Deprecated: The each() function is deprecated. This message will be suppressed on further calls in /home/zhenxiangba/zhenxiangba.com/public_html/phproxy-improved-master/index.php on line 456
JP4727078B2 - 差込式管継手 - Google Patents
[go: Go Back, main page]

JP4727078B2 - 差込式管継手 - Google Patents

差込式管継手 Download PDF

Info

Publication number
JP4727078B2
JP4727078B2 JP2001220433A JP2001220433A JP4727078B2 JP 4727078 B2 JP4727078 B2 JP 4727078B2 JP 2001220433 A JP2001220433 A JP 2001220433A JP 2001220433 A JP2001220433 A JP 2001220433A JP 4727078 B2 JP4727078 B2 JP 4727078B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bellows tube
bellows
ring
nut member
pipe joint
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2001220433A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2003028365A (ja
Inventor
智之 南
文隆 佐藤
靖志 藤縄
和忠 五十嵐
一三 加藤
稔 藤吉
伸哉 河西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Gas Co Ltd
SANKOH CO Ltd
Proterial Ltd
Original Assignee
Hitachi Metals Ltd
Tokyo Gas Co Ltd
SANKOH CO Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Metals Ltd, Tokyo Gas Co Ltd, SANKOH CO Ltd filed Critical Hitachi Metals Ltd
Priority to JP2001220433A priority Critical patent/JP4727078B2/ja
Publication of JP2003028365A publication Critical patent/JP2003028365A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4727078B2 publication Critical patent/JP4727078B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Joints That Cut Off Fluids, And Hose Joints (AREA)
  • Quick-Acting Or Multi-Walled Pipe Joints (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、シール性が良好な差込式管継手に関するものであり、主として蛇腹管を継手本体内に差し込むだけで、良好なシール性と抜け止めが行える差込式管継手に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、ガス等の流体を流すフレキシブル管を接続する差込式管継手としては、例えば実用新案公報第2565469号公報等にて開示されている継手が知られている。図10は上記公報にて開示されている管継手を示す断面図であり、図示するようにこの管継手は、フレキシブルになされた蛇腹管Fが挿入される接続孔2が形成されたソケット4と、このソケット4の開口端に螺合された締付け部材6と、上記締付け部材6がねじ込み初期位置に位置決めするために上記ソケット4と上記締付け部材6の両端部間に装着した略C字状の位置決め部材8と、上記ソケット4の接続孔2の内部に放射状に配置されて内周面が上記蛇腹管Fの外周面に対応して凹凸状に形成された複数のリテーナ10と、この複数のリテーナ10を内径が拡大縮小するように弾性的に保持する保持部材12を備えている。そして、上記蛇腹管Fを複数のリテーナ10間に挿入した後、位置決め部材8を外して締付け部材6をねじ込んで締め付けることにより、このリテーナ10を接続孔2の底部側へ押圧して、この蛇腹管Fをソケット4に固定するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記した従来の管継手では、蛇腹管Fを接続孔2内へ挿入した後、位置決め部材8を外してから締付け部材6をソケット4に締め付けるに際して、図示しない工具を用いて、これを行なうようになっている。このため、依然として工具を用いて締め付ける作業が有り、このため、例えば蛇腹管Fを挿入した後この締付けを忘れて漏れを発生させてしまう場合があるなどの問題がある。また、位置決め部材を外す手間が有り、簡単に接続できない。更に、複数のリテーナを保持する弾性保持部材が必要で、構造が複雑である。
【0004】
そこで、本出願人は、先の出願(特願平11−316155号)において、蛇腹管を差し込むだけで簡単に接続できる差込式管継手を開示した。しかしながら、この管継手の場合には、差し込むだけで接続できる、という利点は有するが、内部にスプリング等を設けていることからやや構造が複雑化する、という改良点を有していた。
また、他の従来の管継手として、特開平5−164280号公報、特開平5−312289号公報、特開平6−58474号公報及び特開平6−58475号公報等に開示されているものも知られている。これらの各公知例に示される管継手にあっては、いずれもリング状になされてその直径が弾性的に拡縮可能になされたリングスプリングを用い、これを蛇腹管の凹部に嵌め込んでロック状態とすることにより、蛇腹管が抜け落ちて脱落することを阻止するようになっている。
【0005】
しかしながら、この場合には、上記リングスプリングは拡径された状態で管継手内へ装着する構造となっているために、拡径状態を保持するための部材が必要となり、部品点数が増大する、といった問題があった。
本発明は、以上のような問題点に着目し、これを有効に解決すべく創案されたものである。本発明の目的は、蛇腹管を継手本体内に挿入するだけで確実にシールして装着することができ、しかも、構造が簡単で安全な差込式管継手を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1に規定する発明は、外周面が波山状になされた凹凸部を有する蛇腹管を接続する差込式管継手において、前記蛇腹管を挿入するための管挿入孔が形成されて内壁面が段部状になされた継手本体と、前記継手本体の先端に固定されたリング状のナット部材と、前記継手本体の内壁面に設けられたパッキン部材と、先端部が前記ナット部材の内壁に摺接され、基端部が前記パッキン部材に接するようにして支持されると共に、前記蛇腹管が挿入された時に前記蛇腹管の先端に当接して一部が前記蛇腹管の半径方向に弾性的に拡縮しながら前記蛇腹管を内側に挿通させるリング状のリテーナ部材とを備え、前記ナット部材には、前記蛇腹管に引き抜き方向に力を付与した時に前記リテーナ部材を縮径方向へ変形させる抜け防止テーパ面が形成されていることを特徴とする差込式管継手である。
