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JP4829174B2 - ブラインド - Google Patents
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JP4829174B2 - ブラインド - Google Patents

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Description

本発明は、スラットを回転させることができるブラインドにおいて、スラットを停止させる回転角度またはスラットの回転範囲を制御することができるブラインドに関する。
従来、スラットを予め決められた回転角度に停止することが可能なブラインドとしては、特許文献1に記載されたものが知られている。該特許文献1に記載されたブラインドは、上梁溝内に回転自在に配設された回転軸と、回転軸に配設されて外周面円周方向に複数個の溝が形成された動き止めブロックと、この動き止めブロックの両側に位置する一対のベースと、基端部が一対のベースに軸支され、基端部から離れた位置に前記溝に係合するロック爪が設けられたロック部材と、ロック部材を閉方向に付勢するばねとを備えている。そして、一対のロック部材のロック爪を動き止めブロックの溝に係合させて動き止めブロックを挟持してその回転を阻止することができ、これによって、スラットの回転角度の調整後に回転軸のギヤのバックラッシュによって回転軸が回転しないようにロックして、スラットの角度を設定保持することができるようになっている。
実開平5−35996号公報
しかしながら、特許文献1の構成では、ロック爪と溝との係合であるために、スラットの回転を完全に阻止することはできないために、回転軸を必要以上に回転させた場合でも、動き止めブロックを回転させることはでき、そのために、スラットやスラットを支持する紐に負荷がかかり故障の原因になる可能性がある。
また、特許文献1の構成では、動き止めブロックの外周面に多数の溝が連続的に形成されているために、その多数の溝の中からスラットを予め決められた回転角度に停止させることは困難である。
本発明はかかる課題に鑑みなされたもので、第1の目的は、スラットを予め決められた回転角度に停止させることができると共にスラットが所定回転角度以上回転することを阻止することができるブラインドを提供することである。
本発明の第2の目的は、スラットを予め決められた回転角度に停止させることができると共にその回転角度を調整することができるブラインドを提供することである。
本発明の第3の目的は、スラットが許容の回転角度範囲を超えて回転することを阻止することができると共に、その回転角度範囲を調整することができるブラインドを提供することである。
前述した目的を達成するために、請求項1記載の発明は、ヘッドボックスと、ヘッドボックス内で回転可能に軸支された回転軸と、回転軸に連結されるラダーコードによって支持されて該回転軸の回転に連動して回転動作を行うスラットと、前記回転軸を回転駆動する操作部と、を備えたブラインドにおいて、
回転軸と共に一体回転可能となっており、係合部と、円周方向に直交する当接面とを有する回転体と、
回転不能に配設されて、前記係合部と係合可能な被係合部と、前記当接面が当接可能な被当接面とを有する非回転体と、
を備え、前記係合部と前記被係合部とが係合することによって、予め決められたスラットの回転角度で前記操作部にクリック感を伝達することができ、前記当接面が前記被当接面に当接することによって、スラットの所定回転角度以上の回転を規制することを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の前記非回転体が、1個以上の前記被係合部を有し、その少なくとも一部の被係合部の位置は、回転軸の軸周りに位置調整可能であることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1または2記載の前記回転体の前記当接面が、円周方向に離間した一対の当接面であり、前記非回転体は、一方の当接面に当接可能となった被当接面を有する第1受体と、他方の当接面に当接可能となった第2受体とからなり、第1受体と第2受体とは相対位置が調整可能となっており、これにより第1受体の被当接面と第2受体の被当接面の円周方向の距離が調整可能であることを特徴とする。
請求項4記載の発明は、ヘッドボックスと、ヘッドボックス内で回転可能に軸支された回転軸と、回転軸に連結されるラダーコードによって支持されて該回転軸の回転に連動して回転動作を行うスラットと、前記回転軸を回転駆動する操作部と、を備えたブラインドにおいて、
