JP5069609B2 - 誤接続防止装置 - Google Patents
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Description
本願で提案する誤接続防止装置は、従来、知られていたものではなく、今般発明者が鋭意研究の結果、独自の課題に基づいて新たに開発したものである。
1 継手部材の構成
図1に示すように、継手部材1は、概略、ホース2が接続されるコネクタ4、コネクタ4に連結される筒状本体5、筒状本体5内で軸線方向に移動自在な作動部材6、筒状本体5の外周部位で軸線方向に移動自在なスリーブ部材7、及び前記筒状本体5の非コネクタ側に位置され、スリーブ部材7の内径面で、軸径方向の位置が規制されるロック用ボール8を備えて構成されている。継手部材1には、前記筒状本体5と一体とされるカバー部材9と、前記ロック用ボール8を先端側から位置決めする先端部材10が設けられている。そして、コネクタ4と作動部材6との間には、コネクタ4に対して作動部材6を先端側に付勢する付勢部材である第1コイルバネ11が設けられ、カバー部材9とスリーブ部材7との間には、カバー部材9に対してスリーブ部材7を先端側に付勢する付勢部材である第2コイルバネ12が設けられている。
プラグ3は、プラグ本体と継手部材1が接続される接続部13とを備えて構成され、軸線方向の先端から基端に渡る内部流体流路30を備え、接続部13の基端から先端側に向けて第1環状部14、ロック用ボール8を受け入れるロック溝部15及び第2環状部16を備えて構成されている。
同図に示す例では、第1環状部14と第2環状部16とは同径に構成されており、ロック溝部15は概略三角形状の溝として構成されている。
さらに、このプラグ3は、第1環状部14より基端側にこの環状部より大径の小径部17を備えている。そして、さらに、その基端側にさらに大径のプラグ本体を備えている。
この小径部17及びプラグ本体と、先に説明したスリーブ部材7との関係は、図3からも判明するように、小径部17の外径がスリーブ部材7の内径より小さく、プラグ本体の外径がスリーブ部材7の外径より大きく設定されており、開放状態においてスリーブ部材7が突出された場合に、前記スリーブ部材7が小径部17に外嵌するように構成されている。
プラグ3への継手部材1の接続操作に際しては、作業者は、継手部材1のカバー部材9を持って、プラグ3を継手部材1の内部に進入させる。この状態で、継手部材1は、図1に示す閉止状態にある。進入操作において、プラグ3の先端は作動部材6の先端に当接し、作動部材6を押し込む。この状況で、継手部材1は、図1に示す閉止状態から、図3に示す開放状態に切換られるのであるが、プラグ3の進入に伴って、ロック用ボール8がロック溝部15に嵌り込むと、ロック用ボール8によるスリーブ部材7の基端側への位置保持が解除され、スリーブ部材7は先端側に突出する。この状態が、図3に示される状態、即ち、開放状態である。
プラグ3からの継手部材1の解除に際しては、作業者は、継手部材1のスリーブ部材7を持って、このスリーブ部材7を継手部材1の基端側に移動させる。移動前の状態で、継手部材1は、図3に示す開放状態にある。移動操作において、スリーブ部材7は第2コイルバネ12の付勢力に抗して基端側に移動されるとともに、ロック用ボール8が第1規制面7aに相対する位置に来ることで、ロック用ボール8をロック溝部15から離脱させることが可能となり、スリーブ部材7は基端側に復帰するとともに、継手部材1をプラグ3から分離させることができる。この状態が、図1に示される状態、即ち、閉止状態である。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、これまで説明してきたような継手部材をプラグに接続するホース接続構造に採用することができ、ホースのプラグに対する直接接続に関しては、これを阻止でき、継手部材のプラグに対する接続に関しては、これを良好に行える誤接続防止装置を提供する点にある。