【0007】
これによれば、蛇腹管が挿入されるとこの先端にリテーナ部材が当接してリング状のリテーナ部材内に蛇腹管は、リテーナ部材の直径を拡縮させながら挿通し、蛇腹管の凹部に嵌まり込んだ状態でリテーナ部材は装着されることになり、蛇腹管に引き抜き方向に力を付与すると、ナット部材に形成した抜け防止テーパ面の作用により蛇腹管の引き抜きが阻止されるように作用するので、蛇腹管を継手本体内に十分に差し込んで挿入するだけで、良好なシール性を維持した状態で蛇腹管の接続を行うことができる。従って、差込式管継手の構造をそれ程複雑化させることなく蛇腹管の接続操作を簡単に且つ確実に行なうことが可能となる。
また、リテーナ部材は、その先端部がナット部材の内壁に摺接され、基端部はパッキン部材に接するように支持されているので、このパッキン部材は管継手の半径方向へ位置ずれすることがなく、これを常に芯出し状態で保持することが可能となる。
【0008】
この場合、例えば請求項2に規定するように、前記リテーナ部材は、前記ナット部の内壁に摺接する円筒状の前方つば部と、前記パッキン部材と接する肉厚な後方突部とよりなる。
また、例えば請求項3に規定するように、前記後方突部の内面側には、前記蛇腹管の先端と当接してこの後方突部を拡開方向へ付勢する拡開テーパ面が形成されると共に、外面側には前記抜け防止テーパ面と接する縮径テーパ面が形成されている。
【0009】
また、例えば請求項4に規定するように、前記後方突部と前記前方つば部には、前記前方つば部の端部の一部を残してその長さ方向へ切り込むようにして形成された複数の切り込み溝が設けられる。
また、例えば請求項5に規定するように、前記切り込み溝の内の1つは、前記前方つば部の長さ方向の端部まで完全に切断された完全切り込み溝である。
これによれば、完全切り込み溝を設けた結果、リング状のリテーナ部材の一部は完全にその長さ方向に沿って切断された状態となるので、この半径方向への拡張縮小変位が容易になり、蛇腹管の挿入抵抗を小さくでき、しかも、装着時のシール性は高く維持することが可能となる。
【0010】
本発明の関連技術は、外周面が波山状になされた凹凸部を有する蛇腹管を接続する差込式管継手において、前記蛇腹管を挿入するための管挿入孔が形成されて内壁面が段部状になされた継手本体と、前記継手本体の先端に固定されたリング状のナット部材と、前記継手本体の内壁面に設けられたパッキン部材と、前記ナット部材と前記パッキン部材との間に位置されると共に基端部が前記パッキン部材に支持されて、前記蛇腹管が挿入された時に前記蛇腹管の先端に当接して一部が前記蛇腹管の半径方向に弾性的に拡縮しながら前記蛇腹管を内側に挿通させるリング状のリテーナ部材とを備え、前記ナット部材には、前記蛇腹管に引き抜き方向に力を付与した時に前記リテーナ部材を縮径方向へ変形させる抜け防止テーパ面が形成されていることを特徴とする差込式管継手である。
【0011】
これによれば、蛇腹管が挿入されるとこの先端にリテーナ部材が当接してリング状のリテーナ部材内に蛇腹管は、リテーナ部材の直径を拡縮させながら挿通し、蛇腹管の凹部に嵌まり込んだ状態でリテーナ部材は装着されることになり、蛇腹管に引き抜き方向に力を付与すると、ナット部材に形成した抜け防止テーパ面の作用により蛇腹管の引き抜きが阻止されるように作用するので、蛇腹管を継手本体内に十分に差し込んで挿入するだけで、良好なシール性を維持した状態で蛇腹管の接続を行うことができる。従って、差込式管継手の構造をそれ程複雑化させることなく蛇腹管の接続操作を簡単に且つ確実に行なうことが可能となる。
また、リテーナ部材は、ナット部材とパッキン部材との間に位置されると共に基端部がパッキン部材に支持されているので、このパッキン部材は軸方向や半径方向へ位置ずれすることがなく、これを常に芯出し状態で保持することが可能となる。
【0012】
この場合、例えば前記リテーナ部材は、前記パッキン部材に支持される円筒状の後方つば部と、前記挿入されてくる蛇腹管と接する肉厚な前方突部とよりなる。
また、例えば前記前方突部の内面側には、前記蛇腹管の先端と当接してこの前方突部を拡開方向へ付勢する拡開テーパ面が形成されると共に、外面側には前記抜け防止テーパ面と接する縮径テーパ面と接する縮径テーパ面が形成されている。
【0013】
また、例えば前記前方突部と前記後方つば部には、前記後方つば部の端部の一部を残してその長さ方向へ切り込むようにして形成された複数の切り込み溝が設けられる。
また、例えば前記切り込み溝の内の1つは、前記後方つば部の長さ方向の端部まで完全に切断された完全切り込み溝である。
これによれば、完全切り込み溝を設けた結果、リング状のリテーナ部材の一部は完全にその長さ方向に粗って切断された状態となるので、この半径方向への拡張縮小変位が容易になり、蛇腹管の挿入抵抗を小さくでき、しかも、装着時のシール性は高く維持することが可能となる。
【0014】
求項6に規定する発明は、外周面が波山状になされた凹凸部を有する蛇腹管を接続する差込式管継手において、前記蛇腹管を挿入するための管挿入孔が形成されて内壁面が段部状になされた継手本体と、前記継手本体の内壁面に沿って摺動可能に設けられたリング状のパッキン部材と、前記継手本体の先端側に設けられて前記パッキン部材と係合されて前記パッキン部材と一体的に摺動可能になされたリング状のナット部材と、前記ナット部材が前記継手本体内に挿入された時に前記ナット部材と係合して抜けを阻止するストップリング部材と、先端部が前記ナット部材の内壁に摺接され、基端部が前記パッキン部材に接するようにして支持されると共に、前記蛇腹管が挿入された時に前記蛇腹管の先端に当接して一部が前記蛇腹管の半径方向に弾性的に拡縮しながら前記蛇腹管を内側に挿通させるリング状のリテーナ部材とを備え、前記ナット部材には、前記蛇腹管に引き抜き方向に力を付与した時に前記リテーナ部材を縮径方向へ変形させる抜け防止テーパ面が形成されていることを特徴とする差込式管継手である。
【0015】
請求項7に規定する発明は、外周面が波山状になされた凹凸部を有する蛇腹管を接続する差込式管継手において、前記蛇腹管を挿入するための管挿入孔が形成されて内壁面が段部状になされた継手本体と、前記継手本体の内壁面に沿って摺動可能に設けられたリング状のパッキン部材と、前記継手本体の先端側に設けられて前記パッキン部材と係合されて前記パッキン部材と一体的に摺動可能になされたリング状のナット部材と、前記ナット部材が前記継手本体内に挿入された時に前記ナット部材と係合して抜けを阻止するストップリング部材と、前記ナット部材と前記パッキン部材との間に位置されると共に基端部が前記パッキン部材に支持されて、前記蛇腹管が挿入された時に前記蛇腹管の先端に当接して一部が前記蛇腹管の半径方向に弾性的に拡縮しながら前記蛇腹管を内側に挿通させるリング状のリテーナ部材とを備え、前記ナット部材には、前記蛇腹管に引き抜き方向に力を付与した時に前記リテーナ部材を縮径方向へ変形させる抜け防止テーパ面が形成されていることを特徴とする差込式管継手である。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明に係る差込式管継手の一実施例を添付図面に基づいて詳述する。
まず、本発明の第1実施例について説明する。
図1は本発明の第1実施例の差込式管継手と蛇腹管を示す断面図、図2はリング状のリテーナ部材を示す斜視図、図3は本発明の第1実施例の差込式管継手に蛇腹管を挿入する過程を示す工程図、図4は蛇腹管を挿入する時の第1実施例のリテーナ部材の状態を説明するための説明図である。
