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JP4386428B2 - スクリーン印刷における版の位置合せ方法及びその装置 - Google Patents
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本発明は、スクリーン印刷における版の整合方法に関しており、さらに詳しくは、スクリーン版を印刷機に取り付ける際の位置合せ方法及びその装置に関している。
スクリーン印刷に限らず、印刷作業においては、版の印刷パターンと載物台上の印刷被写体の印刷位置を一致させることが必要であり、印刷被写体の大きさが300〜400mm程度の場合は、作業者が版の上方から覗き込んで目視による位置合せが可能である。しかし、スクリーン印刷の場合、特にPDP印刷を行う版のように、印刷被写体への印刷エリヤの大きさが1000〜2000mm角になると、これに伴い版の大きさも2000〜3000mm角と大きくなるので目視による位置合せは不可能となる。
特許文献1にスクリーン版の位置合わせ方法が開示されている。特許文献1に記載の位置合せ方法は、被印刷物にワーク位置決めマーク(54,55)を設け、スクリーンに版位置決めマーク(64,65)を設け、スクリーン版の上方から被印刷物のマークに照射できるレーザー発光器(74,75)を設けたものである。版の位置整合は、レーザー発光器から垂直にレーザー光線(94,95)を照射し、レーザー光線が被印刷物のワーク位置決めマークの真上を照射するように設定する。次いでスクリーンに設けた版位置決めマークにレーザー光線を一致させるように版を移動して位置合わせをする。レーザー光線がスクリーンの版位置決めマーク及び被印刷物のワーク位置決めマークと一致した時に、スクリーンと被印刷物の位置合せが完了したことであり、この位置でスクリーンの版枠を版枠ホルダに固定するものである。
特許文献1に記載の位置合せ方法は、レーザー光線を使用したことで高精度の位置合せが期待できるものであるが、通常のスクリーン印刷機は、印刷装置の上部がスキージ及びスクレーパのスライド構造で覆われている場合が多いので、スクリーン版の上方にレーザー光照射機構を設けるスペースが少なく、利用できる機種が限定されてしまうという問題があった。
特開2002−264294号公開特許公報
本発明は、印刷被写体とスクリーンの印刷パターンの位置合せ作業において、段取り初期の粗位置合せを容易に行なうことができるスクリーン印刷における版の位置合せ方法及びその装置を提供することを課題としている。
解決手段の第1は、印刷被写体に被写体位置合せ基準位置を設定し、スクリーンに版位置合せ基準位置となるマークを設け、上記印刷被写体と上記スクリーンとの間に微小径光源を出没自在に設け、該微小径光源を上記被写体位置合せ基準位置に設置して上方に向って微小径光線を照射し、該微小径光線と上記スクリーンの上記版位置合せ基準位置を一致させて段取り初期の位置合せを行うことを特徴とする版の位置合せ方法である。
解決手段の第2は、印刷被写体に被写体位置合せ基準位置を設定し、スクリーンに版位置合せ基準位置となるマークを設け、上記印刷被写体に設定された被写体位置合せ基準位置の上方にかつ上方に向って微小径光線が照射可能な微小径光源を設置し、印刷基台の両端に移動可能な一対の移動架台を設け、該移動架台に当該移動架台の移動方向直交する方向に移動可能な移動受台を設け、上記移動架台及び上記移動受台はボールネジ軸にねじ結合されており、該ボールネジ軸は数値制御により運転駆動される駆動モータが連結されており、上記微小径光源から照射される微小径光線とスクリーンに設けた版位置合せ基準位置を一致させることにより、印刷被写体に対するスクリーン版の位置合せを可能としたことを特徴とする版の位置合せ装置である。
解決手段の第3は、解決手段の第1又は2において、微小径光源がレーザー光線たる微小径光線を照射するレーザーポインタであることを特徴とするものである。
