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JP4535945B2 - 液晶パネルの取り付け方法、及び取り付け装置 - Google Patents
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本発明は、液晶パネルの取り付け方法、及び取り付け装置に関し、さらに詳しくは、液晶表示装置の製造工程において、ベゼルを使用しないベゼルレス構造の液晶パネルをフロントパネルの位置まで搬送し、取り付ける液晶パネルの取り付け方法、及び該方法に使用する液晶パネルの取り付け装置に関する。
従来より広く利用されている液晶表示装置は、液晶パネルを保護し、機械的強度を高めるためにベゼルを構成要素として有し、その一例が特許文献1に開示されている。
図5は、従来のベゼル付液晶表示装置の例を示す断面図である。
特許文献1に開示された従来の液晶表示装置31は、画像を表示する液晶パネル34及び液晶パネル34に光束を照射するバックライトユニット32を有している。液晶表示パネル34は、ガラス基板等の一対の絶縁性基板にそれぞれ電極が形成され、シール材を介し間隙を有して電極が対向するように絶縁性基板が配置され、その間隙に液晶層を挟持する構造である。絶縁基板の表面には偏光板34aが貼り付けられている。
バックライトユニット32は、図示しない冷陰極蛍光管等の光源、ランプリフレクタ、光拡散シート33aやレンズシート33b等の光学シート33、導光板35、反射板36、シャーシ38、ケース39を有している。導光板35の側面に配置された光源から出射された光束は導光板35の側面から入射され、導光板35内で伝播し、光出射面から出射されて液晶パネル34に照射される。
液晶パネル34と導光板35との間には、導光板35から射出される光束を拡散させる光拡散シート33aや、光束を光出射面の法線方向に集光するレンズシート33b等の光学シート33が配されている。反射板36は導光板35から出射した光を光出射面方向に反射して導光板35の光出射面から出射される光の輝度を明るくする。シャーシ38は樹脂成形品からなる筐体であり、導光板35やランプカバー等のバックライトユニット32の構成部品はシャーシ38に保持されている。また、液晶パネル34はシャーシ38に支持されている。
シャーシ38及び導光板35の下部はケース39に覆われている。ケース39とシャーシ38とは絞り加工、曲げ加工及び押出し加工等からなるプレス成形により形成された金属製のベゼル37により挟持されている。ベゼル37は液晶パネル34の画像表示部分を開口した枠形状の外枠部を有し、液晶パネル34の周部が隙間31aを介してベゼル37で覆われている。外枠部の周囲にはネジ等が嵌入される取付孔が設けられており、これにより液晶表示装置31が所定の位置に取り付けられるようになっている。
また、ベゼル37にはプレス成形の際にコ字型等のスリットが形成されて外枠部から切起し部が切り起こされる。これにより、液晶パネル34の周部と当接する押圧部37aが形成されている。ベゼル37はバネ性を有するバネ鋼等から成っているため、押圧部37aは弾性変形し、その弾性力によって液晶パネル34が押圧される。その結果、外枠部液晶パネル34が引き離されて液晶パネル34とベゼル37との間に隙間31aが形成され、シャーシ38やベゼル37の寸法誤差によって液晶パネル34とベゼル37とが接触するような場合であっても隙間31aが形成される。
また、特許文献2には、液晶パネル、ベゼル、バックライトの組み立てを行う液晶モジュールの組立作業において、液晶パネルに対する衝撃をなくし、確実に吸着保持し、所定位置に搬送するため、真空吸引力を付与する真空吸着手段を用いることが開示されている。このような真空吸着手段を用いて液晶パネルを容易に搬送し、組み立てることができるが、液晶パネルが大型化しその重量が増大すると、真空吸着手段の真空吸引力も大きくしなければならず、液晶パネルの面に吸着痕が生じる。この吸着痕は一時的なものである場合、時間の経過とともに消失する場合が多いが、後続する検査工程までに消失しない場合、その製品に欠陥があるのか否かを判断することが困難になる。