回転軸と共に一体回転可能となっており、係合部を有する回転体と、
回転不能に配設されて、前記係合部と係合可能な被係合部を有する非回転体と、
を備え、前記係合部と前記被係合部とが係合することによって、予め決められたスラットの回転角度で前記操作部にクリック感を伝達することができ、前記被係合部は位置調整可能に設けられることを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項1ないし4のいずれか1項に記載の前記回転体と非回転体とが、弾性体によって常時両者が接近する方向に付勢されており、係合部と被係合部との係合が解除されたときに、弾性体の付勢力に逆らって両者が離反することを特徴とする。
請求項6記載の発明は、請求項1ないし5のいずれか1項に記載の前記回転体の係合部及び非回転体の被係合部が、回転軸の軸方向に直交して互いに対向する面に形成されることを特徴とする。
請求項7記載の発明は、ヘッドボックスと、ヘッドボックス内で回転可能に軸支された回転軸と、回転軸に連結されるラダーコードによって支持されて該回転軸の回転に連動して回転動作を行うスラットと、前記回転軸を回転駆動する操作部と、を備えたブラインドにおいて、
回転軸と共に一体回転可能となっており、一対の円周方向に離間した当接面を有する回転体と、
回転不能に配設されて、前記一対の当接面にそれぞれ当接可能な一対の被当接面を有する非回転体と、
を備え、前記当接面と前記被当接面とが当接することによって、スラットの所定回転角度以上の回転を規制することができ、前記一対の被当接面の円周方向の距離は調整可能に設けられることを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、係合部と被係合部とが係合することによって、操作部にクリック感を伝達することができるので、クリック感に基づき操作部を操作する操作者は操作を停止することができ、予め決められた回転角度でスラットを停止させることができる。
また、当接面と被当接面とが当接することによって、スラットの所定回転角度以上の回転を規制することができ、スラットやスラットを支持するラダーコード等に過度な負荷がかかることを防止することができる。
回転体に係合部と当接面、非回転体に被係合部と被当接面がそれぞれ設けられているために、スラットを停止させたい回転角度と回転を規制したい回転角度との間の位置関係をズレなく設定することができる。
請求項2記載の発明によれば、被係合部の位置を調整することで、スラットを停止させたい回転角度を任意に調整することができるようになる。
請求項3記載の発明によれば、第1受体の被当接面と第2受体の被当接面の円周方向の距離を調整することで、スラットの規制したい回転範囲を任意に調整することができるようになる。
請求項4記載の発明によれば、係合部と被係合部とが係合することによって、操作部にクリック感を伝達することができるので、クリック感に基づき操作部を操作する操作者は操作を停止することができ、予め決められた回転角度でスラットを停止させることができる。被係合部の位置を調整することで、スラットを停止させたい回転角度を任意に調整することができるようになる。
請求項5記載の発明によれば、弾性体によって回転体と非回転体とを接近する方向に付勢することで、両者の係合を確実なものとし、操作部に明確なクリック感を伝達することができる。
請求項6記載の発明によれば、回転体の係合部と非回転体の被係合部との係合及び係合解除は、回転軸の軸方向の移動を利用して行うために、ブラインドのヘッドボックスの長手方向を利用することができ、ブラインドの大型化を招来することなく、小型化を図ることができる。
請求項7記載の発明によれば、当接面と被当接面とが当接することによって、スラットの所定回転角度以上の回転を規制することができ、スラットやスラットを支持するラダーコード等に過度な負荷がかかることを防止することができる。一対の被当接面の円周方向の距離を調整することで、スラットの規制したい回転範囲を任意に調整することができるようになる。
以下、図面を用いて本発明の実施の形態を説明する。
図1は本発明の実施形態によるブラインドの全体正面図である。
図において、10はブラインドであり、ブラインド10は取付固定面にブラケットによって固定されるヘッドボックス12を有している。ヘッドボックス12内には、回転軸14が回転可能に軸支され、回転軸14にはその軸方向に離間して複数の回転ドラム16が一体回転可能に設けられる。回転ドラム16にはラダーコード18の上端が連結され、ラダーコード18はヘッドボックス12から垂下されて、多数のスラット20を上下方向に整列状態で支持している。