図示するように、この差込式管継手16は、例えばステンレスよりなるフレキシブルな蛇腹管Fを接続するためのものであり、この蛇腹管Fの外周面は波山状に凹部18及び凸部20が形成され、また、接続される先端部を除いて、軟質塩化ビニールなどの軟質樹脂等よりなる被覆層22により覆われている。
【0017】
上記差込式管継手16は、上記蛇腹管Fを挿入するために内壁面が2段に段部状になされて管挿入孔24が形成された継手本体26と、中心に管挿通孔28が形成されたリング状のナット部材30とにより主に構成されている。上記ナット部材30は、例えば黄銅等によりリング状に形成されており、上記蛇腹管Fを挿通し得る大きさの管挿通孔28を中心に有する。このナット部材30の外面は、例えば円柱状或いは六角柱状になされている。このナット部材30の基端部側は、上記継手本体24の先端に、ネジ部32によって螺合させて固定されており、この接合部には円形リング状の弾性体よりなる水密Oリング34を介在させて内部に水分が浸入しないようにしている。
【0018】
このナット部材30の先端側の内周面には、円形リング状の弾性体よりなる水密パッキン36がその周方向に沿って装着されており、この水密パッキン36の内側突部36Aが挿入された蛇腹管Fの被覆層22と密接してシールし、外部より管継手内に腐食水等が浸入することを防止するようになっている。
また、このナット部材30の一部にはこの半径方向へ抜ける貫通孔を設け、この貫通孔に内部から外部へ気体を透過するが、固体や液体は透過しない選択透過性部材38を装着してある。
この選択透過性部材38は継手内部から外部へ気体が透過するので、万が一蛇腹管Fに釘打ち等で穴が開けられてガス漏れした際、蛇腹管Fの表面とこの外面に被覆した樹脂の被覆層22との間の間隙を伝わってガスが継手内に進入し、このガスが選択透過性部材38を透過して管継手16の外部に噴出することになる。このため蛇腹管Fを配管した後、この管継手16の選択透過性部材38の部分にガス漏れ検出器を近づけることで、蛇腹管Fの穴開き不良を容易に検出することができ、未然にガス事故を防止できる。
【0019】
上記継手本体26の先端側の段部には、円形リング状になされた弾性体よりなる気密パッキン部材40と、これに連設されて円形リング状の弾性体よりなる耐火パッキン部材42とが固定して設けられている。この気密パッキン部材40は、例えばNBR(ニトリルゴム)、フッ素ゴム等よりなり、また、上記耐火パッキン部材42は、例えば膨張黒鉛とNBR等のゴム材とを一体成形してなる弾性体よりなり、火災時等の高温に晒されるとこの耐火パッキン部材42の体積が膨張して内部を密閉するようになっている。尚、両パッキン部材40、42の配列順序を逆にしてもよい。これらの気密パッキン部材40及び耐火パッキン部材42の内径は、それぞれ上記蛇腹管Fの凸部20における直径と凹部18における直径との略中間の大きさとなるように設定されており、蛇腹管Fの挿入時に、上記両パッキン部材40、42の内周面を弾性的に押圧しつつこの蛇腹管Fを挿入し得るようになっている。
【0020】
そして、上記継手本体26の基端部側には、内径が狭められた段部、すなわちストッパ段部26Aが形成されている。このストッパ段部26Aからは上記蛇腹管Fの凹部18の内径よりも僅かに小さく設定された外径を有する円筒体状の案内筒46が前方に延びるようにして設けられている。
そして、上記ナット部材30と上記気密パッキン部材40との間に本発明の特徴とするリング状のリテーナ部材50が設置されている。このリテーナ部材50は、全体が例えば黄銅材、ステンレス鋼材等の金属によって成形されており、図2(A)にも示すように、円筒体状の前方つば部52とこの一端に、一体的になされて上記気密パッキン部材40に接する後方突部54とにより構成される。具体的には、上記円筒体状の前方つば部52の長さL1は例えば5mm程度に設定されると共に、その外径D1は上記ナット部材30の基端部側の内径D2と略同じか、或いはこれよりも僅かに小さく設定されており、この前方つば部52の外周面が上記ナット部材30の内壁に対して摺接してここで保持或いは支持できるようになっている。
【0021】
また、この前方つば部の内径は、上記蛇腹管Fの凸部20の外径よりも僅かに大きく設定されており、この前方つば部52内に上記蛇腹管Fを挿通できるようになっている。この前方つば部52に一体的に成形されている円形リング状の後方突部54は、やや肉厚になされており、その基端部側には半径方向の内方に向けて延びるリング状の突起56が形成されている。このリング状の突起56の内径は、上記蛇腹管Fの凸部20の外径よりも小さく設定されている。そして、この後方突部54の基端部側の端面54A(図4参照)は平面状態になされて、この端面54Aが上記気密パッキン部材40の先端側の端面と当接するようになっている。そして、このリテーナ部材50には、上記後方突部54の端面側から前方つば部52に向けて延びるようにして、すなわち前方つば部52の長さ方向に沿って切り込むようにして、複数の切り込み溝58が設けられている。この切り込み溝58は、上記前方つば部52の端部の一部を残して形成されているので、従って、分割された各前方つば部52や後方突部54は、上記切り残された端部P1(図4参照)を支点として半径方向へ拡縮変形できるようになっている。図示例では上記切り込み溝58はリテーナ部材50の周方向に等間隔で6本形成して、前方つば部52の一部を残してこのリテーナ部材50の全体を6分割しているが、この切り込み溝58の数はこれに限定されず、増減するようにしてもよい。
【0022】
そして、上記分割された各後方突部54の内側面には、挿入されてくる蛇腹管Fの先端と当接してこれを拡開方向へ付勢して弾性的に押し曲げるための拡開テーパ面54B(図4参照)が形成されている。この拡開テーパ面の傾斜角度αは例えば40〜50℃程度の範囲内に設定されており、蛇腹管Fを挿入した時にこれが拡開し易くなっている。
そして、この分割された各後方突部54の外面側の前方には、蛇腹管Fに引き抜き方向に力を付与した時に、上記ナット部材30に設けた後述する抜け防止テーパ面60と当接してこの後方突部54及び分割されている前方つば部52を縮径方向、すなわちこの管継手16の中心軸方向へ弾性的に屈曲変形させる縮径テーパ面54Cが形成されている。
【0023】
そして、上記ナット部材30の基端部には、所定の角度で先端方向に沿ってこの軸心方向に所定の角度で傾斜する抜け防止テーパ面60が形成されており、挿入完了した蛇腹管Fを引き抜き方向に力を付与した時に上記リテーナ部材50の上記縮径テーパ面54Cがこの抜け防止テーパ面60に当接して後方突部54を軸心方向へ移動し得るようになっていると共に、蛇腹管Fの未挿入時には、上記リテーナ部材50が抜け方向(先端方向)へ移動した時にこの抜け落ちを防止し得るようになっている。
【0024】
次に、以上のように構成された差込式管継手の使用方法について説明する。
まず、作業者は、図1に示す状態から、蛇腹管Fの先端部を、ナット部材30の管挿通孔28及び継手本体26の管挿入孔24内に挿通させてこれを差し込んで行く。そして、更に蛇腹管Fを押し込んで行くと、図3(A)及び図4(A)に示すように、蛇腹管Fの先端はリテーナ部材50の後方突部54の拡開テーパ面54Bと当接し、分割されている各前方つば部材52及び各後方突部54は、図4(B)に示すように管継手の半径方向外方へ例えば角度θ1だけ屈曲変形して押し広げられ、この中を蛇腹管Fが挿通されて行く。
【0025】