ホースが接続されるコネクタ、前記コネクタに連結される筒状本体、前記筒状本体内で軸線方向に移動自在な作動部材、前記筒状本体の外周部位で軸線方向に移動自在なスリーブ部材、及び前記筒状本体の非コネクタ側に位置され、前記スリーブ部材の内径面で、軸径方向の位置が規制されるロック用ボールを備え、前記スリーブ部材の軸線方向における非コネクタ側部位に前記ロック用ボールを外径側位置に規制する第1規制面と、当該第1規制面よりコネクタ側に設けられ前記ロック用ボールを内径側位置に規制する第2規制面とを備えて構成され、前記ロック用ボールが前記第1規制面により径方向移動を規制され、前記作動部材が非コネクタ側に移動した閉止姿勢で、非コネクタ側である継手先端からの流体の流出が停止される閉止状態と、前記ロック用ボールが前記第2規制面により径方向移動を規制され、前記作動部材がコネクタ側に移動した開放姿勢で、前記継手先端からの流体の流出が許容される開放状態との間で、切換自在に構成される継手部材を、
プラグ本体と前記継手部材が接続される接続部とを備えて構成され、軸線方向の先端から基端に渡る内部流体流路を備え、前記接続部の基端から先端側に向けて第1環状部、前記ロック用ボールを受け入れるロック溝部及び第2環状部を備えたプラグに接続するホース接続構造に使用する誤接続防止装置であって、
プラグの第1環状部及び第2環状部に渡って外径側に装着可能に構成されるとともに、軸線方向における先端側から基端側への継手部材の進入を許容する構成で、
筒状筺体と、先端側から基端側に向けての前記ホースの進入において、前記ホースの進入を阻止する阻止機構とを備えて構成され、
前記阻止機構が、先端側から基端側に向けての前記継手部材の進入において外径側に引退して前記継手部材の進入を許容する構成で、前記継手部材を前記プラグに接続する接続操作において、前記継手部材が前記プラグに到達して、両者の接続を許容する点にある。
この構成では、接続解除部材を備えることで、この部材の操作で接続を解除できる。本願にあっては、誤接続防止部材がプラグに装着され、継手部材とプラグとの接続が完了した状態では、継手部材のスリーブ部材は、その全体が装置内に位置する場合がある。この場合、継手部材とプラグとのスリーブ部材を介しての接続解除が行えなくなるが、接続解除部材を設けることで、良好に接続解除を行える。
このように構成することで、継手部材とプラグとの接続が確立した状態で、この状態における接続解除部材の位置決めを確実に行える。
この構成は、接続解除部材を基端側端面部材として構成する例であり、基端側からこの部材を操作することで、継手部材とプラグとの接続を解除できる。
前記接続解除部材が、装置内部から外部に伸びる突出操作部を備えた部材であり、突出操作部が先端側に移動操作されることで、前記両者の接続が解除されることにある。
この構成は、接続解除部材を装置内部から外部に伸びる突出操作部を備えた部材として構成する例であり、装置内部の例えば外径側に伸びて配設される突出操作部を操作することで、継手部材とプラグとの接続を解除できる。
前記継手部材の進入において、前記付勢部材が働く状態で、前記先端側部材が外径側に揺動して、前記基端側部材を外径側に揺動させ、前記継手部材の進入を許容する点にある。
前記基端側部材がホースの進入を阻止する阻止姿勢にある状態で、前記基端側部材がプラグの前記接続部に当接し、阻止姿勢から更なる内径側への揺動が阻止されることにある。
この構成により、ホースの進入において基端側部材の内径側への更なる揺動が阻止され、確実にホースの進入を阻止できる。
前記弾性部材に、先端側に位置する継手部材当接部と基端側に位置するホース当接部とが設けられ、
前記ホースが先端側から基端側に向けて進入する誤進入状態で、ホースが前記ホース当接部に当接してホースの進入が阻止され、
前記継手部材が先端側から基端側に向けて進入する正常進入状態で、継手部材が前記継手部材当接部に当接して、前記ホース当接部を外径側に引退させ、前記継手部材が前記プラグに接続する接続位置までの進入が許容される点にある。
この構成を採用することで、作業者は、接続解除操作を接続解除用操作部を軸線方向に移動させて行える。
