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JP4433159B2 - 農産物載置台 - Google Patents
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JP4433159B2 - 農産物載置台 - Google Patents

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Description

本発明は、主に農産物の選果時に該農産物を載置する農産物載置台に関する。
従来より、農産物をその品質等に応じて選果する際には、該農産物をパンやトレイなどの載置台の上に載置するとともに、この載置台を搬送装置上に載せて、前記農産物の供給される上流側から下流側へ搬送してその途中で選果する方法が一般的に知られている。このように搬送装置によって農産物の載置された載置台を搬送する場合、該載置台の移動速度のばらつき等により載置台同士が衝突して、衝突音が発生したり、該載置台に対して進行方向に衝撃が加わったりして、該載置台上に載置される農産物を損傷させる恐れがある。
上述のような載置台同士の衝突によって生じる衝撃から搬送物を守るために、一般的には、例えば、特許文献1に開示されるように、載置台の進行方向に軟質材を設けることにより、該載置台同士の進行方向の衝突の際に生じる衝撃を緩和するようにしたものが知られている。
特開平11−342944号公報
しかしながら、農産物の選果時には、搬送装置上を移動する載置台に対して側方から力を加えることにより、品質や形状等に応じて農産物を該搬送装置上の別のレーンに仕分けるようにしており、農産物の載置される載置台には、上述の如く載置台の進行方向の衝撃だけでなく、それ以外の方向の衝撃が加わる場合もある。
そのため、農産物の載置台の場合、その搬送方向だけでなく側方から加わる衝撃も緩和できるようにして、衝突音の低減や農産物の損傷を防止する必要がある。
本発明は、斯かる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、農産物を載置する載置台において緩衝材の配設構造に工夫を凝らし、該載置台にその側方の360度すべての向きから加わる衝撃も同様に緩和できるようにすることにある。
前記目的を達成するために、本発明に係る農産物載置台では、その側部全周を囲む環状の緩衝部材を配設して、該載置台に側方から加わるすべての向きの衝撃を同様に緩和できるようにした。
具体的には、請求項1の発明では、農産物を載置して搬送装置上を搬送される農産物載置台を前提とする。そして、前記農産物の載置される載置部と、前記載置部を下方から支持する支持台とを備えており、前記支持台の側方を囲むように、該支持台に対し緩衝部材が弾性部材によって弾性支持されているものとする。
この構成により、農産物を載置するための載置台を構成する支持台の側方を囲むように、該支持台に対して弾性部材によって弾性支持された緩衝部材が配設されるため、載置台同士の衝突によって生じる衝撃や搬送装置からの衝撃などが載置台の側方に加わった場合には、その衝撃を前記緩衝部材及び弾性部材の弾性変形によって吸収することができ、衝突時に発生する衝突音を低減するとともに、前記載置台上に載置される農産物を保護することができる。
すなわち、載置台に側方から加わる衝撃がどの向きからのものであっても、衝突音を低減し、且つ側方からの衝撃による農産物の損傷を防止できる農産物載置台を実現することができる。
また前記支持台は、上下2つの部材をその間に、横方向へ延びる中間壁によって区画され且つ該中間壁に設けられた穴部を介して連通する上下2つの空間部が形成されるように組み合わせてなり、前記緩衝部材は、前記支持台の側面における前記上下2つの部材の接合部を全周に亘って覆うように配設されていて、2つの前記弾性部材が前記接合部を上下に挟んで、それぞれ、前記支持台の側面全周に亘って配設されているものとする。
このことにより、上下2つの部材を組み合わせて支持台の内部に上下2つの空間部を形成したことで、該支持台を軽量化することができるとともに、該支持台の側面上で上下の部材の接合部が、緩衝部材及び該緩衝部材を弾性支持する弾性部材によって覆われて、外部から遮断されるため、例えば、載置台を洗浄する際の洗浄液等が前記接合部を介して支持台の空間部内に浸入するのを防止することができる。これにより、前記支持台を軽量化するとともに、空間部内への水分等の浸入によって生じる雑菌の繁殖を防止して、農産物の載置される載置台をより清潔に保つことが可能になる。
