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JP4601897B2 - 固体撮像装置及びその駆動方法 - Google Patents
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JP4601897B2 - 固体撮像装置及びその駆動方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数の画素を2次元配列で設けた画素アレイ部を有し、この画素アレイ部の各画素から信号を取り出して信号処理を行う方式の例えばCMOSイメージセンサ等の固体撮像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般にCMOSイメージセンサはMOSプロセスを用いて作製されるため、CCDイメージセンサと異なり、画素アレイ部を設けた同一チップ上にAD変換回路をオンチップで搭載することが可能である。
そして、このAD変換回路をオンチップで搭載する形態としては、後述する3タイプのものが知られている。
図4は、このようなAD変換回路をオンチップで搭載したCMOSイメージセンサの構成例を示す説明図である。ただし、図中の斜線ブロック200A、200B、200Cは、AD変換回路の3つの配置例を示すものであり、実際の回路では、いずれか1つの配置例を採用するものである。
【0003】
まず、この図4に基づいて従来のCMOSイメージセンサの構成について説明する。
図示のように、このCMOSイメージセンサは、画素アレイ部210、V選択回路220、列信号処理部230、H選択回路240、及び出力部250を1つのチップ上に搭載したものである。
画素アレイ部210は、多数の画素を2次元配列状(行列状)に設けたものである。
V選択回路220は、画素アレイ部210の各画素を行単位で垂直方向(列方向)に順次選択しながら駆動する回路である。
列信号処理部230は、画素アレイ部210の各画素列に対応して設けられ、各画素211の信号を順次受け取って固定パターンノイズ除去やゲイン調整等の処理を行う回路である。
H選択回路240は、列信号処理部230を行方向に順次選択し、この列信号処理部230によって処理された各画素の信号を出力線241に出力するものである。
出力部250は、出力線241からの画素信号を受け取って最終的な信号処理を行い、画像信号として出力するものである。
【0004】
そして、このようなCMOSイメージセンサにおいて、AD変換回路をオンチップで配置する形態としては次の3通りとなる。
まず、図4に示す斜線ブロック200Aで示す配置例は、各画素211にAD変換回路を設けたものであり、画素毎にAD変換を行い、各画素211からデジタル化した画素信号を出力するものである(以下、画素レベルADという)。(例えば、特許文献1)。
また、図4に示す斜線ブロック200Bで示す配置例は、各列信号処理回路230にAD変換回路を設けたものであり、列毎にAD変換を行い、各列信号処理回路230からデジタル化した画素信号を出力するものである(以下、列レベルADという)。(例えば特許文献2)。
また、図4に示す斜線ブロック200Cで示す配置例は、出力部250にAD変換回路を設けたものであり、出力線241に導かれる信号に対して順々にAD変換を行い、出力部250からチップ外にデジタル化した画素信号を出力するものである(以下、チップレベルADという)。これは単にアナログ出力のデバイスにAD変換回路をつなげたものと同等である。
【0005】
【特許文献1】
米国特許第5461425号公報
【特許文献2】
日本国特許第253234号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した3つのAD変換では以下のような課題があった。
(1)画素レベルADは、全ての画素で同時にAD変換できるので、高速な処理が可能であるが、AD変換回路を各画素内に配置するので、各画素の規模が大きくなり、画素アレイ部の面積及び光学系が大きくなり、その一方で開口率(画素中のフォトダイオードの面積比率)が低くなり、感度が低くなるなどの欠点がある。
【0007】
(2)列レベルADは、画素レベルADに比べて画素は簡単になり、小型化が可能であるが、1フレーム分の画像を出力するのに、行数に応じた回数(例えば数百〜数千回)のAD変換をしなければならないので低速であるという欠点がある。
また、AD変換を短時間で行うので、回路の帯域を大きくすることが必要であり、ノイズが大きくなる。
また、AD変換は1フレームの間、ずっと順番に行を処理していくので、最初の行と最後の行でAD変換される時間に1フレーム時間のずれが生じるので、全画面の時間差をできるだけ小さくしたい場合(例えば動きのある被写体を撮影する場合)には適さない。