この構成を採用することで、センサ部材で継手部材とプラグとの接続状態を検出し、例えば、その検出結果を外部出力できる。
本願に係る誤接続防止装置50は、これまで接続してきたプラグ3と継手部材1をセットとするホース接続構造において、プラグ3側に装着されて使用され、その装着状態で、継手部材1のプラグ3への接続を許容し、ホース2(具体的にはガスホース)が直接プラグ3に接続されるのを阻止する。
また、継手部材1とプラグ3の構造に関しては、先に背景技術の項で説明したと同様であるため、必要な場合に、その構造を追加説明する。
1 第1の実施形態
1−1 構造
本例の構造及び継手部材の接続状態を示したのが図4、5であり、接続操作を段階的に示したのが図6であり、ホースの進入阻止を示したのが図7である。
図4(a)は、誤接続防止装置50の側面図(装置50をその軸径方向から見たもの)である。図4(b)は、装置50の断面図であり、図4(c)は、装置50の分解斜視図である。さらに、図5(a)(b)は、装置50がプラグ3に装着された状態を、断面で示しており、継手部材1が装置50内に進入してプラグ3に接続される状態を二点鎖線で示している。図5(a)は進入時の状態を、図5(b)は接続時の状態を示している。
継手部材1に関して、ホース2が接続される側を基端側、そのホース接続側とは反対側のプラグ3に接続される側を先端側とする。図5(b)において、右側が継手部材1の基端側、左側が先端側となる。
プラグ3に関して、この種のプラグ3はガス機器等に設けられるため、そのガス機器側を基端側、そのガス機器側とは反対側の継手部材1が接続される側を先端側とする。図5(a)において、左側がプラグ3の基端側、右側が先端側となる。
誤接続防止装置50に関して、この種の誤接続防止装置50はプラグ3に装着して使用されるため、プラグ3と同様の定義を使用するものとし、プラグ3の基端側を誤接続防止装置50の基端側、プラグ3の先端側を誤接続防止装置50先端側とする。図5(a)において、左側が誤接続防止装置50の基端側、右側が先端側となる。
筒状筐体
筒状筐体51は、図4に示すように概略円筒状の部材として構成されており、筒状本体部53、基端側端面部材54及び先端側端面部材55を備えて構成されている。
筒状本体部53は、図4(c)から判明するように軸線方向の端面に夫々備えられた揺動支点形成部53aと基端側端面部材54に嵌り込む基端側筒状突出部53bとを備えて構成されている。これら三部材53,54,55は、組み合わせ状態で円筒形を成すように構成されている。筒状本体部53と基端側端面部材54とは、軸線方向に摺動自在に構成されており、プラグ3に単に誤接続防止装置50が装着された状態では、筒状本体部53に対して基端側端面部材54は、その径方向において、その全面が筒状本体部53に当接する姿勢(図6(a)〜(d)に示す姿勢)を取る。一方、プラグ3と継手部材1との接続が完了した状態では、筒状本体部53に対して基端側端面部材54は、軸線方向基端側に相対移動しており、後述する内側延出部54bのみ摺接する姿勢(図6(e)に示す姿勢)を取るように構成されている。そして、継手部材1をプラグ3から解除操作する場合は、この基端側端面部材54を軸線方向に筒状本体部53に押し込むことで、両部材3,1の解除を行える構成が採用されている。即ち、この基端側端面部材54は、本願における接続解除部材として働く。
これに対して、先端側端面部材55は筒状本体部53と一体化されており、軸線方向に摺動移動することはない。
この阻止機構52は、図4(b)(c)に示すように、周方向で均等に三つ設けられている。この阻止機構52の数は、必要に応じて一対としたり、それ以上としてもよい。
さて、阻止機構52は、基端側部材56、先端側部材57及び付勢部材58を備えて構成されている。基端側部材56は、図4(c)からも判明するように、単一の板材を折り曲げて相対向する一対の部位を備えた構成とされている。この一対の部位間に、同じく板状部材である先端側部材57の一部が進入する構成とされている。
基端側部材56は、筒状本体部53の基端側に設けられた揺動支点形成部53aに揺動軸59を介して揺動自在に支持される。従って、軸線方向における基端側の筒状筺体部位に揺動支点を有する構成となる。
