JP4498646B2 - 釣り用容器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、容器本体の周面の所定位置を折り曲げて折り畳みできる釣り用容器の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から撒き餌入れ、水汲み用バケツ、生き餌や釣れた魚入れ容器として柔軟性を有する非透湿性の合成樹脂シ−トで形成した釣り用容器が使用されている。
これらの容器は広げた場合にこれを形成する合成樹脂シ−トの弾性で側壁が立ち上がった状態を維持し、自立性を有している。
これらの容器を持ち運ぶときは側壁を押しつぶすようにして折り畳むことが出来るが、1度広げてしまうと折り跡が無くなってしまうため、折り畳みの目安とするものが無くその都度適当に押しつぶして畳んでいたため収納性よく折り畳むことが出来なかった。
また、折り癖が付いてしまうと容器本体を広げたときに、折り癖が付いた部分が十分に広がらなくなってしまうという欠点があった。
【0003】
実公平4−43191号公報には、バケツの一方側に複数本の折り目を設けて蛇腹状に形成し、折り目側に倒れやすくした水汲み用バケツが紹介されている。
このバケツは水を汲むときに便利であるが、物を収納したり、撒き餌を入れたとき周囲が蛇腹状に歪んでいるため収納性が悪く、容器を広げておこうとした時も折り目側に倒れてしまい、容器を自立した状態で使用することは出来ない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
解決しようとする問題点は、従来の釣り用バケツ等の釣り用容器は、1度広げてしまうと折り跡が無くなってしまうため、折り畳みの目安とするものが無くその都度適当に押しつぶして畳んでいたため収納性よく折り畳むことが出来ないこと。
また、折り癖が付いてしまうと容器本体を広げたときに、折り癖が付いた部分が十分に広がらなくなってしまうこと。
実公平4−43191号公報の水汲みバケツは、物を収納したり、撒き餌を入れたとき周囲が蛇腹状に歪んでいるため収納性が悪く、容器を広げておこうとした時も折り目側に倒れてしまい、容器を自立した状態で使用することは出来ないこと。
である。
【0005】
本発明の目的は前記欠点に鑑み、容器本体の周面の所定位置に折り目を設けて広げた時に物が効率よく収納可能な釣り用容器を提供することである。
【0006】
上記課題を解決するために、請求項1に係わる本発明は、合成樹脂シ−トで形成した容器本体に薄肉に形成した外側が溝状にへこんで溝状の折り目を設けて前記容器本体を折り畳み可能としたことを要旨とするものである。請求項2に係わる本発明は、折り目は容器本体の少なくとも周面の対向位置に設けたことを要旨とするものである。
【0007】
【発明の実施の形態】
請求項1の本発明により、容器本体1、1′、1″に薄肉に形成した溝状の折り目1e、1f、1gを設けたため、折り目1e、1f、1gに沿って容易に折り畳むことが出来ると共に、容器本体1、1′、1″を広げた状態で容器本体1、1′、1″が自立することが出来る。
請求項2の本発明により、折り目1e、1f、1gが容器本体1、1′、1″の少なくとも周面1bの対向位置に設けられていると、折り畳む時対向する周面を一緒に折曲して容易に折り畳むことが出来る。
【0008】
【実施例】
以下、本発明の実施例を図面に基づき説明すると、図1から図3は第1実施例で、図1は釣り用容器の斜視図、図2は釣り用容器が折り畳まれた斜視図、図3は釣り用容器のハンドル止着部と容器本体の断面側面図と(a)はハンドルとハンドル止着部の拡大断面側面図で(b)は容器本体の要部拡大断面側面図である。
【0009】
釣り用容器は円筒形の容器本体1の上方の開口1aの側の周面1bに対向してハンドル止着部2、2が固定されてハンドル止着部2、2の透孔にハンドル3の両回動部が回動可能に嵌合されると共に、開口1a上方をア−チ状に跨ぐように架設されている。
すなわち、ハンドル3は容器本体1の外側に倒れるように容器本体1に対し回動可能に設けられている。
容器本体1は、例えばエチレン酢酸ビニ−ルや塩化ビニ−ル等の合成樹脂製シ−トで形成され防水性と柔軟性を有している。
【0010】