この状態で、更に蛇腹管Fを押し込むと、図3(B)に示すように、蛇腹管Fの外周面は、弾性体よりなる上記両パッキン部材40、42の内周面と接触してこれを弾性的に押圧変形させながらスライド移動して行く。これと同時に、上記リング状のリテーナ部材50の後方突部54は、蛇腹管Fの外周面と接触して、その半径方向に弾性的に拡縮しながら蛇腹管Fを内側に挿通させる。また、蛇腹管Fの先端が曲がっている時には案内筒46がその挿入方向を矯正することになる。図3(B)に示す例では3つの凸部20がリング状のリテーナ部材50内を通った状態を示しており、また、蛇腹管Fの挿入と同時に、水密パッキン36のリング状の内側突部36Aは、蛇腹管Fの被覆層22の外周面と当接して折り曲がった状態で接しており、その気密性が保たれることになる。この時、リテーナ部材50の突起56は、蛇腹管Fの凹部18に嵌まり込んでおり、ロック状態となっている。これにより、蛇腹管Fは管継手16に完全に装着された状態となる。これ以上、蛇腹管Fを挿入しようとすると、その先端は継手本体26の内部のストッパ段部26Aに当接して、それ以上の挿入が阻止される。
【0026】
ここで、蛇腹管Fに引き抜き方向に力が付与された場合には、この蛇腹管Fとロック状態になっているリテーナ部材50は、一体的に僅かな距離だけ引き抜き方向へ移動するが、すると、このリテーナ部材50の後方突部54の縮径テーパ面54Cがナット部材30の抜け防止テーパ面60と接触し、この後方突部54を縮径方向、すなわち管継手の中心軸方向へ押圧することになる。この結果、この後方突部54の突起56が蛇腹管Fの凹部18内に益々強固に押し付けられるので、それ以上の移動がブロックされた状態となり、この蛇腹管Fは管継手16から抜けて脱落することはない。
このようにして、管継手16の構造をそれ程複雑化させることなく、蛇腹管Fを管継手16内へ挿入して押し込むだけで確実なシール性を維持しつつ装着することができる。しかも蛇腹管Fが管継手16から抜け出て脱落することも防止することができる。また、リテーナ部材50が蛇腹管Fの凹凸部18、20を1つ乗り越える毎に、操作者はクリック感を感じることができるので、挿入状態を感覚的に把握することができる。
【0027】
また、リテーナ部材50の先端側はナット部材30の内壁に摺接状態で支持され、後端側は気密パッキン部材40に接触するように保持されているので、このリテーナ部材50は、管継手の半径方向へ位置ずれすることがなく、これを常に芯出し状態で保持することが可能となる。
更に、図4(B)に示すように、蛇腹管Fがリテーナ部材50内に挿通される時、分割されている前方つば部52はその先端部である点P1を支点として角度θ1だけ屈曲変形するが、この前方つば部52の長さL1を長くすることにより、角度θ1をその分、小さくでき、従ってその分、支点P1の部分に加わる曲げ応力を小さくできるので、この部分の破損等を防止することができる。
【0028】
また、上記実施例では図2(A)に示すように、リテーナ部材50の6本の全ての切り込み溝58は、前方つば部52の長さ方向の途中までしか形成していないが、これに代えて、図2(B)に示すように上記6本の内の1本の切り込み溝のみ上記前方つば部52の長さ方向の端部まで完全に切断するようにして、これを完全切り込み溝58Aとしてもよい。これによれば、上記完全切り込み溝58Aの溝幅がなくなるようにこのリテーナ部材50は変形できるので、その分、蛇腹管Fの挿入時の挿入抵抗を減少させることが可能となる。
【0029】
次に、本発明の第2実施例について説明する。
この第2実施例では、リテーナ部材以外は上記第1実施例で用いた管継手と同様な構造のものを用いているので、ここではリテーナ部材について説明する。
図5は本発明の第2実施例で用いるリテーナ部材を示す斜視図、図6は本発明の第2実施例の差込式管継手に蛇腹管を挿入する過程を示す工程図、図7は蛇腹管を挿入する時の第2実施例のリテーナ部材の状態を説明するための説明図である。
図示するように、この第2実施例のリテーナ部材64は、上記第1実施例のリテーナ部材50の前後をそれぞれ逆にして成形したような形状をしている。そして、上記第1実施例のリテーナ部材50は、この先端側をナット部材30の内壁に摺接させて芯出し状態を維持していたのに対して、この第2実施例のリテーナ部材64では、これを主として気密パッキン部材40に支持させることによって芯出し状態を維持するようにしている。
【0030】
具体的には、このリテーナ部材64は、全体が例えば黄銅材、ステンレス鋼材等の金属によって成形されており、図5(A)にも示すように、円筒体状の前方突部66とこの一端に、一体的になされて上記気密パッキン部材40に支持される後方つば部68とにより構成される。具体的には、上記円筒体状の後方つば部68の長さL2は例えば7mm程度に設定されると共に、その内径D3(図6(A)参照)は上記蛇腹管Fの凸部20の外径よりも僅かに大きく設定されている。この後方つば部68の後端部は、上記気密パッキン部材40の先端部に嵌め込んで装着され、或いは埋め込まれて固設されており、このリテーナ部材64の全体を支持固定するようになっている。この後方つば部68に一体的に成形されている円形リング状の前方突部66は、やや肉厚になされており、その先端部側には半径方向の内方に向けて延びるリング状の突起70(図7参照)が形成されている。このリング状の突起70の内径は、上記蛇腹管Fの凸部20の外径よりも小さく設定されている。そして、このリテーナ部材64には、上記前方突部66の端面側から後方つば部68に向けて延びるようにして、すなわち後方つば部68の長さ方向に沿って切り込むようにして、複数の切り込み溝72が設けられている。この切り込み溝72は、上記後方つば部68の端部の一部を残して形成されているので、従って、分割された各後方つば部68や前方突部66は、上記切り残された端部P2(図7参照)を支点として半径方向へ拡縮変形できるようになっている。図示例では上記切り込み溝72はリテーナ部材64の周方向に等間隔で6本形成して、後方つば部68の一部を残してこのリテーナ部材64の全体を6分割しているが、この切り込み溝58の数はこれに限定されず、増減するようにしてもよい。
【0031】
そして、上記分割された各前方突部66の内側面には、挿入されてくる蛇腹管Fの先端と当接してこれを拡開方向へ付勢して弾性的に押し曲げるための拡開テーパ面66B(図7参照)が形成されている。
そして、この分割された各前方突部66の外面側の前方には、蛇腹管Fに引き抜き方向に力を付与した時に、上記ナット部材30に設けた抜け防止テーパ面60と当接してこの前方突部66及び分割されている後方つば部68を縮径方向、すなわちこの管継手16の中心軸方向へ弾性的に屈曲変形させる縮径テーパ面66Cが形成されている。尚、上記リテーナ部材64を、図5(B)に示すように気密パッキン部材40と一体成形するようにしてもよい。
【0032】
次に、以上のように構成された第2実施例の差込式管継手の使用方法について説明する。
まず、作業者は、蛇腹管Fの先端部を、図6(A)に示すように第2実施例の差込式管継手74のナット部材30の管挿通孔28及び継手本体26の管挿入孔24内に挿通させてこれを差し込んで行く。そして、更に蛇腹管Fを押し込んで行くと、図6(A)及び図7(A)に示すように、蛇腹管Fの先端はリテーナ部材64の前方突部66の拡開テーパ面66Bと当接し、分割されている各後方つば部材68及び各前方突部66は、図7(B)に示すように管継手の半径方向外方へ例えば角度θ2だけ屈曲変形して押し広げられ、この中を蛇腹管Fが挿通されて行く。また、蛇腹管Fの先端が曲がっている時には案内筒46がその挿入方向を矯正することになる。
【0033】
