等するには、次の条件が必要となる。
1.実際に処理を実行するハードウェア(コンピュータ)
2.コンピュータに処理を行わせるオペレーティングシステム(OS)
3.文書情報を読み出して表示、編集等を行うためのソフトウェア(アプリケーションプロフラム)
4.文書内容を規定されたデジタル表現で表した文書情報(データファイル)
つまり、これらの4つの条件が揃わないと、電子文書を閲覧することはできない。そして、これらの4条件のうち、コンピュータには、例えばWindows(Microsoft Corporationの登録商標)等のようなオペレーティングシステム(OS)がインストールされており、コンピュータとOSとは、1対1の関係になっている。そこで、ユーザは、そのコンピュータ及びOSに適合する代表的なアプリケーションプログラムをコンピュータにインストールし、文書を作成、閲覧等することになる。
【0003】
したがって、電子文書を作成、編集、保存、閲覧等するに際しては、コンピュータ及びOSとアプリケーションプログラムとの間の互換性が重要となる。つまり、ある文書を閲覧等しようとする場合、閲覧者は、その文書の作成者が使用したアプリケーションプログラムと同一又は互換性を有するアプリケーションプログラムを自らのコンピュータにインストールしていないと、その文書の閲覧等が不可能である。この場合、文書の作成と閲覧とが同一のアプリケーションプログラムでなされたとしても、そのバージョンが異なると閲覧等が正常に行い得ないこともある。このようなことから、電子文書の扱いは、甚だ不便である。
【0004】
更に、近年、コンピュータ、とりわけパーソナルコンピュータの急速な普及とその処理能力の向上とにより、デジタル文書は、従来の文字表現(テキスト)のみならず、静止画像、動画像、音声を扱うことができるようになってきた。そこで、パーソナルコンピュータでは、従来の活字文書で培われてきた文書形態とラジオ、テレビジョンにより培われてきた映像とが融合した複数のメディアをミックスした文書形態を作成し閲覧することができるようになっている。そして、このような形態の文書は、今日のインターネットに代表されるようなグローバルネットワークを通して配布、配信されるようになってきている。このようなデジタル文書は、一般的に、マルチメディア文書と呼ばれている。
【0005】
ここで、マルチメディア文書には、複数のメディアが含まれているが故に、その閲覧、再生にも複数のアプリケーションプログラムが必要となる。つまり、マルチメディア文書を閲覧、再生するためには、
1.閲覧のためにアプリケーションプログラムが必要
2.作成者と閲覧者との間に同一の作成、閲覧環境が必要
3.単一の文書を表現するのに複数のファイルが必要
4.保管してある過去の文書を閲覧するには、閲覧用のアプリケーションプログラムの保管が必要
等の多くの問題がある。
【0006】
これに対して、特許文献1においては、マルチメディアデータとこれを再生するプログラムとを付加した情報処理装置が提案されている。この情報処理装置によれば、マルチメディア文書内にそのコンテンツを再生するプログラムを持つので再生プログラムの無い環境でも上記マルチメディア文書を閲覧可能である。
【0007】
また、本出願人は、特許文献2において、文書のデータ構造として、複数のコンテンツファイルと、それらとそれらの構造を定義した文書構造ファイルと、文書構造ファイルに基づく動作プログラムとを1つのファイルにカプセル化した文書のデータ構造(カプセル化文書)を既に提案している。
【0008】
【特許文献1】
特開平08−36519号公報
【特許文献2】
特開2003−015941公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、マルチメディア文書は、多くのファイルフォーマットのコンテンツで成り立っている。例えば、静止画像を保持するためのファイルフォーマットでもBMP、JPEG、TIFF、GIF等の複数のフォーマットが存在し、動画像にしてもファイルフォーマット以外に動画、音声の圧縮方式を考えると膨大なフォーマットが存在する。
【0010】
このような膨大なファイルフォーマットに対し、全てのコンピュータ環境で対応することは不可能であり、ユーザが相手先のことを考えて文書に付加するコンテンツファイルのフォーマットを手作業で変換する必要がある。
【0011】
また、マルチメディアデータとこれを再生するプログラムとを付加した場合であっても、現在のマルチメディア文書を構成する静止画、動画、音声等の情報を保持するファイルフォーマットは多岐に渡り、全てのファイルフォーマットに対応するプログラムを文書ファイル内に保持させるとファイルサイズが大きくなる。そのために、このような文書を1つのコンピュータで扱う場合は処理能力の大きなコンピュータが必要になる。
【0012】
本発明の目的は、多彩なコンテンツを複合したカプセル化文書ファイルを異なる環境のコンピュータ上で確実に表現実体化(表示、動作、閲覧等)させることである。
【0021】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明のカプセル化文書作成装置は、文書上での表現実体となるコンテンツ情報であるコンテンツファイルの作成編集を実行するコンテンツファイル作成編集手段と、このコンテンツファイル作成編集手段により作成編集された前記コンテンツファイルの特質やフォーマットに応じて決定され、前記コンテンツファイルのフォーマットを別のフォーマットに変換するための変換指示情報を作成する変換指示情報作成手段と、前記コンテンツファイルと前記変換指示情報とを単一の文書としてカプセル化してカプセル化文書ファイルを生成し、当該カプセル化文書ファイルを一元管理するために外部の記憶媒体に記憶するカプセル化手段と、を備える。
【0022】
したがって、文書上での表現実体となるコンテンツ情報であるコンテンツファイルと、このコンテンツファイルの特質やフォーマットに応じて決定され、前記コンテンツファイルのフォーマットを別のフォーマットに変換するための変換指示情報を保持する変換情報ファイルと、含むファイル構造のカプセル化文書ファイルを簡単に作成することで、コンテンツファイルと当該コンテンツファイルの特質やフォーマットに応じて決定されるコンテンツファイルのフォーマット変換のための変換指示情報とが一元的に管理されていることにより、各種のフォーマットのコンテンツファイルを保持するカプセル化文書ファイルを配布する際に、変換指示情報に基づくことで簡単にコンテンツファイルのフォーマットを所望のフォーマットに自動変換することが可能になる。
【0023】
請求項2記載の発明のカプセル化文書作成装置は、文書上での表現実体となるコンテンツ情報であるコンテンツファイルの作成編集を実行するコンテンツファイル作成編集手段と、このコンテンツファイル作成編集手段により作成編集された前記コンテンツファイルの特質やフォーマットに応じて決定され、前記コンテンツファイルのフォーマットを別のフォーマットに変換するための変換指示情報を作成する変換指示情報作成手段と、コンピュータにより解釈、実行されて、前記変換指示情報に従ってフォーマット変換された前記コンテンツ情報を表現実体化させる動作プログラムである動作プログラムファイルを決定する動作プログラムファイル決定手段と、前記コンテンツファイルと前記変換指示情報と前記動作プログラムファイルとを単一の文書としてカプセル化してカプセル化文書ファイルを生成し、当該カプセル化文書ファイルを一元管理するために外部の記憶媒体に記憶するカプセル化手段と、を備える。
【0024】
