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JP4430895B2 - 脳脊髄液の迂回装置のための調節可能な抵抗バルブ - Google Patents
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JP4430895B2 - 脳脊髄液の迂回装置のための調節可能な抵抗バルブ - Google Patents

脳脊髄液の迂回装置のための調節可能な抵抗バルブ Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、水頭症を治療するための迂回装置で使用するのに適合してなる調節可能な抵抗バルブと、脳脊髄液の迂回装置それ自体とに関するもので、適切な場合には、調節可能な抵抗バルブと脳脊髄液の迂回装置とのそれぞれを用いた対応する水頭症の治療方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
脳室系においては、所定の生成速度にて、いわゆる脳脊髄液(CSF)が生成される。この生成は、脳脊髄液が脳に作用させる頭蓋内圧とは無関係に生じ、脳脊髄液は通常は一定の流速にてCSFの天然の再吸収部位である矢状静脈洞へと排出される。天然の脳脊髄液の流路、つまり頭蓋骨の中央に位置している脳室から始まって矢状静脈洞にて終端している流路に沿った、閉塞症の症例においては、脳室系からのCSFの流出が減少し若しくは完全に中断されて、頭蓋骨の内部の脳脊髄液の生成部位の付近では、脳脊髄液の量が病的に増加することになる。頭蓋内のCSFの量のこうした病的な増加ないし水頭症は、CFSがその流出とは独立して生成されるために、頭蓋内圧の増加を引き起す。
【0003】
今日の水頭症の治療としては、内視鏡によって生理的なCSFの通路を修復する方法、これはある種の条件の下でのみ行なわれ、主として天然の通路が高い可能性で再閉塞するためにその成功は限られているような方法と、迂回装置と称される人工的な手段を用いて余分なCSFを離れた再吸収部位へ導出して、頭蓋内圧を生理的な正常値に回復する方法とのいずれかである。
【0004】
そのような余分なCSFを導出して水頭症を治療するための装置は周知であって、迂回装置を脳室系から腹膜腔や心臓の右心房などの再吸収部位へと据付けて、頭蓋骨の外部の再吸収部位を使用しているか、又は、疑似生理的な経路を回復すべく試みて、天然の再吸収部位である矢状静脈洞を使用している。
【0005】
こうした装置は主として3つの部品から構成される。第1の部品は、近位側のカテーテルと通称され、脳室に差込まれて、脳室からCSFを排出できるようにする。第2の部品は遠位側カテーテルと称されるが、その構成と機能とは近位側カテーテルと通常は類似していて、心房や腹膜又は矢状静脈洞などの遠位側の再吸収部位に差込まれて、かかる部位へCSFを排出できるようにする。第3の部品は、迂回装置の本体であって、近位側カテーテルと遠位側カテーテルとの間に結合されて、迂回装置を通るCSFの排出を調節するための、例えばバルブその他の手段を備えている。
【0006】
再吸収部位として天然の部位以外の体腔を使用する方法は最も一般的に用いられていて、該当する装置では、脳室からのCSFを、頭蓋骨の外部における最も好適なCSFの導出部位であると判明している腹膜腔や心臓の右心房へと流出させている。これらの種類の装置について、迂回装置を通って流れるCSFを調節するためのいくつかの手段が知られていて、それらは主として、調節過程において重要ないし便利であると考えられる複数のパラメータの中のひとつのパラメータすなわち圧力を利用している。
【0007】
これらの調節手段は、圧力差バルブと可変抵抗バルブとに分類される。圧力差バルブは、その端部を横断する圧力差、つまりカテーテルの末端にて捉えられた圧力の差を調節するもので、こうしたバルブのいくつかでは、バルブを開く圧力について複数の可能な値のひとつを選択することを、移植後に非侵襲的に行なえるようになっていて、迂回装置の取扱いの自由度を高めている。こうした装置の主な不都合は、いわゆるサイホン効果と、未知の腹膜圧変化とである。
【0008】
第1の効果は静水圧の変化に起因するもので、例えば患者の姿勢が水平から垂直な姿勢へと変化すると、迂回装置に沿っての静水圧は突然に増加することになる。この場合、そうしたバルブは開いて脳室のCSFの大部分を排出し、これはバルブ自体を横断する圧力がバルブの開圧力を下回るまで続く。これは、過度の排出という危険を有していて、正常以下の頭蓋内圧につながる。
【0009】
