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JP4796553B2 - 乾式洗浄装置及び乾式洗浄方法及び包装部材 - Google Patents
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JP4796553B2 - 乾式洗浄装置及び乾式洗浄方法及び包装部材 - Google Patents

乾式洗浄装置及び乾式洗浄方法及び包装部材 Download PDF

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Description

本発明は、画像形成装置のリサイクルに関し、詳しくは回収品を洗浄する乾式洗浄装置及び乾式洗浄方法及びこれらに用いられる包装部材に関する。
複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置を生産している事務機器メーカでは、資源循環型社会の実現のために使用済みの製品やユニット等をユーザから回収した後に分解・清掃・再組立し、部品として使用したり材料として利用したりするリサイクル活動を積極的に行っている。ここで製品やユニット等に使用されている部品を再利用するためには、部品に付着している微粒子粉体であるトナーや現像剤を除去して清浄化する工程が必要であり、この清浄化工程におけるコストや環境負荷を低減することが大きな課題となっている。
上述の清浄化工程として、水や溶剤を使用する湿式洗浄方法を採用した場合には、微粒子粉体を含んだ廃液の処理及び洗浄後に行われる乾燥処理時におけるエネルギ消費や環境負荷が大きく、高コストである点も問題となっている。また、エアブローによる乾式洗浄方法を採用した場合には、付着力の強いトナーに対する洗浄能力が十分ではなく人手によるウェス拭き等の後工程が必要となるため、清浄化工程は製品のリユース及びリサイクル時におけるボトルネック工程の1つとなっている。
上述の問題点を解決すべく、洗浄槽内に気流を発生させ、軽量で飛翔し易い洗浄媒体と呼ばれる多量の薄片もしくは粒子を気流に乗せて洗浄槽内において高速で撹拌させることにより、洗浄媒体が被洗浄体に連続して接触することで被洗浄体に付着した粉体汚れを分離する方法が、本願出願人と同一出願人による「特許文献1」において提案されている。この方法によれば、特に可撓性を有する薄片状の洗浄媒体を用いた場合に、超音波洗浄と同等以上の洗浄能力を発揮することが実験により確認されている。
特開2007−29945号公報
しかし回収品の再生における全行程を鑑みると、上述した洗浄工程を行う前に回収された被洗浄体を包装から取り出す工程が必要である。被洗浄体の1つである粉体容器は、衝撃から内容物を保護する段ボール等からなる外装材と、粉体漏れを防止するための柔軟な樹脂製袋とに包装されて回収されることが一般的であり、回収品の多くは輸送中の振動等により残留したトナー等の粉体が袋内で漏出し、開梱作業中に漏出した粉体が飛散してしまう。このため、開梱作業には粉体が飛散することを防止する手段及び作業者が粉体を吸引してしまうことを防止する手段が必要でありコストアップしてしまうと共に、汚れた部品を取り扱うために作業者の負担が大きいという問題点がある。さらに、粉体が付着した袋は再利用することができず、袋内に溜まったり付着したりした粉塵は飛散防止処理を施した上で廃棄する必要があるため、廃棄コストや環境負荷が大きくなってしまうという問題点がある。
本発明は上述の問題点を解決し、廃棄コスト及び環境負荷を低減しつつ回収品の洗浄を行うことが可能な洗浄装置及び洗浄方法の提供を目的とする。
請求項1記載の発明は、付着物が付着した被洗浄体及び薄片形状の洗浄媒体が入る空間を形成する洗浄槽と、前記洗浄槽内に前記洗浄媒体を循環飛翔させる洗浄媒体循環手段と、循環飛翔している前記洗浄媒体に加速度を付与する洗浄媒体加速手段と、前記被洗浄体に接触して前記付着物が付着した前記洗浄媒体を再生させる洗浄媒体再生手段とを備えた乾式洗浄装置において、前記被洗浄体を包装する包装部材を前記洗浄媒体へと加工する包装部材加工手段を有することを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の乾式洗浄装置において、さらに前記包装部材加工手段が切断手段を有することを