したがって、文書上での表現実体となるコンテンツ情報であるコンテンツファイルと、このコンテンツファイルの特質やフォーマットに応じて決定され、前記コンテンツファイルのフォーマットを別のフォーマットに変換するための変換指示情報を保持する変換情報ファイルと、コンピュータにより解釈、実行されて、前記変換情報ファイルの変換指示情報に従ってフォーマット変換された前記コンテンツファイルのコンテンツ情報を表現実体化させる動作プログラムである動作プログラムファイルと、をカプセル化手段によってカプセル化した文書ファイルのファイル構造のカプセル化文書ファイルを簡単に作成することで、コンテンツファイルと当該コンテンツファイルの特質やフォーマットに応じて決定されるコンテンツファイルのフォーマット変換のための変換指示情報とが一元的に管理されていることにより、各種のフォーマットのコンテンツファイルを保持するカプセル化文書ファイルを配布する際に、変換指示情報に基づくことで簡単にコンテンツファイルのフォーマットを所望のフォーマットに自動変換することが可能になる。
【0025】
請求項3記載の発明は、請求項1または2記載のカプセル化文書作成装置において、前記変換指示情報作成手段は、前記ファイル作成編集手段により作成編集された前記コンテンツファイルのフォーマット情報を検出するフォーマット検出手段と、フォーマット変換に関する設定情報を取得する設定情報取得手段と、この設定情報取得手段により取得した設定情報と前記フォーマット検出手段により検出されたフォーマット情報とから、前記コンテンツファイルのフォーマットを別のフォーマットに変換するための前記変換指示情報を決定する変換指示情報決定手段と、を備える。
【0026】
したがって、コンテンツファイルの特質やフォーマットに応じて決定される変換指示情報を適切に作成することが可能になる。
【0027】
請求項4記載の発明は、請求項1ないし3のいずれか一記載のカプセル化文書作成装置において、前記変換指示情報は、前記コンテンツファイルのフォーマット変換後のファイルサイズに応じて決定される。
【0028】
したがって、フォーマット変換後のファイルサイズに応じてコンテンツファイルをフォーマット変換するので、この文書ファイルを保持する記憶媒体にかかる負担を低減し、かつネットワークを通じて文書ファイルを配布するような場合にも配布時間を短縮することが可能になる。
【0029】
請求項5記載の発明は、請求項1ないし4のいずれか一記載のカプセル化文書作成装置において、前記変換指示情報は、前記コンテンツファイルのフォーマット変換時間に応じて決定される。
【0030】
したがって、例えば、動画像の高効率な符号化のためにフレーム間の動きを検出するMPEG関連のフォーマットに変換する場合は変換時間がかかり、フレーム間の動き検出を行わないフォーマットの場合は変換時間があまりかからないことから、フォーマット変換時間の長短に応じて変換フォーマットを決定することで、フォーマット変換時間の短縮を図ることが可能になる。
【0031】
請求項6記載の発明は、請求項1ないし5のいずれか一記載のカプセル化文書作成装置において、前記変換指示情報は、前記コンテンツファイルのフォーマット変換後の画像品質に応じて決定される。
【0032】
したがって、フォーマット変換後の画像品質に応じてコンテンツ情報をフォーマット変換するので、ユーザが望む画像品質を実現するのに最適なフォーマットにコンテンツ情報をフォーマット変換することが可能になる。
【0033】
請求項7記載の発明は、請求項2ないし6のいずれか一記載のカプセル化文書作成装置において、前記変換指示情報は、前記カプセル化手段により前記コンテンツファイルとともにカプセル化される動作プログラムの表現実体化可能フォーマットに応じて決定される。
【0034】
したがって、コンテンツファイルとともにカプセル化される動作プログラムの表現実体化可能フォーマットに応じてコンテンツ情報をフォーマット変換するので、カプセル化する動作プログラムは最小限で済むことになる。
【0035】
請求項8記載の発明は、請求項1ないし7のいずれか一記載のカプセル化文書作成装置において、前記変換指示情報作成手段は、一の前記コンテンツファイルをコンテンツ情報の特徴に応じて複数のコンテンツファイルに分割し、分割した前記コンテンツファイル毎に前記変換指示情報を作成する。
【0036】
したがって、例えば自然画部分(多くの階調が存在する部分)と非自然画部分(あまり階調が存在しない部分)とが混在している画像コンテンツを複数のコンテンツに分けて別のコンテンツファイルとし、ファイル毎に変換指示情報を作成してそれぞれを異なるフォーマットのコンテンツファイルにフォーマット変換することが可能になる。また、1つの動画ファイルを複数のフレームに分けて別のコンテンツファイルとし、ファイル毎に変換指示情報を作成してそれぞれを異なるフォーマットのコンテンツファイルにフォーマット変換することが可能になる。これにより、文書ファイルを表現するコンテンツの特徴に応じて最適なフォーマットが選択可能になるので、表示品質の向上や、ファイルサイズの削減を図ることが可能になる。
【0037】
請求項9記載の発明のカプセル化文書変換装置は、請求項1記載のファイル構造のカプセル化文書ファイルを読み込む読込み手段と、この読込み手段により読み込まれたカプセル化文書ファイル内に保持された変換指示情報に基づいて、カプセル化文書ファイル内に保持されたコンテンツファイルをフォーマット変換する変換手段と、この変換手段によりフォーマット変換されたコンテンツファイルと前記変換指示情報とを単一の文書としてカプセル化するカプセル化手段と、このカプセル化手段によりカプセル化されたカプセル化文書ファイルを出力する出力手段と、を備える。
【0038】
したがって、カプセル化文書ファイル内に保持されたコンテンツファイルが変換指示情報に従ってフォーマット変換され、変換指示情報とともにカプセル化されて出力される。これにより、配布先のコンピュータ環境に合わせて変換指示情報が作成されていることを条件として、各種のファイルフォーマットに対応する動作プログラムを文書ファイル内に保持しなくとも、多彩なコンテンツを複合したカプセル化文書ファイルを異なる環境のコンピュータ上で表現実体化(表示、動作、閲覧等)させることが可能になる。
【0039】
請求項10記載の発明のカプセル化文書変換装置は、請求項1記載のファイル構造のカプセル化文書ファイルを読み込む読込み手段と、この読込み手段により読み込まれた文書ファイル内に保持された変換指示情報に基づいて、文書ファイル内に保持されたコンテンツファイルをフォーマット変換する変換手段と、この変換手段によりフォーマット変換されたコンテンツファイルのコンテンツ情報を表現実体化させる動作プログラムファイルを決定する動作プログラムファイル決定手段と、この動作プログラムファイル決定手段により決定された前記動作プログラムファイルと前記コンテンツファイルと前記変換指示情報とを単一の文書としてカプセル化するカプセル化手段と、このカプセル化手段によりカプセル化されたカプセル化文書ファイルを出力する出力手段と、を備える。
【0040】
したがって、カプセル化文書ファイル内に保持されたコンテンツファイルが変換指示情報に従ってフォーマット変換され、フォーマット変換されたコンテンツファイルのコンテンツ情報を表現実体化させる動作プログラムファイルが決定される。また、決定された動作プログラムファイルとフォーマット変換されたコンテンツファイルとは変換指示情報とともにカプセル化されて出力される。これにより、フォーマット変換後のコンテンツを再生するための動作プログラムが付加されることになるので、多彩なコンテンツを複合したカプセル化文書ファイルを異なる環境のコンピュータ上で確実に表現実体化(表示、動作、閲覧等)させることが可能になる。
【0041】
【発明の実施の形態】
本発明の第一の実施の形態を図1ないし図15に基づいて説明する。
【0042】
本発明は、パーソナルコンピュータに代表される各種情報処理装置によって動作する文書のデータ構造(カプセル化文書構造)とその実装形態に関するものであるので、まず、一般的なパーソナルコンピュータで説明する。
【0043】
[1.パーソナルコンピュータ1の構成についての説明]