ところで、一般的に、載置台を搬送装置上に載せて搬送する場合、該載置台が他の載置台や搬送装置の搬送路に設けられたガイド等に接触し、その接触部分での摩擦力により前記載置台の移動が妨げられて、該載置台をスムーズに搬送できない恐れがある。
これに対し、載置台を構成する支持台の側方に設けられた緩衝部材の外周面の摩擦係数を所定以下にする(請求項の発明)ことにより、該緩衝部材が他の載置台や搬送装置のガイド等に接触した場合でも、その際に生じる摩擦力によって前記載置台の移動が妨げられるのを防止することができる。したがって、搬送装置上で載置台をスムーズに移動させることができ、該載置台の搬送の効率を向上することができる。
ここで、前記緩衝部材の外周面の摩擦係数が所定以下とは、少なくともゴム等の弾性材の表面の摩擦係数より小さく、該緩衝部材が他の載置台等に接触した場合でも、その摩擦力によって載置台の移動が妨げられないような摩擦係数を意味する。
請求項1の発明によれば、農産物載置台の側方を囲むように緩衝部材を設けたため、該載置台に側方から加わる全ての向きの衝撃を吸収することができ、これにより、衝突音を低減するとともに、衝撃による農産物の損傷を確実に防止することができる。
しかも内部に上下2つの空間部を有する支持台を構成する上下2つの部材の接合部を外部から遮断するように緩衝部材及び弾性部材を配設したため、前記支持台を軽量化しつつ、空洞部への水分の浸入を防止することができ、載置台をより清潔に保つことができる。
請求項の発明によれば、緩衝部材の外周面を低摩擦にしたため、該緩衝部材が他の載置台等に接触した場合でも載置台をスムーズに搬送することが可能になり、農産物の選果作業の効率を向上することができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下の実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意味するものではない。
図1は、本発明の実施形態に係る農産物載置台1の概略構成を示しており、この農産物載置台1は、その上に農産物、特に、イチゴ、ミニトマトなどのように小さくて軽い農産物を載置するためのものであり、例えば、品質や大きさ等に応じて農産物を選果する際、該農産物を搬送装置(図示省略)上で移動させる場合等に用いられるものである。なお、一般的に、前記搬送装置には、載置台をスムーズに移動させるためのガイドが搬送路の両脇に設けられており、この搬送装置によって搬送される載置台上の農産物の品質等に応じて、該載置台の側方に力を加えて該載置台を所定のレーンに移動させることで農産物を選果するようになっている。
前記農産物載置台1は、図1及び図2に示すように、農産物15が載置される載置部11と、該載置部11を下方から支持する支持台12とにより構成されていて、平面視で略中央部分を上下方向に貫通する貫通孔11a,12aが形成されているとともに、中央部に向けて窪んだ椀型となっており、この窪んだ部分の上面に農産物15が載置されるようになっている。また、前記載置台1の底面は、前記搬送装置上に載せるために略平面に形成されている。なお、前記載置台1は、載置される農産物15の種類や大きさに応じて形成される。
前記載置部11は、平面視で略円形状に形成されるとともに、その中央部には、後述する支持台12の貫通孔12aに連通する貫通孔11aが設けられており、横断面視で該貫通孔11aに向かって窪んだ椀状に形成され、その傾斜面が農産物15を載置する載置面11bとなっている。これにより、小さくて軽い農産物(例えば、イチゴやミニトマトなど)や、形状が複雑な農産物(例えば、イチゴ)であっても、該載置面11b上に安定して載置することができる。そして、前記載置部11の外周部には、外エッジ部11cが、前記貫通孔11aの周縁には、内エッジ部11dがそれぞれ形成されていて、後述するように、該外エッジ部11c及び内エッジ部11dにそれぞれ形成された挿入部11g,11hが、前記支持台12に形成された係合溝13d,14eにそれぞれ係合するようになっている。