回転軸14の一端は、ギヤを内蔵するチルター22に連結されており、チルター22は操作部を構成する操作棒24に連結される。操作棒24を自転させるように操作することによって、チルター22を介して回転軸14に回転が発生し、そして、回転軸14の回転によってラダーコード18が傾動して、スラット20が回転するようになっている。
また、ヘッドボックス12からは昇降コード28が垂下される。昇降コード28は、各スラット20を貫通して、昇降コード28の一端は、スラット20の下方に配設されるボトムレール25に取り付けられる。昇降コード28の他端は、ヘッドボックス12を導入後、ヘッドボックス12内を長手方向に伸びてヘッドボックス12内に固定されたストッパ27を挿通し、ヘッドボックス12の一端から導出されて昇降用操作部を構成している。
また、ブラインド10の両側においては、スラット20を貫通してスラット20の位置を規制するガイドワイヤ29がヘッドボックス12と固定面との間に張設される。
ヘッドボックス12内には、スラット20の回転を制御するためのスラット回転制御機構30が設けられる。スラット回転制御機構30は、図2及び図3に示すように、ヘッドボックス12内でヘッドボックス12に固定されるケース32と、ケース32に回転可能に且つ軸方向移動不能に軸支されて回転軸14の非円形外周面に嵌合して回転軸14と一体回転を行う第2回転軸34と、第2回転軸34の非円形外周面に嵌合して第2回転軸34に対して回転不能に且つ軸方向に移動可能となった回転体36と、回転軸14の軸方向に沿って回転体36に並びケース32に固定される第1受体38及び第2受体40と、第2回転軸34の外側に巻回された弾性体としてのバネ42と、を備えている。
第2回転軸34を介して回転軸14と一体回転可能となった回転体36には、円周方向の外周部分から径方向に突出した突出部36aが形成される。突出部36aの中心角は略90度となっている。回転軸14の軸方向に直交する突出部36aの端面には、三角形状の断面の凹部となった係合部36bと切欠部36dが形成される。係合部36bの個数は任意であるが、この例では2個となっており、円周方向に離間して形成される。また、円周方向に直交する突出部36aの両端面は、それぞれ当接面36cとなっている。
それぞれケース32に固定された第1受体38及び第2受体40は非回転体を構成して、共に軸方向に沿って回転体36に対向している。そして、第1受体38及び第2受体40のそれぞれ軸方向に直交する端面には、三角形状の断面の凸部となり前記回転体36の係合部36bと係合可能となった被係合部38a、40aが形成されている。この例では、被係合部の個数は合わせて2個となっているが、適宜数を設定することが可能である。また、第1受体38及び第2受体40には、回転体36の外周側へと延びる突出部38b、40bが形成されており、各突出部38b、40bには、回転体36の当接面36cに当接可能な被当接面38c、40cがそれぞれ形成されている。
バネ42は、第2回転軸34の一端に形成された鍔34aと回転体36の端面との間に介挿されており、回転体36を常時、第1受体38及び第2受体40の方へと付勢して回転体36と非回転体が互いに接近するように付勢している。
以上の係合部36b、被係合部38a、40a、当接面36c、被当接面38c、40cのそれぞれの位置関係をブラインドの作用と共に説明する。
今、このブラインド10では、図7に示すように、スラット20の許容の回転範囲を水平状態(図7(a))からスラット20が奥側(即ち図7の時計回り)に回転して全閉状態である略垂直状態(図7(c))になるまでの約90度とし、その回転範囲の途中の45度の位置(図7(b))でスラット20を停止させることができるようにする。そのために、スラット20が水平状態において、回転体36と第1受体38及び第2受体40との関係は、図4(a)、図5(a)及び図6(a)に示すように、回転体36の一方の当接面36cが第1受体38の被当接面38cに当接している関係になる。また、回転体36の一方の係合部36bが第1受体38の被係合部38aに係合している。よって、それ以上手前側(即ち、図7の反時計回り)にスラット20を回転させようとして、操作棒24を操作して回転軸14を回転させようとしても、回転軸14と一体回転する回転体36の一方方向への回転が阻止されているので、スラット20はそれ以上に回転することはない。
