JP4726761B2 - 冷却庫 - Google Patents
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Description
また、仮に冷却器室をユニット化したとしても、嵩高であることから庫内での位置決めに手間取り、設置する際の作業性に劣ることは避け得なかった。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、その目的は、冷却器、冷却ファンの庫内への設置作業を能率良く行うところにある。
請求項4の発明は、請求項3に記載のものにおいて、前記冷却ファン収容部は、前面から見た奥側を揺動中心として手前側で施錠できるように構成されており、前記収納室には、一対のトレイ受けが対向して取り付けられ、前記冷却ファン収容部における前記収納室に臨む面に、一方のトレイ受けが設けられているところに特徴を有する。
請求項5の発明は、請求項1ないし請求項4のいずれかに記載のものにおいて、前記冷却ユニットは、前記設置室における前記収納室とは反対側の側面となる庫内の側壁との間にクリアランスを持って設置されているところに特徴を有する。
請求項6の発明は、請求項1ないし請求項5のいずれかに記載のものにおいて、前記冷却ユニットは、庫内の底壁から浮いた状態で設置されているところに特徴を有する。
冷却ユニットはレールに支持されつつ前面開口から設置室に入れられ、適宜の取付手段によって取り付けられる。冷却ユニットは嵩高とはなるが、レールに沿って押し込むだけであるから簡単に設置室内に入れることができ、しかも位置決めもなされるから、引き続く取付作業を含めても設置作業が簡単となる。また、冷却ユニットごと庫外に出せるから、メンテナンスがしやすくなる。
<請求項2の発明>
冷却ファンが駆動されると、収納室の空気が冷却ユニット側に吸引されて冷却器を通過することで冷気が生成され、同冷気が冷却ユニットの背面側に吹き出されたのち、同冷却ユニットの側面側に回り込んで収納室に送り込まれるといった循環流が生じる。
庫内において、冷却ファン収納部を冷却器収納部から開くと、冷却ユニットを庫内に設置したままでもメンテナンス等が楽になる。
<請求項5の発明>
冷却ユニットの背面側と対向した庫内の側壁を簡単に掃除できる。
<請求項6の発明>
冷却ユニットの下の庫内の底壁を簡単に掃除できる。
以下、本発明の一実施形態を図1ないし図26に基づいて説明する。この実施形態では、急速冷却庫に適用した場合を例示している。
本実施形態の急速冷却庫は、図1に示すように、機械室11の上面に冷却庫本体10(以下、単に本体10という)が載置され、機械室11の底面に配された脚12によって支持されている。
本体10は前面が開口された縦長の断熱箱体からなり、同本体10の前面開口部13には、断熱扉14が、正面から見た左側縁を中心として揺動開閉可能に装着されている。
ジョイナ17の位置を、本体10の前面開口部13の口縁13Aといった断熱扉14のマグネットパッキン20が当たる位置に持って来たから、庫内の冷気が外箱15に直接に当たることが回避されて、同外箱15の冷却が極力回避される。そのため、外箱15の裏面に配される結露防止用のヒータ21の容量を低く抑えることができる。
冷却ユニット30は、図5に示すように、冷却器31(蒸発器)と2個の冷却ファン35とを組み付けてユニット化したものである。
冷却器31は、一定ピッチで並設された多数枚のフィンに対して、冷媒配管32が蛇行しながら貫通して配管された構造であって、全体としては、庫内の高さよりも若干低い高さ寸法と、同庫内の奥行きの半分強の幅とを持った縦長のブロック状に形成されている。
また、上面板36Cの背面側の端縁には、斜め上方を向いたガイド板39が形成されている。
手前カバー板40Aには、その背面側(図5の右側)の端縁から内方に直角曲げされた背面板41Aが設けられ、その上下両端が突出してねじ止め部42とされている。また、正面側の端縁には断面鈎形に曲げ形成された正面板43Aが形成されている。
上カバー板40Cには、背面側の端縁における中央部から、ガイド板45が立ち上がり形成されている。
下カバー板40Dは、冷却器31の下面からその前方領域が開放できる形状となっているが、下カバー板40Dの正面側の端縁からは、L字形をなす受け板46が垂設されている。
また、上カバー板40Cのガイド板45の両側には、手前カバー板40Aと奥カバー板40Bにおける背面板41A,41Bの上端のねじ止め部42が、同じ高さでもって同一面上に並んで配される。
ファンケース36が閉じられたときには、図2,3に示すように、ファンケース36の各側面板36Aないし36Dの開口縁が、冷却器カバー40の対向した開口縁側に当たったり、重ねられたりして、開口縁同士の間が塞がれる。また上記したように、ファンケース36の手前側の側面板36Aと、冷却器カバー40における手前カバー板40Aとは面一となって閉じられ、それらの開口縁同士の間には、上下2箇所において閉鎖状態に施錠する施錠装置54が設けられている。