先端側部材57は、筒状本体部53の先端側に設けられた揺動支点形成部53aに揺動軸59を介して揺動自在に支持される。従って、軸線方向における先端側の筒状筺体部位に揺動支点を有する構成となる。
そして、両部材56,57は、揺動支点間の中間部位で別異の揺動可能な接続支点60を介して揺動自在に連結されている。結果、図5(a)(b)に示すように、両部材56,57は3支点59,60,59から支持される状態で揺動可能である。
付勢部材58は、単純なコイルスプリングから構成されており、図示されているように、先端側部材57を、その揺動支点の外径側位置から先端側部材57と基端側部材56との接続支点を内径側に移動するように揺動付勢する。従って、この付勢力により、基端側部材56も内径側に移動した揺動姿勢を取る。
結果、図7に示すように、継手部材1が誤接続防止装置50内に進入されない状態(単なるプラグ3への装着状態)にあっては、このコイルスプリング58により先端側部材57を介して基端側部材56を内径側に付勢する付勢状態で、この基端側部材56がホース当接部56aによりホース2の進入を阻止可能な阻止姿勢に維持することができる。
一方、継手部材1の進入に関しては、コイルスプリング58が働く状態で、先端側部材57は図5(a)に示す姿勢をとるが、この状態で、先端側部材57の揺動支点と接続支点との間に設けられる継手部材当接部57aがスリーブ部材7の外径先端に当接するように構成されている。この当接部位57aは、スリーブ部材7の当接部位57aへの当接により、当該先端側部材57及び基端側部材56をともに揺動支点回りに外径側に揺動移動させ、継手部材1の進入を許容するように構成されている。
結果、阻止機構52は、継手部材1をプラグ3に接続する接続操作において、当該阻止機構52が外径側に引退して、継手部材1とプラグ3との接続を許容するように構成されている。
以下、図6、図7に基づいて、本例の誤接続防止装置50がプラグ3に装着された状態での継手部材1及びホース2の接続操作に関して説明する。
図6は、プラグ3に継手部材1が接続される状態(この状態を本願では正常進入状態と呼ぶ)の説明図であり、図7は、プラグ3に直接ホース2が接続されようとする状態(この状態を本願では誤進入状態と呼ぶ)の説明図である。
正常進入状態
図6(a)〜(e)は、この接続操作を経時的に図示したものである。
図6(a)
図6(a)は、接続操作の初期状態を示している。継手部材1はプラグ3との関係で、非接続状態にあり、この状態で、阻止機構52においては、先端側部材57及び基端側部材56は、共に、付勢部材58に付勢された状態で、両者の接続支点が内径側に位置する姿勢をとり、先端側部材57の継手部材当接部57aは、内径側に位置されている。
同図に示すように、継手部材1の進入操作において、継手部材1の先端外径部位が、阻止機構52を成す先端側部材57に当接する。
図6(b)は、継手部材1の進入がさらに進んだ状態を示しており、継手部材1の進入に伴って、基端側部材56及び先端側部材57が共にその揺動支点回りに揺動し、これら両部材56、57が軸線方向において、ほぼ直線となった状態を示している。この状態で、阻止機構52は、継手部材1の誤接続防止装置50内への進入を完全に許容する状態となる。この図では、継手部材1の先端は、まだプラグ3の先端位置まで到達していない。
図6(c)
図6(c)は、継手部材1の進入がさらに進んだ状態を示しており、阻止機構52による継手部材1の誤接続防止装置50内への進入を許容する状態で、継手部材1の先端が、第2環状部16に到達している。
図6(d)
図6(d)は、継手部材1の進入がさらに進んだ状態を示しており、阻止機構52による継手部材1の誤接続防止装置50内への進入を許容する状態で、継手部材1の先端が、基端側端面部材54に設けられた内側延出部54bに当接しようとする状態を示している。この状態から、継手部材1の進入がさらに進むと、継手部材1の進入に伴って、基端側端面部材54が筒状本体部53に対して、基端側に摺動し、基端側端面54が筒状本体部53に対して離間することとなる。この状態で、未だ、プラグ3と継手部材1との接続、即ち、ロック用ボール8のロック溝部15への落ち込みは発生していない。