スラット20を奥側に回転させようとして、操作棒24を操作すると回転軸14が反対方向に回転する。回転軸14の回転に伴い、図4(b)及び図5(b)に示すように、回転体36の係合部36bと被係合部38aとの係合が解除し、バネ42の弾性力に抗して回転体36は第1受体38からわずかに離反して同じ方向に回転する。そして、図4(c)、図5(c)及び図6(b)に示すように、45度回転すると、回転体36の他方の係合部36bが被係合部38aに係合する。つまり、回転体36の2つの係合部36bの間でなす角度は45度になるように設定されている。回転体36の係合部36bが被係合部38aに係合すると、その係合が回転軸14を介して操作棒24にクリック感として伝達されるので、操作者は、45度回転位置に達したことが分かり、操作を停止することができる。この位置で操作を停止すると、スラット20は45度回転した状態で停止することができる。こうして、予め決められた回転角度でスラット20を停止させることができる。
さらに操作棒24を操作すると、回転軸14がさらに回転し、回転軸14の回転に伴い、回転体36の係合部36bと被係合部38aとの係合が解除し、バネ42の弾性力に抗して回転体36は第1受体38及び第2受体40からわずかに離反して同じ方向に回転する。そして、スラット20が略垂直状態になると、図4(d)、図5(d)及び図6(c)に示すように、回転体36の他方の当接面36cが第2受体40の被当接面40cに当接するので、それ以上のスラット20の回転は阻止される。同時に、回転体36の一方の係合部36bが第2受体40の被係合部40aに係合するので、その係合が回転軸14を介して操作棒24にクリック感として伝達され、操作者は、略垂直状態に達したことが分かり、操作を停止することができる。
図4(d)、図5(d)及び図6(c)から操作棒24を手前側に操作すると、回転軸14が反対方向に回転して、スラット20が水平状態になると、回転体36の一方の当接面36cが第1受体38の被当接面38cに当接すると同時に、一方の係合部36bが第1受体38の被係合部38aに係合して、操作棒24にクリック感を伝達することができる。
こうして、この実施形態では、スラット20の水平状態、45度回転位置、略垂直状態の各回転角度状態において、係合部36bと被係合部38a、40aとの係合によって操作棒24にクリック感を与えることができ、操作者はこのクリック感に基づき操作を停止するので、それらの角度でスラット20を確実に停止させることができる。また、係合部36bと被係合部38a、40aとの係合力は、あまり強いものとすると、係合を解除してその回転角度状態からスラット20を回転させるのに抵抗となるが、ある程度の係合力を持たせることによって、スラット20を決められた各回転角度状態に維持する拘束力とすることができる。バネ42による付勢力を調整することで係合力を調整することも可能であり、バネ42による付勢力によって係合を確実なものとして、明確なクリック感を操作棒24に伝達することができ、拘束力とすることもできる。回転体36の係合部36bと第1受体38、第2受体40の被係合部38a、40aとの係合/係合解除は、回転軸の軸方向の移動を利用して行うために、ヘッドボックス12の長手方向を利用することができ、ブラインドの大型化を招くことがない。
また、この実施形態では、スラット20の水平状態と略垂直状態の各回転角度状態において、当接面36cと被当接面38c、40cとの当接によって回転軸14の回転が規制されるため、スラット20の所定回転範囲以上の回転を阻止することができる。こうして、所望の回転範囲にスラット20の回転を抑えることで、スラット20やラダーコード18に無理な負荷がかかることを防止することができる。
回転体36に係合部36bと当接面36cの両方を形成しているため、停止させたい回転角度と回転を規制したい回転範囲との関係を保持することができ、停止させたい回転角度と回転を規制したい回転範囲との間でズレの発生を抑えることができる。
尚、この実施形態では、第1受体38と第2受体40とは別の部材となっていたが、一体部品で構成することも可能である。しかしながら、第1受体38と第2受体40とを別部品とする場合には、第2受体40に対する第1受体38の角度を調整することによって、スラット20の停止させたい回転角度及び/又はスラット20の規制したい回転範囲を変化させることができる。そのため、第2受体40は第1受体38を回動可能に支承することができるようになっている。
例えば、図8に示すように、ブラインド10自体が傾斜して取り付けられている場合などで、スラット20の回転範囲を水平状態(図8(a))から全閉状態(図8(c))までの範囲とする場合、傾斜角度分だけ回転範囲は変化し、スラット20の水平状態において、スラット20はヘッドボックス12に対して傾斜角度分だけ傾斜することになる。