図1は本実施の形態も適用される一般的又は標準的なパーソナルコンピュータ1のハードウェアの構成図である。パーソナルコンピュータ(以下、コンピュータと略す。)1は、情報処理を行うCPU(Central Processing Unit)2と、BIOS(Basic Input Output System)等を格納するROM(Read Only Memory)3と、情報を処理中に一時的に格納するRAM(Random Access Memory)4等の一次記憶装置と、アプリケーションプログラムや処理結果等を保存するHDD(Hard Disk Drive)5等の二次記憶装置と、情報を外部に保管又は配布し若しくは情報(カプセル化文書ファイル21(図3参照)やアプリケーションプログラム)を外部から入手するための記憶媒体であるリムーバブルメディア6のドライブ6aと、外部の他のコンピュータ1′,…と通信するためのネットワーク7に接続するためのネットワークインタフェース8と、処理経過や処理結果等をユーザに表示するディスプレイ9と、操作者がコンピュータ1に命令や情報等を入力するためのキーボード10やマウス11等の入力装置とから構成され、これらの間のデータ通信をバスコントローラ12が調停して動作している。
【0044】
なお、リムーバブルメディア6としては、フレキシブルディスク、ハードディスク、磁気テープ等のような磁気的な記憶媒体、MOのような光磁気的な記憶媒体、CD、CD−ROM、CD−R、CD−RW、DVD−ROM、DVD−R、DVD−RAM、DVD−RW、DVD+RW等のような光学的な記憶媒体、半導体メモリ等、各種の記憶媒体が適用できる。
【0045】
データ送信は、コンピュータ1のネットワークインタフェース8へとデータを送ることにより、ネットワークインタフェース8がネットワーク7へと信号を出力する。また、ネットワークインタフェース8が受け取った信号については、ネットワークインタフェース8において必要かどうかの判断がなされ、必要なデータであれば取り込み、不必要であれば破棄する、というような処理が行われる。すなわち、あらゆるデータの送受信は、すべてネットワークインタフェース8を経由して行われることになる。
【0046】
一般的に、このようなコンピュータ1ではユーザが電源を投入すると、CPU2はROM3内のBIOSに含まれるローダーというプログラムを起動させ、HDD5からオペレーティングシステム(OS)という当該コンピュータ1のハードウェアとソフトウェアとを管理するプログラムをRAM4に読み込む。OSは起動すると、ユーザの操作に応じてアプリケーションプログラムの起動、情報の読み込み、保存等をサポートする。代表的なOSとしては、Windows(Microsoft Corporationの登録商標)、UNIX(X/Open, Inc.の登録商標)等が知られている。これらのOS上で走るプログラムをアプリケーションプログラムと呼んでいる。ユーザは、通常、このOSを通してユーザの目的とするアプリケーションプログラムを起動、必要なデータを編集、保存、消去等を行うために記憶装置に記録されているデジタル情報をファイルと言う単位で操作する。つまり、ユーザがコンピュータに対して各種の操作を行う場合はアプリケーションプログラムやデータは全て“ファイル”と言う単位で扱い、それらは記憶装置に保持されている。
【0047】
次に、OSが二次記憶装置等の記憶媒体に保持されているアプリケーションプログラムをユーザの指示により起動する場合について図2を参照して説明する。ユーザがOSに特定のプログラムの起動を指示すると、OSはそのプログラムコードを記憶媒体より記憶装置のハードウェアを使用して読み込み、これをコンピュータ1の一次記憶装置(メモリ)であるRAM4にコードを展開し、展開された特定のアドレスよりCPU2が実行することでプログラムが実行される。通常、このような独立に実行されているプログラムのことを“プロセス”又は“タスク”と称し、記憶媒体に保持された“プログラムコード”と区別している。
【0048】
現在の多くのOSは、このようなプロセス又はタスクを複数同時に走らせることのできるマルチタスク機能を有するものが一般的である。また、今日のOSはこのような複数のプロセスを同時に走らせるためにプロセス毎に独立してメモリを割り当て動作している。
【0049】
また、このようなプロセス間でデータをやり取りするプロセス間通信のためにメモリ上にメタファイルと言う仮想的なファイルを形成し、ファイルアクセスを介して情報の送受信を行っている。
【0050】
[2.カプセル化文書の説明]
次に、本発明の特長の1つである文書のデータ構造(カプセル化文書構造)の概要について図3を参照して説明する。本実施の形態のカプセル化文書ファイル21は、文書上での表現実体となる各種のコンテンツ情報をファイル化したコンテンツファイル22と、各コンテンツファイル22に対応する変換情報をファイル化した変換情報ファイル23と、文書全体の構造、配置等の表示状態を表す文書構造ファイル24とを、単一の文書としてカプセル化手段を用いてカプセル化したものである。これらの情報は、各々一般的なコンピュータ1のOSが管理できる個別のファイル単位の構造となっている。
【0051】
より詳細には、コンテンツファイル22のコンテンツ情報は、静止画像、動画像、音声、テキストファイル等であってコンピュータ1で使用、動作できるファイルフォーマットに準じてファイル化されている。また、カプセル化手段には、ZIP、LHA等の周知のマルチファイル圧縮方式を使用し、各コンテンツファイル22を閲覧等で表示する場合はこれらのマルチファイル圧縮フォーマットで符号化されているファイルを動的に復号化することで使用する。
【0052】
また、図3に示すように、変換情報ファイル23の変換情報は、変換指示情報23aと変換履歴情報23bとで構成される。変換指示情報23aは、所定のフォーマットでコンテンツファイル22に保持されているコンテンツ情報を別のフォーマットに変換するための変換フォーマットを決定するための情報である。変換履歴情報23bは、変換履歴を保持するものである。
【0053】
すなわち、従来の技術と異なる点は、各コンテンツファイル22に対応する変換情報をファイル化した変換情報ファイル23をカプセル化文書ファイル21に保持している点である。
【0054】
なお、図3はカプセル化文書ファイル21のデータ構造を例示的に示したものであって、これに限るものではない。例えば、変換指示情報23aを文書構造ファイル24内に記述し、変換指示情報と文書構造情報を一体の文書構造ファイル24としてカプセル化文書内に保持させても良い。
【0055】
[3.コンピュータ1が備える特長的な機能の説明]
次に、コンピュータ1が備える特長的な機能について説明する。ここでは、コンピュータ1のCPU2がOS上で動作するアプリケーションプログラムに従い実行する各種の演算処理のうち、本実施の形態の特長的な処理について以下に説明する。
【0056】
[3−1.カプセル化文書作成処理]
まず、変換情報ファイル23を保持するカプセル化文書ファイル21を作成するカプセル化文書作成処理について説明する。図4は、CPU2がOS上で動作するアプリケーションプログラムに従うことにより実現されるカプセル化文書作成処理に係る機能ブロック図である。図4に示すように、コンピュータ1は、CPU2がOS上で動作するアプリケーションプログラムに従うことにより、ファイル作成編集手段31と変換指示情報作成手段32とで構成されるカプセル化文書作成装置30として機能することになる。
【0057】
ファイル作成編集手段31は、コンテンツファイル作成編集手段として機能するものであって、ユーザの操作に応じて文書上での表現実体となるコンテンツ情報であるコンテンツファイルの作成編集を実行するものである。このファイル作成編集手段31は、一般のワードプロセッシングソフトにより実現可能である。
【0058】