また、前記載置部11は、弾性部材としての樹脂(例えば、シリコーン)等からなり、その上に農産物15が載置された場合、その重量に応じて下方に弾性変形するようになっている。特に、前記載置部11の材質としてシリコーンを用いた場合には、経年変化が小さいため、長期にわたって使用可能であり、耐熱性、耐湿性に優れ、柔軟性、撥水性に富むという利点がある。
前記載置面11bは、軟質の樹脂(例えば、低硬度のソフトシリコーン)等からなり、この載置面11b上には、平面視で同心円状(横断面視では階段状)に複数の突起11e,11e,…が形成されている。また、前記載置面11bには、図2に示すように、前記載置部11の内エッジ部11dから外エッジ部11cに向かって放射状に延びる4本の溝11f,11f,…が、平面視で略十文字状になるように形成されている。なお、前記溝11fの本数を3本にして、平面視で略Y字状になるようにしてもよい。
このように前記載置面11b上に複数の溝11fを設けることによって、前記農産物載置台1を洗浄した場合等に、該載置面11b上の水滴等を該複数の溝11fを伝って貫通孔11aから落下させることができ、該載置面11b上の水滴の残留を防止することができる。こうすることで、農産物の載置される前記載置面11bに付着する泥土等の汚れを洗浄により容易に除去することができるとともに、洗浄後の該載置面11b上の水滴等も外部へ容易に排出することができ、該載置面11b上を清潔に保つことができる。
さらに、前記載置面11bには、抗菌剤による抗菌加工が施されており、この抗菌剤の抗菌作用により、前記載置面11bを無菌状態に維持することができるようになっている。
前記外エッジ部11cは、前記載置面11bより硬めの樹脂(例えば、中硬度のハードシリコーン)等からなり、該載置面11の部分よりも肉厚が大きくなるように形成されていて、前記外エッジ部11cの外径、すなわち前記載置部11の外径は、後述する支持台12の上部ケース13の外径よりも若干小さくなるように形成されている。そして、前記外エッジ部11cには、その全周に亘って下方に突出する挿入部11gが設けられていて、該挿入部11gが、後述する上部ケース13の係合溝13dに挿入されるようになっている。
前記内エッジ部11dは、前記外エッジ部11cと同じ材質からなり、該外エッジ部11cと同様に、前記載置面11bよりも高硬度になっていて、該載置面11bの部分よりも肉厚が大きくなるように形成されている。そして、前記内エッジ部11dの内径、すなわち前記貫通孔11aの直径は、後述する支持台12の貫通孔12aの直径よりも小さく形成されている。また、前記内エッジ部11dには、その全周に亘って下方に延出する挿入部11hが設けられており、該挿入部11hが、後述する下部ケース14の係合溝14eに挿入されるようになっている。
ここで、上述のように、前記外エッジ部11c及び内エッジ部11dの材質を、前記載置面11bより硬めの樹脂(例えば、中硬度のハードシリコーン)等にすることで、該外エッジ部11c及び内エッジ部11dに一体に形成される前記挿入部11g,11hが、一旦、前記係合溝13d,14eに係合すると、該係合溝13d,14eから容易に抜けないようになっている。
以上のように形成される前記載置部11上に農産物15が載置されると、該農産物15の重量に応じて載置面11bが下方に沈み込むように変形する。本実施形態の農産物載置台1では、小さくて軽い農産物や、形状が複雑な農産物を載置した場合、前記載置面11bの下方への弾性変形によって、搬送時に農産物15に加わる振動を吸収して、前記載置台1に対する農産物15の位置ずれ等を防止し、農産物15を安定して載置することができる。しかも、搬送時に農産物15に加わる主に上下方向の衝撃を低減して、該農産物15の損傷を防止することができる。
また、前記載置面11b上に形成された突起11eにより、搬送時等において、農産物15が滑ることなく止められて、載置部11上に安定して載置することができる。しかも、前記突起11eは、農産物15に押圧されて変形するため、該農産物15との接触面積が広くなり、前記載置面11bに加わる圧力が小さくなる。すなわち、前記載置面11bが受ける力を分散することができ、小さくて軽い農産物や形状が複雑な農産物を載置した場合でも、搬送時に農産物15に加わる振動をより効果的に吸収して、位置ずれ等を防止し、該農産物15をより安定して載置することができる。