米国特許第5,192,265号は、こうした問題点を解消しようと試みた迂回装置の例であるが、かなり複雑なアンチサイホン装置を提案していて、可撓性の壁を有するチャンネルを取巻く圧力を制御することによって、流れへの抵抗を経皮的に選択できるようになっている。
【0010】
第2の効果は、迂回装置は脳室と腹膜との間に結合を提供するが、腹膜の圧力は未知であるという事実に関連している。従って、たとえ迂回装置の開く圧力が既知であったとしても、頭蓋内圧を予想することは不可能であり、そのため、外科医は事前に正しい開圧力を選択することができない。
【0011】
可変抵抗バルブは、遠位側の圧力の関数としてバルブの抵抗を可変させることで、迂回装置を通るCSFの流れを調節する。これらの装置は、原理的に、サイホン効果に対して鈍感であるが、大気圧にアクセスすることが不可欠であるという問題点を有している。装置が移植されたとき、装置はきわめて変動的である皮下圧力に敏感となり、瘢痕組織の存在に対しても敏感である。
余分なCSFを人工的に導出して水頭症を治療するための別の方法は、脳室系から天然の再吸収部位つまり矢状静脈洞へと迂回装置を据付けて、迂回装置は疑似生理的な経路を形成する。この方法は過去にはさほど頻繁に使用されていないけれども、今日の研究の対象になっている。
【0012】
特許文献WO 9811934号は本分野におけるいくつかの既存の装置についての概要を示していて、脳脊髄液の迂回装置のための調節装置において、パラメータとして圧力の代わりに流れの抵抗を使用する理由を説明している。これらの理由は主として、迂回装置を通る流れを制限することで脳室の過度の排出を避け、天然のCSFの通路の特に流れの抵抗についての特性を反映するように装置をデザインできることにある。この文献は、CSFの流れに対して固定された抵抗を有するような水頭症を治療するための装置であって、脳室から矢状静脈洞への天然の通路の正常な抵抗に類似した抵抗を与えるようにデザインされている。抵抗が固定されているために、装置は個別の患者のニーズに合わせて微調整することはできず、すなわち、据付けた後には外科医は、導出回路の抵抗を、特定の通路の正常なCSF再吸収通路の抵抗に合致させることはできない。また、流れに対する抵抗はおよそ10mmHg/ml/minの極めて限られた範囲であるために、提案された装置は、再吸収部位として矢状静脈洞を用いるような水頭症の治療に限定される。
【0013】
本発明の目的は、現在の装置の不都合を改善するために、水頭症の治療のための迂回装置に一体化されるべく適合した調節可能な抵抗バルブを提供することであって、CSFの流れに対するバルブの抵抗は移植後に非侵襲的に調節できて、CSFの流れに対する抵抗の範囲はすべての可能性のある再吸収部位の要求を満たし、装置の構造は簡単である。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
従って、本発明の目的は、脳脊髄液の迂回装置のための調節可能な抵抗バルブであって、請求項1及び/又は従属請求項に記載された特徴を有するものを提供することである。
【0015】
本発明の他の目的は、調節可能な抵抗バルブを組込んだ脳脊髄液の迂回装置であって、請求項9に記載した特徴を有するものと共に、適切な場合には、請求項12に記載したように調節可能な抵抗バルブと脳脊髄液の迂回装置とのそれぞれを用いた水頭症の治療方法を提供することである。
添付図面は、例示的に、本発明による装置のいくつかの実施形態を示している。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明について添付図面を参照しつつ詳細に説明するが、これらは本発明のいくつかの実施形態を例示したものである。
本発明による脳脊髄液の迂回装置のための調節可能な抵抗バルブは、図1a〜図1c及び図2a〜図2bに示すように、流れに対する抵抗を選択するためのアクチュータ1と、選択手段を通り抜けるような少なくともひとつの通路2aを備えた選択手段2とを備えている。そうした迂回装置を実現するためには選択的には、円板2の周囲付近に円板の長手軸線に対して平行な方向に、円板を通り抜けるような少なくともひとつの通路2aを備える。さらに、本発明による調節可能な抵抗バルブは抵抗装置3を備えていて、この抵抗装置は、流れに対してそれぞれが異なった抵抗を与えるような一組の通路を備え、通路は前記選択手段2に面する円周に配置され、抵抗装置3の選択された通路を介して選択手段2の前記通路2aを通り抜ける脳脊髄液の流れを案内する。上記実施形態における選択手段としての円板2を、説明を簡潔にするために以下の説明においては選択手段として用いることとし、抵抗装置3は選択的には前記円板2の軸線に対して平行になっている。円板2つまり一般的に言えば選択手段2は、前記アクチュータ1の手段によって回転すべく適合していて、バルブの所望の抵抗を選択するために、脳脊髄液の流れが抵抗装置3の選択された通路を通って円板2の前記通路2aを通り抜けるように、円板2を位置決めする。しかしながら、重要なのは抵抗装置3に対する選択手段2の相対的な位置であって、ゆえに、前記アクチュータ1によって抵抗装置3を選択手段2に対して回転させても良いが、これについては図面には明示していない。従って、一般的には、前記アクチュータ1は、回転動作によって、抵抗装置2に対する選択手段2の相対的な位置を変更することができて、これによってバルブの所望の抵抗を選択する。