また、前記したような従来のベゼル付液晶表示装置においては、液晶パネルとその端部を保護するために、液晶パネルをベゼルによって取り囲み支持することによって、機械的強度が増し、製造工程中における液晶パネルの搬送や組み立て時における取り扱いを容易にしていた。しかしながら、最近においては、液晶表示装置の構造を簡素化して部品点数を減少させ、また組立工程数を減少させ、より一層の低コスト化を図るための開発が行われており、従来一般に用いられているベゼルについても、ベゼルレス構造とすれば構造が簡素化され、自動化が容易となり、低コスト化に寄与するものである。
特開2002−055629号公報 特開平11−295732号公報
本発明は、前記した状況のもとになされたもので、従来の液晶パネルで一般に用いられていたベゼルを使用しない、ベゼルレス構造の液晶パネルを用いた液晶表示装置を製造する工程において、ベゼルレス液晶パネルを保持して搬送し、フロントパネル等に取り付ける際に、液晶パネル面に吸着痕を生じさせる真空吸着手段を用いずに簡単な構成の装置によって保持し、搬送し、位置決めして取り付けることができるベゼルレス構造の液晶パネルの取り付け方法、及び取り付け装置を提供することを目的とする。
また、機械的強度が比較的小さいベゼルレス構造の液晶パネルを作業員が手で触れることにより液晶パネル駆動用ICが静電破壊することを防止し、安定して保持し、表示装置のフロントパネル等に位置決めして取り付ける工程を自動化、ロボット化することが容易な液晶パネルの取り付け方法、及び取り付け装置を提供することを目的とする。
本発明は、前記課題を解決するためになされたもので、以下の技術手段によって構成される。
第1の技術手段は、ベゼルレス構造の液晶パネルをフロントパネルに取り付ける液晶パネルの取り付け方法において、前記液晶パネルの複数の隅部に磁性金属片を取り付け、該磁性金属片を保持手段に設けられた電磁マグネットによって吸着保持し、搬送手段によって前記液晶パネルを液晶パネル置台から前記フロントパネルまで搬送し、取り付けることを特徴とする。
第2の技術手段は、第1の技術手段の液晶パネルの取り付け方法において、前記磁性金属片は、接着剤または粘着テープによって固定されることを特徴とする。
第3の技術手段は、第1の技術手段の液晶パネルの取り付け方法において、前記磁性金属片は、前記液晶パネルのガラス基板に予め埋設されることを特徴とする。
第4の技術手段は、ベゼルレス構造の液晶パネルをフロントパネルに取り付ける液晶パネルの取り付け装置において、前記液晶パネルの複数の隅部に取り付けられた磁性金属片を吸着保持する複数の電磁マグネットを備えた保持手段と、該保持手段を液晶パネル置台からフロントパネル置台まで搬送する搬送手段を有することを特徴とする。
本発明は、従来の液晶パネルで一般に用いられていたベゼルを使用しない、ベゼルレス液晶パネルを用いた液晶表示装置を製造する工程において、ベゼルレス構造の液晶パネルの複数の隅部に磁性金属片を取り付け、該磁性金属片を保持手段に設けられた電磁マグネットによって吸着保持して搬送し、フロントパネルに取り付けるので、液晶パネル面に吸着痕が生じることがなく、後続の検査工程における作業に支障を与えることがない。
また、機械的強度が比較的小さいベゼルレスの液晶パネルに作業員が手で触れずに安定して吸着保持して所定距離搬送し、ベゼルレス構造の液晶パネルを表示装置のフロントパネル等に位置決めして取り付ける作業を容易に自動化、ロボット化することができる。
以下、本発明の液晶パネルの組み立て方法について、図1〜図4に示す実施の形態に基づいて説明する。
図1は、本発明が対象とするベゼルレス構造の液晶表示装置の例を示す分解斜視図である。
図1に示すように、本発明が対象とする透過型の液晶表示装置1は、バックライトユニット2、液晶(LCD)開きパネル11、TVキャビネット等のフロントパネル18等からなり、バックライトユニット2と液晶開きパネル11間に固定ホルダ10が介在し、液晶開きパネル11とフロントパネル18間にモルト14、シールド板15、スペーサ16、モルト17が介在して、ビス止め等により取り付けられている。