変換指示情報作成手段32は、ファイル作成編集手段31からの設定情報に基づいて変換指示情報23aを作成するものであり、通常はユーザ入力や規定の情報により設定情報は作成される。より詳細には、図5に示すように、変換指示情報作成手段32は、コンテンツファイル22のフォーマットを検出するフォーマット検出手段32aと検出されたフォーマットと設定情報から変換指示情報23aを決定する変換指示情報決定手段32bから構成される。
【0059】
ここで、変換指示情報23aを決定する一番単純な方法はユーザに直接変換するフォーマットを指示させる方法である。しかしながら、一般的なユーザはこれらのマルチメディアフォーマットに精通していない場合が多く、このように直接変換フォーマットを指示させるやり方は適当ではない。そこで、本実施の形態においては、ユーザの大体の目的から考える条件を入力してもらい、そこからフォーマットを決定するようにしたものである。つまり、変換指示情報23aは、ユーザの様々な要望に応じて決定されることになる。
【0060】
具体的には、静止画像、動画像などの場合は、表示品質の高低を入力したり、変換後の推定ファイルサイズを入力したり、使用画像が自然画か非自然画であるか等を入力することで条件に合うフォーマットを決定するようにすれば良い。例えば、コンテンツファイル22が静止画像(ラスタ画像)を表すBMPファイルの場合において、ユーザが自然画であることを指示した場合はJPEGファイルフォーマットに変換するように変換指示情報23aを決定し、非自然画情報であることを指示した場合はPNG、TIFFフォーマット等に変換するように変換指示情報23aを決定することができる。なお、変換後の推定ファイルサイズや表示品質により、圧縮率を設定しても良い。
【0061】
また、コンテンツ情報を変換する場合には、変換時間が変換するフォーマットによって変化することから、変換時間の長短に応じて変換フォーマットを決定しても良い。例えば、動画像の高効率な符号化のためにフレーム間の動きを検出するMPEG関連のフォーマットに変換する場合は変換時間がかかり、フレーム間の動き検出を行わないフォーマットの場合は変換時間があまりかからない。
【0062】
このような変換指示情報23aの決定は、オリジナルフォーマットから変換フォーマットへの変換方式毎におおよそのファイルサイズ変化率、画像品質、変換時間等を記述した図6に示すようなテーブルTを予め作成し、このテーブルTから推定することで簡単にフォーマットを決定できる。ここでは静止画の例を挙げたが動画についても同様に行うことができる。
【0063】
また、自然画、非自然画についてユーザの入力を求めたが、画像内の階調成分を検出し、自動的に判断しても良いし、コンピュータ1が簡単に判断出来ない場合(自然画と図形、文字等が混在している画像)のみユーザに確認するようにしても良いし、領域を検出し領域ごとに異なるフォーマットを採用しても良い。例えば、混在している画像コンテンツを自然画部分(多くの階調が存在する部分)と非自然画部分(あまり階調が存在しない部分)とに複数のコンテンツに分け、それぞれを別のコンテンツファイル22に分けて、それぞれを異なるフォーマットのコンテンツファイル22に変換しても良い。図7に示すような自然画像と文字画像を含むコンテンツの場合、自然画部分は階調のある画像なのでJPEG等の圧縮方式で符号化する方が適している。また、文字画像部分は中間調の無い画像なのでTIFやGIF等のフォーマットで保持した方がファイルサイズの面で有利である。そこで、コンテンツファイル22の画像の像域を判別して自然画領域と非自然画領域を検出した後、検出された領域毎に適したファイルフォーマットを決定し、領域毎(自然画領域又は非自然画領域)に変換指示情報23aを作成するようにする。
【0064】
また、動画像の場合は、動画内のフレーム毎に圧縮形式を変えることが可能であることから、1つの動画ファイルを複数のフレームに分割し、フレーム毎に変換指示情報23aを作成するようにしても良い。
【0065】
このようなカプセル化文書作成処理の流れについて図8のフローチャートを参照しつつ説明する。図8に示すように、まず、文書として保存されるコンテンツファイル22のフォーマットを検出した後(ステップS1)、どのようにファイル変換するかをユーザに入力させるために、ディスプレイ9に「入力ダイアログ」を表示する(ステップS2)。図9は、ディスプレイ9に表示された「入力ダイアログ」D1の一例を示すものである。図9に示すように、ユーザは、ディスプレイ9に表示された「入力ダイアログ」D1を通じてキーボード10やマウス11等の入力装置によってどのようにファイル変換するかを入力することになる。例えば、図9の「入力ダイアログ」D1においては、自然画又は非自然画、ファイルのサイズ、表示品質、変換時間をユーザに選択させるようにしている。
【0066】
ディスプレイ9に表示された「入力ダイアログ」D1を通じてキーボード10やマウス11等の入力装置によってユーザがどのようにファイル変換するかが入力されると、その入力されたユーザ入力情報を取得し(ステップS3:設定情報取得手段)、取得された入力情報とステップS1で検出したコンテンツ情報のフォーマットとから、変換指示情報23aを決定する(ステップS4)。
【0067】
そして、ステップS4で決定された変換指示情報23aを図3に示した形式でファイルとして作成し(ステップS5)、最終的に変換指示情報23aを有するカプセル化文書ファイル21を作成する(ステップS6)。
【0068】
なお、領域毎(例えば、自然画領域又は非自然画領域)に変換指示情報23aが作成されたカプセル化文書ファイル21においては、変換指示情報23aに記述された領域毎(例えば、自然画領域又は非自然画領域)にファイルを分割する。これは、変換指示情報23aに基づいて領域毎(例えば、自然画領域又は非自然画領域)にファイルを変換するためである。また、このように変換指示情報23aに記述された領域毎(例えば、自然画領域又は非自然画領域)にファイルを分割した場合には、後述するコンテンツ情報変換処理における変換後に分割されたコンテンツをコンテンツ情報変換処理における変換前のコンテンツと同様に見える様にするレイアウト情報を、カプセル化文書ファイル21の文書構造ファイル24に付加しておく。
【0069】
また、フレーム毎に変換指示情報23aが作成されたカプセル化文書ファイル21においては、変換指示情報23aに記述されたフレーム毎にファイルを分割する。これは、変換指示情報23aに基づいてフレーム毎にファイルを変換するためである。また、このように変換指示情報23aに記述されたフレーム毎にファイルを分割した場合には、ファイルの再生順番を記述したシナリオを、カプセル化文書ファイル21の文書構造ファイル24に付加しておく。
【0070】
[3−2.コンテンツ情報変換処理]
次に、変換情報ファイル23の変換指示情報23aに基づくコンテンツ情報の変換処理について説明する。図10は、CPU2がOS上で動作するアプリケーションプログラムに従うことにより実現されるコンテンツ情報変換処理に係る機能ブロック図である。図10に示すように、コンピュータ1は、CPU2がOS上で動作するアプリケーションプログラムに従うことにより、カプセル化文書ファイル21を読み込む読込み手段41と、読み込まれたカプセル化文書ファイル21内のコンテンツファイル22を変換指示情報23aに基づいて変換する変換手段42と、変換手段42による変換履歴を変換履歴情報23bとしてカプセル化文書ファイル21内に付加する履歴情報付加手段43と、変換されたコンテンツファイル22等を図3の形式で出力する出力手段44とで構成されるカプセル化文書変換装置40として機能することになる。
【0071】
このようなコンテンツ情報変換処理の流れについて図11のフローチャートを参照しつつ説明する。図11に示すように、まず、変換指示情報23aを保持するカプセル化文書ファイル21を読み込み(ステップS11)、カプセル化文書ファイル21内の変換指示情報23aを取得する(ステップS12)。
【0072】
