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JP4620077B2 - 道路舗装車両のスクリード装置 - Google Patents
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Description

本発明は、アスファルト合材を敷き均すアスファルトフィニッシャ等の道路舗装車両のスクリード装置に関するものであり、特に、タンパエッジが上下動する摺動面の隙間からスクリード本体内部に侵入したアスファルト合材等の堆積物を簡単に処理することができるようにした道路舗装車両のスクリード装置に関するものである。
従来、アスファルト合材を敷き均す道路舗装車両のスクリード装置は、数多く知られている(例えば、特許文献1参照)。
これらのスクリード装置は、該スクリード装置の前側にスクリューオーガにより敷き拡げられたアスファルト合材を、均一の厚さに敷き均して押し固めるようにするものである。また、一般には、図5に示すように、スクリード装置1はスクリード本体2に、進行方向(矢印A方向)よりストライクオフプレート3、タンパ4、スクリードプレート5を順に並べて設け、さらにストライクオフプレート3とスクリードプレート5との間でタンパ4のタンパエッジ4aを上下動させる構成をなしている。
そして、図示しないスクリューオーガにより、スクリード装置1の前側に敷き拡げられたアスファルト合材を、このスクリード装置1が前側(矢印A方向)に向かって移動しながら、最初にストライクオフプレート3で表面を均して受け入れやすくし、次いでタンパエッジ4aで表面を叩いて初期転圧を行い、その後にスクリードプレート5で押し固める順序で作業を行っている。
このようなスクリード装置1では、施工中にアスファルト合材から分離した一部が、タンパエッジ4aとスクリードプレート5との摺動面の僅かな隙間Xを通してスクリード本体2内に侵入し、堆積する。図5において、符号Sはその一部がスクリード本体2内に堆積した堆積物を示す。このため、定期的な清掃を必要とする。
この清掃では、堆積物Sがアスファルト合材であるため、常温では固化、固着している。そのため、バーナー等で加熱しながら除去作業を行っている。また、ストライクオフプレート3を取り外して、タンパ4のタンパエッジ4aとスクリードプレート5との間に溜まった堆積物Sを取り除く処理の仕方もある。
特許第3794931号公報。
しかしながら、従来におけるスクリード装置では、タンパ4のタンパエッジ4aとスクリードプレート5との摺動面の隙間Xを通してスクリード本体2内に侵入した堆積物Sを除去する際の処理作業を、バーナー等で加熱しながら行っているので時間がかかる。しかも堆積物Sが溜まる箇所は機械の構造上、作業がしづらい場所でもあるので特に時間がかかり、作業性が悪いという問題があった。
また、ストライクオフプレート3を取り外して、タンパ4とスクリードプレート5との間に溜まった堆積物Sを取り除き、再び取り付けるという仕方も可能であるが、取り外し・取り付けに手間がかかり、さらに作業性が悪いという問題があった。
そこで、タンパエッジが上下動する摺動面の隙間からスクリード本体内部に侵入したアスファルト合材等の堆積物を簡単に処理できるようにするために解決すべき技術的課題が生じてくるのであり、本発明はこの課題を解決することを目的とする。
本発明は上記目的を達成するために提案されたものであり、請求項1記載の発明は、タンパエッジを上下動させて路面を締め固めるタンパを備えてなる道路舗装車両のスクリード装置において、前記タンパエッジが上下動する摺動面の隙間からスクリード本体内に侵入したアスファルト合材等の堆積物を受ける合材受けを、前記タンパに隣接して着脱可能に設置させ、且つ、前記スクリード本体の外側に取り外し可能に設けたことを特徴とする道路舗装車両のスクリード装置を提供する。
この構成によれば、タンパエッジが上下動する摺動面の隙間からスクリード本体内部に侵入したアスファルト合材等の堆積物は、タンパに隣接して設けている合材受けで順次受けられ、該合材受け上に溜まる。また、合材受けはスクリード本体から取り外し可能になっているので、堆積物を載せたままスクリード本体から合材受けを取り外すと、堆積物もスクリード本体から一緒に取り出されて、スクリード本体の外で廃棄等の処理を行うことができる。
請求項2記載の発明は、請求項1において、上記スクリード本体の側面に上記合材受けを搬出・搬入可能な合材受け取り出し口を設けたことを特徴とする道路舗装車両のスクリード装置を提供する。
この構成によれば、堆積物が溜まった合材受けを合材受け取り出し口から取り出して、スクリード本体の外で廃棄等の処理を行うことができる。