容器本体1は上記の合成樹脂シ−トから成る周囲の周面1bの一側と他側が重ねられて高周波溶着等で溶着固定され、周面1bの下端に同様の合成樹脂シ−トから成る底面1cの周囲が高周波溶着等で溶着固定されて開口が円形に形成されている。
容器本体1の周面1bの開口縁に金属線4が周面1bを形成するシ−ト材で包み込まれ、周面1bは開口1aにおいて内側から外側へ折り返されて折り返し部1dが周面1bに縫着や高周波溶着等で固定されている。
容器本体1の周面1b外側には、開口1a側から底面1c側に向かい容器本体1の周方向に傾斜した溝状の折り目1eが複数本略等間隔で周面のいずれの側にも存在するように対向して形成されて容器本体1は高さ方向で折り畳み可能に形成されている。
【0011】
溝状の折り目1eの幅は1mmから20mmで、溝状の折り目1eが形成された周面より薄肉に形成されて折曲しやすくなっており、なお、肉厚は周面1bの90〜30%の厚みが好ましい。
溝状の折り目1eは主に熱プレスや高周波成形で形成されている。
溝状の折り目1eが熱プレスで形成されると、一側がくぼんで他側が突出するか又は両側がくぼむと共に折り目1eが薄肉に形成される。
溝状の折り目1eが高周波成形で形成されると、一側面のみへこんで他側は平面状かわずかな成形跡ができるだけで薄肉に形成される。
上記いずれで形成してもよいが、図3(b)は高周波成形で外側が溝状にへこんで溝状の折り目1eが形成されると、折り目1eが容器本体1の内側へ折曲されて、外側への突出が少なく折り畳みでき、又内側の突出、へこみがなく、平面状のため、撒き餌がたまることがない。
【0012】
ハンドル止着部2は、例えばエチレン酢酸ビニ−ルや塩化ビニ−ル等で側面凸字形に下端部2aと上端部2bと中間部2cで形成されて上端部2bに楕円形の透孔2dが形成されると共に透孔2dから下端部2aまで図示しない切り欠きが形成されている。
中間部2cは折り返し部1dの外形に沿って屈曲形成され、下端部2aは折り返し部1dと周面1bに溶着等で固定されている。
ハンドル止着部2の上端部2bは容器本体1の開口上部より上方に突出されている。
【0013】
ハンドル3は、例えばエチレン酢酸ビニ−ル等の合成樹脂製でU字状をしており、上方に起立させた時U字状の形状を維持したままの硬さを有している。
形状は握り部3aと杆部3b、3bとでU字状に形成され、杆部3b、3bの先に内向きの回動部3c、3cと球状の抜け止め部3d、3dが形成されている。
回動部3c、3cは断面外形が楕円形に形成されている。
回動部3c、3cは、ハンドル止着部2の下端部2aが折り返し部1dと周面1bに溶着等で固定される前に透孔2dに挿入される。
【0014】
釣り用容器の容器本体1が折り畳まれる時は、容器本体1の上方の開口1a側に対して底面1c側が回動されると、溝状の折り目1eがへこんで高さ方向で折り畳まれ、折り畳まれた周面1bを介して開口1aと底面1cが向い合う様に重合された状態になって折り畳みが完了する。
【0015】
前記のように釣り用容器が構成されると、容器本体1に薄肉に形成した溝状の折り目1eを設けたため、外周面の歪が少なく容器本体1を広く広げることが出来ると共に、折り目1eに沿って容易に折り畳むことが出来る。
折り目1eが形成された容器本体1の周面1bの面は折り目1eの部分がへこんで形成されており、従来例の実公平4−43191号公報の水汲みバケツのように折り目1eに向けて変位する傾斜面等を有しないので、容器本体1を広げた状態でこれを形成する合成樹脂シ−トの弾性で容器本体1が自立することが出来、また、水を入れた状態でも自立状態を維持することが出来る。
【0016】
図4、図5は第2実施例で、図4は釣り用容器の斜視図、図5は釣り用容器が折り畳まれた斜視図である。
【0017】
第2実施例の釣り用容器は、開口が正方形の容器本体1′の上方の開口1aの側の周面1bに対向してハンドル5の止着部5a、5aが固定されている。
容器本体1′は、例えばエチレン酢酸ビニ−ルや塩化ビニ−ル等の合成樹脂製シ−トで形成され防水性と柔軟性を有している。
容器本体1′は周囲の側面1bの一側と他側が重ねられて高周波溶着等で溶着固定され、側面1bの下端に底面1cの周囲が重ねられて高周波溶着等で溶着固定されて直方体に形成されている。
【0018】
容器本体1′の周面1bの開口縁に図示しない金属線がシ−ト材で包み込まれ、周面1bは開口1aにおいて内側から外側へ折り返されて折り返し部1dが周面1bに縫着や高周波溶着等で固定されている。