本発明は、印刷被写体とスクリーンとの間に出没自在に微小径光源を設け、該微小径光源を印刷被写体に設定した被写体位置合せ基準位置に設置し、当該微小径光源から上向きの微小径光線を照射し、上記微小径光線とスクリーンに設けた版位置合せ基準位置のマークとを一致させることで段取り初期の粗位置合せが容易に行える効果を有する他、微小径光源を含む位置合せ装置をスクリーンの下方に設けたものであるから、当該位置合せ装置が他の機構の妨げにならずに設置できることの効果を有している。
図1はスクリーン版の位置合せ方法を説明する模式図、図2は位置合せ装置の全体を示す平面図、図3は位置合せ装置の主要部を示す拡大平面図、図4は図3の縦断正面図、図5は図3の縦断側面図である。
図1において、1は印刷被写体、2はスクリーン、3は印刷被写体1とスクリーン2との間に出没自在に設置した微少径光源3である。また、印刷被写体1には印刷パターン11が形成され、スクリーン2には印刷パターン21が形成されている。印刷被写体1に形成した印刷パターン11の隅部を被写体位置合せ基準位置12とし、一方、スクリーン2には、印刷被写体1の被写体位置合せ基準位置12と対応する位置に版位置合せ基準位置22となるマークを設ける。図1では、印刷被写体及び版の位置合せ基準位置12,22が4箇所設けられているが、当該位置合せ基準位置12,22は少なくとも2箇所あればよい。
印刷被写体1に設定された被写体位置合せ基準位置12は、図1において、印刷被写体1の隅部からの距離イ、ロの寸法により特定される位置であって、印刷被写体1又は該印刷被写体1の載置台に表記されるマークではない。また、微少径光源3は上向きに光線を照射するものであって、数値制御可能な駆動機構により印刷被写体1とスクリーン2の間に出没自在に設けられるものである。なお、実施形態において、微少径光源3が照射する微小径光線30は赤色レーザー光線である。
微小径光源3を印刷被写体1の被写体位置合せ基準位置12の真上に設置し、該微少径光源3から上方に向って微少径光線30を照射する。この時、スクリーン2は、XY方向に移動して下方から照射される微少径光源3からの微少径光線30と版位置合せ基準位置22を一致させる。微少径光線30がスクリーン2の版位置合せ基準位置22と一致した時に、スクリーン版の初期位置合せ、所謂粗位置合せが完了したことになる。この位置でスクリーン2のスクリーン枠体20を図示しない版枠ホルダに固定する。なお、位置合せの微調整は、アライメントカメラシステム等を使用して行い最終的な位置合せをする。
次に、微小径光源3を印刷被写体1とスクリーン2の間で移動させる移動機構の実施形態を、図2ないし図5を参照して説明する。スクリーン印刷機の印刷基台40に上記印刷被写体1が載置されるものであり、スクリーン2(図示省略)は、印刷被写体1の真上に設けられる。41は印刷基台40の両端に設けられた一対の移動架台であり、上記印刷基台40と略同一幅を有し、印刷基台40の側端部に敷設したガイドレール42に移動可能に載置されている。また、ガイドレール42と平行方向に第1のボールネジ軸43が設けられており、該第1のボールネジ軸43は移動架台41と一体に設けた雌ネジ部材44とねじ結合されている。さらに、上記第1のボールネジ軸43には、数値制御により運転駆動される駆動モータ45が連結されているので、上記移動架台41は、第1のボールネジ軸43の回転により上記ガイドレール42上を移動するようになっている。
上記移動架台41には、該移動架台41の移動方向と直交する方向に移動可能な一対の移動受台51が設けられている。一対で設けられた移動受台51は、ガイドレール52に沿ってかつ同一軸線方向に移動可能であるが駆動手段は個々に備えている。53はガイドレール52に平行方向に設けた第2のボールネジ軸であり、上記移動受台51と一体に設けた雌ネジ部材54とねじ結合されている。また、第2のボールネジ軸53には数値制御により運転駆動される駆動モータ55が連結されている。したがって、移動受台51は第2のボールネジ軸53の回転によりガイドレール52に沿って移動する。
移動受台51には、上記した微小径光源3、具体的には赤色レーザー光線たる微小径光線30を照射するレーザーポインタが搭載されている。前述したように、微小径光源3は微小径光線を上向き方向に照射するものである。