この状態で、更に蛇腹管Fを押し込むと、図6(B)に示すように、蛇腹管Fの外周面は、弾性体よりなる上記両パッキン部材40、42の内周面と接触してこれを弾性的に押圧変形させながらスライド移動して行く。これと同時に、上記リング状のリテーナ部材64の前方突部66は、蛇腹管Fの外周面と接触して、その半径方向に弾性的に拡縮しながら蛇腹管Fを内側に挿通させる。また、蛇腹管Fの先端が曲がっている時には案内筒46がその挿入方向を矯正することになる。図6(B)に示す例では4つの凸部20がリング状のリテーナ部材64内を通った状態を示しており、また、蛇腹管Fの挿入と同時に、水密パッキン36のリング状の内側突部36Aは、蛇腹管Fの被覆層22の外周面と当接して折り曲がった状態で接しており、その気密性が保たれることになる。この時、リテーナ部材64の突起70は、蛇腹管Fの凹部18に嵌まり込んでおり、ロック状態となっている。これにより、蛇腹管Fは管継手16に完全に装着された状態となる。これ以上、蛇腹管Fを挿入しようとすると、その先端は継手本体26の内部のストッパ段部26Aに当接して、それ以上の挿入が阻止される。
【0034】
ここで、蛇腹管Fに引き抜き方向に力が付与された場合には、この蛇腹管Fとロック状態になっているリテーナ部材64は、一体的に僅かな距離だけ引き抜き方向へ移動するが、すると、このリテーナ部材64の前方突部66の縮径テーパ面66Cがナット部材30の抜け防止テーパ面60と接触し、この前方突部66を縮径方向、すなわち管継手の中心軸方向へ押圧することになる。この結果、この前方突部66の突起70が蛇腹管Fの凹部18内に益々強固に押し付けられるので、それ以上の移動がブロックされた状態となり、この蛇腹管Fは管継手16から抜けて脱落することはない。
【0035】
このようにして、管継手16の構造をそれ程複雑化させることなく、蛇腹管Fを管継手16内へ挿入して押し込むだけで確実なシール性を維持しつつ装着することができる。しかも蛇腹管Fが管継手16から抜け出て脱落することも防止することができる。また、リテーナ部材64が蛇腹管Fの凹凸部18、20を1つ乗り越える毎に、操作者はクリック感を感じることができるので、挿入状態を感覚的に把握することができる。
また、リテーナ部材64の基端部側は気密パッキン部材40に嵌め込んで装着され、或いは固定的に支持されているので、このリテーナ部材64は、管継手の半径方向へ位置ずれすることがなく、これを常に芯出し状態で保持することが可能となる。
更に、図7(B)に示すように、蛇腹管Fがリテーナ部材64内に挿通される時、分割されている後方つば部68はその後端部である点P2を支点として角度θ2だけ屈曲変形するが、この後方つば部68の長さL2を長くすることにより、角度θ2をその分、小さくでき、従ってその分、支点P2の部分に加わる曲げ応力を小さくできるので、この部分の破損等を防止することができる。
【0036】
次に、本発明の第3実施例について説明する。
この第3実施例では、リテーナ部材としては、第1実施例で説明した図2に示すようなリテーナ部材50を用いているので、それ以外の構造について説明する。
図8は本発明の第3実施例の差込式管継手80に蛇腹管Fを挿入する過程を示す工程図である。
上記差込式管継手80は、上記蛇腹管Fを挿入するために内壁面が2段に段部状になされて管挿入孔82が形成された継手本体84と、中心に管挿通孔86が形成されたリング状のナット部材88と、このナット部材88に係合されてこれと一体的に前記継手本体84の内壁面に沿って摺動可能に設けられたパッキン部材90とにより主に構成されている。上記継手本体84は、前部本体84Aと後部本体84Bとよりなり、両者はネジ部85にて2分割可能に螺合されている。上記ナット部材88は、例えば黄銅等によりリング状に形成されており、上記蛇腹管Fを挿通し得る大きさの管挿通孔86を中心に有する。このナット部材88の外面は、例えば円柱状になされている。このナット部材88の中央部側の外周面には、円形リング状の弾性体よりなる水密Oリング92を介在させて内部に水分が浸入しないようにしている。
【0037】
上記パッキン部材90は、合成ゴムの弾性体よりなると共に、上記ナット部材88と同様に上記継手本体84に略内接するように形成される。このパッキン部材90は、先端側の気密パッキン部材90Aと後端側の耐火パッキン部材90Bとよりなり、両パッキン部材90A、90Bは、それぞれの用途に合った合成ゴムにより一体成形される。
上記ナット部材88の基端部の内側は、凹状になされてその後端は、パッキン部材90の先端に連結されて、前述したようにナット部材88とパッキン部材90とが一体的に継手本体84の内壁に沿って摺接しつつ移動できるようになっている。
【0038】
また、このナット部材88の先端側の内周面には、円形リング状の弾性体よりなる水密パッキン部材94がその周方向に沿って装着されており、この水密パッキン部材94の内側突部94Aが挿入された蛇腹管Fの被覆層22と密接してシールし、外部より管継手内に腐食水等が浸入することを防止するようになっている。
また、このナット部材88の中央部側の外周面には、ストップリング収容凹部96が設けられると共に、これに対応する継手本体84の内面には段部98が設けられて、この段部98からは半径方向内側に向けて傾斜されたストップリング用テーパ面100が形成されている。そして、この段部98とナット部材88の外周面に設けたリング状のストップリング収容凹部96との間にワッシャ状になされて半径が拡縮可能になされたストップリング部材102が設けられている。そして、上記段部98より所定のストローク長だけ離間させて、この継手本体84の内面には、上記ストップリング部材102が拡張して収容されるストップ凹部97がリング状に形成される。
尚、この継手本体84の一部には内部から外部へ気体を透過するが、固体や液体は透過しない選択透過性部材(図示せず)を装着してある。
【0039】
そして、このナット部材88の基端部内側に形成した断面が略凹部状になされたリング状のリテーナ収容空間104に、図2に示したと同様な構造のリテーナ部材50を配置している。すなわち、図1を参照して説明したと同様にこのリテーナ部材50の先端部をナット部材88の内壁に摺接させ、基端部をパッキン部材90に接するようにして支持している。このパッキン部材90の基端部には、上記蛇腹管Fの凹部18の内径よりも僅かに小さく設定された外径を有する円筒体状の支持筒106が前方に延びるようにして一体的に設けられている。そして、上記ナット部材88の上記リテーナ収容空間104を区画する基端部には、所定の角度で先端方向に沿ってこの軸心方向に所定の角度で傾斜する抜け防止テーパ面110が形成されており、挿入完了した蛇腹管Fに対して引き抜き方向に力を付与した時に上記リテーナ部材88がこの抜け防止テーパ面110に当接して一部が縮径することによって蛇腹管Fの凹部18に嵌まり込み、この蛇腹管Fの抜けを阻止し得るようになっている。
【0040】
次に、以上のように構成された第3実施例の差込式管継手の使用方法について説明する。
まず、作業者は、蛇腹管Fの先端部を、図8(A)に示すように第3実施例の差込式管継手80のナット部材88の管挿通孔86及び継手本体84の管挿入孔82内に挿通させてこれを差し込んで行く。すると、蛇腹管Fの先端がリング状のリテーナ部材50の後方突部54の拡開テーパ面54B(図4参照)と当接し、この後方突部54の径を弾性的に拡大して中に入り込む。
この状態から、更に蛇腹管Fを押し込んで行くと、蛇腹管Fは、上記リング状のリテーナ部材50の後方突部54の直径を拡縮させながらその中を通って行くと共に、上記蛇腹管Fは気密パッキン部材90A及び耐火パッキン部材90Bの内周面と接してこれを弾性的に変形させつつ更に奥に入って行き、更にその先端は奥に位置する支持筒106の基部に至る。この時点では、ナット部材88とパッキン部材90はスライド移動していない。また、リング状のリテーナ部材50の後方突部54が拡縮して内側に蛇腹管Fが通る時には、操作者は拡縮に伴うクリック感を確認することができる。
【0041】