【0017】
アクチュータ1は、抵抗装置3に対して円板2を相対的に回転動作させるべく円板2又は抵抗装置3に結合されてなるモータと、外界のRF源に誘導結合されるアンテナ又は電池などのエネルギー源と、モータを駆動し、抵抗装置3に対する円板2の実際の相対的な位置についてのフィードバックをユーザへ与え、アクチュータのエネルギー消費を扱うような対応する電子回路とを備えている。
【0018】
円板2は、ひとつの通路2aを備え、流れに対する必要な抵抗の選択のための所望の位置に通路を配置すべく、回転できるように取付けられている。前述した理由により、回転できるように取付けられるのは円板2ではなくて、抵抗装置3でも良い。通路2aのサイズは、抵抗装置3の流れに対する抵抗が最小のときに、通路が抵抗を制約しないように選定される。図1及び図2に示すように、抵抗装置3の通路の配置に幾何学的に好都合なように、好ましくは通路2aは円板の円周に配置される。しかしながら、幾何学的に適当なやり方で円板2に複数の通路を備えることも可能であって、例えば、抵抗装置3の配置に対応するように円板2の中心から異なった半径に通路を備えて、利用可能な空間をさらに効率的に使用しつつ、円板2が流れに対する所定値の抵抗を選択できるようにしても良い。以下の説明では、説明を簡潔にするために、図示した円板2のひとつの通路2aによる構成について説明するけれども、これは発明を限定するものではない。
【0019】
抵抗装置3自体は、流れに対する抵抗の組に対応させて、一組の通路を備えている。これらの複数の抵抗を実現するために、図1a及び図1bの第1の実施形態に示す如く、それぞれの内径は同一であるが異なった長さを有しているような異なった管の一組3aを備え、それぞれの管の開口は円板2の通路の回転動作に対応するように円周に配置されている。図1cに示すように、機能的には同等である第2の実施形態は、本質的には円筒形である本体3bに一組の通路を、例えば本体にドリル孔を空けて備えていて、互いに平行かつ本体の軸線に対してまた円板2の軸線に対して平行であるような類似した一組の通路を形成していて、通路の開口は円板2の通路の回転経路に面している。円筒形の本体3bの通路が異なった長さを得るために、本体3bはその一端に螺旋形状である凹部を備え、この表面にて通路が終端している。
【0020】
また、抵抗装置3は、第1の実施形態で説明したのと類似的に配置された一組の管として実現しつつも、管の長さを同一として、それぞれの内径を異ならせても良く、これにより、脳脊髄液の流れに対して様々に異なった抵抗を与える装置を形成しても良い。図2a及び図2bに模式的に図示した実施形態においても同一の効果が得られる。本実施形態では、前述した一組の管に代えて、第2の円板ないし円筒形の本体3cが、いずれも同一の長さであるがそれぞれ異なった内径を有するような一組の通路を備えていて、ここでも通路は円板2の通路の回転経路に面するように丸い軌跡に配置されている。
【0021】
抵抗装置3の通路や管の長さと内径とのそれぞれは、迂回装置の脳脊髄液の流れに対する総抵抗を定めるように選択されて、0〜50mm Hg/ml/minの流れ抵抗の範囲内にて適当に配分された複数の個別値を包含する。
従って、円板2を回転させると、脳脊髄液の流れに対する抵抗の値を所望の値に調節することができる。明らかに、この調節過程は移植後に非侵襲的に、アクチュータ1によって行なうことができて、アクチュータは脳脊髄液が抵抗装置3の所望の通路を通り抜けるように円板2を位置決めする。
【0022】
外科医は、移植後に非侵襲的にバルブの流れに対する抵抗を調節することができて、生理的に患者に最適化させて、かかる病理を最適に治療することができると共に、個別事例の再吸収部位に従って、通常の再吸収経路の抵抗に、よって平均的な脳脊髄液の流速に合致させることができる。これは特に、前述のように調節可能な抵抗バルブの流れに対する抵抗値の範囲が広いことで助長される。
【0023】