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1記載の乾式洗浄装置において、さらに前記包装部材加工手段が溶断手段を有することを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項1記載の乾式洗浄装置において、さらに前記包装部材加工手段は前記被洗浄体と前記包装部材とを分離する包装部材分離手段を有することを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項4記載の乾式洗浄装置において、さらに前記包装部材分離手段は前記被洗浄体と前記包装部材との間に間隙を作成する間隙作成手段と前記包装部材を切断する切断手段とを有することを特徴とする。
請求項6記載の発明は、請求項1記載の乾式洗浄装置において、さらに前記包装部材は自身の切断を補助する切断補助手段を有し、前記包装部材加工手段は前記切断補助手段に作用して前記包装部材を切断することを特徴とする。
請求項7記載の発明は、請求項1ないし6の何れか1つに記載の乾式洗浄装置において、さらに前記包装部材加工手段は前記洗浄媒体循環手段による前記洗浄媒体の循環流路上に設けられていることを特徴とする。
請求項8記載の発明は、薄片形状の洗浄媒体を洗浄槽内で飛翔させて該洗浄槽内に配置された被洗浄体に接触させることにより前記被洗浄体を洗浄する乾式洗浄方法において、前記被洗浄体を包装する包装部材を薄片形状に分解して前記洗浄媒体として用いることを特徴とする。
請求項9記載の発明は、薄片形状の洗浄媒体を洗浄槽内で飛翔させて該洗浄槽内に配置された被洗浄体に接触させることにより前記被洗浄体を洗浄する乾式洗浄装置及び乾式洗浄方法に用いられ前記被洗浄体を包装する包装部材であって、前記洗浄媒体として使用すべく薄片形状に分解し易い構成を有することを特徴とする。
請求項10記載の発明は、請求項9記載の包装部材において、さらに分解し易い構成として切り裂き手段を有することを特徴とする。
本発明によれば、被洗浄体を包装する包装部材を洗浄媒体に加工して使用することにより廃棄コストを低減することができ、密閉された洗浄槽内で包装部材を洗浄媒体に加工するため汚れの飛散対策を行うことなく環境負荷を低減でき、さらに洗浄媒体としてほぼ一定の形状のものを使用できるので洗浄品質を安定化させることが可能となる。
図1は、本発明の第1の実施形態を採用した乾式洗浄装置を示している。同図において乾式洗浄装置1は、洗浄槽2、洗浄媒体循環手段としての循環気流発生ノズル3、洗浄媒体加速手段としてのフラットノズル4、洗浄媒体再生手段5、洗浄すべき被洗浄体を固定する被洗浄体保持手段6、包装部材加工手段7等を有している。
特開2007−29945号公報に開示されたものと同様に、その内部に被洗浄体8及び可撓性を有する薄片形状の洗浄媒体9を保有する洗浄槽2は、洗浄媒体9が被洗浄体8に衝突する効率を向上させるためフラットノズル4による洗浄媒体9の加速方向に扁平な直方体形状を呈している。洗浄槽2の上部には、洗浄槽2に対して開閉自在に設けられた蓋10が設けられている。
循環気流発生ノズル3は洗浄槽2の底部に設けられており、図示しない気流発生手段により生成された気流を洗浄槽2の内部の図1の矢印方向に向けて吐出する。フラットノズル4は洗浄槽2の前面及び背面の長手方向に延びるように配設されており、洗浄槽2の内部中心に向けて気流を発生させる。洗浄媒体再生手段5は、洗浄槽2の底面を構成するパンチングメタル11と、洗浄槽2の底面の下部に配設された吸引ダクト12と、吸引ダクト12に接続された掃除機13とを有している。パンチングメタル11には洗浄媒体9が通過不可である大きさの複数の孔が形成されており、掃除機13が作動することにより洗浄槽2の内部に浮遊する洗浄媒体9がパンチングメタル11に引き付けられ、洗浄媒体9に付着した付着物のみが吸引ダクト12を介して掃除機13によって吸引されるように構成されている。
被洗浄体保持手段6は、洗浄槽2の内部上方に被洗浄体8が固定されるべく配設されており、被洗浄体保持シャフト14を介して図示しない被洗浄体駆動手段に接続されている。被洗浄体駆動手段は、被洗浄体8がフラットノズル4の配置と直交する方向である図1の上下方向に移動可能となるように被洗浄体保持手段6を移動させる。