このような場合には、図9に示すように第1受体38を第2受体40に対して回動して、第1受体38の被当接面38cと第2受体40の被当接面40cとのなす角度を変化させることで、回転体36の回転範囲を変化させることができる。この場合でも、水平状態から45度回転した回転角度状態で係合部36bの1つが被係合部38aに係合するので、クリック感を発生させることができ、この角度状態でスラット20を確実に停止させることができる。また、この係合力をスラット20を決められた各回転角度状態に維持する拘束力とすることもできる。
以上の第1受体38の第2受体40に対する角度調整は、例えば、図10に示すように、第1受体38のケース32に対する固定位置を変更することで行うことができる。図10(a)は、ケース32の図示を省略した状態であり、第1受体38の端面に複数の取付孔38dが穿設されている。図示の例では、細かな調整角度を可能とするために、2列の同心円上に複数の取付孔38dが形成されており、2列の取付孔38dに対応して、ケース32の端面には、2列の取付孔32aが形成されている。2列の取付孔32aのいずれの列の取付孔32aと、多数の中のいずれかの取付孔38dとを整合させて取付ネジ44で取り付けることによって、第1受体38をケース32に固定することができる。
また、調整角度を分かり易くするために、第1受体38の周縁に沿って角度を表示する角度表示部38eが設けられており、ケース32の端面には、インジケータ32bが設けられている。操作者は、ケース32から露出する第1受体38の角度表示部38eとインジケータ32bとの関係を視認することによって、角度を調整することができる。
図11は、第1受体38の位置調整を簡単にすることができるようにした本発明の他の実施形態を表す要部の図であり、分かり易くするために、第1受体38と第2受体40を主として示している。第1受体38の突出部38bの外周面にウォームホイール部38fが形成されており、ウォームホイール部38dに噛合うウォーム46がケース32内で軸支されている。ウォーム46の一部はヘッドボックス12に穿設された開口12aを通して駆動可能となっており、外部から工具を用いてウォーム46を回転させることによって、第2受体40に対する第1受体38の角度を調整することができるようになっている。
図12は、第1受体38の位置調整を簡単にすることができるようにした本発明のさらに他の実施形態を表す要部の図であり、分かり易くするために、第1受体38と第2受体40を主として示している。第1受体38の突出部38bの外周面にギヤ38gが形成されており、ギヤ38gに噛合う調整ダイヤル48がケース32内で軸支されている。調整ダイヤル48の一部はヘッドボックス12に穿設された開口12aを通して駆動可能となっており、外部から調整ダイヤル48を回転させることによって、第2受体40に対する第1受体38の角度を調整することができるようになっている。
以上の実施形態では、スラット20の許容の回転範囲が略90度からそれ以下であり、回転範囲の途中でクリック感を発生させる箇所は1箇所であったが、許容の回転範囲は90度以上にすることも勿論可能である。回転範囲が広い場合、回転範囲の途中でスラット20を停止させたい回転角度は2つ以上とすることができる。
図13〜16は、回転範囲が略180度となった場合のスラット回転制御機構30の例であり、回転体36の突出部36aの中心角は略180度となっており、突出部36aの軸方向に向いた端面には、互いに円周方向に45度角度離間して3つの係合部36bが形成される。
また、ケース32に固定される非回転体50の軸方向に直交する端面に被係合部50aが形成されており、被係合部50aと180度離間した位置に回転体36の方へと突出する突出部50bが形成され、突出部50bの円周方向に直交する両端面が被当接面50c、50cとなっている。また、第2受体40は設けられていない。
以上のように構成されるスラット回転制御機構30が設けられたブラインドにおいては、スラット20の回転範囲が、スラット20の水平状態からスラット20が奥側に回転して全閉状態である略垂直状態となるまでの約90度と、スラット20の水平状態からスラット20が手前側に回転して全閉状態である略垂直状態となるまでの約90度と、の合わせて約180度としており、その回転範囲の水平状態と途中の奥側と手前側の45度の角度でスラット20を停止させることができるようにする。そのため、図16(a)に示すように、スラット20が水平状態においては回転体36の中央の係合部36bが非回転体50の被係合部50aに係合している。