図3には、かかる調節可能な抵抗バルブを脳脊髄液の迂回装置と一体化したものを模式的に示している。前述の如く、これらの装置は3つの主要な部品から構成されている。迂回装置の本体4は調節可能な抵抗バルブを収容している。近位側のカテーテル5は、脳室に差込まれて、脳室からCSFを排出できるようにするもので、本体4の片端に結合されている。遠位側のカテーテル6は、心房や腹膜又は矢状静脈洞などの遠位側の再吸収部位に差込まれて、CSFをかかる部位に排出できるようにするもので、本体4の他端に結合されている。
【0024】
従って、本体4は、上述したバルブによって実現された調節手段のためのハウジングとして働いて、抵抗装置3に対する円板2の相対的な位置に従って、本体4を通る脳脊髄液の流れを調節する。このために、円板2は、その回転は許容されるものの、円板2に形成された通路以外のどこかを通って流体が流れることは排除されるようにして、例えば環状のジョイントを用いて、本体4の内部に配置しなければならない。抵抗装置3は円板2に隣接して収容されるが、円板2の通路2aから出た流体は、抵抗装置3の選択された通路だけを通るようになっていて、例えば、円筒形の本体3cは円板2の対向する面と本体4の壁面とに直接接触している。抵抗装置3は、本体4の一部分として、またはカテーテル5及び6の一部分として形成しても良く、これらの部品はいずれも当業者に周知である。再言するが、前述した逆の場合、つまり固定された円板2と回転すべく取付けられた抵抗装置3との実施形態も同様に実現することができる。
【0025】
さらに、本発明による迂回装置は、脳脊髄液が脳室へと逆流するのを防止する逆止弁を備えることもできる。こうした逆止弁は迂回装置の標準的な装備であって、様々な同等なモデルを容易に本発明の迂回装置に統合することができて、それは発明の範囲を改変するものではない。
【0026】
最後に、図4は、本発明による迂回装置を脳室−矢状静脈洞に移植した様子を模式的に示している。カテーテル5の近位端は、脳9の脳室7に位置していて、第1の頭蓋骨孔を通して頭蓋骨を貫通している。遠位側のカテーテル6は、皮膚の下を通過して、矢状静脈洞8にアクセスできるような第2の頭蓋骨孔へ至る。調節可能な抵抗バルブを備えた本体4は、2つの頭蓋骨孔の間に配置されると共に、皮膚と頭蓋骨との間に配置されている。
これらの情報を使用すれば、装置を患者の頭蓋骨に移植してカテーテルを選択した再吸収部位へ案内することによって、上述した調節可能な抵抗バルブや対応する脳脊髄液の迂回装置を使用した水頭症の対応する治療方法を実行することができる。
【0027】
本発明による調節可能な抵抗バルブと迂回装置とのそれぞれは、脳室から矢状静脈洞や心臓の右心房又は腹膜などの異なった遠位側の再吸収部位へ導出すべく使用することを意図している。外科医は、移植後に非侵襲的にバルブの流れに対する抵抗を調節することができて、通常の再吸収経路の抵抗に、よって平均的な脳脊髄液の流速に合致させることができると共に、生理的に患者に最適化させて、水頭症を最適に治療することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1a】本発明の2つの実施形態による脳脊髄液の迂回装置のための調節可能な抵抗バルブについて原理的に示した模式図である。
【図1b】本発明の2つの実施形態による脳脊髄液の迂回装置のための調節可能な抵抗バルブについて原理的に示した模式図である。
【図1c】本発明の2つの実施形態による脳脊髄液の迂回装置のための調節可能な抵抗バルブについて原理的に示した模式図である。
【図2a】本発明の他の実施形態による脳脊髄液の迂回装置のための調節可能な抵抗バルブについて原理的に示した模式図である。
【図2b】本発明の他の実施形態による脳脊髄液の迂回装置のための調節可能な抵抗バルブについて原理的に示した模式図である。
【図3】本発明による調節可能な抵抗バルブを脳脊髄液の迂回装置と統合した様子を示した模式図である。
【図4】脳脊髄液の迂回装置を頭蓋骨に配置した様子を示した模式図である。

Claims (9)