次に、カプセル化文書ファイル21内のコンテンツファイル22(コンテンツ情報)を取得し(ステップS13)、取得された変換指示情報23aに基づいて取得されたコンテンツ情報をフォーマット変換する(ステップS14)。
【0073】
そして、フォーマット変換後、変換履歴を変換履歴情報23bとしてカプセル化文書ファイル21内に付加し(ステップS15)、変換された情報をカプセル化手段によりカプセル化文書として図3に示す形式でカプセル化文書ファイル21を作成する(ステップS16)。
【0074】
ここで、具体的な変換指示情報23aの例について述べる。このような変換指示情報23aを記述するには、コンピュータが認識でき、かつ、人間に視認性の良いものが良い。そこで、XML等のタグ言語により記述することが望ましい。そこで、変換指示情報23aをXMLで表記した例を図12〜図14に示す。
【0075】
図12は変換フォーマット毎に変換するファイル名を記述した例であり、1行目はJPEGフォーマットに圧縮率1/8で圧縮することを表しており、2行目から4行目は変換するファイル名を記述したものである。図13はファイルの種類に応じて変換フォーマットを指示したものである。図14はファイル毎に変換フォーマットを指示したものである。このように変換指示情報を指示する形式は色々考えられるがどのような形式でも良く、また必要に応じて組み合わせても良い。
【0076】
また、図15は変換履歴情報23bをXMLで記述した例であり、ファイル毎に変換履歴情報23bを記述したものである。図15の1行目は変換されたファイル名を表している。そして、2行目から3行目は最初にこのファイルはTIFFフォーマットで作成日は02年02月02日を表しており、02年03月04日にBMPフォーマットに変換されたことを表している。なお、変換履歴情報23bとして変換日時を記録しているが、変換前ファイルを記憶媒体に別個に保持し、変換履歴情報23bとして変換前ファイルの保存場所を保持するようにしても良い。
【0077】
また、XMLファイルを扱う技術は非常に発達していることからこのような変換情報(変換指示情報23a、変換履歴情報23b)はXMLパーサにより簡単に解析できるので、変換手段はこの様な変換情報(変換指示情報23a、変換履歴情報23b)を取り込んでこの情報に応じて変換を行えば良い。
【0078】
さらに、各種フォーマットを変換するプログラムは単に変換されるコンテンツのフォーマットに応じて情報を解釈し復号化し、変換するフォーマットに基づいて情報を符号化するだけなので、現在においては非常に多くプログラムが開示されており、このような変換手段は容易に作成できる。
【0079】
このように本実施の形態によれば、コンテンツファイル22と当該コンテンツファイル22の特質やフォーマットに応じて決定されるコンテンツファイル22のフォーマット変換のための変換指示情報23aとが一元的に管理されていることにより、各種のフォーマットのコンテンツファイル22を保持するカプセル化文書ファイル21を配布する際に、変換指示情報23aに基づくことで簡単にコンテンツファイル22のフォーマットを所望のフォーマットに自動変換することが可能になる。
【0080】
本発明の第二の実施の形態を図16ないし図18に基づいて説明する。なお、本発明の第一の実施の形態において説明した部分と同一部分については同一符号を用い、説明も省略する。
【0081】
[1.カプセル化文書の説明]
まず、本発明の特長の1つである文書のデータ構造(カプセル化文書構造)の概要について図16を参照して説明する。本実施の形態のカプセル化文書ファイル21は、文書上での表現実体となる各種のコンテンツ情報をファイル化したコンテンツファイル22と、各コンテンツファイル22に対応する変換情報をファイル化した変換情報ファイル23と、文書全体の構造、配置等の表示状態を表す文書構造ファイル24と、コンテンツファイル22を表現実体化(表示、動作、閲覧等)させる動作プログラムの動作プログラムファイル25とを、単一の文書としてカプセル化手段を用いてカプセル化したものである。これらの情報は、各々一般的なコンピュータ1のOSが管理できる個別のファイル単位の構造となっている。
【0082】
より詳細には、コンテンツファイル22のコンテンツ情報は、静止画像、動画像、音声、テキストファイル等であってコンピュータ1で使用、動作できるファイルフォーマットに準じてファイル化されている。また、カプセル化手段には、ZIP、LHA等の周知のマルチファイル圧縮方式を使用し、各コンテンツファイル22を閲覧等で表示する場合はこれらのマルチファイル圧縮フォーマットで符号化されているファイルを動的に復号化することで使用する。
【0083】
また、図16に示すように、変換情報ファイル23の変換情報は、変換指示情報23aと変換履歴情報23bとで構成される。変換指示情報23aは、所定のフォーマットでコンテンツファイル22に保持されているコンテンツ情報を別のフォーマットに変換するための変換フォーマットを決定するための情報である。変換履歴情報23bは、変換履歴を保持するものである。
【0084】
すなわち、従来の技術と異なる点は、各コンテンツファイル22に対応する変換情報をファイル化した変換情報ファイル23をカプセル化文書ファイル21に保持しているとともに、コンテンツファイル22を表現実体化(表示、動作、閲覧等)させる動作プログラムの動作プログラムファイル25をカプセル化文書ファイル21に保持している点である。
【0085】
ここで、カプセル化文書ファイル21に保持されている動作プログラムファイル25の動作プログラムについて説明する。
【0086】
カプセル化文書ファイル21を閲覧する方式としては、2つの方式が考えられる。第1の方式は、各コンテンツファイル22のフォーマットをそれぞれ再生可能な動作プログラムファイル25をカプセル化文書ファイル21内に複数用意し、カプセル化文書ファイル21内に保持される各コンテンツファイル22のフォーマットの決定に応じて動作プログラムを決定するものである。このような第1の方式によれば、フォーマット毎に動作プログラムファイル25を用意するのでコンテンツファイル22の特質に合わせた適切な動作プログラムファイル25を利用できる。しかしながら、第1の方式は、コンテンツファイル22のフォーマットの種類が多いとカプセル化文書ファイル21に付加される動作プログラムファイル25が多くなり、強いてはカプセル化文書ファイル21自体のファイルサイズが大きくなるという問題がある。
【0087】
一方、第2の方式は、カプセル化文書ファイル21内に保持される動作プログラムファイル25により再生可能なフォーマットに合わせて各コンテンツファイル22のフォーマットを変換するものである。このような第2の方式によれば、付加する動作プログラムファイル25を決定し、それに対応するようにフォーマットを変換するものであるので、動作プログラムファイル25の数は削減できるがファイル変換に伴う表示品質の劣化の恐れがある。
【0088】
すなわち、これらの2つの方式を場合によって使い分けたり組み合わせたりして利用する方式が望ましい。
【0089】
[2.コンピュータ1が備える特長的な機能の説明]
次に、コンピュータ1が備える特長的な機能について説明する。ここでは、コンピュータ1のCPU2がOS上で動作するアプリケーションプログラムに従い実行する各種の演算処理のうち、本実施の形態の特長的な処理について以下に説明する。
【0090】
[2−1.カプセル化文書作成処理]
変換情報ファイル23及び動作プログラムファイル25を保持するカプセル化文書ファイル21を作成するカプセル化文書作成処理について説明する。これは、上述した第1の方式に該当するものである。
【0091】
コンピュータ1は、CPU2がOS上で動作するアプリケーションプログラムに従うことにより、上述した図4及び図5と同様に、ファイル作成編集手段31と変換指示情報作成手段32(変換指示情報23a及び変換履歴情報23b)とで構成されるカプセル化文書作成装置30として機能することになる。