前記支持台12は、上下にそれぞれ配設される上部ケース13と下部ケース14とが組み合わされて一体となり、前記載置部11を下方から支持するもので、平面視で略中央に貫通孔12aが穿設された略円筒状に形成されている。この貫通孔12aは、その上方に位置する前記載置部11の貫通孔11aと連通していて、該貫通孔12aの上部は、上方が小さくなる略円錐台状になっている。なお、前記支持台12の材質として、不透光性の硬質の樹脂(例えば、ポリプロピレン)等、特に、耐熱性、耐湿性、加工性及び耐衝撃性に優れているポリプロピレンを用いるのが好ましい。
また、前記支持台12の側面には、Oリング19,19(弾性部材)によって弾性支持された筒状部材18(緩衝部材)が配設されており、詳しくは後述するが、搬送時に他の載置台や搬送装置等と衝突した場合の衝撃を緩和できるようになっている。
前記下部ケース14は、支持台12の底面となる底面14bと、該底面14bの外周端から上方に屈曲して、前記支持台12の外周壁の一部を構成する外周壁14cと、前記底面14bの内周端から上方に屈曲して、前記貫通孔12aを構成する内周壁14dとにより構成される。そして、前記内周壁14dの上端部には、前記載置部11の挿入部11hが係合する係合溝14eが、該内周壁14dの全周に亘って設けられている。
前記外周壁14cの上端部には、後述する上部ケース13の凹部13eと嵌合する凸部14fが、該外周壁14cの内周の全周に亘って内方に突出するように設けられている一方、下端部には、該外周壁14cの外周の全周に亘って外方に突出するように突出部14gが形成されている。
前記上部ケース13は、前記載置部11と下部ケース14との間に配設されており、両者を連結する構成になっている。具体的には、前記上部ケース13は、その上部に前記載置部11が、下部に前記下部ケース14がそれぞれ係合し、前記支持台12の外周壁の一部を構成する外周壁13bと、該外周壁13bから内方へ向けて突出するとともに、中央部に形成された貫通孔の周縁部で前記下部ケース14及び載置部11に当接する中間壁13cとを備えている。
前記外周壁13bの上端部には、該外周壁13bの全周に亘って上方に開口する係合溝13dが形成されていて、前記載置部11の挿入部11gが係合するようになっている。この係合溝13dの幅は、該係合溝13dに係合していない状態の前記挿入部11gの厚みよりも若干小さくなるように形成されている。このように、前記係合溝13dの幅を載置部11の挿入部11gの厚みよりも若干小さくすることで、該挿入部11gを係合溝13dに係合させた場合には、該挿入部11gが厚み方向に弾性変形して、該係合溝13d内で保持されるようになっている。
また、前記外周壁13bの下端部には、その下方に延出する延設部13fが設けられていて、該延設部13fの外周には、前記下部ケース14の凸部14fと嵌合する凹部13eが、全周に亘って形成されている。なお、前記延設部13fの外径は、前記凸部14fが形成されている部分の前記下部ケース14の外周壁14cの内径と同等になっている。これにより、前記外周壁13bの延設部13fを、前記下部ケース14の外周壁14cの上端部の内側に嵌合させることができ、前記上部ケース13と下部ケース14とを一体にすることができる。
さらに、前記外周壁13bの下端部外周には、全周に亘って外方に突出する鍔状の突出部13gが形成されていて、その突出高さは、前記下部ケース14と上部ケース13とが組み合わされた状態で、該下部ケース14の外周壁14cの外周面より外方に突出するような高さになっている。そして、詳しくは後述するが、前記上部ケース13及び下部ケース14が組み合わされた状態で、両者の外周壁13b,14cにそれぞれ形成された前記突出部13g,14gの間に筒状部材18が配設されている。
前記中間壁13cは、その中央部に形成された貫通孔に向かって窪む椀状に形成されていて、その内周部の下面が前記下部ケース14の内周壁14dの上端面に当接している。そして、前記中間壁13cの内周縁と、前述した下部ケース14の内周壁14dの上端部との距離は、係合溝14eに挿入されていない状態の前記載置部11の挿入部11hの厚みよりも小さくなっている。すなわち、図1に示すように、係合溝14eの幅が一部で狭くなっていて、前記挿入部11hが該係合溝14eに挿入された場合には、該挿入部11hを厚み方向に弾性変形させることで、該挿入部11hが前記係合溝14e内に保持されるようになっている。