  1. 脳脊髄液の迂回装置であって、脳室に差込まれて脳室から脳脊髄液を排出するような近位側のカテーテル(5)と、心房や腹膜又は矢状静脈洞などの遠位側の再吸収部位に差込まれてかかる部位へ脳脊髄液を排出するような遠位側のカテーテル(6)と、片端を前記近位側のカテーテル(5)に結合され他端を前記遠位側のカテーテル(6)に結合されている迂回装置の本体(4)とを備える脳脊髄液の迂回装置であって、迂回装置の本体(4)は調節可能な抵抗バルブを収容していて、このバルブは、バルブの流れの抵抗を選択できるアクチュータ(1)と、少なくともひとつの通路(2a)が選択手段を通り抜けるような選択手段(2)と、抵抗装置(3)とを備え、この抵抗装置は、流れに対してそれぞれが異なった抵抗を与えるような一組の通路を備え、通路は前記選択手段(2)に面する円周に配置され、使用中、抵抗装置(3)の選択された通路を介して選択手段(2)の前記通路(2a)を通り抜ける脳脊髄液の流れを許容し、前記アクチュータ(1)は、所望の抵抗のバルブを選択すべく、回転動作によって、抵抗装置(3)に対する選択手段(2)の相対位置を変化させ、抵抗装置(3)の通路の長さと内径とのそれぞれは、迂回装置の脳脊髄液の流れに対する総抵抗を定め、0〜50mm Hg/ml/minの流れ抵抗の範囲をわたるように選定される、ことを特徴とする脳脊髄液の迂回装置。
  2. 脳脊髄液の迂回装置において、本体(4)は前記バルブのハウジングとして働いて、このバルブは抵抗装置(3)に対する選択手段(2)の相対的な位置に従って本体(4)を通る脳脊髄液の流れを調節し、これらの選択手段(2)又はこの抵抗装置(3)は本体(4)の内部に配置されていて、その回転を許容すると共に、選択手段(2)と抵抗装置(3)の選択された通路とで形成された通路(2a)以外のどこかを通って流体が流れることを排除する、ことを特徴とする請求項1に記載の脳脊髄液の迂回装置。
  3. 使用中に、脳脊髄液が脳室へと逆流するのを防止する逆止弁を備えている、ことを特徴とする請求項1又は2に記載の脳脊髄液の迂回装置。
  4. 抵抗装置(3)は流れに対する一組の抵抗に対応している一組の通路を備え、これはそれぞれの内径は同一であるが異なった長さを有するような異なった管の一組(3a)の手段によって実現され、これらの管は互いに平行に配置され、選択手段(2)の通路(2a)の回転動作に対応する円周に開口が配置されている、ことを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の脳脊髄液の迂回装置。
  5. 抵抗装置(3)は流れに対する一組の抵抗に対応している一組の通路を備え、これは内径は同一であるが異なった長さである一組の通路を備えている本質的に円筒形の本体(3b)の手段によって実現され、通路は、互いに平行かつ本体(3b)の軸線に対して平行であるような一組の通路を形成するように配置され、通路の開口は選択手段(2)の通路(2b)の回転経路に面していて、本質的に円筒形の本体(3b)は、その一端に螺旋形状である凹部を備え、この表面にて通路が終端することで、異なった長さの通路を得ている、ことを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の脳脊髄液の迂回装置。
  6. 抵抗装置(3)は流れに対する一組の抵抗に対応している一組の通路を備え、これはいずれも同一の長さであるがそれぞれ異なった内径を有するような異なった管の一組の手段によって実現され、これらの管は互いに平行に配置され、選択手段(2)の通路(2a)の回転動作に対応する円周に開口が配置されている、ことを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の脳脊髄液の迂回装置。
  7. 抵抗装置(3)は流れに対する一組の抵抗に対応している一組の通路を備え、これはいずれも同一の長さであるがそれぞれ異なった内径を有する通路の一組を備えているような円筒形の本体(3c)の手段によって実現され、通路は、互いに平行かつ本体(3b)の軸線に対して平行であるような一組の通路を形成するように配置され、通路の開口は選択手段(2)の通路(2b)の回転経路に面している、ことを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の脳脊髄液の迂回装置。
  8. 選択手段は、長手軸線に対して平行である方向に円板を通り抜けるような少なくともひとつの通路(2a)を備えてなる円板(2)によって実現され、抵抗装置(3)の通路は選択的には前記軸線に対して平行である、ことを特徴とする請求項1乃至7の何れか一項に記載の脳脊髄液の迂回装置。
  9. アクチュータ(1)は、抵抗装置(3)に対して選択手段(2)を相対的に回転動作させるべく選択手段(2)又は抵抗装置(3)に結合されてなるモータと、エネルギー源と、モータを駆動し、抵抗装置(3)に対する選択手段(2)の実際の相対的な位置についてのフィードバックをユーザへ与え、アクチュータ(1)のエネルギー消費を扱うような対応する電子回路とを備えている、ことを特徴とする請求項1乃至8の何れか一項に記載の脳脊髄液の迂回装置。
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