また、蛇腹管Fの挿入と同時に、水密パッキン94のリング状の内側突部94Aは、蛇腹管Fの被覆層22の外周面と当接して折り曲がった状態で接しており、その気密性が保たれることになる。
ここで、更に蛇腹管Fを押し込むと、上述したように蛇腹管Fの先端は、支持筒106の基部に当接しているので、今度は、この蛇腹管Fと共に、耐火パッキン部材90B及び気密パッキン部材90Aとこの気密パッキン部材90Aに連結されているナット部材88とが全て一体となって奥にスライド移動して行く。この時、弾性的に縮径された状態でナット部材88と共にスライド移動してきたストップリング部材102は、ストップ凹部97に至ってここで拡張してロックされ、上記スライド移動が停止する。この時の状態は図8(B)に示されている。
これにより、蛇腹管Fは管継手16に完全に装着された状態となる。
このように、蛇腹管Fが完全に装着された状態ではナット部材88が継手本体84の内部に完全に隠れた状態になっているため、差し込み不足が一目でわかるので施工が適正に完了した事が目視、或いはさわった触感でも容易に確認できる。
【0042】
また、ナット部材88が奥へ押し込まれるに従って、上記ストップリング部材102は、ストップリング用テーパ面100が通過するに従って次第に縮径して行き、そして、上述のようにストップ凹部97に至った時に拡張してロックされるので、ナット部材88に引き抜き方向へ力が付与されても、この引き抜きが阻止される。
ここで、蛇腹管Fに引き抜き方向に力が付与された場合には、この蛇腹管Fとロック状態になっているリテーナ部材50は、一体的に僅かな距離だけ引き抜き方向へ移動するが、すると、図4を参照して説明したように、このリテーナ部材50の後方突部54の縮径テーパ面54Cがナット部材88の抜け防止テーパ面110(図8(B)参照)と接触し、この後方突部54を縮径方向、すなわち管継手の中心軸方向へ押圧することになる。この結果、この後方突部54の突起56が蛇腹管Fの凹部18内に益々強固に押し付けられるので、それ以上の移動がブロックされた状態となり、この蛇腹管Fは管継手80から抜けて脱落することはない。
このようにして、管継手80の構造をそれ程複雑化させることなく、蛇腹管Fを管継手80内へ挿入して押し込むだけで確実なシール性を維持しつつ装着することができる。
【0043】
次に、本発明の第4実施例について説明する。
図9は本発明の第4実施例を示す断面図であり、図中、上半分は蛇腹管の挿入途中の状態を示し、下半分は蛇腹管の挿入を完了した時の状態を示す。
この図9に示す第4実施例の差込式管継手120では、リテーナ部材としては第2実施例で説明した図5に示したものと同様のリテーナ部材64を用い、それ以外の構造については第3実施例で説明した図8に示したものと略同様のものを用いているので、同じ構成部分については同一参照符号を付してその説明を省略し、構造の異なる部分のみ説明する。
この差込式管継手120にあっては、パッキン部材90の耐火パッキン部材90Bを内径方向へ突出させてこれを係合凸部122としており、蛇腹管Fの挿入時に、この蛇腹管Fの先端がこの係合凸部122に当接することによって、このパッキン部材90とナット部材88が一体的にスライド移動する。尚、この係合凸部122に、図8にて説明した支持筒106を設けるようにしてもよい。
【0044】
そして、ここではストップリング部材102としては、半径方向へ弾性的に縮係している例えばバネ部材等を用いており、また、ナット部材88の先端外周面には縮径段部124が形成されている。そして、ナット部材88が挿入方向へスライド移動して上記ストップリング部材102が上記縮径段部124に落ち込んだ時に(図9中の下半分参照)、両者がロック状態となってこのナット部材88が継手本体84側から抜けないようになっている。
そして、図5にて示したと同様な構造のリテーナ部材64が、ナット部材88とパッキン部材90との間に設置される。この場合、リテーナ部材64の基端部は、上記パッキン部材90の先端部に埋め込まれて固定されている。
【0045】
この第4実施例の場合には、挿入される蛇腹管Fとリテーナ部材90との係合状態及び蛇腹管Fに引き抜き方向への力が付与された時の動作は、図6を参照して説明した時と同じである。
そして、この第4実施例の場合にも、リテーナ部材64の基端部側は気密パッキン部材90Aに固定的に支持されているので、このリテーナ部材64は、管継手の半径方向へ位置ずれすることがなく、これを常に芯出し状態で保持することが可能となる。
尚、以上説明した各実施例では、リテーナ部材50、64を金属で一体的に成形した場合を例にとって説明したが、これに限定されず、全体を合成樹脂で成形してもよいし、或いは金属と合成樹脂との一体成形物としてもよい。
【0046】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の差込式管継手によれば、次のような優れた作用効果を発揮することができる。
蛇腹管が挿入されるとこの先端にリテーナ部材が当接してリング状のリテーナ部材内に蛇腹管は、リテーナ部材の直径を拡縮させながら挿通し、蛇腹管の凹部に嵌まり込んだ状態でリテーナ部材は装着されることになり、蛇腹管に引き抜き方向に力を付与すると、ナット部材に形成した抜け防止テーパ面の作用により蛇腹管の引き抜きが阻止されるように作用するので、蛇腹管を継手本体内に十分に差し込んで挿入するだけで、良好なシール性を維持した状態で蛇腹管の接続を行うことができる。従って、差込式管継手の構造をそれ程複雑化させることなく蛇腹管の接続操作を簡単に且つ確実に行なうことができる。
また、リテーナ部材は、その先端部がナット部材の内壁に摺接され、基端部はパッキン部材に接するように支持されているので、このパッキン部材は管継手の半径方向へ位置ずれすることがなく、これを常に芯出し状態で保持することができる。
また、特に請求項5に規定するように、リテーナ部材に完全切り込み溝を設けた場合には、完全切り込み溝を設けた結果、リング状のリテーナ部材の一部は完全にその長さ方向に粗って切断された状態となるので、この半径方向への拡張縮小変位が容易になり、蛇腹管の挿入抵抗を小さくでき、しかも、装着時のシール性は高く維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の差込式管継手と蛇腹管を示す断面図である。
【図2】リング状のリテーナ部材を示す斜視図である。
【図3】本発明の第1実施例の差込式管継手に蛇腹管を挿入する過程を示す工程図である。
【図4】蛇腹管を挿入する時の第1実施例のリテーナ部材の状態を説明するための説明図である。
【図5】本発明の第2実施例で用いるリテーナ部材を示す斜視図である。
【図6】本発明の第2実施例の差込式管継手に蛇腹管を挿入する過程を示す工程図である。
【図7】蛇腹管を挿入する時の第2実施例のリテーナ部材の状態を説明するための説明図である。
【図8】本発明の第3実施例の差込式管継手80に蛇腹管Fを挿入する過程を示す工程図である。
【図9】本発明の第4実施例を示す断面図である。
【図10】従来の一般的な差込式管継手を示す断面図である。
【符号の説明】
16 差込式管継手
18 凹部
20 凸部
26 継手本体
30 ナット部材
40 気密パッキン部材
42 耐火パッキン部材
50 リテーナ部材
52 前方つば部
54 後方突部
54B 拡開テーパ面
54C 縮径テーパ面
58 切り込み溝
60 抜け防止テーパ面
64 リテーナ部材
66 前方突部
66B 拡開テーパ面
66C 縮径テーパ面
68 後方つば部
72 切り込み溝
74 差込式管継手
80 差込式管継手
84 継手本体
88 ナット部材
90 パッキン部材
102 ストップリング部材
110 抜け防止テーパ面
120 差込式管継手
F 蛇腹管