洗浄槽2の前面上部には包装部材加工手段7が配設されている。包装部材加工手段7は、包装部材分離手段としての送りローラ15、切断手段としての回転刃16、圧接ローラ17、切断手段としての直線刃18、カバー19等を有している。
送りローラ15はカバー19の内部に回転自在に配設されており、洗浄槽2の投入口付近に配設された包装部材投入口20から投入された薄い樹脂材料からなる包装部材21を下方へと搬送する。送りローラ15の下方に回転自在に配設された回転刃16は中心軸に複数の刃を固設して構成されており、各刃を発泡樹脂材料等からなる圧接ローラ17に圧接配置されている。回転刃16及び圧接ローラ17の下方に配設された直線刃18はカバー19の内部において上下動自在に配設されており、回転刃16によって短冊状に切断された包装部材21をさらに切断して長方形状に加工する。
上述の構成に基づき、以下に乾式洗浄装置1の動作を説明する。
作業者は、洗浄槽2の蓋10を開放して包装部材21によって包装された被洗浄体8を被洗浄体保持手段6上に固定し、図2に示すように包装部材21の底端を包装部材投入口20に挿入する。その後、乾式洗浄装置1の図示しないスタートキーを押下すると、蓋10が閉じられると共に掃除機13が作動を開始する。次に、送りローラ15、回転刃16、圧接ローラ17、直線刃18がそれぞれ作動を開始し、包装部材21は被洗浄体8より剥離されて包装部材加工手段7へと送られて長方形状に切断される。切断されて洗浄媒体9へと加工された包装部材21は洗浄槽2の底面へと落下し、洗浄媒体再生手段5によって表面に付着した粉体汚れを除去される。
その後、図示しない被洗浄体駆動手段が作動して被洗浄体8は被洗浄体保持手段6に固定された状態で下方へと移動し、フラットノズル4と対向する位置付近に移動される。そして、包装部材加工手段7による包装部材21の切断が完了すると、循環気流発生ノズル3より気流が吐出されると共に、フラットノズル4が作動して乾式洗浄プロセスが開始され、洗浄槽2内を循環する洗浄媒体9がフラットノズル4により加速されて被洗浄体8に衝突することにより、被洗浄体8の乾式洗浄が行われる。
上述の構成により、被洗浄体8を包装する包装部材21を洗浄媒体9に加工して使用することにより廃棄コストを低減することができ、密閉された洗浄槽2内で包装部材21を洗浄媒体9に加工するため汚れの飛散対策を行うことなく環境負荷を低減でき、さらに洗浄媒体9としてほぼ一定の形状のものを使用できるので洗浄品質を安定化させることが可能となる。
上記実施形態では、包装部材21を洗浄媒体へと加工する包装部材加工手段7として回転刃16と直線刃18との各切断手段を用いる構成としたが、切断手段に代えてトムソン刃等の打ち抜き手段あるいはニクロム線等の熱による溶断手段を用いる構成としてもよい。
図3は、本発明の第2の実施形態を採用した乾式洗浄装置を示している。同図において乾式洗浄装置22は、洗浄槽23、洗浄媒体循環手段としての循環気流発生ノズル24、洗浄媒体加速手段としての高速気流発生ノズル25、洗浄媒体再生手段26、包装部材28に包装された被洗浄体27を固定する被洗浄体保持手段29、包装部材加工手段30等を有している。
その内部に被洗浄体27及び洗浄媒体9と同様の洗浄媒体を保有する洗浄槽23はその上部に開閉自在な蓋31を有している。循環気流発生ノズル24は洗浄槽23の底部に設けられており、図示しない気流発生手段により生成された気流を洗浄槽23の内部の図3の矢印方向に向けて吐出する。高速気流発生ノズル25は洗浄槽23の前面の長手方向に延びるように配設されており、洗浄槽23の内部中心に向けて気流を発生させる。洗浄媒体再生手段26は、洗浄槽23の背面を構成するパンチングメタル32と、洗浄槽23の背面の後側に配設された吸引ダクト33と、吸引ダクト33に接続された掃除機34とを有している。パンチングメタル32には洗浄媒体が通過不可である大きさの複数の孔が形成されており、掃除機34が作動することにより洗浄槽23の内部に浮遊する洗浄媒体がパンチングメタル32に引き付けられ、洗浄媒体に付着した付着物のみが吸引ダクト33を介して掃除機34によって吸引されるように構成されている。
被洗浄体保持手段29は洗浄槽23の内部中央に被洗浄体27が固定されるべく配設されており、被洗浄体姿勢変更機構37に接続されている。被洗浄体姿勢変更機構37は高速気流発生ノズル25と平行に配置された回転軸を有しており、この回転軸に固定された被洗浄体27を回転させることにより高速気流発生ノズル25から吐出された気流が被洗浄体27の全面に作用するように機能する。