【0008】
(3)チップレベルADは、列レベルADと同様の性質をもっている。つまり、画素は簡単になるが、1フレームの出力をするのに、画素数に応じた回数(例えば数十万〜数百万回)のAD変換をしなければならないので、列レベルADよりさらに低速になるという欠点がある。
また、AD変換を短時間で行うので、回路の帯域を大きくすることが必要で、列レベルADよりさらにノイズが大きくなる。また、AD変換は1フレームの間ずっと順番に画素信号を処理していくので、最初の画素と最後の画素でAD変換される時間に1フレーム時間のずれが生じ、全画面の時間差をできるだけ小さくしたい場合には適さない。
【0009】
そこで本発明の目的は、画素アレイ部や光学系の大型化を招くことなく、迅速かつ低負担でAD変換を行うことができ、かつ、同時AD変換による高画質のデジタル画像信号を出力することが可能な固体撮像装置及びその駆動方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、本発明に係る固体撮像装置は、複数の画素を2次元配列で設けた画素アレイ部と、前記画素アレイ部の画素配列に対応して複数の単位メモリを2次元配列で設け、各単位メモリに相関二重サンプリング回路及びAD変換回路を設けたADメモリ部と、前記画素アレイ部を走査して、各画素列ごとに設けられた垂直信号線を介して各画素のアナログ信号を各行毎に前記ADメモリ部へ読み出す画素アレイ走査回路と、前記ADメモリ部を走査して各単位メモリのデジタル信号を出力するメモリ走査回路とを有し、前記ADメモリ部の前記相関二重サンプリング回路は、前記画素アレイ部から行毎に出力されたノイズ信号と前記アナログ信号との差分により差分信号を生成し、前記ADメモリ部の前記AD変換回路は、該差分信号をデジタル信号へ変換するAD変換を全単位メモリで同時に行うことを特徴とする。
また、本発明に係る固体撮像装置の駆動方法は、複数の画素を2次元配列で設けた画素アレイ部と、前記画素アレイ部の画素配列に対応して複数の単位メモリを2次元配列で設け、各単位メモリに相関二重サンプリング回路及びAD変換回路を設けたADメモリ部とを備えた固体撮像装置の駆動方法であって、前記画素アレイ部を走査して、各画素列ごとに設けられた垂直信号線を介して各画素のアナログ信号を各行毎に前記ADメモリ部へ読み出す読み出し期間と、前記相関二重サンプリング回路により前記画素アレイ部から行毎に出力されたノイズ信号と前記アナログ信号との差分により差分信号を生成し、前記AD変換回路により前記差分信号をデジタル信号へ変換するAD変換を全単位メモリで同時に行うAD変換期間と、前記各単位メモリの信号を読み出すメモリアクセス期間とを有することを特徴とする。
【0011】
本発明の固体撮像装置では、2次元配列の画素アレイ部に対応したADメモリ部の各単位メモリ毎にAD変換回路を設け、各画素から読み出した信号をADメモリ部でAD変換する。
したがって、2次元配列のAD変換回路でAD変換を分散して行え、上述した列レベルAD変換やチップレベルAD変換に比べて高速なAD変換を行うことができる。また、AD変換回路の帯域を落とすことができ、ノイズの少ない信号を得ることが可能である。
また、画素内にAD変換回路を設けないため、画素回路の構成を簡素化でき、画素の開口率を大きくでき、高い感度の画素アレイ部を構成できる。また、画素アレイ部からADメモリ部に短時間で画素信号を読み込めるので、1つの画面内での処理の時間差を小さくでき、動きの有る被写体を撮ってもゆがみが少なく、良好な画質の画像を得ることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明による固体撮像装置の実施の形態例について説明する。
図1は、本発明の実施の形態例によるAD変換回路をオンチップで搭載したCMOSイメージセンサの構成例を示す説明図である。
図示のように、このCMOSイメージセンサは、画素アレイ部110、V選択回路120、ADメモリ部(メモリブロック)130、メモリV選択回路140、H選択回路150、及び出力部160を1つのチップ上に搭載したものである。
【0013】
画素アレイ部110は、多数の画素111を2次元配列状(行列状)に設けたものであり、各画素において検出されたアナログ画素信号を各画素列毎に設けられた出力信号線(垂直信号線)より出力するものである。
なお、各画素111の回路構成は、種々の形態が用いることが可能であるが、例えば光電変換素子(フォトダイオード等)と、その生成電荷をフローティングデフュージョン(FD)部に読み出す転送トランジスタと、FD部に転送された信号電荷による電位変動を電気信号に変換して出力する増幅トランジスタと、この増幅トランジスタの出力と出力信号線(垂直信号線)とを接続する選択トランジスタと、FD部の電位をリセットするリセットトランジスタとを有するものとする。