Claims (7)

  1. 外周面が波山状になされた凹凸部を有する蛇腹管を接続する差込式管継手において、
    前記蛇腹管を挿入するための管挿入孔が形成されて内壁面が段部状になされた継手本体と、
    前記継手本体の先端に固定されたリング状のナット部材と、
    前記継手本体の内壁面に設けられたパッキン部材と、
    先端部が前記ナット部材の内壁に摺接され、基端部が前記パッキン部材に接するようにして支持されると共に、前記蛇腹管が挿入された時に前記蛇腹管の先端に当接して一部が前記蛇腹管の半径方向に弾性的に拡縮しながら前記蛇腹管を内側に挿通させるリング状のリテーナ部材とを備え、
    前記ナット部材には、前記蛇腹管に引き抜き方向に力を付与した時に前記リテーナ部材を縮径方向へ変形させる抜け防止テーパ面が形成されていることを特徴とする差込式管継手。
  2. 前記リテーナ部材は、前記ナット部の内壁に摺接する円筒状の前方つば部と、前記パッキン部材と接する肉厚な後方突部とよりなることを特徴とする請求項1記載の差込式管継手。
  3. 前記後方突部の内面側には、前記蛇腹管の先端と当接してこの後方突部を拡開方向へ付勢する拡開テーパ面が形成されると共に、外面側には前記抜け防止テーパ面と接する縮径テーパ面が形成されることを特徴とする請求項1または2記載の差込式管継手。
  4. 前記後方突部と前記前方つば部には、前記前方つば部の端部の一部を残してその長さ方向へ切り込むようにして形成された複数の切り込み溝が設けられることを特徴とする請求項2または3記載の差込式管継手。
  5. 前記切り込み溝の内の1つは、前記前方つば部の長さ方向の端部まで完全に切断された完全切り込み溝であることを特徴とする請求項4記載の差込式管継手。
  6. 外周面が波山状になされた凹凸部を有する蛇腹管を接続する差込式管継手において、
    前記蛇腹管を挿入するための管挿入孔が形成されて内壁面が段部状になされた継手本体と、
    前記継手本体の内壁面に沿って摺動可能に設けられたリング状のパッキン部材と、
    前記継手本体の先端側に設けられて前記パッキン部材と係合されて前記パッキン部材と一体的に摺動可能になされたリング状のナット部材と、
    前記ナット部材が前記継手本体内に挿入された時に前記ナット部材と係合して抜けを阻止するストップリング部材と、
    先端部が前記ナット部材の内壁に摺接され、基端部が前記パッキン部材に接するようにして支持されると共に、前記蛇腹管が挿入された時に前記蛇腹管の先端に当接して一部が前記蛇腹管の半径方向に弾性的に拡縮しながら前記蛇腹管を内側に挿通させるリング状のリテーナ部材とを備え、
    前記ナット部材には、前記蛇腹管に引き抜き方向に力を付与した時に前記リテーナ部材を縮径方向へ変形させる抜け防止テーパ面が形成されていることを特徴とする差込式管継手。
  7. 外周面が波山状になされた凹凸部を有する蛇腹管を接続する差込式管継手において、
    前記蛇腹管を挿入するための管挿入孔が形成されて内壁面が段部状になされた継手本体と、
    前記継手本体の内壁面に沿って摺動可能に設けられたリング状のパッキン部材と、
    前記継手本体の先端側に設けられて前記パッキン部材と係合されて前記パッキン部材と一体的に摺動可能になされたリング状のナット部材と、
    前記ナット部材が前記継手本体内に挿入された時に前記ナット部材と係合して抜けを阻止するストップリング部材と、
    前記ナット部材と前記パッキン部材との間に位置されると共に基端部が前記パッキン部材に支持されて、前記蛇腹管が挿入された時に前記蛇腹管の先端に当接して一部が前記蛇腹管の半径方向に弾性的に拡縮しながら前記蛇腹管を内側に挿通させるリング状のリテーナ部材とを備え、
    前記ナット部材には、前記蛇腹管に引き抜き方向に力を付与した時に前記リテーナ部材を縮径方向へ変形させる抜け防止テーパ面が形成されていることを特徴とする差込式管継手。
JP2001220433A 2001-07-19 2001-07-19 差込式管継手 Expired - Lifetime JP4727078B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001220433A JP4727078B2 (ja) 2001-07-19 2001-07-19 差込式管継手