上述のように中間壁13cを構成することで、前記載置部11、上部ケース13及び下部ケース14によって形成される空間が上下に仕切られて、空間部16、17が形成される。そして、該空間部16内に、前記中間壁13cの内周側に周方向に等間隔に設けられた複数の注入口13h,13h,…からゲル材(例えば、ウレタン樹脂、シリコーン)を注入した後、該ゲル材を熱硬化させる。このように、前記空間部16内にゲル材を配設することにより、前記載置面11b上に農産物が載置された場合、該農産物の重量に応じて載置面11b及びゲル材が変形するとともに、該農産物に搬送時の振動が加わった場合にも、その上下動または前後左右方向の動きに応じて前記ゲル材等が変形するため、搬送時の振動を効果的に吸収することができ、農産物15を農産物載置台1上に安定して載置することができる。
なお、ゲル材の替わりに、高減衰効果のある発泡樹脂を用いるようにしてもよいし、冷却ゲルを用いて、農産物載置台1を予備冷却し、ゲル材の畜冷作用により、農産物15の搬送時に保冷効果が得られるようにしてもよい。
また、図3に示すように、前記空間部16にゲル材を注入せずに、空洞のままとしてもよい。この場合、空間部16,17は、前記中間壁13cの内周側に周方向に等間隔に設けられた複数の絞り13i,13i,…を介して連通されていて、該空間16には、絞り13iを介してのみ空気の流出及び流入が可能となっている。
このような構成にすることで、前記載置面11b上に農産物15を載置すると、該農産物15の重量に応じて該載置面11bが下方に窪み、前記載置面11bの弾性変形によって、前記空間部16の容積が減少して、該空間部16内の空気が絞り13iを介して空間部17へ流出する。そして、搬送時の振動等によって、農産物15に対して上向きの振動が加わった場合には、前記空間部17から空間部16へ空気が流入する一方、下向きの振動が加わった場合には、前記空間部16から空間部17へ空気が流出する。このとき、該空間部16,17の間を移動する空気量は、前記絞り13iにより制限されるため、特に、搬送時の低周波・大振幅の振動を効果的に吸収することができ、農産物15を農産物載置台1上に安定して載置することができる。なお、高周波・小振幅の振動は、軟質樹脂からなる前記載置面11bの弾性変形によって効果的に吸収することができる。
したがって、前記空間部16を空洞にした場合には、空間部16,17のいわゆるエアダンパ効果によって、小さくて軽い農産物や、形状が複雑な農産物を搬送時等の振動によって傷つけることなく、安定して載置することができる。
また、上述のように、前記支持台12内に空間部16,17を設けることにより、該支持台12の軽量化を図ることができる。
次に、本願発明の特徴部分である、前記支持台12の側面に配設された筒状部材18及びOリング19,19について説明する。
前記筒状部材18は、図1に示すように、その高さ寸法が、前記上部ケース13及び下部ケース14が組み合わされた状態において、両者の外周壁13b,14cにそれぞれ形成された突出部13g,14gの間隔と同等か若しくは若干小さめに形成されている。そして、前記筒状部材18は、該突出部13g,14gの間に配設されるとともに、該筒状部材18の外周面18aが該突出部13g,14gよりも外方に位置するように、Oリング19,19によって前記支持台12に対して弾性支持されている。
これにより、他の載置台や搬送装置のガイド等に衝突したり、農産物の選果時に側方から力を加えられたりして、農産物載置台1に側方から衝撃が加えられた場合には、前記筒状部材18の径方向の弾性変形及びOリング19,19の弾性変形により、該農産物載置台1に側方から加わる全方向の衝撃を緩和することができる。
また、前記筒状部材18の外周面18aの摩擦係数は、少なくともゴム等の弾性材の表面の摩擦係数よりも小さくなっていて、該筒状部材18が他の載置台や搬送装置の一部等に接触した場合でも、その際に生じる摩擦力によって農産物載置台1の移動の妨げとならないようになっている。なお、前記筒状部材18は、その外周面18aの摩擦係数が比較的小さなものであれば、樹脂製でも金属製でもよい。