ここで、再度ファンケース36が閉じられるときには、自重によってファンケース36が下がる可能性があるが、図7,8に示すように、上面板36Cの背面側の端縁には斜め上方を向いたガイド板39が形成されているから、閉鎖動作の終盤に来ると、ガイド板39が、冷却器カバー40における上カバー板40Cの正面側の端縁に当たって、その傾斜に倣ってファンケース36が持ち上げられつつ、上面板36Cの背面側の端縁が上カバー板40Cの正面側の端縁に重なって乗り上げ、正規に閉鎖されるようになっている。
下部レール57は、図10に示すように、全体としては階段状に形成され、庫内の左側壁10Lにおける下部位置に取り付けられており、上側の水平部分が載置板61となって、同載置板61の内方突出端が、上記した上部レール56の溝部59のほぼ直下位置まで突出している。また、同載置板61の先端から垂下した部分は被取付板62とされ、下側の短寸の水平部分が、ドレンパン68の受け板63とされている。
冷却ユニット30は、図12に示すように、上面のガイド板45、ねじ止め部42を上部レール56の溝部59に差し込む一方、図13に示すように、背面下端の取付板66を、下部レール57の被取付板62に当てつつ摺動板65を載置板61に載せ、図11に示すように、上下のレール56,57に沿って前方から庫内の奥に向けて押し込まれる。
なお本実施形態では、トレイTとして、図15及び図16に示すように、ホテルパンTaと、ベーカリ用天板Tbの2種類を使用できるようになっている。ホテルパンTaは、底が比較的深く、上縁にフランジが設けられた形状である。一方ベーカリ用天板Tbは、ホテルパンTaに比べて幅、奥行とも大きく、その代わり底が浅い形状である。
載置棒73の上面には、その突出端から所定寸法奥に入った位置において、細い規制棒78が両屈曲部74の間にわたされて固定されている。さらに、枠体71における上側の両隅と、下側の両隅から所定寸法上がった位置の都合4箇所には、やや縦長の六角形をなす取付環79が固定されている。
そしてホテルパンTaについては、同図の上段側に示すように、左右のフランジを同じ段で対向した載置棒73における規制棒78よりも先の部分に載せつつ、前方から出し入れされて収納される。
一方、ベーカリ用天板Tbは、同図の下段側に示すように、底面の左右の側縁部を、同じ段で対向した載置棒73の上面(規制棒78を含む)の奥までの領域に載せつつ、同じく前方から出し入れされて収納されるようになっている。
収納室26の天井面26Aには、奥行方向に長い長方形状をなす取付孔86が凹み形成されており、同取付孔86内には、ランプ収納ケース87が取り付けられている。このケース87は、取付孔86の奥行よりも少し短い奥行と、取付孔86の横幅の半分強の横幅と、取付孔86の深さ(高さ)の半分程度の深さとを持った上面開口の箱形に形成されている。
ケース87の底板87Aには、幅方向のほぼ中央部でかつ奥側に寄った位置に、奥行方向に長い長方形をなす窓孔94が開口されており、上記のように取り付けられた2本のランプ90のうちの、先端に寄った位置から基端よりも所定寸法手前までの位置を下方に開放可能となっている。この窓孔94には、前後方向を向いた複数のガード棒95が装備されている。
また、ケース87における正面から見た右側板87Bは、上縁が上方に延ばされたのち右側に直角曲げされることで、取付板96が形成されている。
また、スライド扉100の各側板102には、ほぼ全長にわたって水平方向のガイド溝105が形成されている一方、ケース87の側板87Bにおける正面から見た左端寄りの位置の内側から、ねじ棒108が挿通されて上記のガイド溝105に貫通され、取付孔86の手前側と奥側の側面にそれぞれねじ込まれている。
一方、閉鎖位置では、ねじ棒108がガイド溝105の左端に達し、併せてスライド扉100の右端が取付孔86の右側面の少し手前に至り、閉鎖板101が窓孔94を全閉するようになっている。
また、両ガイド溝105の左右両端には、上記したねじ棒108が嵌り込む位置決め凹部106が、上向きに切り欠き形成されている。
凝縮器113は、載置台121の前縁に沿った位置で、かつ右側縁に寄った位置において、載置台121上に載せられ、取付脚115Aをねじ116で止めることによって固定される。このとき、凝縮器113の本体部114の下面は載置台121から浮いた状態にあり、また本体部114の上面は、機械室11の天井面に近い位置に達する。
このクリーニングパン125が、凝縮器113の本体部114の下方空間である両取付脚115Aの間に入れられて、前縁のフレーム126が載置台121の前縁に整合され、その状態でフレーム126の複数箇所をねじ止めすることで載置台121に対して固定される。このとき、クリーニングパン125の前縁のフレーム126と、後面壁とは、それぞれ凝縮器113の本体部114の前面と後面から突出し、特に前縁のフレーム126と、凝縮器113の本体部114の前面との間には、所定の間隙が確保されるようになっている。
なお、クリーニングパン125の底板には、適宜位置に排水口127が開口されており、載置台121にも同排水口127と整合して開口部128が形成されている。