洗浄槽23の背面寄りには包装部材加工手段30が配設されている。包装部材加工手段30は、切断手段としての4個の第1回転刃35、切断手段としての1個の第2回転刃36等を有している。第1回転刃35は、図4に示すように、円柱形状部35aに複数の刃部35bを植設されて構成されており、各刃部35bの間隔は加工したい洗浄媒体の一辺の長さと同じとなるように構成されている。第2回転刃36も第1回転刃35と同様に構成されており、各回転刃35,36は互いに直交して配置されており、両者間の間隔は包装部材28の通過を妨げずかつ包装部材28より加工された洗浄媒体の飛翔を妨げない間隔に設定されている。
上述の構成に基づき、以下に乾式洗浄装置22の動作を説明する。
作業者は、洗浄槽2の蓋10を開放して包装部材28によって包装された被洗浄体27を被洗浄体保持手段29上に固定し、乾式洗浄装置22の図示しないスタートキーを押下する。スタートキーが押下されると、蓋31が閉じられると共に循環気流発生ノズル24及び高速気流発生ノズル25及び掃除機13が作動を開始し、高速気流発生ノズル25より吐出された気流が間隙作成手段として作用して、包装部材28が包装部材加工手段30の方向に向けて膨出する。
その後、各回転刃35,36が高速回転を開始する。このとき、第2回転刃36は被洗浄体姿勢変更機構37による被洗浄体27の姿勢変更速度よりも十分に高速で回転する。各回転刃35,36の回転により、各回転刃35,36に植設された刃部が気流によって膨出した包装部材28に接触し、包装部材28には図5に示すように縦及び横の切れ込みが多数形成される。次に被洗浄体姿勢変更機構37が作動して被洗浄体27が回転し、包装部材28の他の部分が上述と同様に膨出し、新たな切れ込みを形成される。この動作を繰り返すことにより、包装部材28は徐々に裁断されて強度が低下し、最終的には高速気流発生ノズル25から吐出された気流による衝撃で被洗浄体27より分離する。
分離した包装部材28には既に交差した切れ込みが多数形成されているので、洗浄槽23内を循環飛翔するうちに衝撃によって薄片状の多数の小片に分解する。小片に分解された包装部材28は洗浄媒体として洗浄槽23内を循環し、洗浄槽23及び被洗浄体27及び各回転刃35,36に接触して汚れを除去する。そして乾式洗浄プロセスが終了すると循環気流発生ノズル24及び高速気流発生ノズル25及び掃除機13が作動を停止し、作業者は蓋31を解放して被洗浄体27を取り出す。本実施形態では被洗浄体保持手段29近傍に包装部材28が僅かに残留するため、被洗浄体27の取り出し時に作業者が残留した包装部材28を分離して別途廃棄する。
上述の構成により、上記実施形態と同様の作用効果を呈する他、洗浄槽23内で包装部材28を被洗浄体27から分離するので、粉体汚れが装置外部に飛散することなく被洗浄体27を包装部材28から取り出すことができ環境負荷を低減することができる。また、開梱と乾式洗浄とを同時に自動化することにより作業者の負荷を軽減できると共に工程の短縮を図ることができる。さらに各回転刃35,36が高速気流発生ノズル25の下流側に配置されているので、高速気流により加速された洗浄媒体が接触することにより汚れが蓄積されず、洗浄装置の清掃やメンテナンスの手間が低減される。
図6、図7は、本発明の第3の実施形態を採用した乾式洗浄装置を示している。同図において乾式洗浄装置38は、洗浄槽39、洗浄媒体循環手段としての循環気流発生ノズル44、上記実施形態と同様の図示しない洗浄媒体加速手段、洗浄媒体再生手段46、包装部材41に包装された被洗浄体40を固定する被洗浄体保持手段42、包装部材加工手段43、衝撃部材45等を有している。
その内部に被洗浄体40及び洗浄媒体47を保有する洗浄槽39はその上部に開閉自在な蓋48を有している。循環気流発生ノズル44は洗浄槽39の底部に設けられており、図示しない気流発生手段により生成された気流を洗浄槽39の内部の図7の矢印方向に向けて吐出する。洗浄媒体再生手段46は、洗浄槽39の背面を構成するパンチングメタル49と、パンチングメタル49の下方に配設された吸引ダクト50と、吸引ダクト50に接続された図示しない掃除機とを有している。パンチングメタル49には洗浄媒体47が通過不可である大きさの複数の孔が形成されており、図示しない掃除機が作動することにより洗浄槽39の内部に浮遊する洗浄媒体47がパンチングメタル49に引き付けられ、洗浄媒体47に付着した付着物のみが吸引ダクト50を介して図示しない掃除機によって吸引されるように構成されている。