V選択回路120は、画素アレイ部110の各画素を行単位で垂直方向(列方向)に順次選択しながら駆動するものであり、画素アレイ走査回路を構成している。
【0014】
ADメモリ部130は、画素アレイ部110の各画素配列に対応する2次元配列で単位メモリ131を配置して構成され、垂直信号線を通して読み出されたアナログ画素信号を順次蓄積し、AD変換を含む各種の処理(例えばCDSによる固体パターンノイズ除去やゲイン調整等)を行うものである。なお、各単位メモリ131はDRAMによって構成されている。
そして、このADメモリ部130の各単位メモリ131には、AD変換回路132が設けられ、このAD変換回路132によって各画素から読み出されたアナログ画素信号をデジタル画素信号に変換する。
なお、図1に示す構成では、画素アレイ部110の各画素111とADメモリ部130の各単位メモリ131とが1対1で対応させた例を示しているが、複数(N≧2)の画素と1つの単位メモリがN対1で対応する構成であってよい。この場合には、1つの単位メモリによって複数(N個)の画素の処理を順次に行うことになる。
また、本例では、ADメモリ部130の各単位メモリ配列がそのまま1画像フレームに対応しており、このフレーム単位でAD変換を行うことから、本例のAD変換方式をフレームメモリレベルADと呼ぶものとする。
【0015】
メモリV選択回路140は、ADメモリ部130の各単位メモリ131の走査と駆動を行い、各単位メモリ131で処理されたデジタル画素信号を出力する回路である。
H選択回路150は、ADメモリ部130を行方向に順次選択し、このADメモリ部130によって処理されたデジタル画素信号を出力線151に出力するものである。なお、メモリV選択回路140とH選択回路150でメモリ走査回路を構成している。
出力部160は、出力線151からのデジタル画素信号を受け取って最終的な信号処理を行い、デジタル画像信号としてチップ外に出力するものである。
【0016】
本例のフレームメモリレベルADでは、画素アレイ部110の画素信号を短時間でADメモリ部130に転送し、その後、全画素の信号を同時にAD変換することができる。よって、従来の画素レベルADと異なり、画素がAD変換回路のために大きくなったり、開口率が下がったりすることがなく、また、列レベルAD、チップレベルADと異なり、AD変換を1フレームで1回行えばよいので、高速に処理できる。また、個々のAD変換処理をゆっくりできるので、AD変換回路の帯域を落とし、ノイズを下げることができる。
【0017】
図2は、本例のADメモリ部130における単位メモリ131の回路例を示す回路図であり、図3は、本例のADメモリ部130における駆動例を示すタイミングチャートである。
まず、図2に基づいて単位メモリ131の構成を説明する。
本例の単位メモリ131は、垂直信号線133を通して各画素から読み出されるリセットレベル電圧と信号レベル電圧の差分を取り、各画素毎に生じる固定パターンノイズを除去するためのCDS(相関二重サンプリング)回路170と、このCDS回路170によって生成された差分信号をランプ(ramp)波と比較して、デジタル信号値を出力するAD変換回路180(すなわち、図1に示すAD変換回路132)とで構成される。なお、ここではリセットレベル電圧が0レベル信号に相当する電圧となり、それに対して負に振れる信号レベル電圧を順に出力するタイプの画素回路を用いているものとする。
そして、図2に示すように、CDS回路170は、スイッチ(SW1、SW2)171、172と、コンデンサ(C1、C2)173、174と、差動増幅器175とを有する。
また、AD変換回路180は、図示の例では10bitのデータ幅を有する場合の構成例であり、各ビット毎に変換用のトランジスタ(Tr0〜Tr9)181と、サンプリング用のコンデンサ182と、出力用のトランジスタ183とを有する。
【0018】
以下、本例のADメモリ部130における動作を図3を用いて説明する。なお、ramp電圧はアナログ電圧信号であるので、図3の波形図では他の信号とは異なるスケールで示している。
(1)画素アレイ部110からADメモリ部(メモリブロック)130への読み出し期間
ここでは画素アレイ部110から1行ずつ信号を読み出して、各画素に対応するADメモリ部130の単位メモリ131に書き込む動作となる。
1行分の動作は、以下のようになる。
(1−1)まず、垂直信号線133に画素111からリセットレベルを読み出している期間に、スイッチ171、172をONする。
ここでコンデンサ173のスイッチ171側の電位はリセットレベルとなるが、その反対側では、差動増幅器175の+入力端子にランプ信号の供給線(ramp配線)191によって供給されるramp電圧が印加されているため、スイッチ172のONにより、差動増幅器175の−入力端子と出力端子がramp電圧にクランプされることになる。