請求項3記載の発明は、請求項2において、上記合材受けを上記合材受け取り出し口を通って搬入時に、該合材受け先端部がスクリード本体上をスライド可能とするガイド部を備えてなることを特徴とする道路舗装車両のスクリード装置を提供する。
この構成によれば、ガイド部の案内で合材受けがスクリード本体上をスライドし、合材受け取り出し口を通して、合材受けをスクリード本体に脱着させることができる。
請求項1記載の発明は、タンパエッジの摺動面の隙間から侵入したアスファルト合材等の堆積物が合材受け上に堆積し、堆積した堆積物を合材受けと共にスクリード本体の外側に取り出して、作業がし易い環境で処理をすることができるので、清掃作業における作業性が向上する。
請求項2記載の発明は、スクリード本体の側面に上記合材受けを搬出・搬入可能な合材受け取り出し口を設けたので、請求項1記載の発明の効果に加えて、堆積物が溜まった合材受けを合材受け取り出し口から簡単に取り出すことができ、さらに清掃作業における作業性が向上する。
請求項3記載の発明は、合材受け先端部がスクリード本体上をスライド可能とするガイド部を備えているので、請求項1記載の発明の効果に加えて、合材受けの脱着作業が簡略化され、さらに作業性の向上が期待できる。
タンパエッジが上下動する摺動面の隙間からスクリード本体内部に侵入したアスファルト合材等の堆積物を簡単に処理できるようにするという目的を達成するために、タンパエッジを上下動させて路面を締め固めるタンパを備えてなる道路舗装車両のスクリード装置において、前記タンパエッジが上下動する摺動面の隙間からスクリード本体内に侵入したアスファルト合材等の堆積物を受ける合材受けを、前記タンパに隣接して着脱可能に設置させ、且つ、前記スクリード本体の外側に取り外し可能に設けたことにより実現した。
以下、本発明の道路舗装車両のスクリード装置について、好適な実施例をあげて説明する。
図1は、本発明を適用した舗装機械の一例として示すアスファルトフィニッシャの側面図である。図1において、アスファルトフィニッシャ11は、クローラ12に支持された車体13を有し、該車体13に搭載されたパワーユニット14内のエンジンの動力によって走行する自走式の車両本体15と、該車両本体15の前部に設けたアスファルト合材を収容するホッパ16と、車両本体15の後部に車体13の左右の幅方向(紙面に垂直な方向)に向けて支持されたスクリューオーガ(図示しない)と、ホッパ16の底部とスクリューオーガとの間において車体13にその前後方向(図1で左右方向)に沿って設けられているコンベヤ(図示しない)と、前端を車両本体15の前後方向における中央の両側部に回動自在に支持され、後端部をシリンダ17で車体13に上下動可能に支持されているレベリングアーム18と、該レベリングアーム18によって車両本体15に連結牽引され、かつシリンダ17で上下に回動可能となっているスクリード装置19と、操縦装置20を有する運転席21とを備えている。なお、アスファルトフィニッシャ11の走行方向は図の矢印A方向である。また、クローラ12の代わりに、車輪機構が備えられる場合もある。
そして、アスファルト合材はホッパ16に受け入れられ、かつコンベアによってアスファルトフィニッシャ11の後方へ送られた後、スクリード装置19の前側においてスクリューオーガで均一に配分される。この配分されたアスファルト合材をスクリード装置19で敷き均しと押し固めを行い、舗装面22を平滑に仕上げる。この構成は、従来のアスファルトフィニッシャの構成と基本的に同じである。
従来スクリード装置と本発明のスクリード装置とで大きく異なる点は、本発明のスクリード装置19が、該スクリード装置19の側面に合材受け取り出し口23を設けている点と、スクリード装置19の内部に合材受け24を合材受け取り出し口23に対応させて設けている点にある。
次に、そのスクリード装置19の構成について図2〜図4を用いてさらに説明する。図2〜図4において、スクリード装置19は、スクリード本体25に、進行方向(図3の矢印A方向)よりストライクオフプレート26、タンパ27、スクリードプレート28を順に並べて設け、さらにストライクオフプレート26とスクリードプレート28との間でタンパ27のタンパエッジ32を上下動させる構成をなしている。
前記タンパ27は、図3に示すように、回転軸29、軸受30、タンパバー31、タンパエッジ32等の部材を用いて構成されており、回転軸29の回転でタンパバー31が上下動し、これに連繋してタンパエッジ32の上下振動がなされもので、基本的構成は従来通りである。また、スクリード本体25内において、スクリードプレート28上には、タンパ27のタンパエッジ32の後側に合材受け24を設けている。該合材受け24は、該タンパエッジ32と同じように左右方向に延ばされた状態で、該タンパエッジ32と隣接配置されている。さらに、合材受け24が配設される位置に対応させて、スクリード本体25の左右の側面25a,25aに、前記合材受け取り出し口23を設けている。