前記Oリング19,19は、筒状部材18の上端部及び下端部をそれぞれ支持台12に対して弾性支持するように配設されていて、前記上部ケース13及び下部ケース14の外周壁13b,14cの接合部12bの上下に位置している。すなわち、前記支持台12の外周側には、前記Oリング19,19及び筒状部材18によって液密に封止された空間が形成され、この空間に臨むように前記接合部12bが位置している。この構成により、前記筒状部材18及びOリング19,19で前記接合部12bを外部から遮断することができ、例えば、農産物載置台1を洗浄した際に、水分等が該接合部12bを介して前記支持台12内の空間部17(空洞部)へ浸入するのを防ぐことができる。したがって、該支持台12内に空間部17を設けて軽量化を図りつつ、該空間部17への水分の浸入によって生じる雑菌の繁殖を防止して、農産物載置台1をより清潔に保つことができる。
また、上述のように、前記筒状部材18をその上端部及び下端部の2点で前記支持台12に対して弾性支持し、該筒状部材18と支持台12との間に空間を設けることにより、該筒状部材18の径方向の弾性変形を容易にし、衝突によって生じる衝撃をより効果的に緩和することができる。
なお、前記筒状部材18の内周面の上端部及び下端部には、それぞれ、前記Oリング19,19の係合される溝を形成するとともに、前記支持台12の側面上にも、前記Oリング19,19の位置する部分に溝を形成して、該Oリング19,19による密閉性を高めることが好ましい。
したがって、本実施形態により、農産物載置台1に側方から衝撃が加えられた場合には、該農産物載置台1の支持台12の側方の全周に配設された前記筒状部材18及びOリング19,19の弾性変形により、該農産物載置台1に側方から加わる全方向の衝撃を緩和することができ、衝突時に発生する衝突音を低減するとともに、該農産物載置台1上に載置される農産物をその衝撃から保護することができる。
しかも、前記筒状部材18の外周面の摩擦係数が小さいので、他の載置台等に接触した場合でも、そのときに生じる摩擦力によって前記農産物載置台1の移動が妨げられることがなく、スムーズに該載置台1を搬送して、農産物の選果作業の効率を向上することができる。
(その他の実施形態)
本発明の構成は、前記実施形態に限定されるものではなく、それ以外の種々の構成を包含するものである。すなわち、前記実施形態では、支持台12の側面に配設される筒状部材18を2つのOリング19,19によって弾性支持しているが、この限りではなく、Oリングの個数を変更してもよいし、リング形状以外の弾性部材で前記筒状部材18を支持するようにしてもよい
また、前記実施形態では、農産物載置台1を平面視で略円形としているが、これに限らず、四角形などにしてもよい。
以上説明したように、本発明の農産物載置台は、側方の全方向に加わる衝撃を緩和することができ、衝撃による農産物の損傷を防止することができるので、例えば損傷を受けやすい農産物を搬送する場合に特に有用である。
本発明の実施形態に係る農産物載置台の概略構成を示す側面断面図である。 農産物載置台の上面図である。 載置部と支持台とにより形成される空間部内を空洞のままにした農産物載置台を示す側面断面図である。
1 農産物載置台
11 載置部
12 支持台
12b 接合部
13 上部ケース
14 下部ケース
17 空間部(空洞部)
18 筒状部材(緩衝部材)
18a 外周面
19 Oリング(弾性部材)

Claims (2)

  1. 農産物を載置して搬送装置上を搬送される農産物載置台であって、
    前記農産物の載置される載置部と、
    前記載置部を下方から支持する支持台とを備えており、
    前記支持台の側方を囲むように、該支持台に対し緩衝部材が弾性部材によって弾性支持されていて、
    前記支持台は、上下2つの部材を、その間に、横方向へ延びる中間壁によって区画され且つ該中間壁に設けられた穴部を介して連通する上下2つの空間部が形成されるように組み合わせてなり、
    前記緩衝部材は、前記支持台の側面における前記上下2つの部材の接合部を全周に亘って覆うように配設されていて、
    2つの前記弾性部材が前記接合部を上下に挟んで、それぞれ、前記支持台の側面全周に亘って配設されていることを特徴とする農産物載置台
  2. 請求項1において、
    緩衝部材の外周面の摩擦係数が所定以下であることを特徴とする農産物載置台。
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