ここで本実施形態に用いられる包装部材41について説明する。薄い樹脂製の包装部材41は、図8に示すように切断補助手段としての引き裂きテープ41aを有しており、その全面には切り裂き手段としてのミシン目41bが形成されている。ミシン目41bは包装部材41が個々に分解されたときに洗浄媒体47として使用できる大きさに形成されている。この構成より、包装部材41は引き裂きテープ41aが外されることにより2枚に分割され、さらに衝撃が加わることにより各ミシン目41bより個々に分解可能に構成されている。
被洗浄体保持手段42は洗浄槽39の内部中央に被洗浄体40が固定されるべく配設されており、図示しない被洗浄体駆動手段に接続されている。被洗浄体保持手段42には、包装部材41の引き裂きテープ41aを挿入可能な挿入口が形成されている。被洗浄体駆動手段は、被洗浄体40が図6の上下方向に移動可能となるように被洗浄体保持手段6を移動させる。洗浄体保持手段42の下面には包装部材加工手段43が配設されている。包装部材加工手段43は、包装部材分離手段としての送りローラ対51、切断手段としての回転刃52等を有している。送りローラ対51は挿入口より挿入された引き裂きテープ41aを包装部材41より取り外すように構成されており、回転刃52はその軸方向に複数の刃を有している。衝撃部材45はコーン形状を呈しており、洗浄槽39の一側面に固設されている。
上述の構成に基づき、以下に乾式洗浄装置38の動作を説明する。
作業者は、洗浄槽39の蓋48を開放して包装部材41によって包装された被洗浄体40を被洗浄体保持手段42上に固定し、引き裂きテープ41aの端部を挿入口に挿入する。その後、乾式洗浄装置38の図示しないスタートキーを押下すると、蓋48が閉じられると共に送りローラ対51が作動を開始し、引き裂きテープ41aが送りローラ対51に巻き取られる。巻き取られた引き裂きテープ41aは回転刃52によって薄片形状に加工される。引き裂きテープ41aが除去された包装部材41は2つに分離されて洗浄槽39内に落下する。
その後、循環気流発生ノズル44または図示しない洗浄媒体加速手段より吐出された気流が落下した包装部材41に作用して包装部材41に衝撃が加えられると、各ミシン目41bが破断して包装部材41が多数の薄片に分解される。本実施形態では包装部材41が移動する循環経路上に衝撃部材45を配置しているので、包装部材41の破断が促進されている。破断されて洗浄媒体47へと加工された包装部材41は洗浄槽39の底面へと落下し、洗浄媒体再生手段46によって表面に付着した粉体汚れを除去される。そして、循環気流発生ノズル44より気流が吐出されると共に図示しない洗浄媒体加速手段が作動して乾式洗浄プロセスが開始され、洗浄槽39内を循環する洗浄媒体47が被洗浄体40に衝突することにより、被洗浄体40の乾式洗浄が行われる。
上述の構成により、上記各実施形態と同様の作用効果を呈すると共に、包装部材41が引き裂きテープ41aを有することで包装部材41を洗浄媒体47へと加工するために必要な構成を低減でき、コストダウンを図ることができる。また、被洗浄体40の洗浄目的に応じて包装部材41の破断サイズや破断形状を変更することも可能である。これにより洗浄能力を調整することができ、例えば非分解状態のユニットを包装している包装部材は非分解の部品間に入り込みにくいように比較的大きなサイズの薄片に分割されるように構成し、逆に分解された部品であってリブ等の角部内側に汚れが残留するような被洗浄体であれば包装部材がより小さくかつ鋭角的に分解されるように構成する。
第3の実施形態の変形例に使用可能な包装部材として、図9に示すように、引き裂きテープ53aを有し、引き裂きテープ53aを除去することにより帯状となる包装部材53を用いてもよい。この包装部材53を用いることにより、包装部材53は送りローラ対51を通過すると帯状となり、回転刃52によって薄片形状に加工されるので、衝撃を与えることなく包装部材53を洗浄媒体47へと加工することができるので、衝撃部材45を必要とせず構成を簡易化してコストダウンを図ることができる。