【0019】
(1−2)次に、スイッチ172をOFFしてから、垂直信号線133に画素の信号レベルを読み出す。このとき差動増幅器175の−入力端子は、コンデンサ173を通してリセットレベルと信号レベルの差に比例した負の方向の電位変動が生じ、画素の固定パターンばらつきが除去された信号電圧が入力されることになる。
この結果、差動増幅器175の出力はHighレベルになり、トランジスタ181がONする。
(1−3)次に、スイッチ171をOFFすると、垂直信号線133と切り離され、この状態が保持される。
この期間中は、ramp信号はHighレベルである。また、トランジスタ181の駆動用クロック配線(ck配線)192、及びトランジスタ183の駆動用クロック配線(word配線)193は、共にLowレベルである。
この動作を各行について繰り返し、1フレームの信号をADメモリ部に取り込む。
【0020】
(2)AD変換期間
次に、ramp電圧をHighからLowに遷移させながら、トランジスタ181の駆動用クロックck[0]〜ck[9]を10bitでカウントアップするよう駆動する。ramp電圧が(1)で保持されている差動増幅器175の−入力端子電圧よりも低くなったときに、差動増幅器175の出力が反転し、その時のck[0]〜ck[9]の値(High/Low)がそれぞれのコンデンサ182に保持される、すなわち10bitのAD変換結果が格納される。
なお、ramp電圧、及びck[0]〜ck[9]は、それぞれADメモリ部の全域で共通になっているので、1フレーム分の信号が同時にAD変換される。また、コンデンサ182にHigh/Lowが書き込まれるので、これは原理的にDRAMである。
【0021】
(3)メモリアクセス期間
次に、ADメモリ部から読み出したい画素の信号を、トランジスタ183のword配線193を駆動し、データ出力線であるbit配線194から読み出す。なお、読み出し方法、及び読み出し回路構成は、ともに通常のDRAMと同様のもので良い。また、1行ずつ順番に読み出しても良いし、1部分だけを読み出すようにしても良い。あるいは完全なランダムアクセスも可能である。
【0022】
また、次のフレームの情報を得るには、上記(1)の読み出し動作から同様の動作を行う。これは1行ずつの動作であるので、ADメモリ部への読出し期間であっても、まだ読出し順が回ってこない行はメモリアクセスは可能である。以下これらの動作を繰り返す。
【0023】
ところで、従来のフレームメモリを持たないCMOSイメージセンサでは、1行を列信号処理部に同時に読み出しても、その後に、各列の列信号処理回路を順番に選択して信号を水平信号線に導き、1個ずつ出力する期間が数倍〜数十倍必要で、その後にやっと次の行に移ることができる。
これに対し、本例の方式では、1行ずつ読み出すだけでADメモリ部130への読み出しが完了するので、その読み出しに要する時間は、数分の1〜数十分の1の短時間で終わる。これは、各行が読み出される時間のずれが短くなるということであるので、全画面の時間差が数倍〜数十倍小さくなる。この時間差があると、動いている被写体を撮影したときに時間差のせいで被写体がゆがむが、本例の方式によれば、このゆがみが数倍〜数十倍小さくなる効果がある。もちろん、画素から読み出すところは従来のCMOSイメージセンサと同じなので、従来のCMOSイメージセンサで露光時間を同時化してゆがみを無くす公知の方法を本例に適用することもできる。
【0024】
また、本例の方式では、1フレーム分の信号が同時にAD変換されるので、AD変換も短時間で終わる。
さらに、ADメモリ部130からの読み出しは、フレームメモリへのアクセスとなるので、行ごとに順番である必要は無く、読出し順が完全に自由である。もちろん通常のDRAMと同様に、word線とbit線を用いて外から別の信号を書き込むことも可能である。
また、各画素の信号を読み出す前の適当な時間に画素をリセットして電子シャッタがかけられるのは従来のCMOSイメージセンサと同様である。
【0025】
なお、上述の例では、画素回路として、リセットレベル電圧(信号0に相当する電圧)と、それに対して負に振れる信号レベル電圧を順に出力するタイプのものを仮定したが、このタイプでない画素回路に適用することも、もちろん可能である。
また、ADメモリ部の構成としては、上記の他にも種々の変形が可能である。例えば、上述したように複数画素に対応して1つのAD変換回路を割り当てることも可能である。
また、AD変換回路は、チョッパ型コンパレータを用いたり、ΔΣ型を採用することもできる。また、メモリにはDRAM型でなく、SRAM型等を用いることも可能である。
【0026】
【発明の効果】