開口が正方形の容器本体1′の周面1bの各面には、溝状の折り目1fが形成されているため対向位置に設けられていることとなり、薄肉に形成した溝状の折り目1fが一方の上側から他方の下側に掛けて傾斜して形成されて容器本体1′は高さ方向で折り畳み可能に形成されて開口1aと底面1cが向い合うようにして折り畳みが完了する。
溝状の折り目1fは主に熱プレスや高周波成形で形成されている。
【0019】
ハンドル5は、例えばエチレン酢酸ビニ−ル等でU字状をしており、柔軟性を有しながら、容器本体1′の開口側に倒伏可能にした時でも真下に垂れ下がることなく、少なくとも対向する側の内側面方向を向くように形状が保持される程度の硬さを有している。
形状は止着部5a、5aと蛇腹部5b、5bと杆部5c、5cと握り部5dでU字状に形成されている。
【0020】
釣り用容器の容器本体1′が折り畳まれる時は、容器本体1′の上方の開口1a側に対して底面1c側が回動されると、溝状の折り目1fがへこんで高さ方向で折り畳まれる。
【0021】
図6、図7は第3実施例で、図6は釣り用容器の斜視図、図7は釣り用容器が折り畳まれた斜視図である。
【0022】
第3実施例の釣り用容器は、開口が長方形の容器本体1″の上方の開口1aの側の周面1bに対向してハンドル5の止着部5a、5aが固定されている。
容器本体1″は、例えばエチレン酢酸ビニ−ルや塩化ビニ−ル等の合成樹脂製シ−トで形成され防水性と柔軟性を有している。
容器本体1″は周囲の側面1bの一側と他側が重ねられて高周波溶着等で溶着固定され、側面1bの下端に底面1cの周囲が重ねられて高周波溶着等で溶着固定されて直方体に形成されている。
【0023】
容器本体1″の周面1bの開口縁に図示しない金属線がシ−ト材で包み込まれ、周面1bは開口1aにおいて内側から外側へ折り返されて折り返し部1dが周面1bに縫着や高周波溶着等で固定されている。
開口が長方形の容器本体1″の周面1bの各面には、薄肉に形成した溝状の折り目1gが一方の上側から他方の下側に掛けて傾斜して形成されて容器本体1″は高さ方向で折り畳み可能に形成されている。
溝状の折り目1gは主に熱プレスや高周波成形で形成されている。
他の構成は前記第2実施例と略同一である。
【0024】
釣り用容器の容器本体1″が折り畳まれる時は、溝状の折り目1gが内側に押されてへこまされると高さ方向で折り畳まれる。
【0025】
前記説明では、溝状の折り目を周面1bの外側がへこむように図示したが、周面1bの内側がへこむようにしてもよい。
第1〜3実施例では容器本体の開口と底面が向い合うように重合して折り畳まれたが、折り畳み状態はこれに限らず周面の対向する面が向い合うように重合して折り畳むようにしてもよい。
【0026】
【発明の効果】
本発明は、以上説明したような形態で実施され、以下に記載されるような効果を奏する。
【0027】
請求項1により、容器本体に薄肉に形成した溝状の折り目を設けたため、折り目に沿って容易に折り畳むことが出来ると共に、容器本体を広げた状態で容器本体が自立することが出来る。
請求項2により、折り目が容器本体の少なくとも周面の対向位置に設けられていると、対向する周面を一緒に折曲して容易に折り畳むことが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例で、釣り用容器の斜視図である。
【図2】同釣り用容器が折り畳まれた斜視図である。
【図3】同釣り用容器のハンドル止着部と容器本体の断面側面図と(a)はハンドルとハンドル止着部の拡大断面側面図で(b)は容器本体の要部拡大断面側面図である。
【図4】第2実施例で、釣り用容器の斜視図である。
【図5】同釣り用容器が折り畳まれた斜視図である。
【図6】第3実施例で、釣り用容器の斜視図である。
【図7】同釣り用容器が折り畳まれた斜視図である。
【符号の説明】
1、1′、1″ 容器本体
1b 周面
1e、1f、1g 溝状の折り目
Claims (2)
- 合成樹脂シ−トで形成した容器本体に薄肉に形成した外側が溝状にへこんで溝状の折り目を設けて前記容器本体を折り畳み可能としたことを特徴と釣り用容器。
- 折り目は容器本体の少なくとも周面の対向位置に設けたことを特徴とする請求項1記載の釣り用容器。
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