【0092】
このようなカプセル化文書作成処理の流れについて図17のフローチャートを参照しつつ説明する。図17に示すように、まず、ユーザの操作に応じて文書として保存されるコンテンツファイル22を決定後、このコンテンツファイル22から推奨のフォーマットを決定する(ステップS21)。
【0093】
推奨フォーマットの決定方法としては、前述したようにコンテンツに自然画が多く含まれる場合にはJPEG等のフォーマットが推奨フォーマットとして決定される。また、動画像の場合には、静止画像でJPEGを採用した場合はモーションJPEG等を採用すると静止画像と動画像の復号化ルーチンが兼ねることができる。さらに、特定のフォーマットの動画像のコンテンツが多い場合には、そのフォーマットに統一するように推奨フォーマットが決定される。
【0094】
次に、どのようにファイル変換するかをユーザに入力させるために、ディスプレイ9に「フォーマット選択ダイアログ」を表示する(ステップS22)。図18は、ディスプレイ9に表示された「フォーマット選択ダイアログ」D2の一例を示すものである。図18に示すように、ディスプレイ9に表示された「フォーマット選択ダイアログ」D2は、ステップS21で決定した推奨フォーマットがデフォルトで選択された状態になっている。ユーザは、必要に応じてディスプレイ9に表示された「フォーマット選択ダイアログ」D2を通じてキーボード10やマウス11等の入力装置によってフォーマットを変更する。
【0095】
ディスプレイ9に表示された「フォーマット選択ダイアログ」D2を通じてキーボード10やマウス11等の入力装置を介してユーザによってフォーマットが変更されると、そのユーザ選択情報を取得する(ステップS23)。
【0096】
次に、取得されたユーザ選択情報とステップS21で検出したコンテンツファイル22の推奨フォーマットとから動作プログラムを決定するとともに(ステップS24:動作プログラム決定手段)、変換指示情報を決定する(ステップS25)。
【0097】
そして、ステップS24で決定された動作プログラムとステップS25で決定された変換指示情報とを図16に示した形式でファイルとして作成し、最終的に変換指示情報23aと動作プログラムファイル25とを有するカプセル化文書ファイル21を作成する(ステップS26)。
【0098】
これにより、カプセル化されるコンテンツの特質、フォーマットに応じて最終的なフォーマットを決定し、このフォーマットを再生できる動作プログラムを付加することで最適な動作プログラムが付加されることになるので、多彩なコンテンツを複合したカプセル化文書ファイル21を異なる環境のコンピュータ上で確実に表現実体化(表示、動作、閲覧等)させることが可能になる。
【0099】
[2−2.コンテンツ情報変換処理]
次に、変換情報ファイル23の変換指示情報23aに基づくコンテンツ情報の変換処理について説明する。これは、上述した第2の方式に該当するものである。
【0100】
コンピュータ1は、CPU2がOS上で動作するアプリケーションプログラムに従うことにより、上述した図10と同様に、カプセル化文書ファイル21を読み込む読込み手段41と、読み込まれたカプセル化文書ファイル21内のコンテンツファイル22を変換指示情報23aに基づいて変換する変換手段42と、変換手段42による変換履歴を変換履歴情報23bとしてカプセル化文書ファイル21内に付加する履歴情報付加手段43と、変換されたコンテンツファイル22等を図16の形式で出力する出力手段44とで構成されるカプセル化文書変換装置40として機能することになる。
【0101】
このようなコンテンツ情報変換処理の流れについて図19のフローチャートを参照しつつ説明する。図19に示すように、まず、変換指示情報23aを保持するカプセル化文書ファイル21を読み込み(ステップS31)、カプセル化文書ファイル21内の変換指示情報23aを取得する(ステップS32)。
【0102】
次に、カプセル化文書ファイル21内のコンテンツファイル22(コンテンツ情報)を取得し(ステップS33)、取得された変換指示情報23aに基づいて取得されたコンテンツ情報をフォーマット変換する(ステップS34)。
【0103】
その後、フォーマット変換されたコンテンツファイル22のコンテンツ情報を表現実体化させる動作プログラムファイル25を決定する(ステップS35:動作プログラム決定手段)。
【0104】
そして、フォーマット変換後、変換履歴を変換履歴情報23bとしてカプセル化文書ファイル21内に付加し(ステップS36)、変換及び付加された情報をカプセル化手段によりカプセル化文書として図16に示す形式でカプセル化文書ファイル21を作成する(ステップS37)。
【0105】
すなわち、カプセル化文書ファイル21内に保持されたコンテンツファイル22が変換指示情報23aに従ってフォーマット変換され、フォーマット変換されたコンテンツファイル22のコンテンツ情報を表現実体化させる動作プログラムファイル25が決定される。また、決定された動作プログラムファイル25とフォーマット変換されたコンテンツファイル22とは変換指示情報23aとともにカプセル化されて出力される。
【0106】
これにより、フォーマット変換後のコンテンツを再生するための動作プログラムが付加されることになるので、多彩なコンテンツを複合したカプセル化文書ファイルを異なる環境のコンピュータ上で確実に表現実体化(表示、動作、閲覧等)させることが可能になる。
【0111】
【発明の効果】
請求項1記載の発明のカプセル化文書作成装置によれば、文書上での表現実体となるコンテンツ情報であるコンテンツファイルの作成編集を実行するコンテンツファイル作成編集手段と、このコンテンツファイル作成編集手段により作成編集された前記コンテンツファイルの特質やフォーマットに応じて決定され、前記コンテンツファイルのフォーマットを別のフォーマットに変換するための変換指示情報を作成する変換指示情報作成手段と、前記コンテンツファイルと前記変換指示情報とを単一の文書としてカプセル化するカプセル化手段と、を備えることにより、文書上での表現実体となるコンテンツ情報であるコンテンツファイルと、このコンテンツファイルの特質やフォーマットに応じて決定され、前記コンテンツファイルのフォーマットを別のフォーマットに変換するための変換指示情報を保持する変換情報ファイルと、含むファイル構造のカプセル化文書ファイルを簡単に作成することができる。さらに、カプセル化文書ファイルを外部の記憶媒体に記憶することにより、コンテンツファイルと当該コンテンツファイルの特質やフォーマットに応じて決定されるコンテンツファイルのフォーマット変換のための変換指示情報とを一元的に管理するので、各種のフォーマットのコンテンツファイルを保持するカプセル化文書ファイルを配布する際に、変換指示情報に基づくことで簡単にコンテンツファイルのフォーマットを所望のフォーマットに自動変換することができ、異なるコンピュータ環境であっても確実にコンテンツ情報の表示等の表現実体化を行うことができる。
【0112】