そして、操作棒24を操作して回転軸14を奥側または手前側のいずれかに回転させると、係合部36bと被係合部50aとの係合が解除し、バネ42の弾性力に抗して回転体36は非回転体50からわずかに離反して同じ方向に回転する。そして、図16(b−1)または図16(b−2)に示すように、45度回転すると、回転体36の別の係合部36bが被係合部50aに係合する。その係合が回転軸14を介して操作棒24にクリック感として伝達されるので、操作者は、45度回転位置に達したことが分かり、操作を停止することができる。この位置で操作を停止すると、スラット20は45度回転した状態で停止することができる。こうして、予め決められた角度でスラット20を停止させることができる。
さらに操作棒24を操作すると、回転軸14がさらに回転し、回転軸14の回転に伴い、回転体36の係合部36bと被係合部50aとの係合が解除し、バネ42の弾性力に抗して回転体36は非回転体50からわずかに離反して同じ方向に回転する。そして、スラット20が略垂直状態になると、図16(c−1)または図16(c−2)に示すように、回転体36の一つの当接面36cが非回転体50の一つの被当接面50cに当接するので、それ以上のスラット20の回転は阻止される。図16(c−1)または図16(c−2)から操作棒24を反対方向に操作すると、回転軸14が反対方向に回転して、先と反対に移動するが、スラット20が水平状態になると、中央の係合部36bが非回転体50の被係合部50aに係合して、操作棒24にクリック感を伝達することができる。
こうして、この実施形態でも前実施形態と同様の作用・効果が得られる。
なお、以上の実施形態では被係合部50aを1箇所のみ形成したが、被係合部50aから円周方向の時計回り及び反時計回りにおけるそれぞれ90度の位置に別の被係合部を形成することができる。その場合には、スラットが略垂直状態になった時にも、係合部36bが別の被係合部に係合して、操作棒にクリック感を伝達することができる。
本発明の実施形態によるブラインドの全体正面図である。 図1のブラインドに設けられるスラット回転制御機構の斜視図である。 図2のスラット回転制御機構の主要部品の分解斜視図である。 (a)〜(d)はスラット回転制御機構の作用を表す斜視図であり、(a)はスラットの水平状態、(b)は水平状態から回転した状態、(c)は45度回転した状態、(d)は略垂直状態に対応する。 (a)〜(d)はスラット回転制御機構の作用を表す平面図であり、(a)はスラットの水平状態、(b)は水平状態から回転した状態、(c)は45度回転した状態、(d)は略垂直状態に対応する。 (a)〜(c)はスラット回転制御機構の作用を表す図5(a)の6−6線に沿って見た断面図であり、(a)はスラットの水平状態、(b)は45度回転した状態、(c)は略垂直状態に対応する。 (a)〜(c)はブラインドの側面図であり、(a)はスラットの水平状態、(b)は45度回転した状態、(c)は略垂直状態に対応する。 (a)〜(c)は傾斜して取り付けられたブラインドの側面図であり、(a)はスラットの水平状態、(b)は45度回転した状態、(c)は略垂直状態に対応する。 図8のスラット回転制御機構の作用を表す断面図であり、(a)はスラットの水平状態、(b)は45度回転した状態、(c)は略垂直状態に対応する。 第1受体と第2受体の位置調整を表す図であり、(a)はケースの図示を省略した側面図、(b)及び(c)はケースを含めた側面図である。 第1受体の位置調整を行う本発明の他の実施形態を表す要部の図である。 第1受体の位置調整を行う本発明の他の実施形態を表す要部の図である。 スラットの回転範囲を約180度とした場合のスラット回転制御機構の主要部品の分解斜視図である。 スラットの回転範囲を約180度とした場合のスラット回転制御機構の斜視図である。 スラットの回転範囲を約180度とした場合のスラット回転制御機構の平面図である。 スラットの回転範囲を約180度とした場合のスラット回転制御機構の作用を表す図15の16−16線に沿って見た断面図であり、(a)はスラットの水平状態、(b−1)、(b−2)は45度回転した状態、(c−1)、(c−2)は略垂直状態に対応する。
符号の説明
10 ブラインド
12 ヘッドボックス
14 回転軸
18 ラダーコード
20 スラット
24 操作棒(操作部)
36 回転体
36b 係合部
36c 当接面
38 第1受体(非回転体)
38a 被係合部
38c 被当接面
40 第2受体(非回転体)
40a 被係合部
40c 被当接面
42 バネ(弾性体)
50 非回転体
50a 被係合部
50c 被当接面

Claims (7)