図6(e)
図6(e)は、継手部材1の進入がさらに進んだ状態を示しており、プラグ3と継手部材1との接続が完了して状態を示している。即ち、同図に示す位置関係で、ロック用ボール8はロック溝部15へ落ち込み、継手部材1のプラグ3への接続が完了する。この状態で阻止機構52は、継手部材1の誤接続防止装置50内への進入を許容する状態に維持されている。そして、基端側端面部材54が筒状本体部53に対して離間する状態となる。
図7に示すように、ホース2が直接、誤接続防止装置50内に進入されると、この状態で、阻止機構52においては、先端側部材57及び基端側部材56は、共に、付勢部材58に付勢された状態で、両者の接続支点が内径側に位置する姿勢をとり、基端側部材56のホース当接部56aは、内径側に位置されている。結果、同図に示すように、ホース2の進入操作において、ホース2は、ホース当接部56aに当接し、ホース2の進入が基端側部位56により阻止される。
2−1 構造
本例の構造及び継手部材1の接続状態を示したのが図8,9であり、接続操作を段階的に示したのが図10であり、ホース2の進入阻止を示したのが図11である。
図8(a)は、誤接続防止装置60の側面図(装置60をその軸径方向から見たもの)である。図8(b)は、装置60の断面図であり、図8(c)は、装置60の分解斜視図である。さらに、図9(a)(b)は、装置60がプラグ3に装着された状態を断面で示しており、継手部材1が装置60内に進入してプラグ3に接続される状態を二点鎖線で示している。図9(a)は進入時の状態を、図9(b)は接続時の状態を示している。
筒状筐体
筒状筐体61は、図8に示すように概略円筒状の部材として構成されており、筒状本体部63と先端側端面部64を備えて構成されている。
図8、9から判明するように筒状本体部63には、その先端側から穿たれた凹部63bが備えられており、先端側端面部64の軸線方向延出部64bが嵌り込む構成が採用されている。筒状本体部63と先端側端面部64は、図8(a)に示すように、組み合わせ状態で円筒形を成すように構成されている。さらに、この筒状本体部63には、その内周面に、本例において阻止機構62を成す弾性部材72を位置決め保持するための保持部63cが、周方向に均等に三つ設けられている。
筒状本体部63は、その基端端面の内径部位に円状の開口63aを備えており、プラグ3の筒状本体部63内への進入を許容するように構成されている。即ち、この開口63aは、プラグ3の第1環状部14、第2環状部16の外径より僅かに大きく構成されることで、プラグ3の進入を許容し、誤接続防止装置60をプラグ3に装着可能に構成されている。
また、筒状本体部63と先端側端面部64との組み付け状態で、筒状本体部63内には、接続解除部材65と、この接続解除部材65を先端側に付勢する付勢部材66とが収納される構成が採用されている。さらに、前記三つの凹部63b内には、軸線方向に伸びる摺動開口67が形成される構成が採用されており、この摺動開口67内に、接続解除部材65の突出操作部65aが軸線方向に摺動可能な状態で突出するように構成されている。プラグ3に単に誤接続防止装置60が装着された状態では、筒状本体部63に対して接続解除部材65は、軸線方向において、先端側に位置され、接続解除部材65の突出操作部65aが先端側端面部材64に当接する位置(図10(a)〜(d)に示す姿勢)を取る。一方、プラグ3と継手部材1との接続が完了した状態では、筒状本体部63に対して接続解除部材65は、軸線方向基端側に相対移動する位置(図10(e)に示す姿勢)を取るように構成されている。そして、継手部材1をプラグ3から解除操作する場合は、この接続解除部材65を軸線方向に先端側に移動させることで、継手部材1のスリーブ部材7を継手部材1の基端側へ押し込み、両部材1、3の解除を行える構成が採用されている。