請求項2記載の発明のカプセル化文書作成装置によれば、文書上での表現実体となるコンテンツ情報であるコンテンツファイルの作成編集を実行するコンテンツファイル作成編集手段と、このコンテンツファイル作成編集手段により作成編集された前記コンテンツファイルの特質やフォーマットに応じて決定され、前記コンテンツファイルのフォーマットを別のフォーマットに変換するための変換指示情報を作成する変換指示情報作成手段と、コンピュータにより解釈、実行されて、前記変換指示情報に従ってフォーマット変換された前記コンテンツ情報を表現実体化させる動作プログラムである動作プログラムファイルを決定する動作プログラムファイル決定手段と、前記コンテンツファイルと前記変換指示情報と前記動作プログラムファイルとを単一の文書としてカプセル化するカプセル化手段と、を備えることにより、文書上での表現実体となるコンテンツ情報であるコンテンツファイルと、このコンテンツファイルの特質やフォーマットに応じて決定され、前記コンテンツファイルのフォーマットを別のフォーマットに変換するための変換指示情報を保持する変換情報ファイルと、コンピュータにより解釈、実行されて、前記変換情報ファイルの変換指示情報に従ってフォーマット変換された前記コンテンツファイルのコンテンツ情報を表現実体化させる動作プログラムである動作プログラムファイルと、を含むファイル構造のカプセル化文書ファイルを簡単に作成することができる。さらに、カプセル化文書ファイルを外部の記憶媒体に記憶することにより、コンテンツファイルと当該コンテンツファイルの特質やフォーマットに応じて決定されるコンテンツファイルのフォーマット変換のための変換指示情報とを一元的に管理するので、各種のフォーマットのコンテンツファイルを保持するカプセル化文書ファイルを配布する際に、変換指示情報に基づくことで簡単にコンテンツ情報のフォーマットを所望のフォーマットに自動変換することができる。また、カプセル化されるコンテンツファイルの特質やフォーマットに応じて決定された最終的なフォーマットのコンテンツファイルを再生等できる動作プログラムを付加することにより、異なるコンピュータ環境であっても確実にコンテンツ情報の表示等の表現実体化を行うことができる。
【0113】
請求項3記載の発明によれば、請求項1または2記載のカプセル化文書作成装置において、前記変換指示情報作成手段は、前記ファイル作成編集手段により作成編集された前記コンテンツファイルのフォーマット情報を検出するフォーマット検出手段と、フォーマット変換に関する設定情報を取得する設定情報取得手段と、この設定情報取得手段により取得した設定情報と前記フォーマット検出手段により検出されたフォーマット情報とから、前記コンテンツファイルのフォーマットを別のフォーマットに変換するための前記変換指示情報を決定する変換指示情報決定手段と、を備えることにより、コンテンツファイルの特質やフォーマットに応じて決定される変換指示情報を適切に作成することができる。
【0114】
請求項4記載の発明によれば、請求項1ないし3のいずれか一記載のカプセル化文書作成装置において、前記変換指示情報は、前記コンテンツファイルのフォーマット変換後のファイルサイズに応じて決定されることにより、フォーマット変換後のファイルサイズに応じてコンテンツファイルをフォーマット変換するので、この文書ファイルを保持する記憶媒体にかかる負担を低減し、かつネットワークを通じて文書ファイルを配布するような場合にも配布時間を短縮することができる。
【0115】
請求項5記載の発明によれば、請求項1ないし4のいずれか一記載のカプセル化文書作成装置において、前記変換指示情報は、前記コンテンツファイルのフォーマット変換時間に応じて決定されることにより、例えば、動画像の高効率な符号化のためにフレーム間の動きを検出するMPEG関連のフォーマットに変換する場合は変換時間がかかり、フレーム間の動き検出を行わないフォーマットの場合は変換時間があまりかからないことから、フォーマット変換時間の長短に応じて変換フォーマットを決定することで、フォーマット変換時間の短縮を図ることができる。
【0116】
請求項6記載の発明によれば、請求項1ないし5のいずれか一記載のカプセル化文書作成装置において、前記変換指示情報は、前記コンテンツファイルのフォーマット変換後の画像品質に応じて決定されることにより、フォーマット変換後の画像品質に応じてコンテンツ情報をフォーマット変換するので、ユーザが望む画像品質を実現するのに最適なフォーマットにコンテンツ情報をフォーマット変換することができる。
【0117】
請求項7記載の発明によれば、請求項2ないし6のいずれか一記載のカプセル化文書作成装置において、前記変換指示情報は、前記カプセル化手段により前記コンテンツファイルとともにカプセル化される動作プログラムの表現実体化可能フォーマットに応じて決定されることにより、コンテンツファイルとともにカプセル化される動作プログラムの表現実体化可能フォーマットに応じてコンテンツ情報をフォーマット変換するので、カプセル化する動作プログラムは最小限で済むことになる。
【0118】
請求項8記載の発明によれば、請求項1ないし7のいずれか一記載のカプセル化文書作成装置において、前記変換指示情報作成手段は、一の前記コンテンツファイルをコンテンツ情報の特徴に応じて複数のコンテンツファイルに分割し、分割した前記コンテンツファイル毎に前記変換指示情報を作成することにより、例えば自然画部分(多くの階調が存在する部分)と非自然画部分(あまり階調が存在しない部分)とが混在している画像コンテンツを複数のコンテンツに分けて別のコンテンツファイルとし、ファイル毎に変換指示情報を作成してそれぞれを異なるフォーマットのコンテンツファイルにフォーマット変換することができる。また、1つの動画ファイルを複数のフレームに分けて別のコンテンツファイルとし、ファイル毎に変換指示情報を作成してそれぞれを異なるフォーマットのコンテンツファイルにフォーマット変換することができる。これにより、文書ファイルを表現するコンテンツの特徴に応じて最適なフォーマットを選択することができるので、表示品質の向上や、ファイルサイズの削減を図ることができる。
【0119】
請求項9記載の発明のカプセル化文書変換装置によれば、文書上での表現実体となるコンテンツ情報であるコンテンツファイルと、このコンテンツファイルの特質やフォーマットに応じて決定され、前記コンテンツファイルのフォーマットを別のフォーマットに変換するための変換指示情報を保持する変換情報ファイルと、含むファイル構造のカプセル化文書ファイルを外部の記憶媒体から読み込む読込み手段と、この読込み手段により読み込まれたカプセル化文書ファイル内に保持された変換指示情報に基づいて、カプセル化文書ファイル内に保持されたコンテンツファイルをフォーマット変換する変換手段と、この変換手段によりフォーマット変換されたコンテンツファイルと前記変換指示情報とを単一の文書としてカプセル化するカプセル化手段と、このカプセル化手段によりカプセル化されたカプセル化文書ファイルを出力する出力手段と、を備え、カプセル化文書ファイル内に保持されたコンテンツファイルを変換指示情報に従ってフォーマット変換し、変換指示情報とともにカプセル化して出力することにより、配布先のコンピュータ環境に合わせて変換指示情報が作成されていることを条件として、各種のファイルフォーマットに対応する動作プログラムを文書ファイル内に保持しなくとも、多彩なコンテンツを複合したカプセル化文書ファイルを異なる環境のコンピュータ上で表現実体化(表示、動作、閲覧等)させることができる。
【0120】
請求項10記載の発明のカプセル化文書変換装置によれば、文書上での表現実体となるコンテンツ情報であるコンテンツファイルと、このコンテンツファイルの特質やフォーマットに応じて決定され、前記コンテンツファイルのフォーマットを別のフォーマットに変換するための変換指示情報を保持する変換情報ファイルと、含むファイル構造のカプセル化文書ファイルを外部の記憶媒体から読み込む読込み手段と、この読込み手段により読み込まれたカプセル化文書ファイル内に保持された変換指示情報に基づいて、カプセル化文書ファイル内に保持されたコンテンツファイルをフォーマット変換する変換手段と、この変換手段によりフォーマット変換されたコンテンツファイルのコンテンツ情報を表現実体化させる動作プログラムファイルを決定する動作プログラムファイル決定手段と、この動作プログラムファイル決定手段により決定された前記動作プログラムファイルと前記コンテンツファイルと前記変換指示情報とを単一の文書としてカプセル化するカプセル化手段と、このカプセル化手段によりカプセル化されたカプセル化文書ファイルを出力する出力手段と、を備え、カプセル化文書ファイル内に保持されたコンテンツファイルを変換指示情報に従ってフォーマット変換し、フォーマット変換されたコンテンツファイルのコンテンツ情報を表現実体化させる動作プログラムファイルを決定する。また、決定された動作プログラムファイルとフォーマット変換されたコンテンツファイルとを変換指示情報とともにカプセル化して出力することにより、フォーマット変換後のコンテンツを再生するための動作プログラムが付加されることになるので、多彩なコンテンツを複合したカプセル化文書ファイルを異なる環境のコンピュータ上で確実に表現実体化(表示、動作、閲覧等)させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施の形態も適用される一般的又は標準的なパーソナルコンピュータを示すハードウェア構成図である。