  1. ヘッドボックス(12)と、ヘッドボックス(12)内で回転可能に軸支された回転軸(14)と、回転軸(14)に連結されるラダーコード(18)によって支持されて該回転軸の回転に連動して回転動作を行うスラット(20)と、前記回転軸(14)を回転駆動する操作部(24)と、を備えたブラインドにおいて、
    回転軸(14)と共に一体回転可能となっており、係合部(36b)と、円周方向に直交する当接面(36c)とを有する回転体(36)と、
    回転不能に配設されて、前記係合部(36b)と係合可能な被係合部(38a、40a、50a)と、前記当接面(36c)が当接可能な被当接面(38c、40c、50c)とを有する非回転体(38、40、50)と、
    を備え、前記係合部(36b)と前記被係合部(38a、40a、50a)とが係合することによって、予め決められたスラットの回転角度で前記操作部(24)にクリック感を伝達することができ、前記当接面(36c)が前記被当接面(38c、40c、50c)に当接することによって、スラットの所定回転角度以上の回転を規制することを特徴とするブラインド。
  2. 前記非回転体(38、40)は、1個以上の前記被係合部(38a、40a)を有し、その少なくとも一部の被係合部(38a)の位置は、回転軸(14)の軸周りに位置調整可能であることを特徴とする請求項1記載のブラインド。
  3. 前記回転体(36)の前記当接面(36c)は、円周方向に離間した一対の当接面であり、前記非回転体は、一方の当接面に当接可能となった被当接面を有する第1受体(38)と、他方の当接面に当接可能となった第2受体(40)とからなり、第1受体(38)と第2受体(40)とは相対位置が調整可能となっており、これにより第1受体(38)の被当接面(38c)と第2受体(40)の被当接面(40c)の円周方向の距離が調整可能であることを特徴とする請求項1または2記載のブラインド。
  4. ヘッドボックス(12)と、ヘッドボックス(12)内で回転可能に軸支された回転軸(14)と、回転軸(14)に連結されるラダーコード(18)によって支持されて該回転軸の回転に連動して回転動作を行うスラット(20)と、前記回転軸(14)を回転駆動する操作部(24)と、を備えたブラインドにおいて、
    回転軸(14)と共に一体回転可能となっており、係合部(36b)を有する回転体(36)と、
    回転不能に配設されて、前記係合部(36b)と係合可能な被係合部(38a、40a)を有する非回転体(38、40)と、
    を備え、前記係合部(36b)と前記被係合部(38a、40a)とが係合することによって、予め決められたスラットの回転角度で前記操作部(24)にクリック感を伝達することができ、前記被係合部(38a、40a)は位置調整可能に設けられることを特徴とするブラインド。
  5. 前記回転体(36)と非回転体(38、40)とは、弾性体(42)によって常時両者が接近する方向に付勢されており、係合部(36b)と被係合部(38a、40a)との係合が解除されたときに、弾性体(42)の付勢力に逆らって両者が離反することを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載のブラインド。
  6. 前記回転体(36)の係合部(36b)及び非回転体(38、40)の被係合部(38a、40a)は、回転軸(14)の軸方向に直交して互いに対向する面に形成されることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載のブラインド。
  7. ヘッドボックス(12)と、ヘッドボックス(12)内で回転可能に軸支された回転軸(14)と、回転軸(14)に連結されるラダーコード(18)によって支持されて該回転軸の回転に連動して回転動作を行うスラット(20)と、前記回転軸(14)を回転駆動する操作部(24)と、を備えたブラインドにおいて、
    回転軸(14)と共に一体回転可能となっており、一対の円周方向に離間した当接面(36c、36c)を有する回転体(36)と、
    回転不能に配設されて、前記一対の当接面(36c、36c)にそれぞれ当接可能な一対の被当接面(38c、40c)を有する非回転体(38、40)と、
    を備え、前記当接面(36c、36c)と前記被当接面(38c、40c)とが当接することによって、スラット(20)の所定回転角度以上の回転を規制することができ、前記一対の被当接面(38c、40c)の円周方向の距離は調整可能に設けられることを特徴とするブラインド。

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