上述した各実施形態において、洗浄槽内には包装部材を加工した洗浄媒体が残留し、次回に投入された被洗浄体の洗浄に貢献することとなる。洗浄媒体は使用に伴い徐々に摩耗していくが、摩耗した洗浄媒体は洗浄媒体再生手段によって洗浄槽の外部へと排出される。しかし、本発明によれば被洗浄体の投入に伴い新たな包装部材が乾式洗浄装置に供給されるので、洗浄媒体は常に一定量以上が洗浄槽内に存在しており洗浄能力の低下が防止される。
本発明の第1の実施形態を採用した乾式洗浄装置の概略図である。 本発明の第1の実施形態を説明する乾式洗浄装置の概略図である。 本発明の第2の実施形態を採用した乾式洗浄装置の概略図である。 本発明の第2の実施形態に用いられる回転刃の概略図である。 本発明の第2の実施形態において加工された包装部材の概略図である。 本発明の第3の実施形態を説明する乾式洗浄装置の概略図である。 本発明の第3の実施形態を説明する乾式洗浄装置の概略図である。 本発明の第3の実施形態に用いられる包装部材の概略図である。 本発明の第3の実施形態の変形例に用いられる包装部材の概略図である。
符号の説明
1,22,38 乾式洗浄装置
2,23,39 洗浄槽
3,24,44 洗浄媒体循環手段(循環気流発生ノズル)
4 洗浄媒体加速手段(フラットノズル)
5,26,46 洗浄媒体再生手段
7,30,43 包装部材加工手段
8,27,40 被洗浄体
9,47 洗浄媒体
15 包装部材分離手段(送りローラ)
16,52 切断手段(回転刃)
18 切断手段(直線刃)
21,28,41,53 包装部材
25 洗浄媒体加速手段(高速気流発生ノズル)
35 切断手段(第1回転刃)
36 切断手段(第2回転刃)
41a,53a 切断補助手段(引き裂きテープ)
41b 切り裂き手段(ミシン目)
51 包装部材分離手段(送りローラ対)

Claims (10)

  1. 付着物が付着した被洗浄体及び薄片形状の洗浄媒体が入る空間を形成する洗浄槽と、前記洗浄槽内に前記洗浄媒体を循環飛翔させる洗浄媒体循環手段と、循環飛翔している前記洗浄媒体に加速度を付与する洗浄媒体加速手段と、前記被洗浄体に接触して前記付着物が付着した前記洗浄媒体を再生させる洗浄媒体再生手段とを備えた乾式洗浄装置において、
    前記被洗浄体を包装する包装部材を前記洗浄媒体へと加工する包装部材加工手段を有することを特徴とする乾式洗浄装置。
  2. 請求項1記載の乾式洗浄装置において、
    前記包装部材加工手段が切断手段を有することを特徴とする乾式洗浄装置。
  3. 請求項1記載の乾式洗浄装置において、
    前記包装部材加工手段が溶断手段を有することを特徴とする乾式洗浄装置。
  4. 請求項1記載の乾式洗浄装置において、
    前記包装部材加工手段は前記被洗浄体と前記包装部材とを分離する包装部材分離手段を有することを特徴とする乾式洗浄装置。
  5. 請求項4記載の乾式洗浄装置において、
    前記包装部材分離手段は前記被洗浄体と前記包装部材との間に間隙を作成する間隙作成手段と前記包装部材を切断する切断手段とを有することを特徴とする乾式洗浄装置。
  6. 請求項1記載の乾式洗浄装置において、
    前記包装部材は自身の切断を補助する切断補助手段を有し、前記包装部材加工手段は前記切断補助手段に作用して前記包装部材を切断することを特徴とする乾式洗浄装置。
  7. 請求項1ないし6の何れか1つに記載の乾式洗浄装置において、
    前記包装部材加工手段は前記洗浄媒体循環手段による前記洗浄媒体の循環流路上に設けられていることを特徴とする乾式洗浄装置。
  8. 薄片形状の洗浄媒体を洗浄槽内で飛翔させて該洗浄槽内に配置された被洗浄体に接触させることにより前記被洗浄体を洗浄する乾式洗浄方法において、
    前記被洗浄体を包装する包装部材を薄片形状に分解して前記洗浄媒体として用いることを特徴とする乾式洗浄方法。
  9. 薄片形状の洗浄媒体を洗浄槽内で飛翔させて該洗浄槽内に配置された被洗浄体に接触させることにより前記被洗浄体を洗浄する乾式洗浄装置及び乾式洗浄方法に用いられ前記被洗浄体を包装する包装部材であって、
    前記洗浄媒体として使用すべく薄片形状に分解し易い構成を有することを特徴とする包装部材。
  10. 請求項9記載の包装部材において、
    分解し易い構成として切り裂き手段を有することを特徴とする包装部材。
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