調理後の食品はトレイTに入れられ、同トレイTは、左右のトレイ受け70の同じ段の載置棒73で受けられつつ、最大12段にわたって収納室26内に収納される。トレイTがホテルパンTaの場合は、図15,16の上の段に示すように、左右のフランジが、同じ段で対向した両載置棒73における規制棒78よりも先の部分で受けられて支持される。フランジが規制棒78に当たることで横方向のがたつきが規制される。トレイTがベーカリ用天板Tbの場合は、同図の下の段に示すように、底面の左右の側縁部が、同じ段で対向した載置棒73(規制棒78を含む)の上面の奥までの領域に載せられて支持される。
この間、凝縮器113の後方に配された凝縮器ファンが併せて駆動されることにより、機械室11のフロントパネル110の吸気口111から外気が吸い込まれ、エアフィルタ130を通して凝縮器113を通過することにより凝縮器113が冷却され、冷却に供したあとの排熱は、機械室11の後面や、側面の後部に設けられた排気口112を通して外部に排出される。
この間、紫外線発生ランプ90からの紫外線が窓孔94を通して収納室26に向けて照射され、収納室26に浮遊したり壁面に付着した雑菌が有効に殺菌される。
また、収納室26の壁面はもちろんのこと、設置室27では、左側壁10L、奥壁10Y及び底壁10Xのいずれも、冷却ユニット30との間にスペースが確保されているから、手を入れて拭き掃除を行うことができる。結果、庫内の全壁面を綺麗に掃除することができる。
もちろん、凝縮器113を機械室11内に留めたままエアフィルタ130のみを外し、洗浄等に供することも可能である。
また設置室27では、左側壁10L、奥壁10Y及び底壁10Xのいずれも、冷却ユニット30との間にスペースが確保されているから、手を入れて拭き掃除を行うことができる。結果、収納室26の壁面も含めて、庫内の全壁面を綺麗に掃除することができる。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)冷却ユニットの配設位置は、上記実施形態とは逆に、庫内の正面から見た右側に配置されていてもよい。
(2)上記実施形態では、冷却ユニットの背面側に吹き出された冷気が同冷却ユニットの両方の側面側に回り込むものを例示したが、片方の側面のみに回り込むものであってもよい。
(3)上記実施形態では、冷却器カバーに対してファンケースが開閉可能に組み付けられていたが、開閉できないものであってもよい。
(5)レールの形状は上記実施形態に例示したものに限らず、要は冷却ユニットを前方から出し入れ可能に支持できるようになっていれば、形状は任意である。
(6)本発明は上記実施形態に例示した急速冷却庫に限らず、庫内の左右一側に被冷却物の収納室が設けられる一方、他側に同収納室と対向するように冷却ユニットが設けられた冷却庫全般に広く適用することができる。
Claims (6)
- 前面開口でかつ同前面開口に扉を装着してなる冷却庫本体の内部には、間口方向の一側に被冷却物を収納する収納室が設けられるとともに、他側に、前記収納室に冷気を循環供給するべく冷却器と冷却ファンとを備えてなる冷却ユニットが設置される設置室が設けられ、この設置室には、前記冷却ユニットを前方からの出し入れ可能に支持する上部レールおよび下部レールが装備されており、
前記冷却ユニットの背面の下縁位置に、摺動板が背面側に突出して形成され、同背面下端に、取付板が垂下して形成され、前記冷却ユニットの上面における背面側の端縁に、ガイド板が立ち上がり形成され、このガイド板の両側に、一対のねじ止め部が立ち上がって設けられており、
前記上部レールは、L字形をなす大小2枚のレール板がこれらの間に溝部を形成しつつ庫内の天井壁から垂設されてなり、前記ガイド板と両ねじ止め部とが前記溝部に差し込まれて前記両ねじ止め部が前記大きいレール板にねじ止めされるとともに、
前記下部レールは、全体として階段状とされ、その水平部分が載置板とされ、この載置板の先端から垂下した部分が被取付板とされ、前記取付板を前記被取付板に当てつつ前記摺動板が前記載置板に載せられて前記取付板が前記被取付板にねじ止めされることを特徴とする冷却庫。 - 前記冷却ユニットは、前記収納室と対向する方向の前後に前記冷却ファンと前記冷却器とが配されてケーシング内に収められることで形成されていることを特徴とする請求項1記載の冷却庫。
- 前記冷却ユニットが、前記冷却ファンの収容部と、前記冷却器の収容部とに分割され、前記冷却ファン収容部が前記冷却器収容部に対して揺動開閉可能に連結されていることを特徴とする請求項2記載の冷却庫。
- 前記冷却ファン収容部は、前面から見た奥側を揺動中心として手前側で施錠できるように構成されており、前記収納室には、一対のトレイ受けが対向して取り付けられ、前記冷却ファン収容部における前記収納室に臨む面に、一方のトレイ受けが設けられていることを特徴とする請求項3記載の冷却庫。
- 前記冷却ユニットは、前記設置室における前記収納室とは反対側の側面となる庫内の側壁との間にクリアランスを持って設置されていることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の冷却庫。
- 前記冷却ユニットは、庫内の底壁から浮いた状態で設置されていることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の冷却庫。
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