この阻止機構62は、図8(b)(c)に示すように、周方向で均等に三つ設けられている。
本例の場合、阻止機構62は、一枚の帯状の弾性部材72から構成され、先に説明した筒状本体部63の保持部63cに外径側から保持される構成が採用されている。さらに、この弾性部材72は、図示するように、帯状の弾性板材をU字状に変形されるとともに、その内径側に位置される部位に、継手部材当接部72aおよびホース当接部72bを備えて構成されている。これら部位の、径方向及び軸線方向の位置に関して述べると、継手部材当接部72aはホース当接部72bに対して、外径側の先端側に位置され、ホース当接部72bは継手部材当接部72aに対して内径側の基端側に位置される。そして、ホース当接部72bの径方向における位置は、ホース2の外径より小さく設定されており、さらに、継手部材当接部72aのそれは、ホース2の外径より大きく設定されている。従って、ホース2が先端側から基端側に向けて進入する誤進入状態で、ホース2がホース当接部72bに当接してホース2の進入が阻止される。
阻止機構62は、この例の場合も、軸線方向における先端側から基端側に向けての継手部材1の進入において、継手部材1の進入を許容し、継手部材1をプラグ3に接続する接続操作において、当該阻止機構62が外径側に引退して、継手部材1が閉止姿勢から開放姿勢となるのを許容する構成とされている。
以下、図10、図11に基づいて、本例の誤接続防止装置60がプラグ3に装着された状態での継手部材1及びホース2の接続操作に関して説明する。
図10は、プラグ3に継手部材1が接続される状態(この状態を本願では正常進入状態と呼ぶ)の説明図であり、図11は、プラグ3に直接ホース2が接続されようとする状態(この状態を本願では誤進入状態と呼ぶ)の説明図である。
正常進入状態
図10(a)〜(e)は、この接続操作を経時的に図示したものである。
図10(a)
図10(a)は、接続操作の初期状態を示している。継手部材1はプラグ3との関係で、非接続状態にあり、この状態で、阻止機構62(72)は、自然状態に維持され、継手部材当接部72aが内径側に位置する姿勢をとっている。
同図に示すように、継手部材1の進入操作において、継手部材1の先端外径部位が、阻止機構62の継手部材当接部72aに当接する。
図10(b)は、継手部材1の進入がさらに進んだ状態を示しており、継手部材1の進入に伴って、継手部材当接部72aが外径側に移動されるとともに、ホース当接部72bも外径側に移動される。結果、この状態で、阻止機構62は、継手部材1の誤接続防止装置60内への進入を完全に許容する状態となる。この図では、継手部材1の先端は、まだプラグ3の先端位置まで到達していない。
図10(c)
図10(c)は、継手部材1の進入がさらに進んだ状態を示しており、阻止機構62による継手部材1の誤接続防止装置60内への進入を許容する状態で、継手部材1の先端が、第2環状部16に到達している。
図10(d)
図10(d)は、継手部材1の進入がさらに進んだ状態を示しており、阻止機構62による継手部材1の誤接続防止装置60内への進入を許容する状態で、継手部材1の先端が、接続解除部材65に当接した状態を示している。この状態から、継手部材1の進入がさらに進むと、継手部材1の進入に伴って、接続解除部材65が筒状本体部63に対して、基端側に摺動することとなる。この状態で、未だ、プラグ3と継手部材1との接続、即ち、ロック用ボール8のロック溝部15への落ち込みは発生していない。
図10(e)
図10(e)は、継手部材1の進入がさらに進んだ状態を示しており、プラグ3と継手部材1との接続が完了して状態を示している。即ち、同図に示す位置関係で、ロック用ボール8はロック溝部15へ落ち込み、継手部材1のプラグ3への接続が完了する。この状態で阻止機構62は、継手部材1の誤接続防止装置60内への進入を許容する状態に維持されている。そして、接続解除部材65が筒状本体部63の基端側へ寄った位置に保持される。
図11に示すように、ホース2が直接、誤接続防止装置60内に進入されると、この状態で、阻止機構62(72)においては、ホース当接部72bが、その自然状態位置である内径側位置に位置されるため、ホース2の進入がホース当接部72bにより阻止される。