バックライトユニット2は、内面が高反射塗装されたケース状のバックライトシールド3、ランプホルダ4に取り付けられた冷陰極蛍光管等のランプ5、拡散板6、拡散シート7、第1プリズムシート8、第2プリズムシート9からなり、固定ホルダ10によって支持され、ランプ5から出射した光束は拡散板6、拡散シート7、第1プリズムシート8、第2プリズムシート9等で液晶開きパネル11の全面に対し均一な光束とされ、液晶開きパネル11に照射する。
液晶(LCD)開きパネル11は、液晶パネル12とソース・ゲートドライバ基板13が接続されている構成であり、液晶パネル12は、ガラス基板等の一対の絶縁性基板にそれぞれ電極が形成され、シール材を介し間隙を有して電極が対向するように絶縁性基板が配置され、その間隙に液晶層が挟持され、絶縁性基板の表面には偏光板が貼り付けられている。また、ソース・ゲートドライバ基板13は、ソース信号駆動回路及びゲート信号駆動回路のICを搭載し、絶縁性基板に形成されている複数のトランジスタに制御信号を供給する。液晶(LCD)開きパネル11は、固定ホルダ10を介してバックライトユニット2と一体化される。
バックライトユニット2と一体となった液晶開きパネル11は、目の細かいスポンジ状のモルト14、ステンレス材,アルミニウム材等からなるシールド板15、スペーサ16、モルト17を介してフロントパネル18に位置決めして、ビス止め等により取り付けられる。以上のような構造の液晶パネルは、従来の液晶パネルが備えていたベゼルを必要とせず、バックライトユニット2と一体となった液晶開きパネル11が、ベゼルを介さず直接フロントパネル18に固定されている。
図2は、液晶(LCD)開きパネルの概略構成を示す図である。
本発明の、液晶開きパネル11は、ガラス基板等の一対の絶縁性基板にそれぞれ電極が形成され、シール材を介し間隙を有して電極が対向するように絶縁性基板が配置され、その間隙に液晶層を挟持している液晶パネル12と、ソース・ゲートドライバ基板13が接続されたものである。液晶開きパネル11の液晶パネル12部分には、その隅部であって表示領域から外れた部分(フロントパネルの開口部には表れない部分)に磁性金属片12aが取り付けられている。磁性金属片12aは、4隅部の少なくとも対角線上の2箇所に貼り付けられるが、液晶パネルをより安定して保持する必要がある場合には3乃至4箇所に取り付けられ、三角形状をなし、接着剤または粘着テープ等を用いて固定することができる。また、三角形状に限らず、正方形状、長方形状、線状とすることができ、また接着剤や粘着テープを用いて固定する以外の取り付け方法として、液晶パネル12のガラス基板に予め埋設しておくこともできる。
図3は、液晶表示装置の製造ラインを示す図である。
図1に示す液晶表示装置は、クリーンルーム内外における次のような一連の工程によって組み立てられる。
(1)フロントパネル18の生産ラインへの投入
(2)モルト17、スペーサ16、シールド板15、モルト14の挿入
(3)液晶(LCD)開きパネル11の挿入
(4)固定ホルダ10の挿入
(5)第1、第2プリズムシート8,9の挿入
(6)拡散シート7の挿入
(7)ランプホルダ4に取り付けられた冷陰極蛍光管等ランプ5の挿入
(8)バックライトシールド3の挿入
(9)基板ユニットの挿入
(10)ビス止め
(1)〜(10)の工程によって、バックライトユニット2、液晶開きパネル11、フロントパネル18が一体となった液晶表示装置の半完成品が組み立てられる。この半完成品に対し、後続する工程でフレキ基板を接続して通電可能とし、図3に示すような機能検査や調整が行われた後、リアキャビネット、スタンドが装着され、ビス締めされた後、さらに絶縁耐圧検査、パネル欠陥検査等が行われて液晶表示装置が完成する。
以上の(1),(2),(4)〜(10)の工程において、生産ライン側方の専用トレイに横積みあるいは縦積みされた各部品は、その材質あるいは構造に応じてメカグリップ式、吸着盤式、電磁マグネット式、真空吸着式等適宜の保持手段で保持して搬送し、所定位置に位置決めして、被取り付け体に取り付けることができる。