この他、移動受台51には、アライメントカメラシステムを実行するためのテレビカメラ60を設けている。テレビカメラ60は、撮影部が下向きに設置されていて印刷被写体1の上面を撮影するものであるから、移動受台51を載置している移動架台41には、上記移動受台51の移動範囲での撮影を可能にするため底部に長孔46を形成し、テレビカメラ60の撮影口を当該長孔46に臨ませている。図中、47は移動架台41の上方開口部を閉塞した透明アクリル板である。
次に、微小径光源3の移動機構の作用を説明する。印刷被写体1の印刷パターン11に設定する被写体位置合せ基準位置12は、印刷パターン11の隅部からの距離イ、ロ寸法上に設定する。そして、微小径光源3が原位置から上記距離イ、ロ寸法だけ移動するように第1及び第2のボールネジ軸43,53に連結した駆動モータ45,55に制御数値を入力する。駆動モータ45,55を駆動して第1及び第2のボールネジ軸43,53を回転すると、第1のボールネジ軸43の回転により移動架台41が「イ」寸法だけ移動し、同時に第2のボールネジ軸53の回転により移動受台51が「ロ」寸法だけ移動し、微小径光源3は設定された被写体位置合せ基準位置12に達する。
微小径光源3は上方に向ってレーザー光線たる微小径光線30を照射しているから、スクリーン2の印刷パターン21に設けた版位置合せ基準位置22となるマークと下方から照射されている微小径光線30を一致させることで、段取り初期の粗位置合せが行われることになる。
実施形態においては、微小径光源3からの微小径光線30とスクリーン2の版位置合せ基準位置22の位置合せが、1回の作業で0.1mm程度まで近づけることができる。また、それ以上の微調整は、上記作業によって得られた印刷位置を基準とし、テレビカメラ60を使用してアライメントカメラシステム等により調整する。
スクリーン版の位置合せ方法を説明する模式図。 位置合せ装置の全体を示す平面図。 位置合せ装置の主要部を示す拡大平面図。 図3における縦断正面図。 図3における縦断側面図。
符号の説明
1 印刷被写体
11 印刷パターン
12 被写体位置合せ基準位置
2 スクリーン
20 スクリーン枠体
21 印刷パターン
22 版位置合せ基準位置
3 微小径光源
30 微小径光線
40 印刷基台
41 移動架台
42 ガイドレール
43 第1のボールネジ軸
44 雌ネジ部材
45 駆動モータ
46 長孔
47 透明アクリル板
51 移動受台
52 ガイドレール
53 第2のボールネジ軸
54 雌ネジ部材
55 駆動モータ
60 テレビカメラ

Claims (3)

  1. 印刷被写体(1)に被写体位置合せ基準位置(12)を設定し、スクリーン(2)に版位置合せ基準位置(22)となるマークを設け、上記印刷被写体と上記スクリーンとの間に微小径光源(3)を出没自在に設け、該微小径光源を上記被写体位置合せ基準位置に設置して上方に向って微小径光線(30)を照射し、該微小径光線と上記スクリーンの上記版位置合せ基準位置を一致させて段取り初期の位置合せを行うことを特徴とするスクリーン印刷における版の位置合せ方法。
  2. 印刷被写体(1)に被写体位置合せ基準位置(12)を設定し、スクリーン(2)に版位置合せ基準位置(22)となるマークを設け、上記印刷被写体に設定された被写体位置合せ基準位置の上方にかつ上方に向って微小径光線が照射可能な微小径光源(3)を設置し、印刷基台(40)の両端に移動可能な一対の移動架台(41)を設け、該移動架台に当該移動架台の移動方向直交する方向に移動可能な移動受台(51)を設け、上記移動架台及び上記移動受台はボールネジ軸(43,53)にねじ結合されており、該ボールネジ軸は数値制御により運転駆動される駆動モータ(45,55)が連結されており、上記微小径光源から照射される微小径光線とスクリーンに設けた版位置合せ基準位置を一致させることにより、印刷被写体に対するスクリーン版の位置合せを可能としたことを特徴とするスクリーン印刷における版の位置合せ装置。
  3. 微小径光源(3)がレーザー光線たる微小径光線を照射するレーザーポインタであることを特徴とする請求項1又は2に記載のスクリーン印刷における版の位置合せ方法及びその装置。
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