以上説明した構成により、継手部材1のプラグ3への接続を良好に行えながら、ホース2が直接プラグ3に接続されるのを阻止することができる。
(1) センサ部材による接続状態の検出
図12、図13に、この構成の例を示した。
図12は、先に説明した第1実施形態の構造において、継手部材がプラグに接続された接続状態を検出するセンサ部材を備えた例である。この例では、接続状態で継手部材1のスリーブ部7が位置する位置に、接触型のセンサ部材120若しくは非接触型のセンサ部材121を設けることで、これらセンサ部材120、121からの出力で、継手部材1とプラグ3との接続状態を検出できる。
図13は、先に説明した第2実施形態の構造において、継手部材がプラグに接続された接続状態を検出するセンサ部材を備えた例である。この例では、接続状態で継手部材1のスリーブ部7が位置する位置を考慮して、センサ部材130としての一対の電極を設けている。この例では、一方の電極をスリーブ部材7の先端に接触する位置に、他方の電極をスリーブ部材の基端に接触する位置に、それぞれ設けている。そして、これら一対の電極間で導通が確立された場合に接続されたものとする。一対の電極間で導通が確立されない場合に、接続されていないものとする。このように構成することで、これらセンサ部材からの信号で継手部材1とプラグ3との接続状態を検出できる。
(2) 接続解除部材の構造
これまで説明した例にあっては、接続解除部材は、基本的に板状体から成るものとしてきた。しかしながら、この種の接続解除部材は、できるだけ、その操作性が高いことが好ましい。
図14〜図17に、接続解除部材の操作性を高めた例を示した。これら図からも判明するように、図14、16は、第1実施形態に対応する例であり、図15、17は、第2実施形態に対応する例である。これらの別実施形態にあっては、それぞれ、接続解除部材が、筒状筐体の外径側に伸びる接続解除用操作部を備えている。
図14、15に示す例では、接続解除部材が筒状筐体の外径側で軸線方向に伸びる接続解除用操作部140、150とされている。従って、これらの例では、接続解除操作部140、150を軸線方向に、基端側から先端側に操作することで、作業者は、継手部材1とプラグ3との解除を容易に行える。
図16、17に示す例では、第1実施形態の接続解除部材として働く基端側端面部材54の外径をさらに拡大し(この拡大部160が本願にいう接続解除用操作部となる)、第2実施形態における接続解除部材65の突出操作部の外周側に更なる円環部(この拡大部170が本願にいう接続解除用操作部となる)を設けたものである。従って、これらの例では、接続解除操作部160、170を軸線方向に、基端側から先端側に操作することで、作業者は、継手部材1とプラグ3との解除を容易に行える。
2: ホース
3: プラグ
7:スリーブ部材
8:ロック用ボール
14:第1環状部
15:ロック溝部
16:第2環状部
50:誤接続防止装置
51:筒状筺体
52:阻止機構
53:筒状本体部
54:基端側端面部材(接続解除部材)
55:先端側端面部材
58:付勢部材
60:誤接続防止装置
61:筒状筺体
62:阻止機構
65:接続解除部材
72:弾性部材(阻止機構)
Claims (11)
- ホースが接続されるコネクタ、前記コネクタに連結される筒状本体、前記筒状本体内で軸線方向に移動自在な作動部材、前記筒状本体の外周部位で軸線方向に移動自在なスリーブ部材、及び前記筒状本体の非コネクタ側に位置され、前記スリーブ部材の内径面で、軸径方向の位置が規制されるロック用ボールを備え、前記スリーブ部材の軸線方向における非コネクタ側部位に前記ロック用ボールを外径側位置に規制する第1規制面と、当該第1規制面よりコネクタ側に設けられ前記ロック用ボールを内径側位置に規制する第2規制面とを備えて構成され、前記ロック用ボールが前記第1規制面により径方向移動を規制され、前記作動部材が非コネクタ側に移動した閉止姿勢で、非コネクタ側である継手先端からの流体の流出が停止される閉止状態と、前記ロック用ボールが前記第2規制面により径方向移動を規制され、前記作動部材がコネクタ側に移動した開放姿勢で、前記継手先端からの流体の流出が許容される開放状態との間で、切換自在に構成される継手部材を、