以上説明したように本発明の固体撮像装置及びその駆動方法によれば、2次元配列の画素アレイ部に対応したADメモリ部の各単位メモリ毎に相関二重サンプリング回路及びAD変換回路を設け、画素アレイ部を走査して、各画素列ごとに設けられた垂直信号線を介して各行毎に各画素からアナログ信号を読み出し、前記相関二重サンプリング回路によりノイズ信号と前記アナログ信号との差分信号を生成し、該差分信号を前記ADメモリ部の前記AD変改回路により全単位メモリで同時にAD変換することから、2次元配列のAD変換回路でAD変換を分散して行え、上述した列レベルAD変換やチップレベルAD変換に比べて高速なAD変換を行うことができ、また、AD変換回路の帯域を落とすことができ、ノイズの少ない信号を得ることが可能である。
また、画素内にAD変換回路を設けないため、画素回路の構成を簡素化でき、画素の開口率を大きくでき、高い感度の画素アレイ部を構成でき、さらに画素アレイ部からADメモリ部に短時間で画素信号を読み込めるので、1つの画面内での処理の時間差を小さくでき、動きの有る被写体を撮ってもゆがみが少なく、良好な画質の画像を得ることができる。
さらに、ADメモリ部からの読み出しは、フレームメモリへのアクセスとなるので、行ごとに順番である必要などは無く、読出し順が完全に自由である。さらに、通常のDRAMと同様に、word線とbit線を用いて外から別の信号を書き込むことも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態例によるAD変換回路をオンチップで搭載したCMOSイメージセンサの構成例を示す説明図である。
【図2】図1に示すADメモリ部における単位メモリの回路例を示す回路図である。
【図3】図1に示すADメモリ部における駆動例を示すタイミングチャートである。
【図4】従来のAD変換回路をオンチップで搭載したCMOSイメージセンサの構成例を示す説明図である。
【符号の説明】
110……画素アレイ部、111……画素、120……V選択回路、130……ADメモリ部、131……単位メモリ、132、180……AD変換回路、133……垂直信号線、140……メモリV選択回路、150……H選択回路、160……出力部、170……CDS回路、171、172……スイッチ、173、174、182……コンデンサ、175……差動増幅器、181、183……トランジスタ。

Claims (4)

  1. 複数の画素を2次元配列で設けた画素アレイ部と、
    前記画素アレイ部の画素配列に対応して複数の単位メモリを2次元配列で設け、各単位メモリに相関二重サンプリング回路及びAD変換回路を設けたADメモリ部と、
    前記画素アレイ部を走査して、各画素列ごとに設けられた垂直信号線を介して各画素のアナログ信号を各行毎に前記ADメモリ部へ読み出す画素アレイ走査回路と、
    前記ADメモリ部を走査して各単位メモリのデジタル信号を出力するメモリ走査回路とを有し、
    前記ADメモリ部の前記相関二重サンプリング回路は、前記画素アレイ部から行毎に出力されたノイズ信号と前記アナログ信号との差分により差分信号を生成し、前記ADメモリ部の前記AD変換回路は、該差分信号をデジタル信号へ変換するAD変換を全単位メモリで同時に行う、
    ことを特徴とする固体撮像装置。
  2. 前記単位メモリは、前記相関二重サンプリング回路構成であるサンプリング用コンデンサと前記AD変換回路構成であるAD変換用トランジスタと出力用トランジスタとを含むDRAMセルを備えることを特徴とする請求項1記載の固体撮像装置。
  3. 複数の画素を2次元配列で設けた画素アレイ部と、
    前記画素アレイ部の画素配列に対応して複数の単位メモリを2次元配列で設け、各単位メモリに相関二重サンプリング回路及びAD変換回路を設けたADメモリ部と、
    を備えた固体撮像装置の駆動方法であって、
    前記画素アレイ部を走査して、各画素列ごとに設けられた垂直信号線を介して各画素のアナログ信号を各行毎に前記ADメモリ部へ読み出す読み出し期間と、
    前記相関二重サンプリング回路により前記画素アレイ部から行毎に出力されたノイズ信号と前記アナログ信号との差分により差分信号を生成し、前記AD変換回路により前記差分信号をデジタル信号へ変換するAD変換を全単位メモリで同時に行うAD変換期間と、
    前記各単位メモリの信号を読み出すメモリアクセス期間と、
    を有することを特徴とする固体撮像装置の駆動方法。
  4. 前記ADメモリ部へ外から別の信号を書き込むことを特徴とする請求項3記載の固体撮像装置の駆動方法。
JP2002329727A 2002-11-13 2002-11-13 固体撮像装置及びその駆動方法 Expired - Lifetime JP4601897B2 (ja)

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