しかし、(3)の工程における液晶開きパネル11をフロントパネル18に挿入し、組み立てる工程においては、液晶開きパネル11(ソース・ゲートドライバ基板13が接続された液晶パネル12)とバックライトユニット2がベゼルレス構造で一体となっているので、従来のベゼル付液晶パネルに比較して機械的強度が小さく、重量が大きな大型の液晶パネルの場合、従来のように真空吸着式のような保持手段で保持して移送すると、過大の撓みを生じ液晶パネルに悪影響を及ぼす恐れがある。
図4は、液晶開きパネルを保持し、搬送する際に使用する保持手段を示す図で、図4(A)は、専用トレイに液晶開きパネルが載置された様子を示し、図4(B)は、保持手段が液晶開きパネルを保持し、搬送する様子を示し、図4(C)は、フロントパネル上に液晶開きパネルを位置決めして挿入した様子を示す。
図3に示すような生産ラインの側方に設置されたPP樹脂製パックトレイ21には、図4(A)に示すようにベゼルレス構造の液晶開きパネル11が横積み状態で載置されている。パックトレイ21は、複数積み重ねることが可能である。
図4(B)に示す保持手段は、4軸(X,Y,Z,θ)方向に移動可能なヘッド22を有し、ヘッド22に設けられた相互位置調整可能な複数のアーム23の先端には電磁マグネット24を有する。ここで、各電磁マグネット24は液晶開きパネルに取り付けた磁性金属片12aに対応した位置に予め調整しておく。
ヘッド22を4軸方向に移動させる搬送手段において、X,Y,Z,θ軸の制御はサーボモータでボールネジを回転させて行うが、稼動範囲を広げるために往復動するシリンダを併用することもできる。
搬送手段によってヘッド22を4軸方向に移動させ、パックトレイ21に載置された液晶開きパネル11の位置に降下させ、電磁マグネット24を液晶開きパネル11に取り付けられた磁性金属片12aに接触させた後、電磁マグネット24に通電して吸着保持した後、搬送手段によってヘッド22を上昇させ、生産ライン上のコンベアに固定されたフロントパネル18上に位置決めした後、電磁マグネット24への通電を遮断して、図4(C)に示すように、液晶開きパネル11をフロントパネル18の所定位置に挿入し、ビス止め等により固定する。
本発明が対象とするベゼルレス構造の液晶表示装置の例を示す分解斜視図である。 液晶(LCD)開きパネルを示す図である。 液晶表示装置の製造ラインの概要を示す図である。 液晶開きパネルを保持し、搬送する際に使用する保持手段を示す図である。 従来のベゼル付液晶表示装置の例を示す断面図である。
符号の説明
1…液晶表示装置、2…バックライトユニット、3…バックライトシールド、4…ランプホルダ、5…ランプ、6…拡散板、7…拡散シート、8…第1プリズムシート、9…第2プリズムシート、10…固定ホルダ、11…液晶(LCD)開きパネル、12…液晶パネル、12a…磁性金属片、13…ソース・ゲートドライバ基板、14…モルト、15…シールド板、16…スペーサ、17…モルト、18…フロントパネル、21…パックトレイ、22…ヘッド、23…アーム、24…電磁マグネット。

Claims (4)

  1. ベゼルレス構造の液晶パネルをフロントパネルに取り付ける液晶パネルの取り付け方法において、前記液晶パネルの複数の隅部に磁性金属片を取り付け、該磁性金属片を保持手段に設けられた電磁マグネットによって吸着保持し、搬送手段によって前記液晶パネルを液晶パネル置台から前記フロントパネルまで搬送し、取り付けることを特徴とする液晶パネルの取り付け方法。
  2. 前記磁性金属片は、接着剤または粘着テープによって固定されることを特徴とする請求項1に記載された液晶パネルの取り付け方法。
  3. 前記磁性金属片は、前記液晶パネルのガラス基板に予め埋設されることを特徴とする請求項1に記載された液晶パネルの取り付け方法。
  4. ベゼルレス構造の液晶パネルをフロントパネルに取り付ける液晶パネルの取り付け装置において、前記液晶パネルの複数の隅部に取り付けられた磁性金属片を吸着保持する複数の電磁マグネットを備えた保持手段と、該保持手段を液晶パネル置台からフロントパネル置台まで搬送する搬送手段を有することを特徴とする液晶パネルの取り付け装置。
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