プラグ本体と前記継手部材が接続される接続部とを備えて構成され、軸線方向の先端から基端に渡る内部流体流路を備え、前記接続部の基端から先端側に向けて第1環状部、前記ロック用ボールを受け入れるロック溝部及び第2環状部を備えたプラグに接続するホース接続構造に使用する誤接続防止装置であって、
プラグの第1環状部及び第2環状部に渡って外径側に装着可能に構成されるとともに、軸線方向における先端側から基端側への継手部材の進入を許容する構成で、
筒状筺体と、先端側から基端側に向けての前記ホースの進入において、前記ホースの進入を阻止する阻止機構とを備えて構成され、
前記阻止機構が、先端側から基端側に向けての前記継手部材の進入において、外径側に引退して前記継手部材の進入を許容する構成で、前記継手部材を前記プラグに接続する接続操作において、前記継手部材が前記プラグに到達して、両者の接続を許容する誤接続防止装置。 - 前記継手部材と前記プラグとが接続された接続状態において、軸線方向での移動操作により両者の接続を解除可能な接続解除部材を備え、前記接続解除部材が、前記軸線方向での移動操作により、前記スリーブ部材の先端を押圧移動させることで、両者の接続が解除される請求項1記載の誤接続防止装置。
- 前記継手部材と前記プラグとを接続する接続操作において、前記接続解除部材が先端側から基端側に移動し、前記ロック用ボールが前記ロック溝部に嵌り込んだ接続状態で、前記接続解除部材が位置決めされる請求項2記載の誤接続防止装置。
- 前記接続解除部材が、基端側に設けられる基端側端面部材であり、前記基端側端面部材が先端側に移動操作されることで、前記両者の接続が解除される請求項2又は3記載の誤接続防止装置。
- 前記接続解除部材が、装置内部から外部に伸びる突出操作部を備えた部材であり、突出操作部が先端側に移動操作されることで、前記両者の接続が解除される請求項2又は3記載の誤接続防止装置。
- 前記阻止機構が、軸周方向において複数設けられている請求項1〜5のいずれか一項記載の誤接続防止装置。
- 前記阻止機構が、軸線方向における基端側の筒状筺体部位に揺動支点を有する基端側部材と、先端側の筒状筺体部位に揺動支点を有し、前記基端側部材に接続支点で揺動自在に連結される先端側部材と、前記基端側部材を付勢状態で、当該基端側部材が前記ホースの進入を阻止可能な阻止姿勢に維持する付勢部材とを備えて構成され、
前記継手部材の進入において、前記先端側部材が外径側に揺動して、前記基端側部材を外径側に揺動させ、前記継手部材の進入を許容する請求項1〜6のいずれか一項記載の誤接続防止装置。 - 前記基端側部材がホースの進入を阻止する阻止姿勢にある状態で、前記基端側部材がプラグの前記接続部に当接し、阻止姿勢からの更なる内径側への揺動が阻止される請求項7記載の誤接続防止装置。
- 前記阻止機構が前記筒状筺体内に外径側から支持された弾性部材から構成され、
前記弾性部材に、先端側に位置する継手部材当接部と基端側に位置するホース当接部とが設けられ、
前記ホースが先端側から基端側に向けて進入する誤進入状態で、ホースが前記ホース当接部に当接してホースの進入が阻止され、
前記継手部材が先端側から基端側に向けて進入する正常進入状態で、継手部材が前記継手部材当接部に当接して前記ホース当接部を外径側に引退させ、前記継手部材が前記プラグに接続する接続位置まで進入が許容される請求項1〜6のいずれか一項記載の誤接続防止装置。 - 前記接続解除部材が、前記筒状筐体の外径側で軸線方向に伸びる接続解除用操作部を備えた請求項2〜5のいずれか一項記載の誤接続防止装置。
- 前記継手部材が装置内に進入し、前記継手部材が前記プラグに接続された接続状態を検出するセンサ部材を備えた請求項1〜10のいずれか一項記載の誤接続防止装置。
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