前記合材受け取り出し口23は、スクリード本体25内に合材受け24を自由に出し入れできるように、合材受け24の左右側面形状よりも十分大きな寸法で開口されており、また周縁には図2に示すように、枠体33が取り付けられている。
前記スクリードプレート28上には、図4に示すように、スクリード本体25の一部で形成しているガイド部34が、タンパエッジ32に沿ってスクリード本体25の左右幅に亘ってレール状にして設けられている。なお、合材受け24が載置されるガイド部34のガイド面は合材受け取り出し口23の内側にあり、合材受け24の出し入れ時に、合材受け取り出し口23の口縁と合材受け24とがぶつかることがないように設定してある。
前記合材受け24は、ガイド部34上をスライドし、かつ上面にタンパ27とスクリードプレート28との間の僅かな隙間(図3中に矢印Xで示す)を通してスクリード本体25内に侵入した合材の一部である堆積物Sを受ける合材受け片部24aと、該合材受け片部24aの後端より上側に向かってほぼ直角に折り曲げられたガード片部24bとを一体に有して、断面略L字形に構成された細長い棒状の部材で、金属材で形成されている。
そして、合材受け24は、合材受け片部24aの先端面24cをタンパエッジ32との間に僅かな隙間を設けて隣接配置するとともに、ガード片部24bを後側に配置して、ガイド部34上に置かれた状態でセットされる。そして、ガイド部34の上面をガイドレールとして、該ガイド部34上で合材受け24をスライドさせると、合材受け取り出し口23を通して、合材受け24をスクリード本体25内に自由に出し入れすることができる。
このように構成されたスクリード装置19は、合材受け24をガイド部34上にセットして駆動すると、タンパ27のタンパエッジ32とスクリードプレート28との摺動面の僅かな隙間Xを通してスクリード本体25内に侵入した合材の一部、すなわち堆積物Sは、タンパエッジ32とガード片部24bとの間で合材受け片部24a上に堆積する。
そして、ある程度堆積したら、合材受け24を図4中の矢印B方向にスライドさせて、該合材受け24を合材受け取り出し口23からスクリード本体25の外側へ取り出すと、合材受け24と堆積物Sとが一緒に取り出される。この取り出した堆積物Sをスクリード本体25の外側で廃棄等の処理を行うことができる。
また、処理後は、合材受け取り出し口23を通してガイド部34上をスライドさせながらセットすると、合材受け24だけを再びセットすることができる。
したがって、本実施の形態におけるスクリード装置19によれば、合材受け24上に堆積した堆積物Sを、合材受け24と共に取り出し、スクリード本体25の外側で作業がし易い環境にして処理することができるので、清掃作業における作業性が向上することになる。
なお、本発明は、本発明の精神を逸脱しない限り種々の改変を為すことができ、そして、本発明が該改変されたものに及ぶことは当然である。
本発明を適用したアスファルトフィニッシャの側面図。 同上アスファルトフィニッシャにおけるスクリード装置に設けている合材受け取り出し口の周辺構造を示す図。 同上スクリード装置の概略構成を示す側面図。 同上スクリード装置内の合材受けの配置構成を示す要部斜視図。 従来のスクリード装置の構成配置図。
符号の説明
19 スクリード装置
23 合材受け取り出し口
24 合材受け
25 スクリード本体
25a 側面
26 ストライクオフプレート
27 タンパ
28 スクリードプレート
31 タンパバー
32 タンパエッジ
33 枠体
34 ガイド部
S 堆積物(アスファルト合材の一部)
X 隙間

Claims (3)

  1. タンパエッジを上下動させて路面を締め固めるタンパを備えてなる道路舗装車両のスクリード装置において、
    前記タンパエッジが上下動する摺動面の隙間からスクリード本体内に侵入したアスファルト合材等の堆積物を受ける合材受けを、前記タンパに隣接して着脱可能に設置させ、且つ、前記スクリード本体の外側に取り外し可能に設けたことを特徴とする道路舗装車両のスクリード装置。
  2. 上記スクリード本体の側面に上記合材受けを搬出・搬入可能な合材受け取り出し口を設けたことを特徴とする請求項1記載の道路舗装車両のスクリード装置。
  3. 上記合材受けを上記合材受け取り出し口を通って搬入時に、該合材受け先端部がスクリード本体上をスライド可能とするガイド部を備えてなることを特徴とする請求項2記載の道路舗装車両のスクリード装置。
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