【図2】OSの役割の概要を示す模式図である。
【図3】カプセル化文書ファイルのデータ構造を示す模式図である。
【図4】カプセル化文書作成処理に係る機能ブロック図である。
【図5】変換指示情報作成手段の構成を示す機能ブロック図である。
【図6】オリジナルフォーマットから変換フォーマットへの変換に用いるテーブルを示す模式図である。
【図7】自然画像と文字画像を含むコンテンツを例示的に示す模式図である。
【図8】カプセル化文書作成処理の流れを概略的に示すフローチャートである。
【図9】「入力ダイアログ」の一例を示す説明図である。
【図10】コンテンツ情報変換処理に係る機能ブロック図である。
【図11】コンテンツ情報変換処理の流れを概略的に示すフローチャートである。
【図12】変換指示情報の例を示す説明図である。
【図13】変換指示情報の例を示す説明図である。
【図14】変換指示情報の例を示す説明図である。
【図15】変換履歴情報の例を示す説明図である。
【図16】本発明の第二の実施の形態のカプセル化文書ファイルのデータ構造を示す模式図である。
【図17】カプセル化文書作成処理の流れを概略的に示すフローチャートである。
【図18】「フォーマット選択ダイアログ」の一例を示す説明図である。
【図19】コンテンツ情報変換処理の流れを概略的に示すフローチャートである。
【符号の説明】
21 カプセル化文書ファイル
22 コンテンツファイル
23 変換情報ファイル
23a 変換指示情報
23b 変換履歴情報
24 文書構造ファイル
25 動作プログラムファイル
30 カプセル化文書作成装置
31 コンテンツファイル作成編集手段
32 変換指示情報作成手段
32a フォーマット検出手段
32b 変換指示情報決定手段
40 カプセル化文書変換装置
41 読込み手段
42 変換手段
44 出力手段
Claims (10)
- 文書上での表現実体となるコンテンツ情報であるコンテンツファイルの作成編集を実行するコンテンツファイル作成編集手段と、
このコンテンツファイル作成編集手段により作成編集された前記コンテンツファイルの特質やフォーマットに応じて決定され、前記コンテンツファイルのフォーマットを別のフォーマットに変換するための変換指示情報を作成する変換指示情報作成手段と、
前記コンテンツファイルと前記変換指示情報とを単一の文書としてカプセル化してカプセル化文書ファイルを生成し、当該カプセル化文書ファイルを一元管理するために外部の記憶媒体に記憶するカプセル化手段と、
を備えるカプセル化文書作成装置。 - 文書上での表現実体となるコンテンツ情報であるコンテンツファイルの作成編集を実行するコンテンツファイル作成編集手段と、
このコンテンツファイル作成編集手段により作成編集された前記コンテンツファイルの特質やフォーマットに応じて決定され、前記コンテンツファイルのフォーマットを別のフォーマットに変換するための変換指示情報を作成する変換指示情報作成手段と、
コンピュータにより解釈、実行されて、前記変換指示情報に従ってフォーマット変換された前記コンテンツ情報を表現実体化させる動作プログラムである動作プログラムファイルを決定する動作プログラムファイル決定手段と、
前記コンテンツファイルと前記変換指示情報と前記動作プログラムファイルとを単一の文書としてカプセル化してカプセル化文書ファイルを生成し、当該カプセル化文書ファイルを一元管理するために外部の記憶媒体に記憶するカプセル化手段と、
を備えるカプセル化文書作成装置。 - 前記変換指示情報作成手段は、
前記ファイル作成編集手段により作成編集された前記コンテンツファイルのフォーマット情報を検出するフォーマット検出手段と、
フォーマット変換に関する設定情報を取得する設定情報取得手段と、
この設定情報取得手段により取得した設定情報と前記フォーマット検出手段により検出されたフォーマット情報とから、前記コンテンツファイルのフォーマットを別のフォーマットに変換するための前記変換指示情報を決定する変換指示情報決定手段と、
を備える請求項1または2記載のカプセル化文書作成装置。 - 前記変換指示情報は、前記コンテンツファイルのフォーマット変換後のファイルサイズに応じて決定される請求項1ないし3のいずれか一記載のカプセル化文書作成装置。
- 前記変換指示情報は、前記コンテンツファイルのフォーマット変換時間に応じて決定される請求項1ないし4のいずれか一記載のカプセル化文書作成装置。
- 前記変換指示情報は、前記コンテンツファイルのフォーマット変換後の画像品質に応じて決定される請求項1ないし5のいずれか一記載のカプセル化文書作成装置。
- 前記変換指示情報は、前記カプセル化手段により前記コンテンツファイルとともにカプセル化される動作プログラムの表現実体化可能フォーマットに応じて決定される請求項2ないし6のいずれか一記載のカプセル化文書作成装置。
- 前記変換指示情報作成手段は、一の前記コンテンツファイルをコンテンツ情報の特徴に応じて複数のコンテンツファイルに分割し、分割した前記コンテンツファイル毎に前記変換指示情報を作成する、
請求項1ないし7のいずれか一記載のカプセル化文書作成装置。 - 文書上での表現実体となるコンテンツ情報であるコンテンツファイルと、このコンテンツファイルの特質やフォーマットに応じて決定され、前記コンテンツファイルのフォーマットを別のフォーマットに変換するための変換指示情報を保持する変換情報ファイルと、含むファイル構造のカプセル化文書ファイルを外部の記憶媒体から読み込む読込み手段と、
この読込み手段により読み込まれたカプセル化文書ファイル内に保持された変換指示情報に基づいて、カプセル化文書ファイル内に保持されたコンテンツファイルをフォーマット変換する変換手段と、
この変換手段によりフォーマット変換されたコンテンツファイルと前記変換指示情報とを単一の文書としてカプセル化するカプセル化手段と、
このカプセル化手段によりカプセル化されたカプセル化文書ファイルを出力する出力手段と、
を有するカプセル化文書変換装置。 - 文書上での表現実体となるコンテンツ情報であるコンテンツファイルと、このコンテンツファイルの特質やフォーマットに応じて決定され、前記コンテンツファイルのフォーマットを別のフォーマットに変換するための変換指示情報を保持する変換情報ファイルと、含むファイル構造のカプセル化文書ファイルを外部の記憶媒体から読み込む読込み手段と、
この読込み手段により読み込まれたカプセル化文書ファイル内に保持された変換指示情報に基づいて、カプセル化文書ファイル内に保持されたコンテンツファイルをフォーマット変換する変換手段と、
この変換手段によりフォーマット変換されたコンテンツファイルのコンテンツ情報を表現実体化させる動作プログラムファイルを決定する動作プログラムファイル決定手段と、
この動作プログラムファイル決定手段により決定された前記動作プログラムファイルと前記コンテンツファイルと前記変換指示情報とを単一の文書としてカプセル化するカプセル化手段と、
このカプセル化手段によりカプセル化されたカプセル化文書ファイルを出力する出力手段と、
を備えるカプセル化文書変換装置。
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