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001220433A JP4727078B2 (ja) 2001-07-19 2001-07-19 差込式管継手

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003028365A JP2003028365A (ja) 2003-01-29
JP4727078B2 true JP4727078B2 (ja) 2011-07-20

Family

ID=19054252

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001220433A Expired - Lifetime JP4727078B2 (ja) 2001-07-19 2001-07-19 差込式管継手

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4727078B2 (ja)

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4578305B2 (ja) * 2005-04-08 2010-11-10 カナフレックスコーポレーション株式会社 波形合成樹脂管およびその管継手構造
JP4845639B2 (ja) * 2006-08-23 2011-12-28 株式会社サンコー コルゲート管用差込み継手
JP5427378B2 (ja) * 2008-08-13 2014-02-26 大阪瓦斯株式会社 フレキシブル管用継手
JP5238405B2 (ja) * 2008-08-13 2013-07-17 大阪瓦斯株式会社 フレキシブル管用継手
WO2010087406A1 (ja) * 2009-01-30 2010-08-05 Jfe継手株式会社 フレキシブル管用継手
JP5422315B2 (ja) * 2009-09-11 2014-02-19 大阪瓦斯株式会社 フレキシブル管用継手
KR101073898B1 (ko) * 2011-07-21 2011-10-17 고용민 인장력 증대 및 체결이 용이한 원터치 삽입식 파이프 연결장치
CN103403431A (zh) * 2012-03-06 2013-11-20 Jfe继手株式会社 护圈和柔性管用接头
CN108635648B (zh) * 2018-08-16 2024-04-12 成都津钢金属制品有限公司 一种波纹管限位接头
CN220379104U (zh) * 2023-07-24 2024-01-23 宁波普锐流体科技有限公司 一种用于管道卡压连接的防水圈

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07103380A (ja) * 1993-10-01 1995-04-18 Tokyo Gas Co Ltd フレキシブル管用継手
JP4100810B2 (ja) * 1999-03-24 2008-06-11 新和産業株式会社 フレキシブルチューブ用継手
JP2000297892A (ja) * 1999-04-16 2000-10-24 Shinwa Sangyo Co Ltd フレキシブルチューブ用継手

Also Published As

Publication number Publication date
JP2003028365A (ja) 2003-01-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20120068454A1 (en) Pipe joint
JP4727078B2 (ja) 差込式管継手
JP4263454B2 (ja) 差込式管継手
JP4749616B2 (ja) 差込式管継手
JP4032112B2 (ja) 差込式管継手
JP4629277B2 (ja) 差込式管継手
JP4727077B2 (ja) 差込式管継手
JP2018115739A (ja) 管継手
JP4429472B2 (ja) 差込式管継手
JP2018109422A (ja) 管継手
JP2002276868A (ja) 配管用継手
JP2010096230A (ja) 管継手
JP7748909B2 (ja) 管継手、及び、フレキシブル管の接続方法
JP2009127759A (ja) フレキシブル管用継手
JP2009127757A (ja) フレキシブル管用継手
JP4699286B2 (ja) コルゲート管用差込み継手及びストッパー
JP4722770B2 (ja) 管継手
JP7288661B2 (ja) フレキシブル管用継手
JP2010249212A (ja) フレキシブルチューブ用継手装置
JP4222788B2 (ja) フレキシブルチューブ用継手
JP4676860B2 (ja) コルゲート管用差込み継手及びストッパー
JP2025168835A (ja) フレキシブル管用継手
JP5422315B2 (ja) フレキシブル管用継手
JP2025140348A (ja) リテーナおよび管用継手
JP5244636B2 (ja) フレキシブル管用継手

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080618

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20101029

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101109

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101213

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110412

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110413

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 4727078

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140422

Year of fee payment: 3

EXPY Cancellation because of completion of term